JPH09283001A - ヒューズ装置 - Google Patents

ヒューズ装置

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JPH09283001A
JPH09283001A JP9573896A JP9573896A JPH09283001A JP H09283001 A JPH09283001 A JP H09283001A JP 9573896 A JP9573896 A JP 9573896A JP 9573896 A JP9573896 A JP 9573896A JP H09283001 A JPH09283001 A JP H09283001A
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fuse
fuse element
socket
distortion
insulating
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Jun Yasukuni
純 安国
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒューズ装置の装着時におけるこじりを防止
する。 【解決手段】 ヒューズ素子11を組み付けるための絶
縁坦持部材15の左右両端部は薄肉に切り欠かれてお
り、その切欠部30上には隣接する各ヒューズ素子11
間にこじり規制壁31が立設されている。一方、ソケッ
ト17側には、ソケットハウジング24の上面に絶縁坦
持部材15の下端部及びこじり規制壁31を挿入するこ
とができる坦持部材挿入溝32及び規制壁挿入溝33と
が連ねられた状態で形成されている。これによって、ヒ
ューズ装置29をソケット17に装着する際に、こじり
規制壁31等が規制壁挿入溝33等に挿入され、がたつ
かせることなくヒューズ素子11の接続片部16を雌端
子金具18内へ案内する。従って、ソケット17との装
着時におけるこじりが防止されるから、こじりによるヒ
ューズ素子11の変形・損傷等を回避することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相手側端子と接続可能
に構成されたヒューズ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のヒューズ装置としては実公昭5
4−36726号公報に開示されるもの知られている。
このヒューズ装置は、一対の端子刃を離して並置し、そ
の端子刃同士をその上端部において連結し、かつこの端
子刃をハウジングに組み付けた構成のものである。ハウ
ジングに組み付けられた状態では各端子刃の下端部はハ
ウジングから露出している。また、この上端部における
連結部分は細く削られ、定格電流以上の過電流が流れる
と溶断されるようになっている。
【0003】一方、基板上には上記ヒューズ装置を装着
するためのソケットが設けられている。このソケットに
は、上記各端子刃に対応して一対の端子収容室が形成さ
れており、その各端子収容室内には、弾性接触片が組み
込まれている。そして、各端子刃をそれぞれ端子収容室
内に差し込むようにヒューズ装置をソケットに装着すれ
ば、各端子刃がそれぞれ弾性接触片に接触してヒューズ
装置を通電路に組み込ませることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
ヒューズ装置は、ハウジングから突出した端子刃を単に
端子収容室内に差し込むだけの構成であるから、その差
し込み時に端子刃がこじりによって変形してしまう虞が
あった。本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、こじりを防止できるヒューズ装置を提
供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のヒューズ装置は、ヒューズ素子とそのヒ
ューズ素子を配設するための絶縁体とを備え、かつヒュ
ーズ素子は絶縁体の表面側及び裏面側に沿うようにU字
状に曲成され、そのヒューズ素子の両端部がそれぞれ相
手側端子に接続可能となっているヒューズ装置におい
て、絶縁体には、ヒューズ素子と相手側端子との接続時
におけるこじりを規制するこじり規制部が形成されてい
ることに特徴を有する。
【0006】請求項2のヒューズ装置は、請求項1記載
のものにおいて、こじり規制部はヒューズ素子間に突出
形成されており、ヒューズ素子間のリーク電流を防止可
能であることに特徴を有する。
【0007】請求項3のヒューズ装置は、請求項1又は
請求項2記載のものにおいて、絶縁体にヒューズ素子を
覆うカバーを取り付けたことに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項1の
発明では、ヒューズ素子が配設される絶縁体にこじり規
制部が形成されているため、ヒューズ素子を相手側端子
に接続させる際にこじりが防止される。従って、こじり
によるヒューズ素子の変形や損傷等を回避できる。
【0009】請求項2の発明では、こじり規制部が絶縁
体に配設されたヒューズ素子間に設けられており、この
こじり規制部によってヒューズ素子間のリーク電流が遮
断される。従って、ヒューズ素子を複数個並設した場合
の各ヒューズ素子間のリーク電流を遮断でき、しかもこ
じり規制部を利用したからリーク電流を遮断するために
新たな部材を設ける必要がなく、構成が簡単かつコスト
の低減化も可能である。
【0010】請求項3の発明では、絶縁体にはヒューズ
素子を覆うようにカバーが取り付けられているから、こ
じりによるヒューズ素子の変形や損傷等を回避できるこ
とに加えて、外力によるヒューズ素子の変形や損傷等も
回避できる。
【0011】
【実施形態】以下、本発明のヒューズ装置を具体化した
一実施形態について図1〜図8を参照して説明する。本
実施形態のヒューズ装置29は、図4の上側に示すよう
に、ヒューズ素子11とこのヒューズ素子11を組み付
けるための絶縁坦持部材15、及びこれらを覆うカバー
21とを備えて構成される。
【0012】まず、ヒューズ素子11について説明す
る。図5は、本実施形態におけるヒューズ素子11を打
ち抜き成形するための導電性を有する金属板材12(例
えば、亜鉛材)であり、これはフープ材である。また、
この金属板材12は、両側部が長手方向に沿って厚肉に
形成され、かつ中央部分が薄肉に形成された異形材とさ
れている。この厚肉に形成された部分を以下厚肉部12
aといい、薄肉に形成された部分を以下薄肉部12bと
いう。
【0013】図1中、上側は、上記金属板材12から打
ち抜き成形されたヒューズ素子11を示すものであり、
図中両側(左上側と右下側)には帯片13が配されてお
り、その間に複数のヒューズ素子11が長手方向に並ん
だ状態で配されている。この各ヒューズ素子11は、両
端部が切断容易な細い連結部14を介して帯片13に連
結されている。これは、後述する絶縁坦持部材15に対
する組み付け作業を容易に行うためであり、組み付け後
にこの連結部14から切断される。また、この各ヒュー
ズ素子11は、両端部から内側の所定の部位まで幅広に
形成され、中央部分は幅狭に形成されている。この幅広
に形成された部分が、接続片部16であり、上記金属板
材12の厚肉部12aから打ち抜き成形され部分であ
る。接続片部16は、先端部がテーパ状に形成されてお
り、後述するソケット17の雌端子金具18に差し込ま
れてこれに電気的に接続するように構成されている。ま
た、各接続片部16の中央よりの部分(幅狭部分に連な
る側)には、その両側縁部に対向して一対の位置決め凹
部16a,16aが、左右方向(図1中、斜め左上から
右下方向)に所定の間隔で2対設けられている。各位置
決め凹部16aは、接続片部16の側縁部を半円状に切
り欠いて形成され、後述するかしめ突起19がここに嵌
め合わされるようになっている。
【0014】また、両接続片部16間の幅狭に形成され
た部分がこのヒューズ素子11の溶断部20であり、上
記薄肉部12bから打ち抜き成形されたものである。従
って、この溶断部20の板厚は接続片部16の板厚より
薄く、従って、溶断部20を接続片部16の板厚より相
当に幅狭な寸法で打ち抜くことができる。この溶断部2
0の厚さ寸法、幅寸法によってヒューズ素子11の電流
容量が定まり、これらの寸法が小さければ小さいほど電
流容量が小さくなる。
【0015】次に、上記ヒューズ素子11を組み付ける
ための絶縁坦持部材15について説明する。図1の下側
に示すように、この絶縁坦持部材15は、樹脂製かつ方
形状の板材であって、その長さ寸法(図1中、左上側と
右下側に対向する辺部の寸法)は、上記帯片13に連結
されたヒューズ素子11を4個並設することができる長
さであり、幅寸法(図1中、左下側と右上側に対向する
辺部の寸法)は、ヒューズ素子11の長さ寸法とほぼ同
じに設定されている。絶縁坦持部材15の中央部分には
方形状の開口22が所定の間隔で長さ方向に4個並設さ
れ、かつ、その各開口22を間に挟んだ左右両側部(図
中、左上側部と右下側部)には、所定の間隔で対向する
かしめ突起19が2対それぞれ形成されている。この各
かしめ突起19の突出位置は、上記ヒューズ素子11の
位置決め凹部16aに対応しており、各位置決め凹部1
6aと各かしめ突起19とを係合させることによって、
絶縁坦持部材15に対するヒューズ素子11の位置決め
がなされるようになっている。そして、位置決めがなさ
れた状態ではヒューズ素子11の溶断部20が開口22
上に架け渡されかつ両端部が絶縁坦持部材15の両端部
上に配されるようになっている(図2参照)。また、こ
のかしめ突起19の高さ寸法は、ヒューズ素子11の厚
さ寸法より長く形成されており、図6及び図7に示すよ
うに、ヒューズ素子11の裏面を絶縁坦持部材15の上
面に密着させた状態でその上部がヒューズ素子11の上
面より僅かに突出し、その突出部分を熱かしめ(超音波
溶着も含む)することによってヒューズ素子11を固定
することができるようになっている。
【0016】さらに、絶縁坦持部材15の左右両端部
は、上面が薄肉に切り欠かれて段付き形状とされてお
り、この切欠部30上には絶縁坦持部材15上に組み付
けられた各ヒューズ素子11の接続片部16が配される
ようになっている。これによって、絶縁坦持部材15と
接続片部16との間には僅かな隙間が形成される。さら
に、この切欠部30上には、組み付けられた各ヒューズ
素子11間にこじり規制壁31が立設されている。この
各こじり規制壁31は、絶縁坦持部材15の左右両縁部
から内方へヒューズ素子11の接続片部16に沿って延
びており、接続片部16が隣接するヒューズ素子11側
へ変形することを規制している。また、絶縁坦持部材1
5の上面中央部には、上記各開口22を横切って長さ方
向に延びるスリット状のヒンジ部23が形成されてお
り、各ヒューズ素子11を絶縁坦持部材15に組み付け
た状態でこのヒンジ部23を中心に絶縁坦持部材15を
折り曲げて合掌状態に重ね合わせることができるように
なっている。
【0017】図3は、絶縁坦持部材15にヒューズ素子
11を組み付けた後、これを折り曲げて重ね合わせた状
態を示す。カバー21は、この図3に示す状態にある絶
縁坦持部材15を覆うことができるように構成されてい
る。即ち、図4の上側に示すように、カバー21は、透
明な樹脂材によって形成されかつ下面が開口する箱型状
に形成されており、上方から絶縁坦持部材15に嵌め込
むことができるようになっている。そして、このカバー
21の深さ寸法は、絶縁坦持部材15及びこれに組み付
けたヒューズ素子11を完全に覆うことができるよう
に、折り曲げられた状態にある絶縁坦持部材15の高さ
寸法(図3中、上下方向の寸法)にほぼ等しくなるよう
に設定されている。また、このカバー21内には、下端
部にハウジング収容室21aが区画形成されており、後
述するソケットハウジング24をここに収容することが
できるようになっている。
【0018】図4の下側は、上記ヒューズ装置29を装
着するためのソケット17を示す。このソケット17
は、直方体状に形成されたソケットハウジング24を備
えており、そのソケットハウジング24内には、長さ方
向に沿って2列状態で合計8個の端子収容室25が並設
されている。この対向する各端子収容室25間の距離
は、上記折り曲げられた状態にあるヒューズ素子11の
両端部間の距離に等しく、長さ方向に隣り合う端子収容
室25間の距離は上記絶縁坦持部材15に並設されたヒ
ューズ素子11間の距離に等しくなっている。そして、
この端子収容室25内には、角筒状に形成された雌端子
金具18が縦向きに組み込まれており、端子収容室25
の上面側に形成された端子挿入口25aを介してヒュー
ズ素子11の接続片部16が差し込まれるようになって
いる。また、端子収容室25の底面側にも開口が形成さ
れており、この開口を介して雌端子金具18内に図示し
ないジャンクションボックス内のバスバー26が挿入さ
れるようになっている。なお、雌端子金具18内には、
符号を付さないが上下両側に一対の弾性接触片が切り起
こし形成されており、ヒューズ素子11の接続片部16
及びバスバー26がこれに弾性接触するようになってい
る。
【0019】また、ソケットハウジング24の上面に
は、2列状態で並設された各端子収容室25間に長さ方
向に沿って延びる坦持部材挿入溝32が所定の深さで形
成されており、接続片部16を雌端子金具18に挿入す
る際に切り欠かれた絶縁坦持部材15の下端部がここに
挿入されるようになっている。さらに、長さ方向に隣合
う端子収容室25間にも規制壁挿入溝33が上記坦持部
材挿入溝32に連なって所定の深さで形成されており、
上記同様に接続片部16の雌端子金具18への挿入時に
こじり規制壁31がここに挿入されるようになってい
る。さらに、ソケットハウジング24の周りにはソケッ
トハウジング24との間に所定の空間を保有しつつ4隅
に挿入壁27が設けられており、この挿入壁27とソケ
ットハウジング24との間の空間にはヒューズ装置29
のカバー21の下端部が嵌め込まれるようになってい
る。即ち、ヒューズ装置29は、ハウジング収容室21
a内にソケットハウジング24を収容しつつ、挿入壁2
7内に嵌め込まれる。
【0020】ヒューズ装置29の組み立て手順について
述べる。まず、図5に示す金属板材12から、ヒューズ
素子11をプレス機によって打ち抜く。打ち抜かれた状
態のヒューズ素子11は、複数個のヒューズ素子11が
帯片13によって連鎖状に並設されており、これを板状
に開いた状態にある絶縁坦持部材15上に組み付ける。
組み付けるには、各ヒューズ素子11の位置決め凹部1
6aと絶縁坦持部材15上のかしめ突起19とを係合さ
せるようにする。これによって、絶縁坦持部材15上に
は、4個のヒューズ素子11が正規の位置で配設される
(図2参照)。さらに、この後各かしめ突起19の各ヒ
ューズ素子11の上面より高く突出する部分を熱かしめ
して押し潰す(図6参照)。すると、各ヒューズ素子1
1は、絶縁坦持部材15上に位置決めされた状態でかつ
その裏面を絶縁坦持部材15の上面に密着させた状態で
固定される(図7参照)。
【0021】その後、帯片13と各ヒューズ素子11と
を連結部14から切断する。そして、絶縁坦持部材15
のヒンジ部23を中心に左右両端部を下方向に折り曲げ
るようにして、合掌状態に重ね合わせる。この時、各ヒ
ューズ素子11の溶断部20は、絶縁坦持部材15の折
り曲げとともに徐々に弓なり状に湾曲して行き、絶縁坦
持部材15が完全に重ね合わされた状態ではほとんどヘ
アーピン状に湾曲する。また、溶断部20は湾曲した状
態では、絶縁坦持部材15の開口22が分断されること
によって形成される切欠28上に空中架設されることに
なる(図3参照)。
【0022】さらに、この状態において、上方からカバ
ー21を絶縁坦持部材15に被せる。すると、絶縁坦持
部材15及びこれに組み付けられたヒューズ素子11が
カバー21によって完全に覆われた状態(図4の上側参
照)とされ、これにて、ヒューズ装置29の組み立て作
業は終了する。
【0023】続いて、このヒューズ装置29の実装作業
について述べる。このヒューズ装置をジャンクションボ
ックス上に実装するには、予めジャンクションボック内
のバスバー26とソケットハウジング24内に組み込ま
れた各雌端子金具18とを底面の開口を介して接続して
おく。そして、ヒューズ装置29をソケット17に装着
するには、ヒューズ装置29をソケット17の上方に持
って行き、そのヒューズ装置29を下端部側から挿入壁
27によって囲まれる部分に嵌め込む(図8参照)。す
ると、各ヒューズ素子11の接続片部16は、絶縁坦持
部材15の下端部及びこじり規制壁31が坦持部材挿入
溝32及び規制壁挿入溝33内に挿入されるのに伴っ
て、端子挿入口25aを介して雌端子金具18内に挿入
されて行き、弾性接触片に接触する。即ち、各ヒューズ
素子11の接続片部16はがたつくことなく正規の位置
に案内される。これによって、ヒューズ素子11の接続
片部16は雌端子金具18を介してバスバー26に接続
され、各ヒューズ素子11をそれぞれ各機器への通電路
に組み込ませることができる。そして、例えば、ある機
器が故障等によって過負荷状態となり、この機器に定格
以上の大電流が流れたとすると、その機器の通電路に組
み込まれたヒューズ素子11の溶断部20は、発熱して
溶断される。
【0024】このように本実施形態では、こじり規制壁
31を設けたことにより、ヒューズ装置29をソケット
17へ装着する際にこれを斜めから無理矢理嵌め込んだ
り、途中がたつかせたりすることができない。従って、
ソケット17への装着時におけるこじりを防止すること
ができ、このこじりによるヒューズ素子11の変形・損
傷等を回避することができる。また、仮に接続片部16
が変形等したとしても、こじり規制壁31は各ヒューズ
素子11間に立設されているから、隣接するヒューズ素
子11同士が接触し合ってしまうことはない。さらに、
絶縁坦時部材15に組み付けられたヒューズ素子11は
カバー21によって全体を覆われるから、外力によるヒ
ューズ素子11の変形・損傷等も回避することができ
る。
【0025】<その他の実施形態>上記実施形態では、
こじり規制壁31は、絶縁坦持部材15の切り欠かれた
左右両端部にのみ立設されるものであったが、本実施形
態では、図9に示すように、こじり規制壁41は、上記
実施形態同様に切欠部30上に立設された後、絶縁坦持
部材15の中央部に形成されたヒンジ部23にかけて延
出形成されている。
【0026】これによって、上記実施形態のように、ヒ
ューズ装置29のソケット17への装着時におけるこじ
りを防止できることはもちろん、絶縁坦持部材15上に
並設されたヒューズ素子11(図9中には図示せず)間
のリーク電流をこのこじり規制壁41によって遮断する
ことができる。しかも、リーク電流を遮断するために新
たな部材等を設けたわけではないから、構成の簡単化か
つコストの低減化が図られる。
【0027】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
るものではなく、例えば次のように変形して実施するこ
とができ、これらの実施態様も本発明の技術的範囲に属
する。 (1) 上記実施形態では、ヒューズ素子11は、帯片
13に連結された状態で打ち抜き形成されたが、帯片に
連結されずに切り離された状態で打ち抜き形成されるも
のであってもよい。
【0028】(2) 上記実施形態では、絶縁坦持部材
15は板状に形成されており、これにヒューズ素子11
を組み付けた後、一体に折り曲げることによってヒュー
ズ装置29とされるものであったが、直方体状に形成さ
れた絶縁坦持部材に折り曲げたヒューズ素子を後から組
み付けたものであってもよい。さらには、絶縁坦持部材
にヒューズ素子を折り曲げて組み付けたものでなくて
も、単に平坦な状態で組み付けたものであってもよい。
【0029】(3) 上記実施形態では、絶縁坦持部材
15に開口を形成したことにより、ヒューズ素子11の
溶断部20が空中架設される構成であったが、開口が凹
部等であってもよく、さらには、空中架設されないもの
であってもよい。
【0030】(4) 上記実施形態では、こじり規制壁
31は、絶縁坦持部材15に並設された全てのヒューズ
素子11間に形成されたが、全てのヒューズ素子間に形
成される必要はなく、さらにはヒューズ素子間でなくて
もよい。また、壁でなくても突起等であってもよく、要
するにソケットへの装着時におけるヒューズ装置のこじ
りを規制できるものであればよい。
【0031】(5) 上記実施形態では、カバー21は
透明な樹脂製であったが、不透明なものであってもよ
い。
【0032】(6) 上記実施形態では、カバー21は
折り曲げられた状態にある絶縁坦持部材15を完全に覆
うことができる大きさに形成されていたが、その一部を
覆うものであってもよい。
【0033】(7) 上記実施形態では、ヒューズ素子
11は絶縁坦持部材15上に4個並設される構成であっ
たが、4個に限らず何個並設したものであってもよい。
その他、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のヒューズ素子及び絶縁坦持部材を
示す分解斜視図である。
【図2】ヒューズ素子を絶縁坦持部材に組み付け状態を
示す斜視図である。
【図3】絶縁坦持部材を折り曲げて重ね合わせた状態を
示す斜視図である。
【図4】ヒューズ装置及びソケットを示す分解斜視図で
ある。
【図5】金属板材を示す斜視図である。
【図6】かしめられた状態のヒューズ素子を示す正断面
図である。
【図7】図6におけるVII−VII線での側断面図である。
【図8】ヒューズ装置がソケットに装着された状態を示
す斜視図である。
【図9】その他の実施形態における絶縁坦持部材を示す
斜視図である。
【符号の説明】
11…ヒューズ素子 15…絶縁体(絶縁坦持部材) 31,41…こじり規制壁(こじり規制部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒューズ素子とそのヒューズ素子を配設
    するための絶縁体とを備え、かつ前記ヒューズ素子は前
    記絶縁体の表面側及び裏面側に沿うようにU字状に曲成
    され、そのヒューズ素子の両端部がそれぞれ相手側端子
    に接続可能となっているヒューズ装置において、 前記絶縁体には、前記ヒューズ素子と前記相手側端子と
    の接続時におけるこじりを規制するこじり規制部が形成
    されていることを特徴とするヒューズ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、前記こじ
    り規制部は前記ヒューズ素子間に突出形成されており、
    前記ヒューズ素子間のリーク電流を防止可能であること
    を特徴とするヒューズ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のものにおい
    て、前記絶縁体には前記ヒューズ素子を覆うカバーが取
    り付けられていることを特徴とするヒューズ装置。
JP9573896A 1996-04-17 1996-04-17 ヒューズ装置 Pending JPH09283001A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1093146A2 (en) * 2000-05-16 2001-04-18 Yazaki Corporation Fuse
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