JPH0928966A - ミシン - Google Patents
ミシンInfo
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- JPH0928966A JPH0928966A JP18269295A JP18269295A JPH0928966A JP H0928966 A JPH0928966 A JP H0928966A JP 18269295 A JP18269295 A JP 18269295A JP 18269295 A JP18269295 A JP 18269295A JP H0928966 A JPH0928966 A JP H0928966A
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- Japan
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- pulley
- sewing machine
- motor
- rotation
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 主軸とプーリとを分離し、そのプーリの回転
に関連してミシンモータを起動し主軸を回転させるよう
にして、プーリによる慣性やそのプーリの起動停止に係
わる電力損失が全くなく、しかも、制御装置を安価にす
ることができるミシンを提供することである。 【構成】 針棒等を駆動するための主軸50にミシンモ
ータ57のモータ軸58を連結する。そして、そのモー
タ軸58から離間させてミシン本体にプーリ60を回転
可能に支持する。そのプーリ60のプーリ軸60Aに関
連させてそのプーリ60の回転方向及び回転量を検出す
る検出装置61を設ける。前記プーリ60を手動操作に
よって回転すると、その回転と同時に、前記主軸50が
プーリ60と同方向に同回転量回転するように、ミシン
モータ57が制御装置69によって制御される。
に関連してミシンモータを起動し主軸を回転させるよう
にして、プーリによる慣性やそのプーリの起動停止に係
わる電力損失が全くなく、しかも、制御装置を安価にす
ることができるミシンを提供することである。 【構成】 針棒等を駆動するための主軸50にミシンモ
ータ57のモータ軸58を連結する。そして、そのモー
タ軸58から離間させてミシン本体にプーリ60を回転
可能に支持する。そのプーリ60のプーリ軸60Aに関
連させてそのプーリ60の回転方向及び回転量を検出す
る検出装置61を設ける。前記プーリ60を手動操作に
よって回転すると、その回転と同時に、前記主軸50が
プーリ60と同方向に同回転量回転するように、ミシン
モータ57が制御装置69によって制御される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、針棒等を駆動する
ための主軸をモータもしくはプーリによって回転させる
ことが可能なミシンに関するものである。
ための主軸をモータもしくはプーリによって回転させる
ことが可能なミシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のミシンとして、例えば、
図7及び図9に示されるものが見受けられる。その図7
はミシン及びその制御装置の正面図であり、図9は電気
的制御回路構成を示している。
図7及び図9に示されるものが見受けられる。その図7
はミシン及びその制御装置の正面図であり、図9は電気
的制御回路構成を示している。
【0003】即ち、テーブルの上面にはミシン1が配置
され、その頭部の一側部には下端に縫い針を有する針棒
2が設けられ、他側部には手動操作可能なプーリ3が設
けられる。前記プーリ3に関連して検出器4が設けら
れ、その検出器4は、針下位置と針上位置とを検出して
信号SSを出力する。
され、その頭部の一側部には下端に縫い針を有する針棒
2が設けられ、他側部には手動操作可能なプーリ3が設
けられる。前記プーリ3に関連して検出器4が設けら
れ、その検出器4は、針下位置と針上位置とを検出して
信号SSを出力する。
【0004】前記テーブルの下方の床面にはペダル11
が設けられ、そのペダル11を踏み込む位置が速度指令
装置9によって電気信号SAに変換される。図8は前記
ペダルを横から見た踏み位置領域説明図であり、踏み込
み角度に応じて同図に記載の各機能が果たされるように
なっている。
が設けられ、そのペダル11を踏み込む位置が速度指令
装置9によって電気信号SAに変換される。図8は前記
ペダルを横から見た踏み位置領域説明図であり、踏み込
み角度に応じて同図に記載の各機能が果たされるように
なっている。
【0005】また、前記テーブルの直下にはミシンモー
タ7が設けられる。このミシンモータ7は、界磁用磁石
を備えた回転子と三相の相巻線を備えた固定子とからな
る周知のDCブラシレスモータによって構成され、その
モータ軸にモータプーリ6を備えている。前記ミシンモ
ータ7の回転速度を検出するモータ速度検出装置8は、
前記回転子の位置を検出する磁極センサーと、回転方向
及び回転速度を検出するエンコーダとからなり、SM信
号を出力する。前記モータプーリ6と前記プーリ3とは
ベルト5によって接続されている。
タ7が設けられる。このミシンモータ7は、界磁用磁石
を備えた回転子と三相の相巻線を備えた固定子とからな
る周知のDCブラシレスモータによって構成され、その
モータ軸にモータプーリ6を備えている。前記ミシンモ
ータ7の回転速度を検出するモータ速度検出装置8は、
前記回転子の位置を検出する磁極センサーと、回転方向
及び回転速度を検出するエンコーダとからなり、SM信
号を出力する。前記モータプーリ6と前記プーリ3とは
ベルト5によって接続されている。
【0006】前記ミシンモータ7の近傍には、制御装置
10が設けられる。その制御装置10は、各種信号を処
理するCPU10Aと、6個のスイッチ素子からなるイ
ンバータ回路10Bと、糸切り装置等の作動部21を駆
動するためのドライバ10Cとを備えている。前記CP
U10Aは、速度指令装置9の出力信号SAと、モータ
速度検出装置8の出力信号SMと、検出器4の出力信号
SSとを入力し、かつ前記インバータ回路10Bに入力
するための信号PWM1〜PWM6と、前記ドライバ1
0Cに入力するための信号SDとを出力する。
10が設けられる。その制御装置10は、各種信号を処
理するCPU10Aと、6個のスイッチ素子からなるイ
ンバータ回路10Bと、糸切り装置等の作動部21を駆
動するためのドライバ10Cとを備えている。前記CP
U10Aは、速度指令装置9の出力信号SAと、モータ
速度検出装置8の出力信号SMと、検出器4の出力信号
SSとを入力し、かつ前記インバータ回路10Bに入力
するための信号PWM1〜PWM6と、前記ドライバ1
0Cに入力するための信号SDとを出力する。
【0007】なお、前記テーブルの下面には前記各要素
に対する電源をオン、オフするための電源スイッチ12
が設けられている。
に対する電源をオン、オフするための電源スイッチ12
が設けられている。
【0008】次に、図10において、前記ペダル11の
踏み込み位置領域と速度指令装置9の出力信号SAとミ
シンの回転数との関係を示す。中立位置領域において、
速度指令装置9は、SV1及びSV2を出力し、このと
き、ミシンを停止状態にするように、前記制御装置10
がミシンモータ7を停止制御する。また、低速位置領域
において、速度指令装置9の出力は、SV2からSV3
となり、ミシンモータ7の回転は、予め設定された低速
NLowで回転する。さらに、高速領域において、前記
速度指令装置9の出力は、SV3からSV4となり、ミ
シンモータ7の回転は、SV3からSV4の大きさに比
例した回転数Nnにて回転する。一方、後踏み込み領域
において、前記速度指令装置9の出力がSV1以下にな
ったとき、ミシンータ7は低速で回転すると同時に、糸
切り動作を行い、針上位置に停止する。
踏み込み位置領域と速度指令装置9の出力信号SAとミ
シンの回転数との関係を示す。中立位置領域において、
速度指令装置9は、SV1及びSV2を出力し、このと
き、ミシンを停止状態にするように、前記制御装置10
がミシンモータ7を停止制御する。また、低速位置領域
において、速度指令装置9の出力は、SV2からSV3
となり、ミシンモータ7の回転は、予め設定された低速
NLowで回転する。さらに、高速領域において、前記
速度指令装置9の出力は、SV3からSV4となり、ミ
シンモータ7の回転は、SV3からSV4の大きさに比
例した回転数Nnにて回転する。一方、後踏み込み領域
において、前記速度指令装置9の出力がSV1以下にな
ったとき、ミシンータ7は低速で回転すると同時に、糸
切り動作を行い、針上位置に停止する。
【0009】次に、ミシンの基本的な動作を図11のフ
ローチャートに基づいて詳細に説明する。
ローチャートに基づいて詳細に説明する。
【0010】即ち、先ず、ステップ1(以下S1と略称
する。他のステップも同様)において、速度指令の電気
信号SAがSV1と等しいかもしくは小さいか否かを調
べる。もし、SAがSV1以下であれば、糸切り動作が
完了してミシンが停止している状態であるか否かを調べ
る(S2)。停止状態であれば(S2、YES)、S1
に戻る。まだ糸切りが完了していない場合は(S2、N
O)、糸切り動作して針上停止し(S3)、S1に戻
る。一方、前記S1において、電気信号SAがSV1よ
りも大きい場合、次のS4に移行する。
する。他のステップも同様)において、速度指令の電気
信号SAがSV1と等しいかもしくは小さいか否かを調
べる。もし、SAがSV1以下であれば、糸切り動作が
完了してミシンが停止している状態であるか否かを調べ
る(S2)。停止状態であれば(S2、YES)、S1
に戻る。まだ糸切りが完了していない場合は(S2、N
O)、糸切り動作して針上停止し(S3)、S1に戻
る。一方、前記S1において、電気信号SAがSV1よ
りも大きい場合、次のS4に移行する。
【0011】S4においては、電気信号SAがSV1よ
りも大きく、かつSV2と等しいかもしくは小さいか否
かを調べる。もし、SAが前記条件の範囲内であれば
(S4、YES)、ミシンが停止中であるか否かを調べ
る(S5)。停止中であれば(S5、YES)、S1に
戻るが、停止していない場合(S5、NO)、ミシンを
減速して針下位置に停止させる(S6)。一方、SAが
前記条件の範囲から外れる場合、次のS7に移行する。
りも大きく、かつSV2と等しいかもしくは小さいか否
かを調べる。もし、SAが前記条件の範囲内であれば
(S4、YES)、ミシンが停止中であるか否かを調べ
る(S5)。停止中であれば(S5、YES)、S1に
戻るが、停止していない場合(S5、NO)、ミシンを
減速して針下位置に停止させる(S6)。一方、SAが
前記条件の範囲から外れる場合、次のS7に移行する。
【0012】S7においては、電気信号SAがSV2よ
りも大きく、かつSV3と等しいかもしくは小さいか否
かを調べる。SAが前記条件の範囲内であれば(S7、
YES)、ミシンモータ7を低速NLowにて駆動させ
(S8)、S1に戻る。一方、SAが前記条件の範囲か
ら外れる場合、次のS9に移行する。
りも大きく、かつSV3と等しいかもしくは小さいか否
かを調べる。SAが前記条件の範囲内であれば(S7、
YES)、ミシンモータ7を低速NLowにて駆動させ
(S8)、S1に戻る。一方、SAが前記条件の範囲か
ら外れる場合、次のS9に移行する。
【0013】S9においては、電気信号SAがSV3よ
りも大きく、かつSV4と等しいかもしくは小さいか否
かを調べる。SAが前記条件の範囲内であれば(S9、
YES)、ミシンモータ7をSV3からSV4の電圧に
比例した無断階の回転数Nnにて駆動させ(S10)、
S1に戻る。一方、SAが前記条件の範囲から外れる場
合、次のS11に移行する。
りも大きく、かつSV4と等しいかもしくは小さいか否
かを調べる。SAが前記条件の範囲内であれば(S9、
YES)、ミシンモータ7をSV3からSV4の電圧に
比例した無断階の回転数Nnにて駆動させ(S10)、
S1に戻る。一方、SAが前記条件の範囲から外れる場
合、次のS11に移行する。
【0014】S11においては、電気信号SAがSV4
よりも大きいか否かを調べる。SAがSV4よりも大き
ければ(S11、YES)、ミシンモータ7を高速NM
axにて駆動させ(S12)、S1に戻る。一方、SA
がSV4よりも小さければ(S11、NO)、S1に移
行する。
よりも大きいか否かを調べる。SAがSV4よりも大き
ければ(S11、YES)、ミシンモータ7を高速NM
axにて駆動させ(S12)、S1に戻る。一方、SA
がSV4よりも小さければ(S11、NO)、S1に移
行する。
【0015】以上の説明から明かなように、ミシンの針
棒2は常に針下または針上位置に自動的に停止するた
め、作業者はプーリ3を手で回しながら針棒位置を調整
位置決めすることはほとんどなかった。
棒2は常に針下または針上位置に自動的に停止するた
め、作業者はプーリ3を手で回しながら針棒位置を調整
位置決めすることはほとんどなかった。
【0016】しかしながら、高級製品の縫製にあたって
は、縫い初めの位置を正確に合わせるために、プーリ3
を手で回して針落ち位置を設定したり、縫製作業者によ
っては以前からの自分の癖によってプーリ3を手回しし
て針棒を移動させ位置決めしている。このように、プー
リ3は、ミシンモータによって駆動するのみならず、前
記のように針棒の位置を手動にて位置調節する重要な役
割を果たしている。
は、縫い初めの位置を正確に合わせるために、プーリ3
を手で回して針落ち位置を設定したり、縫製作業者によ
っては以前からの自分の癖によってプーリ3を手回しし
て針棒を移動させ位置決めしている。このように、プー
リ3は、ミシンモータによって駆動するのみならず、前
記のように針棒の位置を手動にて位置調節する重要な役
割を果たしている。
【0017】一方、近年、ミシンモータをミシン本体内
に内蔵して、前記ベルト5及びモータプーリ6を駆動す
るための電力損失を低減し、前記ペダル11に対して応
答性がよく、かつ消費電力が少ないモータ内蔵型のミシ
ンが提案されている。このミシンの一例を図12に示
す。同図において、ミシン1の頭部には針棒等を駆動す
るための主軸20が軸受け21によって水平に支持され
る。また、ベッド部には釜装置等を駆動するための下軸
22が軸受け23によって水平に支持される。前記主軸
20の主軸ギヤ24と下軸ギヤ25とがタイミングベル
ト26によって接続されている。
に内蔵して、前記ベルト5及びモータプーリ6を駆動す
るための電力損失を低減し、前記ペダル11に対して応
答性がよく、かつ消費電力が少ないモータ内蔵型のミシ
ンが提案されている。このミシンの一例を図12に示
す。同図において、ミシン1の頭部には針棒等を駆動す
るための主軸20が軸受け21によって水平に支持され
る。また、ベッド部には釜装置等を駆動するための下軸
22が軸受け23によって水平に支持される。前記主軸
20の主軸ギヤ24と下軸ギヤ25とがタイミングベル
ト26によって接続されている。
【0018】前記主軸20の一側には、その主軸20を
駆動するためのミシンモータ27が設けられる。そのミ
シンモータ27のモータ軸28の一側部が前記主軸20
に一体的に連結され、そのモータ軸28の他側部がプー
リ29に連結される。前記ミシンモータ27とプーリ2
9との間には、前記モータ軸28に関連してモータ速度
検出装置30が設けられる。このモータ速度検出装置3
0の機能は前記モータ速度検出装置8の機能と同様であ
る。
駆動するためのミシンモータ27が設けられる。そのミ
シンモータ27のモータ軸28の一側部が前記主軸20
に一体的に連結され、そのモータ軸28の他側部がプー
リ29に連結される。前記ミシンモータ27とプーリ2
9との間には、前記モータ軸28に関連してモータ速度
検出装置30が設けられる。このモータ速度検出装置3
0の機能は前記モータ速度検出装置8の機能と同様であ
る。
【0019】なお、以上の構成に関する電気的制御回路
を図13に示す。前記モータ速度検出装置30の信号S
MsをCPU10Aに出力する外は、先に説明した従来
技術の制御回路(図9参照)と同様である。また、ミシ
ンの基本的な動作についても先に説明した従来技術と同
様であるので、その詳細な説明は省略する。
を図13に示す。前記モータ速度検出装置30の信号S
MsをCPU10Aに出力する外は、先に説明した従来
技術の制御回路(図9参照)と同様である。また、ミシ
ンの基本的な動作についても先に説明した従来技術と同
様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記前
者の従来技術のベルト駆動方式のミシンにおいては、プ
ーリはミシンモータの回転を主軸に伝達する重要な役目
がある反面、プーリの起動停止に係わる電力損失が大き
く、しかも、プーリによる慣性の割合が大きいので、針
棒位置に狂いが生じることがあった。
者の従来技術のベルト駆動方式のミシンにおいては、プ
ーリはミシンモータの回転を主軸に伝達する重要な役目
がある反面、プーリの起動停止に係わる電力損失が大き
く、しかも、プーリによる慣性の割合が大きいので、針
棒位置に狂いが生じることがあった。
【0021】また、前記後者の従来技術のミシンモータ
内蔵方式のミシンにおいては、プーリによる慣性が依然
として発生するので、針棒位置に狂いが生じることがあ
り、しかも、プーリの起動停止に係わる電力損失の割合
も大きいと共に、ミシンモータの発熱も大きく、さら
に、制御装置の構成も高価になっている。
内蔵方式のミシンにおいては、プーリによる慣性が依然
として発生するので、針棒位置に狂いが生じることがあ
り、しかも、プーリの起動停止に係わる電力損失の割合
も大きいと共に、ミシンモータの発熱も大きく、さら
に、制御装置の構成も高価になっている。
【0022】然るに、本発明は、主軸とプーリとを分離
し、そのプーリの回転に関連してミシンモータを起動し
主軸を回転させるようにして、プーリによる慣性やその
プーリの起動停止に係わる電力損失が全くなく、しか
も、制御装置を安価にすることができるミシンを提供す
ることを目的としている。
し、そのプーリの回転に関連してミシンモータを起動し
主軸を回転させるようにして、プーリによる慣性やその
プーリの起動停止に係わる電力損失が全くなく、しか
も、制御装置を安価にすることができるミシンを提供す
ることを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のミシンは、針棒等を駆動
するための主軸と、手動操作によって前記主軸を回転さ
せることが可能なプーリと、前記主軸を回転駆動するた
めのミシンモータとを備えたものを対象として、特に、
前記主軸とプーリとを、それぞれ独立して回転可能にミ
シン本体に設置し、前記プーリの回転に基づいて、前記
主軸を前記プーリの回転方向と同方向に同回転量回転さ
せるように、前記ミシンモータの駆動を制御する制御手
段を備えている。従って、通常の縫製においては、ミシ
ンモータを起動させたとき、前記主軸は回転駆動される
が、前記プーリは全く回転しない。そして、針棒位置の
設定に関連してプーリを手動操作によって回転したと
き、前記制御手段は、ミシンモータを起動させて、前記
主軸をプーリの回転方向と同方向に同回転量回転させ、
針棒を所望位置に設定することができる。
に、本発明の請求項1に記載のミシンは、針棒等を駆動
するための主軸と、手動操作によって前記主軸を回転さ
せることが可能なプーリと、前記主軸を回転駆動するた
めのミシンモータとを備えたものを対象として、特に、
前記主軸とプーリとを、それぞれ独立して回転可能にミ
シン本体に設置し、前記プーリの回転に基づいて、前記
主軸を前記プーリの回転方向と同方向に同回転量回転さ
せるように、前記ミシンモータの駆動を制御する制御手
段を備えている。従って、通常の縫製においては、ミシ
ンモータを起動させたとき、前記主軸は回転駆動される
が、前記プーリは全く回転しない。そして、針棒位置の
設定に関連してプーリを手動操作によって回転したと
き、前記制御手段は、ミシンモータを起動させて、前記
主軸をプーリの回転方向と同方向に同回転量回転させ、
針棒を所望位置に設定することができる。
【0024】また、請求項2に記載のミシンは、前記プ
ーリの回転方向及び回転量を検出するための検出手段を
備え、前記制御手段は、前記検出手段が検出したプーリ
の回転方向及び回転量に基づいて前記ミシンモータの駆
動を制御するように構成される。従って、前記プーリを
手動操作によって回転したとき、前記検出手段がプーリ
の回転方向及び回転量を検出し、この検出信号を前記制
御手段に入力する。このとき、制御手段は、前記主軸を
プーリの回転方向と同方向に同回転量回転させる。依っ
て、針棒を所望位置に設定することができる。
ーリの回転方向及び回転量を検出するための検出手段を
備え、前記制御手段は、前記検出手段が検出したプーリ
の回転方向及び回転量に基づいて前記ミシンモータの駆
動を制御するように構成される。従って、前記プーリを
手動操作によって回転したとき、前記検出手段がプーリ
の回転方向及び回転量を検出し、この検出信号を前記制
御手段に入力する。このとき、制御手段は、前記主軸を
プーリの回転方向と同方向に同回転量回転させる。依っ
て、針棒を所望位置に設定することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を具体化した一実
施形態を図1乃至図6に基づいて詳細に説明する。な
お、従来の技術と同一の部分は同一の名称及び符号を引
用する。
施形態を図1乃至図6に基づいて詳細に説明する。な
お、従来の技術と同一の部分は同一の名称及び符号を引
用する。
【0026】図1において、ミシン1の頭部には針棒2
等を駆動するための主軸50が軸受け51によって水平
に支持される。また、ベッド部には釜装置等を駆動する
ための下軸52が軸受け53によって水平に支持され
る。前記主軸50の主軸ギヤ54と下軸ギヤ55とがタ
イミングベルト56によって接続されている。
等を駆動するための主軸50が軸受け51によって水平
に支持される。また、ベッド部には釜装置等を駆動する
ための下軸52が軸受け53によって水平に支持され
る。前記主軸50の主軸ギヤ54と下軸ギヤ55とがタ
イミングベルト56によって接続されている。
【0027】前記主軸50の一側には、その主軸50を
駆動するためのミシンモータ57が設けられる。そのミ
シンモータ57のモータ軸58の一側部が前記主軸50
に一体的に連結され、そのモータ軸58の他側部に対応
して、前記ミシンモータ57の回転速度を検出するモー
タ速度検出装置59が設けられる。
駆動するためのミシンモータ57が設けられる。そのミ
シンモータ57のモータ軸58の一側部が前記主軸50
に一体的に連結され、そのモータ軸58の他側部に対応
して、前記ミシンモータ57の回転速度を検出するモー
タ速度検出装置59が設けられる。
【0028】また、前記モータ軸58の他端部から離間
させてミシン本体には、前記モータ軸58と軸線を一致
させたプーリ軸60Aが回転可能に枢支される。そのプ
ーリ軸60Aの解放端部には手動操作可能なプーリ60
が固定される。
させてミシン本体には、前記モータ軸58と軸線を一致
させたプーリ軸60Aが回転可能に枢支される。そのプ
ーリ軸60Aの解放端部には手動操作可能なプーリ60
が固定される。
【0029】前記プーリ軸60Aに関連して前記プーリ
60の回転方向及び回転量を検出するための検出装置6
1が設けられる。その検出装置61の具体的構成につい
て図2及び図3を参照して説明する。前記プーリ軸60
Aにはそれぞれ同一の外径を有する一対の回転板62,
63が固定支持される。それ等の回転板62,63に
は、その両者に共通の同一ピッチで多数のスリット64
が円形に配列されると共に、その両者のスリット64が
回転方向に僅かずれた関係になっている。前記各回転板
62,63に対応してミシン本体には、それぞれ検出器
65,66が固定的に配置される。それ等の検出器6
5,66は、図示のように、それぞれ回転板62,63
を挟むように一対の突起が立設され、それぞれその一方
の突起には前記スリット64に対応させて発光ダイオー
ド67が設けられると共に、他方の突起には前記発光ダ
イオード67の光を受光して信号を出力するホトトラン
ジスタ68が設けられる。
60の回転方向及び回転量を検出するための検出装置6
1が設けられる。その検出装置61の具体的構成につい
て図2及び図3を参照して説明する。前記プーリ軸60
Aにはそれぞれ同一の外径を有する一対の回転板62,
63が固定支持される。それ等の回転板62,63に
は、その両者に共通の同一ピッチで多数のスリット64
が円形に配列されると共に、その両者のスリット64が
回転方向に僅かずれた関係になっている。前記各回転板
62,63に対応してミシン本体には、それぞれ検出器
65,66が固定的に配置される。それ等の検出器6
5,66は、図示のように、それぞれ回転板62,63
を挟むように一対の突起が立設され、それぞれその一方
の突起には前記スリット64に対応させて発光ダイオー
ド67が設けられると共に、他方の突起には前記発光ダ
イオード67の光を受光して信号を出力するホトトラン
ジスタ68が設けられる。
【0030】前記回転板62,63が回転してそのスリ
ット64が発光ダイオード67に対応したとき、その発
光ダイオード67の光がスリット64を介してホトトラ
ンジスタ68に受光され、オン信号を出力する。一方、
回転板62,63のスリット64ではない部分が発光ダ
イオード67に対応したとき、光が遮光されるので、ホ
トトランジスタ68はオフ信号を出力する。
ット64が発光ダイオード67に対応したとき、その発
光ダイオード67の光がスリット64を介してホトトラ
ンジスタ68に受光され、オン信号を出力する。一方、
回転板62,63のスリット64ではない部分が発光ダ
イオード67に対応したとき、光が遮光されるので、ホ
トトランジスタ68はオフ信号を出力する。
【0031】これ等オン、オフ信号の出力の様子を図5
に示す。同図において、一方の回転板62に対応する検
出器65の出力信号をSPaで示し、他方の回転板63
に対応する検出器66の出力信号をSPbで示す。そし
て、同図(a)はプーリ60の正回転を示し、同図
(b)はプーリ60の逆回転を示している。従って、プ
ーリ60の正回転の場合、信号SPa側では時間T1で
オンからオフに変化し、信号SPb側ではさらに僅か進
んだ時間T2でオンからオフに変化する。一方、プーリ
60の逆回転の場合、前記各信号SPa,SPbのオ
ン、オフが前記とは逆に変化する。また、各信号SP
a,SPbのオン、オフの数を後記UPUが取り込み、
その数によってプーリ60の回転量を検出するようにな
っている。
に示す。同図において、一方の回転板62に対応する検
出器65の出力信号をSPaで示し、他方の回転板63
に対応する検出器66の出力信号をSPbで示す。そし
て、同図(a)はプーリ60の正回転を示し、同図
(b)はプーリ60の逆回転を示している。従って、プ
ーリ60の正回転の場合、信号SPa側では時間T1で
オンからオフに変化し、信号SPb側ではさらに僅か進
んだ時間T2でオンからオフに変化する。一方、プーリ
60の逆回転の場合、前記各信号SPa,SPbのオ
ン、オフが前記とは逆に変化する。また、各信号SP
a,SPbのオン、オフの数を後記UPUが取り込み、
その数によってプーリ60の回転量を検出するようにな
っている。
【0032】次に、本実施例の電気的制御構成を図4の
ブロック図に基づいて説明する。
ブロック図に基づいて説明する。
【0033】即ち、ミシン1を支持するテーブル(図示
せず)には制御装置69が設けられる。その制御装置6
9は、各種信号を処理するCPU69Aと、6個のスイ
ッチ素子からなるインバータ回路69Bと、糸切り装置
等の作動部70を駆動するためのドライバ69Cとを備
えている。前記CPU69Aは、速度指令装置71の出
力信号SAと、モータ速度検出装置59の出力信号SM
と、検出装置61の出力信号SPa,SPbとを入力す
る一方、前記インバータ回路69Bに入力するための信
号PWM1〜PWM6と、前記ドライバ69Cに入力す
るための信号SDとを出力する。
せず)には制御装置69が設けられる。その制御装置6
9は、各種信号を処理するCPU69Aと、6個のスイ
ッチ素子からなるインバータ回路69Bと、糸切り装置
等の作動部70を駆動するためのドライバ69Cとを備
えている。前記CPU69Aは、速度指令装置71の出
力信号SAと、モータ速度検出装置59の出力信号SM
と、検出装置61の出力信号SPa,SPbとを入力す
る一方、前記インバータ回路69Bに入力するための信
号PWM1〜PWM6と、前記ドライバ69Cに入力す
るための信号SDとを出力する。
【0034】以上のように構成された本実施例の作用を
図6のフローチャートに基づいて説明する。なお、同フ
ローチャートの一部の工程は前記従来の技術で説明した
図11のフローチャートと同様なのでその説明を引用す
る。
図6のフローチャートに基づいて説明する。なお、同フ
ローチャートの一部の工程は前記従来の技術で説明した
図11のフローチャートと同様なのでその説明を引用す
る。
【0035】即ち、先ず、ステップ20(以下S20と
略称する。他のステップも同様)において、検出装置6
1の出力信号SPa,SPbによりエッジを検出したか
否かを調べる。つまり、その信号のオンからオフ、もし
くはオフからオンに変化したか否かを調べて、プーリ6
0が回転されたか否かをみる。もしも、エッジが検出さ
れなかった場合(S20、NO)、次のS21の工程に
移行する。この場合、ミシンモータ57を起動させる通
常の縫製を行うことになる。この工程を以下に説明す
る。
略称する。他のステップも同様)において、検出装置6
1の出力信号SPa,SPbによりエッジを検出したか
否かを調べる。つまり、その信号のオンからオフ、もし
くはオフからオンに変化したか否かを調べて、プーリ6
0が回転されたか否かをみる。もしも、エッジが検出さ
れなかった場合(S20、NO)、次のS21の工程に
移行する。この場合、ミシンモータ57を起動させる通
常の縫製を行うことになる。この工程を以下に説明す
る。
【0036】つまり、S21において、速度指令の電気
信号SAがSV1と等しいかもしくは小さいか否かを調
べる。もし、SAがSV1以下であれば、糸切り動作が
完了してミシンが停止している状態であるか否かを調べ
る(S22)。停止状態であれば(S22、YES)、
S20に戻る。まだ糸切りが完了していない場合は(S
22、NO)、糸切り動作して針上停止し(S23)、
S20に戻る。一方、前記S21において、電気信号S
AがSV1よりも大きい場合、次のS24に移行する。
信号SAがSV1と等しいかもしくは小さいか否かを調
べる。もし、SAがSV1以下であれば、糸切り動作が
完了してミシンが停止している状態であるか否かを調べ
る(S22)。停止状態であれば(S22、YES)、
S20に戻る。まだ糸切りが完了していない場合は(S
22、NO)、糸切り動作して針上停止し(S23)、
S20に戻る。一方、前記S21において、電気信号S
AがSV1よりも大きい場合、次のS24に移行する。
【0037】S24においては、電気信号SAがSV1
よりも大きく、かつSV2と等しいかもしくは小さいか
否かを調べる。もし、SAが前記条件の範囲内であれば
(S24、YES)、ミシンが停止中であるか否かを調
べる(S25)。停止中であれば(S25、YES)、
S20に戻るが、停止していない場合(S25、N
O)、ミシンを減速して針下位置に停止させる(S2
6)。一方、SAが前記条件の範囲から外れる場合、次
のS27に移行する。
よりも大きく、かつSV2と等しいかもしくは小さいか
否かを調べる。もし、SAが前記条件の範囲内であれば
(S24、YES)、ミシンが停止中であるか否かを調
べる(S25)。停止中であれば(S25、YES)、
S20に戻るが、停止していない場合(S25、N
O)、ミシンを減速して針下位置に停止させる(S2
6)。一方、SAが前記条件の範囲から外れる場合、次
のS27に移行する。
【0038】S27において、電気信号SAがSV2よ
りも大きく、かつSV3と等しいかもしくは小さいか否
かを調べる。SAが前記条件の範囲内であれば(S2
7、YES)、ミシンモータ57を低速NLowにて駆
動させ(S28)、S21に戻る。一方、SAが前記条
件の範囲から外れる場合、次のS29に移行する。
りも大きく、かつSV3と等しいかもしくは小さいか否
かを調べる。SAが前記条件の範囲内であれば(S2
7、YES)、ミシンモータ57を低速NLowにて駆
動させ(S28)、S21に戻る。一方、SAが前記条
件の範囲から外れる場合、次のS29に移行する。
【0039】S29においては、電気信号SAがSV3
よりも大きく、かつSV4と等しいかもしくは小さいか
否かを調べる。SAが前記条件の範囲内であれば(S2
9、YES)、ミシンモータ57をSV3からSV4の
電圧に比例した無断階の回転数Nnにて駆動させ(S3
0)、S21に戻る。一方、SAが前記条件の範囲から
外れる場合、次のS31に移行する。
よりも大きく、かつSV4と等しいかもしくは小さいか
否かを調べる。SAが前記条件の範囲内であれば(S2
9、YES)、ミシンモータ57をSV3からSV4の
電圧に比例した無断階の回転数Nnにて駆動させ(S3
0)、S21に戻る。一方、SAが前記条件の範囲から
外れる場合、次のS31に移行する。
【0040】S31においては、電気信号SAがSV4
よりも大きいか否かを調べる。SAがSV4よりも大き
ければ(S31、YES)、ミシンモータ57を高速N
Maxにて駆動させ(S32)、S21に戻る。一方、
SAがSV4よりも小さければ(S31、NO)、S2
0に移行する。
よりも大きいか否かを調べる。SAがSV4よりも大き
ければ(S31、YES)、ミシンモータ57を高速N
Maxにて駆動させ(S32)、S21に戻る。一方、
SAがSV4よりも小さければ(S31、NO)、S2
0に移行する。
【0041】一方、最初のS20において、エッジが検
出された場合(S20、YES)、検出装置61の出力
信号SPa,SPbによってプーリ60の回転方向及び
回転量を検出する(S33)。その検出と同時に、CP
U69Aはプーリ60の回転方向及び回転量に従ってミ
シンモータ57を駆動させ、主軸50をプーリ60と同
方向及び同回転量回転させる(S34)。次に、検出装
置61の出力信号SPa,SPbの次のエッジが検出さ
れたか否かを調べる(S35)。エッジが検出されれば
(S35、YES)、S33に戻って前記各工程を繰り
返す。そして、もしも、エッジが検出されなかった場合
(S35、NO)、つまり、プーリ60の回転が中止さ
れた場合、ミシンモータ57が停止し(S36)、S2
0に戻る。
出された場合(S20、YES)、検出装置61の出力
信号SPa,SPbによってプーリ60の回転方向及び
回転量を検出する(S33)。その検出と同時に、CP
U69Aはプーリ60の回転方向及び回転量に従ってミ
シンモータ57を駆動させ、主軸50をプーリ60と同
方向及び同回転量回転させる(S34)。次に、検出装
置61の出力信号SPa,SPbの次のエッジが検出さ
れたか否かを調べる(S35)。エッジが検出されれば
(S35、YES)、S33に戻って前記各工程を繰り
返す。そして、もしも、エッジが検出されなかった場合
(S35、NO)、つまり、プーリ60の回転が中止さ
れた場合、ミシンモータ57が停止し(S36)、S2
0に戻る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の請求項1に記載のミシンによれば、特に、前記主
軸とプーリとを、それぞれ独立して回転可能にミシン本
体に設置し、前記プーリの回転に基づいて、前記主軸を
前記プーリの回転方向と同方向に同回転量回転させるよ
うに、前記ミシンモータの駆動を制御手段によって制御
するようにしたので、通常の縫製においては、ミシンモ
ータを起動させたとき、前記主軸は回転駆動されるが、
前記プーリは全く回転されない。そして、針棒位置の設
定等に関連してプーリを手動操作によって回転したと
き、前記制御手段がミシンモータを起動させて、前記主
軸をプーリの回転方向と同方向に同回転量回転させ、針
棒を所望位置に設定することができる。このように、通
常の縫製においては、プーリによる慣性やそのプーリの
起動停止に係わる電力損失が全くなく、しかも、制御装
置を安価に構成することができる。
発明の請求項1に記載のミシンによれば、特に、前記主
軸とプーリとを、それぞれ独立して回転可能にミシン本
体に設置し、前記プーリの回転に基づいて、前記主軸を
前記プーリの回転方向と同方向に同回転量回転させるよ
うに、前記ミシンモータの駆動を制御手段によって制御
するようにしたので、通常の縫製においては、ミシンモ
ータを起動させたとき、前記主軸は回転駆動されるが、
前記プーリは全く回転されない。そして、針棒位置の設
定等に関連してプーリを手動操作によって回転したと
き、前記制御手段がミシンモータを起動させて、前記主
軸をプーリの回転方向と同方向に同回転量回転させ、針
棒を所望位置に設定することができる。このように、通
常の縫製においては、プーリによる慣性やそのプーリの
起動停止に係わる電力損失が全くなく、しかも、制御装
置を安価に構成することができる。
【0043】また、請求項2に記載のミシンによれば、
検出手段が検出したプーリの回転方向及び回転量に基づ
いて、制御手段がミシンモータの駆動を制御するように
構成したので、前記プーリを手動操作によって回転した
とき、主軸をプーリの回転方向と同方向に同回転量正確
に回転させることができ、針棒を所望位置に正確に設定
することができる。
検出手段が検出したプーリの回転方向及び回転量に基づ
いて、制御手段がミシンモータの駆動を制御するように
構成したので、前記プーリを手動操作によって回転した
とき、主軸をプーリの回転方向と同方向に同回転量正確
に回転させることができ、針棒を所望位置に正確に設定
することができる。
【図1】本発明を具体化したミシンの要部断面図であ
る。
る。
【図2】プーリ及び検出装置の拡大断面図である。
【図3】検出装置の斜視図である。
【図4】制御装置の電気的回路構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図5】検出装置の出力信号を示す図である。
【図6】本装置の制御動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図7】従来のミシン及び制御装置の正面図である。
【図8】従来のミシンのペダルの踏み込み位置の領域を
示す図である。
示す図である。
【図9】従来のミシンの制御装置の電気的回路構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図10】従来のミシンのペダルの踏み込み位置に応じ
たミシンの回転速度の変化を示す図である。
たミシンの回転速度の変化を示す図である。
【図11】従来のミシンの制御動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図12】従来の他のミシンの要部断面図である。
【図13】従来の他のミシンの制御装置の電気的回路構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
1 ミシン 50 主軸 57 ミシンモータ 60 プーリ 61 検出装置 62 回転板 63 回転板 64 スリット 65 検出器 66 検出器 67 発光ダイオード 68 ホトトランジスタ 69 制御装置 69A CPU
Claims (2)
- 【請求項1】 針棒等を駆動するための主軸と、手動操
作によって前記主軸を回転させることが可能なプーリ
と、前記主軸を回転駆動するためのミシンモータとを備
えたミシンにおいて、 前記主軸とプーリとを、それぞれ独立して回転可能にミ
シン本体に設置し、 前記プーリの回転に基づいて、前記主軸を前記プーリの
回転方向と同方向に同回転量回転させるように、前記ミ
シンモータの駆動を制御する制御手段を備えたことを特
徴とするミシン。 - 【請求項2】 前記プーリの回転方向及び回転量を検出
するための検出手段を備え、 前記制御手段は、前記検出手段が検出したプーリの回転
方向及び回転量に基づいて前記ミシンモータの駆動を制
御することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18269295A JPH0928966A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | ミシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18269295A JPH0928966A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | ミシン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0928966A true JPH0928966A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16122771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18269295A Pending JPH0928966A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | ミシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0928966A (ja) |
-
1995
- 1995-07-19 JP JP18269295A patent/JPH0928966A/ja active Pending
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