JPH09289122A - 内燃機関の点火コイル装置 - Google Patents

内燃機関の点火コイル装置

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JPH09289122A
JPH09289122A JP8098251A JP9825196A JPH09289122A JP H09289122 A JPH09289122 A JP H09289122A JP 8098251 A JP8098251 A JP 8098251A JP 9825196 A JP9825196 A JP 9825196A JP H09289122 A JPH09289122 A JP H09289122A
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JP
Japan
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bobbin
iron core
coil
small
diametered
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Pending
Application number
JP8098251A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Murata
紀行 村田
Toshiji Saito
利治 斉藤
Harumi Aoki
治美 青木
Akira Kanazawa
朗 金澤
Akira Nakatsuka
章 中塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン本体のプラグホール1内に装着する
点火コイル装置に関し、熱膨脹係数の違いによる絶縁劣
化を防止する点火コイル装置を提供する。 【解決手段】 大径のボビンに巻かれた1次コイル1
と、この大径のボビン内に収納された小径のボビンに巻
かれた2次コイル2と、この小径のボビン内に収納され
た鉄芯3と、上記1次コイル1、2次コイル2、鉄芯3
を収納する絶縁チューブ18とを具備し、上記小径のボ
ビンと上記鉄芯3との間にシリコンゴムなどの柔軟物質
19を充填したものであり、鉄芯3の周囲にシリコンゴ
ムなどの柔軟物質19を充填することにより、熱膨脹係
数の違いによる絶縁劣化を防止し耐絶縁性するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の点火コ
イル装置、特にエンジン本体のプラグホール内に装着
し、点火プラグに直接高電圧を印加する内燃機関の点火
コイル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の内燃機関の点火コイル装
置をを示している。図2において、21は絶縁性の樹脂
からなる円筒状のケースであり、このケース21の上部
には平板部が一体に形成されている。22は円筒状のボ
ビン22Aに巻かれた2次コイルであり、この2次コイ
ル22は上記ケース21内に挿入される。23は円筒状
のボビン23Aに巻かれた1次コイルであり、この1次
コイル23は上記2次コイル22のボビン22A内に挿
入される。24は磁性材からなる鉄芯であり、この鉄芯
24は上記1次コイル23のボビン23Aに挿入され
る。25は上記鉄芯24の上端、下端に配置されるマグ
ネットであり、このマグネット25はバイアス磁界を発
生させるために使用される。26は2次コイル22のボ
ビン22の下端に取付けられた高圧端子、27はコイル
状のスプリングであり、このスプリング27は上記高圧
端子26の孔にネジ28を螺合することにより高圧端子
26に取付けられる。
【0003】上記高圧端子26は2次コイル22に接続
されている。29は円筒状のシールドケース、30はゴ
ムで形成された円筒状の絶縁筒である。上記1次コイル
23、2次コイル22、鉄芯24、マグネット25が内
部に収納されたケース21内に温度をかけながらエポキ
シ樹脂系の絶縁性樹脂31を真空注入し、鉄芯24と1
次コイル23との間、1次コイル23と2次コイル22
との間、2次コイル22とシールドケース29との間に
絶縁性樹脂31を充填し絶縁性を高めているものであ
る。32は内部にパワートランジスタ、スイッチング素
子などが収納されたイグナイタ部であり、このイグナイ
タ部32の下部が上記ケース21の平板部に取付けられ
る。上記イグナイタ部32にはコネクタ部、取付部が一
体に形成され、この取付部の孔を利用して、上記イグナ
イタ部32がエンジンブロックの外面に取付けられたシ
リンダーヘッドにネジ止めされる。
【0004】図2に示す点火コイル装置をエンジン本体
のプラグホール内に挿入すると、ゴム製の絶縁筒30の
下部の開口部に点火プラグの接続部が入りスプリング2
7が点火プラグの接続部に接触する。この状態でイグナ
イタ部32の取付部の孔を利用してイグナイタ部32を
シリンダーヘッドにネジ止めする。
【0005】上記点火コイル装置のイグナイタ部32内
のスイッチング素子をオフすると、パワートランジスタ
Trを介して1次コイル23に流れる電流が遮断され、
2次コイル22に高電圧が発生し、この高電圧が高圧端
子26、ネジ28、スプリング27を介して点火プラグ
に印加されるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の点火コイル装置は、コイル間に注型される絶縁性樹
脂31と鉄芯24と熱膨脹係数が大きく異なるため、絶
縁性樹脂31と鉄芯24との間に熱応力が集中し注型さ
れた絶縁性樹脂31にクラックが生じ、耐絶縁性が劣化
する問題があった。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
のであり、耐絶縁性が劣化しない点火コイル装置を提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、大径のボビンに巻かれた第1のコイル
と、この大径のボビン内に収納された小径のボビンに巻
かれた第2のコイルと、この小径のボビン内に収納され
た鉄芯と、上記第1のコイル、第2のコイル、鉄芯を収
納する絶縁筒とを具備し、上記小径のボビンと上記鉄芯
との間にシリコンゴムなどの柔軟物質を充填したもので
あり、鉄芯の周囲にシリコンゴムなどの柔軟物質を充填
することにより、熱膨脹係数の違いによる絶縁劣化を防
止するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
大径のボビンに巻かれた第1のコイルと、この大径のボ
ビン内に収納された小径のボビンに巻かれた第2のコイ
ルと、この小径のボビン内に収納された鉄芯と、上記第
1のコイル、第2のコイル、鉄芯を収納する絶縁筒とを
具備し、上記小径のボビンと上記鉄芯との間にシリコン
ゴムなどの柔軟物質を充填したことを特徴とするもので
あり、鉄芯の外周部には柔軟物質が充填されているた
め、温度サイクルによる絶縁劣化を防止できるものであ
る。
【0010】本発明の請求項2記載の発明は、小径のボ
ビンと上記鉄芯との間にシリコンゴムなどの柔軟物質を
充填するとともに、他の空隙にに絶縁性樹脂を注型する
ことを特徴とするものであり、温度サイクルによる絶縁
劣化を防止できるとともに、コイル間などの耐絶縁性を
向上できるものである。
【0011】以下に、本発明の実施の形態について、図
1とともに説明する。 (実施の形態1)図1において、1は円筒状の大径のボ
ビン1Aに巻かれた1次コイルであり、この1次コイル
1のボビン1Aの上端には平板部が一体に形成されてい
る。2は円筒状の小径のボビン2Aに巻かれた2次コイ
ルであり、この2次コイル2は上記1次コイル1のボビ
ン1A内に挿入される。3は磁性材からなる鉄芯であ
り、この鉄芯3は上記2次コイルのボビン2Aに挿入さ
れる。4は2次コイル2の下端部に取付けられた端子板
であり、この端子板4にはネジ穴5が形成されている。
6は上記鉄芯3の上端、下端に配置されるマグネットで
ある。このマグネット6はバイアス磁界を発生させるた
めに使用される。
【0012】7は絶縁性の樹脂からなる円筒状のソケッ
トであり、この円筒状のソケット7の上部には小径の円
筒部7Aが一体に形成され、この小径の円筒7Aの中心
には貫通穴7Bが形成されている。上記ソケット7の小
径の円筒部7Aは上記1次コイル1のボビン1Aの下端
に嵌合される。8はコイル状のスプリング、9はネジで
あり、このネジ9を上記スプリング8、及びソケット7
の貫通孔7Bに挿入し、2次コイル2の下端部に取付け
られた高圧端子4のネジ穴5に螺合させることにより、
ソケット7が2次コイル2のボビン2Aに取付けられる
とともに、スプリング8がソケット7の内底面に取付け
られ、さらにネジ9を介して高圧端子4とスプリング8
との電気的導通が得られるものである。
【0013】図1において、2次コイル2のボビン2A
内に鉄芯3、マグネット6を挿入し、このボビン2Aを
1次コイル1のボビン1A内に挿入し、ソケット7の小
径の円筒部7Aをボビン1Aの下部に嵌合し、ネジ9に
よりソケット7とスプリング8との固定を行う。10は
スリットが形成された円筒状のシールドケース、11は
ゴムで形成された円筒状の絶縁筒であり、上記2次コイ
ル2、鉄芯3、マグネット6が内部に収納された1次コ
イル1のボビン1Aをシールドケース10に挿入すると
ともに、絶縁筒11に挿入する。その後、シリコンゴ
ム、シリコンゲルなどの柔軟物質19を2次コイル2の
ボビン2Aに注入し、鉄芯3とボビン2A間に柔軟物質
19を充填する。
【0014】次に、温度をかけながら絶縁筒11の上部
よりエポキシ系樹脂などの絶縁性樹脂12を真空注入
し、2次コイル2と1次コイル1との間、1次コイル1
とシールドケース10との間などに、この絶縁性樹脂1
1を充填して絶縁性を高める。上記注入された絶縁性樹
脂12は絶縁筒11内で硬化するものである。13は内
部にパワートランジスタTr、スイッチング素子などが
収納されたイグナイタ部であり、このイグナイタ部13
の下部が上記1次コイル1のボビン1Aの平板部に取付
けられる。上記イグナイタ部13には一体にコネクタ
部、取付部が一体に形成されており、この取付部を利用
して、上記イグナイタ部13がエンジンブロックの外面
に取付けられたシリンダーヘッドにネジ止めされる。
【0015】図1に示すように、上記実施の形態の点火
コイル装置をエンジン本体14のプラグホール15内に
挿入すると、ゴム製の絶縁筒11の下部の開口部に点火
プラグ16の接続部16Aが入りスプリング8が点火プ
ラグ16の接続部16Aに接触する。この状態でイグナ
イタ部13の取付部の孔を利用してイグナイタ部13を
シリンダーヘッド17にネジ止めする。18は1次コイ
ル1とシールドケース10との間に挿入された円筒状の
絶縁チューブであり、この絶縁チューブ18は編み目状
の絶縁チューブ、長穴があいたシュリンクチューブでも
よいものである。
【0016】以上のように本実施の形態では、鉄芯3の
周囲にはシリコンゴムなどの柔軟物質19を充填してい
るため、温度サイクルにより充填された絶縁性樹脂にク
ラックが発生して絶縁性が劣化するのを防止できるもの
である。
【0017】なお、上記実施の形態は、絶縁筒11内に
すべての部品を組み込んだ後に、シリコンゴムなどの柔
軟物質19の充填、絶縁性樹脂12の注型を行っている
が、2次コイル2のボビン2A内に鉄芯3、マグネット
6を挿入した段階でシリコンゴムなどの柔軟物質を充填
した後に、ボビン2Aを1次コイル1のボビン1Aに挿
入し、その後に絶縁性樹脂12を注型してもよいもので
ある。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、大径のボ
ビンに巻かれた第1のコイルと、この大径のボビン内に
収納された小径のボビンに巻かれた第2のコイルと、こ
の小径のボビン内に収納された鉄芯と、上記第1のコイ
ル、第2のコイル、鉄芯を収納する絶縁筒とを備え、上
記小径のボビンと上記鉄芯との間にシリコンゴムなどの
柔軟物質を充填したものであり、鉄芯の周囲にシリコン
ゴムなどの柔軟物質を充填しているため、熱膨脹係数の
相違により注型された絶縁性樹脂にクラックが生じるこ
とによる絶縁性劣化を防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における内燃機関の点火
コイル装置の断面図
【図2】従来の内燃機関の点火コイル装置の断面図
【符号の説明】
1 1次コイル 2 2次コイル 3 鉄芯 7 ソケット 8 スプリング 10 シールドケース 11 絶縁筒 13 イグナイタ部 14 エンジン本体 15 プラグホール 16 点火プラグ 18 絶縁チューブ 19 柔軟物質
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金澤 朗 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 中塚 章 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径のボビンに巻かれた第1のコイル
    と、この大径のボビン内に収納された小径のボビンに巻
    かれた第2のコイルと、この小径のボビン内に収納され
    た鉄芯と、上記第1のコイル、第2のコイル、鉄芯を収
    納する絶縁筒とを具備し、上記小径のボビンと上記鉄芯
    との間にシリコンゴムなどの柔軟物質を充填してなる内
    燃機関の点火コイル装置。
  2. 【請求項2】 第1のコイルと第2のコイルとの間、お
    よび第1のコイルと絶縁筒との間に絶縁性樹脂を注型し
    てなる請求項1記載の内燃機関の点火コイル装置。
JP8098251A 1996-04-19 1996-04-19 内燃機関の点火コイル装置 Pending JPH09289122A (ja)

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JP8098251A JPH09289122A (ja) 1996-04-19 1996-04-19 内燃機関の点火コイル装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7071804B2 (en) * 1997-02-14 2006-07-04 Denso Corporation Stick-type ignition coil having improved structure against crack or dielectric discharge
EP1780737A1 (en) * 2005-10-28 2007-05-02 Delphi Technologies, Inc. Ignition Coil

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