JPH11339666A - Ac型プラズマディスプレイパネル用前面基板およびac型プラズマディスプレイパネル - Google Patents

Ac型プラズマディスプレイパネル用前面基板およびac型プラズマディスプレイパネル

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JPH11339666A
JPH11339666A JP10148601A JP14860198A JPH11339666A JP H11339666 A JPH11339666 A JP H11339666A JP 10148601 A JP10148601 A JP 10148601A JP 14860198 A JP14860198 A JP 14860198A JP H11339666 A JPH11339666 A JP H11339666A
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JP
Japan
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substrate
color filter
display panel
plasma display
transparent
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JP10148601A
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English (en)
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Hideo Yamanaka
英雄 山中
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機顔料を分散させた高分子膜からなる液晶
表示装置用カラーフィルタを用いることのできる、AC
型プラズマディスプレイパネル用前面基板およびAC型
プラズマディスプレイパネルの提供が望まれている。 【解決手段】 白色蛍光体を有してなる透明ガラス製の
背面基板に対向させられ、これに貼合されることによっ
てAC型プラズマディスプレイパネルを形成する前面基
板30である。赤、青、緑のカラーフィルタ層23を形
成してなるカラーフィルタ基板20のカラーフィルタ層
23形成面に透明の薄板ガラス21が透明接着剤22に
よって接着されている。薄板ガラス21上には透明電極
27およびバス電極25、誘電体層28、保護膜29が
形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AC型プラズマデ
ィスプレイパネル用前面基板およびこれを用いてなるA
C型プラズマディスプレイパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】AC型プラズマディスプレイパネル(P
DP)は、放電ガスを充填した空間内でプラズマ放電を
起こさせ、紫外線や電子線といった放電光を発生させ、
この放電光が蛍光体を励起した際に得られる可視光を利
用して表示を行うものである。このようなAC型プラズ
マディスプレイパネルとしては、図6に示すように対を
なす放電用の透明電極(放電用電極)1a、1bを有し
た前面基板2と、情報を書き込むためのデータ電極3を
有した背面基板4とを対向させ、貼合封着して構成する
3電極構造の面放電型のものが現在のところ一般的であ
る。
【0003】このAC型カラープラズマディスプレイパ
ネルにおいて前面基板2には、透明ガラス基板5の内面
に前述した対をなす放電用の透明電極1a、1b…が並
列した状態で多数対ストライプ状に形成され、さらにこ
れら対のそれぞれの間にブラックマスク6…がやはり並
列した状態でストライプ状に形成されている。透明電極
1a、1bの上(内面側)には、その長さ方向に沿って
該透明電極1a、1bの側端部にそれぞれバス電極7が
形成されている。バス電極7は、これが形成された透明
電極1a(1b)の配線抵抗を下げるために形成された
ものである。
【0004】そして、これら透明電極1a、1b…、ブ
ラックマスク6…、バス電極7…を覆って透明の誘電体
層8が形成されており、さらに該誘電体層8を覆ってM
gOからなる保護膜9が形成されている。ここで、誘電
体層8は放電電流を制限するもので、コンデンサのた
め、放電をすると自動的に放電を停止する機能をもった
ものである。また、このような機能を発揮するべく、誘
電体層8は高い透過率と高い絶縁耐圧とを有したものと
なっている。保護膜9は、放電の電圧を下げ、寿命を延
ばす役割を果たすように機能するものである。
【0005】一方、背面基板4には、透明ガラス基板1
0の内面に前述したデータ電極3…が並列した状態でス
トライプ状に形成されており、さらにこれらデータ電極
3…を覆って誘電体材料からなる白色グレーズ11が形
成されている。この白色グレーズ11上には、バリアリ
ブ12…が並列した状態でストライプ状に形成され、さ
らにこれらバリアリブ12、12間には、該バリアリブ
12の側面および前記白色グレーズ11上を覆った状態
に蛍光体13が設けられている。また、バリアリブ12
の上面には黒リブトップ14が設けられている。
【0006】なお、バリアリブ12は前記データ電極3
…の、隣り合うデータ電極3、3間の直上位置となるよ
うに配置されている。また、蛍光体13については、
赤、緑、青の3色のものが繰り返し配列した状態に形成
配置されている。そして、このような構成からなる前面
基板2と背面基板4とが、前記透明電極1a、1bとデ
ータ電極3とが直交するように対向させられ、前述した
ように貼合され封着されることにより、AC型カラープ
ラズマディスプレイパネルが形成されているのである。
【0007】ところで、このようなAC型カラープラズ
マディスプレイパネルでは、プラズマ放電による放電光
によって蛍光体13が励起されると、赤、緑、青の各色
の蛍光体13からそれぞれ可視光領域の赤、緑、青の各
色が得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記A
C型カラープラズマディスプレイパネルにあっては、蛍
光体13の励起により得られる各色の輝度や色純度、特
に青色のレベルが低く、したがって蛍光体改善による輝
度アップと色純度改善が望まれている。このような要望
に応えるものの一例として、特開平1−194240号
公報に開示されたプラズマディスプレイパネルがある。
このプラズマディスプレイパネルは、蛍光体を白色蛍光
体で形成するとともに該蛍光体から発生する白色光の光
路中にフィルタを配置することで、白色光を構成する複
数の波長成分をフィルタによって選択し、所望の色彩表
示を行うとしたものである。
【0009】ところが、この公報にはどのようなタイプ
のカラーフィルタを用いるかが記載されていない。プラ
ズマディスプレイパネルはその組立時、高温排気処理を
行うため、有機系のカラーフィルタのタイプを用いるこ
とができないことから、一般的なPDP用カラーフィル
タを用いるならば、ガラス含有タイプや顔料タイプが用
いられることになるが、いずれのものも蛍光体の色的補
助を主たる目的とするもので、液晶表示装置用カラーフ
ィルタのような光の3原色に近い色度を持たず、光透過
率も低い。
【0010】そこで、光の3原色に近い色度と高透過率
の有機顔料を分散させた高分子膜からなる液晶表示装置
用カラーフィルタを内蔵したプラズマディスプレイパネ
ルが望まれているが、前述したように組立工程において
約250℃で約2時間の真空排気処理(高温排気処理)
を行うことによるアウトガスおよび耐熱性の問題や、プ
ラズマ放電による紫外線によって着色成分が変質し、色
純度や透過率が悪化するなどの問題があり、従来の構造
のままで液晶表示装置用カラーフィルタを用いることは
できないのである。
【0011】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、有機顔料を分散させた高
分子膜からなる液晶表示装置用カラーフィルタを用いる
ことのできる、AC型プラズマディスプレイパネル用前
面基板およびAC型プラズマディスプレイパネルを提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のAC型プラズマ
ディスプレイパネル用前面基板では、少なくとも表示領
域内に光の3原色に近い色度と高透過率の有機顔料を分
散させた高分子膜からなる耐熱性の赤、青、緑のカラー
フィルタ層を形成してなるカラーフィルタ基板のカラー
フィルタ層形成面に透明の薄板ガラスが耐熱性の透明接
着剤によって接着され、前記薄板ガラス上に透明電極お
よびバス電極、誘電体層、保護膜が形成されてなること
を前記課題の解決手段とした。
【0013】このAC型プラズマディスプレイパネル用
前面基板によれば、カラーフィルタ基板のカラーフィル
タ層形成面が耐熱性の透明接着剤を介して薄板ガラスで
覆われているので、組立時における高温排気処理にも支
障がないものとなるのはもちろん、十分な放電空間を維
持し得るものとなる。また、組立時における高温排気処
理に支障がないので、高透過率、高色純度の有機顔料分
散させたカラーフィルタを用いることが可能になる。
【0014】本発明のAC型プラズマディスプレイパネ
ルでは、少なくとも表示領域内に光の3原色に近い色度
と高透過率の有機顔料を分散させた高分子膜からなる耐
熱性の赤、青、緑のカラーフィルタ層を形成してなるカ
ラーフィルタ基板のカラーフィルタ層形成面に透明の薄
板ガラスが耐熱性の透明接着剤によって接着され、前記
薄板ガラス上に透明電極およびバス電極、誘電体層、保
護膜が形成されてなる前面基板と、白色蛍光体を有して
なる透明ガラス製の背面基板とを具備し、これら前面基
板と背面基板とが互いに対向させられ、貼合されてなる
ことを前記課題の解決手段とした。
【0015】このAC型プラズマディスプレイパネルに
よれば、前述したようにその前面基板が、組立時におけ
る高温排気処理にも支障がないものとなるのはもちろん
十分な放電空間を維持し得るものとなっているので、高
品質、高信頼性を備えたものとなる。また、白色蛍光体
を有してなる背面基板を用い、前面基板にカラーフィル
タ層を設けているので、プラズマ放電により白色蛍光体
を励起させて白色可視光を発光させることにより、各色
のカラーフィルタ層で各色を取り出すことが可能にな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
まず、本発明のAC型プラズマディスプレイパネル用前
面基板を、その製造方法を基に説明する。図1(a)〜
(e)は本発明のAC型プラズマディスプレイパネル用
前面基板の一実施形態例を説明するための図であり、そ
の製造方法を工程順に示す図である。
【0017】この例では、まず、図1(a)に示すよう
に透明ガラスに形成したカラーフィルタ基板20と厚さ
50μm程度の薄板ガラス21とを用意し、これらを透
明接着剤22によって貼合し接着する。ここで、カラー
フィルタ基板20は液晶表示装置(LCD)に用いられ
るカラーフィルタ基板と同様に、透明ガラス基板20a
の一方の面に赤、青、緑の各色のカラーフィルタ層23
をストライプ状に形成し、これら各色のカラーフィルタ
層23、23間にストライプ状のブラックマスク24を
配したものである。なお、薄板ガラスへのダメージによ
る真空度劣化やフリットシール等での加熱によるカラー
フィルタ層の変質低減のために、カラーフィルタ層は必
要な表示領域に設け、フリットシール部付近より外側に
は設けないほうが望ましい。また、薄板ガラス21とし
ては、AC型プラズマディスプレイパネルにおけるプラ
ズマ空間の真空度を維持でき、かつ耐熱、耐反り等の性
能を有したものが用いられる。
【0018】透明接着剤22としては、透明シリコーン
や透明エポキシ、透明ポリイミドなど、200℃以上の
耐熱性と高耐湿性を有するものが用いられる。例えば透
明シリコーンが用いられる場合には、150〜160℃
で2時間程度ベーク処理されることによってカラーフィ
ルタ基板20と薄板ガラス21とが接着され、また透明
エポキシが用いられる場合には、120〜150℃で5
時間程度ベーク処理されることによってカラーフィルタ
基板20と薄板ガラス21とが接着される。さらに、透
明ポリイミドが用いられる場合には、180〜200℃
で1時間程度ベーク処理される。なお、カラーフィルタ
基板20に透明接着剤22をコーティングし、薄板ガラ
ス21を貼合し真空脱泡または加圧脱泡処理により、気
泡発生を防止して接着することがポイントである。
【0019】また、本例においては、この透明接着剤2
2に紫外線吸収剤が混合分散されている。紫外線吸収剤
は、粒径が0.1〜0.2μm程度のZnOやTiO2
等の超微粒子からなるもので、該超微粒子が透明接着剤
22に混合分散されていることにより、該透明接着剤2
2から形成されるカラーフィルタ基板20と薄板ガラス
21との間の接着層は、プラズマ放電によって発生す
る、例えばカラーフィルタ層を変質させる365nm以
下の波長の紫外線をカットする紫外線吸収膜としても機
能するようになっている。
【0020】次に、前記ガラス板21の全面にスパッタ
法によってクロム(Cr)、銅(Cu)、クロム(C
u)の順に成膜し、厚さ100nm程度のCr膜、厚さ
2μm程度のCu膜、厚さ100nm程度のCr膜が積
層されてなる黒色金属膜(図示略)を形成する。続い
て、この黒色金属膜上にフォトレジストを塗布し、さら
に露光処理、現像処理、ポストベーク処理を施した後エ
ッチングし、図1(b)に示すようにそれぞれのブラッ
クマスク24の直上位置に対をなすようにしてストライ
プ状バス電極25、25を形成配置する。なお、クロム
のエッチング液としては硝酸第2セリウムアンモニウム
の過塩素酸水溶液が用いられ、銅のエッチング液として
は(FeCl2 +HCl)、CuCl2 が用いられる。
また、フォトレジストとしてはネガ型、ポジ型のいずれ
も使用可能である。
【0021】次いで、図1(c)に示すように前記バス
電極25を覆って薄板ガラス21表面の全面に、ITO
膜26をスパッタ法で130〜150nm程度の厚さに
形成する。続いて、公知のフォトリソグラフィ技術とエ
ッチング技術によってITO膜26を所定のストライプ
形状にパターニングし、図1(d)に示すように同一方
向に並列し、かつ前記バス電極25をその側端部に配し
てなる多数の透明電極27…を形成する。ITO膜26
のエッチングについては、例えば少量の硝酸を含有させ
て塩酸水溶液や、塩化第2鉄系(FeCl2 :HCl=
2:1)のエッチング液を用いたウェットエッチングが
採用される。なお、パターニングの際に用いるレジスト
については、ポジ型、ネガ型のいずれも使用可能であ
る。
【0022】次いで、前記透明電極27を覆って薄板ガ
ラス21上にスパッタ法でTa2 5 を厚さ100nm
程度成膜し、図1(e)に示すように誘電体層28を形
成する。その後、該誘電体層28上にスパッタ法あるい
は蒸着法によってMgOを厚さ100nm程度に成膜
し、MgOからなる保護膜29を形成して前面基板30
を得る。
【0023】このようにして得られた前面基板30を用
いてAC型プラズマディスプレイパネルを形成するに
は、図2に示すように別に用意した背面基板31と前面
基板30とを対向させ、位置合わせして貼合する。そし
て、この状態でシール部を局部的に加熱して低温フリッ
トシールし、背面基板31と前面基板30とを封着す
る。このとき、背面基板31と前面基板30のシール部
以外の領域を冷却して、カラーフィルタ層および透明接
着剤の変質を防止する。なお、インジウムシールにより
背面基板31と前面基板30とを封着してもよい。
【0024】ここで、この例で用いた背面基板31は、
透明ガラス基板32の表層部にストライプ状のリブ33
…を並列した状態に形成し、これらリブ33…におけ
る、隣り合うリブ33、33のうちの一方のリブ33の
内側面から他方のリブ33の内側面にかけてデータ電極
34を形成したものであり、さらにデータ電極34を覆
って透明ガラス基板32の全面に高誘電体層35を形成
し、またこの高誘電体層35の前記リブ33、33間に
白色蛍光体36を形成してなるものである。また、透明
ガラス基板32上には、データ電極34、高誘電体層3
5の下にクロム等からなる低反射金属膜37が形成され
ている。また、白色蛍光体36は、(Y,Gd,Eu)
BO3 からなる赤色蛍光体と、(Zn,Mn)2 SiO
4 からなる緑色蛍光体と、(Ba,Eu)MgAl10
17からなる青色蛍光体を適量比率で混合分散させて形成
したものである。
【0025】なお、図2においては、説明のため背面基
板31を90°回転させた状態に示しているが、実際に
は図6に示したように前面基板30の透明電極27の長
さ方向と、背面基板31のリブ33の長さ方向とが直交
するように配置されている。
【0026】このようにして前面基板30と背面基板3
1とを封着した後、200〜250℃程度でベーク処理
して前面基板30と背面基板31との間を排気し、続い
てHe−Ne−XeやNe−Xeなどの不活性混合ガス
を排気処理した前面基板30と背面基板31との間に封
入しさらにこれを封止して、AC型プラズマディスプレ
イパネル38を得る。なお、インジウムシールの場合
は、高温排気処理するときにシール部の局部的冷却で真
空度の劣化を防止することが必要である。
【0027】このような前面基板30にあっては、カラ
ーフィルタ基板20のカラーフィルタ層23形成面が耐
熱性の透明接着剤22を介して薄板ガラス21で覆われ
ているので、組立時における高温排気処理に支障がない
ものとなるのはもちろん、背面基板31に貼合されるこ
とによって十分な放電空間を維持し得るものとなる。ま
た、組立時における高温排気処理に支障がないので、高
透過率、高色純度の有機顔料分散させた、一般の液晶表
示装置(LCD)に用いられるカラーフィルタ層23を
用いることができる。
【0028】したがって、このような前面基板30を用
いてなるAC型プラズマディスプレイパネル38にあっ
ては、前面基板30が十分な放電空間を維持し得るもの
となっていることから高品質、高信頼性を備えたものと
なり、また、白色蛍光体36を有してなる背面基板31
を用い、前面基板30にカラーフィルタ層23を設けて
いるので、プラズマ放電で白色蛍光体36を励起させて
白色可視光を発光させることにより、各色のカラーフィ
ルタ層23で各色を取り出すことができる。
【0029】さらに、前面基板30のカラーフィルタ層
23が高透過率、高色純度の有機顔料分散させたものを
用いることができるので、高輝度で高色温度、高色純度
のカラー表示が可能になる。また、透明接着剤22から
なる接着層が、図3に示すようにプラズマ放電によって
発生する365nm以下の波長の紫外線をカットする紫
外線吸収膜としても機能するようになっているので、カ
ラーフィルタ層23の劣化を防止することができ、輝度
アップ、色純度アップ、色温度の上昇、寿命性能の向上
等をなすことができる。また、薄板ガラス21上のバス
電極25を、カラーフィルタ基板20のブラックマスク
24の直上に配置しているので、開口率が高くなって輝
度の向上を可能にすることができる。
【0030】なお、前記実施形態例では予め薄板ガラス
21を用意してこれをカラーフィルタ基板20に貼合接
着したが、他に例えば、200μm程度の比較的厚いガ
ラス板をカラーフィルタ基板20に貼合・接着し、その
後これを片面研磨、必要に応じてライトエッチングする
ことにより、前記ガラス板を50μm程度の薄さに調整
してこれを薄板ガラスとしてもよい。
【0031】また、前記実施形態例では透明接着剤22
に紫外線吸収剤を混合分散させたが、本発明はこれに限
定されることなく、紫外線吸収剤を薄板ガラス21に分
散させてもよく、またカラーフィルタ基板20の表面に
オーバーコート層を形成し、このオーバーコート層に紫
外線吸収剤を混合分散させてこれに紫外線吸収機能を持
たせてもよい。さらに、前記カラーフィルタ基板20
上、薄板ガラス21上、誘電体層28上の少なくとも一
つに、紫外線吸収機能を有し、かつ透過率の高い紫外線
吸収膜、具体的にはZnOやTiO2 の蒸着膜あるいは
スパッタ膜を形成してもよい。
【0032】図4(a)〜(f)は本発明のAC型プラ
ズマディスプレイパネル用前面基板の他の実施形態例を
説明するための図であり、その製造方法を工程順に示す
図である。この例では、先の例と同様にして図4(a)
に示すように透明のカラーフィルタ基板20と厚さ10
0μm程度の薄板ガラス40とを用意し、これらを透明
接着剤22によって貼合し接着する。なお、この例にお
いても、透明接着剤22には紫外線吸収剤が混合分散さ
れており、これによって該透明接着剤22から形成され
る接着層は紫外線吸収膜としても機能するようになって
いる。
【0033】次に、薄板ガラス40上に感光性ドライフ
ィルムレジスト(図示略)を貼合し、これを所定寸法の
ストライプ状スクを用いて露光処理し、さらに現像処
理、ポストベーク処理をすることによって所定幅のスト
ライプパターン41…をリブ形成位置、この例ではカラ
ーフィルタ基板20のブラックマスク24の直上位置に
形成する。
【0034】次いで、ストライプパターン41…をマス
クにして前記薄板ガラス40の表層部をサンドブラスト
法で研削し、図4(b)に示すように薄板ガラス40の
表層部に高さ40〜50μm程度の横断面が略台形状で
あるストライプ状のリブ42…を形成する。続いて、H
F系エッチング液で薄板ガラス40の表面を5μm程度
ライトエッチングし、前記研削処理によって透明ガラス
基板20に生じたガラスマイクロクラックを除去する。
そして、ストライプパターン41…を剥離除去しさらに
薄板ガラス40を洗浄する。
【0035】次いで、薄板ガラス40のリブ42…形成
側の面全面に、黒色絶縁材料としてCrO2 をスパッタ
法で厚さ0.2μm程度に成膜して黒色絶縁膜(図示
略)を形成し、さらにこの上にスパッタ法でCr、C
u、Crを、この順にそれぞれ100nm程度、2μm
程度、100nm程度に成膜し、積層膜からなる金属膜
(図示略)を形成する。ここで、黒色絶縁材料として
は、CrO2 に代えて例えば厚さ0.2μm程度のCr
膜とSiO2 膜とからなる複合膜をスパッタ法で形成し
てもよい。
【0036】次いで、公知のリソグラフィー技術、エッ
チング技術によってリブ42の上面上および側面上以外
の部分、すなわちリブ42、42間の部分の金属膜およ
び黒色絶縁膜を除去し、図4(c)に示すようにリブ4
2上に黒色絶縁膜43および金属膜44を形成する。
【0037】次いで、これら黒色絶縁膜43および金属
膜44を形成した側の面全面に厚さ130〜150μm
程度のITO膜(図示略)をスパッタ法で形成し、さら
にこのITO膜上にフォトレジストを塗布して図4
(d)に示すようにフォトレジスト層45を形成する。
続いて、フォトマスク46を用いてフォトレジスト層4
5をパターニングし、得られたフォトレジストパターン
(図示略)を用いて前記ITO膜の前記リブ42上面上
と隣り合うリブ42、42間の一部をエッチング除去す
るとともに、リブ42上面上の金属膜44を除去し、図
4(e)に示すように隣り合うリブ42、42間におい
て対をなして放電用電極として機能する透明電極47と
金属膜44からなるバス電極48とを形成する。このよ
うにしてリブ42の側面上に形成されることによってバ
ス電極48は、カラーフィルタ基板20のブラックマス
ク24の直上に位置するものとなる。なお、ITO膜の
エッチングについては、図1(a)〜(e)に示した例
と同様にして行う。
【0038】次いで、前記透明電極47を覆って薄板ガ
ラス40上にスパッタ法でTa2 5 を厚さ100nm
程度成膜し、図4(f)に示すように誘電体層49を形
成する。その後、該誘電体層49上にスパッタ法あるい
は蒸着法によってMgOを厚さ100nm程度に成膜
し、MgOからなる保護膜50を形成して前面基板51
を得る。
【0039】このようにして得られた前面基板51を用
いてAC型プラズマディスプレイパネルを形成するに
は、図5に示すように先の例で用いた背面基板31と前
面基板51とを対向させ、位置合わせして貼合する。そ
して、この状態でシール部を局部的に加熱して低温フリ
ットシールし、背面基板31と前面基板51とを接着す
る。このとき、背面基板31と前面基板51のシール部
以外の領域を冷却して、カラーフィルタ層および透明接
着剤の変質を防止する。なお、インジウムシールにより
背面基板31と前面基板51とを封着してもよい。
【0040】なお、図5においても、、図2と同様に、
説明のため背面基板31を90°回転させた状態に示し
ているが、実際には図6に示したように前面基板51の
透明電極47の長さ方向と、背面基板31のリブ33の
長さ方向とが直交するように配置されている。
【0041】このようにして前面基板51と背面基板3
1とを接着した後、先の例と同様に約250℃程度でベ
ーク処理して前面基板51と背面基板31との間を排気
し、続いてHe−Ne−XeやNe−Xeなどの不活性
混合ガスを排気処理した前面基板51と背面基板31と
の間に封入しさらにこれを封止して、AC型プラズマデ
ィスプレイパネル52を得る。なお、インジウムシール
の場合は、高温排気処理するときにシール部の局部的冷
却で真空度の劣化を防止することが必要である。
【0042】このような前面基板51にあっても、先の
例の前面基板30と同様にカラーフィルタ基板20のカ
ラーフィルタ層23形成面が耐熱性の透明接着剤22を
介して薄板ガラス40で覆われているので、組立時にお
ける高温排気処理に支障がないものとなるのはもちろ
ん、背面基板31に貼合されることによって十分な放電
空間を維持し得るものとなる。また、組立時における高
温排気処理に支障がないので、高透過率、高色純度の有
機顔料分散させた、一般の液晶表示装置(LCD)に用
いられるカラーフィルタ層23を用いることができる。
【0043】したがって、このような前面基板51を用
いてなるAC型プラズマディスプレイパネル52にあっ
ては、前面基板51が十分な放電空間を維持し得るもの
となっていることから高品質、高信頼性を備えたものと
なり、また、白色蛍光体36を有してなる背面基板31
を用い、前面基板51にカラーフィルタ層23を設けて
いるので、プラズマ放電で白色蛍光体36を励起させて
白色可視光を発光させることにより、各色のカラーフィ
ルタ層23で各色を取り出すことができる。
【0044】さらに、前面基板51のカラーフィルタ層
23が高透過率、高色純度の有機顔料分散させたものを
用いることができるので、高輝度で高色温度、高色純度
のカラー表示が可能になる。また、薄板ガラス40上の
バス電極48を、カラーフィルタ基板20のブラックマ
スク24の直上に配置しているので、開口率が高くなっ
て輝度の向上を可能にすることができる。また、バス電
極48はストライプリブの側面に長く厚く形成できるの
で、電極の低抵抗化による駆動電力の低減化が可能とな
る。また、プラズマ放電空間(陽光柱)が大きくとれる
ので、プラズマ放電による紫外線発光効率が向上し、蛍
光体の可視光発光効率も向上する。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明のAC型プラ
ズマディスプレイパネル用前面基板は、耐熱性の透明接
着剤を介して透明カラーフィルタ基板のカラーフィルタ
層形成面を薄板ガラスで覆ったものであるから、その組
立時における高温排気処理にも支障がないものとなるの
はもちろん、十分な放電空間を維持することができる。
また、組立時における高温排気処理に支障がないので、
高透過率、高色純度の有機顔料分散させたカラーフィル
タを用いることができ、これにより高輝度、高色純度の
可視光を得ることができる。
【0046】本発明のAC型プラズマディスプレイパネ
ルは、前記前面基板を用いたものであり、前述したよう
にこの前面基板が、組立時における高温排気処理にも支
障がないものとなるのはもちろん十分な放電空間を維持
し得るものとなっているので、高品質、高信頼性を備え
たものとなり、また、白色蛍光体を有してなる背面基板
を用い、前面基板にカラーフィルタ層を設けているの
で、プラズマ放電により白色蛍光体を励起させて白色可
視光を発光させることにより、各色のカラーフィルタ層
で各色を取り出すことができ、これにより高輝度で高色
温度、高色純度のカラー表示をなすことができる。
【0047】さらに、前面基板のカラーフィルタ層を高
透過率、高色純度の有機顔料分散させたものを用いれ
ば、高輝度で高色温度、高色純度のカラー表示を可能に
することができる。また、紫外線をカットする紫外線吸
収機能を設ければ、カラーフィルタ層の劣化を防止する
ことができ、輝度アップ、色純度アップ、色温度の上
昇、寿命性能の向上等をなすことができる。また、薄板
ガラス上のバス電極を、カラーフィルタ基板のブラック
マスクの直上に配置すれば、開口率を高くして輝度の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は、本発明のAC型カラープラ
ズマディスプレイパネル用前面基板の一実施形態例を説
明するための図であり、その製造方法を工程順に示す図
である。
【図2】図1に示した前面基板を用いてなるAC型カラ
ープラズマディスプレイパネルの一例の概略構成図であ
り、背面基板を90°回転させた状態にして示した図で
ある。
【図3】紫外線吸収剤を混合分散した透明接着剤からな
る接着層の紫外線吸収機能を示すための図であり、波長
と透過率との関係を示すグラフ図である。
【図4】(a)〜(f)は、本発明のAC型カラープラ
ズマディスプレイパネル用前面基板の他の実施形態例を
説明するための図であり、その製造方法を工程順に示す
図である。
【図5】図4に示した前面基板を用いてなるAC型カラ
ープラズマディスプレイパネルの一例の概略構成図であ
り、背面基板を90°回転させた状態にして示した図で
ある。
【図6】従来のAC型カラープラズマディスプレイパネ
ルの一例の概略構成を示す、分解斜視図である。
【符号の説明】
20…カラーフィルタ基板、21,40…薄板ガラス、
22…透明接着剤、23…カラーフィルタ層、24…ブ
ラックマスク、25,48…バス電極、27,47…透
明電極、28,49…誘電体層、29,50…保護膜、
30,51…前面基板、31…背面基板、36…白色蛍
光体、38,52…AC型プラズマディスプレイパネル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白色蛍光体を有してなる透明ガラス製の
    背面基板に対向させられ、これに貼合されることによっ
    てAC型プラズマディスプレイパネルを形成する前面基
    板であって、 赤、青、緑のカラーフィルタ層を形成してなるカラーフ
    ィルタ基板のカラーフィルタ層形成面に透明の薄板ガラ
    スが透明接着剤によって接着され、 前記薄板ガラス上に透明電極およびバス電極、誘電体
    層、保護膜が形成されてなることを特徴とするAC型プ
    ラズマディスプレイパネル用前面基板。
  2. 【請求項2】 前記透明接着剤は高耐熱性、高耐湿性を
    有してなることを特徴とする請求項1記載のAC型プラ
    ズマディスプレイパネル用前面基板。
  3. 【請求項3】 前記カラーフィルタ基板には、透明ガラ
    ス基板に形成された各色のカラーフィルタ層間にブラッ
    クマスクが形成され、 前記薄板ガラス上のバス電極は、前記ブラックマスクの
    直上に配置されてなることを特徴とする請求項1記載の
    AC型プラズマディスプレイパネル用前面基板。
  4. 【請求項4】 前記透明接着剤または薄板ガラス基板に
    紫外線吸収剤を分散させてなることを特徴とする請求項
    1記載のAC型プラズマディスプレイパネル用前面基
    板。
  5. 【請求項5】 前記カラーフィルタ基板上、薄板ガラス
    上、誘電体層上の少なくとも一つに、紫外線吸収機能を
    有し、かつ透過率の高い紫外線吸収膜が形成されてなる
    ことを特徴とする請求項1記載のAC型プラズマディス
    プレイパネル用前面基板。
  6. 【請求項6】 前記カラーフィルタ基板上に、紫外線吸
    収機能を有したオーバーコート層が形成されてなること
    を特徴とする請求項1記載のAC型プラズマディスプレ
    イパネル用前面基板。
  7. 【請求項7】 前記カラーフィルタ層は、高耐熱性で高
    耐湿性の顔料を分散させた有機着色材であることを特徴
    とする請求項1記載のAC型プラズマディスプレイパネ
    ル用前面基板。
  8. 【請求項8】 高耐熱性の赤、青、緑のカラーフィルタ
    層を形成してなるカラーフィルタ基板のカラーフィルタ
    層形成面に透明の薄板ガラスが高耐熱性で高耐湿性の透
    明接着剤によって接着され、前記薄板ガラス上に透明電
    極およびバス電極、誘電体層、保護膜が形成されてなる
    前面基板と、 白色蛍光体を有してなる透明ガラス製の背面基板とを具
    備し、 これら前面基板と背面基板とが互いに対向させられ、貼
    合されてなることを特徴とするAC型プラズマディスプ
    レイパネル。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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