JPH09287552A - アキシャルピストン型流体ポンプ・モータ - Google Patents

アキシャルピストン型流体ポンプ・モータ

Info

Publication number
JPH09287552A
JPH09287552A JP8121115A JP12111596A JPH09287552A JP H09287552 A JPH09287552 A JP H09287552A JP 8121115 A JP8121115 A JP 8121115A JP 12111596 A JP12111596 A JP 12111596A JP H09287552 A JPH09287552 A JP H09287552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder block
valve plate
casing
cylinder
outer edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8121115A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3543892B2 (ja
Inventor
Kenji Otsuka
健二 大塚
Soichiro Hirotsu
聡一郎 弘津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabtesco Corp
Original Assignee
Teijin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Seiki Co Ltd filed Critical Teijin Seiki Co Ltd
Priority to JP12111596A priority Critical patent/JP3543892B2/ja
Publication of JPH09287552A publication Critical patent/JPH09287552A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3543892B2 publication Critical patent/JP3543892B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Hydraulic Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダブロック43とバルブプレート65と
の接触部位における傷付き、焼き付きを防止する。 【解決手段】 高圧流体を流体通路(導入通路)66を
通じてシリンダ穴44に供給すると、シリンダブロック43
は時計回りのトルクTを受け僅かに傾斜する。このと
き、シリンダブロック43は下死点K近傍のバルブプレー
ト65を部分的に押圧するが、この押圧位置に切り欠き79
(間隙82)を形成して変形を可能としたので、シリンダ
ブロック43とバルブプレート65との接触面積はある値ま
で拡大し、傷付き、焼き付きが防止されるのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、斜板式、斜軸式
として知られるアキシャルピストン型の流体ポンプ・モ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアキシャルピストン型流体ポンプ
・モータ、例えば、定容量形の斜板式流体モータ11とし
ては、図12、13に示すようなものが知られている。
このものは、ケーシング12と、ケーシング12に回転可能
に支持された回転軸13と、ケーシング12内に収納され、
回転軸13が挿入連結されることで該回転軸13と等速で中
心軸回りに回転することができるシリンダブロック14
と、シリンダブロック14の一端面に該シリンダブロック
14の中心軸に平行に延びるよう形成された複数のシリン
ダ穴15にそれぞれ摺動可能に挿入されたプランジャ16
と、シリンダブロック14より一側のケーシング12内に配
置され、シリンダブロック14の中心軸に対して傾斜した
傾斜面17を有するとともに、前記プランジャ16の先端が
シュー18を介して摺接する斜板19と、シリンダブロック
14の他端面とケーシング12の他側内面との間にシリンダ
ブロック14の他端面の外縁がその外縁部に接触している
状態で介装され、プランジャ16の上、下死点Z、Kを結
ぶ直線の片側に位置するシリンダ穴15に供給される高圧
流体を導く導入通路20および他側に位置するシリンダ穴
15から排出される戻り流体を導く導出通路21が形成され
たバルブプレート22と、シュー18を斜板19に押し付ける
とともに、シリンダブロック14をバルブプレート22に押
し付けるスプリング23とを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の斜板式流体モータ11にあっては、シリンダブ
ロック14の回転時に該シリンダブロック14の他端面とバ
ルブプレート22の一端面とが線あるいは点接触してバル
ブプレート22に摩擦傷が発生したり、場合によってはシ
リンダブロック14とバルブプレート22とが焼き付いてし
まうことがあるという問題点がある。
【0004】その主な理由は、導入通路20を通じて片側
のシリンダ穴15に供給された高圧流体はこれらシリンダ
穴15内のプランジャ16を斜板19の傾斜面17に押し付ける
が、このとき、各プランジャ16には下死点K側に向かう
力が作用する。そして、これらプランジャ16に作用する
力は点Oに合力Fとして働くため、シリンダブロック14
は該合力Fにより図12において時計回りのトルクTを
受ける。ここで、シリンダブロック14と回転軸13との間
には僅かな間隙(がた)が存在し、また、回転軸13が前
記トルクTを受けて僅かに撓むため、シリンダブロック
14は前記トルクTにより他端を中心として下死点K側に
僅かに傾斜し、該シリンダブロック14とバルブプレート
22とが、前記直線Lとバルブプレート22の外縁22aとの
下死点K側交差点P2近傍の極めて狭い範囲で線あるいは
点接触するようになる。そして、前述のようにシリンダ
ブロック14が下死点K側に傾斜すると、その衝突の反動
で該シリンダブロック14は次に逆方向、即ち上死点Z側
に傾斜し、シリンダブロック14とバルブプレート22と
が、前記直線Lとバルブプレート22の外縁22aとの上死
点Z側交差点P1近傍の極めて狭い範囲で線あるいは点接
触するようになる。このようにシリンダブロック14は
上、下死点Z、K側へと繰り返し傾斜するのである。そ
して、シリンダブロック14とバルブプレート22とが交差
点P1、P2近傍の極めて狭い範囲で線あるいは点接触する
と、該接触部位に摩擦傷が発生したり、焼き付きが発生
するのである。
【0005】また、前述のような主理由の他に、以下の
ような理由によってもシリンダブロック14とバルブプレ
ート22とが線接触してバルブプレート22に摩擦傷が発生
することがある。即ち、導入通路20を通じて片側のシリ
ンダ穴15に供給される高圧流体はバルブプレート22にも
作用して該バルブプレート22、ケーシング12の他側壁12
aを他方に向かって押圧する。ここで、ケーシング12の
他側壁12aはその外縁部が円周壁12bに連結されている
ため、バルブプレート22、他側壁12aは前記押圧力によ
って中央に接近するに従い他側に大きく膨出した腕形に
変形し、これにより、シリンダブロック14の外縁のみが
バルブプレート22に接触、即ち円形に線接触するように
なり、バルブプレート22に摩擦傷が発生するのである。
【0006】この発明は、シリンダブロックとバルブプ
レートとの接触部位における傷付き、焼き付きを防止す
ることができるアキシャルピストン型流体ポンプ・モー
タを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、ケー
シングと、ケーシング内に収納され、中心軸回りに回転
することができるとともに、一端面に中心軸に平行に延
びる複数のシリンダ穴が形成されたシリンダブロック
と、各シリンダ穴にそれぞれ摺動可能に挿入されたプラ
ンジャと、シリンダブロックより一側のケーシング内に
配置され、シリンダブロックの中心軸に対して傾斜する
とともに、各プランジャの先端が係合している傾斜体
と、ケーシングに回転可能に支持され、シリンダブロッ
クと等速で回転する回転軸と、シリンダブロックの他端
面とケーシングの他側内面との間に該シリンダブロック
の他端面の外縁が接触している状態で介装され、プラン
ジャの上、下死点Z、Kを結ぶ直線Lの片側に位置する
シリンダ穴に流入する流体を導く導入通路および他側に
位置するシリンダ穴から流出する流体を導く導出通路が
形成されたバルブプレートと、を備えたアキシャルピス
トン型流体ポンプ・モータにおいて、前記直線Lとバル
ブプレートの外縁とが交差する点P1、P2近傍のバルブプ
レートとケーシングとの間に、最奥部がシリンダブロッ
クの外縁より中心軸寄りに位置する間隙をそれぞれ形成
し、該点P1、P2近傍におけるバルブプレートの他側に向
かう変形を可能とすることにより達成することができ
る。
【0008】今、直線Lの片側に位置するシリンダ穴に
導入通路を通じて流体が流入するとともに、これらシリ
ンダ穴内のプランジャが徐々に突出し、一方、他側に位
置するシリンダ穴から導出通路を通じて流体が流出する
とともに、これらシリンダ穴内のプランジャが徐々に引
っ込んでおり、また、シリンダブロック、回転軸が等速
度で回転しているとする。ここで、流体ポンプ・モータ
が斜板式あるいは斜軸式の流体ポンプである場合には、
他側に位置するシリンダ穴内の各プランジャに下死点K
側に向かう力が、一方、流体ポンプ・モータが斜板式あ
るいは斜軸式の流体モータである場合には、片側に位置
するシリンダ穴内の各プランジャに下死点K側に向かう
力が作用し、これにより、シリンダブロックはこれら力
に基づくトルクによって他端を中心として下死点K側に
僅かに傾斜する。このとき、直線Lとバルブプレートの
下死点K側外縁とが交差する点P2近傍のバルブプレート
とケーシングとの間に、最奥部がシリンダブロックの外
縁より中心軸寄りに位置する間隙を形成するようにして
いるため、該点P2近傍のバルブプレートは、前述のよう
に傾斜するシリンダブロックに押されると、他側に向か
って変形し、シリンダブロックとバルブプレートとが弧
状をしたある程度の範囲で面接触するようになる。ま
た、前述のようにシリンダブロックが下死点K側に傾斜
すると、その衝突の反動で該シリンダブロックは次に逆
方向、即ち上死点Z側に傾斜するが、このときも、直線
Lとバルブプレートの上死点Z側外縁とが交差する点P1
近傍のバルブプレートとケーシングとの間に、最奥部が
シリンダブロックの外縁より中心軸寄りに位置する間隙
を形成するようにしているため、該点P1近傍のバルブプ
レートは、上死点Z側に傾斜するシリンダブロックに押
されて他側に変形し、シリンダブロックとバルブプレー
トとが弧状をしたある程度の範囲で面接触するようにな
る。この結果、これらシリンダブロックとバルブプレー
トとの接触面積が増大し、シリンダブロックが前述のよ
うに上、下死点Z、K側へと繰り返し傾斜しても、バル
ブプレートの接触部位に大きな摩擦傷が発生したり、あ
るいはバルブプレートとシリンダブロックとの接触部位
に焼き付きが発生するようなことはない。しかも、シリ
ンダブロックとバルブプレートとの接圧を均一化するこ
とができるため、異常摩耗が抑制された寿命が長くなる
とともに、機械的損失が減少して機械効率が向上する。
ここで、前記間隙は、請求項2に記載のようにバルブプ
レートに切り欠きを設けることで、または、請求項3に
記載のようにケーシングに切り欠きを設けることで形成
することができる。
【0009】また、請求項4に記載のように構成すれ
ば、バルブプレートが前述のように中央に接近するに従
い他側に大きく膨出した腕形に変形しても、該バルブプ
レートの外縁部はシリンダブロックに押されて全周に亘
って他側に変形することで、シリンダブロックの外縁部
とバルブプレートの外縁部とがリング状をしたある幅で
面接触するようになる。これにより、シリンダブロック
とバルブプレートとの接触面積が増大して該接触部位に
大きな摩擦傷が発生するようなことはない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1実施形態を
図面に基づいて説明する。図1において、31はアキシャ
ルピストン型流体ポンプ・モータ、ここでは定容量型の
斜板式流体モータであり、この流体モータ31はケース本
体32を有し、このケース本体32の他端面には一方に向か
って延びる断面円形の収納室33が形成されている。ま
た、このケース本体32の円周壁32aの他端には他側壁と
しての側板34が図示していないボルト等により固定さ
れ、これにより、前記収納室33はこの側板34により閉止
されて密閉された空間となる。前述したケース本体32、
側板34は全体として流体モータ31のケーシング35を構成
する。38は他側部が収納室33内に挿入された出力軸とし
ての回転軸であり、この回転軸38は一対の軸受39、40を
介して前記ケーシング35に、詳しくはケース本体32およ
び側板34にそれぞれ回転可能に支持されている。そし
て、この回転軸38の一端部はケース本体32から突出する
とともに、図示していない減速機に連結されている。な
お、41は回転軸38の一端部とケース本体32との間に介装
されたシール部材である。
【0011】43はケーシング35の収納室33内に収納され
た円筒状のシリンダブロックであり、このシリンダブロ
ック43には前記回転軸38の他端部が挿入されスプライン
結合により連結されている。この結果、このシリンダブ
ロック43は中心軸回りに前記回転軸38と等速度で回転す
ることができる。このシリンダブロック43の一端面には
該シリンダブロック43の中心軸に平行に延びる複数のシ
リンダ穴44が形成され、これらのシリンダ穴44は周方向
に等距離離れて配置されている。これらシリンダ穴44内
にはシリンダ穴44と同数のプランジャ45がそれぞれ摺動
可能に挿入され、各プランジャ45の先端、即ち一端には
球状の球部46が形成されている。
【0012】49はシリンダブロック43より一側のケーシ
ング35内、詳しくはシリンダブロック43の一端面とケー
シング35の一側内面との間の収納室33に配置された傾斜
体としての斜板であり、この斜板49内を前記回転軸38が
貫通している。この斜板49のシリンダブロック43に対向
する楕円形の傾斜面(他端面)50は回転軸38の中心軸に
対して傾斜し、この結果、該斜板49は中央部を境界とし
て厚肉部51と薄肉部52とに区分することができる。そし
て、この斜板49の背面(前記傾斜面50と反対側の一端
面)53およびケーシング35の一側内面には鋼球54が半分
ずつ埋設されており、これにより、斜板49はケーシング
35に対して位置決め固定されている。55はプランジャ45
と同数のシューであり、各シュー55にはプランジャ45の
球部46のほぼ半分が収納された球穴56が形成されてい
る。そして、各プランジャ45の先端(一端)はシュー55
を介して斜板49の傾斜面50に摺動可能に係合している。
この結果、前記シリンダブロック43が中心軸回りに回転
すると、プランジャ45は斜板49の薄肉部52から厚肉部51
に向かう場合にはシリンダ穴44内に徐々に押し込まれ、
一方、厚肉部51から薄肉部52に向かう場合にはシリンダ
穴44から徐々に突出する。そして、プランジャ45がシリ
ンダ穴44に最も押し込まれた点、即ちプランジャ45の軌
跡上で斜板49の肉厚が最も厚い位置が上死点Zであり、
一方、プランジャ45がシリンダ穴44から最も突出した
点、即ちプランジャ45の軌跡上で斜板49の肉厚が最も薄
い位置が下死点Kである。
【0013】58は回転軸38の外側に遊嵌された略リング
状のリテーナプレートであり、このリテーナプレート58
はシリンダブロック43と斜板49との間に配置されてい
る。そして、このリテーナプレート58には全てのシュー
55が係合している。59は回転軸38の外側に嵌合されスプ
ライン結合により連結されたスラストボールであり、こ
のスラストボール59の一端部外周とリテーナプレート58
の内周とは球面接触している。60はシリンダブロック43
と回転軸38との間に配置されたスプリングであり、この
スプリング60の付勢力はシリンダブロック43に摺動可能
に挿入された軸方向に延びる複数本のプッシュロッド61
を介してスラストボール59、リテーナプレート58に伝達
され、シュー55を斜板49の傾斜面50に押し付けるととも
に、伝達リング62を介してシリンダブロック43に伝達さ
れ、該シリンダブロック43を後述するバルブプレートに
押し付ける。
【0014】図1、2、3、4、5において、65はシリ
ンダブロック43の他端面とケーシング35の他側内面、詳
しくは側板34の一端面との間にこれらに面接触した状態
で配置されたリング状のバルブプレートであり、このバ
ルブプレート65は前記側板34にピン等を介して回転不能
に連結されている。そして、このバルブプレート65は前
記シリンダブロック43より若干大径であり、この結果、
シリンダブロック43の他端面の外縁はバルブプレート65
の一端面の外縁部に接触している。このバルブプレート
65には長弧状の流体通路66および流体通路67が形成さ
れ、前記流体通路66は前記上、下死点Z、Kを結ぶ直線
Lの片側に、また、流体通路67は直線Lの他側に配置さ
れ、互いに周方向に 180度離れている。これら流体通路
66、67はそれぞれバルブプレート65の一端面に形成され
た弧状溝68と、この弧状溝68の底面とバルブプレート65
の他端面とを連通する複数の短弧状の弧状孔69とから構
成され、これら弧状孔69の両側に位置するブリッジ70は
バルブプレート65を補強する役割を果たしている。ま
た、前記流体通路66、67の両端にはそれぞれノッチ71が
形成され、これらのノッチ71は流体の急激な変化を抑制
する。74、75は側板34に形成された給排通路であり、給
排通路74は流体通路66に、給排通路75は流体通路67にそ
れぞれ常時連通している。これら給排通路74、75は図示
していない切換弁を介してポンプおよびタンクに接続さ
れ、前記切換弁が切り換えられることによりいずれかが
供給側、残りが排出側となる。そして、前記給排通路74
がポンプに接続されて供給側になり、給排通路75がタン
クに接続されて排出側となったときには、流体通路66が
給排通路74から供給された高圧流体を前記直線Lの片側
に位置するシリンダ穴44に導く導入通路となり、流体通
路67が直線Lの他側に位置するシリンダ穴44から流出し
た戻り流体を給排通路75に導く導出通路となる。また、
逆に、給排通路75がポンプに接続されて供給側になり、
給排通路74がタンクに接続されて排出側となったときに
は、流体通路67が給排通路75から供給された流体をシリ
ンダ穴44に導く導入通路となり、流体通路66がシリンダ
穴44から流出した流体を給排通路74に導く導出通路とな
る。
【0015】前記直線Lとバルブプレート65の外縁(外
周)65aとが交差する点P1、P2近傍でバルブプレート65
の他端面には弓形の切り欠き78、79がそれぞれ形成さ
れ、これらの切り欠き78、79は前記直線Lに対して垂直
に延びるとともに、その深さは一定(断面は矩形)であ
る。そして、前記直線L上におけるバルブプレート65の
中心軸から切り欠き78、79の内端までの距離Mは、シリ
ンダブロック43の半径Rより小である。このようにバル
ブプレート65に切り欠き78、79を設けると、点P1、P2近
傍のバルブプレート65とケーシング35との間には、最奥
部がシリンダブロック43の外縁より中心軸寄り(半径方
向内側)に位置する間隙81、82がそれぞれ形成され、こ
れにより、これら点P1、P2近傍におけるバルブプレート
65は他側に向かう変形が可能となる。
【0016】次に、この発明の第1実施形態の作用につ
いて説明する。今、切換弁が切換えられ、給排通路74が
ポンプに接続されて供給側になり、給排通路75がタンク
に接続されて排出側となったとする。このとき、給排通
路74から高圧流体が導入通路である流体通路66を通じて
直線Lの片側に位置する半数のシリンダ穴44に供給(流
入)され、該シリンダ穴44内のプランジャ45を斜板49に
向かって突出させ傾斜面50に押し付ける。この結果、こ
れらプランジャ45には下死点K側に向かう力(プランジ
ャ45から斜板49に付与されるプランジャ45の軸方向の力
と、斜板49からプランジャ45に付与される反力で傾斜面
50に垂直な力の合力)が作用し、これにより、シリンダ
ブロック43に中心軸回りのトルクが付与される。この結
果、プランジャ45、シリンダブロック43、回転軸38は等
速で一体的に回転するが、このとき、片側のプランジャ
45はシリンダ穴44から徐々に突出しながらシュー55とと
もに傾斜面50上を下死点Kに向かって摺動する。このよ
うなシリンダブロック43の回転により、直線Lの他側に
位置する残り半数のシリンダ穴44内のプランジャ45は、
斜板49の傾斜面50にシュー55を介して係合しながら上死
点Zに向かって移動するため、該傾斜面50に押されてシ
リンダ穴44内に徐々に引っ込み、該シリンダ穴44内の流
体を押出して導出通路である流体通路67、給排通路75を
通じて排出(流出)する。そして、前述のようなシリン
ダブロック43の回転により、直線Lの片側、他側に位置
するシリンダ穴44と流体通路66、67との接続が次々と変
化する。
【0017】このように流体モータ31が作動していると
き、直線Lの片側に位置するシリンダ穴44内の各プラン
ジャ45には下死点K側に向かう力が作用するが、これら
プランジャ45に作用する力は点Oに合力Fとして働き、
シリンダブロック43に図1において時計回りに回転させ
るトルクTを与える。このとき、シリンダブロック43と
回転軸38との間にはスプライン結合に基づく僅かな間隙
が存在し、また、回転軸38が前記トルクTを受けて僅か
に撓むため、シリンダブロック43は前記トルクTにより
他端を中心として下死点K側に僅かに傾斜する。しかし
ながら、この実施形態においては、前記直線Lとバルブ
プレート65の下死点K側外縁とが交差する点P2近傍のバ
ルブプレート65とケーシング35との間に、最奥部82aが
シリンダブロック43の外縁より中心軸寄り(半径方向内
側)に位置する間隙82を形成しているため、該点P2の近
傍に位置するバルブプレート65の外縁部は、前述のよう
に傾斜するシリンダブロック43の下死点K側外縁に押さ
れると、他側に向かって撓み変形するのである。この結
果、シリンダブロック43の他端面とバルブプレート65の
一端面とが弧状をしたある程度の範囲で面接触するよう
になる。また、前述のようにシリンダブロック43が下死
点K側に傾斜すると、その衝突の反動で該シリンダブロ
ック43は次に逆方向、即ち上死点Z側に傾斜するが、こ
のときも、直線Lとバルブプレート65の上死点Z側外縁
とが交差する点P1近傍のバルブプレート65とケーシング
35との間に、最奥部がシリンダブロック43の外縁より中
心軸寄り(半径方向内側)に位置する間隙81を形成して
いるため、該点P1近傍のバルブプレート65が前記上死点
Z側に傾斜するシリンダブロック43に押されて他側に撓
み変形し、シリンダブロック43とバルブプレート65とが
弧状をしたある程度の範囲で面接触するようになる。こ
の結果、シリンダブロック43が上死点Z側および下死点
K側に傾斜したときのシリンダブロック43とバルブプレ
ート65との接触面積が増大し、これにより、シリンダブ
ロック43が前述のように上、下死点Z、K側へと繰り返
し傾斜しても、バルブプレート65の接触部位に大きな摩
擦傷が発生したり、あるいはバルブプレート65とシリン
ダブロック43との接触部位に焼き付きが発生するような
ことはない。しかも、シリンダブロック43とバルブプレ
ート65との接圧を均一化することができるため、異常摩
耗が抑制された寿命が長くなるとともに、機械的損失が
減少して機械効率が向上する。
【0018】次に、切換弁が切換えられて給排通路75が
ポンプに、給排通路74がタンクに接続されると、給排通
路75から高圧流体が導入通路である流体通路67を通じて
直線Lの他側に位置するシリンダ穴44に供給(流入)さ
れるとともに、直線Lの片側に位置するシリンダ穴44内
から押し出された流体が導出通路である流体通路66を通
じて給排通路74から排出(流出)され、回転軸38、シリ
ンダブロック43が前述と逆方向に回転する。
【0019】また、前述のように流体通路66、67を通じ
てシリンダ穴44に供給される高圧流体はバルブプレート
65にも作用して該バルブプレート65、側板34を他方に向
かって押圧する。ここで、側板34はその外縁部がケース
本体32の円周壁32aに連結されているため、バルブプレ
ート65、側板34は前記押圧力によって中央に接近するに
従い他側に大きく膨出した腕形に変形し、これにより、
シリンダブロック43とバルブプレート65との接触面積が
減少し、該シリンダブロック43の外縁のみがバルブプレ
ート65に接触、即ち円形に線接触するようになるおそれ
がある。このような事態を防止するには、図6、7に示
す第2実施形態のように、点P1、P2近傍を含むバルブプ
レート65の他端面の外縁部に全周に亘って連続して延び
る一定深さのリング状切り欠き85を形成し、これによ
り、間隙をバルブプレート65とケーシング35との間で点
P1、P2近傍を含む全周に形成すればよい。このようにす
ればバルブプレート65の外縁部はシリンダブロック43に
押されることで全周に亘って他側に変形し、これによ
り、シリンダブロック43の外縁部とバルブプレート65の
外縁部とがリング状をしたある幅で面接触するようにな
り、シリンダブロック43とバルブプレート65との接触面
積が増大して該接触部位に大きな摩擦傷が発生するよう
なことがなくなる。そして、このようにすれば、前記第
1実施形態で説明したようなシリンダブロック43の傾斜
に基づく傷付き、焼き付きを防止することもできる。
【0020】なお、この第2実施形態においては、バル
ブプレート65の他端面の外縁部に全周に亘って連続して
延びる一定深さ(断面矩形)のリング状切り欠き85を形
成したが、図8に示す第3実施形態のように、バルブプ
レート65の中心軸から離れるに従い(半径方向外側に向
かうに従い)深さが一定割合で深くなる(断面三角形
の)切り欠き86をバルブプレート65に形成してもよく、
また、図9に示す第4実施形態のように、中心軸から離
れるに従い深くなる割合が小さくなる(断面扇形の)切
り欠き87をバルブプレート65に形成してもよい。
【0021】図10はこの発明の第5実施形態を示す図
である。この実施形態においては、切り欠き89をケーシ
ング35の他側内面、即ち側板34の一端面に形成すること
で、バルブプレート65とケーシング35との間に間隙90を
形成している。ここで、このような切り欠き89は点P1、
P2近傍のみに形成してもよく、また、点P1、P2近傍を含
む全周に亘って形成してもよく、さらに、その深さは前
述のように一定値あるいは中心軸から離れるに従い徐々
に深くなっていてもよい。
【0022】図11はこの発明の第6実施形態を示す図
である。この実施形態は、前記第5実施形態のように切
り欠き89をケーシング35の他側内面、即ち側板34の一端
面に形成した場合において、バルブプレート65の外縁部
の他側への変形をさらに容易とするため、切り欠き89の
最奥部(半径方向内端)に対向するバルブプレート65の
他端面に浅いリング状のノッチ91を形成したものであ
る。ここで、このノッチ91の断面形状はV字形、矩形、
アーチ形等とすることができる。
【0023】なお、前述の実施形態においては、流体ポ
ンプ・モータが斜板式流体モータである場合について説
明したが、この発明においては、斜軸式流体モータであ
ってもよい。この場合には、回転軸はシリンダブロック
の一側に設置され、また、傾斜体は回転軸の他端に設け
られ各プランジャの先端が連結されたフランジである。
また、この発明においては、流体ポンプ・モータは斜板
式流体ポンプあるいは斜軸式流体ポンプであってもよ
い。この場合には、直線Lの他側に位置するシリンダ穴
内の各プランジャに下死点K側に向かう力が作用し、シ
リンダブロックはこれら力に基づくトルクによって他端
を中心として下死点K側に僅かに傾斜するのである。さ
らに、前述の実施形態においては、他端面に収納室33が
形成されたケース本体32と、このケース本体32の他端に
固定された側板34とによってケーシング35を構成するよ
うにしたが、この発明においては、一端面に収納室が形
成されたケース本体と、このケース本体の一端に固定さ
れた側板とによってケーシングを構成するようにしても
よい。また、前述の実施形態においては、回転軸38とシ
リンダブロック43とをスプラインにより結合し、斜板49
とケーシング35とを鋼球54により結合したが、この発明
においては、他の任意の方法によって結合するようにし
てもよい。さらに、前述の実施形態においては、斜板49
はケーシング35に連結されて揺動することができなかっ
たが、この発明においては、斜板の背面を、薄肉部側に
位置する第1平坦面と、厚肉部側に位置し前記第1平坦
面に対して傾斜した第2平坦面とから構成することによ
り、鋼球を中心として第1平坦面とケーシングの一側内
面とが面接触している第1位置と、第2平坦面とケーシ
ングの一側内面とが面接触している第2位置との2つの
揺動位置の間を斜板が揺動できるようにし、これによ
り、シリンダブロックの回転を2段階に切り換えられる
ようにしてもよく、さらに、無段階で(連続して)揺動
できるようにしてもよい。。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、シリンダブロックとバルブプレートとの接触部位に
おける傷付き、焼き付きを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を示す正面断面図であ
る。
【図2】間隙近傍の拡大正面断面図である。
【図3】バルブプレートの右側面図である。
【図4】図3のIーI矢視断面図である。
【図5】図3のIIーII矢視断面図である。
【図6】この発明の第2実施形態を示すバルブプレート
の右側面図である。
【図7】図6に示すバルブプレートの図5と同様の断面
図である。
【図8】この発明の第3実施形態を示す図7と同様の断
面図である。
【図9】この発明の第4実施形態を示す図7と同様の断
面図である。
【図10】この発明の第5実施形態を示す図2と同様の
拡大正面断面図である。
【図11】この発明の第6実施形態を示す間隙近傍の拡
大正面断面図である。
【図12】従来の斜板式流体モータの一例を示す正面断
面図である。
【図13】図12における斜板式流体モータのバルブプ
レートを示す左側面図である。
【符号の説明】
31…アキシャルピストン型流体ポンプ・モータ 35…ケーシング 38…回転軸 43…シリンダブロック 44…シリンダ穴 45…プランジャ 49…傾斜体 65…バルブプレート 66、67…導入、導出通路 78、79…切り欠き 81、82…間隙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングと、ケーシング内に収納され、
    中心軸回りに回転することができるとともに、一端面に
    中心軸に平行に延びる複数のシリンダ穴が形成されたシ
    リンダブロックと、各シリンダ穴にそれぞれ摺動可能に
    挿入されたプランジャと、シリンダブロックより一側の
    ケーシング内に配置され、シリンダブロックの中心軸に
    対して傾斜するとともに、各プランジャの先端が係合し
    ている傾斜体と、ケーシングに回転可能に支持され、シ
    リンダブロックと等速で回転する回転軸と、シリンダブ
    ロックの他端面とケーシングの他側内面との間に該シリ
    ンダブロックの他端面の外縁が接触している状態で介装
    され、プランジャの上、下死点Z、Kを結ぶ直線Lの片
    側に位置するシリンダ穴に流入する流体を導く導入通路
    および他側に位置するシリンダ穴から流出する流体を導
    く導出通路が形成されたバルブプレートと、を備えたア
    キシャルピストン型流体ポンプ・モータにおいて、前記
    直線Lとバルブプレートの外縁とが交差する点P1、P2近
    傍のバルブプレートとケーシングとの間に、最奥部がシ
    リンダブロックの外縁より中心軸寄りに位置する間隙を
    それぞれ形成し、該点P1、P2近傍におけるバルブプレー
    トの他側に向かう変形を可能としたことを特徴とするア
    キシャルピストン型流体ポンプ・モータ。
  2. 【請求項2】前記間隙をバルブプレートの他端面に切り
    欠きを設けることで形成した請求項1記載のアキシャル
    ピストン型流体ポンプ・モータ。
  3. 【請求項3】前記間隙をケーシングの他側内面に切り欠
    きを設けることで形成した請求項1記載のアキシャルピ
    ストン型流体ポンプ・モータ。
  4. 【請求項4】前記間隙を点P1、P2近傍を含む全周に形成
    し、バルブプレートの外縁部全周の他側に向かう変形を
    可能とした請求項1記載のアキシャルピストン型流体ポ
    ンプ・モータ。
JP12111596A 1996-04-18 1996-04-18 アキシャルピストン型流体ポンプ・モータ Expired - Fee Related JP3543892B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12111596A JP3543892B2 (ja) 1996-04-18 1996-04-18 アキシャルピストン型流体ポンプ・モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12111596A JP3543892B2 (ja) 1996-04-18 1996-04-18 アキシャルピストン型流体ポンプ・モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09287552A true JPH09287552A (ja) 1997-11-04
JP3543892B2 JP3543892B2 (ja) 2004-07-21

Family

ID=14803264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12111596A Expired - Fee Related JP3543892B2 (ja) 1996-04-18 1996-04-18 アキシャルピストン型流体ポンプ・モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3543892B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012533381A (ja) * 2009-07-23 2012-12-27 スイスイノヴ プロダクト サール 流体ポンプ装置と駆動システムを具える流体送出システム
CN106678034A (zh) * 2017-01-16 2017-05-17 浙江大学 多级液控式防气蚀抗冲击配流盘
WO2017135719A1 (ko) * 2016-02-03 2017-08-10 (주)동아오토모티브 유체 모터
JP2019138231A (ja) * 2018-02-13 2019-08-22 豊興工業株式会社 液圧ポンプ
JP2019178658A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 ナブテスコ株式会社 流体モータ
JP2020133423A (ja) * 2019-02-13 2020-08-31 ナブテスコ株式会社 流体圧回転装置および建設機械

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012533381A (ja) * 2009-07-23 2012-12-27 スイスイノヴ プロダクト サール 流体ポンプ装置と駆動システムを具える流体送出システム
WO2017135719A1 (ko) * 2016-02-03 2017-08-10 (주)동아오토모티브 유체 모터
CN106678034A (zh) * 2017-01-16 2017-05-17 浙江大学 多级液控式防气蚀抗冲击配流盘
JP2019138231A (ja) * 2018-02-13 2019-08-22 豊興工業株式会社 液圧ポンプ
JP2019178658A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 ナブテスコ株式会社 流体モータ
JP2020133423A (ja) * 2019-02-13 2020-08-31 ナブテスコ株式会社 流体圧回転装置および建設機械

Also Published As

Publication number Publication date
JP3543892B2 (ja) 2004-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2007060822A1 (ja) 斜軸式可変容量型ポンプ・モータ
KR100254182B1 (ko) 밀봉 배럴판을 갖는 축방향 피스톤식 유체 이동 유니트
JPH09287552A (ja) アキシャルピストン型流体ポンプ・モータ
WO1996012107A1 (fr) Dispositif de modification de l'inclinaison du plateau oscillant d'un moteur de pompe a pistons du type a plateau oscillant
US4426914A (en) Axial piston pump
CN209761643U (zh) 一种配流滑盘副及包含该结构的柱塞泵或马达
JP4124715B2 (ja) 斜板型液圧ポンプ・モータ
CN110360076B (zh) 静液压轴向柱塞机
JPH07189889A (ja) ピストン型液圧装置
JP2547643B2 (ja) 斜板型液圧回転機
JP2000104671A (ja) 可変容量型ベーンポンプ
JP3587498B2 (ja) アキシアルピストン型ポンプ
JP6672213B2 (ja) 斜軸式液圧回転機
JP4439231B2 (ja) アキシャルピストン型流体モータ
JP2001050153A (ja) 油圧ポンプ
JPH1150951A (ja) 斜板式油圧ポンプ
CN110873029B (zh) 液压装置
JP2004100599A (ja) 可変容量型斜板式液圧回転機
JP2003113772A (ja) 可変容量型斜板式液圧回転機
JP2007270763A (ja) スクロール式流体機械
JP2908752B2 (ja) 斜板式可変容量油圧モータ
JP2007270630A (ja) 流体機械およびそのバルブプレート
JP2003214361A (ja) ベーンポンプ
JP2003214360A (ja) ベーンポンプ
JP2006183575A (ja) ベーンポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080416

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees