JPH09287342A - ドアの気密吊元装置 - Google Patents

ドアの気密吊元装置

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JPH09287342A
JPH09287342A JP12652096A JP12652096A JPH09287342A JP H09287342 A JPH09287342 A JP H09287342A JP 12652096 A JP12652096 A JP 12652096A JP 12652096 A JP12652096 A JP 12652096A JP H09287342 A JPH09287342 A JP H09287342A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ドア開口枠の吊元側縦枠との間を気密性が得
られるように密封してドアを開閉自在に装着する。 【解決手段】 吊元側縦枠5とドア20間にドア開口枠
1の開口高さに応じた高さのアルミヒンジ40を介設し
て,この間を密封するとともにアルミヒンジ40を支軸
42と軸受43のスライド嵌合によって形成することに
より,そのための高さを確保し得ないドア開口枠1に対
する設置を容易に可能とするように,吊元側縦枠5を,
縦枠基体6と縦枠アタッチメント9に分離し,ドア20
にアルミヒンジ40を介して縦枠アタッチメント9を付
して,これを縦枠基体6に添設固定するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,玄関ドアや室内ド
アに好適に用いられるドアの気密吊元装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種ドアの吊元装置は,建具金物の上
下一対の丁番を用いて,これをドア開口枠を構成する吊
元側縦枠とドアの吊元側端部間に,上下に離隔して介設
し,ドア開口枠の吊元側縦枠にドアの吊元側端部を開閉
自在にヒンジ連結してなるものとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍らこの場合,
ドアの開閉自在性は得られても,一対の丁番は上下に離
隔して介設されるため,丁番以外の部分では吊元側縦枠
にドアの吊元側端部,特に一般にはその端面が対向する
ことになり,この間に内外に通じる隙間が存在する結
果,この隙間から空気や音が流入し,気密性や遮音性が
損われて,ドアによる遮断性を充分に確保し得ないとい
う問題点を残している。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で,その解決課題とする処は,吊元側縦枠とドアの吊元
側端部とを密封することにより,その間の気密性,遮音
性を確保するとともにドアの開閉をスムーズ且つ安定し
て行い得るようにしたドアの気密吊元装置を提供するに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題に添い本発明
は,ドア開口枠を構成し又はこれに設けた吊元側縦枠と
ドアの吊元側端部との間に,支軸と軸受とを長手方向に
スライド嵌合することによって前後方向に回動自在とし
たドア開口枠開口高さの気密ヒンジを用い,該気密ヒン
ジによってヒンジ連結することにより,ドアを開閉自在
とするとともにこれらの間を密封するものとし,更にこ
のとき上記気密ヒンジによるヒンジ連結には,上記支軸
と軸受とを長手方向にスライド嵌合することを必要とす
るが,これをドア開口枠の吊元側縦枠とドアの吊元側端
部との間で行うことは,ドア開口枠の開口高さと支軸及
び軸受の長さが対応することによって不可能であり,ま
たドアをドア開口枠に外付状に設置するときも,天井高
さの制約があることによって同様に不可能であるとこ
ろ,上記吊元側縦枠を,縦枠基体とこれに添設固定自在
の縦枠アタッチメントとによって分離形成し,上記気密
ヒンジをこの縦枠アタッチメントと吊元側端部間に介設
するものとすることにより,ドアの吊元側端部にこの気
密ヒンジを介して縦枠アタッチメントを付した状態で,
これをドア開口枠内に挿入し又はドア開口枠に外付して
縦枠アタッチメントを縦枠基体に添設固定するようにし
て,上記気密ヒンジを介設することの障害を解消したも
のであって,即ち本発明請求項1は,これを,ドア開口
枠を構成する吊元側縦枠を,縦枠基体とこれに添設固定
自在としたドア開口枠開口高さの縦枠アタッチメントに
よって分離形成し,該縦枠アタッチメントとドアの吊元
側端部との間に,これらにそれぞれ長手方向全長に亘る
ように設置した支軸と軸受とを長手方向にスライド嵌合
することによって前後方向に回動自在としたドア開口枠
開口高さの気密ヒンジを介設して,上記吊元側縦枠にド
アの吊元側端部を開閉自在にヒンジ連結するとともにこ
れらの間を密封してなることを特徴とするドアの気密吊
元装置,請求項2は,上記に加えてドア開口枠の材質に
拘らず,或いはドア改修に際してこれらに対応し得るよ
うに,これを,ドア開口枠を構成する吊元側縦枠に代え
て,ドア開口枠の吊元側に設置した吊元側縦枠を用いて
なることを特徴とする請求項1のドアの気密吊元装置と
し,請求項3は,上記に加えて,上記縦枠アタッチメン
トを付したドアをドア開口枠内に挿入して設置する場合
に,その設置作業を容易且つ確実になし得るように,こ
れを,上記吊元側縦枠の縦枠アタッチメントを,ドア開
口枠内において縦枠基体に添設固定自在とするとともに
その添設固定を,縦枠基体に対して前後方向けんどん状
に嵌合装着して固定手段によって固定することによって
行うようにしてなることを特徴とする請求項1又は2の
ドアの気密吊元装置とし,請求項4は,同じく上記に加
えて,ドアの材質等各種形態に好適に対応して良好な納
まりが得られるように,これを,上記気密ヒンジの支軸
又は軸受を設置したドアの吊元側端部を,ドアの吊元側
縦框とし又はこれに添設固定した吊元側縦框と同長の縦
框アタッチメントとしてなることを特徴とする請求項
1,2又は3のドアの気密吊元装置とし,請求項5は,
同じく上記に加えて,精度良く簡易に気密ヒンジを構成
し得るように,これを,上記縦枠アタッチメント及び吊
元側縦框又は縦框アタッチメントをアルミ押出材製と
し,支軸又は軸受をこれらに一体成型して気密ヒンジを
アルミヒンジとしてなることを特徴とする請求項4のド
アの気密吊元装置とし,請求項6は,同じく上記に加え
て,実施の形態に拘らず,良好な納まり外観を確保し得
るように,上記ドアの吊元側端部に,ドアの非開閉方向
側において縦枠アタッチメントを覆うように吊元カバー
を追加的に設けてなることを特徴とする請求項1,2,
3,4又は5のドアの気密吊元装置とし,これらをそれ
ぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面に従って本発明を更に具
体的に説明すれば,図1乃至図4において,1はドア開
口枠,5はドア開口枠1を構成する吊元側縦枠,20は
玄関用としたドア,40は気密ヒンジを示す。
【0007】ドア開口枠1を構成するその吊元側縦枠5
は,これを縦枠基体6とこれに添設固定自在としたドア
開口枠1開口高さの縦枠アタッチメント9によって分離
形成したものとし,本例にあってこの縦枠アタッチメン
ト9は,これをドア開口枠1内において縦枠基体6に添
設固定自在とするとともにその添設固定を縦枠基体6に
対して前後方向けんどん状に嵌合装着して固定手段によ
って固定することによって行うようにしてなり,また,
縦枠アタッチメント9は,本例にあって縦枠基体5とと
もにこれをアルミ押出材製のものとしてある。
【0008】気密ヒンジ40は,この縦枠アタッチメン
ト9とドア20の吊元側端部との間に,これらにそれぞ
れ長手方向全長に亘るように設置した支軸42と軸受4
3とを長手方向にスライド嵌合することによって前後方
向に回動自在としたドア開口枠1開口高さに亘るものと
してあり,本例にあって,ドア20の吊元側端部をドア
20の吊元側縦框24として,これをアルミ押出材製と
し,支軸42又は軸受43を上記アルミ押出材製とした
縦枠アタッチメント9又は同じくアルミ押出材製とした
該吊元側縦框24と一体成型することにより,上記気密
ヒンジ40をアルミヒンジによるものとしてある。
【0009】即ち本例において上記縦枠基体6は,ドア
開口枠1の内周面にしてドア20との対向面に,溝開口
を前後に幅広としたC字溝条8をその長手方向一連に形
成具備したものとしてあり,一方,本例において上記縦
枠アタッチメント9は,上記C字溝条8の前後の溝幅よ
りやや短寸の前後幅にしてこれにそれぞれ嵌合する前後
の係合突条11を有する固定基壁10と,該固定基壁1
0からL字状の連結条41を介して,本例において室外
側とした前後方向に向けて突設したC字突条による支軸
42と,上記固定基壁10から,連結条41及び支軸4
2を本例において室内側から室外側の前後方向に向けて
覆うように突設した湾曲条12とをそれぞれ長手方向一
連に形成具備したものとしてある。
【0010】また本例において吊元側縦框24は,対向
する縦框23との間で,例えば額縁材31を介してドア
パネル32を保持する縦框基部25と,該縦框基部25
の,本例において室外側の面を延長するように,吊元側
縦枠5方向に突設した前後一側のフイン状連結条41を
介して,本例において室内側とした前後方向に向けて突
設した,その室内側において,例えば110°開口した
C字溝条による軸受43と,本例において室内側の面を
同じく延長するように吊元側縦枠5方向に突設した前後
一側にして先端に気密材を有するフイン状の吊元カバー
29とをそれぞれ長手方向一連に形成具備したものとし
てあり,このとき本例にあって縦框基部25の上記連結
条41と吊元カバー29間の側面は,これを凹陥した湾
曲面によるものとしてある。
【0011】このように形成した本例の縦枠アタッチメ
ント9と吊元側縦框24間には,その支軸42と軸受4
3とにより形成した気密ヒンジ40を介設して,縦枠ア
タッチメント9に対して吊元側縦框24を回動自在にヒ
ンジ連結する一方,この縦枠アタッチメント9を該ヒン
ジ連結することによってドア20に付した状態で,該縦
枠アタッチメント9を吊元側縦枠5に添設固定するよう
に,ドア開口枠1にドア20を装着するものとしてあ
る。
【0012】即ち気密ヒンジ40は,縦枠アタッチメン
ト9の支軸42と吊元側縦框24の軸受43を長手方向
一側端部から長手方向にスライド嵌合することによって
形成し,このとき支軸42の連結条41が軸受43の開
口内に挿入されることにより,支軸42の連結条41と
軸受43の開口端とが回動範囲を定めるストッパーとな
り,該気密ヒンジ40は軸受43の上記110°の開口
幅に応じて1/4円にして前後方向の回動自在性を得る
に至り,また上記スライド嵌合によって,本例にあって
は縦枠アタッチメント9の湾曲条12を吊元側縦框24
の吊元カバー29が覆うとともに,吊元カバー29の気
密材が,湾曲条12の固定基壁10側の付け根付近の気
密材受部に,ドア20の閉成時に当接して該部分を更に
密封するものとしてある。
【0013】気密ヒンジ40の形成に際しては,支軸4
2と軸受43の抜け止め手段を施すが,本例にあってこ
の抜け止め手段は,吊元側縦框24の連結条41と軸受
43をその余と段差状をなすように切欠いて,支軸42
と軸受43とを同長とし,これらのスライド嵌合状態で
その上下端に上記段差に応じた肉厚の図示省略の軸受座
を被覆配設した軸受座によるものとし,本例にあって
は,上記支軸42をC字突条によるものとすることによ
って形成されたその内側のC字溝をタッピングホールと
し,軸受座の透孔を介した後述の上下框からのネジを該
タッピングホールに螺入することによって該軸受座を固
定し,軸受43の回動自在の抜け止めを行うものとして
あり,またドア20の框組みは,上記気密ヒンジ40を
形成した後に,吊元側縦框24に上下框21,22を設
置して行うものとしてあり,このとき上下框21,22
の端部を切欠きして残存した端部水平壁を,上記軸受座
の外側に重合配置して,上記軸受43と段差状とした吊
元側縦框24のタッピングホールにネジ止めし,該吊元
側縦框24の端部全体,即ちドアの閉成時に縦枠アタッ
チメント9端部を含めてこれを覆うものとしてある。
【0014】このように吊元側縦框24との間に気密ヒ
ンジ40を介設することによって吊元側縦框24に一体
化し,ドア20に付した縦枠アタッチメント9の縦枠基
体6への添設固定は,ドア開口枠1に縦枠アタッチメン
ト9を起立した状態としてドア20とともに挿入し,縦
枠基体6近傍でこれを傾斜し,一方の係合突条11をC
字溝条8に嵌挿した後,これを引き寄せる如くに前後方
向にけんどん状とすることによってC字溝条8に前後の
係合突条11を嵌合し,固定基壁10をC字溝条8の底
壁に対接して嵌合装着し,その仮保持の状態で,固定手
段の,本例にあってネジ13止めを,縦枠アタッチメン
ト9の上記湾曲条12に所定間隔に透設した図示省略の
透孔を介してネジ13を固定基壁10側から縦枠基体6
に螺入することによって固定して行うものとしてあり,
このとき上記透孔は,必要に応じてプッシュボタン等に
よって閉塞するものとしてある。
【0015】なお図中2はドア開口枠1の上枠,3は下
枠,4は縦枠,7は縦枠基体6に設けた厚肉のネジ受け
部,14は吊元側縦枠5を除いて同一面でドア20の気
密性を確保するように上枠2,下枠3,縦枠4に一連の
連続状に設置した気密材,15はコンクリート躯体,1
6はドア開口枠1の躯体15固定用のアンカー金具,3
3はドア20に設けた気密材,44は支軸42と軸受4
3とに設けた上記連結条41と軸受43端部とによるス
トッパーに加えて設置した第2のストッパーをなすスト
ッパー条である。
【0016】図5乃至図8は他の例を示したもので,図
5及び図6は,上記に準じて木製の室内用のドア20を
用いた場合であって,このときドア開口枠1はこれを木
製のものとすることにより,吊元側縦枠5は,上記ドア
開口枠を構成する吊元側縦枠に代えて,ドア開口枠1の
吊元側に設置したものとして,同様にアルミ押出材製の
縦枠基体6と縦枠アタッチメント9によって分離形成す
る一方,ドア20の吊元側端部を,ドア20の吊元側縦
框24に添設固定した吊元側縦框24と同長にしてアル
ミ押出材製の縦框アタッチメント26とし,上記縦枠ア
タッチメント9とこの縦框アタッチメント26間に上記
アルミヒンジによる気密ヒンジ40を介設したものとし
てある。
【0017】このとき縦框アタッチメント26は,凹陥
した湾曲基部27,該湾曲基部27から突設した矢尻状
の嵌着条28,湾曲基部27の両端部の上記と同様の連
結条41を介した軸受43及び吊元カバー29を長手方
向一連に形成具備したものとし,上記矢尻状の嵌着条2
8を吊元側縦框24に圧入嵌着するとともに湾曲基部2
7からのネジ30によって吊元側縦框24に添設固定し
たものとしてある。
【0018】本例にあっては,木製の室内用としたため
に,ドア開口枠1との気密性をドア開口枠1の額縁とド
ア20外周端部との対面重合乃至ドア20に設けた気密
材によるものとし,また縦枠基体6の形状を上記と異な
る板状のものとした点を除いて,その余の基本的構成を
同様のものとして,吊元側縦枠5にドア20の吊元側端
部を開閉自在にヒンジ連結するとともにこれらの間を密
封したものとしてある。
【0019】また図7及び図8は,同じく上記に準じて
木製の玄関用のドア20を用いた場合であり,前記と同
様にドア開口枠1を構成する吊元側縦枠5を用いて,こ
れをアルミ押出材製の縦枠基体6と縦枠アタッチメント
9とによって分離形成する一方,上記と同様にドア20
の吊元側端部をドア20の吊元側縦框24に添設固定し
た縦框アタッチメント26とし,同様に縦枠アタッチメ
ント9と縦框アタッチメント26間にアルミヒンジによ
る気密ヒンジ40を介設したものとしてある。
【0020】このとき縦枠アタッチメント9は,一方の
係合突条11を有する固定基壁10と,該固定基壁10
から添設固定によって中空の補強部を形成する数字7状
に屈曲補強した補強基壁を介して他方の係合突条11を
有するとともに補強基壁の中間位置から突設した厚肉の
傾斜連結条41を介してドア開口枠1内方に向けて突設
した径大にして中空円形の支軸42を長手方向一連に形
成具備したものとし,また縦框アタッチメント26は,
吊元側縦枠5方向に突設した該支軸42に添う同じく径
大にして吊元側縦枠5方向に同じく110°開口した円
形の軸受43と,該軸受43から突設した上記と同様の
嵌着条28を長手方向一連に形成具備したものとしてあ
り,気密ヒンジ40は上記径大の支軸42と軸受43を
同じく長手方向にスライド嵌合することによって同じく
アルミヒンジとして形成したものとしてある。
【0021】なお図5乃至図8において,支軸42と軸
受43との抜け止め手段は,上記と同様に図示省略の軸
受座を用い,これを支軸42のC字溝によるタッピング
ホール又は支軸42に設けたタッピングホールに固定す
ることによったものとしてある。
【0022】図示した例は以上のとおりとしたが,本発
明の実施に当っては,縦枠アタッチメントに軸受を,ド
アの吊元側端部に支軸を設置することによって気密ヒン
ジを構成すること,ドアを内部にフレームを有して全面
を鋼板等の化粧板で覆った縦框の露出しないタイプの例
えばフラッシュドアとし,該ドアの吊元側端部に端部ア
タッチメントを用い,これに支軸又は軸受を形成するこ
とによって,縦枠アタッチメントとの間で気密ヒンジを
介設するようにすること,例えば室内用のドア用に縦枠
アタッチメント,吊元側縦框,縦框アタッチメント又は
端部アタッチメントを強度を確保した合成樹脂押出材製
とし,支軸又は軸受をこれらに一体成型することにより
気密ヒンジを合成樹脂ヒンジとすること,ドアをドア開
口枠に外付状に設置するように,縦枠基体への縦枠アタ
ッチメント添設固定を,縦枠基体の前後一方の外側面側
において行うこと等を含めて,材質,形状,構造,これ
らの関係,これらに対する付加等の具体的な実施の形態
は,これを前記発明の要旨に反しない限り様々に変更し
たものとすることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したので,
請求項1は,吊元側縦枠とドアの吊元側端部とを密封す
ることにより,その間の気密性,遮音性を確保するとと
もにドアの開閉をスムーズ且つ安定して行い得るように
したドアの気密吊元装置を提供することができる。
【0024】請求項2は,上記に加えてドア開口枠の材
質に拘らず,或いはドア改修に際して,これらに対応す
ることができる。
【0025】請求項3は,同じく上記に加えて縦枠アタ
ッチメントを付したドアをドア開口枠内に挿入して設置
する場合に,その設置作業を容易且つ確実になし得るも
のとすることができる。
【0026】請求項4は,同じく上記に加えてドアの材
質等各種形態に好適に対応して良好な納まりが得られる
ものとすることができる。
【0027】請求項5は,同じく上記に加えて精度良く
簡易に気密ヒンジを構成することができる。
【0028】請求項6は,同じく上記に加えて実施の形
態に拘らず良好な納まり外観を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアの正面図
【図2】ドアの横断面図
【図3】ドアの縦断面図
【図4】縦枠アタッチメントと吊元側縦框の分割横断面
【図5】他の例のドアの横断面図
【図6】他の例のドアの縦断面図
【図7】他の例のドアの横断面図
【図8】他の例のドアの縦断面図
【符号の説明】
1 ドア開口枠 5 吊元側縦枠 6 縦枠基体 9 縦枠アタッチメント 20 ド ア 24 吊元側縦框 26 縦框アタッチメント 40 気密ヒンジ 42 支 軸 43 軸 受

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア開口枠を構成する吊元側縦枠を,縦
    枠基体とこれに添設固定自在としたドア開口枠開口高さ
    の縦枠アタッチメントによって分離形成し,該縦枠アタ
    ッチメントとドアの吊元側端部との間に,これらにそれ
    ぞれ長手方向全長に亘るように設置した支軸と軸受とを
    長手方向にスライド嵌合することによって前後方向に回
    動自在としたドア開口枠開口高さの気密ヒンジを介設し
    て,上記吊元側縦枠にドアの吊元側端部を開閉自在にヒ
    ンジ連結するとともにこれらの間を密封してなることを
    特徴とするドアの気密吊元装置。
  2. 【請求項2】 ドア開口枠を構成する吊元側縦枠に代え
    て,ドア開口枠の吊元側に設置した吊元側縦枠を用いて
    なることを特徴とする請求項1のドアの気密吊元装置。
  3. 【請求項3】 上記吊元側縦枠の縦枠アタッチメント
    を,ドア開口枠内において縦枠基体に添設固定自在とす
    るとともにその添設固定を,縦枠基体に対して前後方向
    けんどん状に嵌合装着して固定手段によって固定するこ
    とによって行うようにしてなることを特徴とする請求項
    1又は2のドアの気密吊元装置。
  4. 【請求項4】 上記気密ヒンジの支軸又は軸受を設置し
    たドアの吊元側端部を,ドアの吊元側縦框とし又はこれ
    に添設固定した吊元側縦框と同長の縦框アタッチメント
    としてなることを特徴とする請求項1,2又は3のドア
    の気密吊元装置。
  5. 【請求項5】 上記縦枠アタッチメント及び吊元側縦框
    又は縦框アタッチメントをアルミ押出材製とし,支軸又
    は軸受をこれらに一体成型して気密ヒンジをアルミヒン
    ジとしてなることを特徴とする請求項4のドアの気密吊
    元装置。
  6. 【請求項6】 ドアの吊元側端部に,ドアの非開閉方向
    側において縦枠アタッチメントを覆うように吊元カバー
    を追加的に設けてなることを特徴とする請求項1,2,
    3,4又は5のドアの気密吊元装置。
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