JPH0929166A - 塗布方法 - Google Patents

塗布方法

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JPH0929166A
JPH0929166A JP20272595A JP20272595A JPH0929166A JP H0929166 A JPH0929166 A JP H0929166A JP 20272595 A JP20272595 A JP 20272595A JP 20272595 A JP20272595 A JP 20272595A JP H0929166 A JPH0929166 A JP H0929166A
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JP
Japan
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coating
viscosity
web
coating liquid
soln
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JP20272595A
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English (en)
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Nobuo Hamamoto
伸夫 浜本
Yasushi Suga
康司 菅
Kenji Nakajima
賢二 中嶌
Masaaki Miyamoto
公明 宮本
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置形状を変更することなく、40cc/c
m・sec以下の低流量領域においても、液だれ現象を
発生することなく、薄層高速塗布により塗布速度を著し
く向上することのできる塗布方法を提供する。 【解決手段】 1層または2層以上の塗布液を連続的に
走行するウエブに自由落下塗布液膜を衝突させて塗布す
る方法において、全層あるいは任意層の塗布液の任意の
伸張速度における伸張粘度と、低剪断時における剪断粘
度の比を5以上100以下に調整する方法。更に調整の
方法としては、塗布液の重合度を7000以上1000
00以下にするか、塗布液のpHを調整するか、イオン
濃度を調整する方法がとられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特に写真用フィル
ム、写真用印画紙、磁気記録テープ、接着テープ、感圧
記録紙、オフセット版材等の製造において、連続走行し
ている帯状支持体(以下「ウエブ」と称する)に各種液
状組成物をカーテン塗布方式により付与する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カーテン塗布の基本技術については、特
公昭49−24133号、同49−35447号各公報
に記載がある。またエス・エフ・キスラー(S.F.Kisler)
は"AIChE Winter National Meeting"(1982)にカ
ーテン塗布の理論を開示しており、特にカーテン塗布方
式による塗布速度を律する現象として、主に次の3現象
について述べている。
【0003】 ウエブと塗布液間に微小気泡を巻き込
む現象(以下「エア同伴現象」と言う) ウエブと塗布液の接触線に液だまりが発生する現象
(以下「ヒール現象」と言う、特に高塗布量時に起き
る) ウエブに塗布液が付着せず、図2に示すような塗布
液1がウエブ2上で飛びはねる現象(以下「液だれ現象
13」と言い、同様高塗布量時に多い) 即ち上記の3現象によって塗布できなくなるのである。
【0004】このカーテン塗布の塗布限界速度を向上さ
せる試みとして種々の工夫が開示されている。 (1) 炭酸ガスにより、ウエブに同伴される空気層を
置換し、エア同伴現象を抑制する方法(特開昭62−1
86966号公報参照) (2) 静電場をウエブと塗布液間に作用させ、塗布液
の付着力を高め、エア同伴現象を抑制する方法(特開昭
62−197176号公報参照)等がある。
【0005】(3) またスライド面先端の形状、自由
落下塗布液膜のウエブへの着地点角度を規定し安定化を
計る方法もある(特開昭64−51179号公報参
照)。しかしながら、近年塗布速度が250m/min
以上の高速になり、カーテン塗布の塗布液量が高流量化
するにつれ、上記の「エア同伴現象」によるよりも「液
だれ現象」による塗布速度抑制が問題となってきた。
【0006】その対策としては、 (4) 低剪断時の粘度を調整する方法(特開平3−1
46172号公報参照) (5) 自由落下塗布液膜とウエブとの接触線形状を規
定する方法(特開平3−146171号公報参照)等が
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
3−146172号公報に記載の技術では、該公報の明
細書に記載されているように、塗布流量が塗布幅単位長
さ当たり4.0〜6.0cc/cm・secの範囲であ
り、その範囲には有効であるが、4.0cc/cm・s
ec以下の薄層高速塗布を行う低流量領域における液だ
れ現象抑制効果については検討されていなかった。
【0008】また特開平3−146171号公報に記載
の技術では、規定の接触線形状を得るために装置形状の
変更を必要とする場合がある。
【0009】本発明の目的は、上記の問題点を解消し、
装置形状を変更することなく、4.0cc/cm・se
c以下の低流量領域においても、液だれ現象を発生する
ことなく薄層高速塗布により塗布速度を著しく向上する
ことのできる塗布方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、 1層または2層以上の塗布液を連続的に走行するウ
エブに自由落下塗布液膜を衝突させて塗布する方法にお
いて、全層あるいは任意層の塗布液の任意の伸張速度に
おける伸張粘度と、低剪断時における剪断粘度との比を
5以上100以下に調整することを特徴とする塗布方
法。
【0011】 1層または2層以上の塗布液を連続的
に走行するウエブに自由落下塗布液膜を衝突させて塗布
する方法において、前記塗布液中に重合度が7000以
上100000以下の水溶性高分子を添加し、全層ある
いは任意層の塗布液の任意の伸張速度における伸張粘度
と、低剪断時における剪断粘度の比を、5以上100以
下に調整することを特徴とする塗布方法。
【0012】 前記伸張粘度と、低剪断時における剪
断粘度の比を調整する方法が、前記塗布液が高分子電解
質水溶液である場合、前記塗布液のpH調整をすること
を特徴とする前記又は前記記載の塗布方法。 前記伸張粘度と、低剪断時における剪断粘度の比を
調整する方法が、前記塗布液が高分子電解質水溶液であ
る場合、前記塗布液のイオン濃度調整をすることを特徴
とする前記又は前記記載の塗布方法。
【0013】によって達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明における伸張速度とは、伸
張流れ場における流れ方向の歪速度のことであり、伸張
粘度とは伸張流れ場における伸張応力を伸張速度で割っ
た値のことである。また、本発明において塗布液の低剪
断時における剪断粘度とは、剪断速度が10sec-1
時に測定した剪断粘度をいう。
【0015】本発明において伸張粘度/剪断粘度が5未
満の場合は限界速度が上昇せず、100を越えると均一
な塗布液調整が困難になる。高分子電解質としてはポリ
スチレンスルホン酸、ポリアクリル酸、ポリエクリル酸
とポリアクリルアミドの共重合体、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルアミン、ポリビニルアミンとポリNビニ
ルホルムアルデヒドの共重合体等が包含されるが、上記
高分子電解質以外のアニオン性高分子、カチオン性高分
子、アニオン性高分子とノニオン性高分子の共重合体及
びカチオン性高分子とノニオン性高分子の共重合体であ
ってもよい。
【0016】イオン濃度調整にはNaClをはじめとする塩
の添加が代表的であるが、必ずしもこれに限定されな
い。また水溶性高分子としては上記高分子電解質のほか
にポリエチレンオキサイド、ポリアクリルアミド、ポリ
Nホルムビニルアルデヒドが包含されるが、これら以外
のノニオン性高分子であってもよい。
【0017】本発明におけるウエブとしては、紙、プラ
スチックフィルム、レジンコーテッド紙、合成紙等が包
含される。プラスチックフィルムの材質は、例えば、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ
酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等のビニル
共重合体、6、6−ナイロン、6−ナイロン等のポリア
ミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−
2、6−ナフタレート等のポリエステル、ポリカーボネ
ート、セルローストリアセテート、セルロースダイアセ
テート等のセルロースアセテート等が使用される。
【0018】場合によってはゼラチン等の下塗層がウエ
ブ表面に施される。また、レジンコーティッド紙の被覆
に用いる樹脂としては、ポリエチレンをはじめとするポ
リオレフィンが代表的であるが、必ずしもこれに限定さ
れない。またレジンコーティッド紙表面は平滑面のみに
限らず、凹凸を有する粗面であってもよい。
【0019】また本発明における「塗布液」とは、その
用途に応じて種々の組成のものが含まれるが、例えば写
真感光材料におけるような、感光乳剤層、下塗層、保護
層、バック層等の塗布液;その他接着材層、着色層、防
錆層等の塗布液が挙げられ、それら塗布液は水溶性バイ
ンダーまたは有機バインダーを含有して成っている。ウ
エブ上への前記塗布液を付与する方法としては、エクス
トルージョンコート、カーテンコート等が利用でき、ま
た塗布液とウエブとの接触線近傍を溶解度の高い気体、
例えば二酸化炭素で充満させる方法(特開昭62−18
6966号公報、特開昭62−197176号公報参
照)、静電場をウエブと塗布液間に作用させ、塗布液の
付着力を高めて塗布する方法(特開昭62−19717
6号公報参照)、ウエブを塗布前に加熱して室温より高
い温度で塗布する方法(特開平1−21441号公報)
と併用してもよい。更にその他の方法も併用可能であ
る。
【0020】
【実施例】
(実施例−1,−2,−3,−4、比較例−1,−2)
本発明を実施例によって更に詳しく説明する。但し本発
明は本実施例にのみ限定されるものではない。ウエブと
して、 (A)ポリエチレンテレフタレートの塗布される面にゼ
ラチン下塗層を施したもの。 (B)ポリエチレンラミネートを施したレジンコーティ
ッド紙の塗布される面にゼラチン層を下塗したもの。
【0021】の二条件を選び塗布液として、 (1) アルカリ処理脱灰ゼラチン(新田ゼラチン(株)製) の水溶液濃度。 12重量% 増粘剤(高分子電解質):重合度4,100のポリスチレンスルホン酸 カリウム(三協化学(株)製) 440mg/リットル 界面活性剤:α−スルホコハク酸2−エチルヘキシルエステル −ナトリウム塩, 1.5g/リットル 染料 : 若干 pH : 水酸化ナトリウムで調整して pH6 (2) アルカリ処理脱灰ゼラチン(新田ゼラチン(株)製) の水溶液濃度。 12重量% 増粘剤(高分子電解質):重合度14,000のポリアクリル酸 (日本純薬(株)製ジュリマーAC10SH) 76mg/リッ トル 界面活性剤:α−スルホコハク酸2−エチルヘキシルエステル −ナトリウム塩 1.5g/リットル 染料 : 若干 pH : 水酸化ナトリウムで調整して pH6 (3) アルカリ処理ゼラチン(新田ゼラチン(株)製) の水溶液濃度 8重量% 増粘剤(高分子電解質):重合度4,100のポリスチレンスルホン酸 カリウム(三協化学(株)製) 900mg/リットル 界面活性剤:α−スルホコハク酸2−エチルヘキシルエステル −ナトリウム塩 1.5g/リットル 染料 : 若干 (4) アルカリ処理ゼラチン(新田ゼラチン(株)製) の水溶液濃度 3.7重量% 増粘剤(高分子電解質): 重合度11,000のポリエチレン オキサイド濃度 (和光純薬工業(株)製) 1.9重量% 界面活性剤:α−スルホコハク酸2−エチルヘキシルエステル −ナトリウム塩 1.5g/リットル を用意した。
【0022】また、塗布方法として図1に示すように塗
布液3,4が注液器9内部のマニホールド5,6からス
ロット7,8を経由した後自由落下液膜(カーテン膜)
11を形成してウエブ2上に付与される、いわゆるカー
テン方式を用いた、塗布液の自由落下距離は10cmで
あった。各塗布液に対し、伸張速度40,1000,4
000 1/秒における伸張粘度/剪断粘度の値を出し
てみると表1のようになる。
【0023】
【表1】
【0024】塗布液(1)と(3)に対しては何れも伸
張粘度/剪断粘度の比が5以下であり塗布適性がなく、
塗布液(2)においては伸長速度40sec-1より40
00sec-1に到る全域において、塗布液(4)におい
ては伸長速度1000sec-1より4000sec-1
かけて本発明の条件にかなっていることが判る。この条
件を前提にウエブ(A)に対し、塗布液の総流量3cc
/cm・s,について液だれ限界速度をしらべてみた。
結果を表2に示す。
【0025】
【表2】
【0026】ウエブ(A)に対し、比較例−1として塗
布液(1)の単層塗布のときは、液だれ限界速度は14
0m/minであったが、塗布液(2)の単層塗布の場
合は総流量3cc/cm・sに対して500m/min
以上であり、薄層塗布が可能であった。 又上層と下層
の塗布液がそれぞれ塗布液(1)と(2)とで流量比
2:1の場合、総流量3cc/cm・secの場合40
0m/minであり、又上層と下層の塗布液がそれぞれ
塗布液(2)と(1)とで流量比1:2の場合には、総
流量3cc/cm・secの場合500m/min以上
であり、薄層高速塗布が可能なことを示している。
【0027】ウエブ(B)に対し、比較例−2として塗
布液(3)の単層塗布と、実施例−4として塗布液
(4)の塗布をしてみた結果液だれの限界速度m/mi
nは表3のようになった。
【0028】
【表3】
【0029】ウエブ(B)に対し、塗布液の層流量4c
c/cm・sに対し、塗布液(3)の場合は360m/
min,ウエブ(B)に対し、塗布液(4)を用いた場
合は総流量4cc/cm・sに対し液なだれ限界速度は
420m/min,を示している。表1と表3とを総合
して、塗布液(4)は薄層塗布が可能であるが、塗布液
(3)は伸張速度1000に対しては安定であるが、伸
張速度4000に対しては不安定であることを示した。
即ち、本発明の塗布層の伸張粘度/剪断粘度は5以上が
望ましいことを示している。
【0030】(実施例−5,比較例−3)塗布液として (5) アルカリ処理脱灰ゼラチン(新田ゼラチン(株)製) の水溶液濃度 12重量% 増粘剤(高分子電解質): 重合度6,300のポリアクリル酸 (Aldrich Chemical Company Inc 製) 76mg/リットル 界面活性剤:α−スルホコハク酸2−エチルヘキシルエステル −ナトリウム塩 1.5g/リットル pH : 水酸化ナトリウムで調整 pH6 (6) アルカリ処理脱灰ゼラチン(新田ゼラチン(株)製) の水溶液濃度 12重量% 増粘剤(高分子電解質): 重合度14,000のポリアクリル酸 (日本純薬(株)製ジュリマーACIOSH) 76mg/リットル 界面活性剤:α−スルホコハク酸2−エチルヘキシルエステル −ナトリウム塩 1.5g/リットル pH :水酸化ナトリウムで調整して pH6 を用いた上記塗布液の伸張粘度と水剪断時の剪断粘度の
比を表4に示す。
【0031】但し、剪断粘度としては低剪断速度10s
ec-1の値を用いた。
【0032】
【表4】
【0033】表4より、比較例−3に相当する塗布液
(5)を用いた場合伸張速度40,1000,4,00
0(sec-1)に対し、伸張粘度/剪断粘度は5以下で
あり、一方塗布液(6)を用いた場合は何れの場合も5
以上であった。これは塗布液中に加えられた増粘剤の重
合度が7,000以下と以上によるものによると考えら
れる。
【0034】(実施例−6,比較例−4)塗布液として (7) アルカリ処理脱灰ゼラチン(新田ゼラチン(株)製) の水溶液濃度 12重量% 増粘剤: 平均重合度14,000のポリアクリル酸 日本純薬(株)製ジュリマーAC10SH) 76mg/リッ トル 界面活性剤:α−スルホコハク酸2−エチルヘキシルエステル −ナトリウム塩 1.5g/リットル pH :水酸化ナトリウム pH6 (8) 上記塗布液(7)に更に水酸化ナトリウムを加え pH8の ものを用いた。
【0035】この塗布液の伸張速度と低剪断時の剪断粘
度の比を表5に示す。但し剪断粘度としては低剪断速度
10sec-1の値を用いた。
【0036】
【表5】
【0037】表5より伸長速度16,160,1,60
0(sec-1)の場合の伸張粘度/剪断粘度がpH調整
した場合に明らかに変化していることが判る。
【0038】(実施例−7,比較例−5)塗布液として (9) アルカリ処理脱灰ゼラチン(新田ゼラチン(株)製) の水溶液濃度 8重量% 増粘剤: 平均重合度14,000のポリアクリル酸 日本純薬(株)製ジュリマーACIOSH) 3g/リットル pH : 水酸化ナトリウム+塩化ナトリウムで調整 pH6 ナトリウムイオン濃度 0.237モル/リットル (10) 上記(9)の塗布液 pH6に ナトリウムイオン濃度を更に加えて 0.437モル/リットル に調整したものを用い、この塗布液の伸長粘度と低剪断
時の剪断粘度の比を表6に示す。但し剪断粘度として低
剪断速度10sec-1の値を用いた。
【0039】
【表6】
【0040】表6より、伸張速度4,40,400,4
000(sec-1)の場合の伸張粘度/剪断粘度がイオ
ン濃度調整によって明かに変化していることが判る。
【0041】(実施例−8,比較例−6)塗布液として (11) アルカリ処理ゼラチン(新田ゼラチン(株)製) の水溶液濃度 14重量% 増粘剤: 平均重合度11,000の,ポリエチレンオキサイド (和光純薬工業(株)製) 5g/リットル (12) アルカリ処理ゼラチン(新田ゼラチン(株)製) の水溶液濃度 14重量% 増粘剤: 重合度45,000のポリエチレンオキサイド (和光純薬工業(株)製) 5g/リットル を用い、この塗布液の伸張粘度と低剪断時の剪断粘度の
比を表7に示す。但し剪断粘度は低剪断速度10sec
-1の時の値を用いた。
【0042】
【表7】
【0043】表7より伸張速度40,400,400
0,10,000(sec-1)の場合の伸張粘度/剪断
速度が水溶性高分子の重合度によって明らかに変化して
いることがわかる。
【0044】
【発明の効果】上記に示すように本発明の塗布方法によ
り、本発明の塗布液の調整方法により塗布液の伸張粘度
と水剪断時における剪断粘度の比を調整することが可能
となり液だれ限界速度を上昇させることができ薄層高速
塗布によって塗布速度が著しく向上をはかることが出来
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカーテン塗布要部を示す横断面図
【図2】カーテン塗布時の液だれ現象1例の拡大横断面
【符号の説明】
1 塗布液 2 ウエブ 3,4 塗布液 5,6 マンホールド 7,8 スロット 9 注液器 10 エッジガイド 11 カーテン膜 13 液のなだれ現象
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 公明 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1層または2層以上の塗布液を連続的に
    走行するウエブに自由落下塗布液膜を衝突させて塗布す
    る方法において、全層あるいは任意層の塗布液の任意の
    伸張速度における伸張粘度と、低剪断時における剪断粘
    度との比を5以上〜100以下に調整することを特徴と
    する塗布方法。
  2. 【請求項2】 1層または2層以上の塗布液を連続的に
    走行するウエブに自由落下液膜を衝突させて塗布する方
    法において、前記塗布液中に重合度が7000以上10
    0000以下の水溶性高分子を添加し、全層あるいは任
    意層の塗布液の任意の伸張速度における伸張粘度と、低
    剪断時における剪断粘度の比を、5以上100以下に調
    整することを特徴とする塗布方法。
  3. 【請求項3】 前記伸張粘度と、低剪断時における剪断
    粘度の比を調整する方法が、前記塗布液が高分子電解質
    水溶液である場合、前記塗布液のpH調整をすることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の塗布方法。
  4. 【請求項4】 前記伸張粘度と、低剪断時における剪断
    粘度の比を調整する方法が、前記塗布液が高分子電解質
    水溶液である場合、前記塗布液のイオン濃度調整をする
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の塗布方
    法。
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