JPH09289797A - 車両用ステッピングモータの制御方法及び車両用ステッピングモータ制御装置 - Google Patents

車両用ステッピングモータの制御方法及び車両用ステッピングモータ制御装置

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JPH09289797A
JPH09289797A JP8122851A JP12285196A JPH09289797A JP H09289797 A JPH09289797 A JP H09289797A JP 8122851 A JP8122851 A JP 8122851A JP 12285196 A JP12285196 A JP 12285196A JP H09289797 A JPH09289797 A JP H09289797A
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JP
Japan
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stepping motor
vehicle
determined
possibility
supply voltage
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JP8122851A
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Mamoru Seiji
護 政氏
Kunio Mizuno
邦男 水野
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Bosch Corp
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Zexel Corp
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Publication date
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P21/00Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用ステッピングモータの初期設定を必要
最小限として効率的に行えるようにする。 【解決手段】 ステッピングモータが駆動される度毎に
電源電圧に応じて仮位置ずれ推定値mを求め(図4のス
テップ202,204,206,208参照)、その積
算値を位置ずれ推定値Sとして所定の記憶領域に記憶
し、イグニッションスイッチがオンとされた際に、その
直前の記憶されている位置ずれ推定値Sが所定値を越え
るものか否かが判定され、所定値を越えると判定された
場合に、ステッピングモータの初期設定が行われるよう
にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステッピングモー
タの制御方法及びその装置に係り、特に、車両用のステ
ッピングモータ、例えば、車両用空調装置の各種空調用
のドアを回動させるモータアクチュエータに用いられる
ステッピングモータの初期位置を制御するための方法及
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、この種の従来装置として、特公
平4−9685号公報には、車両用空調装置における空
調用ドアの回動制御に用いられるステッピングモータの
制御装置であって、車両用空調装置への電源投入時に、
ステッピングモータに対して、所定時間の間、所定の駆
動パスルを入力するようにして、ステッピングモータを
所定の方向へ所定の時間回動させることで、ステッピン
グモータの初期設定、すなわち、空調用ドア位置の初期
設定を行うようにしたものが開示されている。
【0003】ところで、この種の装置におけるステッピ
ングモータは、通常いわゆるオープンループ制御によ
り、その回動位置が制御されるようになっていることに
起因して、回転子における機械的出力の大きさと、当該
回転子における負荷とのバランスが崩れた際に、脱調現
象が生じ、停止や位置ずれという問題が発生することは
良く知られているところである。上述した従来装置は、
ステッピングモータにおける位置ずれを極力回避すべく
なされたものである。
【0004】一方、例えば、特公平6−81552号公
報には、上述のような脱調現象を検出するための技術と
して、ステッピングモータの出力軸に、この出力軸の回
転を検出する検出手段を設け、ステッピングモータを駆
動するために当該ステッピングモータへ印加される駆動
パルス信号と、検出手段からの検出信号とを比較し、そ
の差が所定値以上となった際に、ステッピングモータの
脱調と判断するようにしたものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
装置においては、装置への電源投入の度毎に空調用ドア
位置の初期設定を行うものであるため、初期設定を行う
必要のない場合にあっても、強制的に初期設定が行われ
るので、効率が悪いという問題に加え、ステッピングモ
ータからの異音の発生という問題がある。すなわち、空
調用ドアの初期設定の際には、空調用ドアが初期設定位
置において一方向へ押しつけられる状態となるので、ス
テッピングモータから異音が発生することがあり、使用
者に不快感を与えることがあるという問題がある。
【0006】また、後者の技術においては、新たに検出
手段を設けなければならず、装置の高価格化を招くと共
に、特に、収納空間が限られている車両用空調装置にあ
っては、検出手段のための新たな取付スペースを確保し
なければならず、取付構造等の再考が必要となるという
問題を招く。
【0007】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、効率のよい初期設定を行うことができる車両用ステ
ッピングモータの制御方法及び車両用ステッピングモー
タの制御装置を提供するものである。本発明の他の目的
は、異音の発生が極力少なくて済む初期設定を行える車
両用ステッピングモータの制御方法及び車両用ステッピ
ングモータの制御装置を提供することにある。また、本
発明の他の目的は、必要最小限の初期設定回数で済む車
両用ステッピングモータの制御方法及び車両用ステッピ
ングモータの制御装置を提供することにある。さらに、
本発明の他の目的は、新たな部品の増設を伴うことなく
必要最小限の初期設定回数で済む車両用ステッピングモ
ータの制御方法及び車両用ステッピングモータの制御装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の車両用ス
テッピングモータの制御方法は、車両用空調装置に設け
られた空調用ドアを回動するモータアクチュエータに用
いられるステッピングモータの動作を制御するための車
両用ステッピングモータの制御方法であって、前記ステ
ッピングモータに供給される電源電圧の大きさに応じて
位置ずれの可能性を推定し、位置ずれの可能性有りと推
定された場合に、前記ステッピングモータの初期位置設
定を行うものである。
【0009】かかる構成においては、ステッピングモー
タが位置ずれを起こす一つの要素である電源電圧の大き
さに応じて、予め定めた推定値によって位置ずれの可能
性を推定し、位置ずれの可能性有りとされた場合に、ス
テッピングモータの初期設定が行われることとなるた
め、従来と異なり、必要以上に初期設定を行うことがな
くなり効率のよい初期設定が行われることとなる。この
ため、ステッピングモータの初期設定の際に生ずる異音
の発生回数を減らすことができ、使用者の不快感の減少
を図ることができるものである。
【0010】請求項2記載の車両用ステッピングモータ
の制御方法は、車両用空調装置に設けられた空調用ドア
を回動するモータアクチュエータに用いられるステッピ
ングモータの動作を制御するための車両用ステッピング
モータの制御方法であって、前記ステッピングモータの
脱調の可能性を表す予測脱調数を、前記ステッピングモ
ータの駆動中に当該ステッピングモータに供給される駆
動パルス数に所定の係数を乗じて求め、この予測脱調数
が所定値以上である場合に、前記ステッピングモータの
初期位置設定を行うものである。
【0011】かかる構成において、所定の係数は、ステ
ッピングモータに供給される電源電圧の大きさに基づい
て決定されるものが好適である。また、所定値は、ドア
開度に基づいて定められるものが好適である。この方法
では、実際にアクチュエータに供給されるパルス数を計
数し、この計数値に電源電圧に応じて定まる係数を乗じ
て求められた数値を予測脱調数とし、この予測脱調数が
予め定められた値、例えば、ドア開度に応じて定められ
た所定値よりも大となった場合に、ステッピングモータ
の脱調の可能性有りとするものである。すなわち、ステ
ッピングモータの駆動状態が不適切であるとして、ステ
ッピングモータの初期設定が行われるようにしたもの
で、このため、従来と異なり、必要以上に初期設定を行
うことがなくなり効率のよい初期設定が行われることと
なる。また、ステッピングモータの初期設定の際に生ず
る異音の発生回数を減らすことができ、使用者の不快感
の減少を図ることができるものである。
【0012】請求項5記載の発明に係る車両用ステッピ
ングモータ制御装置は、車両用空調装置に設けられた空
調用ドアを回動するモータアクチュエータに用いられる
ステッピングモータの動作を制御する車両用ステッピン
グモータ制御装置において、前記ステッピングモータの
駆動状態の適否を判定する駆動状態判定手段と、前記駆
動状態判定手段により駆動状態が不適切と判定された場
合に、前記ステッピングモータの初期位置設定を行う初
期位置設定手段と、を具備したものである。
【0013】特に、駆動状態判定手段は、所定の規則に
基づいて位置ずれの可能性の指標となる位置ずれ推定値
を求め、この位置ずれ推定値が所定値を越えた場合にス
テッピングモータに位置ずれが生じており、駆動状態が
不適切であると判定するものが好適である。そして、こ
の場合、所定の規則は、ステッピングモータへ供給され
る電源電圧の大きさに対する位置ずれ推定値として表さ
れるものであって、位置ずれ推定値は電源電圧の大きさ
に対する位置ずれの可能性に基づいて予め定めれた数値
であるものが好適である。
【0014】かかる構成においては、駆動状態判定手段
において、ステッピングモータが位置ずれを起こす一つ
の要素である電源電圧の大きさに応じて、予め定めた推
定値によって位置ずれの可能性が推定され、位置ずれの
可能性有りとされた場合に、初期位置設定手段によりス
テッピングモータの初期設定が行われることとなるた
め、従来と異なり、必要以上に初期設定を行うことがな
くなり効率のよい初期設定が行われることとなる。この
ため、ステッピングモータの初期設定の際に生ずる異音
の発生回数を減らすことができ、使用者の不快感の減少
を図ることができるものである。
【0015】また、駆動状態判定手段は、ステッピング
モータに供給される駆動パルス数に所定の係数を乗じて
求められる予測脱調数に基づいて前記ステッピングモー
タの脱調の可能性を判定し、脱調の可能性がある場合に
駆動状態が不適切とするものも好適である。この場合、
予測脱調数が、ドア開度に応じて定められた所定値以上
である場合に、ステッピングモータの脱調可能性有りと
判定するようにすればより好適である。
【0016】かかる構成においては、駆動状態判定手段
により、実際にアクチュエータに供給されるパルス数が
を計数され、この計数値に電源電圧に応じて定まる係数
が乗じられて求められた数値が予測脱調数とされ、この
予測脱調数が予め定められた値、例えば、ドア開度に応
じて定められた所定値よりも大となった場合に、ステッ
ピングモータの脱調の可能性有りと判定される。すなわ
ち、ステッピングモータの駆動状態が不適切であるとし
て、初期位置設定手段により、ステッピングモータの初
期設定が行われることとなり、従来と異なり、必要以上
に初期設定を行うことがなくなり効率のよい初期設定が
行われることとなる。また、ステッピングモータの初期
設定の際に生ずる異音の発生回数を減らすことができ、
使用者の不快感の減少を図ることができるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1乃至図9を参照しつつ説明する。なお、以下に
説明する部材、配置等は本発明を限定するものではな
く、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができる
ものである。
【0018】最初に、第1の発明の実施の形態につい
て、図1乃至図4を参照しつつ説明する。まず、図1及
び図2を参照しつつ、本発明が適用される車両用空調装
置の概略構成について説明することとする。空調ダクト
1の上流側は、外気導入口2と、内気導入口3とに分岐
されており、この分岐部分には空調ダクト1へ導入する
空気を選択するためのインテークドア4が設けられてい
る。
【0019】そして、空調ダクト1の後流側には、ブロ
アモータ5、エバポレータ6、ヒータコア7が順次配置
されている。なお、エバポレータ6は、コンプレッサ8
及びコンデンサ9と共に、冷房サイクルを構成するよう
になっているものである。
【0020】ヒータコア7は、空調ダクト1の一方側に
偏って設けられており、空調ダクト1の他方の側壁とヒ
ータコア7との間にバイパス通路10が形成されると共
に、ヒータコア7の前方には、ヒータコア7を通過する
空気量と、バイパス通路10を通過する空気量とを調節
するためのエアミックスドア11が設けられている。
【0021】さらに、空調ダクト1の下流側は、ベント
吹出口12、デフロスト吹出口13及びヒート吹出口1
4に分かれて図示されない車室内に開口するように形成
されていると共に、それぞれの吹出口には、モードドア
15a,15bがそれぞれ設けられている。
【0022】上述したインテークドア4、エアミックス
ドア11及びモードドア15a,15bは、いずれもス
テッピングモータ(図示せず)を用いてなるモータアク
チュエータによりその回動位置が変えられるようになっ
ている。すなわち、インテークドア4は、モータアクチ
ュエータ16により、エアミックスドア11は、モータ
アクチュエータ17により、モードドア15a,15b
は、モータアクチュエータ18により、それぞれ駆動さ
れるようになっている。
【0023】コントロールユニット19は、例えば、車
室内のインストルメントパネル(図示せず)に設けられ
るコントロールパネル20の各種操作スイッチ等の設定
に応じた空調状態を得るべく、上述した各モータアクチ
ュエータ16,17,18、ブロアモータ5等の動作制
御を行うものである。
【0024】次に、図2には、上述したモータアクチュ
エータ16〜18に用いられるステッピングモータとコ
ントロールユニット19との具体的な回路接続例が示さ
れており、同図を参照しつつこの回路接続例について説
明する。なお、各モータアクチューエタ16〜18に用
いられる各ステッピングモータの回路接続は、基本的に
同一であるので、図2においては、一つのステッピング
モータについての回路接続例を示すことで、各ステッピ
ングモータの回路接続を示したこととする。
【0025】コントロールユニット(図1においては
「C/U」と表記)19は、イグニッションスイッチ2
1及びアクセサリースイッチ22を介して車載用バッテ
リ23の正極側に接続される一方、このコントロールユ
ニット19のアース側は、車載用バッテリ23の負極側
に接続されている。また、コントロールユニット19に
接続されたイグニッションスイッチ21の一方の端子
は、ステッピングモータ24の一方に接続されている。
【0026】ここで、ステッピングモータ24の励磁極
数は特定のものに限定される必要はなく、励磁極数に応
じてコントロールユニット19内に設けられる複数の駆
動トランジスタ25のコレクタ側が、ステッピングモー
タ24内の図示されない励磁コイル端子に接続されるよ
うになっている。
【0027】そして、イグニッションスイッチ21が閉
成された状態において、コントロールユニット19の駆
動トランジスタ25の何れかが、コントロールユニット
19における制御に応じて導通状態とされることによ
り、ステッピングモータ24に駆動パルスが入力され
て、所定のステップ数の回転が生ずるようになってい
る。
【0028】次に、図3及び図4に示されたフローチャ
ートを参照しつつ、各モータアクチュエータ16〜18
により回動位置が制御される各ドア4,11,15a,
15bの初期位置設定のための制御手順について説明す
る。まず、図3に示されたフローチャートを参照しつ
つ、コントロールユニット19によるメインルーチンの
制御手順について説明する。
【0029】コントロールユニット19は、アクセサリ
ースイッチ22が閉成されることにより、車載用バッテ
リ23からの電源供給を受けて動作状態となる。そし
て、コントロールユニット19においては、イグニッシ
ョンスイッチ21が閉成(ON)されたか否か、かつ、
その閉成とされたのがコントロールユニット19の動作
開始後最初のものであるか否かが判定されることとなり
(図3のステップ100参照)、イグニッションスイッ
チ21の閉成が初回であると判定された場合(YESの
場合)にはステップ102へ、イグニッションスイッチ
21の閉成が初回ではないと判定された場合(NO)に
は、ステップ104へそれぞれ進むこととなる。
【0030】ステップ102においては、各ドア4,1
1,15a,15bの位置ずれの可能性を示す位置ずれ
推定値S(詳細は後述)が所定値、例えば、10を越え
たか否かが判定され、越えたと判定された場合(YES
の場合)には、各ドア4,11,15a,15bに所定
以上の位置ずれが生じているために、ドアの初期位置設
定が必要であるとして、ステップ106へ進み、ドアの
初期位置設定が行われることとなる(図3のステップ1
02,106参照)。
【0031】すなわち、このステップ106において
は、上述のようにインテークドア4、エアミックスドア
11及びモードドア15a,15bのいずれかにおい
て、上述のように位置ずれ推定値が所定値を越えたと判
定された場合、そのような判定となったドアについて、
予め定めれた初期設定位置となるように、コントロール
ユニット19によりステッピングモータが所定の駆動制
御を受け、ドア位置の初期設定(リセット)が行われる
ことなる。そして、このステップ106の処理後は、必
要に応じて他の処理(図示せず)を経てメインルーチン
の最初の処理へ戻り、一連の処理が繰り返されるように
なっている。
【0032】一方、ステップ102において、位置ずれ
推定値S(詳細は後述)が所定値を未だ越えていないと
判定された場合、ステップ104における通常制御が行
われることとなる。すなわち、コントロールユニット1
9により空調制御のための、モータアクチュエータ16
〜18及び図示されない回路等の動作制御が行われるこ
ととなる。
【0033】図4には、位置ずれ推定値Sを求めるため
のサブルーチンフローチャートが示されており、位置ず
れ推定値S算出のための制御手順について説明する。こ
のサブルーチン処理は、図3で説明したメインルーチン
の中のステップ104の通常制御における1つのサブリ
ーチン処理として実行されるようになっているものであ
る。
【0034】まず、モータアクチュエータ16〜18が
動作中か否かが判定され、動作中であると判定された場
合(YESの場合)には、ステップ202へ、非動作中
であると判定された場合(NOの場合)には、ステップ
204へ、それぞれ進むこととなる(図4のステップ2
00参照)。なお、図4のステップ200において、
「ACT」はモータアクチュエータの意味である。
【0035】ステップ202においては、モータアクチ
ュエータ16〜18に供給されている電源電圧が如何な
る値にあるか判定され、11v以上である場合には、ス
テップ204へ、8乃至11vの間にある場合には、ス
テップ206へ、8v以下にある場合にはステップ20
8へ、それぞれ進むこととなる(図4のステップ202
参照)。なお、この例においては、車載用バッテリ23
の正常時の電圧が12vであるとの前提の下で、上述の
ような電圧判定基準が定められているものである。
【0036】ステップ204においては、電源電圧が1
1v以上であるとの判定結果により、電源電圧は一応正
常であるとして、仮位置ずれ推定値mが零に設定され、
その後、後述するステップ210の処理へ進むこととな
る(図4のステップ204参照)。また、ステップ20
6においては、所定の推定方法に従って仮位置ずれ推定
値mが決定されることとなる。
【0037】すなわち、ここでは、例えば、図5に示さ
れたような特性線図に従って、仮位置ずれ推定値mが決
定される。この図5に示された特性線図は、電源電圧が
8乃至11vの間にある場合、その電源電圧と推定値m
との関係を定義したもので、先のステップ202におけ
る判定により検出された電源電圧に応じた仮位置ずれ推
定値mがこの線図に基づいて決定されることとなる。な
お、電源電圧に対する推定値は、例えば、実験的に求め
られるものである。そして、上述のようにして仮位置ず
れ推定値mが定められた後は、後述するステップ210
の処理へ進むこととなる。
【0038】一方、ステップ208においては、仮位置
ずれ推定値mを一律4に設定する処理が行われ、次述す
るステップ210の処理へ進むこととなる。このステッ
プ210においては、ステップ204,206,208
のいずれかで設定された仮位置すれ推定値mの値と、こ
の仮位置ずれ推定値mが求められる直前における位置ず
れ推定値Sの値とが加算され、新たな位置ずれ推定値S
とされる(図4のステップ210参照)。なお、このス
テップ210の処理が、アクセサリースイッチ22が閉
成状態とされた後に、イグニッションスイッチ21が最
初に閉成状態とされた際の、最初の処理である場合に
は、仮位置ずれ推定値mに加算される位置ずれ推定値S
は、メインルーチンの実行開始における初期設定(図示
せず)により零と設定されるために、上述の直前の値は
零となる。
【0039】ステップ210の後は、必要に応じて他の
処理(図示せず)が行われ、メインルーチンへ戻り、再
びこのサブルーチン処理が行われることが繰り返される
ようになっている。このため、位置ずれ推定値Sは、図
4に示されたサブリーチン処理が行われる毎に積算され
てゆくこととなり、最終的にアクセサリースイッチ22
が開成された後は、その直前の位置ずれ推定値Sがコン
トロールユニット19内に設けられたメモリ(図示せ
ず)であって、コントロールユニット19への電源供給
が断たれた後も、記憶データを保持できるように構成さ
れたメモリに記憶されることとなる。
【0040】そして、先に述べたように、アクセサリー
スイッチ22が再び閉成状態とされ、その後イグニッシ
ョンスイッチ21が最初に閉成状態とされた際に、メイ
ンルーチンにおけるステップ102(図3参照)の判定
処理において、上述ようにして記憶されていた位置ずれ
推定値Sが読み出されて所定値を越えているか否かが判
定されるようになっているものである。
【0041】したがって、上述した例においては、コン
トロールユニット19が始動された際に、その直前にコ
ントロールユニット19が動作した際に求めれた位置ず
れ推定値Sに基づいて、ドアの初期位置設定が必要か否
かが決定され、必要と決定された場合にドアの初期位置
設定が行われるようになっている。
【0042】上述した例において、図5に示された特性
線図は、あくまで一例であり、電源電圧の変動の程度等
に応じて設定し得るものであることは勿論である。ま
た、上述した例においては、各ドア4,11,15a,
15bのいずれにおいても、仮位置ずれ推定値Sを定め
る基準を同一としたが、ドア毎にその基準を変えるよう
にしてもよい。
【0043】なお、上述した第1の発明の実施の形態に
おいては、駆動状態判定手段は、コントロールユニット
19による、図4に示されたステップ200乃至210
及び図3に示されたステップ102の実行により実現さ
れるようになっている。また、初期位置設定手段は、コ
ントロールユニット19による、図3に示されたステッ
プ106の実行により実現されるようになっている。
【0044】次に、第2の発明の実施の形態について、
図1及び図2並びに図6及び図7を参照しつつ説明す
る。なお、この第2の発明の実施の形態における車両用
空調装置の構成は、先に図1及び図2で説明したものと
同一であることが前提であるので、ここでの再度の説明
は省略し、以下、異なる点を中心に説明することとす
る。まず、図6に示されたメインルーチンフローチャー
トを参照しつつメインルーチンにおける制御手順につい
て説明する。
【0045】最初に、イグニッションスイッチ21が開
成状態から閉成状態とされたか否かが判定され、イグニ
ッションスイッチ21が開成状態から閉成状態へされた
のではないと判定された場合、すなわち、イグニッショ
ンスイッチ21が既に閉成状態であると判定された場合
(NOの場合)には、後述するステップ316へ進むこ
ととなる(図6のステップ300参照)。
【0046】一方、イグニッションスイッチ21が開成
状態から閉成状態とされたと判定された場合(YESの
場合)には、ステップ302へ進み(図6のステップ3
00参照)、イニシャライズフラグがON(イニシャラ
イズフラグ=1)とされているか否かが判定されること
となる(図6のステップ302参照)。イニシャライズ
フラグは、後述するサブルーチン処理において、モード
ドア15a,15bの初期位置設定の必要有りと判断さ
れた際に、「1」(ON)と設定されるいわゆる状態監
視用の変数である。
【0047】イニシャライズフラグがONではない
(「1」ではない)、すなわち、モードドア15a,1
5bの初期位置設定の必要がない状態であると判定され
た場合(NOの場合)には、後述するステップ316へ
進む。一方、イニシャライズフラグがONである
(「1」である)と判定された場合(YESの場合)に
は、ステップ304へ進み、モードドア15a,15b
について初期位置設定(イニシャライズ)、すなわち、
モータアクチュエータ18の初期設定が行われたか否か
が判定されることとなる(図6のステップ304参
照)。なお、図6の各ステップにおいて「ACT」は、
モータアクチュエータの意味である。
【0048】ステップ304において、モードドア15
a,15b用のモータアクチュエータ18の初期設定が
既に行われたと判定された場合(NOの場合)には、後
述するステップ308へ進む一方、未だ初期設定が行わ
れていないと判定された場合(YESの場合)には、モ
ータアクチュエータ18について、予め定められた初期
設定のための駆動パルスがコントロールユニット19か
ら出力されることで、初期設定が行われこととなり(図
6のステップ306参照)、その後ステップ308へ進
むこととなる。なお、ステップ306において初期設定
が行われた後、イニシャライズフラグはリセット
(「0」が設定される)されることとなる。
【0049】ステップ308においては、インテークド
ア4の初期位置設定が既に行われたか否かが判定される
こととなり、初期位置設定済みであると判定された場合
(NOの場合)には、後述するステップ312へ進むこ
ととなる。一方、インテークドア4の初期位置設定が未
だ行われていないと判定された場合(YESの場合)に
は、モータアクチュエータ16について、予め定められ
た初期設定のための駆動パルスがコントロールユニット
19から出力されることで、初期設定が行われこととな
り(図6のステップ310参照)、その後ステップ31
2へ進むこととなる。
【0050】ステップ312においては、エアミックス
ドア11の初期位置設定が既に行われたか否かが判定さ
れることとなり、初期位置設定済みであると判定された
場合(NOの場合)には、後述するステップ316へ進
むこととなる。一方、エアミックスドア11の初期位置
設定が未だ行われていないと判定された場合(YESの
場合)には、モータアクチュエータ17について、予め
定められた初期設定のための駆動パルスがコントロール
ユニット19から出力されることで、初期設定が行われ
こととなり(図6のステップ314参照)、その後ステ
ップ316へ進むこととなる。
【0051】ステップ316においては、通常の空調制
御が行われることとなる。すなわち、コントロールパネ
ル20により設定された空調状態が実現されるように、
コントロールユニット19により、モータアクチュエー
タ16〜18等の動作制御が行われることとなる。さら
に、この通常制御の中では、サブルーチン処理の一つと
して、モードドア15a,15bの初期位置設定の有無
を表すイニシャライズフラグの設定処理が行われるよう
になっている(詳細は後述)。通常制御の後、必要に応
じてその他の制御(図示せず)が行われ、最初のステッ
プ300に戻り上述した各処理が繰り返されることとな
る。
【0052】次に、図7を参照しつつ、モードドア15
a,15bの初期位置設定の有無を表すイニシャライズ
フラグの設定のためのサブルーチン処理の内容について
説明する。まず、モータアクチュエータ18を駆動する
ための駆動パルスがコントロールユニット19から出力
開始されたか否かが判定され、未だ駆動パルスが出力さ
れていなと判定された場合(NOの場合)には、この後
のステップ418までの各処理を行うことなしに、図示
されない他の処理を経てこのサブリーチン処理を終了す
ることとなる(図7のステップ400参照)。
【0053】一方、駆動パルスが出力されたと判定され
た場合(YESの場合)には、車載用バッテリ23(図
2参照)から供給されるモータアクチュエータ18の電
源電圧が9乃至10vの範囲にあるか否かが判定される
こととなる(図7のステップ402参照)。そして、電
源電圧が9乃至10vの範囲にあると判定された場合
(YESの場合)には、駆動パルスの数が計数され、そ
の計数値は変数「COUNT1」に代入されて後述する
ステップ414へ進むこととなる(図7のステップ40
4参照)。
【0054】一方、ステップ402において、電源電圧
が9乃至10vの範囲にはないと判定された場合(NO
の場合)には、ステップ406へ進み、電源電圧が10
乃至11vの範囲にあるか否かが判定されることとなり
(図7のステップ406参照)、電源電圧が10乃至1
1vの範囲にあると判定された場合(YESの場合)に
は、駆動パルスの計数が行われ、その計数値が変数「C
OUNT2」に代入されて後述するステップ414へ進
むこととなる(図7のステップ406参照)。また、ス
テップ406において、電源電圧が10乃至11vの範
囲にないと判定された場合(NOの場合)には、ステッ
プ410へ進むこととなる(図7のステップ406参
照)。
【0055】ステップ410においては、電源電圧が1
1乃至12vの範囲にあるか否かが判定されることとな
り、電源電圧が11乃至12vの範囲にあると判定され
た場合(YESの場合)には、駆動パルスの計数が行わ
れ、その計数値が変数「COUNT3」に代入されて後
述するステップ414へ進むこととなる(図7のステッ
プ412参照)。また、ステップ410において、電源
電圧が11乃至12vの範囲にないと判定された場合
(NOの場合)には、ステップ414へ進むこととなる
(図7のステップ410参照)。
【0056】ステップ414においては、予測脱調数の
算出が行われる。すなわち、予測脱調数P1は、P1=A
×COUNT1+B×COUNT2+C×COUNT3
として算出される(図7のステップ414参照)。ここ
で、A,B,Cは、演算定数であり、次述するようにし
て決定されるものである。
【0057】この演算定数A,B,Cは、電源電圧の大
きさに応じたステッピングモータの脱調率を表すもの
で、例えば、図8に示されたような特性線図に基づいて
定められるものである。同図においては、電源電圧が9
乃至10vの範囲にある場合、脱調率はAに、電源電圧
が10乃至11vの範囲にある場合、脱調率はBに、電
源電圧が11乃至12vの範囲にある場合、脱調率はC
に、それぞれ定まるようになっている。ここで、A,
B,Cの具体的値は、実際に使用するステッピングモー
タの特性、ドアの重量等により種々異なるので、実験的
に決定されたものが好適である。
【0058】上述のようにして予測脱調数P1が決定さ
れた後は、この予測脱調数P1が所定値Pstdより大であ
るか否かが判定されることとなる(図7のステップ41
6参照)。ここで、所定値Pstdは、例えば、図9に示
されたような特性線図に基づいて定めれらるものであ
る。すなわち、図9の特性線図は、ドア開度とステッピ
ングモータへ供給される駆動パルス数(アクチューエタ
パルス数)との関係を示すもので、モードドア15a,
15bがデフロスト(DEF)吹き出し位置、足元(F
OOT)吹き出し位置、顔面及び足元の両方(B/L)
の吹き出し位置、ベント(VENT)吹き出し位置と変
わるに従い、ステッピングモータへ供給される駆動パル
スの数が減少するような特性となっている。
【0059】そして、先の所定値Pstdは、各ドア位置
に対して許容されるドア開度に対応する駆動パルス数と
して求められるものである。例えば、図9において、ド
ア位置(ドア開度)が足元(FOOT)吹き出し位置で
ある場合、本来あるべきドア位置から許容し得る位置ず
れの範囲がその前後のドア開度d1,d2と設定され得る
とした場合、所定値Pstdは、ドア開度d1に対するアク
チュエータパルス数と、ドア開度d2に対するアクチュ
エータパルス数との差に相当するものとして設定される
ものである。
【0060】なお、この発明の実施の形態においては、
他のドア位置(DEF,B/L,VENT)について
も、許容ドア開度を上述したFOOTの場合と同一とし
ているために、所定値Pstdの値はFOOTの場合と同
一である。
【0061】上述のようにして定められた所定値Pstd
より予測脱調数P1が大ではないとステップ416にお
いて判定された場合(NOの場合)には、モードドア1
5a,15bの初期位置設定を行う程ではない状態であ
るとして一連の処理を終えることとなる(図7のステッ
プ416参照)。一方、ステップ416において予測脱
調数P1が所定値Pstdを越えると判定された場合(YE
Sの場合)には、モードドア15a,15bドアの初期
位置設定の必要がある状態として、ステップ418にお
いてイニシャライズフラグが「1」に設定され、イニシ
ャライズフラグがONの状態とされることとなる(図7
のステップ418参照)。ステップ418の後は、一連
の処理が終了されるか又は他の処理(図7においては省
略)を行った後一連の処理が終了され、メインルーチン
へ戻ることとなる。
【0062】したがって、この例においては、電源電圧
の変動幅とドア開度に応じて、ステッピングモータに供
給される駆動パルス数に相当する予測脱調数を求め、こ
の予測脱調数が所定値を越えた場合に、ドアの初期位置
設定を行うようにしので、初期位置設定を行う必要のな
いような場合にまで強制的な初期位置設定を行うような
ことがなく、効率的な初期位置設定が行われることとな
る。
【0063】なお、図8に示された電源電圧に対する脱
調率を定める特性線図及びアクチュエータパルス数とド
ア開度との関係を示す図9に示された特性線図は、あく
までも一例であり、必ずしもこれら図8及び図9に示さ
れたような特性線図である必要はなく、種々変え得るも
のである。
【0064】上述した第2の発明の実施の形態において
は、駆動状態判定手段は、コントロールユニット19に
よる、図7に示されたステップ400乃至418の実行
により、初期位置設定手段は、コントロールユニット1
9による、図6に示されたステップ306の実行によ
り、それぞれ実現されるようになっている。
【0065】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
ステッピングモータの初期設定を効率的に行えるよう
に、予め定義した指標に基づいてステッピングモータの
駆動状態を判断し、駆動状態が不適切と判定された場合
に、初期設定を行うように構成することにより、従来と
異なり、無駄な初期設定を頻繁に行うことがなく、効率
的な初期設定が行え、さらには、ステッピングモータの
初期設定の際に生ずることのある異音の発生回数を抑圧
することができることとなり、使用者における不快感の
発生頻度を低減することができるという効果を奏するも
のである。
【0066】請求項6及び7記載の発明においては、位
置ずれ推定値が所定値以上となった際に初期位置設定を
行うようにしたので、位置ずれの範囲を必要以上に拡大
することなく、所定の範囲に抑圧することができる。ま
た、いずれの請求項記載の発明においても、いわゆるソ
フトウェアにより実現することができるので、新たな部
品を設けることなく、既存の装置に安価に適用すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における車両用空調装置の
構成例を示す構成図である。
【図2】コントロールユニットとステッピングモータと
の回路接続例を示す回路図である。
【図3】第1の発明の実施の形態における車両用空調装
置のコントロールユニットにより実行される主制御の手
順を示すメインフローチャートである。
【図4】図3により説明された主制御のなかで実行され
る位置ずれ推定値を求めるためのサブリーチン処理の手
順を示すサブルーチンフローチャートである。
【図5】図4に示されたサブルーチンフローチャートに
よるサブルーチン処理において仮位置ずれ推定値を求め
る際に使用される電源電圧と仮位置ずれ推定値との関係
を示す特性線図である。
【図6】第2の発明の実施の形態における車両用空調装
置のコントロールユニットにより実行される主制御の手
順を示すメインフローチャートである。
【図7】図6により説明された主制御のなかで実行され
るモードドアの初期位置設定の有無を決定するためのサ
ブリーチン処理の手順を示すサブルーチンフローチャー
トである。
【図8】図7に示されたサブルーチンフローチャートに
よるサブルーチン処理においてモードドアの初期位置設
定の有無を決定する際に使用される電源電圧と脱調率と
の関係を示す特性線図である。
【図9】図7に示されたサブルーチンフローチャートに
よるサブルーチン処理においてモードドアの初期位置設
定の有無を決定する際に使用されるアクチュエータパル
ス数とドア開度との関係を示す特性線図である。
【符号の説明】
4…インテークドア 6…エバポレータ 7…ヒータコア 11…エアミックスドア 12…ベント吹出口 13…デフロスト吹出口 14…ヒート吹出口 15a,15b…モードドア 16〜18…モータアクチュエータ 21…イグニッションスイッチ 22…アクセサリースイッチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用空調装置に設けられた空調用ドア
    を回動するモータアクチュエータに用いられるステッピ
    ングモータの動作を制御するための車両用ステッピング
    モータの制御方法であって、 前記ステッピングモータに供給される電源電圧の大きさ
    に応じて位置ずれの可能性を推定し、位置ずれの可能性
    有りと推定された場合に、前記ステッピングモータの初
    期位置設定を行うことを特徴とする車両用ステッピング
    モータの制御方法。
  2. 【請求項2】 車両用空調装置に設けられた空調用ドア
    を回動するモータアクチュエータに用いられるステッピ
    ングモータの動作を制御するための車両用ステッピング
    モータの制御方法であって、 前記ステッピングモータの脱調の可能性を表す予測脱調
    数を、前記ステッピングモータの駆動中に当該ステッピ
    ングモータに供給される駆動パルス数に所定の係数を乗
    じて求め、 この予測脱調数が所定値以上である場合に、前記ステッ
    ピングモータの初期位置設定を行うことを特徴とする車
    両用ステッピングモータの制御方法。
  3. 【請求項3】 所定の係数は、ステッピングモータに供
    給される電源電圧の大きさに基づいて決定されるもので
    あることを特徴とする請求項2記載の車両用ステッピン
    グモータの制御方法。
  4. 【請求項4】 所定値は、ドア開度に基づいて定められ
    るものであることを特徴とする請求項2又は3記載の車
    両用ステッピングモータの制御方法。
  5. 【請求項5】 車両用空調装置に設けられた空調用ドア
    を回動するモータアクチュエータに用いられるステッピ
    ングモータの動作を制御する車両用ステッピングモータ
    制御装置において、 前記ステッピングモータの駆動状態の適否を判定する駆
    動状態判定手段と、 前記駆動状態判定手段により駆動状態が不適切と判定さ
    れた場合に、前記ステッピングモータの初期位置設定を
    行う初期位置設定手段と、 を具備したことを特徴とする車両用ステッピングモータ
    制御装置。
  6. 【請求項6】 駆動状態判定手段は、所定の規則に基づ
    いて位置ずれの可能性の指標となる位置ずれ推定値を求
    め、この位置ずれ推定値が所定値を越えた場合にステッ
    ピングモータに位置ずれが生じており、駆動状態が不適
    切であると判定するものであることを特徴とする請求項
    5記載の車両用ステッピングモータ制御装置。
  7. 【請求項7】 所定の規則は、ステッピングモータへ供
    給される電源電圧の大きさに対する位置ずれ推定値とし
    て表されるものであって、位置ずれ推定値は電源電圧の
    大きさに対する位置ずれの可能性に基づいて予め定めれ
    た数値であるとことを特徴とする請求項6記載の車両用
    ステッピングモータ制御装置。
  8. 【請求項8】 駆動状態判定手段は、ステッピングモー
    タに供給される駆動パルス数に所定の係数を乗じて求め
    られる予測脱調数に基づいて前記ステッピングモータの
    脱調の可能性を判定し、脱調の可能性がある場合に駆動
    状態が不適切とするものであることを特徴とする請求項
    5記載の車両用ステッピングモータ制御装置。
  9. 【請求項9】 駆動状態判定手段は、予測脱調数が、ド
    ア開度に応じて定められた所定値以上である場合に、ス
    テッピングモータの脱調可能性有りと判定するものであ
    ることを特徴とする請求項8記載の車両用ステッピング
    モータ制御装置。
  10. 【請求項10】 所定の係数は、ステッピングモータに
    供給される電源電圧の大きさに応じて定められるもので
    あることを特徴とする請求項8又は9記載の車両用ステ
    ッピングモータ制御装置。
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