JPH09287703A - 熱源システムの制御装置 - Google Patents

熱源システムの制御装置

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JPH09287703A
JPH09287703A JP10420896A JP10420896A JPH09287703A JP H09287703 A JPH09287703 A JP H09287703A JP 10420896 A JP10420896 A JP 10420896A JP 10420896 A JP10420896 A JP 10420896A JP H09287703 A JPH09287703 A JP H09287703A
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一信 井上
Takashi Shigematsu
敬 重松
健二 ▲崎▼山
Kenji Sakiyama
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Miura Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷変動に対する追随性を良好にする。 【解決手段】 それぞれ炉内の掃気を行った後に燃焼に
移行する複数台の熱源機器を有し、負荷量に応じて必要
台数分の前記熱源機器を燃焼させるものにおいて、掃気
状態とする熱源機器の台数を設定する台数設定手段とを
備えたことを特徴とする熱源システムの台数制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、炉内の掃気を行
った後に燃焼に移行する複数台のボイラ等の熱源機器を
有し、負荷量に応じて必要台数分の熱源機器を燃焼・停
止させる熱源システムの制御装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば、複数のボイラ
ユニットを有するボイラシステムにおいては、予め定め
られた起動順序に従って順次起動することが行われる。
こうしたシステムにおいては、一般的に各ボイラユニッ
トの起動毎に掃気(パージ)が必要となるために、負荷
変動に対するシステムの追随性が悪いという課題があ
る。この課題の解決案として、特開昭63−23830
3号公報にて、起動順序に従ってあるボイラに燃焼開始
信号が供給されると同時に、次に燃焼に移行すべきボイ
ラに対してプリパージ待機信号を供給する方式が提案さ
れている。
【0003】しかしながら、この提案においては、基本
的にはプリパージ待機中のボイラは1台に限られている
ために、急激な負荷変動が予想されるシステム等におい
ては負荷変動に対する追随性が十分でないという課題が
あった。又、この提案では或るボイラに燃焼信号が与え
られた時、常に次に燃焼状態に移行すべきボイラにプリ
パージ待機信号が供給されてプリパージが開始される、
即ち、1台のボイラは常にプリパージ待機をしているた
めに、不必要なパージが行われ、熱的なロスを生ずる問
題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決すべくなされたものであって、それぞれ炉内の掃気
を行った後に燃焼に移行する複数台の熱源機器を有し、
負荷量に応じて必要台数分の前記熱源機器を燃焼させる
ものにおいて、掃気状態とする熱源機器の台数を設定す
る台数設定手段を備えたことを第1の特徴とし、
【0005】又、それぞれ炉内の掃気を行った後に低燃
焼、高燃焼に順次移行する複数台の熱源機器を有し、負
荷量に応じて必要台数分の前記熱源機器を燃焼させるも
のにおいて、掃気状態又は低燃焼とする熱源機器の合計
台数を設定する台数設定手段を備えたことを第2の特徴
とし、
【0006】又、それぞれ炉内の掃気を行った後に低燃
焼、中燃焼、高燃焼に順次移行する複数台の熱源機器を
有し、負荷量に応じて必要台数分の前記熱源機器を燃焼
させるものにおいて、掃気状態、低燃焼、又は中燃焼と
する熱源機器の合計台数を設定する台数設定手段を備え
たことを第3の特徴とし、
【0007】又、それぞれ炉内の掃気を行った後に低燃
焼、高燃焼に順次移行する複数台の熱源機器を有し、負
荷量に応じて必要台数分の前記熱源機器を燃焼させるも
のにおいて、掃気状態又は低燃焼とする熱源機器の合計
台数を所定数確保する台数制御手段を備えたこと第4の
特徴とし、
【0008】又、それぞれ炉内の掃気を行った後に低燃
焼、中燃焼、高燃焼に順次移行する複数台の熱源機器を
有し、負荷量に応じて必要台数分の前記熱源機器を燃焼
させるものにおいて、掃気状態、低燃焼又は中燃焼とす
る熱源機器の合計台数を所定数確保する台数制御手段を
備えたこと第5の特徴とし、
【0009】又、それぞれ炉内の掃気を行った後に低燃
焼、高燃焼に順次移行する複数台の熱源機器を有し、負
荷量に応じて必要台数分の前記熱源機器を掃気、低燃焼
又は高燃焼させるものにおいて、負荷量の増加に対し
て、低燃焼とする台数を増加させることを優先させると
共に掃気状態又は低燃焼とする熱源機器の合計台数を所
定数確保する台数制御手段を備えたことを第6の特徴と
し、
【0010】又、それぞれ炉内の掃気を行った後に低燃
焼、中燃焼、高燃焼に順次移行する複数台の熱源機器を
有し、負荷量に応じて必要台数分の前記熱源機器を掃
気、中燃焼、低燃焼又は高燃焼させるものにおいて、負
荷量の増加に対して、低燃焼又は中燃焼とする台数を増
加させることを優先させると共に掃気状態、低燃焼、又
は中燃焼とする熱源機器の合計台数を所定数確保する台
数制御手段を備えたことを第7の特徴とするものであ
る。
【0011】上記の請求項1の手段によれば、台数設定
手段により掃気状態とする熱源機器の台数を設定できる
ので、システムの負荷変動の大きい場合には掃気状態と
する熱源機器の台数を増加させることで、負荷変動に対
してより多くの熱源機器が速やかに燃焼状態へ移行し、
負荷変動に対する追随性が良好となる。
【0012】上記の請求項2の手段によれば、台数設定
手段により掃気状態、低燃焼状態とする熱源機器の台数
を設定できるので、システムの負荷変動の大きい場合に
は掃気状態及び低燃焼状態とする熱源機器の台数を増加
させることで、負荷変動に対してより多くの熱源機器が
速やかに低燃焼又は高燃焼状態へ移行し、負荷変動に対
する追随性が良好となる。
【0013】上記の請求項3の手段によれば、台数設定
手段により掃気状態、低燃焼状態、中燃焼状態とする熱
源機器の台数を設定できるので、システムの負荷変動の
大きい場合には掃気状態、低燃焼状態及び中燃焼状態と
する熱源機器の合計台数を増加させることで、負荷変動
に対してより多くの熱源機器が速やかに低燃焼、中燃
焼、又は高燃焼状態へ移行し、負荷変動に対する追随性
が良好となる。
【0014】上記の請求項4の手段によれば、台数制御
手段により掃気状態、低燃焼状態、とする熱源機器の台
数が所定数確保されるので、掃気状態とする熱源機器の
台数を増加させることなく、負荷変動に対する追随性が
確保される。
【0015】上記の請求項5の手段によれば、台数制御
手段により掃気状態、低燃焼状態、又は中燃焼状態とす
る熱源機器の台数が所定数確保されるので、掃気状態と
する熱源機器の台数を増加させることなく、負荷変動に
対する追随性が確保される。
【0016】上記の請求項6の手段によれば、台数制御
手段により掃気状態、低燃焼状態とする熱源機器の台数
が所定数確保され、しかも掃気状態とする熱源機器が少
なくできるので、負荷変動に対する追随性が確保される
と共に、掃気による熱ロスが少なくなる。
【0017】上記の請求項7の手段によれば、台数制御
手段により掃気状態、低燃焼状態、又は中燃焼状態とす
る熱源機器の台数が所定数確保され、しかも掃気状態と
する熱源機器が少なくできるので、負荷変動に対する追
随性が確保されると共に、掃気による熱ロスが少なくな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に対応する熱源
システムの制御装置の実施の形態としては、それぞれ炉
内の掃気を行った後に燃焼に移行する複数台の熱源機器
を有し、負荷量に応じて必要台数分の前記熱源機器を燃
焼させるものにおいて、掃気状態とする熱源機器の台数
を設定する台数設定手段を備えたものとする。
【0019】この実施の形態について以下に詳細に説明
する。熱源機器とは蒸気や温水等の形態で熱を要求する
負荷に対して、熱供給を行う蒸気ボイラ、温水ボイラ等
を含み、熱源機器は炉、即ち燃焼炉の掃気(パージとも
言い、換気も含む)を終えた後に、燃焼に移行する。こ
の掃気は、通常安全上炉内容積の4倍以上の掃気を行
い、連続的掃気とされるが、安全上許されるならこれに
限定されるものではなく、間欠掃気でも良いものであ
る。熱源機器は停止状態と、掃気状態と、燃焼状態とを
とりうるものであり、望ましくは燃焼状態は、低燃焼、
中燃焼及び高燃焼のように多段階の燃焼状態をとりうる
ものとする。又、本発明は熱源機器の台数が2台以上の
システムに適用される。負荷量は、熱源機器を蒸気ボイ
ラとする場合においては、各ボイラユニットの出力側蒸
気管が接続される共通の蒸気ヘッダの蒸気圧力又は蒸気
温度を検出する、その他、送気(供給蒸気)量を流量セ
ンサ等により検出する、蒸気使用負荷機器の稼働状況を
検出する等により検出できるものである。又、熱源機器
を温水ボイラとする場合の負荷量は、負荷へ供給される
出湯温度と設定温度の差や負荷から戻ってくる湯の温度
と設定温度との差や流量などで把握されるものであり、
熱源機器の種類に応じて適宜定められる。この負荷量に
応じて各熱源機器は燃焼状態及び台数を制御する台数制
御手段(システム制御手段)により望ましくは予め定め
た順位に従い順次燃焼が開始され、予め定めた順位に従
い停止が制御される。各熱源機器の停止の順序は望まし
くは燃焼開始の順の逆の順とするがこれに限らない。
【0020】又、熱源機器を掃気状態とする制御は、台
数制御手段により行われ、現時点の負荷量においては前
記台数制御手段により未だ燃焼開始信号が供給されてお
らず、負荷が増加した場合に燃焼開始信号が供給される
順位にある熱源機器に対して連続的に掃気状態とするよ
うに当該熱源機器に対して掃気運転を指示する。この掃
気においては所定量の掃気が終了した後は通常行われる
掃気と比較して送風量を低減することが望ましい。
【0021】掃気状態とする熱源機器の台数を設定する
台数設定手段は、掃気状態にする熱源機器の台数を1台
又は2台以上の複数台に設定するもので、例えば1台の
場合は負荷の状態に応じて未だ燃焼開始信号が供給され
ておらず、負荷が増加した場合に次に燃焼信号が供給さ
れる熱源機器に対してのみ掃気信号を供給し、2台の場
合は負荷の状態に応じて未だ燃焼開始信号が供給されて
おらず、負荷が増加した場合に次に燃焼信号が供給され
る熱源機器とその次に燃焼開始信号が供給される熱源機
器とに対してのみ掃気信号を供給するものである。尚、
台数設定手段により掃気の台数は設定されるが、燃焼状
態にない熱源機器が設定台数(例えば2台)未満の場合
(例えば1台又は0台)は掃気運転可能な熱源機器のみ
を掃気指示の対象とするものである。台数の設定の方式
は、手動により台数を設定する手動設定方式と、負荷量
を検出したりして自動的に設定台数を変える自動設定方
式とが採用可能である。前者の手動設定方式は、システ
ムの制御器に台数設定手段が備えられ、システムを設置
する負荷の状態を判断して、システム供給業者又はユー
ザが設定台数を可変できる様に構成する。後者の自動台
数設定方式は、負荷量の変動を検出する手段、例えば蒸
気圧力の変化の勾配を検出する手段や、蒸気流量を検出
しその変化量を求める手段や、蒸気流量を検出し現状の
ボイラ出力と比較する手段や、蒸気負荷機器の稼働状態
の変化から負荷の変動を予想する手段を設けて、負荷量
の変動が大きいと判定される場合には、システムの制御
器により設定台数を増加し、大きくないと判断される場
合には設定台数を減少する。又、後者の自動台数設定方
式はこれに限定されるものではなく、ユーザの負荷変動
が1日の時間帯によって、或いは季節(月)によって異
なる場合に、システムの制御器が1日の時間帯に応じ
て、或いは季節に応じて負荷変動が激しい場合には設定
台数を多くするように自動的に変更するように構成する
ものも本発明の実施の形態に含まれる。
【0022】次に、本発明の請求項2に対応する熱源シ
ステムの制御装置の実施の形態としては、それぞれ炉内
の掃気を行った後に低燃焼、高燃焼に順次移行する複数
台の熱源機器を有し、負荷量に応じて必要台数分の前記
熱源機器を燃焼させるものにおいて、掃気状態又は低燃
焼とする熱源機器の合計台数を設定する台数設定手段を
備えたものとする。
【0023】この実施の形態について説明するに、請求
項1の実施の形態と異なるところは、請求項1の実施の
形態では、掃気状態とする熱源機器の台数を設定する台
数設定手段を設け、台数制御手段により熱源機器を少な
くとも停止、掃気状態と燃焼状態に制御するのに対し
て、本実施の形態では、掃気状態又は低燃焼とする熱源
機器の合計台数を設定する台数設定手段を設け、台数制
御手段は、熱源機器を負荷量に応じて予め定めた停止、
低燃焼、高燃焼の燃焼制御パターンに従い台数制御を行
い、台数設定手段により設定された掃気状態又は低燃焼
の台数となるように掃気台数を制御する。即ち、本実施
の形態においては、台数設定手段は掃気状態の熱源機器
台数と低燃焼状態の熱源機器の総台数を設定するので、
台数制御手段はこの総台数から低燃焼を除いた台数を掃
気とすることで、直ちに掃気から低燃焼に移行できる熱
源機器と低燃焼から高燃焼へ移行できる熱源機器との総
台数を所定の台数確保する。この台数を台数設定手段に
より可変にすることで負荷変動に対する追随性を良好に
するものである。尚、本実施の形態においては、掃気指
示は、特開昭63−238303号公報のようにある熱
源機器に対して燃焼開始信号が供給された時に、直ちに
次に燃焼信号が供給される順位にある熱源機器に与えら
れるのではなく、負荷量に応じた燃焼制御パターンに応
じて与えられるものである。
【0024】次に、本発明の請求項3に対応する熱源シ
ステムの制御装置の実施の形態としては、それぞれ炉内
の掃気を行った後に低燃焼、中燃焼、高燃焼に順次移行
する複数台の熱源機器を有し、負荷量に応じて必要台数
分の前記熱源機器を燃焼させるものにおいて、掃気状
態、低燃焼、又は中燃焼とする熱源機器の合計台数を設
定する台数設定手段を備えたものとする。
【0025】この実施の形態について説明するに、請求
項2の実施の形態と異なるところは、請求項2の実施の
形態では、熱源機器を少なくとも停止、掃気状態と低燃
焼、高燃焼状態に制御できるものとしているのに対し
て、本実施の形態では、台数制御手段は、負荷量に応じ
て予め定めた燃焼制御パターンに従い、熱源機器を停
止、低燃焼、中燃焼、高燃焼状態に制御できるものと
し、台数設定手段は掃気状態、低燃焼、又は中燃焼とす
る熱源機器の合計台数を設定するよう構成している点で
あり、その他の構成は同様である。即ち、本実施の形態
においては、台数設定手段は掃気状態の熱源機器台数と
低燃焼状態及び中燃焼の熱源機器の総台数を決定し、台
数制御手段は総台数から燃焼制御パターンにより決めら
れた低燃焼及び中燃焼を除いた台数を掃気とすること
で、直ちに掃気から低燃焼に移行できる熱源機器と、低
燃焼から中燃焼へ移行できる熱源機器と、中燃焼から高
燃焼へ移行できる熱源機器との総台数を所定の台数確保
する。この台数を台数設定手段により可変にすることで
負荷変動に対する追随性を良好にするものである。尚、
中燃焼は低燃焼と高燃焼との間の燃焼量に設定されるも
ので、1段階以上に設定しても良い。この点は他の実施
の形態についても同様である。
【0026】次に、本発明の請求項4に対応する熱源シ
ステムの制御装置の実施の形態としては、それぞれ炉内
の掃気を行った後に低燃焼、高燃焼に順次移行する複数
台の熱源機器を有し、負荷量に応じて必要台数分の前記
熱源機器を燃焼させるものにおいて、掃気状態又は低燃
焼とする熱源機器の合計台数を所定数確保する台数制御
手段を備えたものとする。
【0027】この実施の形態について説明するに、請求
項2の実施の形態と異なるところは、請求項2では台数
設定手段により熱源機器を掃気状態又は低燃焼とする台
数を可変設定できるよう構成しているのに対して、本実
施の形態では台数制御手段により掃気状態、又は低燃焼
状態の熱源機器の台数を所定数確保するが、必ずしも設
定台数を可変にすることを要件としないものであり、そ
の他の構成は同様である。台数制御手段により掃気状
態、又は低燃焼状態の熱源機器の台数を所定数確保する
とは、負荷量に応じて予め定めた所定の燃焼制御パター
ンに従い、掃気、低燃焼、高燃焼を各熱源機器に割り当
てることである。本実施の形態の台数制御手段によれ
ば、例えば所定台数を2とした場合、低燃焼が1台の場
合は掃気は1台とし、低燃焼が2台の場合は掃気を0台
とし、低燃焼が0台の場合は掃気を2台とするように、
所定台数から低燃焼台数を差し引いた台数が掃気となる
ように燃焼制御パターンが定められる。この制御によれ
ば、熱ロスを生ずる掃気台数を増加させることなく、負
荷変動に対する追随性を良好に保つことができる。本実
施の形態においても、請求項2の実施の形態と同様に前
記所定台数を可変に設定できるように構成しても良い。
【0028】次に、本発明の請求項5に対応する熱源シ
ステムの制御装置の実施の形態としては、それぞれ炉内
の掃気を行った後に低燃焼、中燃焼、高燃焼に順次移行
する複数台の熱源機器を有し、負荷量に応じて必要台数
分の前記熱源機器を燃焼させるものにおいて、掃気状
態、低燃焼又は中燃焼とする熱源機器の合計台数を所定
数確保する台数制御手段を備えたものとする。
【0029】この実施の形態について説明するに、請求
項4の実施の形態と異なるところは、請求項4では熱源
機器を少なくとも停止、掃気状態と低燃焼、高燃焼状態
に制御できるものとしているのに対して、本実施の形態
では、負荷量に応じて予め定めた燃焼制御パターンに従
い、熱源機器を停止、掃気、低燃焼、中燃焼、高燃焼状
態に制御できるものとした点であり、その他の構成は同
様である。即ち、本実施の形態においては、台数制御手
段は直ちに掃気から低燃焼に移行できる熱源機器と低燃
焼から中燃焼へ移行できる熱源機器と中燃焼から高燃焼
へ移行できる熱源機器との総数を所定の台数確保するも
のである。
【0030】次に、本発明の請求項6に対応する熱源シ
ステムの制御装置の実施の形態としては、それぞれ炉内
の掃気を行った後に低燃焼、高燃焼に順次移行する複数
台の熱源機器を有し、負荷量に応じて必要台数分の前記
熱源機器を掃気、低燃焼又は高燃焼させるものにおい
て、負荷量の増加に対して、低燃焼とする台数を増加さ
せることを優先させると共に掃気状態又は低燃焼とする
熱源機器の合計台数を所定数確保する台数制御手段を備
えたものとする。
【0031】この実施の形態について説明するに、請求
項4の実施の形態と異なるところは、請求項4では台数
制御手段によりなされる負荷量に応じた燃焼制御パター
ンが必要台数分の前記熱源機器を低燃焼又は高燃焼させ
る際に、低燃焼とする台数を増加させることを優先させ
ることを条件としていないのに対して、本実施の形態に
おいては低燃焼とする台数を増加させることを優先させ
ることを条件としている点である。低燃焼とする台数を
増加させることを優先させるとは、例えば現在あるボイ
ラが低燃焼状態にあり、負荷の増加に対応するには、こ
のボイラを高燃焼とする制御を行うのではなく、次のボ
イラを低燃焼とし、低燃焼ボイラを2台とすることで負
荷の増加に対応する制御、即ち、低燃焼の台数を多くす
る、低燃焼優先の制御を意味する。この場合、低燃焼優
先台数は1台以上複数台とする。
【0032】次に、本発明の請求項7に対応する熱源シ
ステムの制御装置の実施の形態としては、それぞれ炉内
の掃気を行った後に低燃焼、中燃焼、高燃焼に順次移行
する複数台の熱源機器を有し、負荷量に応じて必要台数
分の前記熱源機器を掃気、中燃焼、低燃焼又は高燃焼さ
せるものにおいて、負荷量の増加に対して、低燃焼又は
中燃焼とする台数を増加させることを優先させると共に
掃気状態、低燃焼、又は中燃焼とする熱源機器の合計台
数を所定数確保する台数制御手段を備えたものとする。
【0033】この実施の形態について説明するに、請求
項6の実施の形態と異なるところは、請求項6では熱源
機器を少なくとも停止、掃気状態と低燃焼、高燃焼状態
に制御できるものとしているのに対して、本実施の形態
では、負荷量に応じて予め定めた燃焼制御パターンに従
い、熱源機器を停止、掃気、低燃焼、中燃焼、高燃焼状
態に制御できるものとした点であり、その他の構成は同
様である。即ち、本実施の形態においては、台数制御手
段は直ちに掃気から低燃焼に移行できる熱源機器と、低
燃焼から中燃焼へ移行できる熱源機器と、中燃焼から高
燃焼へ移行できる熱源機器との総数を所定の台数確保す
るものである。
【0034】
【実施例】以下、熱源機器を蒸気ボイラとし、台数設定
手段を手動台数設定方式とした実施の形態に対応する実
施例について図面に従い説明する。図中B1,B2,B
3,B4は複数台設置した第1〜第4ボイラであり、運
転停止状態(燃焼及び掃気の何れも行っていない状態)
と低燃焼状態と高燃焼状態との所謂3位置制御が可能で
あり、更に低燃焼に移行する前及び燃焼停止後に炉(図
示しない)内の掃気(パージともいう)を行うものであ
る。各ボイラの燃焼開始の優先順位はB1,B2,B
3,B4の順であり、停止の順位はその逆である。各ボ
イラの蒸気の出力管A1,A2,A3,A4は共通のス
チームヘッダ(蒸気集合部)1に連結している。このス
チームヘッダには、その内部の蒸気圧力を検出し、負荷
の状態を検出する圧力検出器2を設ける。この圧力検出
器の検出圧力信号に基づいて負荷量を検出し、図6に示
すような制御手順に従い台数制御器3により指示された
起動順序(予め定めておいても良いし、種々の条件に応
じて変更してもよい)で、予め定めた燃焼制御パターン
に従って必要台数のボイラを燃焼、停止させると共に、
所定の台数を掃気運転させ、負荷変動に追随するように
制御する。台数制御器3は図示しないマイクロコンピュ
ータとその動作を制御するソフトウエアを含むものであ
り、図6はソフトウエアの一部の概要を示すものであ
る。具体的には台数制御器3による制御は、図4,5に
示す燃焼制御パターン、即ち、停止の台数制御パターン
による制御と図2,3に示す起動の台数制御パターンに
よる制御とにより、各ボイラを検出圧力帯(P1〜P
2)に応じて、停止、連続掃気(連P)(以下、単に掃
気という)、低燃焼、高燃焼に制御すると共に、設定台
数を手入力可能な台数設定手段4により設定された台数
が掃気運転されるように制御する。尚、設定された掃気
台数が確保できない圧力帯では設定台数未満の台数のボ
イラを掃気運転させる。又、図3の制御において急激な
負荷増加変動が生じ、あるボイラを掃気から高燃焼に移
行させる必要が生じた場合、実質的な高燃焼状態とする
為に、過渡的に掃気状態の2台のボイラを低燃焼に移行
させ、その後1台を高燃焼へ、他の1台を掃気に移行さ
せるものである。この実質的な高燃焼状態を早く生じさ
せる為の制御は、掃気台数が3台以上の場合でも同様に
適用させる。
【0035】以下に、本実施例の台数制御器4による台
数制御(運転制御)を図2〜6に従い詳述する。今、ユ
ーザが、負荷の変動がそれほどでもないとして、台数設
定手段5により設定台数を1台に設定して、システムを
起動(運転開始)したとする。図6において、ステップ
S1(以下S○はステップS○を意味する)でシステム
の起動が判定され、今の場合YESによりS2に移行す
る。S2では台数設定手段4により設定された掃気台数
により燃焼制御パターンを選択する。次いで、S3へ移
行し、蒸気圧力に対する必要燃焼台数NQ(図2により
求められる)が現在燃焼している現在燃焼台数NGと等
しいかどうかを判定する。YESの判定の場合はS3に
止まる。今の場合、NOでS4へ移行し、必要燃焼台数
NQが現在燃焼台数NGより大きいかどうかを判定す
る。今の場合、NOが判定されS6へ移行する。S6に
おいてはS2にて選択された制御パターン、即ち、図2
の起動パターンに応じて、各ボイラB1〜B4に対して
掃気(連P)を1台指示すると共に、ボイラを順次1台
ずつ起動して、S7へ移行し、システム全体の運転停止
要求があるかどうかを判定し、S3へ戻る。こうして、
S4にてYESが判定される迄、S3→S4→S6→S
7→S3を繰り返し、先ずボイラB1を掃気(状態C
1)とし、次にボイラB1を低燃焼、ボイラB2を掃気
とし(状態C2)、次にボイラB1を高燃焼、ボイラB
2を掃気とする(状態C3)と言ったように、図2に示
すように各ボイラB1〜B4を順次、掃気と低燃焼と高
燃焼とに制御する起動制御が行われる。S4でYESが
判定されると、図4の停止パターンに応じて、掃気を1
台指示すると共に各ボイラB1〜B4を順次1台ずつ停
止する。
【0036】次に、ユーザが、負荷の変動が大きいと判
断して、台数設定手段5により設定台数を2台に設定し
た場合を以下に説明する。図6において、ステップS1
でシステムの起動が判定され、今の場合YESによりS
2に移行し、設定台数2台に対応した燃焼制御パターン
が選択される。S3では蒸気圧力に対する必要燃焼台数
NQ(図3により求められる)が現在燃焼している現在
燃焼台数NGと等しいかどうかを判定する。YESの判
定の場合はS2に止まる。今の場合、NOでS4へ移行
し、必要燃焼台数NQが現在燃焼台数NGより大きいか
どうかを判定する。今の場合、NOが判定されS6へ移
行する。S6においては図3の起動パターンに応じて、
各ボイラB1〜B4に対して掃気2台を指示すると共
に、ボイラを順次1台ずつ起動して、S7へ移行し、シ
ステム全体の運転停止要求があるかどうかを判定し、S
3へ戻る。こうして、S4にてYESが判定される迄、
S3→S4→S6→S7→S3を繰り返し、先ずボイラ
B1,B2を掃気とし(状態E1)、次にボイラB1を
低燃焼、ボイラB2,B3を掃気とし(状態E2)、次
にボイラB1を高燃焼、ボイラB2,B3を掃気とする
(状態E3)と言ったように、図3に示すように各ボイ
ラB1〜B4を順次、掃気と低燃焼と高燃焼とに制御す
る起動制御が行われる。S4でYESが判定されると、
図5の停止パターンに応じて、掃気を2台指示すると共
に各ボイラB1〜B4を順次1台ずつ停止する。
【0037】このように、掃気台数が2台とされている
図3の制御によれば、図2の制御の場合と比較して、負
荷変動に対する追随性が良い。即ち、例えば状態E3に
おいて負荷が急増し、状態E5の運転状態が必要となっ
たとすると、図7に示すように掃気状態のボイラB1,
B2を過渡的に低燃焼とし、ついでボイラB2を高燃焼
とし、ボイラB3を掃気に戻し、ボイラB4を掃気とす
る。従って、ボイラB2を高燃焼に移行させるのに、所
定のプレパージ時間を必要とすることがないと共に、過
渡状態で直ちにボイラB2を高燃焼に移行させた状態と
同じにできるので、負荷変動に対する追随性が良い。こ
れに対して、掃気を設けない従来例ではボイラB2はプ
レパージ→低燃焼→高燃焼と移行するので、プレパージ
の時間を必要とすると共に、過渡状態でボイラB2の低
燃焼状態がある(直ちに高燃焼とならない)ために、負
荷変動に対する追随性が悪い。又、図2の制御では、ボ
イラB2は低燃焼→高燃焼と移行するので、過渡状態で
ボイラB2の低燃焼状態があるために、図3の制御と比
較して負荷変動に対する追随性は劣る。
【0038】次に、請求項2の実施の形態に対応する実
施例を図8〜図11に従い説明する。具体的には台数制
御器3による制御は、図8、図9に示す停止の台数制御
パターンによる制御と図10、図11に示す起動の台数
制御パターンによる制御とにより、各ボイラを検出圧力
帯(P1〜P2)に応じて、停止、掃気、低燃焼、高燃
焼に制御する。この制御によれば、台数設定手段4によ
り設定された台数に基づき、燃焼制御パターンが選択さ
れる。即ち、設定台数1台の時は図8及び図10のパタ
ーンにより、設定台数2台の時は図9及び図11のパタ
ーンに従い制御される。尚、低燃焼台数が前記設定台数
を越える圧力帯においては、掃気台数を0台となってい
る。
【0039】次に、請求項3の実施の形態に対応する一
実施例は図8及び図10の制御パターンであり、図9及
び図11の制御パターンは同実施の形態の第二実施例と
なる。即ち、掃気運転及び低燃焼運転の台数を変えない
制御であり、説明を省略する。
【0040】次に、請求項6の実施の形態に対応する一
実施例を図12に従い説明する。図12はボイラを3台
B1,B2,B3とし、低燃焼台数を1台確保する低燃
焼1台優先型の燃焼制御パターンであり、負荷の増加
(蒸気圧力の下降)により燃焼制御パターンを変える際
に(例えば状態L3から状態L4へ変更する際に)次に
低燃焼起動すべきボイラ(ボイラB3)に対して、連続
掃気を指示するものである。この場合は、低燃焼と掃気
の合計台数を2台確保する制御となっている。尚、この
実施例において、掃気を指示するタイミングは図13の
ように、燃焼パターンを変えると同時に行うのではな
く、燃焼パターンを変える蒸気圧力よりも更に所定の圧
力が低下した時点(状態L41と状態L42との境界の
圧力となった時点)で行うようにしても良い。
【0041】尚、本発明は実施の形態の項で述べたよう
に、上記実施例に限定されるものではなく、起動の燃焼
制御のパターンにおいて、上記の図2の実施例では低燃
焼優先台数を0台としているが、図14に示す低燃焼台
数を2台確保するような燃焼制御パターンとしても良
い。即ち、高燃焼ボイラの代わりに2台のボイラを低燃
焼とするように可能な限り低燃焼台数を2台確保する制
御のものにも適用可能である。
【0042】上述の図8、図12及び図13の実施例の
制御によれば、図8の状態Gのように低燃焼ボイラB2
が存在する場合は次のボイラB3を連続掃気とせず、負
荷の増加に対応して定めた燃焼制御パターンに従い、連
続掃気を指示する。これに対して、あるボイラに燃焼開
始信号が供給されると同時に、次に燃焼に移行すべきボ
イラに対してプリパージ待機信号を供給する従来例(特
開昭63−238303号公報)においては、ボイラB
2を低燃焼にする信号を発すると同時にボイラB3を掃
気状態とするものである。従って、本実施例の制御によ
れば従来例と比較して、不必要な掃気を行うことなく、
負荷変動に対する追随性を維持できる。この効果は、負
荷の増加が緩やかな場合顕著となる。
【0043】
【発明の効果】上記の如く、請求項1〜3の発明によれ
ば、台数設定手段により掃気状態とする熱源機器の台
数、又は掃気及び低燃焼状態とする熱源機器の総台数
を、又は掃気、低燃焼及び中燃焼状態とする熱源機器の
総台数を、自動又は手動により設定できるので、システ
ムの負荷変動の大きい場合には掃気状態とする熱源機器
の台数,又は掃気及び低燃焼状態とする熱源機器の総台
数、又は掃気、低燃焼及び中燃焼状態とする熱源機器の
総台数を増加させることで、負荷変動に対してより多く
の熱源機器を速やかに燃焼状態、又は高燃焼状態へ移行
させることができ、負荷変動に対する追随性の良好な熱
源システムの制御装置を提供できる。又、システムの負
荷変動が大きくない場合には、掃気状態とする熱源機器
の台数を減少させることで、掃気による熱ロスを少なく
できる等効果が大きい。
【0044】又、請求項4〜7の発明によれば、低燃焼
台数、又は低燃焼及び中燃焼を含めて掃気台数を所定数
確保でき、熱ロスの発生する掃気台数を増加させること
なく、負荷変動に対する追随性を確保できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図は本発明一実施例の概略構成を示す図であ
る。
【図2】図は本発明の一実施例の掃気台数を1台とした
時の起動の台数制御パターンを示すである。
【図3】図は本発明の一実施例の掃気台数を2台とした
時の起動の台数制御パターンを示すである。
【図4】図は本発明の一実施例の掃気台数を1台とした
時の停止の台数制御パターンを示すである。
【図5】図は本発明の一実施例の掃気台数を2台とした
時の停止の台数制御パターンを示すである。
【図6】図は本発明の一実施例の台数制御手段の制御手
順を示すフローチャート図である。
【図7】図は本発明の一実施例の動作説明図である。
【図8】図は本発明の他実施例の掃気台数を1台とした
時の起動の台数制御パターンを示すである。
【図9】図は本発明の他実施例の掃気台数を2台とした
時の起動の台数制御パターンを示すである。
【図10】図は本発明の他実施例の掃気台数を1台とし
た時の停止の台数制御パターンを示すである。
【図11】図は本発明の他実施例の掃気台数を2台とし
た時の停止の台数制御パターンを示すである。
【図12】図は本発明の他実施例の起動時の台数制御パ
ターンを示すである。
【図13】図は本発明の他実施例の起動時の台数制御パ
ターンを示すである。
【図14】図は本発明の他実施例の起動時の台数制御パ
ターンを示すである。
【符号の説明】
B1,B2,B3,B4 ボイラ 3 台数制御器 4 台数設定手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ炉内の掃気を行った後に燃焼
    に移行する複数台の熱源機器を有し、負荷量に応じて必
    要台数分の前記熱源機器を燃焼させるものにおいて、掃
    気状態とする熱源機器の台数を設定する台数設定手段を
    備えたことを特徴とする熱源システムの制御装置。
  2. 【請求項2】 それぞれ炉内の掃気を行った後に低燃
    焼、高燃焼に順次移行する複数台の熱源機器を有し、負
    荷量に応じて必要台数分の前記熱源機器を燃焼させるも
    のにおいて、掃気状態又は低燃焼とする熱源機器の合計
    台数を設定する台数設定手段を備えたことを特徴とする
    熱源システムの制御装置。
  3. 【請求項3】 それぞれ炉内の掃気を行った後に低燃
    焼、中燃焼、高燃焼に順次移行する複数台の熱源機器を
    有し、負荷量に応じて必要台数分の前記熱源機器を燃焼
    させるものにおいて、掃気状態、低燃焼、又は中燃焼と
    する熱源機器の合計台数を設定する台数設定手段を備え
    たことを特徴とする熱源システムの制御装置。
  4. 【請求項4】 それぞれ炉内の掃気を行った後に低燃
    焼、高燃焼に順次移行する複数台の熱源機器を有し、負
    荷量に応じて必要台数分の前記熱源機器を燃焼させるも
    のにおいて、掃気状態又は低燃焼とする熱源機器の合計
    台数を所定数確保する台数制御手段を備えたことを特徴
    とする熱源システムの制御装置。
  5. 【請求項5】 それぞれ炉内の掃気を行った後に低燃
    焼、中燃焼、高燃焼に順次移行する複数台の熱源機器を
    有し、負荷量に応じて必要台数分の前記熱源機器を燃焼
    させるものにおいて、掃気状態、低燃焼又は中燃焼とす
    る熱源機器の合計台数を所定数確保する台数制御手段を
    備えたことを特徴とする熱源システムの制御装置。
  6. 【請求項6】 それぞれ炉内の掃気を行った後に低燃
    焼、高燃焼に順次移行する複数台の熱源機器を有し、負
    荷量に応じて必要台数分の前記熱源機器を掃気、低燃焼
    又は高燃焼させるものにおいて、負荷量の増加に対し
    て、低燃焼とする台数を増加させることを優先させると
    共に掃気状態又は低燃焼とする熱源機器の合計台数を所
    定数確保する台数制御手段を備えたことを特徴とする熱
    源システムの制御装置。
  7. 【請求項7】 それぞれ炉内の掃気を行った後に低燃
    焼、中燃焼、高燃焼に順次移行する複数台の熱源機器を
    有し、負荷量に応じて必要台数分の前記熱源機器を掃
    気、中燃焼、低燃焼又は高燃焼させるものにおいて、負
    荷量の増加に対して、低燃焼又は中燃焼とする台数を増
    加させることを優先させると共に掃気状態、低燃焼、又
    は中燃焼とする熱源機器の合計台数を所定数確保する台
    数制御手段を備えたことを特徴とする熱源システムの制
    御装置。
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