JPH09284608A - 映像信号処理回路 - Google Patents

映像信号処理回路

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JPH09284608A
JPH09284608A JP8088170A JP8817096A JPH09284608A JP H09284608 A JPH09284608 A JP H09284608A JP 8088170 A JP8088170 A JP 8088170A JP 8817096 A JP8817096 A JP 8817096A JP H09284608 A JPH09284608 A JP H09284608A
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JP
Japan
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video signal
noise amount
horizontal synchronization
detection circuit
processing circuit
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JP8088170A
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Junji Hashimoto
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像信号に含まれるノイズを取り除くノイズ
リダクションの応答を良くする。 【解決手段】 入力映像信号からノイズを除去する映像
信号処理回路において、出力映像信号を1フレーム分だ
け遅延して、これに帰還係数を乗算したものと、帰還係
数分だけ入力映像信号を小さくしたものを加算して出力
映像信号とする巡回型フィルタ回路6と、ノイズ量をパ
ラメータとして帰還係数を格納するルックアップテーブ
ル75を有し入力映像信号から分離された水平同期信号
の区間のノイズ量を検出して、検出ノイズ量をアドレス
として帰還係数を読み出す水平同期区間のノイズ量検出
回路7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動体に搭載された
テレビジョン受信機の映像信号処理回路に関し、特に画
像信号に含まれるノイズを取り除くノイズリダクション
回路の応答を良くすることに関する。
【0002】
【従来の技術】図21は従来の映像信号処理回路におけ
るリダクション回路の概要を示す図である。なお、全図
を通じて同一の構成要素には同一の参照番号又は記号を
付して示す。本図に示すように、リダクション回路は、
1フレーム分の入力映像信号を格納するフレームメモリ
1と、フレームメモリ1により1フレーム遅延した映像
信号に帰還係数K(0<K<1)を乗算する乗算器2
と、入力映像信号に係数1−Kを乗算する乗算器3と、
乗算器2及び3の出力を加算して加算信号をフレームメ
モリ1に格納し新たな映像信号として出力する加算器4
と、チューナ回路内のIF−AGC電圧、RF−AGC
電圧を利用して電界強度に応じて帰還係数Kを制御する
映像劣化検出部5を具備する。ここで、フレームメモリ
1、乗算器2及び3並びに加算器4はフレーム巡回型フ
ィルタを構成する。このフレーム巡回型フィルタによ
り、入力映像信号から1フレーム遅延した映像信号を減
算し得られたフレーム間差信号を用いて入力映像信号か
らノイズを除去している。
【0003】すなわち、現行NTSC方式のテレビジョ
ン受信はフレーム間の相関が非常に高いことが知られて
いる。ノイズは相関がなくランダム信号と考えられ、上
記のようなフレーム巡回型フィルタ6を構成することに
より、S/Nを改善できるためである。なお、フレーム
巡回型フィルタ6の伝達関数は、 H(Z)=(1−K)/(1−KZ-1) と定義され、さらに、 理論的S/N改善度=10Llog{(1+K)/(1−K)}〔dB〕 と定義される。
【0004】移動体テレビジョン受信のように移動環境
によっては電界の急変が激しく発生し、表示映像を著し
く劣化させるが、このリダクション回路を用いて、この
ような電界の急変を検出してより見やすい表示映像を提
供することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記リ
ダクション回路の映像劣化検出部5ではIF−AGC電
圧、RF−AGC電圧を用いているため、RF回路及び
IF回路のAGC制御特性から検出遅れや回路特性に誤
差があり、帰還係数Kに正確度にかけるという問題があ
る。
【0006】したがって、本発明は、上記問題点に鑑
み、正確な帰還係数Kを得ることができるリダクション
回路を有し、電界の急変に対しても表示映像が見やすく
できる映像信号処理回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、入力映像信号からノイズを除去する映
像信号処理回路において、出力映像信号を1フレーム分
だけ遅延して、これに帰還係数を乗算したものと、前記
帰還係数分だけ入力映像信号を小さくしたものを加算し
て出力映像信号とする巡回型フィルタ回路と、前記ノイ
ズ量をパラメータとして帰還係数を格納するルックアッ
プテーブルを有し前記入力映像信号から分離された水平
同期信号の区間のノイズ量を検出して、検出ノイズ量を
アドレスとして前記帰還係数を読み出す水平同期区間の
ノイズ量検出回路とを備える。この手段により、応答遅
れ1〜N水平ラインとなり、従来のIF−AGC電圧、
RF−AGC電圧の応答遅れよりも、小さくできる。
【0008】具体的には、前記水平同期区間のノイズ量
検出回路は、1水平同期区間内で入力映像信号をサンプ
リングし、サンプリング値の最大値、平均値、サンプリ
ング値のしきい値レベルを越えるサンプル数、隣接する
サンプリング値の変化量の最大値、平均値、サンプリン
グ値の分布が水平同期信号のシンクチップレベルと交差
する数をノイズ量として検出する。この手段により、最
大1水平ライン遅れとすることできる。
【0009】さらに、前記水平同期区間のノイズ量検出
回路は、複数の水平同期区間内で入力映像信号をサンプ
リングし、サンプリング値の最大値、平均値、サンプリ
ング値のしきい値レベルを越えるサンプル数、隣接する
サンプリング値の変化量の最大値、平均値、サンプリン
グ値の分布が水平同期信号のシンクチップレベルと交差
する数をノイズ量として検出する。この手段により、最
大N水平ライン遅れとなり、前記と比較すると応答遅れ
が大きくなるが、検出期間が長くなるので、検出精度が
向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明に係る映像信号
処理回路におけるリダクション回路の概要を示す図であ
る。本図に示すリダクション回路では、図21の映像劣
化検出部5に代わり、入力映像信号に含まれるノイズ量
を水平同期区間から検出してこのノイズ量によってフレ
ーム巡回型フィルタの帰還係数Kを適応制御するために
水平同期区間のノイズ量検出回路7が設けられる。ノイ
ズ量検出回路7は入力映像信号から同期信号を分離する
同期分離部8に接続されて水平同期パルスを入力し、か
つ入力映像信号(ビデオ信号)をアナログからディジタ
ルに変換して乗算器3に出力するA/D変換器9に接続
されてディジタル映像信号を入力する。同期分離部8及
びA/D変換器9の前段にシンクチップクランプ10が
設けられ、シンクチップクランプ10は、同期信号の先
端のAC電圧を一定レベルにして、A/D変換器9によ
り映像信号をディジタル化するものである。フレーム巡
回型フィルタ6の出力には、ノイズが除去された出力映
像信号(ビデオ信号)をディジタルからアナログに変換
するD/A変換器11が設けられる。
【0011】図2は図1の水平同期区間のノイズ量検出
回路7を説明する図である。本図に示すように、水平同
期区間のノイズ量検出回路7は、水平同期区間内でサン
プリングクロック(ck)毎に入力映像信号をラッチす
る第1のラッチ手段71と、第1のラッチ手段71から
の出力映像信号BとA/D変換器9からの入力画像信号
Aを択一に選択して第1のラッチ手段71に出力する第
2のスイッチ手段72と、A/D変換器8からの入力映
像信号Aと第1のラッチ手段71からの出力映像信号B
との大きさを比較して大きい方を判断するコンパレータ
手段73と、コンパレータ手段73の判断結果を基にA
/D変換器8の出力と第1のラッチ手段71の出力を択
一的に選択して第1のラッチ手段71に出力するスイッ
チ手段74と、第2のラッチ手段72の出力信号Cをア
ドレスとして帰還係数Kを格納するROMからなり、乗
算器2及び3に帰還係数K、1−Kを出力するルックア
ップテーブル75と、水平同期パルスを反転し水平同期
区間外に第2のラッチ手段72に第1のラッチ手段71
の出力をラッチさせる反転手段76とを具備する。な
お、ルックアップテーブル75にはノイズ量の最大値を
パラメータとして帰還係数が格納され、出力信号Cをア
ドレスとしてアクセスが行われる。
【0012】このような水平同期区間のノイズ量検出回
路7を設けるのは、水平同期区間では映像信号に依存せ
ず一定レベルにあるのでノイズ量を容易に検出でき、検
出されたノイズ量は基本的には映像信号区間のノイズ量
と等価であり、同じとみなせるためである。図3は第2
のラッチ手段72を動作させる水平同期パルスのタイミ
ングを説明する図である。本図に示すように、水平同期
区間以外では、第1のラッチ手段71はクリアされ、水
平同期区間内で第1ラッチ手段71は動作する。ところ
で、A/D変換器及びD/A変換器11にはサンプリン
グクロック(ck)の周波数として、14.31818
MHzが使用されている。水平同期区間は、NTSC方
式では、約4.7μsecであるので、水平同期区間内
にはサンプリングクロックが67パルス存在することに
なる。第1のラッチ手段71の動作はこのサンプリング
クロック信号を用いて行われる。なお、第2のラッチ手
段72は、反転器75を介した反転水平同期パルスによ
り、水平同期区間以外で第1のラッチ手段71の出力を
ラッチする。
【0013】図4は図2の水平同期区間のノイズ量を説
明する図である。本図に示すように、水平同期区間での
ノイズ量の分布に対して、最大のノイズ量が第1のラッ
チ手段71に格納される。本発明によれば、帰還係数の
制御の応答遅れは最大1ライン分(約4.7μ)であ
り、前述のように従来のIF−AGC電圧レベル、RF
−AGC電圧レベルによるものと比較すると、非常に小
さくなり、ノイズリダクション効果が顕著に向上するこ
とになる。
【0014】図5は水平同期区間のノイズ量検出回路7
の別の例を説明する図である。本図に示すように、第4
図と異なる構成は、第1のラッチ手段71に関する構成
であり、第1のラッチ手段71にその入力Aと出力Bを
加算する加算器77と、第1のラッチ手段71の出力を
水平同期区間のサンプリングクロック数67で割りその
結果を第2のラッチ手段72に出力する割算手段78が
設けられる。
【0015】図6は図5の水平同期区間のノイズ量を説
明する図である。本図に示すように、水平同期区間での
ノイズ量の分布に対して、平均のノイズ量が第1のラッ
チ手段71に格納される。この場合ルックアップテーブ
ル74には、第2のラッチ手段72の出力信号Cである
ノイズ量の平均値をパラメータとして帰還係数Kが格納
される。
【0016】本発明によれば、図2と同様な作用・効果
を得ることができる。図7は水平同期区間のノイズ量検
出回路7の他の例を説明する図である。本図に示すよう
に、水平同期区間のノイズ量検出回路7は、A/D変換
器9を経由する入力映像信号A(ビデオ信号)を入力
し、しきい値レベルDと比較を行うコンパレータ73
と、コンパレータ73の出力をサンプリングクロック信
号毎にカウントし水平同期信号の立ち上がりで開始し立
ち下がりでクリアを行うカウンタ79と、カウンタ79
のカウント数を水平同期パルスの反転でラッチする第2
のラッチ手段72と、第2のラッチ手段72の出力信号
Cであるカウント数をパラメータとして帰還係数Kを格
納するROMからなり、出力信号Cによりアクセスされ
乗算器2及び3に帰還係数K、1−Kを出力するルック
アップテーブル75、前述と同様に第2のラッチ手段7
2にラッチを行わせる反転手段76とを具備する。
【0017】図8は図7の水平同期区間のノイズ量を説
明する図である。本図に示すように、水平同期区間での
ノイズ量の分布に対して、しきい値レベルDを越えるカ
ウント値Cがノイズ量と見なされる。本発明によれば、
上記カウントCをノイズ量と見なすることにより、図2
と同様な作用・効果を得ることができる。
【0018】図9は図7の水平同期区間のノイズ量検出
回路7の変形を示す図である。本図に示すように、コン
パレータ73のしきい値として、シンクチップレベルを
用いる。水平同期区間のノイズ量検出回路7は水平同期
区間をサンプリングした場合、シンクチップレベルDと
大きさが等しいサンプルデータ数をカウントし、このカ
ウント数Cによりノイズ量を検出するものである。これ
は単発の大きなインパルス性ノイズが発生するような時
には比較的ノイズ量としては小さい場合であると考えら
れるためである。なお、コンパレータ73、カウンタ7
9により水平同期区間内のシンクチップレベルDと大き
さが等しいサンプルデータ数をカウントし、水平同期パ
ルスの立ち下がりでカウンタ79の出力Bを第2のラッ
チ手段72にルックアップテーブル75へのアドレスC
としてラッチされ、ルックアップテーブル75には、上
記サンプルデータ数をパラメータとして帰還係数Kが格
納され、アドレスCによりアクセスされる。
【0019】図10は図9の水平同期区間のノイズ量を
説明する図である。本図に示すように、水平同期区間で
のノイズ量の分布に対して、しきい値レベルとしてシン
クチップレベルDと大きさが等しいカウント値C、すな
わちノイズ量の分布とシンクチップレベルDとの交点数
がノイズ量と見なされる。本発明によれば、上記カウン
ト数Cをノイズ量と見なすることにより、図2と同様な
作用・効果を得ることができる。
【0020】図11は図2の水平同期区間のノイズ量検
出回路7の変形を示す図である。本図に示すように、A
/D変換器9に接続され、水平同期パルスの反転信号で
つまり水平同期区間外でシンクチップレベルがロードさ
れ、水平同期区間内ではサンプルリングクロック毎に入
力映像信号をラッチする第3のラッチ手段80と、第3
のラッチ手段3で1クロック遅れた信号と入力映像信号
との差Δをとる減算手段81と、減算手段81の出力の
絶対値をとり結果をコンパレータ73と、スイッチ手段
74に出力する絶対値手段82が追加して設けられる。
【0021】図12は図11の水平同期区間のノイズ量
を説明する図である。本図に示すように、最初のサンプ
リング値とシンクチップレベルの差Δ、次にはクロック
前のサンプリング値との差Δが取られて、それらの絶対
値の最大値をノイズ量とする。このノイズ量がアドレス
としてルックアップテーブル75より帰還係数Kが読み
だされる。ルックアップテーブル75では、前記絶対値
の最大値をパラメータとして帰還係数が格納されてい
る。
【0022】本発明によれば、前記絶対値の最大値をノ
イズ量と見なすることにより、図2と同様な作用・効果
を得ることができる。図13は図5の水平同期区間のノ
イズ量検出回路7の変形を示す図である。本図に示すよ
うに、A/D変換器9に接続され、水平同期パルスの反
転信号でつまり水平同期区間外でシンクチップレベルが
ロードされ、水平同期区間内ではサプルリングクロック
毎に入力映像信号をラッチする第3のラッチ手段80
と、第3のラッチ手段3で1クロック遅れた信号と入力
映像信号との差Δをとる減算手段81と、減算手段81
の出力の絶対値をとり結果を加算手段77に出力する絶
対値手段82が追加して設けられる。
【0023】図12に示すように、最初のサンプリング
値とシンクチップレベルの差Δ、次にはクロック前のサ
ンプリング値との差Δが取られて、それらの絶対値の平
均値をノイズ量とする。このノイズ量がアドレスとして
ルックアップテーブル75より帰還係数Kが読みだされ
る。ルックアップテーブル75では、前記絶対値の平均
値をパラメータとして帰還係数が格納されている。
【0024】本発明によれば、前記絶対値の平均値をノ
イズ量と見なすることにより、図2と同様な作用・効果
を得ることができる。図14は図2の水平同期区間のノ
イズ量検出回路7の別の変形を示す図である。本図に示
すように、水平同期パルスを反転する反転手段83と、
サンプリングクロックと反転手段83の出力の論理和を
取り、第2のラッチ71のサンプリングクロックck’
とする論理和手段84と、プリセットデータNを入力し
反転手段83の出力信号をクロック信号として入力しダ
ウンカウントしロード信号、ボロー信号を出力するダウ
ンカウンタ85と、ダウンカウタ85のボロー信号を反
転する反転手段86を追加して設ける。第2のラッチ手
段2はダウンカウンタ85のボロー信号によりラッチさ
れ、第1のラッチ手段1はダウンカウタ85のロード信
号、反転手段86の出力信号によりラッチがクリアされ
る。
【0025】図15は図2のダウンカウンタ85のタイ
ミングを説明する図である。本図に示すように、水平同
期パルス、サンプリングクロック信号に対して、ダウン
カウンタ85のボロー信号及びロード信号が形成され、
ロード信号タイミングで第1のラッチ手段71をクリア
し、Nライン分の最大値が算出されて第1のラッチ手段
71にラッチされる。次に、ボロー信号の立ち上がりタ
イミングで第2のラッチ手段72に第1のラッチ71の
出力データCがラッチされる。したがって、Nライン間
では出力データCをアドレス信号としてルックアップテ
ーブル75から帰還係数Kが読みだされる。
【0026】本発明によれば、複数の水平同期区間でノ
イズ量の最大値を検出するので、前述の1水平同期区間
でノイズ量を検出する場合に比しその分だけ検出遅れが
大きくなるが、検出期間が長いため検出精度が向上でき
る。図16は図5の水平同期区間のノイズ量検出回路7
の別の変形を示す図である。本図に示すように、水平同
期パルスを反転する反転手段83と、サンプリングクロ
ックと反転手段83の出力の論理和を取り、第2のラッ
チ71のサンプリングクロックck’とする論理和手段
84と、プリセットデータNを入力し反転手段83の出
力信号をクロック信号として入力しダウンカウントしロ
ード信号、ボロー信号を出力するダウンカウンタ85
と、ダウンカウタ85のボロー信号を反転する反転手段
86を追加して設ける。第2のラッチ手段2はダウンカ
ウンタ85のボロー信号によりラッチされ、第1のラッ
チ手段1はダウンカウタ85のロード信号、反転手段8
6の出力信号によりラッチがクリアされる。
【0027】図15に示すロード信号のタイミングで第
1のラッチ手段71をクリアし、Nライン分の累積和が
求められる。平均値を算出するため、1/67×Nの演
算を行い、ボロー信号の立ち上がりタイミングでNライ
ン分の平均値Cが第2のラッチ72にラッチされる。し
たがって、Nライン間では出力データCをアドレス信号
としてルックアップテーブル75から帰還係数Kが読み
だされる。
【0028】本発明によれば、複数の水平同期区間でノ
イズ量の平均値を検出するので、前述の1水平同期区間
でノイズ量を検出する場合に比しその分だけ検出遅れが
大きくなるが、検出期間が長いため検出精度が向上でき
る。図17は図7の水平同期区間のノイズ量検出回路7
の変形を示す図である。本図に示すように、水平同期パ
ルスを反転する反転手段83と、サンプリングクロック
と反転手段83の出力の論理和を取り、カウンタ79の
サンプリングクロックck’とする論理和手段84と、
プリセットデータNを入力し反転手段83の出力信号を
クロック信号として入力しダウンカウントしロード信
号、ボロー信号を出力するダウンカウンタ85と、ダウ
ンカウタ85のボロー信号を反転する反転手段86を追
加して設ける。第2のラッチ手段72はダウンカウンタ
85のボロー信号によりラッチされ、カウンタ79はダ
ウンカウタ85のロード信号、反転手段86の出力信号
によりラッチがクリアされる。
【0029】複数の水平同期区間(Nライン分)におい
て、区間内のしきい値レベルDを越えるサンプルデータ
の数をカウントし、図15のタイミングからロード信号
のタイミングでカウンタ79をクリアし、Nライン分の
しきい値レベルD以上のサンプル数Cをボロー信号の立
ち上がりタイミングで第2のラッチ手段72にラッチす
る。したがって、Nライン間では出力データCをアドレ
ス信号としてルックアップテーブル75から帰還係数K
が読みだされる。
【0030】本発明によれば、複数の水平同期区間でし
きい値レベルDを越えるサンプル数をノイズ量として検
出するので、前述の1水平同期区間でのサンプル数をノ
イズ量として検出する場合に比しその分だけ検出遅れが
大きくなるが、検出期間が長いため検出精度が向上でき
る。図18は図11の水平同期区間のノイズ量検出回路
7の変形を示す図である。本図に示すように、水平同期
パルスを反転する反転手段83と、サンプリングクロッ
クと反転手段83の出力の論理和を取り、第1のラッチ
手段71のサンプリングクロックck’とする論理和手
段84と、プリセットデータNを入力し反転手段83の
出力信号をクロック信号として入力しダウンカウントし
ロード信号、ボロー信号を出力するダウンカウンタ85
と、ダウンカウタ85のボロー信号を反転する反転手段
86を追加して設ける。第2のラッチ手段72はダウン
カウンタ85のボロー信号によりラッチされ、第1のラ
ッチ手段71はダウンカウタ85のロード信号、反転手
段86の出力信号によりラッチがクリアされる。
【0031】複数の水平同期区間(Nライン分)におい
て、区間内の変化量の最大値を算出し、図15のタイミ
ングからロード信号のタイミングで第3のラッチ手段7
3にシンクチップレベルをロードし、第1のラッチ手段
71がクリアされる。変化量の最大値を第1のラッチ手
段71にラッチしていき、ボロー信号の立ち上がりでN
ライン分の変化量の最大値Cを第2のラッチ手段2にラ
ッチされる。したがって、Nライン間では出力データC
をアドレス信号としてルックアップテーブル75から帰
還係数Kが読みだされる。
【0032】本発明によれば、複数の水平同期区間で変
化量の最大値をノイズ量として検出するので、前述の1
水平同期区間でのサンプル数をノイズ量として検出する
場合に比しその分だけ検出遅れが大きくなるが、検出期
間が長いため検出精度が向上できる。図19は図13の
水平同期区間のノイズ量検出回路7の変形を示す図であ
る。本図に示すように、水平同期パルスを反転する反転
手段83と、サンプリングクロックと反転手段83の出
力の論理和を取り、第1のラッチ手段71のサンプリン
グクロックck’とする論理和手段84と、プリセット
データNを入力し反転手段83の出力信号をクロック信
号として入力しダウンカウントしロード信号、ボロー信
号を出力するダウンカウンタ85と、ダウンカウタ85
のボロー信号を反転する反転手段86を追加して設け
る。第2のラッチ手段72はダウンカウンタ85のボロ
ー信号によりラッチされ、第1のラッチ手段71はダウ
ンカウタ85のロード信号、反転手段86の出力信号に
よりラッチがクリアされる。
【0033】複数の水平同期区間(Nライン分)におい
て、区間内の変化量の平均値を算出し、図15のタイミ
ングからロード信号のタイミングで第3のラッチ手段7
3にシンクチップレベルをロードし、第1のラッチ手段
71がクリアされる。変化量の最大値を第1のラッチ手
段71にラッチしていき、ボロー信号の立ち上がりでN
ライン分の変化量の平均値Cを第2のラッチ手段2にラ
ッチされる。したがって、Nライン間では出力データC
をアドレス信号としてルックアップテーブル75から帰
還係数Kが読みだされる。
【0034】本発明によれば、複数の水平同期区間で変
化量の平均値をノイズ量として検出するので、前述の1
水平同期区間でのサンプル数をノイズ量として検出する
場合に比しその分だけ検出遅れが大きくなるが、検出期
間が長いため検出精度が向上できる。図20は図9の水
平同期区間のノイズ量検出回路7の変形を示す図であ
る。本図に示すように、水平同期パルスを反転する反転
手段83と、サンプリングクロックと反転手段83の出
力の論理和を取り、カウンタ79のサンプリングクロッ
クck’とする論理和手段84と、プリセットデータN
を入力し反転手段83の出力信号をクロック信号として
入力しダウンカウントしロード信号、ボロー信号を出力
するダウンカウンタ85と、ダウンカウタ85のボロー
信号を反転する反転手段86を追加して設ける。第2の
ラッチ手段72はダウンカウンタ85のボロー信号によ
りラッチされ、カウンタ79はダウンカウタ85のロー
ド信号、反転手段86の出力信号によりラッチがクリア
される。
【0035】複数の水平同期区間(Nライン分)におい
て、区間内でシンクチップレベルDとノイズ量分布が交
差するサンプルデータ数をカウントし、図15のタイミ
ングからロード信号のタイミングでカウンタ79をクリ
アし(シンクチップレベルのサンプル数をカウントする
カンウタをリセットする)、ボロー信号の立ち上がりで
第2のラッチ手段72にNライン分のシンクチップレベ
ルのサンプル数合計Cがラッチされる。したがって、N
ライン間では出力データCをアドレス信号としてルック
アップテーブル75から帰還係数Kが読みだされる。
【0036】本発明によれば、複数の水平同期区間でノ
イズ分布のシンクチップレベルのサンプル数をノイズ量
として検出するので、前述の1水平同期区間でのサンプ
ル数をノイズ量として検出する場合に比しその分だけ検
出遅れが大きくなるが、検出期間が長いため検出精度が
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像信号処理回路におけるリダク
ション回路の概要を示す図である。
【図2】図1の水平同期区間のノイズ量検出回路7を説
明する図である。
【図3】第2のラッチ手段72を動作させる水平同期パ
ルスのタイミングを説明する図である。
【図4】図2の水平同期区間のノイズ量を説明する図で
ある。
【図5】水平同期区間のノイズ量検出回路7の別の例を
説明する図である。
【図6】図5の水平同期区間のノイズ量を説明する図で
ある。
【図7】水平同期区間のノイズ量検出回路7の他の例を
説明する図である。
【図8】図7の水平同期区間のノイズ量を説明する図で
ある。
【図9】図7の水平同期区間のノイズ量検出回路7の変
形を示す図である。
【図10】図9の水平同期区間のノイズ量を説明する図
である。
【図11】図2の水平同期区間のノイズ量検出回路7の
変形を示す図である。
【図12】図11の水平同期区間のノイズ量を説明する
図である。
【図13】図5の水平同期区間のノイズ量検出回路7の
変形を示す図である。
【図14】図2の水平同期区間のノイズ量検出回路7の
別の変形を示す図である。
【図15】図2のダウンカウンタ85のタイミングを説
明する図である。
【図16】図5の水平同期区間のノイズ量検出回路7の
別の変形を示す図である。
【図17】図7の水平同期区間のノイズ量検出回路7の
変形を示す図である。
【図18】図11の水平同期区間のノイズ量検出回路7
の変形を示す図である。
【図19】図13の水平同期区間のノイズ量検出回路7
の変形を示す図である。
【図20】図9の水平同期区間のノイズ量検出回路7の
変形を示す図である。
【図21】従来の映像信号処理回路におけるリダクショ
ン回路の概要を示す図である。
【符号の説明】
6…巡回型フィルタ回路 7…水平同期区間のノイズ量検出回路 75…ルックアップテーブル

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号からノイズを除去する映像
    信号処理回路において、 出力映像信号を1フレーム分だけ遅延して、これに帰還
    係数を乗算したものと、前記帰還係数分だけ入力映像信
    号を小さくしたものを加算して出力映像信号とする巡回
    型フィルタ回路と、 前記ノイズ量をパラメータとして帰還係数を格納するル
    ックアップテーブルを有し前記入力映像信号から分離さ
    れた水平同期信号の区間のノイズ量を検出して、検出ノ
    イズ量をアドレスとして前記帰還係数を読み出す水平同
    期区間のノイズ量検出回路とを備えることを特徴とする
    映像信号処理回路。
  2. 【請求項2】 前記水平同期区間のノイズ量検出回路
    は、1水平同期区間内で入力映像信号をサンプリング
    し、サンプリング値の最大値をノイズ量として検出する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の映像信号処理回
    路。
  3. 【請求項3】 前記水平同期区間のノイズ量検出回路
    は、1水平同期区間内で入力映像信号をサンプリング
    し、サンプリング値の平均値をノイズ量として検出する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の映像信号処理回
    路。
  4. 【請求項4】 前記水平同期区間のノイズ量検出回路
    は、1水平同期区間内で入力映像信号をサンプリング
    し、サンプリング値のしきい値レベルを越えるサンプル
    数をノイズ量として検出することを特徴とする、請求項
    1に記載の映像信号処理回路。
  5. 【請求項5】 前記水平同期区間のノイズ量検出回路
    は、1水平同期区間内で入力映像信号をサンプリング
    し、隣接するサンプリング値の変化量の最大値をノイズ
    量として検出することを特徴とする、請求項1に記載の
    映像信号処理回路。
  6. 【請求項6】 前記水平同期区間のノイズ量検出回路
    は、1水平同期区間内で入力映像信号をサンプリング
    し、隣接するサンプリング値の変化量の平均値をノイズ
    量として検出することを特徴とする、請求項1に記載の
    映像信号処理回路。
  7. 【請求項7】 前記水平同期区間のノイズ量検出回路
    は、1水平同期区間内で入力映像信号をサンプリング
    し、サンプリング値の分布が水平同期信号のシンクチッ
    プレベルと交差する数をノイズ量として検出することを
    特徴とする、請求項1に記載の映像信号処理回路。
  8. 【請求項8】 前記水平同期区間のノイズ量検出回路
    は、複数の水平同期区間内で入力映像信号をサンプリン
    グし、サンプリング値の最大値をノイズ量として検出す
    ることを特徴とする、請求項1に記載の映像信号処理回
    路。
  9. 【請求項9】 前記水平同期区間のノイズ量検出回路
    は、複数の水平同期区間内で入力映像信号をサンプリン
    グし、サンプリング値の平均値をノイズ量として検出す
    ることを特徴とする、請求項1に記載の映像信号処理回
    路。
  10. 【請求項10】 前記水平同期区間のノイズ量検出回路
    は、複数の水平同期区間内で入力映像信号をサンプリン
    グし、サンプリング値のしきい値レベルを越えるサンプ
    ル数をノイズ量として検出することを特徴とする、請求
    項1に記載の映像信号処理回路。
  11. 【請求項11】 前記水平同期区間のノイズ量検出回路
    は、複数の水平同期区間内で入力映像信号をサンプリン
    グし、隣接するサンプリング値の変化量の最大値をノイ
    ズ量として検出することを特徴とする、請求項1に記載
    の映像信号処理回路。
  12. 【請求項12】 前記水平同期区間のノイズ量検出回路
    は、複数の水平同期区間内で入力映像信号をサンプリン
    グし、隣接するサンプリング値の変化量の平均値をノイ
    ズ量として検出することを特徴とする、請求項1に記載
    の映像信号処理回路。
  13. 【請求項13】 前記水平同期区間のノイズ量検出回路
    は、複数の水平同期区間内で入力映像信号をサンプリン
    グし、サンプリング値の分布が水平同期信号のシンクチ
    ップレベルと交差する数をノイズ量として検出すること
    を特徴とする、請求項1に記載の映像信号処理回路。
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