JPH09282410A - 磁気パターンの認識方法、磁気パターン認識装置および複合処理装置 - Google Patents

磁気パターンの認識方法、磁気パターン認識装置および複合処理装置

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JPH09282410A
JPH09282410A JP8088448A JP8844896A JPH09282410A JP H09282410 A JPH09282410 A JP H09282410A JP 8088448 A JP8088448 A JP 8088448A JP 8844896 A JP8844896 A JP 8844896A JP H09282410 A JPH09282410 A JP H09282410A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パルスモータを用いてMICR文字の付された
チェック紙を搬送しながらMCIR文字を認識する際
に、パルスモータからの磁気ノイズの影響を防止できる
磁気パターンの認識方法および装置を提供する。 【解決手段】ステップ71においてパルスモータを動か
しながらMICR文字の付されていない領域に対し磁気
ヘッドの検出した信号を駆動パルスに同期して取得し、
これを複数サイクル繰り返して、ステップ74において
その中央値を補正用データとする。次に、ステップ75
において、MICR文字の付された領域に対し磁気ヘッ
ドの検出した信号を駆動パルスに同期して取得し、この
信号から補正用のデータを差し引いてMICR文字の認
識データをする。この補正処理を行うことにより、MI
CR文字の認識率を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気インク文字な
どの磁気パターンを認識し、読み取る方法および認識装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金融機関などにおいては従来より磁気イ
ンク文字が使用されており、磁気インク文字の印刷され
たチェック紙などが磁気インク文字識別装置によって選
別され、集計等の作業が行われていた。近年、現金やカ
ードと同様に多くのパーソナルチェックが店舗における
買い物などに使用されるケースが増加している。このパ
ーソナルチェックの表面には、カスタマーアカウントや
パーソナルチェックのシリアル番号などが磁気インク文
字(MICR文字,Magnetic Ink Character Recogniti
on)を用いて記載してあり、これらのデータを照会する
ことによって、パーソナルチェックの有効・無効が確認
できるようになっている。
【0003】このため、各々の店舗の会計処理ステーシ
ョン(POSステーション)に磁気インク文字を認識す
るための装置が設置されるようになっており、これらの
多くの装置は直流モータを用いてパーソナルチェック用
紙を搬送しながら磁気ヘッドによって磁気インク文字を
認識するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】個々の店舗のPOSス
テーションにおいては、小型で操作が簡単でありオペレ
ーションミスが発生する可能性の少ない装置が要求され
ている。パーソナルチェックに関しても、磁気インク文
字を識別するMICRリーダに通した後にプリンタに設
置し裏書き印刷(エンドースメント印刷)を行うといっ
た処理が必要となる。このため、図1に示すようなMI
CRリーダとプリンタの機能を兼ね備えた複合処理装置
が開発されている。図1に示した複合処理装置は、2つ
のロール紙を収納しており、一方のロール紙にはジャー
ナル印字を、また他方のロール紙にはレシート印字を行
い、本体の下方から挿入した単票用紙(スリップ用紙)
にも印字できるプリンタをベースに、さらに、MICR
リーダとしての機能も搭載した複合処理装置である。こ
のような複合処理装置(プリンタ)は、小型・高機能で
あり、さらに、パーソナルチェックを用いた処理を一括
して自動的に行うことができるのでPOSステーション
を構成するプリンタとして適しており、今後、商店やホ
テルなどに多用されるものである。
【0005】このような小型で多機能化された複合装置
においては、MICR文字を読み取る際の磁気ノイズの
除去が1つの課題である。例えば、金融機関などにおい
て従来から用いられている大型のMICR文字識別装置
や、MICR文字を読む機能だけを搭載したMICRリ
ーダにおいては、磁気ノイズの主要な発生源となるモー
タと磁気ヘッドの距離を十分に確保したり、磁気ノイズ
の比較的少ない直流モータを採用するなどの対策が施さ
れている。これに対し、小型で多機能化された装置にお
いては、モータと磁気ヘッドの間に十分な距離を確保す
ることは困難である。また、MICR文字の読み取り専
用にモータおよび駆動系を設置すると装置が大型化し、
また、制御回路、コストおよび重量などの増加を伴うの
で、プリンタ用の搬送機構などと兼用することが考えら
れている。このため、印刷位置の制御も可能なパルスモ
ータを用いた搬送機構によってパーソナルチェックを磁
気ヘッドに対し移動させながらMICR文字を読み取る
ことが望ましく、この際にパルスモータからの磁気ノイ
ズ除去対策を施す必要がある。パルスモータや磁気ヘッ
ドに対し磁気シールドを設置して磁気ノイズを抑制する
ことができるが、さらに、小型化されたプリンタにおい
ては十分なレベルに磁気ノイズを抑えることは難しい。
また、パーソナルチェックに付されたMICR文字の状
態はパーソナルチェックの表面の汚れや歪みによって様
々であり、MICR文字を高い認識率で読み取るために
は認識の際のノイズはできるだけ低く抑えておくことが
望ましい。
【0006】そこで、本発明においては、磁気ノイズの
主な発生源であるモータからの磁気ノイズの影響を抑制
しながらMICR文字などの磁気パターンを認識する方
法および装置を提供することを目的としている。そし
て、プリンタ機能も兼ね備えた小型の複合処理装置であ
って、高いMICR文字認識率を実現できる複合処理装
置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、MICR文字などの磁気パターンを検出する前に
ほぼ同じ環境でバックグラウンドとなる第1の信号を検
出し、磁気パターンを検出した第2の信号から第1の信
号を差し引いて認識信号を出力するようにしている。す
なわち、本発明の、駆動パルスにより制御されるパルス
モータを備えた移動手段によって、磁気パターンの付さ
れた領域に対し磁気パターンを検出する磁気ヘッドが相
対的に移動されながら磁気パターンを認識する方法にお
いては、以下の工程を備えていることを特徴としてい
る。
【0008】1.移動手段により磁気パターンの付され
ていない領域に対し磁気ヘッドを相対的に移動させる第
1の工程。
【0009】2.第1の工程において磁気ヘッドの検出
した第1の信号を定期的に記憶する第2の工程。
【0010】3.移動手段により磁気パターンの付され
た領域に対し磁気ヘッドを相対的に移動させる第3の工
程。
【0011】4.第3の工程において磁気ヘッドが定期
的に検出した第2の信号から第1の信号を差し引く補正
処理を行い磁気パターンの認識信号として出力する第4
の工程。
【0012】さらに、パルスモータからの磁気ノイズを
除去するためには、第2の工程で検出される第1の信号
によって第4の工程で検出される第2の信号の補正処理
を行う際に、磁気ノイズの周期性を考慮することが望ま
しい。パルスモータからの磁気ノイズは位相切替を行う
駆動パルスに起因して周期的に変動するので、第2およ
び第4の工程では、第1および第2の信号を駆動パルス
に同期したタイミングで検出することが望ましい。さら
に、複数の駆動パルスによって所定の制御サイクル、例
えば、パルスモータが1ステップアングルを回転した
り、1回転する制御が行われる場合は、この制御サイク
ルによっても磁気ノイズに周期性が現れることが多い。
そこで、第2の工程では、パルスモータに対する少なく
とも1つの制御サイクルを構成する複数の駆動パルスに
同期して第1の信号を検出することが望ましい。また、
このような認識方法を採用することにより、第1の信号
による補正処理をサイクリックに行うことが可能になる
ので、第1の信号を検出する期間と、第2の信号を検出
する期間を一致させる必要はなくなる。
【0013】さらに、第2の工程では複数の制御サイク
ルに対し第1の信号を検出し、第3の工程に先立って、
複数の第1の信号の内の中央値を補正処理の対象となる
第1の信号とする第5の工程を付加することが望まし
い。複数の制御サイクルに対し第1の信号を検出するこ
とによって、突発的なノイズ、例えば、微小な磁性体の
落下や付着、電源のノイズの影響などを削除できる。こ
れら複数の制御サイクル中に得られた複数の等価な第1
の信号の平均を補正処理に採用しても良いが、突発的な
ノイズの影響を防止する点では中央値を採用することが
望ましい。そして、このような磁気パターンの認識方法
を採用することにより、小型化された装置においても、
容易に磁気インク文字の認識率を高めることができる。
【0014】本発明の磁気パターンの認識方法は、駆動
パルスにより制御されるパルスモータを備えた移動手段
と、磁気パターンの付された領域に対し移動手段によっ
て相対的に動かされ磁気パターンを検出する磁気ヘッド
と、移動手段により磁気パターンの付されていない領域
に対し磁気ヘッドが相対的に動かされたときに磁気ヘッ
ドで定期的に検出された第1の信号を記憶する記憶手段
と、移動手段により磁気パターンの付された領域に対し
磁気ヘッドが相対的に動かされたときに磁気ヘッドで定
期的に検出された第2の信号から第1の信号を差し引く
補正処理を行い磁気パターンの認識信号として出力する
出力手段とを有することを特徴とする磁気パターン認識
装置において活用できる。さらに、パルスモータからの
磁気ノイズに着目すると、記憶手段は駆動パルスに同期
したタイミングで第1の信号を記憶し、出力手段は駆動
パルスに同期したタイミングで第2の信号の補正処理を
行うことが望ましい。
【0015】また、印刷機能を兼ね備えた複合処理装置
においては、駆動パルスにより制御されるパルスモータ
を備えた紙送り手段と、紙送り手段によって送られた紙
片に印刷する印刷手段と、紙送り手段によって送られた
紙片に付された磁気パターンを検出する磁気ヘッドと、
紙送り手段が紙片の磁気パターンの付されていない領域
を磁気ヘッドに送ったときに磁気ヘッドで定期的に検出
された第1の信号を記憶する記憶手段と、紙送り手段が
紙片の磁気パターンの付された領域を磁気ヘッドに送っ
たときに磁気ヘッドで定期的に検出された第2の信号か
ら第1の信号を差し引く補正処理を行い磁気パターンの
認識信号として出力する出力手段とを有することを特徴
とする複合処理装置によって上記の磁気パターンの認識
方法を活用でき、磁気インク文字などの磁気パターンに
対し高い認識率を備えた小型で安価な複合処理装置を提
供できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。以下においては、上述した図1に
示したようなプリンタをベースにMICR文字(磁気イ
ンク文字)の認識機能を備えた複合処理装置(以下にお
いてはプリンタ)10に基づき説明する。本例のプリン
タ10は、本体11の左右に延びた移動軸12に沿って
プリンタヘッド(印刷ヘッド)13が移動しながらジャ
ーナル印字、およびスリップ印字を行う。本例のプリン
タヘッド13は、たとえばワイヤードットタイプであ
り、ヘッド13に内蔵されたワイヤーをプラテン14に
向かって駆動しインクリボンをインパクトすることによ
って、ロール紙15あるいは単票用紙16に印字を行
う。プリンタヘッド13はタイミングベルトやヘッド送
り用のパルスモータを用いたプリンタヘッド駆動手段に
よって動かされ、プラテン14に沿って左右に動いてロ
ール紙15あるいは単票用紙16の所定の位置に印字を
行う。ロール紙15あるいは単票用紙16は、後述する
フィードローラー群、および紙送り用のパルスモータな
どによって構成される紙送り機構によってプリンタヘッ
ド13の移動方向と直角に送られる。ロール紙15は本
体11の後方11bにセットされ、後方11bからプラ
テン14とプリンタヘッド13の間を通って本体11の
上方11cに導かれる。本例のプリンタ10は、2本の
ロール紙15をセットでき、店舗の記録用のジャーナル
紙および領収書として使用するレシート紙の印刷が可能
である。
【0017】さらに、本例のプリンタはMICRデータ
を持ったパーソナルチェックなどの単票用紙16の処理
も行えるようになっている。単票用紙16は、本体11
の前方11aに用意された用紙挿入口21から、後述す
る紙経路を通ってプリンタヘッド13とプラテン14と
の間に導かれ、印刷が終了した後は、プリンタの上方1
1cから排出される。
【0018】以下の説明において、単票用紙としてパー
ソナルチェック16を用いた場合を例にとって説明す
る。なお、本例のプリンタは、パーソナルチェック以外
にも、帳票類や、レシートなど様々な単票用紙に対し印
刷できることはもちろんである。本例で参照しているパ
ーソナルチェック16は、店舗の支払いに使用される個
人使用用の小切手であり銀行で発行される。パーソナル
チェックの表面16aには、使用者の口座番号、チェッ
ク紙の通し番号などがMICR文字17で印刷されてい
る。MICR文字は文字形状や印字品質が規格化されて
おり、また、パーソナルチェック上の印刷位置も規格化
されている。従って、パーソナルチェックの所定の領域
を磁気ヘッドでサーチすることによってMICR文字に
対応した波形が得られ、この波形を解析することによっ
て印刷されたデータを判別できる。この際、磁気ヘッド
でサーチする前にMICR文字の付された領域に磁石を
当て、MICR文字を磁化している。
【0019】パーソナルチェック16の表面16aに
は、さらに、払われる金額や支払い者のサインが記入さ
れる。また、パーソナルチェック16の裏面16bに
は、使用された日時、店舗名、金額などの記録が裏書き
(エンドースメント印刷)18される。店舗の担当者が
パーソナルチェックを受け取ると、まず、MICR文字
で記載されたデータからパーソナルチェックの有効・無
効を確認し、次に、有効なパーソナルチェックにはエン
ドースメント印刷を施す。
【0020】本例のプリンタにおいては、プリンタヘッ
ド13によってエンドースメント印刷18が可能なよう
に、裏面16bを上にしてパーソナルチェック16はセ
ットされる。このため、パーソナルチェック16が挿入
口21から挿入されると、MICR文字17は下方を向
いてプリンタ本体の右側に沿って置かれる。
【0021】図2に、本例のプリンタ10の紙経路を断
面を用いて示してある。ロール紙15は、プラテン14
の後方からプラテン14とプリンタヘッド13の間に導
かれ印字が行われる。ロール紙を搬送するローラー(不
図示)は、パルスモータ45によって輪列46を介して
駆動され、ロール紙の所定の位置に印刷が行われる。一
方、パーソナルチェック等の単票用紙は、紙経路20を
通ってプラテン14とプリンタヘッド13との間に導か
れる。単票用紙16は、パルスモータ45から輪列46
および駆動ベルト47を介して駆動される単票用紙用の
送りローラー29と単票用紙用のローディング・ローラ
ー23により挟持され、所定の速度で紙経路20にそっ
て上下のいずれかの方向に送られる。このため、紙送り
の駆動源となるパルスモータ45は、ロール紙を送る動
力伝達機構と単票用紙を送り動力伝達機構との双方にプ
ランジャーなどを用いて構成される紙送り動力伝達系切
り替え機構を介して接続されており、どちらか一方の伝
達機構に動力を伝達できるようになっている。
【0022】チェック紙16は通常はプリンタにはセッ
トされておらず、印字するときに挿入口21からローデ
ィングされる。チェック紙の紙経路20には、ローディ
ングローラー23、紙検出器24、フォームストッパー
25、磁石32、および、磁気ヘッド31が順番に並ん
で配置してある。従って、オペレータがチェック紙16
を挿入すると、チェック紙16の先端はローディング・
ローラー23により紙送りローラー29まで送られる。
次に、紙送りローラー29とローディング・ローラー2
3の両方に挟まれた状態で、磁気ヘッド31の前面にM
ICR文字の付された領域を移動させながらMICR文
字の認識処理を行う。また、チェック紙16が単票用紙
送りローラー29からプラテン14まで送られた後、印
刷が開始される。
【0023】MICR文字の認識処理においては、ロー
ディング・ローラー23によってチェック16が紙経路
20内を送られ、まず、磁石32の上を通過する。この
磁石32はチェック紙16の表面16aに面するように
用意されており、チェック紙16の表面に印刷されたM
ICR文字の磁気インクが磁化される。次に、チェック
紙16は、磁気ヘッド31の上を通過し、これによって
MICR文字が検出される。また、本例のプリンタは紙
経路20を挟んで磁気ヘッド31の反対側から紙経路2
0にヘッド押さえ33が突き出ている。このため、チェ
ック紙16が磁気ヘッド31を通過するときは、ヘッド
押さえ33によってチェック紙16の表面が磁気ヘッド
31に密着され、MICR文字を誤りなく検出し易いよ
うになっている。尚、MICR文字の読み取りは本例の
ように磁石32を用いて再磁化した後に行ってもよい
が、磁気ヘッド31として自己バイアス型のものを用い
て行ってもよい。この場合には磁石32は不要となる。
【0024】このように、本例のプリンタ10は単票用
紙へ印字する機能に加え、チェック紙等の単票用紙に印
刷されたMICRデータを読み取る機能を備えた複合処
理装置である。そして、同一の紙経路内を送られる単票
用紙に対し、印刷とMICRデータの読み取りの両方が
可能なようにこれらの機能は配置されており、パーソナ
ルチェックに付されたMICR文字の読み取りと、パー
ソナルチェックへのデータの印刷、本例では特に裏書き
を連続して処理できる。
【0025】さらに、本例のプリンタは小型化および構
造、制御などの簡略化を図り、多機能型のプリンタを安
価に提供できるように、MICR文字を認識するために
磁気ヘッド31にチェック紙16を送る紙送り機構と、
印刷するためにプリンタヘッド13にチェック紙16を
送る紙送り機構を共通にしてある。このため、ローラー
を駆動するパルスモータのスピードを変えることによ
り、MICRデータを読み取るためにチェック紙を送る
機能と、印刷するためにチェック紙を送る機構を共通に
実現している。印刷時における紙送り速度は、70〜9
0mm/secが望ましく、印刷時の紙送りスピードを
これ以上速めると印字位置にずれが発生するために印字
品質が悪化する。また、停止位置精度を確保するための
機構が高価になる。一方、現在市販されているMICR
データの解析装置では、磁気ヘッドによって得られた信
号を解析する上において所定の認識率を得るためにはM
ICRデータを読み取る際のチェック紙送り速度を、M
ICRデータフォーマットおよび磁気ヘッドの検出特性
に依存するが、100mm/sec程度にすることが望
ましいとされている。このため、本例のプリンタでは、
パルスモータ45の速度を変えることによってそれぞれ
の機能に最適な紙送り速度でチェック紙を搬送できるよ
うにしてある。パルスモータの速度を変える代わりに、
MICR文字を読み取るためにチェック紙を送るとき
と、印刷のためにチェック紙を送るときとで輪列を変え
て減速比を変更してももちろん良い。いずれにしても、
機構などの簡略化を図り小型で安価な多機能型プリンタ
を実現するためにはパルスモータ45を用いてMICR
文字を認識できることが望ましい。
【0026】MICR文字を認識する処理において、磁
気ヘッド31に影響を与える磁気ノイズをできるだけ少
なくすることも重要である。特に、パルスモータから漏
れる強度や向きが変動する磁界はノイズとなりやすい。
このため、本例のプリンタ10においては、MICRデ
ータの読み取り時は、チェック紙16を送るパルスモー
タ45以外のモーターは停止させ、作動するパルスモー
タ45は図2に示すように磁気シールド52で側面およ
び底面を覆い、磁気の漏れ出しを少なくしている。さら
に、磁気ヘッド31をシールド板53で囲い、磁気ヘッ
ド31の前方にもシールド板51を設けて、モーターの
軸や、シャーシなどを介して伝達される磁気ノイズを低
減し、より精度の高い安定した読み取りができるように
している。
【0027】さらに、本例のプリンタ10においては、
MICR文字を認識する際のデータ処理によっても磁気
ノイズの影響を低減し、より高い認識率が確保できるよ
うにしている。図3に、MICR文字の認識処理に係わ
る本例のプリンタ10の構成を示してある。MICR文
字を検出する磁気ヘッド31は、MICR文字検出回路
61を介してプロセッサ67に検出データを送る。プロ
セッサ67は、MICR文字の付されていない領域に対
しMICR文字検出回路61から定期的にデータを取得
し、そのデータをパルスモータからの磁気ノイズが反映
された補正用のデータとしてRAM68に記憶する手段
としての機能と、MICR文字が付されている領域に対
しMICR文字検出回路61から定期的にデータを取得
し、そのデータにRAM68に記憶されている補正用の
データを用いて補正処理を行って認識データとする手段
としての機能と、さらに、認識データを外部のコンピュ
ータなどに出力する機能を備えている。プロセッサ67
は、紙送りローラ29などの搬送機構を制御する機能も
備えており、搬送用のパルスモータ45のモータ制御回
路65に対し駆動パルスを供給し、パルスモータ45の
位相切替を制御することによってパルスモータ45の速
度や回転位置を制御する。さらに、プロセッサ67は、
プリンタヘッド13を用いて印刷を行う印刷制御回路6
6を制御する機能も備えている。
【0028】MICR文字検出回路61は、磁気ヘッド
31で検出された磁束密度の変化による微小な電圧変化
を増幅する増幅回路62と、様々なノイズや印刷不良に
よる不要な信号を除去するフィルタ回路63と、フィル
タ回路63を通過したアナログ信号をA/D変換してデ
ィジタル値を出力するA/D変換回路64を備えてい
る。フィルタ回路63は、チェック紙に対する紙送り速
度と磁気インク文字の規格に従った配列間隔の長さによ
って定まるカットオフ周波数を用いて磁気ヘッド31か
らの不要な信号を除去できるようになっている。しかし
ながら、磁気ヘッド31は、永久磁石32により磁化さ
れたMICR文字が磁気ヘッドのヘッドギャップを横切
ることによって生ずる磁気変化に加え、パルスモータ4
5の位相切替に起因する磁気変化などの磁気ノイズも検
出し、これに伴う電圧変化が増幅されA/D変換回路6
4を介してプロセッサ67に出力されてしまう。従っ
て、例えば図6に示したように、「234」というMI
CR文字自体の認識信号に、パルスモータ45の位相切
替に同期したサイクリックなノイズが重畳された信号が
得られる。そこで、本例においては、以下のような認識
方法を採用することにより、パルスモータ45の位相切
替に起因する磁気ノイズの影響を除外できるようにして
いる。
【0029】図4および図5に示したフローチャートに
基づき本例のプリンタ10におけるMICR文字認識に
おける処理を説明する。まず、ステップ71において、
MICR文字が付された領域を磁気ヘッド31に送るた
めにチェック紙16を空送りする時間などを用いて、M
ICR文字の現れることない領域で磁気ヘッド31の検
出するデータを取得する。このデータが補正処理を行う
ための磁気ノイズデータとなる。図5に、磁気ヘッド3
1によってデータを取得する処理をさらに詳しく示して
ある。ステップ81で磁気ヘッド31から送られてきた
信号をA/D変換し、ステップ82においてプロセッサ
67内のタイマ割り込みがあるまでA/D変換を継続す
る。このタイマ割り込みは、駆動パルスを用いてパルス
モータの位相切替を指示するなど定期的な処理に使用さ
れる割り込みであり、タイマ割り込みを用いてA/D変
換を制御することにより、駆動パルスに同期したサンプ
リングが可能となる。本例においては、15回のタイマ
割り込み毎に駆動パルスを用いた位相切替の指示がプロ
セッサ67からモータ制御回路65に行われる。従っ
て、1つの駆動パルスが出力される間に15回のA/D
変換が行われ、それらのうち4回のA/D変換の平均値
が1つのA/D変換値としてサンプリングされる。この
ため、1つの駆動パルスに対しおよそ4つのA/D変換
値を取得できる。
【0030】ステップ82においてタイマ割り込みがあ
ると、ステップ83においてプロセッサ67がA/D変
換器64のA/D変換値をデータとして取得する。そし
て、次のタイマ割り込みまでのデータを得るためにA/
D変換器を再スタートさせる。次に、ステップ85にお
いて、パルスモータ45の駆動パルスの位相を切り替え
るタイミングか否かを判断し、駆動パルスの位相を切り
替えるタイミングであればステップ86においてモータ
制御回路65に指示を出し、パルスモータ45の位相切
替を行って次のステップアングルへの動作を開始させ
る。本例のパルスモータ45は2相のパルスモータであ
り、2相励磁で制御を行っている。従って、プロセッサ
67は、4種類の励磁パタンを順番にモータ制御回路6
5に与えることによってパルスモータ45の回転を制御
している。また、4種類の励磁パタンによってモータ4
5の1電気周期となるので、磁気ヘッド31に対しモー
タ45から影響のある磁気ノイズは4パルス毎のサイク
ルを持つと考えられる。以降において、これら4つのパ
ルスによって1つの制御サイクルが構成されるものとす
る。
【0031】プロセッサ67は、ステップ83で得られ
たA/D変換値を1制御サイクルを構成する各々のパル
スの情報と共に認識している。そして、ステップ87に
おいて得られたA/D変換値がパルスモータの磁気ノイ
ズの測定に係るデータか否かを判断し、ステップ88に
おいて1制御サイクルを構成するパルスの情報と共に得
られたA/D変換値をRAM68の磁気ノイズデータ用
の所定の領域に一時的に記憶する。このような一連のA
/D変換値を取得して記憶する処理を行うと、図4に戻
り、次のステップ72において、モータ45が1つの制
御サイクルを終了したか、すなわち、4パルス分のA/
D変換値を取得したか否かを判断する。
【0032】ステップ71を4パルス分繰り返した後
は、さらに、ステップ73において、4パルスを1サイ
クルとして16サイクル分のA/D変換値が得られたか
否かを判断する。MICR文字の付されていない領域に
対するデータを取得している間であっても、ローラに磁
性粉が付着するなど、パルスモータ以外の要因で磁気ノ
イズが発生することがある。従って、このような磁気ノ
イズに乱されてしまうと、磁気ノイズのデータを用いて
補正処理を行うとかえって別のノイズをばらまく結果と
なることがある。このため、複数のサイクル分の複数の
A/D変換値を取得し、このような突発的な磁気ノイズ
によるデータの乱れを除くようにしている。ステップ7
3において16サイクル分のA/D変換値が得られる
と、ステップ74において、各サイクルにおける等価な
タイミングでサンプリングした16個のA/D変換値の
中央値を選択し、この中央値をサイクル中の各タイミン
グにおける代表値としRAM68に設定する。これによ
り、1サイクル分の補正用のデータがRAM68に設定
される。16サイクル分サンプルされた等価なタイミン
グ毎のA/D変換値の中央値を採用することにより突発
的なノイズの影響を殆ど避けることができる。従って、
MICR文字を読み取る際にバックグラウンドとなるパ
ルスモータに起因する磁気ノイズやその他の継続的な磁
気ノイズのみの反映された補正用のデータを得ることが
できる。
【0033】次に、ステップ75において、MICR文
字の付された領域を磁気ヘッド31に対しステップ71
と同様に送る。そして、磁気ヘッド31において検出さ
れたMICR文字によるA/D変換値を図5に示したよ
うに、ステップ71と同様にモータの駆動パルスに同期
したタイミングで取得する。ステップ75において図5
に示したフローチャートに従ってA/D変換値を取得す
ると、このステップ75はノイズ測定領域ではないので
ステップ81においてステップ89に移行する。このス
テップ89においては、RAM68に記憶されていた等
価なタイミングの磁気ノイズデータを取得する。そし
て、ステップ83において、MICR文字に対し取得さ
れたA/D変換値から磁気ノイズデータを差し引く補正
処理を行い、補正されたデータをMICR文字認識デー
タとして再びRAM68に保存する。図4に戻って、ス
テップ75の処理をMICR文字が検出されなくなるま
で続ける。図7に示すように、これらの補正処理を行う
ことにより、パルスモータの位相切替によるサイクリッ
クな磁気ノイズの影響を除くことができる。
【0034】このように本例のプリンタ10において
は、MICR文字を認識する処理において、まず、MI
CR文字の付されていない領域に対し、MICR文字を
検出するときと同じ条件でパルスモータを駆動する。そ
して、その間に磁気ヘッドの検出した信号をパルスモー
タに供給される駆動パルスに同期して取得し、補正用の
データとして一時的に記憶する。さらに、MICR文字
を検出する工程においても、駆動パルスに同期して磁気
ヘッドの検出した信号を得て、等価なタイミングで先に
MICR文字のない領域で得られたデータを差し引く補
正を行う。このようにして、駆動パルスに伴って位相切
替が行われるパルスモータに起因した磁気ノイズの影響
を除くことができる。
【0035】さらに、本例のプリンタ10においては、
パルスモータ45の周期的な制御サイクル、すなわち、
パルスモータを1電気周期だけ回転させるサイクルに着
目し、複数のサイクルで補正用のデータをサンプルする
ことにより、突発的な磁気ノイズによる影響を除けるよ
うにしている。そして、複数のサンプル値の中央値を補
正用のデータとして設定することにより、1サイクル分
の補正用のデータを得ることができるので、これを用い
てMICR文字を検出する処理において繰り返し補正処
理を行うことが可能となる。
【0036】さらに、本例のMICR文字を認識する各
々の処理においては、MICR文字の検出を行う直前に
MICR文字の付されていない領域を用いて磁気ノイズ
の測定を行うようにしている。従って、プリンタ10の
置かれている環境やパルスモータの状態などを反映した
磁気ノイズデータをその度に取得し、環境の変化まで反
映した補正処理を行うことができる。このため、さらに
MICR文字の認識率を高めることができる。
【0037】MICR文字を認識する工程において、上
記のような同期式ノイズ除去を行うことにより、パルス
モータなどの周期的な磁気ノイズの影響はほとんど除く
ことができる。従って、本例のプリンタ10のように磁
気シールドと本例のMICR文字認識方法を採用するこ
とにより、パルスモータによる影響は殆ど除くことがで
きる。このため、小型でパルスモータから磁気ヘッドま
での距離が確保できず、パルスモータを複数の機能で兼
用するような複合処理装置においても、MICR文字の
認識率が高く、読み取りミスのない複合処理装置を提供
できる。また、本例のMICR文字認識方法を採用する
ことにより、パルスモータの磁気ノイズの影響をほぼ取
り除くことができるので、磁気シールドの施せないさら
に小型の複合装置においても十分な認識率を確保でき
る。
【0038】なお、本例においては、MICR文字の付
されたチェック紙を処理可能なプリンタをベースとした
複合処理装置を例に説明しているが、磁気カードリーダ
などの他の磁気パターンを認識する装置に対しても適用
できることはもちろんである。また、磁気パターンに対
し磁気ヘッドの側をパルスモータを用いて移動させる装
置においても、上記と同様の方法でパルスモータに起因
する磁気ノイズの影響を除くことができ、磁気パターン
の認識率を高めることができる。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の磁気パ
ターンの認識方法を用いることにより、パルスモータと
磁気ヘッドとの位置関係に制約があったり、構成上パル
スモータによる磁気ノイズ対策が困難な装置において、
パルスモータによる磁気ノイズの影響を抑えることがで
き、認識率を飛躍的に向上させることが可能となる。従
って、本発明により、磁気インク文字認識装置のような
磁気パターン認識装置を高い認識率を維持したまま小型
化することが可能となる。また、磁気パターンの認識機
能に加え印刷機能などを兼ね備えた複合処理装置におい
ても、パルスモータの影響を抑制できるので、これらの
複数の機能にパルスモータを兼用することが可能とな
り、小型で認識率が高く高機能の複合処理装置を安価に
提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合処理装置の概要を示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示す複合処理装置の紙経路に沿った構成
を示す図であり、図2(a)は紙経路を側方から見た様
子を示し、図2(b)はパルスモータの様子を示してあ
る。
【図3】図1に示す複合処理装置のMICR文字を認識
する機構の概要を示す概念図である。
【図4】図3に示すMICR文字を認識する機構におけ
る処理を示すフローチャートでる。
【図5】図3に示すMICR文字を認識する機構におい
て磁気ヘッドの検出データを取得する処理を示すフロー
チャートである。
【図6】図1に示す複合処理装置において補正処理を行
わずにMICR文字を検出したときの認識データの例を
示すグラフである。
【図7】図1に示す複合処理装置において補正処理を行
ったときのMICR文字の認識データの例を示すグラフ
である。
【符号の説明】
10・・プリンタをベースとした複合処理装置 11・・プリンタ本体 12・・移動軸 13・・プリンタヘッド 14・・プラテン 15・・ロール紙 16・・単票用紙(パーソナルチェック) 20・・紙経路 21・・挿入口 23・・ローディング・ローラー 24・・紙検出器 25・・フォームストッパー 29・・紙送りローラー 31・・磁気ヘッド 32・・磁石 33・・ヘッド押さえ 45・・パルスモータ 51、52、53・・磁気シールド 61・・MICR文字検出回路 62・・増幅回路 63・・フィルタ 64・・A/D変換回路 65・・モータ制御回路 66・・印刷制御回路 67・・プロセッサ 68・・RAM

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動パルスにより制御されるパルスモー
    タを備えた移動手段によって、磁気パターンの付された
    領域に対し前記磁気パターンを検出する磁気ヘッドが相
    対的に移動されながら前記磁気パターンを認識する方法
    であって、 前記移動手段により前記磁気パターンの付されていない
    領域に対し前記磁気ヘッドを相対的に移動させる第1の
    工程と、 この第1の工程において前記磁気ヘッドの検出した第1
    の信号を定期的に記憶する第2の工程と、 前記移動手段により前記磁気パターンの付された領域に
    対し前記磁気ヘッドを相対的に移動させる第3の工程
    と、 この第3の工程において前記磁気ヘッドが定期的に検出
    した第2の信号から前記第1の信号を差し引く補正処理
    を行い前記磁気パターンの認識信号として出力する第4
    の工程とを有することを特徴とする磁気パターンの認識
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第2および第4
    の工程では、前記第1および第2の信号を前記駆動パル
    スに同期したタイミングで検出することを特徴とする磁
    気パターンの認識方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記第2の工程で
    は、前記パルスモータに対する少なくとも1つの制御サ
    イクルを構成する複数の前記駆動パルスに同期して前記
    第1の信号を検出することを特徴とする磁気パターンの
    認識方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記第2の工程では
    複数の前記制御サイクルに対し前記第1の信号を検出
    し、さらに、前記第3の工程に先立って、複数の前記第
    1の信号の中央値を前記補正処理の対象となる前記第1
    の信号とする第5の工程を有することを特徴とする磁気
    パターンの認識方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記磁気パターンは磁気インク文字であることを特徴と
    する磁気パターンの認識方法。
  6. 【請求項6】 駆動パルスにより制御されるパルスモー
    タを備えた移動手段と、 磁気パターンの付された領域に対し前記移動手段によっ
    て相対的に動かされ前記磁気パターンを検出する磁気ヘ
    ッドと、 前記移動手段により前記磁気パターンの付されていない
    領域に対し前記磁気ヘッドが相対的に動かされたときに
    前記磁気ヘッドで定期的に検出された第1の信号を記憶
    する記憶手段と、 前記移動手段により前記磁気パターンの付された領域に
    対し前記磁気ヘッドが相対的に動かされたときに前記磁
    気ヘッドで定期的に検出された第2の信号から前記第1
    の信号を差し引く補正処理を行い前記磁気パターンの認
    識信号として出力する出力手段とを有することを特徴と
    する磁気パターン認識装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記記憶手段は前記
    駆動パルスに同期したタイミングで第1の信号を記憶
    し、前記出力手段は前記駆動パルスに同期したタイミン
    グで前記第2の信号の補正処理を行うことを特徴とする
    磁気パターン認識装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、前記磁気パ
    ターンは磁気インク文字であることを特徴とする磁気パ
    ターン認識装置。
  9. 【請求項9】 駆動パルスにより制御されるパルスモー
    タを備えた紙送り手段と、 前記紙送り手段によって送られた紙片に印刷する印刷手
    段と、 前記紙送り手段によって送られた前記紙片に付された磁
    気パターンを検出する磁気ヘッドと、 前記紙送り手段が前記紙片の前記磁気パターンの付され
    ていない領域を前記磁気ヘッドに送ったときに前記磁気
    ヘッドで定期的に検出された第1の信号を記憶する記憶
    手段と、 前記紙送り手段が前記紙片の前記磁気パターンの付され
    た領域を前記磁気ヘッドに送ったときに前記磁気ヘッド
    で定期的に検出された第2の信号から前記第1の信号を
    差し引く補正処理を行い前記磁気パターンの認識信号と
    して出力する出力手段とを有することを特徴とする複合
    処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記記憶手段は前
    記駆動パルスに同期したタイミングで第1の信号を記憶
    し、前記出力手段は前記駆動パルスに同期したタイミン
    グで前記第2の信号の補正処理を行うことを特徴とする
    複合処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項9または10において、前記紙
    片には前記磁気パターンとして磁気インク文字が付され
    ていることを特徴とする複合処理装置。
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