JPH09282377A - 情報配信システムおよび情報出力システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品等の情報をその商品を購入する地点にお
いて獲得できる情報配信システムおよび情報出力システ
ムを提供すること。 【解決手段】 データサーバ１５に局から送られる商品
の情報が保持される。顧客が陳列棚１７の商品を購入し
ようとする場合、バーコードリーダ１９によりその商品
のバーコードを読み取らせる。読み取られたバーコード
は制御コンピュータ１３に送られ、制御コンピュータ１
３は送られてきたバーコードに対応する商品情報をデー
タサーバ１５から検索し、検索された商品情報をモニタ
２１に送る。モニタ２１では動画または音声で商品情報
が出力される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、小売店等の店頭で
商品の情報を獲得できる情報配信システムおよび情報出
力システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、コンビニエンスストア等の店頭で
商品を購入する場合、顧客は商品のラベル等でその商品
の内容を知る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、顧客は
その商品に関するより広い情報を望む場合がある。たと
えば、その商品がキャンペーン期間中であることをテレ
ビ等のコマーシャルで聞いたことがあるが、はっきりし
た内容が分からないような場合である。

【０００４】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、商品等の情報をそ
の商品を購入する時点において獲得できる情報配信シス
テムおよび情報出力システムを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために第１の発明は、局から送られる情報を保持する保
持手段と、操作者の操作に応じて、前記保持手段に保持
された情報を検索する検索手段と、前記検索された情報
を出力する出力手段と、を具備することを特徴とする情
報配信システムである。第２の発明は、通信で送られて
くる商品の情報を保持する保持手段と、商品の識別コー
ドを入力する入力手段と、前記入力手段によって入力さ
れた商品の識別コードにより、該当商品の情報を前記保
持手段から検索する検索手段と、前記検索された情報を
出力する出力手段と、を具備することを特徴とする情報
出力システムである。ここで商品とは、通常の商品やサ
ービス等を含む概念である。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図１は、本発明の１実施の
形態に係る情報配信システム１の概略構成図である。情
報配信システム１は局３、通信衛星５、店頭７からな
り、店頭７内には情報出力システム９が備えられる。局
３は商品に関する映像データ、音声データ、文字データ
あるいは番組制御プログラムを通信衛星５を介して店頭
７に送る。商品に関する情報とは、例えばその商品のコ
マーシャル、キャンペーン告知、商品説明等の情報等で
ある。すなわち、局３はこれらの商品の情報を動画・静
止画情報や音声情報として店頭７に送る。

【０００７】通信衛星５は局３と店頭７との間の通信を
司る。なお、通信衛星５に代えて局３と店頭７との間を
専用線や公衆回線で通信を行うようにしてもよい。店頭
７とは、例えばコンビニエンスストアやスーパーマーケ
ット等の商品を売買する小売店、ファミリーレストラン
等のサービスを提供する空間、市役所や区役所等の官公
庁等、物やサービスを有料または無料で交換する空間を
いう。

【０００８】さらに、具体的にいえば店頭７には、酒販
店、タバコ店、美容室、学校、予備校、塾、福祉セン
タ、区役所、市役所、書店、化粧品店、電車、タクシ
ー、飛行機、野球場、サッカー場、テニス場、ゴルフ
場、カラオケ店、パチンコ店、ファーストフード店、イ
ンターネット等のコンピュータ通信上のサービス提供画
面、プール場、家電量販店、肉屋、文具店、ホテル、駅
構内、スキー場、ファミリーレストラン、フィットネス
クラブ、映画館、劇場、ゲームセンタ、銀行、証券、バ
ス、自動車販売店、病院等が含まれる。

【０００９】図２は、店頭７として、コンビニエンスス
トアを例にした場合、そこに備えられる情報出力システ
ム９の概略構成図である。情報出力システム９はアンテ
ナ１１、制御コンピュータ１３、データサーバ１５、陳
列棚１７、バーコードリーダ１９、モニタ２１を有す
る。アンテナ１１は通信衛星５との間で通信を行うため
のアンテナである。制御コンピュータ１３は局３から送
られてくる番組制御プログラム等に応じて情報出力シス
テム９を制御する。データサーバ１５は局３から送られ
てくる商品の情報等を蓄積する。この場合、データサー
バ１５では商品のバーコードに対してその商品の情報が
保持される。

【００１０】陳列棚１７は商品（図示せず）等が載置さ
れる棚である。陳列棚１７にバーコードリーダ１９およ
びモニタ２１が設置される。制御コンピュータ１３はバ
ーコードリーダ１９およびモニタ２１との間で無線で通
信を行う。バーコードリーダ１９は商品に付けられたバ
ーコードを読み取る。モニタ２１は商品に関する情報を
動画、静止画と音声で出力する。

【００１１】次に、本実施の形態の動作を説明する。局
３から通信衛星５を介して店頭７に、例えば１日に１回
商品情報や番組制御プログラムが送られ、店頭７内のデ
ータサーバ１５に、この商品情報や番組制御プログラム
が保持される。

【００１２】図３は、情報出力システム９の動作を示す
フローチャートである。通常時には陳列棚１７に設置さ
れたモニタ２１には通常の情報が表示される（ステップ
３０１）。この通常の情報とは、局３から送られてくる
映像、音声、文字等であり、例えば小売店自身のコマー
シャル等である。顧客が陳列棚１７に配置されている商
品を購入しようとして、その商品のより広い情報を知り
たい場合、陳列棚１７に設置されたバーコードリーダ１
９で、その商品のバーコードを読み取る（ステップ３０
２）。

【００１３】読み取られたバーコード情報は無線で制御
コンピュータ１３に送られ、制御コンピュータ１３はそ
のバーコード情報を基にして、その商品の情報をデータ
サーバ１５から検索する（ステップ３０３）。そして、
制御コンピュータ１３は検索した情報を無線でモニタ２
１に送り、検索された情報がモニタ２１で動画、静止画
および音声で出力される（ステップ３０４）。たとえ
ば、その商品に関するコマーシャルが動画、静止画およ
び音声で出力される。さらに、キャンペーン告知や商品
説明等が文字情報として出力される。このようにして、
顧客は商品を購入しようとする時や、サービスの提供を
受けようとする時に、その場でその商品内容やサービス
の情報を知ることができる。

【００１４】なお、制御コンピュータ１３とバーコード
リーダ１９との間および制御コンピュータ１３とモニタ
２１との間は有線または赤外線等の方法で通信を行うよ
うにしてもよい。またバーコードリーダ１９とモニタ２
１とを一体型にしてもよい。

【００１５】さらに、モニタ２１に代えて小型コンピュ
ータを陳列棚１７に設置するようにしてもよい。この場
合、顧客等が商品に関して苦情がある場合、小型コンピ
ュータを操作することにより、その商品に関して苦情が
あることを制御コンピュータ１３に伝え、制御コンピュ
ータ１３から局３にその苦情情報が伝達される。またバ
ーコードリーダ１９で読み取るべき情報をこの小型コン
ピュータで入力してもよい。更に、陳列棚１７にプリン
タを設置し、モニタ２１等で表示される情報を印刷する
ようにしてもよい。

【００１６】なお、店頭としてタクシーやバスを考慮し
た場合、モニタ２１には局から送られる情報が出力され
るだけとなる。さらに、インターネット等のネットワー
ク上の仮想店舗の店頭等においても本発明を応用するこ
とができる。

【００１７】

【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、商品等の情報をその商品を購入する時点において
獲得することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 情報配信システム１の概略構成図

【図２】 情報出力システム９の概略構成図

【図３】 情報出力システム９の動作を示すフローチャ
ート

【符号の説明】

１………情報配信システム ３………局 ５………通信衛星 ７………店頭 ９………情報出力システム １３………制御コンピュータ １５………データサーバ １７………陳列棚 １９………バーコードリーダ ２１………モニタ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 局から送られる情報を保持する保持手段
   と、 操作者の操作に応じて、前記保持手段に保持された情報
   を検索する検索手段と、 前記検索された情報を出力す
   る出力手段と、 を具備することを特徴とする情報配信システム。
2. 【請求項２】 商品の情報を保持する保持手段と、 商品の識別コードを入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された商品の識別コードによ
   り、該当商品の情報を前記保持手段から検索する検索手
   段と、 前記検索された情報を出力する出力手段と、 を具備することを特徴とする情報出力システム。