JPH09289866A - 包あん装置 - Google Patents

包あん装置

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JPH09289866A
JPH09289866A JP12911696A JP12911696A JPH09289866A JP H09289866 A JPH09289866 A JP H09289866A JP 12911696 A JP12911696 A JP 12911696A JP 12911696 A JP12911696 A JP 12911696A JP H09289866 A JPH09289866 A JP H09289866A
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food dough
dough
pressing member
wrapping
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JP12911696A
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Masami Suzuki
正巳 鈴木
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TAFUTO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手作りの製品に近い食感、風味、外観を有す
るパン、饅頭などの製品を生産性よく製造できるように
した包あん装置を提供する。 【解決手段】 内周が凹状をなす受け器13の搬送経路
上に、シート状にして供給される食品生地19を、押圧
部材32によって受け器13に挿入して凹状に成形する
成形装置15と、受け器13に保持された食品生地19
内に、具材83を所定量ずつ充填する充填装置16と、
受け器13に保持された食品生地19の上縁部を閉じ
て、食品生地19で具材83を包ませる生地閉じ装置1
7とを設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、あん、クリーム、
惣菜等の具材を、パン、饅頭の皮等の食品生地で包むた
めの包あん装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、包あん装置としては、食
品生地と具材とを、円筒状の食品生地の内側に具材が挿
入されるように同時に押出し、その外周から回転しつつ
近接する複数のローラによって、食品生地及び具材を所
定長さずつ分離すると共に、分離した部分で食品生地を
接合して具材を包み込むようにしたものが主として使用
されている。
【0003】また、上記のような包あん機を用いない
で、手作業で包あんして作ったパンや饅頭も販売されて
いる。このような手作りの製品は、生地の圧延と複合を
繰返してきめの細かい組織を作ることができ、皮の厚さ
を薄くして具材の量を多くすることもできるので、包あ
ん装置で作った製品に比べて、食感、風味、外観に優れ
ており、高価ではあるが人気を博している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の包あん装置は、
下記に示すようないくつかの欠点を有していた。 押出し成形できるように食品生地の流動性を確保する
ため、食品生地の水分を50%程度にしなければなら
ず、小麦粉としてもグルテンの少ない薄力粉を使用する
ことが望まれる。 食品生地を押出し成形装置で押出すため、グルテン等
によって形成される生地の組織が破壊されてしまい、ま
た、生地中に比較的多量の空気が混入する。 上記、の結果として、でき上がったパンや饅頭の
皮は、内部に気泡が多くて腰のない食感になり、表面に
つやがなく、中華饅頭などにおいて蒸したときに表面が
とろけやすくなり、加熱して冷えるとへたってしまって
復元性に乏しいという欠点があった。 具材に対する食品生地の厚さを比較的厚くしないと包
あんできないため、パンや饅頭の皮に対してあんなどの
具材の量を多くすることに限界があった。
【0005】一方、包あん装置を用いない手作りの製品
は、前記のように食感、風味、外観に優れたものが得ら
れるが、手作業であるから生産性が悪く、製品コストが
著しく高くなるという問題点あった。
【0006】したがって、本発明の目的は、手作りの製
品に近い食感、風味、外観を有するパン、饅頭などの製
品を生産性よく製造できるようにした包あん装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1は、あん、クリーム、惣菜等の具材
を、パン、饅頭の皮等の食品生地で包むための包あん装
置において、内周が凹状をなす受け器を間欠的に搬送す
る搬送手段と、シート状にして供給される食品生地を、
押圧部材によって前記受け器に挿入して凹状に成形する
成形装置と、前記受け器に保持された食品生地内に、前
記具材を所定量ずつ充填する充填装置と、前記受け器に
保持された食品生地の上縁部を閉じて、前記食品生地で
前記具材を包ませる生地閉じ装置とを備え、前記搬送手
段によって、前記受け器が、前記成形装置、前記充填装
置及び前記生地閉じ装置に順次移動することを特徴とす
る。
【0008】本発明の第2は、前記第1の発明におい
て、前記成形装置が、前記食品生地の下面に配置される
所定形状の開口を有する受け枠と、この受け枠内周に基
部外周が接離可能に当接し、下端部が前記受け器の内周
に適合する形状をなし、所定のタイミングで昇降動作す
る前記押圧部材とを備え、前記搬送手段によって間欠的
に搬送される前記受け器が、前記受け枠の下方に順次配
置されるように構成されていることを特徴とする。
【0009】本発明の第3は、前記第2の発明におい
て、前記押圧部材の下端部外周にガス噴出口が設けられ
ていることを特徴とする。
【0010】本発明の第4は、前記第2の発明におい
て、前記押圧部材の下端部外周にガス圧によって膨張収
縮するバルーンが装着されていることを特徴とする。
【0011】本発明の第5は、前記第1〜4の発明にお
いて、前記受け器には、周壁上部に上下に走るスリット
が周方向に所定間隔で形成されており、前記生地閉じ装
置は、放射状に配置されて開閉動作し、前記スリットを
通して前記受け器内に挿入される複数の爪部材を有する
ものからなることを特徴とする。
【0012】本発明の第6は、前記第1〜4の発明にお
いて、前記生地閉じ装置が、ガス圧によって開閉動作す
る環状に配置されたバルーンを有し、食品生地の上縁部
を前記バルーンで閉じる構造をなすことを特徴とする。
【0013】本発明の第1によれば、搬送手段によって
受け器が成形装置に配置されると、シート状の食品生地
が、押圧部材によって受け器に挿入され、受け器の内周
に押圧されて凹状に成形される。次に、受け器が充填装
置に位置すると、受け器に保持された凹状の食品生地の
内部に具材が所定量ずつ充填される。更に、受け器が生
地閉じ装置に位置すると、食品生地の上縁部が閉じられ
て、具材が食品生地に包まれる。
【0014】上記のように、食品生地は、シート状にし
て供給され、押圧部材によって受け器内に押圧されて成
形されるので、食品生地として、手作りの場合と同様な
圧延と複合を繰返して形成したものが使用でき、水分含
量もそれほど多くする必要はなく、原料小麦粉としてグ
ルテン含量の高い強力粉等を使用することもでき、更に
形成された生地の組織が破壊されにくいので、食感、風
味、外観に優れた製品を得ることができる。
【0015】また、特に中華饅頭に適用した場合には、
食品生地の上縁部を閉じたとき、ひだ状になるので、従
来のように、包あん装置で包あんした後、ひだ付け装置
で皮の上部にひだを付けるという作業を行うことなく、
包あん装置で包あんするだけの作業ですむという利点が
得られる。更に、中華饅頭のように蒸して製造する製品
においては、表面がとろけにくいという利点も得られ
る。
【0016】本発明の第2によれば、食品生地が受け枠
上に配置され、受け器が受け枠の開口部の真下に配置さ
れた状態で、押圧部材が下降し、押圧部材の基部外周が
受け枠の内周に当接して、食品生地を所定形状に打ち抜
くと共に、食品生地を受け器の内周に押圧して凹状に成
形することができる。
【0017】本発明の第3によれば、押圧部材が下降し
て食品生地を受け器の内部に押圧した後、ガス噴出口か
らガスを噴出させることにより、食品生地を押圧部材か
ら確実に分離して受け器内に保持させることができる。
【0018】本発明の第4によれば、押圧部材が下降し
て食品生地を受け器の内部に挿入した後、バルーンを膨
張させて食品生地を受け器の内周に圧接させ、続いてバ
ルーンを収縮させることにより、押圧部材を食品生地か
ら確実に分離させて受け器から抜き出すことができる。
【0019】本発明の第5によれば、複数の爪部材を閉
じさせて、受け器の上縁部のスリットを通して受け器の
内部に侵入させ、内部に具材を充填された食品生地の上
縁部を爪部材で閉じて、具材を食品生地で包ませること
ができる。
【0020】本発明の第6によれば、内部に具材を充填
された食品生地の上縁部を、環状のバルーンを内側に膨
張させて閉じることにより、具材を食品生地で包ませる
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1〜5には、本発明の包あん装
置の一実施例が示されている。図1は本発明の包あん装
置による包あん工程を示す説明図、図2は同包あん装置
の全体を示す平面図、図3は同包あん装置における成形
装置を示す正面断面図、図4は同包あん装置における成
形装置を示す平面断面図、図5は同包あん装置における
生地閉じ装置を示す一部切り欠き正面図である。
【0022】図2に示すように、この包あん装置11
は、複数の受け器13が設置された基台12を有する。
複数の受け器13は、基台12に設けられた矩形のレー
ル14に沿って、四隅に配列された図示しないプッシャ
により、図中矢印A〜Dで示すように押されて間欠的に
移動するようになっており、この基台12、レール14
及び図示しないプッシャが本発明における搬送手段を構
成している。
【0023】受け器13の移動経路には、成形装置1
5、充填装置16、16’、ならし装置85、生地閉じ
装置17、17’、取出し装置18が配置されている。
なお、充填装置16、16’及び生地閉じ装置17、1
7’は少なくとも1台あればよく、必要に応じて2台以
上設置してもよい。また、成形装置15に関連して、食
品生地19を供給する生地供給装置20が設けられてお
り、取出し装置18に関連して、取り出された製品を所
定の個所に運ぶ排出コンベア21が設けられている。な
お、図2における22は作業員である。
【0024】図3、4に示すように、成形装置15は、
図示しない駆動機構により昇降動作するフレーム31に
連接された押圧部材32を有している。押圧部材32の
下端部34は、受け器13の内周形状に適合する丸みを
帯びた形状をなし、下端部34よりやや上方の外周部分
には、段部33が設けられている。押圧部材32の中心
部には、通気路35が形成されており、この通気路35
は、その下端部から放射状に枝別れして、押圧部材32
の外周にガス噴出口36として開口している。
【0025】受け器13は、正方形の基板37と、この
基板37の中央部に設置された有底円筒部38とを有
し、有底円筒部38の内部に食品生地19を受ける凹部
が形成されている。有底円筒部38の上縁部には、上下
に走るスリット39が周方向に所定間隔で形成されてい
る。なお、図4においては、このスリット39は便宜上
省略されている。
【0026】下方に配置される受け器13と、上方に配
置される押圧部材32との間には、フレーム40、41
に支持された支持板42が配置され、この支持板42の
両側に沿って食品生地19を搬送する2本の平行なコン
ベアベルト43、43が配置されている。このコンベア
ベルト43、43は、一方のフレーム40に支持された
回転軸44に装着された駆動プーリ45、45と、他方
のフレーム41に支持された回転軸46、46に装着さ
れた従動プーリ47、47との間に張設されている。ま
た、フレーム40上に設置されたモータ48の駆動軸に
装着された駆動スプロケット49と、回転軸44に装着
された従動スプロケット50との間にチェーン51が張
設され、上記モータ48の作動によりチェーン51を介
してコンベアベルト43、43が走行するようになって
いる。
【0027】支持板42の受け器13が配置される部分
の上方に位置する部分には、円形の開口部52を有する
受け枠53が配置されている。受け枠53の開口上縁部
55はテーパ状をなしている。前記押圧部材32が下降
するとき、押圧部材32の外周の段部33が上記受け枠
53の開口上縁部55に当接し、食品生地19を挟圧し
て切断するようになっている。また、受け枠53及び支
持板42上のコンベアベルト43、43の側方部分に
は、食品生地19が所定経路に沿って移動するようにガ
イド板54、54が設置されている。
【0028】図5に示すように、生地閉じ装置17は、
図示しない駆動機構により昇降動作するフレーム61に
支柱62を介して支持されている。支柱62の下端に
は、支持材64、65、66、67、68等からなる支
持フレームが固着されている。支持材67上には、複数
本のスライド棒69が上下に挿通され、このスライド棒
69の上端は連結板70に連結され、下端は枠体71に
連結されている。そして、支持材67上に設置された第
1エアシリンダ72の上方に突出する作動ロッド73が
連結板70に連結されている。
【0029】また、支持材68には、放射状に配置され
た複数本の第1爪部材74が支軸75を介して開閉可能
に支持されている。第1爪部材74の後端のレバー74
aは上記枠体71に保持されている。したがって、第1
エアシリンダ72が作動することにより、連結板70、
スライド棒69を介して枠体71が昇降動作すると、第
1爪部材74が図中想像線で示すように開閉動作する。
【0030】更に、支持材68には、上記第1爪部材7
4の内側に同じく放射状に配置された、第1爪部材74
よりも小さい複数本の第2爪部材76が、支軸77を介
して開閉可能に支持されている。第2爪部材76の後端
のレバー76aは、支持材68に設置された第2エアシ
リンダ78の作動ロッド79の下端に設けられたホルダ
80に保持されている。したがって、第2エアシリンダ
78が作動することにより、ホルダ80が昇降動作する
と、第2爪部材76が図中想像線で示すように開閉動作
する。
【0031】図1において、(a)、(b)は食品生地
の成形工程、(c)は具材の充填工程、(d)は具材の
ならし工程、(e)、(f)は食品生地の閉じ工程、
(g)はでき上がった製品の取出し工程を示している。
【0032】成形工程(a),(b)は、前述した成形
装置15によってなされる。充填工程(c)は、充填装
置16によってなされる。充填装置16は、例えばホッ
パー81と定量供給部82とを有する公知のものが使用
できる。
【0033】ならし工程(d)は、例えば回転しながら
下降する回転棒84を有し、食品生地19内に充填され
た具材83の上面に当接して、具材83をならすように
したならし装置18によってなされる。
【0034】食品生地の閉じ工程(e)、(f)は、前
述した生地閉じ装置17によってなされる。なお、図1
においては、便宜上第1爪部材74だけを図示し、第2
爪部材76は省略している。
【0035】取出し工程(g)は、クランパ86を有
し、食品生地19の閉じた上縁部をつかみ、図中矢印で
示す如く移動して、製品90を排出コンベア21に移動
させるようにした取出し装置18によってなされる。
【0036】なお、成形装置15の押圧部材32、なら
し装置85の回転棒84及び生地閉じ装置17は、図2
に示す昇降板91に連接されて、同時に昇降動作するよ
うになっている。
【0037】次に、この包あん装置11の作用について
説明する。図3、4に示すように、食品生地19がコン
ベアベルト43に乗って移動し、受け枠53上に配置さ
れる。また、受け器13が移動してきて、受け枠53の
真下に配置される。この状態で成形装置15の押圧部材
32が下降し、押圧部材32の外周の段部33が受け枠
53の開口上縁部55に当接して、食品生地19を円形
に打ち抜く。更に、円形に打ち抜かれた食品生地19
は、受け器13の内部に押圧されて凹状に成形されると
共に、押圧部材32の通気路35を通してガス噴出口3
6から吹出されるガスによって受け器13内に設置され
る。その後、押圧部材32が上昇して、図1の(a),
(b)に示す成形工程が終了する。
【0038】次に、受け器13は、図2の充填装置1
6、16’に順次移動し、図1(c)に示すように、凹
状に成形された食品生地19の内部に、製品の種類に応
じた各種の具材83を所定量ずつ充填される。なお、具
材の種類が1種類の場合は、充填装置は1台でよく、2
種類以上ある場合は、その数に応じた台数の充填装置を
設置することができる。
【0039】更に、受け器13は、図2のならし装置8
5に移動し、図1(d)に示すように、回転棒84を押
し付けられて具材83が平均にならされる。なお、この
ならし装置85は、必ずしも必要なものではない。
【0040】次いで、受け器13は、図2の生地閉じ装
置17、17’に順次移動する。生地閉じ装置17、1
7’では、まず第1エアシリンダ72が作動して第1爪
部材74が閉じ、続いて第2エアシリンダ78が作動し
て第2爪部材76が閉じる。これらの爪部材74、76
は、受け器13のスリット39から受け器13内に侵入
し、受け器13内壁に密接している食品生地19の上縁
部を内側にすぼめて、具材83を包み込むように閉じさ
せる。この実施例では、2台の生地閉じ装置17、1
7’を用いて、上記操作を2回繰返し、食品生地19の
閉じた部分の接合が確実になされるようにしているが、
生地閉じ装置は1台だけでもよい。こうして図1
(e),(f)に示す生地閉じ工程が終了する。
【0041】最後に、受け器13は、図2の取出し装置
18に移動し、図1(g)に示すように、できあがった
製品90をクランパ86でつまんで持ち上げ、排出コン
ベア21に載せて所定の個所に搬送する。
【0042】図6には、本発明の包あん装置に用いられ
る成形装置の他の例が示されている。この成形装置10
1は、図示しない駆動機構により昇降動作するフレーム
102に支持された支柱103と、その下端に連接され
た押圧部材104とを有している。押圧部材104の外
周には、ガス圧によって膨張、収縮するバルーン105
が装着されている。
【0043】図示しないコンベアに乗って移動する食品
生地19の下方には、受け枠106が配置され、その開
口部107に上記押圧部材104が挿入されるようにな
っている。また、押圧部材104の外周に設けた段部1
08が上記開口部107に当接して食品生地19を所定
形状に打ち抜くようになっている。
【0044】受け器109は、成形された食品生地19
の上縁部が上方に突出する程度の深さとされ、このため
押圧部材104による成形時には、受け器109の開口
縁部上方に、抑え部材110が配置されるようになって
いる。なお、抑え部材110は、回転軸111に支持さ
れて開閉動作する。
【0045】したがって、この成形装置101によれ
ば、押圧部材104を下降させて、食品生地19を打ち
抜き、受け器109の内部に挿入する。このとき、受け
器109の開口縁部上方には抑え部材110を配置して
おく。この状態でガスを圧入してバルーン105を膨張
させ、食品生地19を受け器109及び抑え部材110
の内周に押し付けて凹状に成形する。そして、バルーン
105のガスを抜いて萎ませ、押圧部材104を上昇さ
せ、抑え部材110を開いて受け器109を移動させる
ことができる。
【0046】図7には、本発明の包あん装置に用いられ
る生地閉じ装置の他の例が示されている。この生地閉じ
装置121は、図示しない駆動機構により昇降動作する
フレーム122に支持された支柱123と、その下端に
支持された支持枠124とを有し、支持枠124の内周
に環状のバルーン125が装着されている。なお、受け
器109は、図6に示したものと同様な構造をなし、食
品生地19の上縁部が受け器109の開口縁部から上方
に突出している。
【0047】したがって、この生地閉じ装置121によ
れば、受け器109が支持枠124の真下に位置した状
態で、フレーム122、支柱123を介して支持枠12
4を下降させ、バルーン125を食品生地19の上縁部
外周に位置させる。この状態でバルーン125を膨張さ
せてその内径を小さくし、食品生地19の上縁部を閉じ
させる。こうして、具材83を食品生地19で包んだ
後、バルーン125内のガスを抜いて内径を元の大きさ
に戻し、支持枠124を上昇させ、受け器109を移動
させることができる。
【0048】なお、本発明において、受け器の搬送手段
としては、図2に示した構造のものに限らず、例えばイ
ンデックステーブル、ベルトコンベア等の各種の手段を
採用することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
成形装置の押圧部材でシート状の食品生地を受け器に挿
入して押圧することにより凹状に成形し、この食品生地
に充填装置によって具材を充填した後、食品生地の上縁
部を生地閉じ装置によって閉じて具材を包み込むように
したので、手作りの製品に近い食感、風味、外観を有す
るパン、饅頭などの製品を生産性よく製造することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の包あん装置による包あん工
程を示す説明図である。
【図2】同包あん装置の全体を示す平面図である。
【図3】同包あん装置における成形装置を示す正面断面
図である。
【図4】同包あん装置における成形装置を示す平面断面
図である。
【図5】同包あん装置における生地閉じ装置を示す一部
切り欠き正面図である。
【図6】本発明の包あん装置に用いられる成形装置の他
の例を示す正面断面図である。
【図7】本発明の包あん装置に用いられる生地閉じ装置
の他の例を示す、右半分を断面にして示す正面断面図で
ある。
【符号の説明】
11 包あん装置 12 基台 13 受け器 14 レール 15 成形装置 16 充填装置 17 生地閉じ装置 18 取出し装置 19 食品生地 20 生地供給装置 32 押圧部材 33 段部 36 ガス噴出口 39 スリット 43 コンベアベルト 52 開口部 53 受け枠 69 スライド棒 71 枠体 72 第1エアシリンダ 74 第1爪部材 76 第2爪部材 78 第2エアシリンダ 80 ホルダ 83 具材 85 ならし装置 101 成形装置 104 押圧部材 105 バルーン 106 受け枠 107 開口部 108 段部 109 受け器 110 抑え部材 111 回転軸 121 生地閉じ装置 124 支持枠 125 バルーン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あん、クリーム、惣菜等の具材を、パ
    ン、饅頭の皮等の食品生地で包むための包あん装置にお
    いて、 内周が凹状をなす受け器を間欠的に搬送する搬送手段
    と、 シート状にして供給される食品生地を、押圧部材によっ
    て前記受け器に挿入して凹状に成形する成形装置と、 前記受け器に保持された食品生地内に、前記具材を所定
    量ずつ充填する充填装置と、 前記受け器に保持された食品生地の上縁部を閉じて、前
    記食品生地で前記具材を包ませる生地閉じ装置とを備
    え、 前記搬送手段によって、前記受け器が、前記成形装置、
    前記充填装置及び前記生地閉じ装置に順次移動すること
    を特徴とする包あん装置。
  2. 【請求項2】 前記成形装置は、前記食品生地の下面に
    配置される所定形状の開口を有する受け枠と、この受け
    枠内周に基部外周が接離可能に当接し、下端部が前記受
    け器の内周に適合する形状をなし、所定のタイミングで
    昇降動作する前記押圧部材とを備え、前記搬送手段によ
    って間欠的に搬送される前記受け器が、前記受け枠の下
    方に順次配置される請求項1記載の包あん装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧部材の下端部外周にガス噴出口
    が設けられている請求項2記載の包あん装置。
  4. 【請求項4】 前記押圧部材の下端部外周にガス圧によ
    って膨張収縮するバルーンが装着されている請求項2記
    載の包あん装置。
  5. 【請求項5】 前記受け器には、周壁上部に上下に走る
    スリットが周方向に所定間隔で形成されており、前記生
    地閉じ装置は、放射状に配置されて開閉動作し、前記ス
    リットを通して前記受け器内に挿入される複数の爪部材
    を有するものからなる請求項1〜4のいずれか1つに記
    載の包あん装置。
  6. 【請求項6】 前記生地閉じ装置は、ガス圧によって開
    閉動作する環状に配置されたバルーンを有し、食品生地
    の上縁部を前記バルーンで閉じる構造をなす請求項1〜
    4のいずれか1つに記載の包あん装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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