JPH0929006A - 液晶脱泡容器 - Google Patents

液晶脱泡容器

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JPH0929006A
JPH0929006A JP20837395A JP20837395A JPH0929006A JP H0929006 A JPH0929006 A JP H0929006A JP 20837395 A JP20837395 A JP 20837395A JP 20837395 A JP20837395 A JP 20837395A JP H0929006 A JPH0929006 A JP H0929006A
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JP
Japan
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liquid crystal
expanding
defoaming
contracting body
expansion
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Ceased
Application number
JP20837395A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Shimotoru
暁 下豊留
Isao Sugiura
功 杉浦
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BELDEX KK
Original Assignee
BELDEX KK
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Priority to DE19629734A priority patent/DE19629734B4/de
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気体が混入することなく液晶を加圧すること
ができる液晶脱泡容器を提供する。 【解決手段】 収容室4に臨む蓋体3の下面に蛇腹状を
なす上下方向へ膨張収縮可能な膨縮体14を設ける。ま
た、蓋体3には、膨縮体14に加圧気体を供給するため
の導入管12を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶内に混入し
た気体を液晶から分離する際に用いられる液晶脱泡容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の容器としては、例えば図
2に示すものがある。この液晶脱泡容器1は、容器本体
2と、その上端開口部に螺合された蓋体3とからなるも
のであり、内部には液晶Lを収容する収容室4が密封状
態に形成されている。蓋体3には、排気口3aおよび送
出口3bが形成されている。排気口3aには、排気管5
が気密に嵌合されている。排気管5は、開閉弁6を介し
て真空ポンプ等の真空吸引手段(図示せず)が接続され
ている。一方、送出口3bには、送出管7が気密に嵌合
されている。送出管7は、開閉弁8を介して液晶供給対
象物、例えば液晶表示装置の液晶セル等(図示せず)に
接続されている。
【0003】また、収容室4内には、永久磁石からなる
撹拌子9が回転自在に配置されており、この撹拌子9
は、容器1の外部に配置された永久磁石からなる回転子
10の回転に追随して回転するようになっている。な
お、符号11は、回転子10を回転させるためのモータ
である。
【0004】上記構成の液晶脱泡容器1を用いて収容室
4内の液晶Lに混入した気体を分離(以下、脱泡とい
う)するには、撹拌子10を回転させつつ、排気管5を
介して収容室4内を真空吸引する。そして、収容室4内
を所定時間、所定の真空度に維持することにより脱泡を
行うものである。なお、脱泡作業時、送出管7の開閉弁
8は閉じられている。
【0005】ところで、脱泡が完了した後には、液晶L
を液晶供給対象物たる液晶セル等に供給する必要があ
る。そこで、上記従来の液晶脱泡容器1においては、蓋
体3に導入口3cを設けている。この導入口3cには、
導入管12を気密に嵌合し、さらに導入管12に開閉弁
13を設けるとともに、窒素ガス等の不活性ガス供給源
(図示せず)に接続している。そして、脱泡が完了した
後、収容室4に導入管12を介して不活性ガスを導入
し、液晶Lを加圧する。これによって、液晶Lを送出管
7から液晶セルに供給するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、不活性
ガスを収容室4に導入すると、微量ではあるが不活性ガ
スが液晶Lに混入してしまう。このため、脱泡を頻繁に
行わなければならず、作業効率の低下を招くという問題
がある。そこで、一旦脱泡した後には、脱泡を再度行う
ことなく液晶Lを液晶供給対象物に供給し続けることが
できる液晶脱泡容器の開発が要望されていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題を
解決するためになされたもので、請求項1に係る発明
は、液晶を収容する密封状態の収容室と、上記収容室内
を排気するための排気口と、上記収容室内の液晶を外部
に送り出すための送出口とを有する液晶脱泡容器におい
て、上記収容室内に膨張収縮可能な膨縮体を配置し、こ
の膨縮体に流体を供給するための流体供給口を設けたこ
とを特徴としている。この場合、上記膨縮体を上記収容
室の上部内面に取り付けるのが望ましい。また、上記膨
縮体は上下方向へ伸縮することにより膨張、収縮するも
のとするのが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図1を参照して説明する。なお、図1に示す液晶脱
泡容器1′が上記従来の容器1と異なる主な点は、膨縮
体14を設けた点であり、その他の構成は上記容器1と
同様になっている。そこで、ここでは膨縮体14および
その関連構成についてのみ述べることとし、上記容器1
と同様な構成部分には同一符号を付してその説明を省略
する。
【0009】膨縮体14は、フッ素樹脂等の液晶に対し
て化学的に安定した材質からなるものであり、下端部に
底部を有し、上端部が開口した蛇腹状に形成されてい
る。これによって、膨縮体14は、上下方向へ伸縮可能
になっている。この場合、膨縮体14は、外力が作用し
ない自然状態では図1(A)に示すように収縮してい
る。一方、膨張体14の内部に加圧された気体または液
体が供給されると、その圧力によって上下方向へ伸長
し、これによって体積が増大する。なお、ここでは、膨
張体14に加圧気体を導入するようになっている。
【0010】また、膨縮体14は、上端開口部が収容室
14に臨む蓋体3の下面に密封状態に取り付けられてい
る。しかも、膨縮体14は、その上端開口部が導入管1
2を囲むようにして取り付けられている。したがって、
上記導入管12を介して加圧空気を供給すると、膨縮体
14内に加圧空気が導入され、これによって膨縮体が下
方に伸長して膨張する。これから明らかなように、導入
口3cが流体供給口として用いられている。
【0011】なお、膨縮体14は、その内部から加圧気
体を排気すると、それ自体の弾性によって縮小すること
ができるが、内部を真空吸引すると縮小をより迅速に行
うことができる。そこで、導入管12に方向切換弁(図
示せず)を設置し、膨縮体14を加圧気体供給源と真空
吸引手段とのいずれかに選択的に接続可能にするのが望
ましい。勿論、導入管12と別の排気管を設け、この排
気管を介して膨縮体14から真空吸引するようにしても
よい。
【0012】上記構成の液晶脱泡容器1′では、上記従
来の容器1の場合と同様にして液晶Lの脱泡を行うこと
ができる。ただし、この容器1′では、脱泡に際しては
図1(A)に示すように膨縮体14を縮小させて液晶L
から離しておくのが望ましい。仮に、脱泡時に膨縮体1
4が液晶L内に入り込んでいると、液晶Lの撹拌が阻害
されて完全に脱泡することができなくなったり、膨縮体
14の表面に付着した泡がそのまま残ることがある。こ
の点、膨縮体14を液晶Lから離しておけば、液晶Lの
撹拌を確実に行うことができる。また、収容室4の真空
吸引時に膨縮体14に接触している気体が排出されるの
で、脱泡後に膨縮体14を伸長させて液晶Lに入り込ま
せたとしても、膨縮体14の表面に泡が付着することが
ない。
【0013】脱泡された液晶Lを液晶セル等の所望の液
晶供給対象物に供給する場合には、膨縮体14内に導入
管12を介して加圧気体を導入する。この場合、加圧気
体が液晶Lに接触することがないので、任意の気体を導
入することができる。膨縮体14内に加圧気体を導入す
ると、図1(B)に示すように、膨縮体14が伸長して
その下端部から液晶L内に入り込む。これにより、液晶
Lが収容室4の内面と膨縮体14の外面との間に充満し
た状態になる。すると、液晶Lが膨縮体14内に導入さ
れた加圧気体によって加圧される。液晶Lが所望の圧力
に加圧されたら、開閉弁8を開き所望の対象物に液晶L
を供給する。
【0014】なお、液晶Lが収容室4内に充満するにし
たがって、収容室4内に残在していた希薄な空気が徐々
に加圧され、これが液晶Lに混入するおそれがあるの
で、膨縮体14の伸長時には排気管5を介して排気ない
しは真空吸引するのが望ましい。また、このような排気
または真空吸引を、液晶Lが収容室4内に完全に充満す
るまで行うことができるよう、排気管5の下端部は、蓋
体3の下面と面一またはそれより上側に位置させておく
のが望ましい。
【0015】上記のように、この発明に係る脱泡用容器
1′は、膨縮体14を膨張させることによって液晶Lを
加圧するものであるから、脱泡された液晶Lに気体が混
入することがない。したがって、一旦脱泡した後は再度
脱泡する必要がなく、その分だけ作業効率を向上させる
ことができる。
【0016】また、膨縮体14を加圧気体によって膨張
させるようにすると、気体自体が弾性を有しているの
で、加圧気体の導入量が若干過剰になったり、あるいは
液晶Lが供給されてその量が若干減少したとしても、気
体の弾性膨張、収縮によって液晶Lに作用する圧力が大
きく変動するのを防止することができる。
【0017】なお、この発明は、上記の実施形態に限定
されるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上記
の実施例においては、膨縮体14として蛇腹状のものを
用いているが、ゴム風船のようなものを用いてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、一旦脱泡した後、液晶に気体が混入するの
を確実に防止することができる。したがって、脱泡を繰
り返す必要がなく、これによって作業能率を向上させる
ことができる。請求項2に係る発明によれば、脱泡作業
時に膨縮体を容器内の液晶から離しておくことができ、
これによって脱泡を確実に行うことができる。請求項3
に係る発明によれば、膨縮体を液晶内に入り込ませた
り、あるいはそこから引き上げたりすることを容易に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す断面図であって、
図1(A)は液晶の脱泡を行う際の状態を示し、図1
(B)は液晶を加圧しているときの状態を示している。
【図2】従来の液晶脱泡用容器の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
L 液晶 1′ 液晶脱泡容器 3a 排気口 3b 送出口 3c 導入口 4 収容室 14 膨縮体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶を収容する密封状態の収容室と、上
    記収容室内を排気するための排気口と、上記収容室内の
    液晶を外部に送り出すための送出口とを有する液晶脱泡
    容器において、上記収容室内に膨張収縮可能な膨縮体を
    配置し、この膨縮体に流体を供給するための流体供給口
    を設けたことを特徴とする液晶脱泡容器。
  2. 【請求項2】 上記膨縮体が上記収容室の上部内面に取
    り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の液
    晶脱泡容器。
  3. 【請求項3】 上記膨縮体が上下方向へ伸縮することに
    より膨張、収縮することを特徴とする液晶脱泡容器。
JP20837395A 1995-07-24 1995-07-24 液晶脱泡容器 Ceased JPH0929006A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20837395A JPH0929006A (ja) 1995-07-24 1995-07-24 液晶脱泡容器
US08/674,745 US5803137A (en) 1995-07-24 1996-07-02 Liquid crystal delivering apparatus
KR1019960029691A KR970007448A (ko) 1995-07-24 1996-07-23 액정송출장치
DE19629734A DE19629734B4 (de) 1995-07-24 1996-07-23 Vorrichtung zum Befüllen einer Zelle einer Flüssigkristallanzeigeeinheit mit Flüssigkristall
US09/088,482 US5908056A (en) 1995-07-24 1998-06-02 Liquid crystal delivering apparatus

Applications Claiming Priority (1)

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JP (1) JPH0929006A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013516319A (ja) * 2010-01-06 2013-05-13 アドバンスド テクノロジー マテリアルズ,インコーポレイテッド 気体除去および検出能力を有する液体分配システム
TWI404670B (zh) * 2003-11-21 2013-08-11 Merck Patent Gmbh 包裝,運送,儲存及取出液晶之方法及系統

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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