JPH0928507A - 背凭れ椅子 - Google Patents

背凭れ椅子

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JPH0928507A
JPH0928507A JP18517695A JP18517695A JPH0928507A JP H0928507 A JPH0928507 A JP H0928507A JP 18517695 A JP18517695 A JP 18517695A JP 18517695 A JP18517695 A JP 18517695A JP H0928507 A JPH0928507 A JP H0928507A
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Japan
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backrest
plate
seat
cushion body
seat plate
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JP18517695A
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Tomonari Yamaguchi
友成 山口
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Okamura Corp
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Okamura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クッション体の座席部と背凭れ部との境界部
分に左右方向の湾曲をもたせて、着座者に対するホール
ド感を良好にしたものでも、背凭れ枠の後傾動作に対し
て、クッション体が追従変形可能で、かつ設備投資が低
額な背凭れ椅子を提供する。 【解決手段】 座席部16aと背凭れ部16bとが一体
のクッション体16の裏面に、座席部16aの下には左
右両脇に湾曲部17aを有する座板17を、背凭れ部1
6bの裏には左右両脇に湾曲部18a、下方中央には下
向きに開口する中央開口部18cを有する背凭れ板18
を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クッション体を、
座部と背凭れ部を一体として側面視L字形に成形してな
る背凭れ付き椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の背凭れ付き椅子として
は、特開平2ー63416号公報に開示されたものがあ
る。この従来技術では、クッション体の裏面に、座部及
び背凭れ部を一体に成形してなる側面視L字形のインナ
ーシェルを追従変形させるために、座部と背凭れ部との
境界部分を左右方向には湾曲させず、ほぼ水平とするこ
とにより、インナーシェルの変形を可能とさせていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
デザイン的に形状が制約されるとともに、着座者に対す
るホールド感を損なっていた。また、インナーシェルが
一体であるために、その成型には大型の成型設備が必要
であり、成型金型も大きくなり、高額の設備投資が必要
であった。
【0004】本発明の目的は、上述のような従来技術の
問題点を解決することにあり、クッション体の座部と背
凭れ部との境界部分に左右方向の湾曲をもたせて、着座
者に対するホールド感を良好にしたものでも、背凭れ枠
の後傾動作に対して、クッション体が追従変形可能で、
かつ設備投資が低額な背凭れ椅子を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 座部と背凭れ部とが屈曲部を介して一体に成形さ
れたクッション体の裏面に、座板の後端と背凭れ板の下
端とを、前記クッション体の屈曲部で離間させて配設
し、前記背凭れ板を、脚柱の上端に固定した基枠に後方
へ回動可能に保持された背凭れ枠に止着したこと。
【0006】(2) 上記(1)項において、座板を、背凭
れ枠の回動と連動して基枠に対して後方へ傾動する座板
受体に止着する。
【0007】(3) 上記(1)または(2)項において、背
凭れ板の下部を、下方中央が開口する下向きコ字形とす
るとともに、この背凭れ板の下部両側部の下端を、座板
の後端と対向させて配設する。
【0008】
【発明の実施の態様】
【0009】本発明の実施の態様を、図1から図3を用
いて説明する。図3において、背凭れ椅子(1)は、キャ
スタ(2)を取り付けた脚部(3)を有している。この脚部
(3)の中央には、脚柱(4)が固定されており、その内部
には、公知のガススプリング(5)が収容されている。こ
のガススプリング(5)を操作することにより、座席の高
さを調節し、任意の高さで固定することができる。
【0010】ガススプリング(5)の上端部には、基枠
(6)がはめ込んで固定されている。この基枠(6)は、全
体として上方に開いた箱形の形状をしている。この基枠
(6)の上部には、座板受体(7)が、左右方向に延びる水
平軸(8)(8)により取り付けられており、この座板受体
(7)の後部には、軸受体(9)が連結されている。また、
背凭れ枠(10)が、後部の水平軸(8)により座板受体(7)
に取り付けられており、この背凭れ枠(10)は、ガススプ
リング(11)により回動可能に固定されている。
【0011】軸受体(9)の前部には、斜め下向きの長溝
(12)が設けられており、この長溝(12)が後部の水平軸
(8)を遊嵌している。また、軸受体(9)の後部には、斜
め上向きの長溝(13)が設けられており、この長溝(13)
に、背凭れ枠(10)に突設した軸部(14)が遊嵌している。
なお、前部の水平軸(8)も、基枠(6)の長溝(15)に遊嵌
されたものである。
【0012】このような長溝と水平軸または軸部との連
結構成であるので、矢印に示すように、背凭れ枠(10)す
なわち背凭れ部の後方への大きな回動と連動し、座板受
体(7)すなわち座部は後方に引っ込みながら上方に小さ
く傾動する。この機構の詳細は、本出願人の先願、特願
平7ー74806号の明細書に述べられいるので、要す
ればこれを参照されたい。
【0013】さて、この背凭れ椅子(1)のクッション体
(16)は、座部(16a)と背凭れ部(16b)とを屈曲部(16c)を
介して一体に成形したものである。このクッション体(1
6)の裏面を、その座部(16a)は座板(17)により、また、
背凭れ部(16b)は背凭れ板(18)により、別々に支持して
いる。座板(17)は、前述の座板受体(7)により左右端部
で止着されており、背凭れ板(18)は、前述の背凭れ枠(1
0)に止着されている。
【0014】図1に、座板(17)及び背凭れ板(18)の概略
を斜視図で、図2にそれらの中央断面を示している。こ
れらの図に明らかなように、座板(17)は、その両側部に
上向きに湾曲する湾曲部(17a)(17b)を有している。背凭
れ板(18)も、その両側部に前向きに湾曲する湾曲部(18
a)(18b)を有している。これらの湾曲部(17a)(17b)(18a)
(18b)は、着座者にホールド感を与えるものである。座
板(17)の湾曲部(17b)は、後端部に形成されているが、
場合によっては湾曲部(17a)に連続するものでもよい。
背凭れ板(18)の湾曲部(18b)は、下端部に形成されてい
るが、場合によっては湾曲部(18a)に連続するものでも
よい。図2において、想像線Mは、中心を示す線であ
る。
【0015】背凭れ板(18)には、その下方中央に下向き
コ字形の中央開口部(18c)が形成されいる。座板(17)と
背凭れ板(18)とは、座板(17)の後端を前述のクッション
体(16)の屈曲部(16c)の下方で、背凭れ板(18)の下端と
離間させて配設されている。従って、この中央開口部(1
8c)がなければ、図3に示す背凭れの傾動時に、着座者
の尻が背凭れ板(18)の下端により突き上げられ、不快感
を及ぼすこととなるが、中央開口部(18c)の形成によ
り、傾動時に着座者の尻に当たる部分がなくなるのであ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、座部と背凭れ部とが屈
曲部を介して一体に成形されたクッション体の裏面に、
座板の後端と背凭れ板の下端を、前記クッション体の屈
曲部で離間させて配設したので、クッション体の座部と
背凭れ部との境界部分に左右方向の湾曲をもたせて着座
者に対するホールド感を良好にしたものでも、背凭れ枠
の後傾動作に対して、クッション体のみが屈曲部で変形
して追従が可能となり、また、自由度の高いデザインが
可能となる。さらに、座板と背凭れ板とを、別々に成形
できるため、一体のインナーシェルと比較して、その成
型は小型の成型設備でよく、成型金型も小さくてすむた
め、低額の設備投資でよい。
【0017】請求項2記載の発明のように、座板を、背
凭れ枠の回動と連動して基枠に対して後方へ傾動する座
板受体に止着すると、座板及び背凭れ板が大きく離れる
ことがないため、クッション体を傷めることがないとい
う効果を奏することができる。
【0018】請求項3記載の発明のように、背凭れ板の
下部を、下方中央が開口する下向きコ字形とするととも
に、この背凭れ板の下部両側部の下端を、座板の後端と
対向させて配設すると、背凭れ枠の後傾動作に伴うクッ
ション体の屈曲部における左右方向の中央部が前に出よ
うとする変形を、背凭れ板の下部中央の開口で吸収でき
るため、着座者は後傾時にクッション体の変形を感じる
ことがなく、快適な座り心地が得られるという効果を奏
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるクッション体の裏面
を支持する座板と背凭れ板の概略を示す斜視図である。
【図2】図1に示した座板と背凭れ板との中央断面図で
ある。
【図3】本発明の一実施例の縦断側面図である。
【符号の説明】
(1)背凭れ椅子 (2)キャスタ (3)脚部 (4)脚柱 (5)ガススプリング (6)基枠 (7)座板受体 (8)水平軸 (9)軸受体 (10)背凭れ枠 (11)ガススプリング (12)(13)長溝 (14)軸部 (15)長溝 (16)クッション体 (16a)座部 (16b)背凭れ部 (16c)屈曲部 (17)座板 (17a)(17b)湾曲部 (18)背凭れ板 (18a)(18b)湾曲部 (18c)下向きコ字状の中央開口部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座部と背凭れ部とが屈曲部を介して一体
    に成形されたクッション体の裏面に、座板の後端と背凭
    れ板の下端とを、前記クッション体の屈曲部で離間させ
    て配設し、前記背凭れ板を、脚柱の上端に固定した基枠
    に後方へ回動可能に保持された背凭れ枠に止着したこと
    を特徴とする背凭れ椅子。
  2. 【請求項2】 座板を、背凭れ枠の回動と連動して基枠
    に対して後方へ傾動する座板受体に止着したことを特徴
    とする請求項1記載の背凭れ椅子。
  3. 【請求項3】 背凭れ板の下部を、下方中央が開口する
    下向きコ字形とするとともに、この背凭れ板の下部両側
    部の下端を、座板の後端と対向させて配設したことを特
    徴とする請求項1または2記載の背凭れ椅子。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008161692A (ja) * 1997-10-24 2008-07-17 Steelcase Inc 椅子及びその構造、椅子用の背もたれ構造及び座部構造、椅子を組み立てる方法、座席ユニット及びその構造、服従背もたれ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008161692A (ja) * 1997-10-24 2008-07-17 Steelcase Inc 椅子及びその構造、椅子用の背もたれ構造及び座部構造、椅子を組み立てる方法、座席ユニット及びその構造、服従背もたれ

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