JPH09283031A - ガス放電型表示パネルおよびその製造方法 - Google Patents

ガス放電型表示パネルおよびその製造方法

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JPH09283031A
JPH09283031A JP8089808A JP8980896A JPH09283031A JP H09283031 A JPH09283031 A JP H09283031A JP 8089808 A JP8089808 A JP 8089808A JP 8980896 A JP8980896 A JP 8980896A JP H09283031 A JPH09283031 A JP H09283031A
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substrate
space
partition
front substrate
substrate side
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Application number
JP8089808A
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English (en)
Inventor
Kazuo Suzuki
和雄 鈴木
Nobuyuki Ushifusa
信之 牛房
Eiji Matsuzaki
永二 松崎
Seiichi Tsuchida
誠一 槌田
Teruo Takai
輝男 高井
Kyoko Amamiya
恭子 雨宮
Muneyuki Sakagami
志之 坂上
Fusaji Shoji
房次 庄子
Shigeaki Suzuki
重明 鈴木
Naoto Yanagihara
直人 柳原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高コントラストの表示パネルを製造歩留まりよ
く得る。 【解決手段】基材の表に、放電空間をなす第1の凹部を
複数形成し、裏に、第1の凹部の底に達する深さの第2
の凹部を複数形成して、隔壁基板とする。第1および第
2の凹部の延伸方向を、パネルの積層方向にそって同一
平面に投影したとき直交するようにすることが望まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマディスプレ
イなどのガス放電型表示パネルに係り、特に、高コント
ラストの表示を行うことができ、かつ、寿命の長い、交
流駆動型のガス放電型表示パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイなどのガス放電型
表示パネルを用いた表示装置は、自己発光により表示を
行うため、視野角が広く、表示が見やすい。また、薄型
のものが作成できることや大画面を実現できるなどの特
徴をもっており、情報端末機器の表示装置や高品位テレ
ビジョン受像器への応用が期待されている。
【0003】プラズマディスプレイは、直流駆動型と交
流駆動型に大別される。このうち交流駆動型のプラズマ
ディスプレイは、電極を覆っている誘電体層のメモリー
作用のため輝度が高く、近年では、保護層の形成などに
よって、実用に耐える寿命が得られるようになった。
【0004】図7に、実用化されたプラズマディスプレ
イパネルの構造を示す部分斜視図を示す。このガス放電
型カラー表示パネルは、互いに対向して配置された背面
基板92および前面基板91を備える。背面基板92
は、前面基板91との間隙を一定に保つためのバリアリ
ブ93aを備え、前面基板91と背面基板92とは、こ
のバリアリブ93aを介して接続されている。なお、図
7は、図を見やすくするために、前面基板91と背面基
板92のバリアリブ93aとを分離して図示した。
【0005】前面基板91は前面ガラス板94a上に表
示電極(透明電極)95、バス電極96、誘電体層97
a、およびMgO膜(保護膜)98aが形成された構造
となっている。背面基板92は背面ガラス板94b上に
アドレス電極99、バリアリブ93a、および蛍光体層
914が形成された構造となっている。そして、前面基
板91と背面基板92とを、それぞれ電極の形成された
面が対向するように、互いに平行に配置してはりあわせ
ることにより、前面基板91と背面基板92の間に放電
空間93fを形成している。なお、表示電極95とアド
レス電極99とは、放電空間93fを介して直交するよ
うにする。
【0006】このガス放電型表示パネルの断面図を、図
8(a)〜(c)および図9に示す。図8(a)はアド
レス電極99に平行で、基板91,92表面に垂直な平
面で本実施例の表示パネルの一部を切断した場合の断面
図である。また、図8(b)は、図8(a)のAの位置
での断面図であり、その切断面は、アドレス電極99に
垂直で、基板91,92表面に垂直な平面である。図8
(c)は、図8(a)のBの位置での断面図であり、そ
の切断面は、アドレス電極9に垂直で、基板91,92
表面に垂直な平面である。なお、図8(a)〜(c)で
は、図を見やすくするために、断面のみを図示し、画面
奥に見えるであろう構成の図示は省略した。また、図8
(a)においてCで示した平面での断面図を、図9に示
す。
【0007】図8(b)、図8(c)に示すように、両
基板91,92との間は、透明電極95a,95bの組
ごとに、放電セル(表示セルともいう)が形成され、両
基板91,92とバリアリブ93aとにより放電空間9
3fが形成される。この放電セルの内部には、蛍光体膜
914が形成されている。また、セル内の空間93fに
は放電ガスが封入されている。この従来の表示パネルで
は、図9に示すように、バリアリブ93aは平行な棒状
をしており、横(または縦)に連続したセルの放電空間
93fは、バリアリブ93aによって隔てられていな
い。
【0008】この前面基板91の電極95,96と、背
面基板92に形成されたアドレス電極99との間に交流
電圧を印加すると、前面基板91、背面基板92および
バリアリブ93aにより形成される各セル内93fに補
助放電が発生する。この補助放電を利用して、各セルご
とに前面基板91に形成されている平行した電極95
a,96aと電極95b,96bとの間に交流電圧を印
加すると、主放電が発生する。この主放電により生じる
紫外線は、セル内部に塗布されている螢光体914を発
光させる。この表示パネルの表示は、前面基板91を通
して観察されるこの蛍光体914からの光によるもので
ある。
【0009】ここで示したガス放電型表示装置の従来例
は、フラットパネル・ディスプレイ1994(日経マイ
クロデバイス編、1993年)の第198頁〜第201
頁に記載されている。
【0010】このようなガス放電型カラー表示パネルの
従来の製造方法として、つぎに説明するような方法が知
られている。
【0011】まず、一対の透明な基板を用意する。ガス
放電型カラー表示パネルに用いる基板としては、一般
に、歪点が約450℃のソーダガラス(ソーダライムガ
ラス)板が使用される。
【0012】このガラス基板の一方(背面基板)に、厚
膜印刷法により電極用ペーストを所定パターンになるよ
うに印刷し、ペーストを100〜150℃で乾燥させた
後、500〜600℃で焼成する。つぎに、画素となる
放電セルを形成するため、この背面基板の電極パターン
を形成した面に、厚膜印刷法によりバリアリブ形成用の
ペーストを所定パターンになるように印刷し、100〜
150℃で乾燥させる。これにより、背面基板にマトリ
クス状に配列された多数のセルが形成される。なお、バ
リアリブは、十分な放電空間を確保するために、厚い膜
厚(例えば160〜200μm)が必要とされ、1回の
厚膜印刷ではこの膜厚を得ることができない。そこで、
このバリアリブ形成用ペーストの印刷及び乾燥は、複数
回行われる。このバリアリブにより形成されたセルの内
部に、厚膜印刷法により赤、青および緑の蛍光体用ペー
ストを所定のパターンで印刷し、100〜150℃で乾
燥した後、500〜600℃で焼成する。これにより、
放電セルが形成された背面基板が得られる。
【0013】他方のガラス基板(前面基板用ガラス板)
には、例えばITO(Indium Tin Oxide)などの透明な
導電体の蒸着膜を形成し、これをパターン化して、セル
の列に対して平行な2電極がセル毎に設けられるよう
に、互いに平行な多数の電極パターンを形成する。つぎ
に、この電極の抵抗を下げるため、パターンの各電極部
にバス電極を形成する。この電極を形成した面に、厚膜
印刷法により誘電体用ペーストを所定パターンになるよ
うに印刷し、100〜150℃で乾燥させた後、500
〜600℃で焼成する。さらに、得られた誘電体膜表面
に、EB(Electron Beam)蒸着法によりMgO膜を形
成する。これにより、透明電極が形成された前面基板が
得られる。
【0014】つぎに、前面基板と背面基板とを、前面基
板のMgO膜を形成した面と背面基板のセルを形成した
面を対向させて位置合わせし、両基板の縁部分をシール
用鉛ガラスで覆って、約450℃で加熱し、両基板間の
シールを行った後、両基板およびシール部で囲まれる空
隙内の空気を排気管から排気し、この排気管を介してこ
の空隙内に放電ガスを入れる。最後に、排気管の焼きち
ぎり(チップオフ)を行い、放電ガスを封止する。以上
により、ガス放電型カラー表示パネルが作成される。
【0015】なお、上述の説明では、背面基板にバリア
リブを形成したが、表示パネルの設計によっては、バリ
アリブが前面基板に形成されたり、前面基板および背面
基板の双方に形成される場合がある。また、電極やMg
O膜を厚膜印刷法により形成する場合もある。
【0016】いずれにしても、このような従来の表示パ
ネル製造方法は、バリアリブ、電極及び蛍光体等を厚膜
印刷法により形成するため、比較的容易に表示パネルを
作製できるという利点を有している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
技術によるガス放電型カラー表示パネルは、補助放電及
び主放電が同一放電空間で行なわれる。従って、主放電
が起きていないところでも補助放電による発光が生じ、
充分なコントラストが得られないという問題がある。十
分なコントラストが得られない場合、フルカラー化に十
分な階調を表現するためには、複雑な駆動方法により高
速の時分割制御を行なわなくてはならない。
【0018】そこで、このような交流駆動型プラズマデ
ィスプレイの更なる高コントラスト化・長寿命化を発現
させる手段の一つとして、例えば、特願平7―255698号
では、前面基板と背面基板との間に隔壁を有する隔壁基
板を挟みこみ、この隔壁によって、放電空間を、表示の
ための放電を発生させる前面基板側の空間と、背面基板
側の空間とに分離し、表示電極とアドレス電極との間の
放電を隔壁基板に設けた開口部を通して行うということ
が提案されている。
【0019】図6に、この場合の断面図を示す。図6
(a)は、アドレス電極10に平行な断面を、図6(b)
はアドレス電極10に垂直な、図6(a)に示したA-B間
の断面を、図6(c)はアドレス電極10に垂直な図6
(a)に示したC-D間の断面を、それぞれ示している。
【0020】このガス放電型表示装置では、前面基板1
に設けられた表示電極6およびバス電極7と背面基板2
に設けたアドレス電極10との間に交流電圧を印加し、
隔壁13に設けられた開口部14と、主放電空間10
0、背面基板側の放電空間200とを介してアドレス放
電を発生させ、所定の放電セルに主放電を発生させる。
この主放電で発生する紫外線により蛍光体12を発光さ
せ、表示を行っている。
【0021】この構成により、表示セルのアドレス時に
行う、表示電極6およびバス電極7とアドレス電極10
との間の放電において、アドレス電極10がカソードと
して働く場合に紫外線が強く発生する場所は、隔壁13
に設けた開口部14の内側となる。この場所には蛍光体
が存在せず、また主放電空間100側に存在するに蛍光
体12は隔壁13によって発生した紫外線から遮蔽され
るため、アドレス時の蛍光体12による余分な発光が抑
制され、高コントラストが達成される。また、表示電極
6およびバス電極7とアドレス電極10との間で発生す
る放電の電圧降下が隔壁13に設けた開口部14で大き
くなるため、イオン衝撃による蛍光体12のダメージを
抑制でき、蛍光体12の寿命を長くすることができる。
【0022】また隔壁基板3は前面基板1や背面基板2
とは関係なく製造できるので、バリアリブ11および1
5の製造歩留まり低下や開口部14の製造歩留まり低下
に伴う、前面基板1や背面基板2の損失をなくすことが
でき、ガス放電型表示装置の製造歩留まりを高くできる
効果もある。
【0023】しかし、この表示パネルでは、開口部14
と、主放電空間100と背面基板側放電空間200を形
成するために、開口部14形成と、バリアリブ11形成
と、バリアリブ15形成という3段階の工程が必要であ
る。また、開口部14とバリアリブ11およびバリアリ
ブ15の位置関係が所定のものから大きく逸脱した場
合、隔壁基板3に欠陥が生じてしまうため、開口部14
とバリアリブ11とバリアリブ15の形成位置を精度よ
く制御しなければならない。これらは、隔壁基板3の製
造効率を低下させ、隔壁基板3の製造コストを高くして
しまう原因となっている。
【0024】また、開口部14の厚みの分だけ表示電極
6およびバス電極7とアドレス電極10の間隔が大きく
なり、アドレス放電時に表示電極6およびバス電極7と
アドレス電極10との間で必要な放電電圧を増大させて
しまう。これは本表示装置作動時の消費電力を増加させ
るだけでなく、アドレス放電を制御するLSIの製造コ
ストを押し上げる原因にもなっている。
【0025】そこで、本発明は、表示電極を設けた前面
基板とアドレス電極を設けた背面基板との間に隔壁基板
を挟み込んだ上、さらに、隔壁構造と隔壁基板製造法と
を改善して、製造歩留まりよく製造できる、高いコント
ラストの表示が可能なガス放電型表示パネルと、その製
造方法とを提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、主放電用電極を備える前面基板と、補
助放電用電極を備える背面基板と、上記前面基板と上記
隔壁基板との間隙を、前面基板側の空間と背面基板側の
空間とに分離する隔壁基板と、上記前面基板側の空間を
複数の主放電空間に分画する前面基板側バリアリブと、
上記背面基板側の空間を複数の補助放電空間に分画する
背面基板側バリアリブと、上記主放電空間の内壁に形成
された蛍光体層とを備え、上記隔壁基板は、上記主放電
空間と上記補助放電空間との連通のための開口部を有す
るガス放電型表示パネルが提供される。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の表示パネルでは、前面基
板側バリアリブが、同一方向に延伸された複数の帯状部
材からなり、背面基板側バリアリブが、同一方向に延伸
された複数の帯状部材からなる場合には、前面基板側バ
リアリブの延伸方向と、上記背面基板側バリアリブの延
伸方向とを、パネルの積層方向にそって同一平面に投影
したとき交叉するようにする。
【0028】また、前面基板側バリアリブおよび上記背
面基板側バリアリブのうちのいずれか一方が、格子状部
材からなり、他方が、第1の方向に延伸された複数の帯
状部材からなるようにしてもよい。この場合、格子状部
材は、第2の方向に延伸された、帯状の、隔壁基板表面
に第1の間隔で配置された複数の縦部材と、第2の方向
と交叉する第3の方向に伸びた、隔壁基板表面に第1の
間隔より短い間隔で配置された、上記縦部材の間を接続
する複数の横部材とにより構成され、第1の方向と第2
の方向とは、パネルの積層方向にそって同一平面に投影
したとき交叉する。なお、前面基板側バリアリブを格子
状部材とし、背面基板側バリアリブが帯状部材とするこ
とが望ましい。
【0029】さらに、前面基板側バリアリブおよび上記
背面基板側バリアリブの両方が格子状部材の場合、格子
状部材は、第1の方向に延伸された、帯状の、隔壁基板
表面に第1の間隔で配置された複数の縦部材と、第1の
方向と交叉する第2の方向に延伸された、隔壁基板表面
に上記第1の間隔より短い間隔で配置された、帯状部材
の間を接続する複数の横部材とにより構成され、前面基
板側バリアリブの第1の方向と、背面基板側バリアリブ
の第2の方向とは、パネルの積層方向にそって同一平面
に投影したとき交叉する。
【0030】なお、隔壁基板の開口部は、前面基板側上
から見て、主放電空間と補助放電空間とが重なる位置に
設けられていることが望ましい。
【0031】また、本発明では、主放電用電極を備える
前面基板を形成する前面基板形成工程と、補助放電用電
極を備える背面基板を形成する背面基板形成工程と、前
面基板と隔壁基板との間隙を、前面基板側の空間と背面
基板側の空間とに分離する隔壁基板とを形成する隔壁基
板形成工程と、背面基板、隔壁基板、および前面基板
を、この順で積層し、積層体側面を封止材で固定する組
み立て工程とを備えるガス放電型表示パネルの製造方法
が提供される。
【0032】本発明の製造方法における隔壁基板形成工
程は、基材の表裏のうち一方の面に、放電空間をなす第
1の凹部を複数形成する工程と、他方の面に、第1の凹
部の底に達する深さの第2の凹部を、複数形成する工程
と、第1の凹部および第2の凹部のいずれか一方の内壁
に、蛍光体層を形成する工程とを備える。
【0033】このようにすれば、主放電空間と補助放電
空間との底部の位置を重ねることにより、特に開口部を
形成する工程を設けなくても、開口部を設けることがで
きる。また、このようにして開口部を形成すると、開口
部周囲の隔壁基板の厚みを非常に薄くできるため、隔壁
の絶縁材料による減衰が少なくでき、アドレス時に前面
基板に形成した表示電極およびバス電極と背面基板に形
成したアドレス電極との間の放電電圧を減少させること
ができる。
【0034】このようにする場合、第1の凹部を、同一
間隔で設けられ、第1の方向に伸びた、あらかじめ定め
られた深さの第1の溝とし、第2の凹部を、同一間隔で
設けられ、第2の方向に伸びた、上記第1の溝の底部に
達する深さの第2の溝とし、第1の方向と、第2の方向
とが、パネルの積層方向にそって同一平面に投影したと
き交叉することが望ましい。このようにすれば、前面基
板側上から見て、主放電空間と補助放電空間とが重なる
位置に、開口部があくことになるため、開口部の位置合
わせを特に行う必要がないため、隔壁基板の製造効率を
向上させることが可能となる。
【0035】また、第1の凹部および第2の凹部のいず
れかまたは両方を、縦横に一定間隔で配置した凹部とし
てもよい。このような凹部を形成すると、隔壁基板に
は、格子状のバリアリブが形成されることになる。この
場合も、第1の凹部の延びる方向と、第2の凹部の延び
る方向とがパネルの積層方向にそって同一平面に投影し
たとき交叉することが望ましい。前面基板側上から見
て、主放電空間と補助放電空間とが重なる位置に、開口
部があくことになるからである。
【0036】
【実施例】
<実施例1>本発明の第1の実施例を、図1および図2
により説明する。図1は本発明を適用したガス放電型表
示装置の隔壁基板を示した説明図である。図1の(a)
は隔壁基板の前面基板側の面を、図1(b)は隔壁基板
の背面基板側の面を示したものである。図2は本発明を
適用したガス放電型表示装置の隔壁基板を断面図で示し
たものである。図2の(a)はアドレス電極に平行な断
面を、図2(b)はアドレス電極に垂直な、図2(a)に
示したA-B断面を、図2(C)はアドレス電極に垂直な、
図2(a)に示したC-D断面を示している。
【0037】これらの図において、1は前面基板を、2
は背面基板を、3は隔壁基板を、4は前面ガラス基板
を、5は背面ガラス基板を、6と6aは透明導電材料か
らなる表示電極を、7と7aは表示電極の一部と重なる
ように設けられたバス電極を、8は誘電体層を、9はM
gOからなる保護層を、10と10aはアドレス電極
を、11は主放電空間を限定するバリアリブを、12は
蛍光体を、13は主放電空間と背面基板側放電空間(補
助放電空間)とを分離する隔壁を、14は隔壁13に設
けられた開口部を、15は背面基板側放電空間を限定す
るバリアリブを、100は表示のための主放電を発生さ
せるための主放電空間を、200は背面基板側放電空間
を示す。
【0038】以下、本実施例における表示パネルの製造
工程について説明する。まず、前面基板1の製造方法に
ついて説明する。 (1)前面ガラス基板4(ソーダライムガラス板)を、
中性洗剤等を用いて洗浄する。
【0039】(2)洗浄した前面ガラス基板4上にスパ
ッタリング法や電子線蒸着法などの成膜手法により酸化
スズ(SnO2)膜やITO(Indium Tin
Oxide)膜などの透明導電膜を形成する。次いで周
知のフォトエッチング法によって透明伝導膜の加工を行
い、表示電極6、6aとして働く電極パターンを形成す
る。表示電極のパターン寸法は製造する放電セルの大き
さに合わせて定めればよい。
【0040】(3)表示電極6、6aを形成した前面ガ
ラス基板4上に、スパッタリング法や電子線蒸着法など
の成膜手法を用いてクロム(Cr)膜で銅(Cu)膜を
サンドイッチしたCr/Cu/Cr積層膜を形成する。
次いで、周知のフォトエッチング法を用いてCr/Cu
/Cr積層膜の加工を行い、表示電極6、6aの一部に
重なるように電極パターンを形成し、バス電極7、7a
とする。Cu膜の膜厚とバス電極のパターン寸法はバス
電極に要求される抵抗値などによって定めればよい。
【0041】(4)表示電極パターンとバス電極パター
ンを形成した前面ガラス基板4の所定の場所にアルミニ
ウム(Al)、シリコン(Si)、酸素(O)を主成分
とする加水分解型コーティング剤(アルコキシドなど)
をブレード法やスプレー法等のようによって塗布し、1
00〜400℃の温度で1〜60分間加熱することによ
り0.005〜0.03mmの誘電体層8を形成する。
【0042】(5)スパッタリング法や電子線蒸着法等
の成膜手法を用いてMgOを所定の場所に成膜し、保護
膜9とする。
【0043】以上の工程により、前面基板1が得られ
た。なお、本実施例では、Al、Si、Oを主成分とす
る加水分解型コーティング剤として、トリ(n−ブトキ
シ)アルミニウムと、テトラ(n−ブチル)シリケート
とを、AlおよびSiの酸化物に換算したとき37:6
3の重量比で含むn−ブタノール溶液を、常温で加水分
解して得られたゲルを用いた。
【0044】次に背面基板2の製造工程について説明す
る。 (1)背面ガラス基板5(ソーダライムガラス)を、中
性洗剤等を用いて洗浄する。
【0045】(2)洗浄した背面ガラス基板5上にスパ
ッタリング法や電子線蒸着等の成膜手法によりCr膜で
Cu膜をサンドイッチしたCr/Cu/Cr積層膜を形
成する。次いで、周知のフォトエッチング法を用いてC
r/Cu/Cr積層膜を加工し、アドレス電極10、1
0aとする電極パターンを形成する。Cu膜の膜厚とア
ドレス電極のパターン寸法はアドレス電極に要求される
抵抗値によって定めればよい。
【0046】(3)アドレス電極を形成した背面ガラス
基板5の所定の場所にAl、Si、Oを主成分とする加
水分解型コーティング剤をブレード法やスプレー法等の
ようによって塗布し、100〜400℃の温度で1〜6
0分間加熱することにより0.005〜0.03mmの
誘電体層8を形成する。
【0047】(4)スパッタリング法や電子線蒸着法等
の成膜手法を用いてMgOを所定の場所に成膜し、保護
膜9とする。
【0048】以上の工程により、背面基板2が完成し
た。なお、背面基板2には、パネル組立後に行う排気と
ガス導入のためにチップ管(図示せず)を取り付けた。
【0049】次に隔壁基板3の製造工程を図3に従って
説明する。 (1)隔壁用ガラス板30として、図3(a)に示すホ
ウ珪酸ガラス板(またはセラミックスからなる板材)を
用意し、中性洗剤などを用いて洗浄する。
【0050】(2)隔壁用ガラス板30上に感光性フィ
ルム31を形成し、周知の露光、現像、水洗、乾燥を行
うことにより主放電空間を形成するための所定のフィル
ムパターンを形成する(図3(b))。次いで、サンド
ブラスト法を用いて加工を行い、隔壁用ガラス板30に
主放電空間100を分離するバリアリブ11を形成する
(図3(c))。この場合、主放電空間100の深さが
おおよそ所定の値となるようにブラスト条件を調整す
る。
【0051】(3)隔壁用ガラス板30の主放電空間1
00を設けた面の反対側の面に感光性フィルムを形成
し、周知の露光、現像、水洗、乾燥を行うことにより、
背面基板側放電空間を形成するための所定のパターンを
形成する(図3(d))。この際、背面基板側放電空間
200を形成するためのパターンの延伸方向は、主放電
空間100の延伸方向と互いにほぼ直交させる。
【0052】次いで、サンドブラスト法を用いて加工を
行い、背面基板側放電空間200を分離するバリアリブ
15を形成する(図3(e))。この場合、背面基板側
放電空間200の深さがおおよそ所定の値となるように
ブラスト条件を調整する。
【0053】以上の工程により、主放電空間100と背
面基板側放電空間200とを分離する隔壁13と、主放
電空間100と背面基板側放電空間200とを接続する
開口部14が形成され、同時に、開口部14が形成され
る。開口部14の寸法と形状と位置と個数の制御は、主
放電空間100と背面基板側放電空間200の寸法と方
向と位置と個数を制御することでおこなう。
【0054】なお、本実施例では、背面基板側放電空間
200の形成より先に主放電空間100を形成している
が、この順序を逆転させても差し支えないし、また、可
能であるならば主放電空間100と背面基板側放電空間
200を同時に形成しても差し支えない。
【0055】また、本実施例では、隔壁基板3の凹部の
形成(すなわち、バリアリブ11およびバリアリブ15
の削り出し)にサンドブラスト法を用いているが、エッ
チング法など、他の方法を用いてもさしつかえない。た
だし、サンドブラスト法やエッチング法などは、位置精
度がよく、また、開口部14の形成がバリアリブの形成
と同時に行われるため、本発明に適している。
【0056】また、本実施例では、隔壁基板をガラス板
やセラミックス板などの電気的絶縁性板材を用いて形成
したが、表面を絶縁材料で被覆した金属板などの導電性
材料を用いても差し支えない。この場合には、隔壁基板
の機械的強度が大きくなり、製造歩留まりの向上などが
期待される。
【0057】以上のようにして得られた基板1〜3を位
置合わせし、その周囲を、封止材(フリットガラス)を
ディスペンサで塗布して覆った後、300℃〜400℃
で熱処理して封止材33を固定する。これにより、精度
良く表示パネルの組み立てを行うことができた。
【0058】最後に、チップ管(図示せず)を介してセ
ル内部の空気を抜いて真空にし、He−5%Xe混合ガ
スを、セル内部の気圧が300Torr〜500Tor
r(39.9kPa〜66.5kPa)になるまで導入
した後、局部加熱により、チップ管を加熱し、チップオ
フを行って、ガス放電型カラー表示パネルを得た。
【0059】この表示パネルでは、背面基板2に形成さ
れた、各セル位置で交叉する2つの電極10に交流電圧
を印加することにより、補助放電空間200内に補助放
電を発生させる。この補助放電の影響は、導通経路14
を通して波及し、主放電空間100内の放電を容易にす
る。この状態で、前面基板1に形成された平行な2つの
電極間6および7と6aと7aとに交流電圧を印加する
と、主放電が発生する。この主放電により生じる紫外線
は、螢光体12を発光させる。その光は、前面基板1の
ガラス板4および透明電極6,6aを透して外部に照射
されるため、外部からセルの発色が観察されることにな
る。なお、本実施例の表示パネルでは、補助放電の発光
は、隔壁13で遮光され、主放電による発光のみが観察
されることになるため、主放電の発生したセルと、主放
電の発生していないセルとの間に、充分なコントラスト
(100:1以上)を得ることができた。
【0060】なお、本実施例では、バス電極7,7aと
補助放電用電極10の材料としてCr/Cu/Cr積層
膜を用いているが、Ag、Cu、Cr、Al、Ti、N
i、W、Mo、あるいはこれらの金属の合金、またはこ
れらの金属あるいは合金の積層膜を用いてもさしつかえ
ない。また、バス電極7,7aと補助放電用電極10を
構成する材料の形成方法は、厚膜印刷法や、スパッタリ
ング法、真空蒸着法(電子線蒸着法、抵抗加熱蒸着
法)、あるいは、めっき法(無電解めっき法、電解めっ
き法)などから、適宜選択することができる。透明電極
6,6aを構成する材料も、ITOに限定されるもので
はなく、酸化スズなど、十分な導電性を有する透明な材
料であればよい。また、その形成方法としても、スパッ
タリング法、真空蒸着法(電子線蒸着法、抵抗加熱蒸着
法)、化学気相反応法、あるいはゾル−ゲル法など、適
宜選択してさしつかえない。
【0061】誘電体層8の形成方法にも特に制限はな
く、スパッタリング法、化学気相反応法、ゾル−ゲル
法、厚膜印刷法など適宜選択してさしつかえない。ま
た、本実施例では保護層9としてMgOを用いている
が、スパッタリング率が低く、2次電子放出能が高い材
料であれば良く、MgOのほか、CaOやSrO、ある
いは、これらの混合物を用いても良い。
【0062】さらに、本実施例では、放電ガスとしてH
eとXeの混合気体を用いているが、これらに限定され
るものではなく、例えばNeとXeの混合気体など、放
電により蛍光体を発光させるのに必要や放射線を発生さ
せるものであればよい。また、本実施例では基板1,2
の基材としてソーダガラス板4,5を用いたが、他の基
材を用いてもよい。ただし、前面基板1の基材として
は、透明な材料を用いる。
【0063】本実施例の隔壁基板製造方法によれば、隔
壁基板に開口部を設けるという工程を省略することが可
能となる。また、主放電空間100と背面基板側放電空
間200の寸法と位置を制御することで、開口部の寸法
と位置の制御を行うことができる。このため、隔壁基板
の製造効率を向上させる効果がある。また、主放電空間
100と背面基板側放電空間200は交差位置において
互いに食い込んでおり、開口部の厚みを非常に薄くでき
るため、アドレス時に表示電極およびバス電極とアドレ
ス電極との間で必要な放電電圧を減少させる効果があ
る。
【0064】<実施例2>本発明の第2の実施例を、図
4および図5により説明する。図4は本発明を適用した
ガス放電型表示装置の隔壁基板を示した説明図である。
図4(a)は隔壁基板の前面基板側の面を、図4(b)は
隔壁基板の背面基板側の面を示したものである。図5は
本発明を適用したガス放電型表示装置の隔壁基板を断面
図で示したものである。図5(a)はアドレス電極に平
行な断面を、図5(b)はアドレス電極に垂直な、同図
(a)に示したA-B断面を、図5(C)はアドレス電極に
垂直な、図5(a)に示したC-D断面を、それぞれ示して
いる。
【0065】図4と図5からわかるように、第1の実施
例と第2の実施例の相違点は、表示のための放電を発生
させる主放電空間100が格子状に形成されたバリアリ
ブ11によって表示セル毎に分離されている点にある。
これ以外の構成や製造方法は、第1の実施例とおなじで
ある。本実施例においても、実施例1と同様に、高コン
トラストの表示が可能なパネルを、安定して容易に得る
ことができた。
【0066】本実施例では、開口部14は格子状セルの
ほぼ中央に形成されているが、主放電空間100と背面
基板側放電空間200の寸法と方向と位置と個数を制御
することにより、異なった位置や形状や個数に形成して
も差し支えない。また、本実施例では、前面基板側のバ
リアリブ11のみが格子状になっているが、この代わり
に、背面基板側のバリアリブ15を格子状にしてもよ
い。また、前面基板側および背面基板側の両方のバリア
リブ11,15を格子状にしてもよい。なお、両方のバ
リアリブ11,15を格子状にする場合には、組み立て
工程において、チップ管を介してセル内部の空気を抜い
て真空にする代わりに、真空雰囲気中で組み立てを行え
ばよい。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、前面基板側空間と背面
基板側空間とを接続する開口部がこれら空間の交差する
箇所に形成できるため、隔壁基板に開口部のみを設ける
という工程を省略することが可能となる。また、これら
空間の寸法と位置を制御することで、開口部の寸法と位
置の制御を行うことができる。このため、隔壁基板の製
造効率を向上させる効果がある。
【0068】また、これら空間の交差位置における開口
部の厚みを非常に薄くできるため、隔壁の絶縁材料によ
る減衰が少なくでき、アドレス時に前面基板に形成した
表示電極およびバス電極と背面基板に形成したアドレス
電極との間の放電電圧を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の表示パネルにおける隔壁基板の構
造を示す部分外観図である。
【図2】 実施例1の表示パネルの構造を示す部分断面
図である。
【図3】 実施例1における隔壁基板の製造工程を示す
工程フロー図である。
【図4】 実施例2の表示パネルにおける隔壁基板の構
造を示す部分外観図である。
【図5】 実施例2の表示パネルの構造を示す部分断面
図である。
【図6】 隔壁基板を有するガス放電型表示パネルの構
造例を示す部分断面図である。
【図7】 従来技術によるガス放電型表示パネルの部分
斜視図である。
【図8】 従来技術によるガス放電型表示パネルの構造
を示す部分断面図である。
【図9】 従来技術によるガス放電型表示パネルのバリ
アリブの構造を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1…前面基板、2…背面基板、3…隔壁基板、4…前面
ガラス基板、5…背面ガラス基板、6、6a…表示電極
(透明電極)、7、7a…バス電極、8…誘電体層、9
…保護膜(MgO)、10、10a…アドレス電極、1
1…主放電空間を限定するバリアリブ、12…蛍光体
層、13…主放電空間と背面基板側放電空間とを分離す
る隔壁、14…隔壁13に設けられた開口部、15…背
面基板側放電空間バリアリブ、30…隔壁用ガラス板、
31…感光性フィルム、100…主放電空間、200…
背面基板側放電空間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 槌田 誠一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 高井 輝男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 雨宮 恭子 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 坂上 志之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 庄子 房次 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 鈴木 重明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 柳原 直人 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主放電用電極を備える前面基板と、 補助放電用電極を備える背面基板と、 上記前面基板と上記隔壁基板との間隙を、前面基板側の
    空間と背面基板側の空間とに分離する隔壁基板と、 上記前面基板側の空間を複数の主放電空間に分画する前
    面基板側バリアリブと、 上記背面基板側の空間を複数の補助放電空間に分画する
    背面基板側バリアリブと、 上記主放電空間の内壁に形成された蛍光体層とを備え、 上記隔壁基板は、上記主放電空間と上記補助放電空間と
    の連通のための開口部を有し、 上記前面基板側バリアリブは、同一方向に延伸された複
    数の帯状部材からなり、 上記背面基板側バリアリブは、同一方向に延伸された複
    数の帯状部材からなり、 上記前面基板側バリアリブの延伸方向と、上記背面基板
    側バリアリブの延伸方向とは、パネルの積層方向にそっ
    て同一平面に投影したとき交叉することを特徴とするガ
    ス放電型表示パネル。
  2. 【請求項2】主放電用電極を備える前面基板と、 補助放電用電極を備える背面基板と、 上記前面基板と上記隔壁基板との間隙を、前面基板側の
    空間と背面基板側の空間とに分離する隔壁基板と、 上記前面基板側の空間を複数の主放電空間に分画する前
    面基板側バリアリブと、 上記背面基板側の空間を複数の補助放電空間に分画する
    背面基板側バリアリブと、 上記主放電空間の内壁に形成された蛍光体層とを備え、 上記隔壁基板は、上記主放電空間と上記補助放電空間と
    の連通のための開口部を有し、 上記前面基板側バリアリブおよび上記背面基板側バリア
    リブのうちのいずれか一方は、格子状部材からなり、他
    方は、第1の方向に延伸された複数の帯状部材からな
    り、 上記格子状部材は、 第2の方向に延伸された、帯状の、隔壁基板表面に第1
    の間隔で配置された複数の縦部材と、 上記第2の方向と交叉する第3の方向に伸びた、隔壁基
    板表面に上記第1の間隔より短い間隔で配置された、上
    記縦部材の間を接続する複数の横部材とにより構成さ
    れ、 上記第1の方向と上記第2の方向とは、パネルの積層方
    向にそって同一平面に投影したとき交叉することを特徴
    とするガス放電型表示パネル。
  3. 【請求項3】請求項2において、 上記前面基板側バリアリブが格子状部材からなり、 上記背面基板側バリアリブが帯状部材からなることを特
    徴とするガス放電型表示パネル。
  4. 【請求項4】主放電用電極を備える前面基板と、 補助放電用電極を備える背面基板と、 上記前面基板と上記隔壁基板との間隙を、前面基板側の
    空間と背面基板側の空間とに分離する隔壁基板と、 上記前面基板側の空間を複数の主放電空間に分画する前
    面基板側バリアリブと、 上記背面基板側の空間を複数の補助放電空間に分画する
    背面基板側バリアリブと、 上記主放電空間の内壁に形成された蛍光体層とを備え、 上記隔壁基板は、上記主放電空間と上記補助放電空間と
    の連通のための開口部を有し、 上記前面基板側バリアリブおよび上記背面基板側バリア
    リブは、それぞれ、格子状部材からなり、 上記格子状部材は、 上記第1の方向に延伸された、帯状の、隔壁基板表面に
    第1の間隔で配置された複数の縦部材と、 上記第1の方向と交叉する第2の方向に延伸された、隔
    壁基板表面に上記第1の間隔より短い間隔で配置され
    た、上記帯状部材の間を接続する複数の横部材とにより
    構成され、 上記前面基板側バリアリブの第1の方向と、上記背面基
    板側バリアリブの上記第2の方向とは、パネルの積層方
    向にそって同一平面に投影したとき交叉することを特徴
    とするガス放電型表示パネル。
  5. 【請求項5】請求項1〜4において、 上記隔壁基板は、 上記前面基板側上から見て、上記主放電空間と上記補助
    放電空間とが重なる位置に、上記開口部を有することを
    特徴とするガス放電型表示パネル。
  6. 【請求項6】主放電用電極を備える前面基板を形成する
    前面基板形成工程と、 補助放電用電極を備える背面基板を形成する背面基板形
    成工程と、 上記前面基板と上記隔壁基板との間隙を、前面基板側の
    空間と背面基板側の空間とに分離する隔壁基板とを形成
    する隔壁基板形成工程と、 上記背面基板、上記隔壁基板、上記前面基板を、この順
    で積層し、積層体側面を封止材で固定する組み立て工程
    とを備え、 上記隔壁基板形成工程は、 基材の表裏のうち一方の面に、放電空間をなす第1の凹
    部を複数形成する工程と、 上記基材の他方の面に、上記第1の凹部の底に達する深
    さの第2の凹部を、複数形成する工程と、 上記第1の凹部および上記第2の凹部のいずれか一方の
    内壁に、蛍光体層を形成する工程とを備えることを特徴
    とするガス放電型表示パネルの製造方法。
  7. 【請求項7】請求項6において、 上記第1の凹部は、同一間隔で設けられ、第1の方向に
    伸びた、あらかじめ定められた深さの第1の溝であり、 上記第2の凹部は、同一間隔で設けられ、第2の方向に
    伸びた、上記第1の溝の底部に達する深さの第2の溝で
    あり、 上記第1の方向と、上記第2の方向とは、パネルの積層
    方向にそって同一平面に投影したとき交叉することを特
    徴とするガス放電型表示パネルの製造方法。
JP8089808A 1996-04-11 1996-04-11 ガス放電型表示パネルおよびその製造方法 Pending JPH09283031A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100519913B1 (ko) * 2002-08-30 2005-10-10 주식회사 파티클로지 플라즈마 디스플레이 패널의 격벽 제조방법
KR100570673B1 (ko) * 2001-01-16 2006-04-12 삼성에스디아이 주식회사 가스 방전 표시장치

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