JP2723180B2 - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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JP2723180B2
JP2723180B2 JP27237695A JP27237695A JP2723180B2 JP 2723180 B2 JP2723180 B2 JP 2723180B2 JP 27237695 A JP27237695 A JP 27237695A JP 27237695 A JP27237695 A JP 27237695A JP 2723180 B2 JP2723180 B2 JP 2723180B2
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裕治 松本
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Agency of Industrial Science and Technology
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、不純物除去
や混合物の撹拌のために液体などの流体を循環させる循
環ポンプとして用いて好適なポンプ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、ベローズを用いて流体を循環
させる循環ポンプとしては、例えば、図2のようなポン
プ装置が知られている。
【0003】かかるポンプ装置は、上下方向に伸縮する
ベローズ形態の本体容器3を外部容器4内に備えてい
る。その本体容器3の上端部は外部容器4に保持され、
その下端部は、運動変換機構部5および電動機6によっ
て上下方向に往復移動されるようになっている。運動変
換機構部5は、例えば、電動機6の回転運動を上下運動
に変換するクランク機構である。外部容器4は、本体容
器3や運動変換機構部5などの可動部を保護するため
に、それらを取り囲むものであり、その内部は外気と連
通されて大気圧となっている。本体容器3には、吸入バ
ルブ1を備えた流体導入路11と、排出バルブ2を備え
た流体導出路12が連通されている。流体導入路11と
流体導出路12は、流体の循環路を形成すべく連結され
ている。
【0004】そして、本体容器3の下端部が上下動され
て、その内容積の変化に伴う圧力変動が生じることによ
って、流体導入路11内の流体が本体容器3内に吸入さ
れてから、流体導出路12に排出されて循環されること
になる。すなわち、本体容器3の下端部が下方に引かれ
て内容積が増大するときに、本体容器3内と流体導入路
11との間の差圧によって吸入バルブ1が開き、かつ容
器本体3内と流体導出路12との間の差圧によって排出
バルブ2が閉じて、流体導入路11から本体容器3内に
流体が吸入される。その後、本体容器3の下端部が上方
に押されて内容積が減少したときに、本体容器3内と流
体導入路11との間の差圧によって吸入バルブ1が閉
じ、かつ本体容器3内と流体導出路12との間の差圧に
よって排出バルブ2が開いて、本体容器3内の流体が流
体導出路12に排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ポンプ装置によって、所定の圧力に加圧されている加圧
流体を循環させるときには、その加圧流体の圧力以上の
力で本体容器3を上方に押す必要がある。そのため、電
動機6は流体の最大圧力に見合う駆動力を出力するもの
でなければならず、その電動機6の大型化を招くという
問題があった。さらに、流体の圧力が急激に変化した場
合に、電動機6の出力を速やかに増大させるべく対応す
ることができず、流体の流れが時間的、空間的に変動し
て乱流を生じるという問題もあった。
【0006】本発明の目的は、駆動力を軽減し、しかも
流体の圧力変動による負荷の変動を小さく抑えて、流体
の流れを安定させることができるポンプ装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のポンプ装置は、
本体容器の周壁部を外方に変位させて内容積を増大させ
ることによって、流体導入路から前記本体容器内に流体
を吸入し、前記本体容器の周壁部を内方に変位させて内
容積を減少させることによって、前記本体容器内の流体
を流体導出路に排出するポンプ装置において、前記流体
導入路または前記流体導出路のいずれか一方の流体圧を
前記本体容器の周壁部の外側に付与する圧力付与手段を
備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
に基づいて説明する。本実施形態は、前述した従来例と
同様に、ベローズ形態の本体容器3を用いて流体を循環
させる循環ポンプとしての適用例であり、前述した図2
と同様の部分には、同一符号を付して説明を省略する。
【0009】本例において、本体容器3を取り囲む外部
容器14は密封構造となっており、電動機6の駆動力
は、マグネチックカップリング10によって外部容器1
4の気密性を損なうことなく運動変換機構部5に伝達さ
れる。外部容器14の内部と流体導入路11との間は連
通路7によって連通されており、その外部容器14の内
部に流体導入路11の流体圧が導入され、その流体圧が
本体容器3を圧縮方向に加圧するようになっている。
【0010】9は流体の貯蔵容器であり、その貯蔵容器
9内の流体は、流体導入路11、本体容器3、流体導出
路12を通って循環され、流体導出路12中にフィルタ
ー8によって不純物が除去される。
【0011】次に、作用について説明する。
【0012】前述した従来例と同様に、本体容器3の下
端部が下方に引かれて内容積が増大するときに、本体容
器3内と流体導入路11との間の差圧によって吸入バル
ブ1が開き、かつ容器本体3内と流体導出路12との間
の差圧によって排出バルブ2が閉じて、流体導入路11
から本体容器3内に流体が吸入される。そして、本体容
器3の下端部が上方に押されて内容積が減少したとき
に、本体容器3内と流体導入路11との間の差圧によっ
て吸入バルブ1が閉じ、かつ本体容器3内と流体導出路
12との間の差圧によって排出バルブ2が開いて、本体
容器3内の流体が流体導出路12に排出される。このよ
うにして流体が循環され、その中に含まれる不純物がフ
ィルター8によって除去される。
【0013】ところで、搬送流体が所定の圧力に加圧さ
れている加圧流体である場合、その加圧流体の圧力をP
1、外部容器14内の圧力をP2、吸入バルブ1が閉じ
かつ排出バルブ2が開かれるときにおける流体導入路1
1と本体容器3との間の差圧を△P、本体容器3の断面
積をSとした場合、本体容器3の下端部を上方に押して
圧縮するときの力Fは、F=(P1+△P−P2)×S
となる。本例では、連通路7によって流体導入路11と
本体容器3が連通されてP1=P2となるため、F=△
P×Sとなる。
【0014】一方、前述した図2の従来例の場合には、
外部容器4の内部が大気に開放されて大気圧となってい
るため、P2=0(大気圧)、F=(P1+△P)×S
となる。
【0015】結局、本実施形態の場合、本体容器3を圧
縮して流体を排出するときに要する力Fは、差圧△P分
に相当する小さい力でよくなり、しかも搬送流体の圧力
P1に依存しないため、搬送流体の圧力が急激に変化し
たとしても流体の流れに変化は生じなくなる。また、本
体容器3を膨張させるべく下方に引いて、流体を流体導
入路11から吸入するときに要する力は、流体の流動抵
抗分の小さな力ですむ。
【0016】また、仮に、本体容器3の可動部分が磨耗
によって損傷して、流体が本体容器3の外部に流出した
とした場合には、その本体容器3が外部容器14によっ
て密封されているため、その流体が外部に漏れ出たり、
外気に触れたりすることもない。
【0017】なお、上述した実施形態とは逆に、連通路
7によって流体導出路12と外部容器14との間を連通
して、流体導出路12の圧力を外部容器14内に導入す
るようにしてもよい。この場合には、本体容器3を膨張
させるべく下方に引いて、流体を流体導入路11から吸
引するときに要する力F′がF′=△P×Sとなり、ま
た本体容器3を圧縮させるべく上方に押して、流体を流
体導出路12から排出するときに要する力は、流体の流
動抵抗分の小さな力ですむ。
【0018】また、本体容器3としては、前述したベロ
ーズに代えてダイヤフラムを用いることもでき、要は、
内容積を増減させるべく外方および内方に変位する周壁
部を有して、その周壁部の外側に、流体導入路11内ま
たは流体導出路12内の圧力が付与されるものであれば
よい。例えば、本体容器3として、ピストンを周壁部と
して備えたシリンダ構造とすることも可能である。ま
た、そのような本体容器3の周壁部の外側に流体導入路
11内または流体導出路12内の圧力を付与させる手段
としては、例えば、リンク機構などを用いて、流体導入
路11内または流体導出路12内の圧力を周壁部の外側
または内側に加える構成とすることもできる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のポンプ装
置は、本体容器の内容積を変化させるべく内方および外
方に変位する本体容器の周壁部に、流体導入路内または
流体導出路内の圧力を作用させる構成であるから、所定
の圧力に加圧されている搬送流体の圧力に拘わらず、そ
れを流体導入路から吸入して流体導出路に排出するため
の差圧分に相当するの小さな力によって作動させること
ができ、しかも流体の圧力変動による負荷の変動を小さ
く抑えて、流体の流れを安定させることができる。
【0020】さらに、流体が本体容器の外部に流出した
場合に、外部容器によって、その流体が外部に漏れ出た
り外気に触れたりすることを防止することもできる。ま
た、本発明のポンプ装置は、特に、流体を循環させる種
々の循環ポンプとして広範囲に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の概略構成図である。
【図2】従来例を説明するための概略構成図である。
【符号の説明】
1 吸入バルブ 2 排出バルブ 3 本体容器 5 運動変換機構部 6 電動機 7 連通路 11 流体導入路 12 流体導出路 14 外部容器

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体容器の周壁部を外方に変位させて内
    容積を増大させることによって、流体導入路から前記本
    体容器内に流体を吸入し、前記本体容器の周壁部を内方
    に変位させて内容積を減少させることによって、前記本
    体容器内の流体を流体導出路に排出するポンプ装置にお
    いて、 前記流体導入路または前記流体導出路のいずれか一方の
    流体圧を前記本体容器の周壁部の外側に付与する圧力付
    与手段を備えたことを特徴とするポンプ装置。
  2. 【請求項2】 前記圧力付与手段は、少なくとも前記本
    体容器の周壁部の外側を囲む外部容器と、該外部容器の
    内部に前記流体導入路または前記流体導出路のいずれか
    一方を連通する連通路とを有することを特徴とする請求
    項1に記載のポンプ装置。
  3. 【請求項3】 前記本体容器はベローズであることを特
    徴とする請求項1または2に記載のポンプ装置。
  4. 【請求項4】 前記本体容器はダイヤフラムであること
    を特徴とする請求項1または2に記載のポンプ装置。
JP27237695A 1995-10-20 1995-10-20 ポンプ装置 Expired - Lifetime JP2723180B2 (ja)

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