JPH09288469A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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Publication number
JPH09288469A
JPH09288469A JP10031196A JP10031196A JPH09288469A JP H09288469 A JPH09288469 A JP H09288469A JP 10031196 A JP10031196 A JP 10031196A JP 10031196 A JP10031196 A JP 10031196A JP H09288469 A JPH09288469 A JP H09288469A
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Japan
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parallel
liquid crystal
crystal display
data
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JP10031196A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Jitsuhara
勉 實原
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の分周クロックを用いることなく、フレ
ームバッファ13への映像データのアクセス速度を低速
化し、これにより、回路構成が簡単で、しかも不要輻射
の面からも有利な液晶表示装置を得る。 【解決手段】 液晶表示装置100において、フレーム
バッファ13を映像データを複数ビット同時にパラレル
にアクセス可能な構成とし、該フレームバッファ13の
前段に、A/D変換されたシリアルなデジタル映像デー
タを、複数ビットのパラレルデータに変換する変換部1
1を設けるとともに、該フレームバッファ13の後段
に、複数ビットのパラレルなデジタル映像データをシリ
アルデータに変換する変換部12を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に関
し、特に、アナログ映像信号からデジタル映像データを
作成し、該デジタル映像データに基づいて画像表示を行
う液晶表示装置における表示データの処理回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の液晶表示装置を説明する
ためのブロック図であり、該液晶表示装置における表示
データの処理回路の構成を示している。図において、2
00は、本装置外部から供給されたアナログ映像信号を
信号処理するデータ処理回路200aと、該データ処理
回路から出力されるデジタル映像データに基づいて画像
表示を行うLCD10とを有する液晶表示装置である。
該LCD10は、所定サイズの表示画面を有し、該表示
画面には複数の画素がマトリクス状に配列されている。
【0003】上記データ処理回路200aは、上記アナ
ログ映像信号を受け、これを増幅する入力信号部2と、
該映像信号の同期信号に基づいて、所定周期のドットク
ロックを発生するドットクロック発生部6と、前記入力
信号部で増幅されたアナログ映像信号に含まれる映像デ
ータを上記ドットクロックに基づいてサンプリングして
デジタルデータに変換するA/D変換部3とを有してい
る。
【0004】また、上記データ処理回路200aは、上
記ドットクロックに基づいて、これを4分周した位相の
異なる複数の分周クロックを作成する分周コントロール
部8と、該分周クロックにより、上記A/D変換部2か
らのデジタル映像データをラッチするデータラッチ部4
と、該データラッチ部4によりラッチされたデジタル映
像データが書き込まれるフレームバッファ群5とを有し
ている。ここでフレームバッファ群5は、分周クロック
の数に相当する個数のフレームバッファからなる。
【0005】さらに、上記データ処理回路200aは、
該フレームバッファ群5に書き込まれたデータを、LC
D10の動作タイミングに同期したタイミングで読み出
してLCD10へ供給するデータコントロール部9と、
上記ドットクロックを受け、A/D変換部3,分周コン
トロール回路8及びデータコントロール部9を制御する
制御部7を有している。
【0006】次に動作について説明する。アナログ映像
信号Vaが上記データ処理回路200aに入力される
と、まず、該アナログ映像信号Vaは上記信号入力部2
にて増幅され、さらにA/D変換部3にて、アナログ映
像信号Vaに含まれる映像データが上記ドットクロック
に同期してサンプリングされてデジタルデータに変換さ
れる。
【0007】このとき、上記分周コントロール部8で
は、上記ドットクロックから位相の異なる複数の分周ク
ロックが作成されており、データラッチ部4では、これ
らの分周クロックを用いて、デジタル信号に変換された
映像データがラッチされ、このデータラッチ部4にて低
速化された映像データがフレームバッファ群5に書き込
まれる。
【0008】そして、上記フレームバッファ群5に書き
込まれたデジタル映像データは、LCD10の動作タイ
ミングに同期したタイミングで読み出され、この読みだ
された映像データは、上記データコントロール部9を介
してLCD10へ供給される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、マルチメデ
ィアの発展に伴い、液晶表示装置では、高解像度(解像
度800×600以上)が要求されており、また、ちら
つきの少ない高品位の映像を実現させるためにリフレッ
シュレートが上昇傾向(リフレッシュレート=60Hz
以上)にあり、このため、映像データの信号処理の高速
化が進んでいる。
【0010】従って、従来の液晶表示装置では、解像度
800×600の映像を表示させるためには、1つの表
示画面に対して480k画素分(48万個)のデータを
取り込む必要があり、また、映像データのドットクロッ
ク周波数が、50MHz相当に達する。この結果、上記
フレームバッファとしては大容量でかつ高速アクセスが
可能なものが必要になる。
【0011】このようなことから、図2に示す従来の構
成では、高解像度の液晶表示装置を実現するために、位
相の異なった複数の分周クロック、つまり映像データの
ドットクロック周波数の1/2N倍の周波数を持つクロ
ック(N=1,2,…)を発生し、映像データを複数の
フレームバッファに分けて取り込むといった回路方式を
採用し、これによってフレームバッファのデータアクセ
スの低速化、及びその低容量化を図っている。
【0012】ところが、従来の構成では、上記のような
データアクセスの低速化、及びその低容量化と引き替え
に、液晶表示装置の構成が複雑なものとなるという問題
があった。
【0013】例えば、図2に示す従来の液晶表示装置に
て、4つの4分周クロックと4つのフレームバッファを
用いて、フレームバッファでのデータアクセスの低速化
を実現する場合の信号処理について説明する。
【0014】図3はこの信号処理におけるデータラッチ
部4での動作タイミングを示している。図3に示すよう
に、データラッチ部4には、位相が90°づつずれた4
種の4分周クロックDCLK1,DCLK2,DCLK
3,DCLK4を入力し、それぞれの分周クロックの立
ち上がりタイミングにて、A/D変換部3からのデジタ
ル映像データをラッチする。
【0015】つまり、第1の4分周クロックDCLK1
の立ち上がりタイミングにより、A/D変換部3からド
ットクロックに同期してシリアルに出力されるデジタル
映像データ(データ1,データ2,・・・)のうちの、
データ1,データ5などのデータ(4k+1)(k=
0,1,2,・・・)をラッチし、これを第1のフレー
ムバッファに書き込む。また、第2の4分周クロックD
CLK2によっては、データ2,データ6等のデータ
(4k+2)(k=0,1,2,・・・)をラッチし第
2のフレームバッファに書き込む。第3の4分周クロッ
クDCLK3によっては、データ3,データ7等のデー
タ(4k+3)(k=0,1,2,・・・)をラッチし
第3のフレームバッファに書き込む。さらに、第4の4
分周クロックDCLK4によっては、データ4,データ
8等のデータ(4k+4)(k=0,1,2,・・・)
をラッチし第4のフレームバッファに書き込む。
【0016】これにより、各フレームバッファには低速
で映像データを書き込むことが可能になる。
【0017】ところが、図2に示す従来の液晶表示装置
において、フレームバッファでのアクセスの低速化を図
るには、分周比に対応した数のフレームバッファが必要
となり、また分周比に対応した数の分周クロックを発生
させる必要がある。このため、分周比を大きくすればす
るほど、フレームバッファの個数や分周クロック数が増
加することとなる。
【0018】従って、従来の液晶表示装置の構成では、
フレームバッファでのアクセスの低速化を図ろうとする
と、回路構成が複雑化かつ大型化し、また不要輻射の面
からも不利なものになるという問題があった。
【0019】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、複数の分周クロックを使用するこ
となく、フレームバッファでのデータアクセスの低速化
を図り、しかもフレームバッファの使用効率の向上によ
りその低容量化を実現することができ、これにより、回
路構成が簡単で、しかも不要輻射の面からも有利な液晶
表示装置を得ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明(請求項1)に
係る液晶表示装置は、複数の画素をマトリクス状に配列
してなる液晶表示パネルを有し、映像信号に基づいて該
液晶表示パネル上にて画像表示を行う液晶表示装置であ
る。
【0021】この液晶表示装置は、外部から供給された
アナログ映像信号に含まれる映像データを、所定の周期
でサンプリングしてシリアルなデジタル映像データに変
換するA/D変換部と、該シリアルなデジタル映像デー
タを、該サンプリング周期を分周した周期を有する第1
のコントロール信号により所定個数づつまとめて、複数
ビットのパラレルなデジタル映像データに変換するシリ
アル−パラレル変換部と、該複数ビットのパラレルなデ
ジタル映像データをパラレルにアクセス可能なメモリ装
置と、該メモリ装置から所定ビットのパラレルなデジタ
ル映像データを、該サンプリング周期を分周した周期を
有する第2のコントロール信号により読み出して、シリ
アルなデジタル映像データに変換するパラレル−シリア
ル変換部とを備えている。そのことにより上記目的が達
成される。
【0022】この発明(請求項2)は、請求項1記載の
液晶表示装置において、前記第1及び第2のコントロー
ル信号の周期の、前記サンプリング周期に対する分周比
を設定する分周比設定手段を備え、該両コントロール信
号に対する分周比を調整可能な構成としたものである。
【0023】この発明(請求項3)は、請求項1または
2記載の液晶表示装置において、前記メモリ装置を、複
数ビットのパラレルなデジタル映像データをパラレルに
アクセス可能な1つのフレームバッファから構成したも
のである。
【0024】この発明(請求項4)は、請求項1または
2記載の液晶表示装置において、前記メモリ装置を、前
記パラレルなデジタル映像データの各ビットに対応した
複数のフレームバッファから構成したものである。
【0025】以下、本発明の作用について説明する。
【0026】本発明(請求項1)においては、画像デー
タのメモリ装置を、複数ビットのパラレルなデジタル映
像データをパラレルにアクセス可能な構成とし、A/D
変換されたシリアルなデジタル映像データをパラレルデ
ータに変換するシリアル−パラレル変換部と、該メモリ
装置から読み出されたパラレルなデジタル映像データを
シリアルデータに変換するパラレル−シリアル変換部と
を備えたから、複数の分周クロックを用いることなく、
該メモリ装置へのデジタル映像データのアクセス速度を
低速化することができる。
【0027】この発明(請求項2)においては、前記第
1及び第2のコントロール信号の周期の、前記サンプリ
ング周期に対する分周比を設定する分周比設定手段を備
え、該両コントロール信号の分周比を調整可能に構成し
たので、メモリ装置へのデジタル映像信号の書き込み速
度を、上記サンプリング周期に対して任意の分周速度
(周期)に分周することが可能となる。この結果、フレ
ームバッファ等のメモリ装置を、任意のアクセス速度で
使用でき、しかも、使用するメモリ領域の容量を任意に
設定できる。
【0028】つまり、デジタル映像データの周期を、そ
のサンプリング周期に対する任意の倍数(映像データの
ドットクロック周波数の1/N倍の周波数:N=1,
2,…)に分周できるため、フレームバッファへのデー
タのアクセス速度、及び使用するメモリ領域を任意に設
定できる。これにより、フレームバッファの使用効率を
向上できるばかりでなく、汎用デバイス(汎用タイプの
フレームバッファ)の使用が可能となり、デバイスの選
定範囲の拡大により、液晶表示装置のコストを低く抑え
ることも可能となる。
【0029】さらに、第1のコントロール信号の分周比
と第2のコントロール信号の分周比を異ならせることに
より、前記液晶表示パネル上での表示画像を、その表示
画面の横方向に拡大したり、縮小したりすることができ
る。
【0030】この発明(請求項3)においては、前記メ
モリ装置を、複数ビットのパラレルなデジタル映像デー
タをパラレルにアクセス可能な1つのフレームバッファ
から構成したので、フレームバッファの個数増大による
装置の大型化を回避することができる。
【0031】この発明(請求項4)においては、前記メ
モリ装置を、前記パラレルなデジタル映像データの各ビ
ットに対応した複数のフレームバッファから構成したの
で、フレームバッファとして汎用タイプのものを用いる
ことができ、装置のコスト低減に有利となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。 (実施形態1)図1は、本発明の実施形態1による液晶
表示装置の説明するためのブロック図であり、該液晶表
示装置における表示データ処理回路の構成を示してい
る。図において、100は本実施形態1の液晶表示装置
で、図2と同一符号は従来の液晶表示装置200と同一
のものを示している。
【0033】この液晶表示装置100の表示データ処理
回路100aでは、上記従来の液晶表示装置200の表
示データ処理回路200aにおけるデータラッチ部4に
代えて、A/D変換部3からのデジタル映像データをシ
リアル−パラレル変換する変換部11が設けられてお
り、フレームバッファ13としては、パラレルデータに
変換されたデジタル映像データのビット数に対応した、
複数ビットの映像データを同時に書き込み可能なものが
用いられている。
【0034】また、該フレームバッファ13とデータコ
ントロール部9との間には、フレームバッファ13から
所定のビット分まとめて同時に読み出されたパラレルデ
ータを、シリアルデータに変換するパラレル−シリアル
変換部12が設けられている。
【0035】そして、上記液晶表示装置100では、分
周コントロール部14は、ドットクロックに基づいてク
ロックDCLK,イネーブル信号DENBLE,シフト
クロック,LOAD信号,SHIFT信号を発生し、上
記シリアル−パラレル変換部11にクロックDCLK,
イネーブル信号DENBLEを供給するとともに、上記
パラレル−シリアル変換部12には、シフトクロック,
LOAD信号,SHIFT信号を供給するようになって
いる。
【0036】また、この液晶表示装置100は、従来の
LCD表示回路200と同様、ドットクロックを受け、
A/D変換部3,分周コントロール部14,及びデータ
コントロール部9の動作を制御する制御部15を有して
おり、この制御部15は、上記分周コントロール部14
を、該コントロール部から出力される、イネーブル信号
DENBLE,LOAD信号,及びSHIFT信号の周
期が、上記ドットクロックを4分周したものとなるよう
制御する構成となっている。
【0037】次に作用効果について説明する。本液晶表
示装置100に入力されたアナログ映像信号は、入力信
号部2にて増幅されて、A/D変換器3に出力される。
このときドットクロック発生部6では、入力信号部2か
らの映像信号の同期信号に基づいて所定周期のドットク
ロックを発生しており、上記A/D変換部3では、この
ドットクロックに基づいてアナログ映像信号に含まれる
映像データがデジタル信号に変換される。
【0038】また、このとき分周コントロール部14で
は、制御部15の制御に基づいて、シリアル−パラレル
変換部11をコントロールする信号として、データをシ
フトさせるためのクロックDCLKと、データを確定す
るためのイネーブル信号DENBLEを作成している。
これらのクロックDCLKとイネーブル信号DENBL
Eとにより、制御部15で設定されている映像データの
分周比が実現される。
【0039】そして、上記シリアル−パラレル変換部1
1では、上記クロックDCLKとイネーブル信号DEN
BLEとにより、A/D変換部3でデジタル信号に変換
された映像データがパラレルデータに変換され、これに
よりフレームバッファでのデータアクセスの低速化が図
られる。
【0040】ここで、4分周クロックにより上記データ
アクセスの低速化を実現する場合について簡単に説明す
る。
【0041】図4は、ドットクロックを4分周した4分
周クロックによりシリアル−パラレル変換を行う場合の
シリアル−パラレル変換部の動作タイミングを示してい
る。図4に示すように、シリアル−パラレル変換部11
には、コントロール信号として、ドットクロックと同周
期のクロック(DCLK)、及び該ドットクロックを4
分周した、データを確定するためのイネーブル信号(D
ENBLE)が入力される。この状態で、A/D変換部
3でデジタル信号に変換された映像データが、上記シリ
アル−パラレル変換部11へ出力されると、該映像デー
タは、クロック(DCLK)の立ち上がりタイミングで
順次シリアル−パラレル変換部11に取り込まれ、イネ
ーブル信号DENBLEの立ち上がりタイミングで、連
続する4つのデータが確定されて、これらが同時にフレ
ームバッファ13に出力される。
【0042】つまり、上記イネーブル信号DENBLE
は、上記ドットクロックを4分周したものであるため、
クロックDCLKにより4つのデータが変換部11に取
り込まれる度に、該取り込まれた4つのデータがフレー
ムバッファ13に出力される。また、このフレームバッ
ファ13は、4ビットのパラレルデータを同時に入力可
能な構成となっており、このため、フレームバッファ1
3への映像データの書込みは、ドットクロックの4倍の
周期で、つまり低速で行われることとなる。
【0043】なお、上記分周比については、シリアル−
パラレル変換処理におけるパラレルデータのビット数、
及び前記イネーブル信号(DENBLE)の間隔(周
期)によって変更可能であり、このため、映像データの
分周比についての設定値を制御部15でコントロールす
ることにより、所要の分周比に対応した周期でもって、
フレームバッファ13に映像データを書き込ませること
が可能である。
【0044】このようにして上記フレームバッファ13
に書き込まれたデジタル映像データは、該フレームバッ
ファ13からLCD10の動作タイミングに同期したタ
イミングで読み出され、この読み出されたパラレルデー
タは、パラレル−シリアル変換部12にて、シリアル−
パラレル変換部11におけるコントロール信号と同じ分
周比のコントロール信号を用いて、シリアルデータに変
換される。
【0045】以下、4分周クロックを用いたパラレル−
シリアル変換処理について簡単に説明する。
【0046】図5は、ドットクロックを4分周した4分
周クロックによりパラレル−シリアル変換を行う場合の
パラレル−シリアル変換部の動作タイミングを示してい
る。
【0047】図5に示すように、パラレル−シリアル変
換部12には、LCD10における表示用基本クロック
(以下、LCDクロックともいう。)と同一周期のシフ
トクロック、フレームバッファ13からの映像データの
取り込みをコントロールするLOAD信号、シリアルデ
ータのシフトをコントロールするSHIFT信号が入力
されている。
【0048】この状態で、フレームバッファ13からパ
ラレル映像データが読み出されると、該パラレル−シリ
アル変換部12では、シフトクロックの4クロック周期
でもって、LOAD信号がLOWレベルである期間に4
つの映像データ,例えばデータ’1〜データ’4をまと
めて取り込み、SHIFT信号がHIGHレベルである
期間(シフトクロックの3クロック分に相当する期間)
に、データを、シフトクロックの立ち上がりタイミング
で1つづつシフトすることにより、LCDクロックに同
期したシリアル映像データを作成する。
【0049】このように本実施形態1では、フレームバ
ッファ13を映像データを複数ビット同時にパラレルに
アクセス可能な構成とし、該フレームバッファ13の前
段に、アナログ映像信号がA/D変換されたシリアルデ
ータを、複数ビットのパラレルデータに変換する変換部
11を設けるとともに、該フレームバッファ13の後段
に、複数ビットのパラレルデータをシリアルデータに変
換する変換部12を設けたので、複数の分周クロックを
用いることなく、フレームバッファ13への映像データ
のアクセス速度を低速化することができる。これによ
り、回路構成が簡単で、しかも不要輻射の面からも有利
な液晶表示装置を得ることができる。
【0050】なお、上記実施形態1では、上記パラレル
−シリアル変換部12では、LOAD信号の分周比を、
シリアル−パラレル変換部11におけるデータ取込みの
ためのDENBLE信号の分周比と同じ分周比に設定し
た場合を示したが、LOAD信号の分周比は、DENB
LE信号の分周比より、大きい分周比あるいは小さい分
周比に設定してもよい。
【0051】(実施形態2)以下、本発明の実施形態2
による液晶表示装置について説明する。本実施形態2の
液晶表示装置は、上記実施形態1の液晶表示装置におけ
る制御部15を、ユーザの操作によりLOAD信号の分
周比とDENBLE信号の分周比とを独立して変更可能
な構成としたものであり、その他の構成は、図1に示す
実施形態1の液晶表示装置100と同一である。
【0052】次に動作について説明する。まず、シリア
ル−パラレル変換部へ供給するDENBLE信号の周期
が、ドットクロックを4分周したものとなり、パラレル
−シリアル変換部へ供給するLOAD信号の周期が、ド
ットクロックを5分周したものとなるよう、上記制御部
15を設定した場合の動作について説明する。
【0053】この場合、フレームバッファへの映像デー
タの書き込みは上記実施形態1と同様に行われるので、
フレームバッファからのパラレル映像データの読み出し
についてのみ説明する。
【0054】図6は、ドットクロックを5分周した5分
周クロックにより、パラレル−シリアル変換を行う場合
のパラレル−シリアル変換部の動作タイミングを示して
いる。
【0055】図6に示すように、パラレル−シリアル変
換部12には、LCD10における表示用基本クロック
(以下、LCDクロックともいう。)と同一周期のシフ
トクロック、フレームバッファ13からの映像データの
取り込みをコントロールするLOAD信号、シリアルデ
ータのシフトをコントロールするSHIFT信号が入力
されている。
【0056】この状態で、フレームバッファ13からパ
ラレル映像データが読み出されると、該パラレル−シリ
アル変換部12では、シフトクロックの5クロック周期
でもって、LOAD信号がLOWレベルである期間に4
つの映像データが取り込まれ、SHIFT信号がHIG
Hレベルである期間(シフトクロックの3クロック期
間)に、映像データが、シフトクロックの立ち上がりタ
イミングで1つづつシフトされることとなる。これによ
り、LCD10へ供給される映像データは、データ‘4
M(M=1,2,3…)が2クロック分発生することと
なる。
【0057】そして、パラレル−シリアル変換部12で
シリアルデータに変換された映像データは、データコン
トロール部9を介してLCD10に供給され、LCD1
0ではこの映像データに基づいて画像表示が行われる。
【0058】これにより、LCD10には、入力された
アナログ映像信号における映像データの5/4倍の映像
データが供給されることとなり、表示画面上での表示画
像は、実施形態1のものに比べて、横方向に5/4倍に
拡大されることとなる。
【0059】次に、シリアル−パラレル変換部へ供給す
るDENBLE信号の周期が、ドットクロックを4分周
したものとなり、パラレル−シリアル変換部へ供給する
LOAD信号の周期が、ドットクロックを3分周したも
のとなるよう、上記制御部15を設定した場合の動作に
ついて説明する。
【0060】この場合も、フレームバッファへの映像デ
ータの書き込みは上記実施形態1と同様に行われるの
で、フレームバッファからのパラレル映像データの読み
出しについてのみ説明する。
【0061】図7は、ドットクロックを3分周した3分
周クロックにより、パラレル−シリアル変換を行う場合
のパラレル−シリアル変換部の動作タイミングを示して
いる。
【0062】図7に示すように、パラレル−シリアル変
換部12には、LCD10における表示用基本クロック
(以下、LCDクロックともいう。)と同一周期のシフ
トクロック、フレームバッファ13からの映像データの
取り込みをコントロールするLOAD信号、シリアルデ
ータのシフトをコントロールするSHIFT信号が入力
されている。
【0063】この状態で、フレームバッファ13からパ
ラレル映像データが読み出されると、該パラレル−シリ
アル変換部12では、シフトクロックの3クロック周期
で、LOAD信号がLOWレベルである期間に4つの映
像データが取り込まれ、SHIFT信号がHIGHであ
る期間(シフトクロックの2クロック期間)に、データ
が、シフトクロックの立ち上がりタイミングで1つづつ
シフトされることとなる。これにより、LCD10へ供
給される映像データは、データ‘4M(M=1,2,
3,…)が間引かれることとなる。
【0064】そして、パラレル−シリアル変換部12で
シリアルデータに変換された映像データは、データコン
トロール部9を介して、LCD10に供給され、LCD
10ではこの映像データに基づいて画像表示が行われ
る。
【0065】これにより、LCD10には、入力された
アナログ映像信号における映像データの3/4倍の映像
データが供給されることとなり、表示画面上での表示画
像は、実施形態1のものに比べて、横方向に3/4倍に
縮小されることとなる。
【0066】なお、上記各実施形態では、パラレルデー
タに変換されたデジタル映像データを格納するメモリ装
置として、複数ビットのパラレルデータを同時にアクセ
ス可能なフレームバッファを用いたが、該メモリ装置と
しては、デジタル映像データを1つづつシリアルにアク
セスする汎用のフレームバッファを、パラレルデータに
変換されたデジタル映像データのビット数に相当する個
数設けてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、映像デー
タのサンプリング周波数が高い場合でも、フレームバッ
ファでのデータアクセス速度を複数のクロックを用いる
ことなく低速化することができる。
【0068】また、シリアル−パラレル変換部での映像
データの分周比と、パラレル−シリアル変換部での映像
データの分周比とを任意の分周比に設定できるため、フ
レームバッフアを任意のアクセス速度でもって使用で
き、しかもこの際、使用するメモリ容量を任意の容量に
設定できる。このため、フレームバッファとして汎用デ
バイスを採用することが可能となり、コストの面からも
優位性のある液晶表示装置を実現できる。
【0069】また、シリアル−パラレル変換部での映像
データの分周比と、パラレル−シリアル変換部での映像
データの分周比とを異ならせることにより、表示映像の
横方向の拡大,縮小を任意の比率で行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1による液晶表示装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】従来の液晶表示装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】従来の液晶表示装置におけるデータラッチ部の
動作タイミングを説明するための図である。
【図4】上記実施形態1の液晶表示装置におけるシリア
ル−パラレル変換部の動作タイミングを説明するための
図である。
【図5】上記実施形態1におけるパラレル−シリアル変
換部の動作タイミングを説明するための図である。
【図6】本発明の実施形態2による液晶表示装置を説明
するための図であり、表示画面上での表示画像を横方向
に拡大する場合のパラレル−シリアル変換部の動作タイ
ミングを示している。
【図7】本発明の実施形態2による液晶表示装置を説明
するための図であり、表示画面上での表示画像を横方向
に縮小する場合のパラレル−シリアル変換部の動作タイ
ミングを示している。
【符号の説明】
2 入力信号部 3 A/D変換部 6 ドットクロック発生部 9 データコントロール部 10 LCD(液晶表示パネル置) 11 シリアル−パラレル変換部 12 パラレル−シリアル変換部 13 フレームバッファ部 14 分周コントロール部 15 制御部 100 液晶表示装置 100a 表示データ処理回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素をマトリクス状に配列してな
    る液晶表示パネルを有し、映像信号に基づいて該液晶表
    示パネル上にて画像表示を行う液晶表示装置であって、 外部から供給されたアナログ映像信号に含まれる映像デ
    ータを、所定の周期でサンプリングしてシリアルなデジ
    タル映像データに変換するA/D変換部と、 該シリアルなデジタル映像データを、該サンプリング周
    期を分周した周期を有する第1のコントロール信号によ
    り所定個数づつまとめて、複数ビットのパラレルなデジ
    タル映像データに変換するシリアル−パラレル変換部
    と、 該複数ビットのパラレルなデジタル映像データをパラレ
    ルにアクセス可能なメモリ装置と、 該メモリ装置から所定ビットのパラレルなデジタル映像
    データを、該サンプリング周期を分周した周期を有する
    第2のコントロール信号により読み出して、シリアルな
    デジタル映像データに変換するパラレル−シリアル変換
    部とを備えた液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶表示装置において、 前記第1及び第2のコントロール信号の周期の、前記サ
    ンプリング周期に対する分周比を設定する分周比設定手
    段を備え、 該両コントロール信号に対する分周比を調整可能な構成
    とした液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の液晶表示装置に
    おいて、 前記メモリ装置は、複数ビットのパラレルなデジタル映
    像データをパラレルにアクセス可能な1つのフレームバ
    ッファから構成されている液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の液晶表示装置に
    おいて、 前記メモリ装置は、前記パラレルなデジタル映像データ
    の各ビットに対応した複数のフレームバッファから構成
    されている液晶表示装置。
JP10031196A 1996-04-22 1996-04-22 液晶表示装置 Withdrawn JPH09288469A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002533799A (ja) * 1998-12-21 2002-10-08 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ソフトウェアエージェントとエージェントアクティビティの検証
JP2009098610A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Samsung Electronics Co Ltd タイミングコントローラ、これを含む液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動方法

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