JPH09285121A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JPH09285121A
JPH09285121A JP8095446A JP9544696A JPH09285121A JP H09285121 A JPH09285121 A JP H09285121A JP 8095446 A JP8095446 A JP 8095446A JP 9544696 A JP9544696 A JP 9544696A JP H09285121 A JPH09285121 A JP H09285121A
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Junichi Ichihashi
純一 市橋
Yoshio Fujimura
芳夫 藤村
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2種類の電源電圧を生成する2系統の電源回
路の改善に関する。 【解決手段】 第1の電圧生成部11は、第1の制御部
IC1と、第1の整流回路14と、フォトカプラPC1
とを有し、第2の電圧生成部12は、第2の制御部IC
2と、第2の整流回路15と、補助巻線Ndとを有し、
かつ第2の制御部IC2の電源電圧入力端子Vcc2
と、第1の制御部IC1の電源電圧入力端子Vcc1と
の間に、第2の制御部IC2の電源電圧入力端子Vcc
2の電位が所定の電位を超えて上昇したときにオンする
スイッチング回路13が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電源回路に関し、更
に詳しくいえば、2種類の電源電圧を生成する2系統の
電源回路の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】以下で従来例に係る2系統の電源回路に
ついて図面を参照しながら説明する。この回路は、例え
ばカラーテレビなどのように、ブラウン管などに用いる
高電圧の電源電圧と、それ以外の回路などに用いられる
低電圧の電源電圧と2種類の電源電圧を必要とする機器
に用いられ、1つの電源回路でこのような2種類の電源
電圧を供給する際に用いられる電源回路である。
【0003】この回路は、図5に示すように、第1の出
力電圧(Vo1)を出力する第1の電圧生成部(1)
と、第2の出力電圧(Vo2)を出力する第2の電圧生
成部(2)より構成される回路である。第1の電圧生成
部(1)は、第1のスイッチトランジスタ(TR10)
のオン/オフを制御する第1の制御部(IC10)と、
第1のトランス(T10)の1次側コイル(Np)に電
流を供給/非供給する第1のスイッチトランジスタ(T
R10)と、第1のトランス(T10)と、第1のトラ
ンス(T10)の2次側コイル(Ns)に接続され、2
次側に誘起される起電力を整流して第1の出力電圧(V
o1)を生成する第1の整流回路(3)と、第1の出力
電圧(Vo1)を常時検出して、第1の制御部(IC1
0)にこれを伝達するフォトカプラ(PC10)とを有
する。
【0004】第2の電圧生成部(2)は、第2のスイッ
チトランジスタ(TR20)のオン/オフを制御する第
2の制御部(IC20)と、第2のトランス(T20)
の1次側コイル(Np)に電流を供給/非供給する第2
のスイッチトランジスタ(TR20)と、第2のトラン
ス(T20)の1次側コイル(Np)と同心に巻かれ、
第1,第2の制御部(IC10,IC20)の電源電圧
を生成する補助巻線(ND)と、抵抗(R1),抵抗
(R2),ダイオード(D2)と、第2のトランス(T
20)と、第2のトランス(T20)の2次側コイル
(Ns)に接続され、2次側に誘起される起電力を整流
して第2の出力電圧(Vo2)を生成する第2の整流回
路(4)と、第2の出力電圧(Vo2)の供給/非供給
をするスイッチ回路(SW210)と、スイッチ回路
(SW210)のオン/オフ状態を検出して、第1の制
御部(IC10)にこれを伝達するフォトカプラ(PC
20)とを有する。
【0005】以下でこの回路の動作について説明する。
この回路によれば、まず電源が投入された直後の起動時
では、ブリッジ回路(D10)から整流された交流電圧
(Vin)が第1,第2の電圧生成部(1,2)に供給
される。次に、この電圧(Vin)が抵抗(R1)によ
り降圧され、第1,第2の制御部(IC10,IC2
0)の電源入力端子(Vcc1,Vcc2)に出力され
る。これらの端子にはコンデンサ(C2)が接続されて
いるため、R1C2で決定される時定数でこれらの端子
(Vcc1,Vcc2)の電位は上昇し、各々の動作開
始電圧に達すると、動作を開始して第1,第2のスイッ
チトランジスタ(TR10,TR20)をオン/オフさ
せる。上記回路が起動した後には、第1,第2のトラン
ス(T10,T20)に電流が供給されて起電力が生成
され、第1,第2の整流回路(3,4)によって整流さ
れて第1,第2の出力電圧(Vo1,Vo2)が生成さ
れる。
【0006】起動後、回路動作が安定化したのちには第
2のトランス(T20)と同心に巻かれた補助巻線(N
D)に起電力が誘起され、これがダイオード(D2),
抵抗(R2),コンデンサ(C2)により平滑され、第
1,第2の制御部(IC1,IC2)に電源電圧として
供給される。また、上記回路において、2次側から第1
の出力電圧(Vo1)をオフしたいような場合には、ス
イッチ回路(SW210)をオンさせる。これをオンさ
せることによりフォトカプラ(PC20)のフォトダイ
オードが発光し、フォトカプラ(PC20)のフォトト
ランジスタがオンして、第1の制御部(IC10)を強
制的にオフさせ、第1の出力電圧(Vo1)の供給を停
止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
回路において、起動時には、抵抗(R1)から、第1,
第2の制御部(IC10,IC20)に降圧した電圧が
これらの電源電圧として供給され、電流をこれらの両方
に供給しなければならないので、起動時間を1系統の電
源回路と同程度にするには、起動時の時定数を規定する
抵抗(R1)の抵抗値を半分にする必要があった。この
場合、起動時における電力損失が2倍になってしまい、
また、第1,第2の制御部(IC10,IC20)の動
作開始電圧の違いにより、立ち上がり順序を設定するこ
とができなかった。
【0008】さらに、第1の電圧生成部(1)と第2の
電圧生成部(2)に合計2個のフォトカプラ(PC1
0,PC20)が必要であり、製造コストが高くなり、
また、第2の出力電圧(Vo2)が出力されていないと
フォトカプラ(PC20)を駆動できないので、第1の
出力電圧(Vo1)を2次側からオフすることができな
いなどの問題が生じていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の欠点
に鑑み成されたもので、図1に示すように、第1の出力
電圧を生成する第1の電圧生成部と、第2の出力電圧を
生成する第2の電圧生成部とを有し、前記第1の電圧生
成部は、第1のトランスと、前記第1のトランスの1次
側に接続され、前記トランスの1次側コイルへの電流の
供給状態を制御する第1の制御部と、前記第1のトラン
スの2次側に接続され、前記第1のトランスの2次側に
誘起された起電力を整流して第1の出力電圧を生成する
第1の整流回路と、前記第1の出力電圧を常時検出して
前記第1の制御部に帰還させるフォトカプラとを有し、
前記第2の電圧生成部は、第2のトランスと、前記第2
のトランスの1次側に接続され、前記第2のトランスの
1次側コイルへの電流の供給状態を制御する第2の制御
部と、前記第2のトランスの2次側に接続され、前記第
2のトランスの2次側に誘起された起電力を整流して第
2の出力電圧を生成する第2の整流回路と、前記第2の
トランスの1次側コイルと同心に巻かれ、起動後に前記
第1,第2の制御部の電源電圧を生成する補助巻線とを
有し、かつ前記第2の制御部の電源電圧入力端子と、前
記第1の制御部の電源電圧入力端子との間に、前記第2
の制御部の電源電圧入力端子の電位が所定の電位を超え
て上昇したときにオンするスイッチング回路が設けられ
たことを特徴とする電源回路や、 図3に示すように、
第1の出力電圧を生成する第1の電圧生成部と、第2の
出力電圧を生成する第2の電圧生成部とを有し、前記第
1の電圧生成部は、第1のトランスと、前記第1のトラ
ンスの1次側に接続され、前記トランスの1次側コイル
への電流の供給状態を制御する第1の制御部と、前記第
1のトランスの2次側に接続され、前記第1のトランス
の2次側に誘起された起電力を整流して第1の出力電圧
を生成する第1の整流回路と、前記第1の出力電圧を常
時検出して前記第1の制御部に帰還させるフォトカプラ
とを有し、前記第2の電圧生成部は、第2のトランス
と、前記第2のトランスの1次側に接続され、前記第2
のトランスの1次側コイルへの電流の供給状態を制御す
る第2の制御部と、前記第2のトランスの2次側に接続
され、前記第2のトランスの2次側に誘起された起電力
を整流して第2の出力電圧を生成する第2の整流回路
と、前記第2のトランスの1次側コイルと同心に巻か
れ、起動後に前記第1,第2の制御部の電源電圧を生成
する補助巻線とを有し、前記フォトカプラのフォトトラ
ンジスタは前記第1の制御部に接続され、前記フォトカ
プラのフォトダイオードは前記第1の整流回路の出力に
接続され、前記第2の整流回路の、第2の出力電圧の出
力端子と、前記フォトダイオードの高電位側の端子との
間に、抵抗とダイオードが直列接続され、前記フォトダ
イオードの低電位側の端子と、前記第2の整流回路の、
接地側の端子との間に、前記第1の出力電圧のオン/オ
フを2次側から制御するスイッチ回路が設けられたこと
を特徴とする電源回路や、図4に示すように、第1の出
力電圧を生成する第1の電圧生成部と、第2の出力電圧
を生成する第2の電圧生成部とを有し、前記第1の電圧
生成部は、第1のトランスと、前記第1のトランスの1
次側に接続され、前記トランスの1次側コイルへの電流
の供給状態を制御する第1の制御部と、前記第1のトラ
ンスの2次側に接続され、前記第1のトランスの2次側
に誘起された起電力を整流して第1の出力電圧を生成す
る第1の整流回路と、前記第1の出力電圧を常時検出し
て前記第1の制御部に帰還させるフォトカプラとを有
し、前記第2の電圧生成部は、第2のトランスと、前記
第2のトランスの1次側に接続され、前記第2のトラン
スの1次側コイルへの電流の供給状態を制御する第2の
制御部と、前記第2のトランスの2次側に接続され、前
記第2のトランスの2次側に誘起された起電力を整流し
て第2の出力電圧を生成する第2の整流回路と、前記第
2のトランスの1次側コイルと同心に巻かれ、起動後に
前記第1,第2の制御部の電源電圧を生成する補助巻線
とを有し、前記第2の制御部の電源電圧入力端子と、前
記第1の制御部の電源電圧入力端子との間に、前記第2
の制御部の電源電圧入力端子の電位が所定の電位を超え
て上昇したときにオンするスイッチング回路が設けら
れ、前記フォトカプラのフォトトランジスタは前記第1
の制御部に接続され、前記フォトカプラのフォトダイオ
ードは前記第1の整流回路の出力に接続され、前記第2
の整流回路の、第2の出力電圧の出力端子と、前記フォ
トダイオードの高電位側の端子との間に、抵抗とダイオ
ードが直列接続され、前記フォトダイオードの低電位側
の端子と、前記第2の整流回路の、接地側の端子との間
に、前記第1の出力電圧のオン/オフを2次側から制御
するスイッチ回路が設けられたことを特徴とする電源回
路により、上記課題を解決するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下で、本発明の実施形態に係る
電源回路について図面を参照しながら説明する。 (1)第1の実施形態 この回路は、例えばカラーテレビなどのように、ブラウ
ン管などに用いる高電圧の電源電圧と、それ以外の回路
などに用いられる低電圧の電源電圧というように、2種
類の電源電圧を必要とする機器に用いられ、1つの電源
回路でこのような2種類の電源電圧を供給する際に用い
られる電源回路である。
【0011】この回路は、図1に示すように、第1の出
力電圧(Vo1)を出力する第1の電圧生成部(11)
と、第2の出力電圧(Vo2)を出力する第2の電圧生
成部(12)と、第2の電圧生成部(12),第1の電
圧生成部(11)の間に設けられたスイッチング回路
(13)とを有する。以下で各部の構成について説明す
る。
【0012】第1の電圧生成部(11)は、図1に示す
ように第1の制御部(IC1)と、第1のスイッチトラ
ンジスタ(TR1)と、第1のトランス(T1)と、第
1の整流回路(14)と、フォトカプラ(PC1)とを
有する。第1の制御部(IC1)は、第1のスイッチト
ランジスタ(TR1)のオン/オフを制御するICであ
る。
【0013】第1のスイッチトランジスタ(TR1)
は、後述の第1のトランス(T1)の1次側コイル(N
p1)に電流を供給/非供給するNPN型トランジスタ
である。第1の整流回路(14)は、ダイオード(D1
1)とコンデンサ(C11)とから構成され、第1のト
ランス(T1)の2次側コイル(Ns1)に接続され、
2次側に誘起される起電力を整流して第1の出力電圧
(Vo1)を生成するものである。と、フォトカプラ
(PC1)は、第1の出力電圧(Vo1)を常時検出し
て、第1の制御部(IC1)にこれを伝達するものであ
る。
【0014】第2の電圧生成部(12)は、図1に示す
ように、第2の制御部(IC2)と、第2のスイッチト
ランジスタ(TR2)と、第2のトランス(T2)と、
第2の整流回路(15)とを有する。第2の制御部(I
C2)は、後述の第2のスイッチトランジスタ(TR
2)のオン/オフを制御するICである。
【0015】第2のスイッチトランジスタ(TR2)
は、第2のトランス(T2)の1次側コイル(Np2)
に電流を供給/非供給するNPN型トランジスタであ
る。補助巻線(Nd)は、第2のトランス(T2)の1
次側コイル(Np2)と同心に巻かれ、第1,第2の制
御部(IC1,IC2)の電源電圧を生成するものであ
る。
【0016】ダイオード(D2),コンデンサ(C
2),抵抗(R2)は、補助巻線(ND)の電圧を平滑
化する平滑回路を構成する。本実施形態ではこの抵抗
(R2)の抵抗値を従来に比して小さくしている。その
理由については後述する。第2の整流回路(15)は、
第2のトランス(T2)の2次側コイル(Ns2)に接
続され、2次側に誘起される起電力を整流して第2の出
力電圧(Vo2)を生成するものである。
【0017】スイッチング回路(13)は、本実施形態
に係る電源回路の特徴となる部分であって、第2の制御
部(IC2)の電源電圧入力端子(Vcc2)と、第1
の制御部(IC1)の電源電圧入力端子(Vcc1)と
の間に接続され、ツェナーダイオード(ZD31),抵
抗(R33,R34),NPNトランジスタ(TR3
2),PNPトランジスタ(TR31)より構成される
ものである。
【0018】この回路は、第2の制御部(IC2)の電
源電圧入力端子(Vcc2)の電位が所定電位以上に上
昇したときに、PNPトランジスタ(TR31)をオン
させることで補助巻線(ND)で生成された電圧を第1
の制御部(IC1)の電源電圧入力端子(Vcc1)に
供給するものである。本実施形態の回路では、第2の出
力電圧(Vo2)の供給/非供給をするスイッチ回路
(SW210)を有しない点、スイッチ回路(SW21
0)のオン/オフ状態を検出して、第1の制御部(IC
1)にこれを伝達するフォトカプラ(PC20)を有し
ない点、上述のスイッチング回路(13)を有する点が
従来と異なる。
【0019】以下でこの回路の動作について説明する。
この回路によれば、まず電源が投入され、ブリッジ回路
(D1)から整流された交流電圧(Vin)が第1,第
2の電圧生成部(11,12)に供給される。次に、こ
の電圧(Vin)が抵抗(R1)により降圧され、第2
の制御部(IC2)の電源入力端子(Vcc2)に出力
される。このとき、従来と異なり、スイッチング回路
(13)のスイッチングトランジスタ(TR31)がO
Nしていないので、第1の制御部(IC1)の電源入力
端子(Vcc1)にはこの降圧された電圧は供給されな
い。従って、抵抗(R1)に流れる電流も従来回路の1
/2になる。
【0020】この端子(Vcc2)にはコンデンサ(C
2)が接続されているため、R1C2で決定される時定
数で電源入力端子(Vcc2)の電位は上昇し、第2の
制御部(IC2)の動作開始電圧に達すると、これが動
作を開始して第2のスイッチトランジスタ(TR2)を
オン/オフさせる。これで第2のトランス(T2)の1
次側コイルに電流が供給されて、2次側コイルに伝達さ
れ、第2の整流回路(15)で整流されることで第2の
出力電圧(Vo2)が出力されることになる。
【0021】このとき、1次側コイルに磁界が発生する
ことにより、補助巻線(Nd)に誘導起電力が誘起さ
れ、ダイオード(D2),コンデンサ(C2),抵抗
(R2)によって平滑されたのちに第2の制御部(IC
2)の電源入力端子(Vcc2)の電位が上昇する。電
源入力端子(Vcc2)の電位が上昇して、ついにツェ
ナーダイオード(ZD31)のツェナー電圧を超える
と、これが導通してトランジスタ(TR32)がON
し、ツェナーダイオード(ZD31)→トランジスタ
(TR32)のベース→エミッタ→接地電位(GND)
という経路で電流が流れ、トランジスタ(TR31)が
ONする。
【0022】このようにしてはじめて補助巻線(Nd)
に誘起された誘導起電力が第1の制御部(IC1)の電
源入力端子(Vcc1)に入力されて、第1の制御部
(IC1)が起動することになる。第1の制御部(IC
1)が起動した後には、第1のトランス(T1)の1次
側コイルに電流が供給され、第1のトランス(T1)の
2次側に接続された第1の整流回路(14)によって整
流された後に第1の出力電圧(Vo1)として出力され
る。
【0023】このように、本実施形態で新たに加えられ
たスイッチング回路(13)は、第2の制御部(IC
2)が完全に立ち上がった後に第1の制御部(IC1)
に電源電圧を供給しているので、第1の電圧生成部(1
1)は、第2の電圧生成部(12)が立ち上がった後で
なければ立ち上がらないようになっており、どちらが先
に立ち上がるのか不定であった従来と異なり、起動の順
番をこのようにして規定することが可能になる。
【0024】実際には、上述のように第1の出力電圧
(Vo1)はブラウン管用の高電圧の電源電圧となり、
第2の出力電圧(Vo2)は、その他の回路関係の電源
電圧となるので、使用上の順番を考えれば、起動の順番
は、第2の出力電圧(Vo2)が立ち上がった後に第1
の出力電圧(Vo1)を立ち上げることが望ましいが、
上記スイッチング回路(13)を付加することにより、
このような起動の順番を確実に規定することが可能にな
る。
【0025】さらに、前述したとおり、起動時には従来
と異なり、第1の制御部(IC1)の電源入力端子(V
cc1)には抵抗(R1)で降圧された電圧は供給され
ず、電流も第1の制御部(IC1)側には流れないの
で、抵抗(R1)に流れる電流も従来回路の1/2にな
る。従って、起動時の消費電力のロスを低減することが
可能になるという効果もある。
【0026】ところで、従来回路と異なり、本実施形態
に係る回路では第2の電圧生成部(12)のON/OF
F状態を第1の制御部(IC1)に伝達させる第2のフ
ォトカプラを有しない。第2の電圧生成部(12)の負
荷に流れる負荷電流(Io2)を1次側で検出すること
ができるからであるが、その詳細について以下で説明す
る。
【0027】図2は、抵抗(R2)の大小による負荷電
流の変動と図1のA点の電位(Vcc2の電位)の変動
との関係を説明するグラフである。上記回路において、
図1のA点の電位は、抵抗(R2)が大きいときには図
2に示すように負荷電流の変動につれてそれほど変動し
ないので、安定動作させるために従来ではこの抵抗値を
大きくしていた。
【0028】一方この抵抗値を小さくすると、図2に示
すように、負荷電流の変動に比例してA点の電位が変動
することが実験的にわかっている。本願発明ではこの事
実を逆用して、この抵抗(R2)の値を小さくし、A点
の電位を意識的に負荷電流(Io2)の増減に合せて変
動させるようにしている。負荷電流(Io2)が大きく
なればこのA点の電位が上昇するので、通常動作時では
これを用いて負荷電流(Io2)の状態を1次側で知る
ことが可能になることがわかった。
【0029】本実施形態に係る回路によれば、スイッチ
ング回路(13)を設けているので、このスイッチング
回路(13)のONする電圧を調整することによって
(これは回路素子の定数を変更することで容易に調整で
きる)、第2の出力電流(Io2)がある一定量より下
回ったような場合に、スイッチング回路(13)をOF
Fさせて第1の制御部(IC1)への電源電圧供給を停
止し、第1の出力電圧(Vo1)をOFFさせるように
することが可能になる。従って、2次側の制御で第1の
制御部(IC1)をオフさせて、第1の出力電圧(Vo
1)をオフさせるには、負荷電流(Io2)を低下させ
ることで実現することが可能となる。
【0030】(2)第2の実施形態 以下で、本発明の第2の実施形態に係る電源回路につい
て説明する。第1の実施形態と共通する事項について
は、重複を避ける為説明を省略する。本実施形態が第1
の実施形態と構成で異なる点は、第1の実施形態の特徴
であるところのスイッチング回路(13)を有せず、第
2の出力電圧(Vo2)の出力端子から第1の電圧生成
部(11)のフォトカプラ(PC1)のフォトダイオー
ドの一端に向けて抵抗(R21),ダイオード(D3
2)が直列接続されており、フォトカプラ(PC1)の
フォトダイオードの他端と、2次側の第2の電圧生成部
(12)の接地電位(GND)との間に、スイッチ回路
(SW21)が設けられている点である。他の構成につ
いては第1の実施形態と同様なので説明を省略する。
【0031】上記回路の動作について以下で説明する。
この回路は起動時は、従来と同様にして、電源が投入さ
れ、ブリッジ回路(D1)から整流された交流電圧(V
in)が第1,第2の電圧生成部(11,12)に供給
される。次に、この電圧(Vin)が抵抗(R1)によ
り降圧され、第1,第2の制御部(IC1,IC2)の
電源入力端子(Vcc1,Vcc2)に出力される。こ
れらの端子にはコンデンサ(C2)が接続されているた
め、R1,C2で決定される時定数でこれらの端子(V
cc1,Vcc2)の電位は上昇し、各々の動作開始電
圧に達すると、動作を開始して第1,第2のスイッチト
ランジスタ(TR1,TR2)をオン/オフさせる。上
記回路が起動して安定化した後には、第1,第2のトラ
ンス(T10,T20)に電流が供給されて起電力が生
成され、第1,第2の整流回路(14,15)によって
整流されて第1,第2の出力電圧(Vo1,Vo2)が
生成される。
【0032】本実施形態の回路によれば、図3に示すよ
うに、第2の出力電圧(Vo2)の出力端子から第1の
電圧生成部(11)のフォトカプラ(PC1)のフォト
ダイオードの一端に向けて抵抗(R21),ダイオード
(D32)が直列接続されており、フォトカプラ(PC
1)のフォトダイオードの他端と、2次側の第2の電圧
生成部(12)の接地電位(GND)との間に、スイッ
チ回路(SW21)が設けられている。
【0033】従来、第2の電圧生成部に必要であったフ
ォトカプラ(PC20)は、第2の出力電圧(Vo2)
のON/OFF状態を示して、第1の制御部(IC1)
に伝達する役目をなしていたが、本実施形態の回路で
は、第2の電圧生成部(12)にはこの目的でのフォト
カプラを設けず、第1の電圧生成部(11)において、
2次側の電圧を1次側に伝えて出力電圧を制御する目的
で設けられているフォトカプラ(PC1)を、第2の出
力電圧(Vo2)のON/OFF状態を第1の制御部
(IC1)に伝達用のフォトカプラとして共用してい
る。
【0034】すなわち、第2の出力電圧(Vo2)をO
FFするには、従来と同様に第2の電圧制御部(12)
の2次側に設けられたスイッチ回路(SW21)をON
すればよい。こうすると、フォトカプラ(PC1)のフ
ォトダイオードの一端の電位が接地電位(GND)まで
低下し、他端の電位は抵抗(R21),ダイオード(D
32)が直列接続されているので、このフォトダイオー
ドが発光し、フォトカプラ(PC1)のフォトトランジ
スタをONせしめ、第1の制御部(IC10)を強制的
にオフさせ、第1の出力電圧(Vo1)の供給を停止す
る。
【0035】これにより、第1の電圧生成部(11)側
に設けられたフォトカプラ(PC1)によって、第2の
出力電圧(Vo2)のON/OFF状態を第1の制御部
(11)に伝達することができるので、従来この目的で
必要であった第2の電圧生成部(12)側のフォトカプ
ラが不要になる。従って、フォトカプラの分だけ部品点
数を削減することが可能になり、製造コストを安くする
ことが可能となる。
【0036】(3)第3の実施形態 以下で、本発明の第3の実施形態に係る電源回路につい
て図を参照しながら説明する。なお、第1,第2の実施
形態と共通する事項については、重複を避ける為説明を
省略する。本実施形態が第1,第2の実施形態と構成で
異なる点は、第1の実施形態の回路に、第2の実施形態
で付加された、直列接続されたダイオード(D32),
抵抗(R21)が付加された点、すなわち、第2の出力
電圧(Vo2)の出力端子から第1の電圧生成部(1
1)のフォトカプラ(PC1)のフォトダイオードの一
端に向けて抵抗(R21),ダイオード(D32)が直
列接続されており、フォトカプラ(PC1)のフォトダ
イオードの他端と、2次側の第2の電圧生成部(12)
の接地電位(GND)との間に、スイッチ回路(SW2
1)が設けられている点であり、つまるところ第1の実
施形態の回路と第2の実施形態の回路とを組み合わせた
回路であるといえる。各部の構成、機能については第
1,第2の実施形態と同様なので説明を省略する。
【0037】以下で上記回路の動作について説明する。
起動時の動作については第1の実施形態と同様であっ
て、まず電源が投入され、ブリッジ回路(D1)から整
流された交流電圧(Vin)が第1,第2の電圧生成部
(11,12)に供給される。次に、この電圧(Vi
n)が抵抗(R1)により降圧され、第2の制御部(I
C2)の電源入力端子(Vcc2)に出力される。この
とき、従来と異なり、スイッチング回路(13)のスイ
ッチングトランジスタ(TR31)がONしていないの
で、第1の制御部(IC1)の電源入力端子(Vcc
1)にはこの降圧された電圧は供給されない。
【0038】従って、抵抗(R1)に流れる電流も従来
回路の1/2になる。この端子(Vcc2)にはコンデ
ンサ(C2)が接続されているため、R1,C2で決定
される時定数で端子(Vcc2)の電位は上昇し、第2
の制御部(IC2)の動作開始電圧に達すると、これが
動作を開始して第2のスイッチトランジスタ(TR2)
をオン/オフさせる。これで第2のトランス(T2)の
1次側コイルに電流が供給されて、2次側コイルに伝達
され、第2の整流回路(15)で整流されることで第2
の出力電圧(Vo2)が出力されることになる。
【0039】このとき、1次側コイルに磁界が発生する
ことにより、補助巻線(Nd)に誘導起電力が誘起さ
れ、ダイオード(D2),コンデンサ(C2),抵抗
(R2)によって平滑されたのちに第2の制御部(IC
2)の電源入力端子(Vcc2)の電位が上昇する。電
源入力端子(Vcc2)の電位が上昇して、ついにツェ
ナーダイオード(ZD31)のツェナー電圧を超える
と、これが導通してトランジスタ(TR32)がON
し、ツェナーダイオード(ZD31)→トランジスタ
(TR32)のベース→エミッタ→接地電位(GND)
という経路で電流が流れ、トランジスタ(TR31)が
ONする。
【0040】このようにしてはじめて補助巻線(Nd)
に誘起された誘導起電力が第1の制御部(IC1)の電
源入力端子(Vcc1)に入力されて、第1の制御部
(IC1)が起動することになる。第1の制御部(IC
1)が起動した後には、第1のトランス(T1)の1次
側コイルに電流が供給され、第1のトランス(T1)の
2次側に接続された第1の整流回路(14)によって整
流された後に第1の出力電圧(Vo1)として出力され
る。
【0041】このように、本実施形態で新たに加えられ
たスイッチング回路(13)は、第2の制御部(IC
2)が完全に立ち上がった後に第1の制御部(IC1)
に電源電圧を供給しているので、第1の電圧生成部(1
1)は、第2の電圧生成部(12)が立ち上がった後で
なければ立ち上がらないようになっており、起動の順番
をこれで規定することが可能になる。
【0042】実際には、上述のように第1の出力電圧
(Vo1)はブラウン管用の高電圧の電源電圧となり、
第2の出力電圧(Vo2)は、その他の回路関係の電源
電圧となるので、使用上の順番を考えれば、起動の順番
は、第2の出力電圧(Vo2)が立ち上がった後に第1
の出力電圧(Vo1)を立ち上げることが望ましいが、
上記スイッチング回路(13)を付加することにより、
このような起動の順番を容易に行うことが可能になる。
【0043】さらに、前述したとおり、起動時には従来
と異なり、第1の制御部(IC1)の電源入力端子(V
cc1)には抵抗(R1)で降圧された電圧は供給され
ず、電流も第1の制御部(IC1)側には流れないの
で、抵抗(R1)に流れる電流も従来回路の1/2にな
る。従って、起動時の消費電力のロスを低減することが
可能になるという効果もある。
【0044】完全に第1,第2の電圧生成部(11,1
2)が起動して第1,第2の出力電圧(Vo1,Vo
2)が安定に出力されるようになった後には、第1の実
施形態とほぼ同様の動作を示す。本実施形態に係る回路
によれば、スイッチング回路(13)を設けているの
で、このスイッチング回路(13)のONする電圧を調
整することによって(これは回路素子の定数を変更する
ことで容易に調整できる)、第2の出力電流(Io2)
がある一定量より下回ったような場合に、スイッチング
回路(13)をOFFさせて第1の制御部(IC1)へ
の電源電圧供給を停止し、第1の出力電圧(Vo1)を
OFFさせるようにすることが可能になる点では第1の
実施形態と同様である。
【0045】しかし、本実施形態では、第1の実施形態
と異なり、スイッチ回路(SW21)が設けられている
ので、これをON/OFFすることで第1の出力電圧
(Vo1)のON/OFF状態を制御することが可能と
なる。第1の実施形態の回路では、スイッチング回路
(13)は負荷電流の減少によってON/OFFする関
係上、負荷電流(第2の出力電流(Io2))を低減し
なければON/OFFすることができず、負荷電流を変
化させずにON/OFFすることができなかったが、本
実施形態では、負荷電流を変化させたくないような場合
においても、スイッチ回路(SW21)を用いてOFF
することによって、第1の出力電圧(Vo1)をOFF
させることが可能になる。
【0046】なお、上記第1〜第3の実施形態では、2
系統の電源回路の例としてカラーテレビの電源回路につ
いて説明したが、本発明はこれに限らず、例えばコンピ
ュータのディスプレイなどの電源に用いても、同様の効
果を奏する。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の電源回路によれば、第2の制御部の電源電圧入力端子
と、第1の制御部の電源電圧入力端子との間に、第2の
制御部の電源電圧入力端子の電位が所定の電位を超えて
上昇したときにオンするスイッチング回路が設けられて
いるので、起動時には第2の制御部が立ち上がった後に
第1の制御部が立ち上がるようにすることができる。
【0048】また、従来と異なり、このスイッチング回
路は、第2の制御部が完全に立ち上がって、補助巻線
が、第1,第2の制御部の電源電圧が供給する程度にな
ってからオンするので、起動時に第1,第2の制御部に
電流が供給されてこれらが立ち上がる従来に比して、起
動時の電流消費を低減することが可能になる。また、負
荷電流が低下した時にスイッチング回路はOFFするの
で、負荷電流を調整することで第1の制御部への電源を
切断して、第1の出力電圧をオフさせることが可能にな
る。
【0049】また、本発明の第2の電源回路によれば、
第1のフォトカプラのフォトトランジスタは第1の制御
部に接続され、フォトカプラのフォトダイオードは第1
の整流回路の出力に接続され、第2の整流回路の、第2
の出力電圧の出力される端子と、フォトダイオードの高
電位側の端子との間に、抵抗とダイオードが直列接続さ
れ、フォトダイオードの低電位側の端子と、第2の整流
回路の、接地電位を規定する端子との間に、第2の出力
電圧及び第1の出力電圧のオン/オフを2次側から制御
するスイッチ回路が設けられているので、スイッチ回路
をオフすると、第1の整流回路の出力に接続されたフォ
トダイオードが発光し、第1のトランスの1次側にある
フォトトランジスタをオンして第1の制御部の動作を停
止させることができる。
【0050】これにより、第1の電圧生成部側に設けら
れたフォトカプラによって、第2の出力電圧のON/O
FF状態を第1の制御部に伝達することができるので、
従来この目的で必要であった第2の電圧生成部側のフォ
トカプラが不要になる。従って、フォトカプラの分だけ
部品点数を削減することが可能になる。さらに、本発明
の第3の電源回路によれば、上述の2つの回路を組み合
わせており、本発明の第1の電源回路に加えて、第1の
制御部に接続される第1のフォトカプラのフォトトラン
ジスタと、第1の整流回路の出力に接続されたフォトカ
プラのフォトダイオードと、第2の整流回路の、第2の
出力電圧の出力される端子と、フォトダイオードの高電
位側の端子との間に直列接続された抵抗とダイオード
と、フォトダイオードの低電位側の端子と、第2の整流
回路の、接地電位を規定する端子との間に設けられた、
第2の出力電圧及び第1の出力電圧のオン/オフを2次
側から制御するスイッチ回路を有する。
【0051】このため、第1の電源回路では、負荷電流
を低下させないとスイッチング回路がオフしなかったが
ゆえに、2次側から第1の制御部をオフさせるためには
第2の出力電圧側の負荷電流を低下させる必要があった
が、この第3の電源回路では、第2の出力電圧及び第1
の出力電圧のオン/オフを2次側から制御するスイッチ
回路を設けているので、第1の電源回路で説明した作用
効果を得るのみならず、負荷電流を変化させずに2次側
から第1の制御部をオフさせることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電源回路の回路
図である。
【図2】本発明の実施形態に係る負荷電流Ioと第2の
制御部の電源電圧入力端子Vcc2の電位との関係を説
明するグラフである。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る電源回路の回路
図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る電源回路の回路
図である。
【図5】従来例に係る電源回路の回路図である。
【符号の説明】
(11) 第1の電圧生成部 (12) 第2の電圧生成部 (13) スイッチング回路 (14) 第1の整流回路 (15) 第2の整流回路 (IC1) 第1の制御部 (IC2) 第2の制御部 (PC1) フォトカプラ (T1) 第1のトランス (T2) 第2のトランス (Vo1) 第1の出力電圧 (Vo2) 第2の出力電圧 (SW21) スイッチ回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の出力電圧を生成する第1の電圧生
    成部と、第2の出力電圧を生成する第2の電圧生成部と
    を有し、 前記第1の電圧生成部は、 第1のトランスと、前記第1のトランスの1次側に接続
    され、前記トランスの1次側コイルへの電流の供給状態
    を制御する第1の制御部と、 前記第1のトランスの2次側に接続され、前記第1のト
    ランスの2次側に誘起された起電力を整流して第1の出
    力電圧を生成する第1の整流回路と、 前記第1の出力電圧を常時検出して前記第1の制御部に
    帰還させるフォトカプラとを有し、 前記第2の電圧生成部は、 第2のトランスと、前記第2のトランスの1次側に接続
    され、前記第2のトランスの1次側コイルへの電流の供
    給状態を制御する第2の制御部と、 前記第2のトランスの2次側に接続され、前記第2のト
    ランスの2次側に誘起された起電力を整流して第2の出
    力電圧を生成する第2の整流回路と、 前記第2のトランスの1次側コイルと同心に巻かれ、起
    動後に前記第1,第2の制御部の電源電圧を生成する補
    助巻線とを有し、 かつ前記第2の制御部の電源電圧入力端子と、前記第1
    の制御部の電源電圧入力端子との間に、前記第2の制御
    部の電源電圧入力端子の電位が所定の電位を超えて上昇
    したときにオンするスイッチング回路が設けられたこと
    を特徴とする電源回路。
  2. 【請求項2】 第1の出力電圧を生成する第1の電圧生
    成部と、第2の出力電圧を生成する第2の電圧生成部と
    を有し、 前記第1の電圧生成部は、 第1のトランスと、前記第1のトランスの1次側に接続
    され、前記トランスの1次側コイルへの電流の供給状態
    を制御する第1の制御部と、 前記第1のトランスの2次側に接続され、前記第1のト
    ランスの2次側に誘起された起電力を整流して第1の出
    力電圧を生成する第1の整流回路と、 前記第1の出力電圧を常時検出して前記第1の制御部に
    帰還させるフォトカプラとを有し、 前記第2の電圧生成部は、 第2のトランスと、前記第2のトランスの1次側に接続
    され、前記第2のトランスの1次側コイルへの電流の供
    給状態を制御する第2の制御部と、 前記第2のトランスの2次側に接続され、前記第2のト
    ランスの2次側に誘起された起電力を整流して第2の出
    力電圧を生成する第2の整流回路と、 前記第2のトランスの1次側コイルと同心に巻かれ、起
    動後に前記第1,第2の制御部の電源電圧を生成する補
    助巻線とを有し、 前記フォトカプラのフォトトランジスタは前記第1の制
    御部に接続され、前記フォトカプラのフォトダイオード
    は前記第1の整流回路の出力に接続され、 前記第2の整流回路の、第2の出力電圧の出力端子と、
    前記フォトダイオードの高電位側の端子との間に、抵抗
    とダイオードが直列接続され、 前記フォトダイオードの低電位側の端子と、前記第2の
    整流回路の、接地側の端子との間に、前記第1の出力電
    圧のオン/オフを2次側から制御するスイッチ回路が設
    けられたことを特徴とする電源回路。
  3. 【請求項3】 第1の出力電圧を生成する第1の電圧生
    成部と、第2の出力電圧を生成する第2の電圧生成部と
    を有し、 前記第1の電圧生成部は、 第1のトランスと、前記第1のトランスの1次側に接続
    され、前記トランスの1次側コイルへの電流の供給状態
    を制御する第1の制御部と、 前記第1のトランスの2次側に接続され、前記第1のト
    ランスの2次側に誘起された起電力を整流して第1の出
    力電圧を生成する第1の整流回路と、 前記第1の出力電圧を常時検出して前記第1の制御部に
    帰還させるフォトカプラとを有し、 前記第2の電圧生成部は、 第2のトランスと、前記第2のトランスの1次側に接続
    され、前記第2のトランスの1次側コイルへの電流の供
    給状態を制御する第2の制御部と、 前記第2のトランスの2次側に接続され、前記第2のト
    ランスの2次側に誘起された起電力を整流して第2の出
    力電圧を生成する第2の整流回路と、 前記第2のトランスの1次側コイルと同心に巻かれ、起
    動後に前記第1,第2の制御部の電源電圧を生成する補
    助巻線とを有し、 前記第2の制御部の電源電圧入力端子と、前記第1の制
    御部の電源電圧入力端子との間に、前記第2の制御部の
    電源電圧入力端子の電位が所定の電位を超えて上昇した
    ときにオンするスイッチング回路が設けられ、 前記フォトカプラのフォトトランジスタは前記第1の制
    御部に接続され、前記フォトカプラのフォトダイオード
    は前記第1の整流回路の出力に接続され、 前記第2の整流回路の、第2の出力電圧の出力端子と、
    前記フォトダイオードの高電位側の端子との間に、抵抗
    とダイオードが直列接続され、 前記フォトダイオードの低電位側の端子と、前記第2の
    整流回路の、接地側の端子との間に、前記第1の出力電
    圧のオン/オフを2次側から制御するスイッチ回路が設
    けられたことを特徴とする電源回路。
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