JPH09291556A - マンホール蓋の係止装置 - Google Patents

マンホール蓋の係止装置

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JPH09291556A
JPH09291556A JP8145108A JP14510896A JPH09291556A JP H09291556 A JPH09291556 A JP H09291556A JP 8145108 A JP8145108 A JP 8145108A JP 14510896 A JP14510896 A JP 14510896A JP H09291556 A JPH09291556 A JP H09291556A
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lever
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Shozo Kobayashi
昭三 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マンホール蓋の係止装置にあって、マンホー
ルの入口を良好に遮蔽できる構成を提供する。 【解決手段】 マンホール蓋5に、操作口7を下部から
覆う袋部9を形成して、該袋部9の両側壁10,10を
貫通する回動軸15により、袋部9内でレバー片14を
回動可能に支持するとともに、袋部9の外側へ突出する
回動軸15の端部に、係合端24を備えたロック片20
を回動可能に支持し、付勢手段により、マンホール蓋5
の被着状態で、レバー片14が操作口7に下方から臨
み、かつロック片20の係合端24が支持枠2の内面に
形成した係止面3と下方から対向する位置となるように
保持するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンホール蓋を被
着状態に保持して、開放を阻止するための係止装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】マンホール蓋は、マンホールの入口内周
に設けた支持枠に外周を載置して付設されるが、水圧等
で蓋が持ち上がって、水が路上に溢流したり、蓋ずれを
生じて、歩行や、自動車又は自転車の走行を阻害する場
合があり、このため、これを防止する係止装置が設けら
れたマンホール蓋が、種々供されている。
【0003】この係止装置として、図10で示す構成が
提案された。この構成は、マンホール蓋50の操作口5
1の側傍下面に、操作口側に突出するレバー部52と、
下方に垂下する係止杆部53とを備えてなる回動片55
を、回動軸54により回動可能に支持し、蓋下面との間
に付装されたバネ56により、前記レバー部52を上方
付勢して、操作口51に下方から臨む位置に突出させる
とともに、支持枠60の内面に形成した係止面61と下
方から対向する係合端62を備え、かつ前記係止杆部5
3が挿入する連係孔63が形成されてなるロック片65
を、軸66及び長孔67により径方向への移動可能に蓋
下面に支持してなるものである。
【0004】この構成にあって、回動片55のレバー部
52をバネ56の作用により操作口51に臨む位置と
し、該レバー部52を工具xを使用して下方に押し込
み、かつその先端を食い込み溝68に掛けて傾動するこ
とにより、同図矢線のようにロック片65を水平方向へ
退避させるようにしている。このため、マンホール内で
水位が高くなり、水圧が回動片54に作用してもバネ5
6の付勢力によって係止解除を阻止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の構成
にあっては、マンホール蓋50には操作口51が開口し
ており、該操作口51を介して、雨水が流入する等、マ
ンホール蓋50でマンホール入口を完全に遮断すること
ができない。このため、排水路にあっては、雨水が該排
水路に余分に流れ込んでしまい、所定の排水管理を円滑
に行なうことができない。また、逆にマンホール1内の
水圧がたかまると、操作口から水が漏出又は噴出するお
それもある。
【0006】さらには、かかる構成は、回動片55を回
転させ、回動片55の係止杆部53の揺動により、ロッ
ク片65の径方向への直線移動を生じさせるものであ
り、係止杆部53の回動角度がロック片65の径方向へ
の所要移動をもたらし得るように、充分な回動角度を保
証しなければならず、回動片55の回動を許容する作動
領域70を広くとらなければならない。従って、係止装
置が大型となるという問題点もあった。本発明は、かか
る問題点を解決することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、マンホールの
入口内周に付設した支持枠に乗載して、マンホールの入
口を密閉するマンホール蓋の、その周縁に操作口を形成
し、かつその下面に、操作口を下部から覆う袋部を形成
して、該袋部の両側壁部を貫通する回動軸により、袋部
内でレバー片を回動可能に支持するとともに、袋部の外
側へ突出する回動軸の端部に、係合端を備えたロック片
を回動可能に支持し、さらにバネ又は重り等の付勢手段
により、マンホール蓋の被着状態で、レバー片が操作口
に下方から臨み、かつロック片の係合端が支持枠の内面
に形成した係止面と下方から対向する位置となるように
保持したものである。
【0008】前記袋部は、マンホール蓋の下面に下方突
成された周壁と、該周壁の下端開口を覆って、該周壁下
端に固定される底板とで構成するようにしても良い。か
かる構成にあっては、袋部の形成が容易となり、底板を
除去した状態で、開口からレバー片を装着すれば良いか
ら、その組み付けが容易となる。
【0009】また、このように、袋部を周壁と底板とで
構成した場合には、周壁の、径方向と直交する方向で対
向する両側壁部に、夫々下方へ開口する軸支溝を形成す
ると共に、中央部にレバー片を設けた回動軸の両端にロ
ック片を固定し、かつレバー片とロック片の固定部との
間に支承部を配設してなる係止体をあらかじめ組み付け
ておき、その支承部を前記軸支溝に嵌着してレバー片を
開口から両側壁部間に配置するようにして取付け、さら
に周壁の下端に底板を固定して、前記周壁の下端開口を
覆うようにして係止装置を構成することができる。この
ような構成にあっては、あらかじめ上述の係止体を組み
付けた後に、軸支溝を用いて、マンホール蓋に装着し、
かつ底板を被着するだけで、容易に連結することができ
る利点がある。
【0010】かかる構成にあって、上述のようにマンホ
ール蓋の被着状態では、レバー片が操作口に下方から臨
み、かつロック片の係合端が支持枠の内面に形成した係
止面と下方から対向する位置となる。このため該マンホ
ール蓋をそのまま持ち上げようとすると、ロック片の係
合端が支持枠の係止面に下方から当接して、開放不能と
なる。すなわち、この状態で係止位置となる。
【0011】そして、この係止作用により、マンホール
内の水位が上昇し、水圧がレバー片に作用しても、該レ
バー片は付勢手段により、そのロック位置を保持されて
いるから、係止解除が生ずることはない。
【0012】一方、マンホール蓋を開放する場合には、
バール等の工具を操作口から挿入して、レバー片を押圧
すると、該レバー片は、回動軸を中心として、付勢手段
に抗して回動し、ロック片の係合端が支持枠の係止面か
ら退避して、上下方向で係合不能となる。このため、前
記レバー部を押圧しながらマンホール蓋を抉ることによ
り、該マンホール蓋は開放されることとなる。
【0013】かかる構成にあっては、操作口は袋部によ
り、マンホール蓋下面で完全に覆われているため、雨水
が操作口から流入しても、袋部内に滞留して、マンホー
ル内に流れ込まず、水圧によりマンホール1内の水が漏
出することもない。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を添付図面について説明す
る。図1,2において、1はマンホール入口内周に環状
の支持枠2を設けたマンホールであって、該支持枠2に
はマンホール蓋5が、マンホール1の入口を密閉するよ
うにして、乗載されている。支持枠2の内壁面はテーパ
ー状となっており、またマンホール蓋5も、その外周
に、支持枠2の内周面に密接し得る同一角度のテーパー
状を呈し、かつ支持枠2の内径と略等しい傾斜面が形成
され、これにより支持枠2の内周面に密着すると共に、
その端部には操作口7が形成されている。また操作口7
の側傍のマンホール蓋5下面には後記するバールxの先
端が当接する食い込み溝8(図4,5参照)が形成され
ている。
【0015】本発明に係る係止装置の第一実施例の構成
を図2〜5について説明すると、マンホール蓋5の下面
には、操作口7を下部から覆う袋部9が形成され、該袋
部9の両側壁部10,10に形成した貫通孔11,11
にブッシュ12を介して、回動軸15,15が回動可能
に貫通され、袋部9内で、該回動軸15,15の両内端
によってレバー片14が支持される。すなわち、レバー
片14の両側に形成した矩形嵌着穴17,17に回動軸
15,15の内端に形成した矩形突部18,18を嵌入
し、該回動軸15,15を側壁部10,10に幅方向移
動不能とすることにより、該レバー片14を、回動軸1
5,15間に挟持して、相対回動不能に保持するように
している。
【0016】このレバー片14と、回動軸15,15と
は、一体的に回動可能となるものであれば良く、従っ
て、回動軸15がレバー片14を相対回動不能に貫通し
て、その両側を側壁部10,10で支持する構成であっ
ても良い。または、回動軸15と、レバー片14とを一
体的に構成しても良い。
【0017】この回動軸15,15の外端は両側壁部1
0,10から外方へ突出しており、ロック片20の両側
で上方に突出する軸受部21,21を、その突出端に外
嵌して、割りピン22を挿通し、これにより回動軸1
5,15でロック片20を支持している。
【0018】前記ロック片20は、主体部を金属製の肉
厚部材で構成して、これを重錘部25とすることにより
重錘作用を生じ、その重さと、次記するコイルバネ30
の協働作用により、図3の垂下位置を維持するようにし
ている。また、前記ロック片20は、重錘部25の外側
面に係合突部23を突成し、先端上面を係合端24と
し、かかる垂下位置で、係合端24を支持枠2の内面に
形成された係止面3に対向するようにしている。
【0019】また回動軸15,15には、コイルバネ3
0,30が巻回されて、その一端をマンホール蓋5の下
面に当接し、その他端を前記ロック片20の軸受部21
の基端部背面に掛け、これによりコイルバネ30,30
に圧縮力を付与して、そのバネ作用により重錘部25の
重錘作用と協働して、回動軸15,15を図中時計方向
へ付勢し、レバー片14の端縁部16をマンホール蓋5
の下面に当接させて、該端縁部16を操作口7に下方か
ら臨ませている。そして、かかる位置で、上述したよう
に、ロック片20は、支持枠2の内面に形成された係止
面3に対向するようにしている。
【0020】一方、前記マンホール蓋5には、図2に示
すように操作口7の点対称位置で、ロックレバー40が
軸41により垂持されている。前記ロックレバー40の
下端には外方に突出する係止突起42が形成され、その
自重による垂下状態で、支持枠2に形成した矩形枠43
の開口に挿通し、矩形枠43の係止面44に係止突起4
2を掛けて、マンホール蓋5のロックレバー40の直上
位置周辺を持上げても、その開放が不能となるようにし
ている。
【0021】次に、前記マンホール蓋5の開放操作を説
明する。まず、図5のように下端がL形となっているバ
ールxを前記操作口7から差し込んでレバー片14の端
縁部16を、コイルバネ30の付勢力及びロック片20
の重錘作用に抗して下方へ押し込み、袋部9の底面に当
接させる。この操作によりレバー片14は回動軸15,
15を中心として回動する。このため、回動軸15,1
5を介して、レバー片14と結合されているロック片2
0も回転し、係合端24が退避して、係止面3との上下
方向の対向が解除される。そしてバールxを、さらに挿
入してその先端を食い込み溝8に掛け、その背を支持枠
2に当てて傾動して、マンホール蓋5を抉ると、挺子の
作用により、マンホール蓋5の端方が浮上する。
【0022】そして、さらに持上げて引張し、ロックレ
バー40の係止突起42を係止面44から外し、而てマ
ンホール蓋5の係止解除がなされ、適宜の手段によりマ
ンホール蓋5は取り除かれる。
【0023】前記マンホール蓋5を支持枠2上に被着す
る場合は、まずロックレバー40を矩形枠43の開口に
通して、図2の右方に寄せ、レバー片14を下方に押し
付けながら支持枠2上に降ろし、該マンホール蓋5を支
持枠2の内壁に密着状に乗載してから、その押付けを開
放すればよい。これにより、コイルバネ30の付勢力と
ロック片20の重さにより、レバー片14は時計方向に
回転し、ロック片20が復動して、図4のように係止面
3の直下位置に係合端24が配設される係止位置に復帰
する。
【0024】そして、かかる状態で、マンホール蓋5を
持上げようとしても、係合端24が係止面3に当接し、
開放不能となる。すなわち、この被着状態で、自動的に
係止位置となる。またこの係止作用により、マンホール
1内の水位が上昇し、水圧がレバー片14に作用して
も、該レバー片14は付勢手段により、そのロック位置
を保持されているから、係止解除が生ずることはない。
従って、水圧により、蓋が持ち上がることはない。
【0025】尚、上述の構成では、付勢手段として、コ
イルバネ30による復元弾力及びロック片20の重錘部
25による重錘作用を生じさせることにより構成した
が、バネ又は重りの一方のみを用いるようにしても良
い。
【0026】上述の構成にあって、ロック片20を退避
位置とするには、バールx等でレバー片14を下方へ押
付けて、回動軸15を中心として回転させれば良い。こ
こで、回動軸15,15を介してレバー片14,ロック
片20は一体化され、その回転角度は等しい。そして、
前記ロック片20の係合端24は、レバー片14の押圧
端に比して、回動軸15,15から離間した位置にあ
る。従って、レバー片14に比してロック片20を大き
く揺動することができ、かかる揺動に伴う係合端24の
径方向への移動成分を大きく取ることができる。このこ
とは、レバー片14を小さく揺動するだけで、係合端2
4を後方へ退避することができて、レバー片14の回動
を許容する作動領域を小さくし得ることを意味する。従
って、係止装置を小型化することが可能となる。
【0027】尚、これに比して、実公平4−4045号
の構成は、回動片を回転させ、回動片の係止杆部が、挿
通されたロック片に径方向への直線移動をもたらすよう
にするものであるから、充分な回動角度を可能とするよ
うにし、回動片の回動を許容する作動領域を広くとらな
ければならないため、係止装置が大型となるという問題
点があった。
【0028】かかる構成にあっては、操作口は袋部9に
より、マンホール蓋5下面で完全に覆われているため、
雨水が操作口から流入しても、袋部9内に滞留して、マ
ンホール内に流れ込まない。従って、排水路等に、雨水
が流入して、溢流する等の弊害がなく、マンホール1の
入口のマンホール蓋5による密閉を充分に確保し得るこ
ととなる。
【0029】次に、本発明の第二実施例を図6〜9に従
って説明する。尚、この実施例は第一実施例と、袋部9
の構造と、回動軸15等の組み付け構造が相違するもの
であって、同一構成については、同一符号を付して説明
を省略する。
【0030】ここで、袋部9は、マンホール蓋5の下面
に下方突成された周壁40と、該周壁40の下端開口4
4を覆って、該周壁下端に固定される底板45とで構成
されている。この周壁40は、マンホールの径方向と直
交する方向で対向する両側壁部42,42と、背壁部4
3と、側壁部42,42の前部で下端を繋ぐ係合底部4
3からなり、両側壁部42,42には、夫々下方へ開口
する矩形状の軸支溝41,41が形成されている。そし
てその内部を作動空隙とすると共に、係合底部43の無
い後底部を下端開口44としている。
【0031】一方、底板45は、前記下端開口44を覆
うものであって、その上面にゴムパッキン46が被着さ
れると共に、周部に形成した透孔から、固定螺子47を
挿通して、側壁部42,42の下端に形成した螺子孔に
螺合することにより、下端開口44を密閉する。
【0032】この袋部9には、係止体50が装着され
る。この係止体50は、回動軸15,レバー片14及び
ロック片20等を一体的に組み付けてなる。この回動軸
15は、その中央部にレバー片14を一体的又は、外嵌
固定により設けてなり、その両端部には、削成平面5
1,51が形成され、該削成平面51,51と直交させ
て上下方向に透孔52が形成されている。そして、この
回動軸15の両端からは、合成ゴム等からなる筒状のブ
ッシュ53,53が外嵌される。この筒状のブッシュ5
3,53の外周形状は前記軸支溝41,41に密嵌し得
る断面矩形状となっている。そして、さらに、該回動軸
15の両端には、コイルバネ30が外嵌される。これに
より、両外側には、削成平面51,51が形成された回
動軸15の両端部が突出する。
【0033】一方、図9で示すようにロック片20の両
側に突出する軸受部21,21の突出端には、半円形軸
受部55,55が形成されている。この軸受部55,5
5の下底には螺子孔56が形成される。そして、上述の
ようにブッシュ53,53,軸支溝41,41を外嵌し
た回動軸15の両端部を前記軸受部55,55に嵌装
し、削成平面51,51に開口した透孔52に固定螺子
57を挿通して、螺子孔56に螺合する。而して、この
固定螺子57により、各部材が一体化されて、係止体5
0が構成されることとなる。
【0034】そして、この係止体50をレバー片14が
袋部9内に位置するようにして、ブッシュ53,53を
軸支溝41,41内に接着剤を軸支溝41,41に塗り
付けてから密嵌し、さらに底板45を下端開口44に被
着して、固定螺子47を軸支溝41,41の下端に螺合
する。この状態で、コイルバネ30の一端が回動軸15
の底面に当接し、該レバー片14,及びロック片20を
図7の係合位置に付勢することとなる。而して、係止体
50がマンホール蓋5に組み付けられることとなる。
【0035】この第二実施例にあっては、前記袋部9
を、マンホール蓋5の下面に下方突成された周壁40
と、底板45とで構成しており、周壁40のみをマンホ
ール蓋5に一体的に鋳造すれば良いから、型構造が簡単
となるという利点がある。また、下端開口44から、レ
バー片14,回動軸15等を装着すれば良く、従って、
あらかじめ、上述した係止体50を構成しておくことに
より、容易にマンホール蓋5に係止装置を組み付けるこ
とができる。
【0036】
【発明の効果】本発明は、上述したように、マンホール
蓋5に、操作口7を下部から覆う袋部9を形成して、該
袋部9の両側壁部10,10(42,42)を貫通する
回動軸15により、袋部9内でレバー片14を回動可能
に支持するとともに、袋部9の外側へ突出する回動軸1
5の端部に、係合端24を備えたロック片20を回動可
能に支持し、付勢手段により、マンホール蓋5の被着状
態で、レバー片14が操作口7に下方から臨み、かつロ
ック片20の係合端24が支持枠2の内面に形成した係
止面3と下方から対向する位置となるように保持するよ
うにしたから、マンホール内の水圧が高くなっても、係
合端24が係止面3に当接して、マンホール蓋5の浮上
が防止されると共に、操作口7が袋部9で覆われて、該
操作口7から雨水が流入しても、マンホール1内へ流下
せず、かつ、マンホール1内の水が漏出することもな
く、内部のマンホール蓋5によるマンホール1の入口の
遮蔽を密閉性良く確保することができる。また、レバー
片14の回動角度を小さくできて、係止装置が小型化す
る。
【0037】さらには、袋部9を、マンホール蓋5の下
面に下方突成された周壁40と、該周壁40の下端開口
44を覆って、該周壁40下端に固定される底板45と
で構成するようにした構成にあっては、袋部9の形成が
容易となり、底板45を除去した状態で、下端開口44
からレバー片等を装着すれば良いから、その組み付けが
容易となる。従って、あらかじめ、レバー片14,ロッ
ク片20等を一体化して係止体50を構成しておけば、
周壁40内にレバー片14を配置して、底板45を周壁
40の下端開口44に被着するだけで、マンホール蓋5
に係止装置を組込むことができ、組み付けが容易とな
る、等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】マンホール蓋5の一部切欠平面図である。
【図2】第一実施例の被着状態を示すマンホール蓋5の
縦断正面図である。
【図3】第一実施例の被着状態を示す要部の拡大側面図
である。
【図4】第一実施例の被着状態を示す要部の一部切欠拡
大縦断正面図である。
【図5】第一実施例の開放操作を示す要部の拡大縦断正
面図である。
【図6】第二実施例の被着状態を示す要部の一部切欠拡
大側面図である。
【図7】図6の中央縦断側面図である。
【図8】第二実施例の各部材を分離して示す正面図であ
る。
【図9】回動軸15とロック片20との連結手段を示す
一部の縦断側面図である。
【図10】従来構成の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 マンホール 2 支持枠 3 係止面 5 マンホール蓋 7 操作口 9 袋部 10 側壁部 14 レバー片 15 回動軸 20 ロック片 24 係合端 25 重錘部 30 コイルバネ 40 周壁 41 軸支溝 44 下端開口 45 底板 47 固定螺子 53 ブッシュ 55 軸受部 57 固定螺子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マンホールの入口内周に付設した支持枠に
    乗載して、マンホールの入口を密閉するマンホール蓋
    の、その周縁に操作口を形成し、かつその下面に、操作
    口を下部から覆う袋部を形成して、該袋部の両側壁部を
    貫通する回動軸により、袋部内でレバー片を回動可能に
    支持するとともに、袋部の外側へ突出する回動軸の端部
    に、係合端を備えたロック片を回動可能に支持し、さら
    にバネ又は重り等の付勢手段により、マンホール蓋の被
    着状態で、レバー片が操作口に下方から臨み、かつロッ
    ク片の係合端が支持枠の内面に形成した係止面と下方か
    ら対向する位置となるように保持したことを特徴とする
    マンホール蓋の係止装置。
  2. 【請求項2】前記袋部を、マンホール蓋の下面に下方突
    成された周壁と、該周壁の下端開口を覆って、該周壁下
    端に固定される底板とで構成したことを特徴とする請求
    項1記載のマンホール蓋の係止装置。
  3. 【請求項3】前記周壁の、径方向と直交する方向で対向
    する両側壁部に、夫々下方へ開口する軸支溝を形成する
    と共に、中央部にレバー片を設けた回動軸の両端にロッ
    ク片を固定し、かつレバー片とロック片の固定部との間
    に支承部を配設してなる係止体を、その支承部を前記軸
    支溝に嵌着してレバー片を開口から両側壁部間に配置す
    るようにして取付け、さらに周壁の下端に底板を固定し
    て、前記周壁の下端開口を覆うようにしたことを特徴と
    する請求項2記載のマンホール蓋の係止装置。
JP14510896A 1996-02-29 1996-05-14 マンホール蓋の係止装置 Expired - Lifetime JP3770567B2 (ja)

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