JPH09290604A - キャスタ - Google Patents
キャスタInfo
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- JPH09290604A JPH09290604A JP12918896A JP12918896A JPH09290604A JP H09290604 A JPH09290604 A JP H09290604A JP 12918896 A JP12918896 A JP 12918896A JP 12918896 A JP12918896 A JP 12918896A JP H09290604 A JPH09290604 A JP H09290604A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- braking
- brake lever
- caster
- stopper piece
- marker
- Prior art date
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- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】制動機能達成に要する部品点数、組付け工数の
削減を図り、構造を簡略化することができ、しかも制動
時に外方から目視可能なマーカを形成することで、制動
状態の視認性を確保することができるキャスタの提供を
目的とする。 【解決手段】車輪3のインナギヤ18に対して係脱可能
なストッパ片15と、枢支点12を中心に揺動操作され
て上記ストッパ片15を制動位置と非制動位置とに変位
させるブレーキレバー13とを備え、上記ブレーキレバ
ー13による制動時に外方から目視可能な該ブレーキレ
バー13定部に制動認識用のマーカ20が形成されたこ
とを特徴とする。
削減を図り、構造を簡略化することができ、しかも制動
時に外方から目視可能なマーカを形成することで、制動
状態の視認性を確保することができるキャスタの提供を
目的とする。 【解決手段】車輪3のインナギヤ18に対して係脱可能
なストッパ片15と、枢支点12を中心に揺動操作され
て上記ストッパ片15を制動位置と非制動位置とに変位
させるブレーキレバー13とを備え、上記ブレーキレバ
ー13による制動時に外方から目視可能な該ブレーキレ
バー13定部に制動認識用のマーカ20が形成されたこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、家庭
用、事務用の椅子および机あるいはテレビ台その他の家
具類等の下部に取付けて用いるストッパ付双輪形自由車
輪のようなキャスタに関する。
用、事務用の椅子および机あるいはテレビ台その他の家
具類等の下部に取付けて用いるストッパ付双輪形自由車
輪のようなキャスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、制動機能を備えたキャスタとして
は、例えば、実公平7−50242号公報に記載のキャ
スタがある。すなわち、車輪上部を離間囲繞する車輪カ
バーを設け、この車輪カバーの一部に穿設形成された孔
部に対してプッシュ・プッシュ操作されるプッシュボタ
ンを配設し、このプッシュボタンの下部に一体形成され
た軸部に回転可能なカム部材と、車輪のインナギヤに対
して係脱されるストッパ片とを設けると共に、上述のカ
ム部材にはハートカム溝を形成し、車輪カバー側にはハ
ートカム溝に隣設するピンが設けられたキャスタで、プ
ッシュボタンの押下時にハートカム溝とピンとの相対移
動によりストッパ片がインナギヤから離反する非制動状
態(フリー状態)を維持し、プッシュボタンの再操作時
にハートカム溝とピンとの相対移動によりリターンスプ
リングの付勢力を受けてストッパ片がインナギヤに噛合
する制動状態(ブレーキ状態)を維持すべく構成したも
のである。
は、例えば、実公平7−50242号公報に記載のキャ
スタがある。すなわち、車輪上部を離間囲繞する車輪カ
バーを設け、この車輪カバーの一部に穿設形成された孔
部に対してプッシュ・プッシュ操作されるプッシュボタ
ンを配設し、このプッシュボタンの下部に一体形成され
た軸部に回転可能なカム部材と、車輪のインナギヤに対
して係脱されるストッパ片とを設けると共に、上述のカ
ム部材にはハートカム溝を形成し、車輪カバー側にはハ
ートカム溝に隣設するピンが設けられたキャスタで、プ
ッシュボタンの押下時にハートカム溝とピンとの相対移
動によりストッパ片がインナギヤから離反する非制動状
態(フリー状態)を維持し、プッシュボタンの再操作時
にハートカム溝とピンとの相対移動によりリターンスプ
リングの付勢力を受けてストッパ片がインナギヤに噛合
する制動状態(ブレーキ状態)を維持すべく構成したも
のである。
【0003】この従来構造のキャスタにおいては非制動
時に対して制動時には上述のプッシュボタンが車輪カバ
ーから突出する突出量が多くなるので、これを利用して
上述のプッシュボタンの頭部下域にはブレーキング認識
用のマーカが形成されているものの、制動機能達成に要
する部品点数が多くなり、構造が複雑化するだけでな
く、組付け工数が大となる問題点があった。
時に対して制動時には上述のプッシュボタンが車輪カバ
ーから突出する突出量が多くなるので、これを利用して
上述のプッシュボタンの頭部下域にはブレーキング認識
用のマーカが形成されているものの、制動機能達成に要
する部品点数が多くなり、構造が複雑化するだけでな
く、組付け工数が大となる問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、制動機能達成に要する部品点数、組付け工
数の削減を図り、構造を簡略化することができ、しかも
制動時に外方から目視可能なマーカを形成することで、
制動状態の視認性を確保することができるキャスタの提
供を目的とする。
載の発明は、制動機能達成に要する部品点数、組付け工
数の削減を図り、構造を簡略化することができ、しかも
制動時に外方から目視可能なマーカを形成することで、
制動状態の視認性を確保することができるキャスタの提
供を目的とする。
【0005】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、車輪カバーの凹部に
ブレーキレバーを枢着して、制動時にこの凹部の外方か
らブレーキレバーのマーカを明瞭に目視することがで
き、制動状態のより一層良好な視認性を達成することが
できるキャスタの提供を目的とする。
求項1記載の発明の目的と併せて、車輪カバーの凹部に
ブレーキレバーを枢着して、制動時にこの凹部の外方か
らブレーキレバーのマーカを明瞭に目視することがで
き、制動状態のより一層良好な視認性を達成することが
できるキャスタの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、車輪のインナギヤに対して係脱可能なストッ
パ片と、枢支点を中心に揺動操作されて上記ストッパ片
を制動位置と非制動位置とに変位させるブレーキレバー
とを備え、上記ブレーキレバーによる制動時に外方から
目視可能な該ブレーキレバーの所定部に制動認識用のマ
ーカが形成されたキャスタであることを特徴とする。
の発明は、車輪のインナギヤに対して係脱可能なストッ
パ片と、枢支点を中心に揺動操作されて上記ストッパ片
を制動位置と非制動位置とに変位させるブレーキレバー
とを備え、上記ブレーキレバーによる制動時に外方から
目視可能な該ブレーキレバーの所定部に制動認識用のマ
ーカが形成されたキャスタであることを特徴とする。
【0007】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、車輪上部を離間囲繞
する車輪カバーを設け、上記車輪カバーの凹部に上記ブ
レーキカバーが枢着され、制動時に凹部外方から上記マ
ーカを目視可能と成したキャスタであることを特徴とす
る。
求項1記載の発明の構成と併せて、車輪上部を離間囲繞
する車輪カバーを設け、上記車輪カバーの凹部に上記ブ
レーキカバーが枢着され、制動時に凹部外方から上記マ
ーカを目視可能と成したキャスタであることを特徴とす
る。
【0008】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、上述のブレーキレバーを枢支点を中心として
非制動側へ揺動操作すると、車輪のインナギヤからスト
ッパ片が離反して非制動状態(フリー状態)となり、上
述のブレーキレバーを枢支点を中心として制動側へ揺動
操作すると、車輪のインナギヤに対してストッパ片が係
合(噛合)されて制動状態(ブレーキング状態)とな
り、このブレーキレバーによる制動時には該ブレーキレ
バーの所定部に形成された制動認識用のマーカを外方か
ら目視することができる。
によれば、上述のブレーキレバーを枢支点を中心として
非制動側へ揺動操作すると、車輪のインナギヤからスト
ッパ片が離反して非制動状態(フリー状態)となり、上
述のブレーキレバーを枢支点を中心として制動側へ揺動
操作すると、車輪のインナギヤに対してストッパ片が係
合(噛合)されて制動状態(ブレーキング状態)とな
り、このブレーキレバーによる制動時には該ブレーキレ
バーの所定部に形成された制動認識用のマーカを外方か
ら目視することができる。
【0009】この結果、制動機能達成に要するキャスタ
部品点数、組付け工数の削減を図って、構造を簡略化す
ることができるのは勿論、ブレーキレバーの所定部に形
成された制動認識用のマーカにより、制動状態の視認性
を確保することができる効果がある。したがって、制動
中のキャスタの強制移動阻止を促すことができ、キャス
タの保護を図ることができる。
部品点数、組付け工数の削減を図って、構造を簡略化す
ることができるのは勿論、ブレーキレバーの所定部に形
成された制動認識用のマーカにより、制動状態の視認性
を確保することができる効果がある。したがって、制動
中のキャスタの強制移動阻止を促すことができ、キャス
タの保護を図ることができる。
【0010】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、車輪上部を離
間囲繞する車輪カバーの凹部に上述のブレーキレバーが
枢着され、制動時に上記凹部の外方から制動認識用のマ
ーカを明瞭に目視し得るように成したので、この凹部の
空間部位を有効利用して、制動状態のより一層良好な視
認性を達成することができる効果がある。
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、車輪上部を離
間囲繞する車輪カバーの凹部に上述のブレーキレバーが
枢着され、制動時に上記凹部の外方から制動認識用のマ
ーカを明瞭に目視し得るように成したので、この凹部の
空間部位を有効利用して、制動状態のより一層良好な視
認性を達成することができる効果がある。
【0011】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はキャスタを示し、図1乃至図6におい
て、このキャスタ1は外側面中央に金属製のホイルキャ
ップ2が嵌着された2つの合成樹脂製の車輪3,3と、
これら双輪構造の2つの車輪3,3の上部を離間囲繞す
る半円筒状の車輪カバー4と、この車輪カバー4の下面
中央に一体形成された隔壁5とを備え、この隔壁5のシ
ャフト孔6には車軸7を取付けて、この車軸7の両端に
は上述の各車輪3,3が互に相対回転し得るように、こ
れら両車輪3,3を取付けている。
述する。図面はキャスタを示し、図1乃至図6におい
て、このキャスタ1は外側面中央に金属製のホイルキャ
ップ2が嵌着された2つの合成樹脂製の車輪3,3と、
これら双輪構造の2つの車輪3,3の上部を離間囲繞す
る半円筒状の車輪カバー4と、この車輪カバー4の下面
中央に一体形成された隔壁5とを備え、この隔壁5のシ
ャフト孔6には車軸7を取付けて、この車軸7の両端に
は上述の各車輪3,3が互に相対回転し得るように、こ
れら両車輪3,3を取付けている。
【0012】上述の隔壁5には車軸7の上方において前
後方向に延びる水平面8と、上下方向に延びる垂直面9
とが形成される一方、車輪カバー4の一側中間部から2
つの垂下片10,10を一体的に離間垂設させて、凹部
11を形成し、この凹部11にはカシメピン12を用い
て側面視L字状のブレーキレバー13を揺動可能に枢着
している。このブレーキレバー13はそのマニュアル操
作側にレバーノブ13aが一体形成され、このレバーノ
ブ13aにはローレット加工が施されている。また、こ
のブレーキレバー13はカシメピン12からレバーノブ
13aまでのレバー長さを長く、後述するストッパ片1
5を操作する部位のレバー長さを短く設定して、レバー
比により軽操作力にて操作し得るように構成している。
後方向に延びる水平面8と、上下方向に延びる垂直面9
とが形成される一方、車輪カバー4の一側中間部から2
つの垂下片10,10を一体的に離間垂設させて、凹部
11を形成し、この凹部11にはカシメピン12を用い
て側面視L字状のブレーキレバー13を揺動可能に枢着
している。このブレーキレバー13はそのマニュアル操
作側にレバーノブ13aが一体形成され、このレバーノ
ブ13aにはローレット加工が施されている。また、こ
のブレーキレバー13はカシメピン12からレバーノブ
13aまでのレバー長さを長く、後述するストッパ片1
5を操作する部位のレバー長さを短く設定して、レバー
比により軽操作力にて操作し得るように構成している。
【0013】また上述の車輪カバー4の下面と、垂直面
9と、水平面8と、垂下片10,10とで囲繞された空
間をストッパ片配設空間14に設定し、このストッパ片
配設空間14にはL字状に折曲げ形成されたストッパ片
15を配設している。このストッパ片15はその下部片
が水平面8の上面と垂下片10,10の下面とに沿って
前後動(図5、図6の左右方向)し得るもので、L字状
に折曲げ形成された該ストッパ片15の立壁部背面と、
上述の垂直面9に一体形成されたスプリングテーナ16
との間にはコイルスプリング製のリターンスプリング1
7を張架している。
9と、水平面8と、垂下片10,10とで囲繞された空
間をストッパ片配設空間14に設定し、このストッパ片
配設空間14にはL字状に折曲げ形成されたストッパ片
15を配設している。このストッパ片15はその下部片
が水平面8の上面と垂下片10,10の下面とに沿って
前後動(図5、図6の左右方向)し得るもので、L字状
に折曲げ形成された該ストッパ片15の立壁部背面と、
上述の垂直面9に一体形成されたスプリングテーナ16
との間にはコイルスプリング製のリターンスプリング1
7を張架している。
【0014】一方、前述の車輪3,3の内側にはドグ形
状のインナギヤ18が形成され、ブレーキレバー13の
外端に一体形成されたレバーノブ13aを利用して、枢
支点としてのカシメピン12を中心として該ブレーキレ
バー13を図5に示すように制動側に伏動させた時に
は、ストッパ片15が制動位置に円滑に前動して、この
ストッパ片15両端の突部15a,15aが双方の車輪
3,3のインナギヤ18に噛合されて、これら両車輪
3,3を制動(ブレーキング)し、上述のレバーノブ1
3aを利用して、レバー比による軽操作力にて、カシメ
ピン12を揺動支点としてブレーキレバー13を図6に
示すように非制動側に昇起させた時には、リターンスプ
リング17のバネ力に抗してストッパ片15が非制動位
置に円滑に後退して、このストッパ片15両端の突部1
5a,15aが双方の車輪3,3のインナギヤ18から
内方へ離反して、両車輪3,3の制動を解除したフリー
状態になるように構成されている。
状のインナギヤ18が形成され、ブレーキレバー13の
外端に一体形成されたレバーノブ13aを利用して、枢
支点としてのカシメピン12を中心として該ブレーキレ
バー13を図5に示すように制動側に伏動させた時に
は、ストッパ片15が制動位置に円滑に前動して、この
ストッパ片15両端の突部15a,15aが双方の車輪
3,3のインナギヤ18に噛合されて、これら両車輪
3,3を制動(ブレーキング)し、上述のレバーノブ1
3aを利用して、レバー比による軽操作力にて、カシメ
ピン12を揺動支点としてブレーキレバー13を図6に
示すように非制動側に昇起させた時には、リターンスプ
リング17のバネ力に抗してストッパ片15が非制動位
置に円滑に後退して、このストッパ片15両端の突部1
5a,15aが双方の車輪3,3のインナギヤ18から
内方へ離反して、両車輪3,3の制動を解除したフリー
状態になるように構成されている。
【0015】しかも、上述のブレーキレバー13による
制動時(図5参照)に、上述の凹部11の空間部位を有
効利用してその凹部11の外方から目視可能な該ブレー
キレバー13の上面部には制動認識用のマーカ20を形
成している。このマーカ20としては上述のブレーキレ
バー13が金属製の場合には、例えば赤色等の塗料で塗
着形成してもよく、或は赤色等のシールテープを貼着し
て形成してもよく、Cu薄板をブレーキレバー13の上
記所定部に接合して構成してもよく、さらには所定部の
みに金メッキを施してマーカ20としてもよい。さらに
は該ブレーキレバー13を硬質合成樹脂により構成する
場合には所定部に赤色等の有色の樹脂を使用する。
制動時(図5参照)に、上述の凹部11の空間部位を有
効利用してその凹部11の外方から目視可能な該ブレー
キレバー13の上面部には制動認識用のマーカ20を形
成している。このマーカ20としては上述のブレーキレ
バー13が金属製の場合には、例えば赤色等の塗料で塗
着形成してもよく、或は赤色等のシールテープを貼着し
て形成してもよく、Cu薄板をブレーキレバー13の上
記所定部に接合して構成してもよく、さらには所定部の
みに金メッキを施してマーカ20としてもよい。さらに
は該ブレーキレバー13を硬質合成樹脂により構成する
場合には所定部に赤色等の有色の樹脂を使用する。
【0016】また、この実施例においては制動時に上面
となるブレーキレバー13に側面視L字状の上面部略全
域にわたってマーカ20を形成したが、図4に示す一部
の範囲αのみ形成してもよい。図4、図5、図6におい
ては図示の便宜上、マーカ20の形成部分にハッチング
を施している。
となるブレーキレバー13に側面視L字状の上面部略全
域にわたってマーカ20を形成したが、図4に示す一部
の範囲αのみ形成してもよい。図4、図5、図6におい
ては図示の便宜上、マーカ20の形成部分にハッチング
を施している。
【0017】なお、図中21は軸連結部、22はボルト
により構成された連結軸、23はリブであり、この実施
例においては前述のホイルキャップ2を金属SS41で
構成し、車輪3,3を合成樹脂で構成し、車輪カバー
4、隔壁5、ブレーキレバー13、ストッパ片15を金
属で構成しているが構成材料はこれに限定されるもので
はない。例えば、車輪カバー4、隔壁5、ブレーキレバ
ー13、ストッパ片15は合金や合成樹脂により構成し
てもよい。
により構成された連結軸、23はリブであり、この実施
例においては前述のホイルキャップ2を金属SS41で
構成し、車輪3,3を合成樹脂で構成し、車輪カバー
4、隔壁5、ブレーキレバー13、ストッパ片15を金
属で構成しているが構成材料はこれに限定されるもので
はない。例えば、車輪カバー4、隔壁5、ブレーキレバ
ー13、ストッパ片15は合金や合成樹脂により構成し
てもよい。
【0018】このように構成したキャスタ1において、
上述のブレーキレバー13を枢支点(カシメピン12参
照)を中心として図6に示す非制動側へ揺動操作する
と、車輪3,3のインナギヤ18からストッパ片15が
離反して非制動状態(フリー状態)となり、上述のブレ
ーキレバー13を枢支点(カシメピン12参照)を中心
として図5に示す制動側へ揺動操作すると、車輪3,3
のインナギヤ18に対してストッパ片15が係合(噛
合)されて制動状態(ブレーキング状態)となり、この
ブレーキレバー13による制動時(図5参照)には該ブ
レーキレバー13の所定部に形成された制動認識用のマ
ーカ20を外方から目視することができる。
上述のブレーキレバー13を枢支点(カシメピン12参
照)を中心として図6に示す非制動側へ揺動操作する
と、車輪3,3のインナギヤ18からストッパ片15が
離反して非制動状態(フリー状態)となり、上述のブレ
ーキレバー13を枢支点(カシメピン12参照)を中心
として図5に示す制動側へ揺動操作すると、車輪3,3
のインナギヤ18に対してストッパ片15が係合(噛
合)されて制動状態(ブレーキング状態)となり、この
ブレーキレバー13による制動時(図5参照)には該ブ
レーキレバー13の所定部に形成された制動認識用のマ
ーカ20を外方から目視することができる。
【0019】この結果、制動機能達成に要するキャスタ
部品点数、組付け工数の削減を図って、構造を簡略化す
ることができるのは勿論、ブレーキレバー13の所定部
に形成された制動認識用のマーカ20により、制動状態
の視認性を確保することができる効果がある。したがっ
て、制動中のキャスタ1の強制移動阻止を促すことがで
き、キャスタ1の保護を図ることができる。
部品点数、組付け工数の削減を図って、構造を簡略化す
ることができるのは勿論、ブレーキレバー13の所定部
に形成された制動認識用のマーカ20により、制動状態
の視認性を確保することができる効果がある。したがっ
て、制動中のキャスタ1の強制移動阻止を促すことがで
き、キャスタ1の保護を図ることができる。
【0020】加えて、車輪3,3上部を離間囲繞する車
輪カバー4の凹部11に上述のブレーキレバー13が枢
着され、制動時にこの凹部11の空間部位を有効利用し
て該凹部11の外方から制動認識用のマーカを明瞭に目
視し得るように成したので、制動状態のより一層良好か
つ確実な視認性を達成することができる効果がある。
輪カバー4の凹部11に上述のブレーキレバー13が枢
着され、制動時にこの凹部11の空間部位を有効利用し
て該凹部11の外方から制動認識用のマーカを明瞭に目
視し得るように成したので、制動状態のより一層良好か
つ確実な視認性を達成することができる効果がある。
【0021】また上述のブレーキレバー13を車輪カバ
ー4の凹部11に枢着して、外力による不所望の変位動
作(例えばカシメピン12の軸芯方向と平行な方向から
の外力による動作)が生じにくい構成と成したので、同
ブレーキレバー13の外力による誤操作(誤動作)を確
実に阻止することができる。
ー4の凹部11に枢着して、外力による不所望の変位動
作(例えばカシメピン12の軸芯方向と平行な方向から
の外力による動作)が生じにくい構成と成したので、同
ブレーキレバー13の外力による誤操作(誤動作)を確
実に阻止することができる。
【0022】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の枢支点は、実施例のカシメピン1
2に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみ
に限定されるものではない。
において、この発明の枢支点は、実施例のカシメピン1
2に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみ
に限定されるものではない。
【0023】例えば、上記実施例においてはマーカ20
の色として主として赤色を例示したが、これはキャスタ
1を構成する部材、特に車輪カバー4の構成色と異なる
オレンジ色、朱色、黄色その他のカラーであってもよ
い。
の色として主として赤色を例示したが、これはキャスタ
1を構成する部材、特に車輪カバー4の構成色と異なる
オレンジ色、朱色、黄色その他のカラーであってもよ
い。
【図1】 本発明のキャスタを示す側面図。
【図2】 図1の右側面図。
【図3】 図1の平面図。
【図4】 要部の分解斜視図。
【図5】 制動状態を示す断面図。
【図6】 非制動状態を示す断面図。
3…車輪 4…車輪カバー 11…凹部 12…カシメピン 13…ブレーキレバー 15…ストッパ片 18…インナギヤ 20…マーカ
Claims (2)
- 【請求項1】車輪のインナギヤに対して係脱可能なスト
ッパ片と、枢支点を中心に揺動操作されて上記ストッパ
片を制動位置と非制動位置とに変位させるブレーキレバ
ーとを備え、上記ブレーキレバーによる制動時に外方か
ら目視可能な該ブレーキレバーの所定部に制動認識用の
マーカが形成されたキャスタ。 - 【請求項2】車輪上部を離間囲繞する車輪カバーを設
け、上記車輪カバーの凹部に上記ブレーキカバーが枢着
され、制動時に凹部外方から上記マーカを目視可能と成
した請求項1記載のキャスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12918896A JP2963050B2 (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | キャスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12918896A JP2963050B2 (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | キャスタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09290604A true JPH09290604A (ja) | 1997-11-11 |
JP2963050B2 JP2963050B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=15003327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12918896A Expired - Lifetime JP2963050B2 (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | キャスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2963050B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014029252A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-02-13 | Panasonic Corp | 加湿装置 |
JP2021161719A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 常雄 竹内 | 磁石にくっつく壁面等の平面上に着脱可能にとりつけられる磁石を用いた平面上を360度移動可能で固定もできる保持具 |
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1996
- 1996-04-24 JP JP12918896A patent/JP2963050B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014029252A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-02-13 | Panasonic Corp | 加湿装置 |
JP2021161719A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 常雄 竹内 | 磁石にくっつく壁面等の平面上に着脱可能にとりつけられる磁石を用いた平面上を360度移動可能で固定もできる保持具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2963050B2 (ja) | 1999-10-12 |
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