JPH09289644A - 電子スチルカメラ - Google Patents

電子スチルカメラ

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JPH09289644A
JPH09289644A JP8122409A JP12240996A JPH09289644A JP H09289644 A JPH09289644 A JP H09289644A JP 8122409 A JP8122409 A JP 8122409A JP 12240996 A JP12240996 A JP 12240996A JP H09289644 A JPH09289644 A JP H09289644A
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aperture
still camera
electronic still
diaphragm
color
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JP8122409A
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Satoru Nishio
悟 西尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ表面に赤外線カットコートを施すこと
により製造費の削減を図るとともにホワイトバランス固
定における絞りの径による色再現性の差をなくし、いず
れの絞りにおいても同じ色再現性を得ることができる、
すなわちホワイトバランスが変わることのない電子スチ
ルカメラを提供する。 【解決手段】 レンズ2の絞り側表面に赤外線カットコ
ートを施してある。E2PROM12には絞り開放側の
色ゲインデータと、絞り込み側の色ゲインデータが格納
されている。絞り込み側を基準にしており開放側は赤い
色側にシフトした値となっている。絞りが開放側になっ
た場合にはDSP10における信号処理時に開放側の色
ゲインデータが読み出され増幅される。これにより絞り
径が異なってもホワイトバランスは変わることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絞り,レンズおよ
びCCDよりなる光学撮像系に赤外線カット部材を挿入
した形式で、CCDから得られる画像データを記憶し信
号処理することにより静止画像を記録する電子スチルカ
メラ、さらに詳しくいえば赤外線カットにおいて色再現
性を考慮した電子スチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】電子スチルカメラは、撮影した画像を即
時に再生できる,パソコン等の画像入力装置として簡便
に利用できる等の特徴から普及しはじめている。電子ス
チルカメラに用いられるCCD撮像素子は、一般に赤外
線側波長に対し感度が高い特性となっている。赤外線は
人の目には直接見えないが、被写体像がぼけたように見
えるという影響を与える。そのため、被写体像を明瞭に
みえるように光学撮像系に赤外線カットフィルタ等の部
材が挿入されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記赤外線カットフィ
ルタ等の部材は、構成部材の1つであり、製造される電
子スチルカメラの一定の価格を占めている。本発明の課
題は、レンズ表面に赤外線カットコートを施すことによ
り製造費の削減を図るとともにホワイトバランス固定に
おける絞りの径による色再現性の差をなくし、いずれの
絞りにおいても同じ色再現性を得ることができる、すな
わちホワイトバランスが変わることのない電子スチルカ
メラを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明による電子スチルカメラは、絞り,レンズおよ
びCCDよりなる光学撮像系に赤外線カット部材を挿入
する形式で、CCDから得られる画像データを記憶し信
号処理することにより静止画像を記録する電子スチルカ
メラにおいて、前記赤外線カット部材の代わりに前記レ
ンズの前面側表面に赤外カットコートを施して構成して
ある。また、本発明は、前記絞りの異なる絞り値に対応
してそれぞれ異なる色ゲインデータをメモリ回路に有
し、絞りの絞り込み側を基準にした場合には、絞りの開
放側では赤色側にゲインをシフトさせ、絞りの開放側を
基準にした場合には絞りの絞り込み側では青色側にゲイ
ンをシフトさせるように構成してある。さらに本発明で
は、前記色ゲインデータはマトリックス演算するための
RGBの係数としてある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明をさ
らに詳しく説明する。図1は、本発明による電子スチル
カメラの画像処理回路の実施の形態を示す回路ブロック
図である。絞り1,レンズ2およびCCD撮像素子3に
よって光学撮像系が構成されている。レンズ2の絞り1
側の表面には赤外線カットコート19が形成されてい
る。
【0006】図2は、レンズと絞り値に対する入射角と
の関係を示す図である。絞り値が小さい場合には、入射
光は光軸に近い位置に入射するためレンズ表面に立てた
垂線を基準とした入射角は小さい値となる。これに対
し、絞りが開放側の場合には入射光は光軸より遠い位置
に入射するものが多くなるためレンズ表面に立てた垂線
を基準とした入射角が大きくなるものが多くなる。図3
は入射角に対する赤外線の分光特性を示す図である。入
射角が0°,30°,45°、すなわち絞りが開放側に
なると、分光特性は短波長側にシフトする。したがっ
て、入射角0°を基準に色ゲインを調整すると、絞りが
開放側になった場合には画像全体が青っぽいものとな
る。入射角45°を基準に色ゲインを調整すると、絞り
が絞り込み側になった場合には画像全体が赤っぽいもの
となる。
【0007】そこで、本発明は絞りが絞り込み側か開放
側かによって色ゲインを変えるようにしている。図1に
おいて、図示しない電子スチルカメラの電源が投入され
ると、CPU11の制御の下に昇圧回路17がスイッチ
16によりコンデンサ15に接続される。コンデンサ1
5はストロボを発光する電圧値まで昇圧されエネルギー
が蓄えられる。撮影者がレリーズボタン13を半押しに
すると、CPU11は測光調光センサ18から被写体の
測光値を取り入れ、所定の被写体の明るさに対し、シャ
ッタ時間が長くなるか、短くなるかによって通常撮影か
ストロボ撮影かを判断する。本発明は通常撮影を対象と
しているので、以下通常撮影の動作について説明をす
る。
【0008】絞り1は絞った状態A値と開いた状態B値
の2種類の絞り値が選択できるようになっている。CP
U11は上記測光値に基づき図示しない絞り制御部を制
御していずれかの絞り値に設定する。図4は、E2 PR
OMの記憶内容の詳細を示す図である。所定のアドレス
に絞り値Bのときの色ゲインデータと、絞り値Aのとき
の色ゲインデータとが格納されている。色ゲインデータ
はマトリックス演算するためのRGBの係数であり、こ
の例では絞り値Aを基準に色再現性を設定してあるの
で、絞り値Bでは絞り値Aに対し赤色側にゲインがシフ
トするようにRGBの係数値を設定してある。
【0009】レリーズボタン13をさらに押してシャッ
タオンとすると、CCD3はCPU11に制御される図
示しないドライブ回路によって駆動され、CCD上に結
像された被写体像の電気信号を出力する。プリアンプ4
で増幅され、A/Dコンバータ5によって画像ディジタ
ルデータに変換されメモリ部6に一旦記憶される。CP
U11の指示に従ってメモリコントロールユニット9は
制御され、DSP10はメモリコントロールユニット9
を介してメモリ部6より画像ディジタルデータを読み出
し所定形式の画像にする信号処理をする。このとき、例
えば絞り値BであればE2 PROM12より絞り値Bの
色ゲインデータ(係数値)を読み出し、画像データを赤
色側にシフトしメモリ部6に記憶する。これにより絞り
を開いたときもホワイトバランスは変わることはない。
【0010】DSP10での信号処理が終了すると、信
号処理されメモリ部6に記憶された画像ディジタルデー
タは、読み出されD/Aコンバータ7によって画像アナ
ログデータに変換され、半導体メモリ等の記録部8に記
録される。以上、絞り値が2つの場合の実施の形態につ
いて説明したが、絞り値が連続して変わる場合について
もメモリ回路に連続絞りに対する色ゲインデータを多数
格納しておくことにより、同様に適用できる。また、絞
り値Aを基準にした場合の実施の形態について説明した
が、絞り値Bを基準にした場合も同様に適用できる。こ
の場合には絞り込み側では青色側にゲインがシフトする
ことになる。図5に,絞りが開放側の場合と絞り込み側
の場合の動作の流れを示してある。
【0011】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、絞り,
レンズおよびCCDよりなる光学撮像系に赤外線カット
部材を挿入する形式で、CCDから得られる画像データ
を記憶し信号処理することにより静止画像を記録する電
子スチルカメラにおいて、赤外線カット部材の代わりに
レンズの前面側表面に赤外カットコートを施してある。
また、本発明は絞りの異なる絞り値に対応してそれぞれ
異なる色ゲインデータをメモリ回路に有し、絞りの絞り
込み側を基準にした場合、絞りの開放側では赤色側にゲ
インをシフトさせ、絞りの開放側を基準にした場合には
絞りの絞り込み側では青色側にゲインをシフトさせるよ
うに構成してある。したがって、従来に比較し電子スチ
ルカメラの製造費の削減を図ることができるとともに絞
り径が異なってもホワイトバランスが変わることがない
電子スチルカメラを実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子スチルカメラの画像処理回路
の実施の形態を示す回路ブロック図である。
【図2】レンズと絞り値に対する入射角との関係を説明
するための図である。
【図3】赤外線カットコートの分光特性を説明するため
の図である。
【図4】E2 PROMの記憶内容の詳細を示す図であ
る。
【図5】絞りが開放側の場合と,絞り込み側の場合の動
作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…絞り 2…レンズ 3…CCD 4…プリアンプ 5…A/Dコンバータ 6…メモリ部 7…D/Aコンバータ 8…記録部 9…メモリコントロールユニット(MCU) 10…ディジタルシグナルプロセッサ(DSP) 11…CPU 12…E2 PROM 13…レリーズボタン 14…ストロボ 15…コンデンサ 16…スイッチ 17…昇圧回路 18…測光調光センサ 19…赤外線カットコート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絞り,レンズおよびCCDよりなる光学
    撮像系に赤外線カット部材を挿入する形式で、CCDか
    ら得られる画像データを記憶し信号処理することにより
    静止画像を記録する電子スチルカメラにおいて、 前記赤外線カット部材の代わりに前記レンズの前面側表
    面に赤外カットコートを施したことを特徴とする電子ス
    チルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記絞りの異なる絞り値に対応してそれ
    ぞれ異なる色ゲインデータをメモリ回路に有し、 絞りの絞り込み側を基準にした場合には、絞りの開放側
    では赤色側にゲインをシフトさせ、絞りの開放側を基準
    にした場合には絞りの絞り込み側では青色側にゲインを
    シフトさせるように構成したことを特徴とする請求項1
    記載の電子スチルカメラ。
  3. 【請求項3】前記色ゲインデータはマトリックス演算す
    るためのRGBの係数である請求項2記載の電子スチル
    カメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100390435B1 (ko) * 2001-04-25 2003-07-07 엘지전자 주식회사 디지털 카메라용 광학계
US7002757B2 (en) 2001-09-26 2006-02-21 Fujinon Corporation Single-focus lens for electronic still cameras

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KR100390435B1 (ko) * 2001-04-25 2003-07-07 엘지전자 주식회사 디지털 카메라용 광학계
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