JPH09287266A - 建築用部材 - Google Patents
建築用部材Info
- Publication number
- JPH09287266A JPH09287266A JP13250796A JP13250796A JPH09287266A JP H09287266 A JPH09287266 A JP H09287266A JP 13250796 A JP13250796 A JP 13250796A JP 13250796 A JP13250796 A JP 13250796A JP H09287266 A JPH09287266 A JP H09287266A
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- JP
- Japan
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- hat
- section
- outwardly bent
- structural material
- parts
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の建築用部材は、釘で打ち込む際に
は、確実に案内することができ、かつ確実に所要の位置
に打ち込むことができ、作業性を良くし、コストも低廉
としうることを目的とする。 【解決手段】 金属板もしくは合成樹脂板からなる断面
ハット状形状の長尺構造材よりなり、この長尺構造材の
垂下縁両端部に外方折曲取付片部をそれぞれ形成し、こ
の長尺構造材の前記断面ハット状形状部内に充填材を充
填すると共に、前記長尺構造材の頂面部および外方折曲
取付片部に、少なくとも1個の凹条部を長手方向に沿っ
てそれぞれ形成した。
は、確実に案内することができ、かつ確実に所要の位置
に打ち込むことができ、作業性を良くし、コストも低廉
としうることを目的とする。 【解決手段】 金属板もしくは合成樹脂板からなる断面
ハット状形状の長尺構造材よりなり、この長尺構造材の
垂下縁両端部に外方折曲取付片部をそれぞれ形成し、こ
の長尺構造材の前記断面ハット状形状部内に充填材を充
填すると共に、前記長尺構造材の頂面部および外方折曲
取付片部に、少なくとも1個の凹条部を長手方向に沿っ
てそれぞれ形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば金属屋根用
垂木やサイディングボードなどの外装壁用取付材などの
建築用部材に関するものである。
垂木やサイディングボードなどの外装壁用取付材などの
建築用部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、垂木および吊子を使用して金属屋
根を葺くようにしたものは、図3乃至図4に示すように
例えば実開昭59−185322がある。図3は屋根構
造の斜視図であり、図4は吊子の実施例を示す斜視図で
ある。これらの図において、10は野地板であり、この
野地板10の上に長尺断面ハット型鋼11が取り付けら
れている。この長尺断面ハット型鋼11には、金属屋根
板12が図4に示すようなコ字状の吊子13を介してビ
ス14で止着されている。すなわち、このコ字状の吊子
13には、ビス挿通孔13aが穿設され、前記長尺断面
ハット型鋼11の頂面部の任意所定の箇所には、タップ
孔が螺刻されている。このコ字状の吊子13を前記長尺
断面ハット型鋼11にビス14で止着させる際には、タ
ップ孔を探して、このタップ孔に対応する位置の金属屋
根板12に孔を明け、前記タップ孔にコ字状の吊子13
のビス挿通孔13aおよび金属屋根板12の孔に挿通さ
せたビス14を螺着させている。
根を葺くようにしたものは、図3乃至図4に示すように
例えば実開昭59−185322がある。図3は屋根構
造の斜視図であり、図4は吊子の実施例を示す斜視図で
ある。これらの図において、10は野地板であり、この
野地板10の上に長尺断面ハット型鋼11が取り付けら
れている。この長尺断面ハット型鋼11には、金属屋根
板12が図4に示すようなコ字状の吊子13を介してビ
ス14で止着されている。すなわち、このコ字状の吊子
13には、ビス挿通孔13aが穿設され、前記長尺断面
ハット型鋼11の頂面部の任意所定の箇所には、タップ
孔が螺刻されている。このコ字状の吊子13を前記長尺
断面ハット型鋼11にビス14で止着させる際には、タ
ップ孔を探して、このタップ孔に対応する位置の金属屋
根板12に孔を明け、前記タップ孔にコ字状の吊子13
のビス挿通孔13aおよび金属屋根板12の孔に挿通さ
せたビス14を螺着させている。
【0003】また、他の従来例としては、図5および図
6に示すものがある。図5に示すような複数個の長尺断
面ハット型鋼からなる金属垂木15が、この金属垂木1
5の外方折曲取付片部15dを介して母屋16にドリル
ビス17によって固定されている。これらの金属垂木1
5間には、野地板18が落とし込まれている。そして、
これら金属垂木15と野地板18との上には、アスファ
ルトルーフィング19が敷き込まれている。さらに、こ
のアスファルトルーフィング19の上には、金属屋根板
20が吊子を介してビスなどで止着されている。
6に示すものがある。図5に示すような複数個の長尺断
面ハット型鋼からなる金属垂木15が、この金属垂木1
5の外方折曲取付片部15dを介して母屋16にドリル
ビス17によって固定されている。これらの金属垂木1
5間には、野地板18が落とし込まれている。そして、
これら金属垂木15と野地板18との上には、アスファ
ルトルーフィング19が敷き込まれている。さらに、こ
のアスファルトルーフィング19の上には、金属屋根板
20が吊子を介してビスなどで止着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3乃至図4に示すよ
うな従来例においては、金属屋根板12に孔を明ける手
間がかかり、また、タップ孔を探さなければならず、ま
た、タップ孔にビス14を螺着させる厄介さがあった。
また、前記長尺断面ハット型鋼11に、所要なタップ孔
を螺刻させるために必要な肉厚を要するために、全体の
重量が大となり、運搬や施工などの作業性が悪くなり、
コストが高くなるなどの問題点があった。
うな従来例においては、金属屋根板12に孔を明ける手
間がかかり、また、タップ孔を探さなければならず、ま
た、タップ孔にビス14を螺着させる厄介さがあった。
また、前記長尺断面ハット型鋼11に、所要なタップ孔
を螺刻させるために必要な肉厚を要するために、全体の
重量が大となり、運搬や施工などの作業性が悪くなり、
コストが高くなるなどの問題点があった。
【0005】図5乃至図6に示すような従来例において
は、頂面部15aと、側面部15b,15bと、この側
面部15b,15bの垂下縁端部15c,15cから外
方に直角に折曲形成した外方折曲取付片部15d,15
dとから成る長尺断面ハット型鋼の金属垂木15を、母
屋16にドリルビス17で固定させる際には、前記金属
垂木15の外方折曲取付片部15dの上からドリルビス
17を螺入させている。ところが、前記外方折曲取付片
部15dの面には、ドリルビス17の先端を案内しうる
凹条部などが設けられていないので、ドリルビス17の
螺入時、その先端が滑って前記金属垂木15の取り付け
作業が厄介となり、また、作業時に危険性をともなうな
どの問題点があった。
は、頂面部15aと、側面部15b,15bと、この側
面部15b,15bの垂下縁端部15c,15cから外
方に直角に折曲形成した外方折曲取付片部15d,15
dとから成る長尺断面ハット型鋼の金属垂木15を、母
屋16にドリルビス17で固定させる際には、前記金属
垂木15の外方折曲取付片部15dの上からドリルビス
17を螺入させている。ところが、前記外方折曲取付片
部15dの面には、ドリルビス17の先端を案内しうる
凹条部などが設けられていないので、ドリルビス17の
螺入時、その先端が滑って前記金属垂木15の取り付け
作業が厄介となり、また、作業時に危険性をともなうな
どの問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の建築用部材は、
上記課題を解決することを目的とし、金属板もしくは合
成樹脂板からなる断面ハット状形状の長尺構造材よりな
り、この長尺構造材の垂下縁両端部に外方折曲取付片部
をそれぞれ形成し、この長尺構造材の前記断面ハット状
形状部内に充填材を充填すると共に、前記長尺構造材の
頂面部および外方折曲取付片部に、少なくとも1個の凹
条部を長手方向に沿ってそれぞれ形成したことを特徴と
するものである。
上記課題を解決することを目的とし、金属板もしくは合
成樹脂板からなる断面ハット状形状の長尺構造材よりな
り、この長尺構造材の垂下縁両端部に外方折曲取付片部
をそれぞれ形成し、この長尺構造材の前記断面ハット状
形状部内に充填材を充填すると共に、前記長尺構造材の
頂面部および外方折曲取付片部に、少なくとも1個の凹
条部を長手方向に沿ってそれぞれ形成したことを特徴と
するものである。
【0007】また、本発明の建築用部材における凹条部
を、前記長尺構造材の頂面部のほぼ中心位置および前記
頂面部の中心位置からほぼ左右対称の外方折曲取付片部
であり、しかもこの外方折曲取付片部のほぼ中心位置
に、長手方向に沿ってそれぞれ形成したことを特徴とす
る。
を、前記長尺構造材の頂面部のほぼ中心位置および前記
頂面部の中心位置からほぼ左右対称の外方折曲取付片部
であり、しかもこの外方折曲取付片部のほぼ中心位置
に、長手方向に沿ってそれぞれ形成したことを特徴とす
る。
【0008】また、本発明の建築用部材における各凹条
部の形状は、釘の先端を案内しうる断面ほぼV字状にし
たことを特徴とする。
部の形状は、釘の先端を案内しうる断面ほぼV字状にし
たことを特徴とする。
【0009】また、本発明の建築用部材における外方折
曲取付片部の裏面側に、防水用または防湿用絶縁シール
を貼着したことを特徴とする。
曲取付片部の裏面側に、防水用または防湿用絶縁シール
を貼着したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の建築用部材は、上述のよ
うに金属板もしくは合成樹脂板からなる断面ハット状形
状の長尺構造材の垂下縁両端部に、外方折曲取付片部が
それぞれ形成してある。前記長尺構造材の断面ハット状
形状部内には、例えば発泡性合成樹脂材や固形木質体や
固形木毛体などの充填材が充填してある。前記長尺構造
材の頂面部のほぼ中心位置には、例えば釘の先端を案内
しうる断面ほぼV字状の凹条部が長手方向に沿って形成
してあり、また、前記長尺構造材の頂面部の中心位置か
らほぼ左右対称であり、しかも前記外方折曲取付片部の
ほぼ中心位置には、例えば釘の先端を案内しうる断面ほ
ぼV字状の凹条部が長手方向に沿ってそれぞれ形成して
ある。前記凹条部は、少なくとも1個の凹条部である。
また、前記外方折曲取付片部の裏面側には、防水用また
は防湿用絶縁シールが貼着してある。
うに金属板もしくは合成樹脂板からなる断面ハット状形
状の長尺構造材の垂下縁両端部に、外方折曲取付片部が
それぞれ形成してある。前記長尺構造材の断面ハット状
形状部内には、例えば発泡性合成樹脂材や固形木質体や
固形木毛体などの充填材が充填してある。前記長尺構造
材の頂面部のほぼ中心位置には、例えば釘の先端を案内
しうる断面ほぼV字状の凹条部が長手方向に沿って形成
してあり、また、前記長尺構造材の頂面部の中心位置か
らほぼ左右対称であり、しかも前記外方折曲取付片部の
ほぼ中心位置には、例えば釘の先端を案内しうる断面ほ
ぼV字状の凹条部が長手方向に沿ってそれぞれ形成して
ある。前記凹条部は、少なくとも1個の凹条部である。
また、前記外方折曲取付片部の裏面側には、防水用また
は防湿用絶縁シールが貼着してある。
【0011】
【実施例】図1は、本発明に係る建築用部材の好適な一
実施例を示す断面図であり、図2は、同斜視図である。
以下、図面を用いて本発明に係る建築用部材の好適な一
実施例について、詳細に説明する。本実施例は、本発明
に係る建築用部材を、例えば金属屋根用垂木として使用
した場合である。図1乃至図2において、1は例えば亜
鉛メッキ鋼板やアルミニューム板などの金属板からなる
断面ハット状形状の長尺構造材である。この長尺構造材
1の厚さを、本実施例では、ほぼ1mm程度にしてあ
り、このように板厚を比較的薄くすると、釘を打ち込み
やすく、作業性が良くなる。また、軽量となる。なお、
前記長尺構造材1は、必要に応じて合成樹脂材としても
良い。
実施例を示す断面図であり、図2は、同斜視図である。
以下、図面を用いて本発明に係る建築用部材の好適な一
実施例について、詳細に説明する。本実施例は、本発明
に係る建築用部材を、例えば金属屋根用垂木として使用
した場合である。図1乃至図2において、1は例えば亜
鉛メッキ鋼板やアルミニューム板などの金属板からなる
断面ハット状形状の長尺構造材である。この長尺構造材
1の厚さを、本実施例では、ほぼ1mm程度にしてあ
り、このように板厚を比較的薄くすると、釘を打ち込み
やすく、作業性が良くなる。また、軽量となる。なお、
前記長尺構造材1は、必要に応じて合成樹脂材としても
良い。
【0012】この長尺構造材1は、頂面部1aと、側面
部1b,1bと、この側面部1b,1bの垂下縁端部1
c,1cから外方に直角に折曲形成した外方折曲取付片
部1d,1dとから成る断面ハット状形状に成型され構
成されている。なお、前記側面部1b,1bには、さざ
波加工を施してある。前記長尺構造材1の頂面部1a
と、側面部1b,1bと、外方折曲取付片部1d,1d
とからなる断面ハット状形状部の内部には、例えば発泡
性合成樹脂材や固形木質体や固形木毛体などの充填材2
が充填されている。この充填材2に比較的硬質のものを
使用すれば、吊子などを釘打ちで確実に固定することが
できる。また、この充填材2に断熱材を使用することに
より、断熱性をもたせることも可能である。
部1b,1bと、この側面部1b,1bの垂下縁端部1
c,1cから外方に直角に折曲形成した外方折曲取付片
部1d,1dとから成る断面ハット状形状に成型され構
成されている。なお、前記側面部1b,1bには、さざ
波加工を施してある。前記長尺構造材1の頂面部1a
と、側面部1b,1bと、外方折曲取付片部1d,1d
とからなる断面ハット状形状部の内部には、例えば発泡
性合成樹脂材や固形木質体や固形木毛体などの充填材2
が充填されている。この充填材2に比較的硬質のものを
使用すれば、吊子などを釘打ちで確実に固定することが
できる。また、この充填材2に断熱材を使用することに
より、断熱性をもたせることも可能である。
【0013】前記長尺構造材1の頂面部1aのほぼ中心
位置には、少なくとも1個の例えば釘の先端を案内しう
る断面ほぼV字状の凹条部3が長手方向に沿って形成さ
れている。また、前記外方折曲取付片部1d,1dに
は、頂面部1aの中心位置からほぼ左右対称であり、し
かもこの外方折曲取付片部1d,1dのほぼ中心位置に
は、少なくとも1個の例えば釘の先端を案内しうる断面
ほぼV字状の凹条部4,4が長手方向に沿ってそれぞれ
形成されている。5は、前記長尺構造材1の外方折曲取
付片部1d,1dによって、本発明に係る建築用部材
(例えば金属屋根用垂木など)が釘打ちで固定される野
地板(下地板)である。
位置には、少なくとも1個の例えば釘の先端を案内しう
る断面ほぼV字状の凹条部3が長手方向に沿って形成さ
れている。また、前記外方折曲取付片部1d,1dに
は、頂面部1aの中心位置からほぼ左右対称であり、し
かもこの外方折曲取付片部1d,1dのほぼ中心位置に
は、少なくとも1個の例えば釘の先端を案内しうる断面
ほぼV字状の凹条部4,4が長手方向に沿ってそれぞれ
形成されている。5は、前記長尺構造材1の外方折曲取
付片部1d,1dによって、本発明に係る建築用部材
(例えば金属屋根用垂木など)が釘打ちで固定される野
地板(下地板)である。
【0014】このように釘の先端を案内しうる断面ほぼ
V字状の凹条部3および4,4を長手方向に沿って形成
すると、前記充填材2の存在と相俟って機械的強度が得
られ、捩れや歪みなどを防止することができる。また、
前記断面ほぼV字状の凹条部3および4,4を長手方向
に沿って形成することによって、釘で打ち込む際には、
釘の先端を容易に、かつ確実に案内することができるの
で、容易にして、確実に所要の位置に釘打ちすることが
できる。
V字状の凹条部3および4,4を長手方向に沿って形成
すると、前記充填材2の存在と相俟って機械的強度が得
られ、捩れや歪みなどを防止することができる。また、
前記断面ほぼV字状の凹条部3および4,4を長手方向
に沿って形成することによって、釘で打ち込む際には、
釘の先端を容易に、かつ確実に案内することができるの
で、容易にして、確実に所要の位置に釘打ちすることが
できる。
【0015】なお、前記長尺構造材1は、亜鉛メッキ鋼
板やアルミニューム板などの金属板以外の例えば着色亜
鉛鉄板、ブリキ板、トタン板、または表面が防蝕加工さ
れ、あるいは合成樹脂で被覆されたアルミニウム板や鋼
板などで構成しても良い。また、前記発泡性合成樹脂材
としては、例えばポリウレタン、ポリイソシアヌレー
ト、ポリイミド、フェノール、エポキシなどの硬質樹脂
のものが一般的であるが、半硬質、軟質のものであって
も良い。
板やアルミニューム板などの金属板以外の例えば着色亜
鉛鉄板、ブリキ板、トタン板、または表面が防蝕加工さ
れ、あるいは合成樹脂で被覆されたアルミニウム板や鋼
板などで構成しても良い。また、前記発泡性合成樹脂材
としては、例えばポリウレタン、ポリイソシアヌレー
ト、ポリイミド、フェノール、エポキシなどの硬質樹脂
のものが一般的であるが、半硬質、軟質のものであって
も良い。
【0016】前記長尺構造材1の外方折曲取付片部1
d,1dの裏面側に、防水用または防湿用絶縁シールを
貼着したので、新築の場合、防水または防湿効果を有す
るが、特に改修用建築の場合においては、格別の防水ま
たは防湿効果を発揮することができる。なお、本発明に
係る建築用部材は、例えば金属屋根用垂木などに使用す
ることが可能であるが、これ以外でも例えばサイディン
グボードなどの外装壁(縦張、横張)用取付材として使
用しても良いこと勿論である。
d,1dの裏面側に、防水用または防湿用絶縁シールを
貼着したので、新築の場合、防水または防湿効果を有す
るが、特に改修用建築の場合においては、格別の防水ま
たは防湿効果を発揮することができる。なお、本発明に
係る建築用部材は、例えば金属屋根用垂木などに使用す
ることが可能であるが、これ以外でも例えばサイディン
グボードなどの外装壁(縦張、横張)用取付材として使
用しても良いこと勿論である。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る建築用部材は、金属板もし
くは合成樹脂板からなる断面ハット状形状の長尺構造材
よりなり、この長尺構造材の垂下縁両端部に外方折曲取
付片部をそれぞれ形成し、この長尺構造材の前記断面ハ
ット状形状部内に充填材を充填すると共に、前記長尺構
造材の頂面部および外方折曲取付片部に、少なくとも1
個の凹条部を長手方向に沿ってそれぞれ形成したもので
あるから、前記断面ほぼV字状の凹条部を長手方向に沿
って形成することによって、前記充填材の存在と相俟っ
て機械的強度が得られ、捩れや歪みなどを防止すること
ができる。また、釘で打ち込む際には、前記断面ほぼV
字状の凹条部によって釘の先端を容易に、かつ確実に案
内することができるので、容易にして、確実に所要の位
置に打ち込むことができる。また、予め取付け孔は形成
していなく、釘の打ち込みにより密着取り付けられるの
で、水漏れなども発生しない。また、長尺構造材の板厚
は比較的薄くできるので、釘を打ち込みやすく、作業性
が良くなり、軽量となり、コストも低廉となるなどの効
果を有する。
くは合成樹脂板からなる断面ハット状形状の長尺構造材
よりなり、この長尺構造材の垂下縁両端部に外方折曲取
付片部をそれぞれ形成し、この長尺構造材の前記断面ハ
ット状形状部内に充填材を充填すると共に、前記長尺構
造材の頂面部および外方折曲取付片部に、少なくとも1
個の凹条部を長手方向に沿ってそれぞれ形成したもので
あるから、前記断面ほぼV字状の凹条部を長手方向に沿
って形成することによって、前記充填材の存在と相俟っ
て機械的強度が得られ、捩れや歪みなどを防止すること
ができる。また、釘で打ち込む際には、前記断面ほぼV
字状の凹条部によって釘の先端を容易に、かつ確実に案
内することができるので、容易にして、確実に所要の位
置に打ち込むことができる。また、予め取付け孔は形成
していなく、釘の打ち込みにより密着取り付けられるの
で、水漏れなども発生しない。また、長尺構造材の板厚
は比較的薄くできるので、釘を打ち込みやすく、作業性
が良くなり、軽量となり、コストも低廉となるなどの効
果を有する。
【図1】本発明に係る建築用部材の好適な一実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】同斜視図である。
【図3】従来の屋根構造の斜視図である。
【図4】従来の吊子の実施例を示す斜視図である。
【図5】従来の金属垂木の実施例を示す斜視図である。
【図6】従来の屋根構造の実施例を示す断面図である。
1 断面ハット状形状の長尺構造材 1a 頂面部 1b 側面部 1c 垂下縁端部 1d 外方折曲取付片部 2 充填材 3 断面ほぼV字状の凹条部 4 断面ほぼV字状の凹条部 5 野地板(下地板)
Claims (4)
- 【請求項1】金属板もしくは合成樹脂板からなる断面ハ
ット状形状の長尺構造材よりなり、この長尺構造材の垂
下縁両端部に外方折曲取付片部をそれぞれ形成し、この
長尺構造材の前記断面ハット状形状部内に充填材を充填
すると共に、前記長尺構造材の頂面部および外方折曲取
付片部に、少なくとも1個の凹条部を長手方向に沿って
それぞれ形成したことを特徴とする建築用部材。 - 【請求項2】請求項1に記載の凹条部を、前記長尺構造
材の頂面部のほぼ中心位置および前記頂面部の中心位置
からほぼ左右対称の外方折曲取付片部であり、しかもこ
の外方折曲取付片部のほぼ中心位置に、長手方向に沿っ
てそれぞれ形成したことを特徴とする建築用部材。 - 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の各凹条部
の形状は、釘の先端を案内しうる断面ほぼV字状にした
ことを特徴とする建築用部材。。 - 【請求項4】請求項1または請求項2に記載の外方折曲
取付片部の裏面側に、防水用または防湿用絶縁シールを
貼着したことを特徴とする建築用部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13250796A JPH09287266A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 建築用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13250796A JPH09287266A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 建築用部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09287266A true JPH09287266A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=15082979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13250796A Pending JPH09287266A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 建築用部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09287266A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110219437A (zh) * | 2019-07-03 | 2019-09-10 | 江苏多力精密机械有限公司 | 建筑外墙填充增强型装饰线条 |
-
1996
- 1996-04-18 JP JP13250796A patent/JPH09287266A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110219437A (zh) * | 2019-07-03 | 2019-09-10 | 江苏多力精密机械有限公司 | 建筑外墙填充增强型装饰线条 |
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