JPH09281934A - 液晶駆動装置 - Google Patents

液晶駆動装置

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JPH09281934A
JPH09281934A JP8096920A JP9692096A JPH09281934A JP H09281934 A JPH09281934 A JP H09281934A JP 8096920 A JP8096920 A JP 8096920A JP 9692096 A JP9692096 A JP 9692096A JP H09281934 A JPH09281934 A JP H09281934A
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JP
Japan
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timing signal
liquid crystal
horizontal
vertical
crystal panel
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Application number
JP8096920A
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English (en)
Inventor
Fumio Haruna
史雄 春名
Nobuaki Kabuto
展明 甲
Kenji Sato
健児 佐藤
Seiji Watanuki
清司 綿貫
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3板式投写型液晶表示装置のコンバーゼンス
ずれを容易にかつ短時間で補正できるようにする。 【解決手段】 R水平タイミング信号発生回路4R1
は、水平同期信号HSとPLL回路3からの発振パルス
CKとからR液晶パネル5Rの水平タイミング信号RH
を生成し、R垂直タイミング信号発生回路4R2は水平
同期信号HSと垂直同期信号VSとから垂直タイミング
信号RVを生成する。これら信号RH,RVでR液晶パ
ネル5Rが駆動され、R映像を映出する。G液晶パネル
5G,B液晶パネル5Bについても同様である。これら
水平タイミング信号RH,GH,BHや垂直タイミング
信号RV,GV,BVの位相は、マイコン6により、独
立に調整可能であり、これにより、R液晶パネル5R,
G液晶パネル5G,B液晶パネル5Bでの映像の映出位
置を上下左右方向に互いに独立に調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶プロジュクタ
などの液晶パネルを用いた投写型液晶表示装置の液晶駆
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、例えば、特開平4−86738
号公報に開示される従来の液晶パネルを用いた3板式の
投写型液晶表示装置の光学系を示す構成図であって、5
RはR(赤色)液晶パネル、5GはG(緑色)液晶パネ
ル、5BはB(青色)液晶パネル、100は光源、10
1〜104はダイクロイックミラー、105,106は
反射ミラー、107は投写レンズである。
【0003】同図において、光源100は、例えば、メ
タルハライドランプからなり、白色光Wを出射する。こ
の白色光Wはダイクロイックミラー101に送られ、こ
こで、赤色光Rのみが透過し、他の色の光が反射される
ことにより、赤色光Rが分離される。この赤色光Rは反
射ミラー105で反射されてR液晶パネル5Rを照射す
る。
【0004】一方、ダイクロイックミラー101で反射
された光はダイクロイックミラー102に送られ、ここ
で、青色光Bが反射されて緑色光Gが透過することによ
り、青色光Bと緑色光Gとに分離される。そして、青色
光BはB液晶パネル5Bを照射し、緑色光GはG液晶パ
ネル5Gを照射する。
【0005】R液晶パネル5Rはカラー映像信号の赤色
の原色信号(R信号)によって駆動され、このR信号に
よる映像(R映像)が映出されている。このR液晶パネ
ル5Rに照射される赤色光RはこのR映像によって輝度
変調されてR液晶パネル5Rを透過する。同様にして、
G液晶パネル5G,B液晶パネル5Bは上記カラー映像
信号の緑色の原色信号(G信号),青色の原色信号(B
信号)によって駆動されて、これら原色信号によるG映
像,B映像が映出されている。これらG液晶パネル5
G,B液晶パネル5Bに夫々照射される緑色光G,青色
光Bは、かかるG映像,B映像によって輝度変調されて
これらG液晶パネル5G,B液晶パネル5Bを透過す
る。
【0006】R液晶パネル5Rを透過した赤色光Rがダ
イクロイックミラー103を透過し、B液晶パネル5B
を透過した青色光Bがこのダイクロイックミラー103
で反射されることにより、これら赤色光Rと青色光Bと
が合成される。そして、このダイクロイックミラー10
3からの合成光がダイクロイックミラー104で反射さ
れ、また、G液晶パネル5Gを透過した緑色光Gが反射
ミラー106で反射されてダイクロイックミラー104
を透過することにより、R液晶パネル5R,G液晶パネ
ル5G及びB液晶パネル5Bからの各原色光R,G,B
が合成され、投写レンズ107を介して図示しないスク
リーンに照射される。これにより、このスクリーン上に
カラー映像が拡大されて表示される。
【0007】かかる構成の3板式の投写型液晶表示装置
において、スクリーン上で拡大表示されるR,G,Bの
映像に位置ずれ(即ち、コンバーゼンスずれ)が生じる
と、画質が劣化してしまう。このために、液晶パネル5
R,5G,5Bやダイクロイックミラー101〜104
を、例えば、水平,垂直方向に回転可能としたり、光軸
方向に移動可能とすることにより、スクリーン上のこれ
らR,G,B映像の表示位置を調整してコンバーゼンス
ずれの調整ができるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に、液晶パネルやダイクロイックミラーを機械的に移動
させてコンバーゼンス調整を行なうようにすると、その
周辺の機構が複雑かつ大型化するという問題があるし、
また、かかるコンバーゼンス調整には、非常な熟練を要
して時間もかかるため、工場での生産性が低下するとい
う問題もある。
【0009】本発明の目的は、かかる問題を解消し、投
写型液晶表示装置において、コンバーゼンス調整を簡単
にかつ短時間に行なうことができるようにした液晶駆動
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、各液晶パネル毎に水平及び垂直タイミン
グ信号発生回路を設け、これらからの水平及び垂直タイ
ミング信号を独立に調整可能として、夫々の液晶パネル
の映出映像の水平及び垂直位置を独立に調整可能とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は本発明による液晶駆動装置の第1
の実施形態を示すブロック図であり、1,2は入力端
子、3はPLL(フェーズ・ロックド・ループ)回路、
4はパネル駆動回路、4R1はR水平タイミング信号発
生回路、4R2はR垂直タイミング信号発生回路、4G
1はG水平タイミング信号発生回路、4G2はG垂直タ
イミング信号発生回路、4B1はB水平タイミング信号
発生回路、4B2はB垂直タイミング信号発生回路、5
R,5G,5Bは夫々図4に示したR,G,B液晶パネ
ル、6はマイコン、7はEEPROM(電気的に消去し
書込み可能なプログラマブルROM)である。
【0012】同図において、入力端子1から入力される
水平同期信号HSは、パネル駆動回路4に供給されると
ともに、PLL回路3にも供給される。このPLL回路
3では、水平同期信号HSが逓倍されて発振パルスCK
が生成される。この発振パルスCKはパネル駆動回路4
に供給される。また、入力端子2から入力される垂直同
期信号VSもパネル駆動回路4に供給される。
【0013】パネル駆動回路4は、R液晶パネル5を駆
動するための水平タイミング信号発生回路4R1,R垂
直タイミング信号発生回路4R2と、G液晶パネル5G
を駆動するためのG水平タイミング信号発生回路4G
1,G垂直タイミング信号発生回路4G2と、液晶パネ
ル5Bを駆動するためのB水平タイミング信号発生回路
4B1,B垂直タイミング信号発生回路4B2とで構成
されている。
【0014】かかるパネル駆動回路4において、水平タ
イミング信号発生回路4R1,水平タイミング信号発生
回路4G1及び水平タイミング信号発生回路4B1は夫
々、入力端子1からの水平同期信号HSとPLL回路3
からの発振パルスCKとからR液晶パネル5R,G液晶
パネル5G,B液晶パネル5Bの水平駆動信号RH,G
H,BHを形成し、また、R垂直タイミング信号発生回
路4R2,G垂直タイミング信号発生回路4G2及びB
垂直タイミング信号発生回路4B2は夫々、入力端子2
からの垂直同期信号VSとPLL回路3からの発振パル
スCKとからR液晶パネル5R,G液晶パネル5G,B
液晶パネル5Bの垂直駆動信号RV,GV,BVを形成
する。
【0015】そこで、R液晶パネル5Rは水平駆動信号
RHと垂直駆動信号RVとによって駆動され、そこにR
映像が映出される。同様に、G液晶パネル5G,B液晶
パネル5Bは夫々水平駆動信号GH,BHと垂直駆動信
号GV,BVとによって駆動され、それらにG映像,B
映像が映出される。
【0016】ここで、EEPROM7にはタイミング設
定値が記憶されており、マイコン6がこのタイミング設
定値を読み出して水平タイミング信号発生回路4R1,
4G1,4B1や垂直タイミング信号発生回路4R2,
4G2,4B2に供給することにより、水平駆動信号R
H,GH,BHや垂直駆動信号RV,GV,BVのタイ
ミングがかかるタイミング設定値に応じて設定される。
【0017】EEPROM7のタイミング設定値は図示
しない操作部の操作によって変更可能であり、これを変
更することにより、水平駆動信号RH,GH,BHや垂
直駆動信号RV,GV,BVのタイミングが変更され
て、R液晶パネル5R,G液晶パネル5G,B液晶パネ
ル5BでのR映像,G映像,B映像の映出位置が変更さ
れ、これによって図示しないスクリーン上での拡大投射
されたR映像,G映像,B映像の表示位置が変更できて
コンバーゼンス調整が可能となる。
【0018】図2は図1におけるパネル駆動回路4で
の、特に、R水平タイミング信号発生回路4R1,垂直
タイミング信号発生回路4R2及びR液晶パネル5Rの
一具体的構成例を示すブロック図であって、5Raは水
平シフトレジスタ、5Rbはサンプルホールド回路、5
Rcは垂直シフトレジスタ、5Rdは表示部、4R1a
はR水平シフトレジスタクロック信号発生回路、4R1
bはR水平シフトレジスタスタート信号発生回路、4R
2aはR垂直シフトレジスタクロック信号発生回路、4
R2bはR垂直シフトレジスタスタート信号発生回路で
あり、図1に対応する部分には同一符号をつけて重複す
る説明を省略する。
【0019】同図において、R水平タイミング信号発生
回路4R1はR水平シフトレジスタクロック信号発生回
路4R1aとR水平シフトレジスタスタート信号発生回
路4R1bとからなっている。
【0020】R水平シフトレジスタクロック信号発生回
路4R1aはディジタルバッファ回路などから構成され
ており、PLL回路3からの発振パルスCKを波形成形
して水平クロック信号RHφを生成する。この水平クロ
ック信号RHφは、R液晶パネル5Rの水平シフトレジ
スタ5Raに供給されるとともに、R水平シフトレジス
タスタート信号発生回路4R1bに供給される。
【0021】このR水平シフトレジスタスタート信号発
生回路4R1bは、例えば、カウンタ回路で構成されて
おり、入力端子1からの水平同期信号HSの水平同期信
号の立上りエッジでリセットされ、このリセットタイミ
ングから水平クロック信号RHφをカウントして、その
カウント値がマイコン6からの上記タイミング設定値に
応じた値に達すると、水平スタート信号RHSを発生す
る。この水平スタート信号RHSはR液晶パネル5Rの
水平シフトレジスタ5Raに供給される。
【0022】これら水平クロック信号RHφと水平スタ
ート信号RHSとが、図1における水平タイミング信号
RHをなしている。
【0023】この場合、上記のように、マイコン6から
のタイミング設定値を変更することにより、R水平シフ
トレジスタスタート信号発生回路4R1bでのこのタイ
ミング設定値に応じた値が変更され、これにより、水平
スタート信号RHSの水平同期信号HSに対するタイミ
ングが変更される。
【0024】また、R垂直タイミング信号発生回路4R
1はR垂直シフトレジスタクロック信号発生回路4R1
aとR垂直シフトレジスタスタート信号発生回路4R1
bとからなっている。
【0025】R垂直シフトレジスタクロック信号発生回
路4R2aはディジタルバッファ回路などから構成され
ており、入力端子1からの水平同期信号HSを波形成形
して垂直クロック信号RVφを生成する。この垂直クロ
ック信号RVφは、R液晶パネル5Rの垂直シフトレジ
スタ5Rcに供給される。
【0026】R垂直シフトレジスタスタート信号発生回
路4R2bは、例えば、カウンタ回路で構成され、入力
端子1からの垂直同期信号VSの立上りエッジでリセッ
トされ、このリセットタイミングから垂直クロック信号
RVφをカウントして、そのカウント値がマイコン6か
らの上記タイミング設定値に応じた値に達すると、垂直
スタート信号RVSを発生する。この垂直スタート信号
RVSはR液晶パネル5Rの垂直シフトレジスタ5Rc
に供給される。
【0027】これら垂直クロック信号RVφと垂直スタ
ート信号RVSとが、図1における垂直タイミング信号
RVをなしている。
【0028】この場合、上記のように、マイコン6から
のタイミング設定値を変更することにより、R垂直シフ
トレジスタスタート信号発生回路4R2bでのこのタイ
ミング設定値に応じた値が変更され、これにより、垂直
スタート信号RVSの垂直同期信号VSに対するタイミ
ングが変更される。
【0029】R液晶パネル5Rでは、水平シフトレジス
タ5Raにおいて、水平スタート信号RHSが供給され
ると、これをR水平シフトレジスタクロック信号発生回
路4R1aから水平クロック信号RHφが供給される毎
に順次1ステップずつシフトし、このシフト毎にサンプ
ルクロックを出力する。サンプルホールド回路5Rb
は、このサンプルクロック毎にR信号を画素信号として
サンプルホールドする。
【0030】表示部5Rdでは、垂直方向に伸延するデ
ータ電極が水平方向の画素数分水平方向に配列され、ま
た、かかるデータ電極に交差して、水平方向に伸延した
走査電極が画面のライン数分垂直方向に配列されてい
る。
【0031】かかる表示部5Rdでは、サンプルホール
ド回路5Rbに1水平期間(1ライン分)の画素信号が
ホールドされると、ホールドされている各画素信号を表
示部5Rdでの対応するデータ電極に供給する。そし
て、この動作が各水平走査期間毎に繰り返される。ま
た、垂直シフトレジスタ5Rcにおいて、垂直スタート
信号RVSが供給されると、これをR垂直シフトレジス
タクロック信号発生回路4R2bから垂直クロック信号
RVφが供給される毎に順次1ステップずつシフトし、
このシフト毎に順次1水平期間長の水平期間信号を出力
され、垂直方向に配列される走査電極にその配列順に供
給される。この動作が各垂直同期信号VSの周期毎に繰
り返される。
【0032】データ電極と走査電極との交点が画素をな
すものであり、水平期間信号が供給される走査電極と各
データ電極との交差点の画素に画素信号が供給され、そ
の点の液晶の透過率が供給された画素信号に応じて変化
し、上記の動作が行なわれることにより、表示部5Rd
にR信号によるR映像が液晶の透過率の変化として映出
される。従って、図4で説明したように、この表示部5
Rdに赤色光を照射すると、この赤色光は、この透過率
に応じて透過光量が変化することにより、輝度変調され
ることになる。
【0033】このようにして、表示部5RdにR映像が
映出されるが、上記のように、マイコン6からのタイミ
ング設定値が変化されて水平スタート信号RHSの位相
(タイミング)が変化すると、表示部5RdでのR映像
の映出位置が水平方向にシフトし、また、垂直スタート
信号RVSの位相が変化すると、表示部5RdでのR映
像の映出位置が垂直方向にシフトする。このようにし
て、上記タイミング値を変化させることにより、スクリ
ーン上に拡大投写されたR映像の位置を調整することが
できる。
【0034】ここで、上記タイミング設定値はR水平シ
フトレジスタスタート信号発生回路4R1bやR垂直シ
フトレジスタスタート信号発生回路4R2bでのスター
ト信号を発生させるためのカウント値を1カウント単位
で変更可能であり、従って、表示部5RdでのR映像の
左右のシフト量は1画素単位で変更可能であり、また、
上下方向のシフト量も1ライン単位(従って、垂直方向
に1画素単位)で変更可能である。
【0035】以上の説明はR液晶パネル5Rについてで
あったが、他のG液晶パネル5G,B液晶パネル5Bに
ついても同様であり、図1におけるG水平タイミング信
号発生回路4G1,G垂直タイミング信号発生回路4G
2やB水平タイミング信号発生回路4B1,B垂直タイ
ミング信号発生回路4B2も夫々、図2に示したR水平
タイミング信号発生回路4R1,R垂直タイミング信号
発生回路4R2と同様の構成をなし、同様の効果が得ら
れる。
【0036】なお、勿論、マイコン6によってR水平タ
イミング信号発生回路4R1やR垂直タイミング信号発
生回路4R2,G水平タイミング信号発生回路4G1,
G垂直タイミング信号発生回路4G2,B水平タイミン
グ信号発生回路4B1,B垂直タイミング信号発生回路
4B2に供給されるタイミング設定値が互いに独立に変
更可能であることはいうまでもない。
【0037】このようにして、この第1の実施形態で
は、投写型液晶表示装置での図4に示した光学系の調整
を必要とせずに、コンバーゼンスの調整が可能となり、
かかる光学系の調整手段が不要となって装置の構成の簡
略化や規模の縮小,小型化が可能となるし、また、コン
バーゼンス調整が1画素単位で行なうことができるため
に、精度の良い調整を容易にかつ短時間で行なうことが
可能となる。
【0038】なお、上記第1の実施形態では、上記タイ
ミング設定値の変更だけでは、1画素分よりも小さい量
のコンバーゼンスずれの調整や回転方向のコンバーゼン
スずれを調整することができないが、図4で説明したよ
うに、液晶パネルやダイクロイックミラーなどの機構部
分の移動や回転を併用してもよく、これにより、1画素
以下のコンバーゼンスずれの調整や回転方向のコンバー
ゼンスずれをも調整できるようになる。この場合、機構
部分の移動範囲は±0.5画素以下でよく、そのための
調整手段としては、その規模を最小限に押さえることが
できる。
【0039】さらに、R垂直シフトレジスタクロック信
号発生回路4R1aにクロック遅延機能を持たせ、その
遅延時間をマイコン6で制御することにより、入力映像
信号Rをサンプルホールド回路5Rbが確実にサンプリ
ングできるように、水平シフトレジスタ5Raを動作さ
せられる。このクロック遅延制御機能をR,G,B3色
毎に独立に行なうことにより、入力映像信号R,G,B
間に位相のずれがある場合でも、コンバーゼンスの良い
画像を得ることができる。
【0040】図3は本発明による液晶駆動装置の第2の
実施形態を示すブロック図であって、8はメインパネル
駆動回路、8Hは水平タイミング信号発生回路、8Vは
垂直タイミング信号発生回路、9はサブパネル駆動回
路、9R1はR水平タイミング信号遅延回路、9R2は
R垂直タイミング信号遅延回路、9G1はG水平タイミ
ング信号遅延回路、9G2はG垂直タイミング信号遅延
回路、9B1はB水平タイミング信号遅延回路、9B2
はB垂直タイミング信号遅延回路であり、図1に対応す
る部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0041】同図において、R液晶パネル5RやG液晶
パネル5G,B液晶パネル5Bの各タイミング信号R
H,RV,GH,GV,BH,BVは、メインパネル駆
動回路8とサブパネル駆動回路9とによって形成され
る。メインパネル駆動回路8はこれらR液晶パネル5R
やG液晶パネル5G,B液晶パネル5Bに共通の水平タ
イミング信号HTと垂直タイミング信号VTとを形成す
るものであり、サブパネル駆動回路9は、マイコン6か
らの上記タイミング設定値に応じてかかる水平タイミン
グ信号HTと垂直タイミング信号VTを遅延することに
より、R液晶パネル5RやG液晶パネル5G,B液晶パ
ネル5Bの各タイミング信号RH,RV,GH,GV,
BH,BVを形成するものである。勿論、上記タイミン
グ設定値はタイミング信号RH,RV,GH,GV,B
H,BV毎に独立である。
【0042】メインパネル駆動回路8は水平タイミング
信号発生回路8Hと垂直タイミング信号発生回路8Vと
から構成されている。この水平タイミング信号発生回路
8Hは入力端子1から水平同期信号HSが、PLL回路
3から発振パルスCKが夫々供給され、図2で説明した
R水平タイミング信号発生回路4R1と同様にして、基
準水平タイミング信号HTを生成し、サブパネル駆動回
路9に供給する。また、垂直タイミング信号発生回路8
Vは入力端子1から水平同期信号HSが、入力端子2か
ら垂直同期信号VSが夫々供給され、図2で説明したR
垂直タイミング信号発生回路4R2と同様にして、基準
垂直タイミング信号VTを生成し、サブパネル駆動回路
9に供給する。
【0043】なお、この基準水平タイミング信号HTは
水平同期信号HSに対して位相が一定であり、この基準
垂直タイミング信号VTも垂直同期信号VSに対して位
相が一定である。
【0044】サブパネル駆動回路9は、R水平タイミン
グ信号遅延回路9R1,R垂直タイミング信号遅延回路
9R2,G水平タイミング信号遅延回路9G1,G垂直
タイミング信号遅延回路9G2,B水平タイミング信号
遅延回路9B1,B垂直タイミング信号遅延回路9B2
により構成されている。
【0045】R水平タイミング信号遅延回路9R1は、
水平タイミング信号発生回路8Hからの基準水平タイミ
ング信号HTをマイコン6からの上記タイミング設定値
に応じた遅延量で遅延して、R液晶パネル5Rの水平タ
イミング信号RHを生成し、R垂直タイミング信号遅延
回路9R2は、垂直タイミング信号発生回路8Vからの
基準垂直タイミング信号VTをマイコン6からの上記タ
イミング設定値に応じた遅延量で遅延して、R液晶パネ
ル5Rの垂直タイミング信号RVを生成する。同様にし
て、G水平タイミング信号遅延回路9G1,G垂直タイ
ミング信号遅延回路9G2は夫々、基準水平タイミング
信号HT,基準垂直タイミング信号VTをマイコン6か
らの上記タイミング設定値に応じた遅延量で遅延して、
G液晶パネル5Gの水平タイミング信号GH,垂直タイ
ミング信号GVを生成し、B水平タイミング信号遅延回
路9B1,B垂直タイミング信号遅延回路9B2は夫
々、基準水平タイミング信号HT,基準垂直タイミング
信号VTをマイコン6からの上記タイミング設定値に応
じた遅延量で遅延して、B液晶パネル5Bの水平タイミ
ング信号BH,垂直タイミング信号BVを生成する。
【0046】この場合、勿論、R水平タイミング信号遅
延回路9R1,R垂直タイミング信号遅延回路9R2,
G水平タイミング信号遅延回路9G1,G垂直タイミン
グ信号遅延回路9G2,B水平タイミング信号遅延回路
9B1,B垂直タイミング信号遅延回路9B2夫々の遅
延量は互いに独立に設定することができる。
【0047】ここで、これに遅延回路を複数段のシフト
レジスタと各段の出力を切替選択可能とする選択手段と
で構成し、この選択手段の選択切換え制御をマイコン6
からのタイミング設定値に応じて行なうようにし、かつ
このシフトレジスタの各段の遅延時間を1画素期間(R
垂直タイミング信号遅延回路9R2,G垂直タイミング
信号遅延回路9G2及びB垂直タイミング信号遅延回路
9B2に対しては、1ライン期間)とすることにより、
R水平タイミング信号遅延回路9R1,G水平タイミン
グ信号遅延回路9G1及びB水平タイミング信号遅延回
路9B1の遅延量としては、1画素単位で任意に調整す
ることができ、R垂直タイミング信号遅延回路9R2,
G垂直タイミング信号遅延回路9G2及びB垂直タイミ
ング信号遅延回路9B2の遅延量としては、1ライン単
位(従って、垂直方向の1画素単位)で任意に調整する
ことができる。
【0048】このようにして、この第2の実施形態にお
いても、マイコン6からR水平タイミング信号遅延回路
9R1,R垂直タイミング信号遅延回路9R2,G水平
タイミング信号遅延回路9G1,G垂直タイミング信号
遅延回路9G2,B水平タイミング信号遅延回路9B
1,B垂直タイミング信号遅延回路9B2夫々に供給さ
れるタイミング設定値を調整し、これらの遅延量を適宜
変更することにより、R液晶パネル5R,G液晶パネル
5G,B液晶パネル5Bでの映像の映出位置を上下左右
に、かつ互いに独立に1画素単位で調整することがで
き、従って、図1に示した第1の実施形態と同様の効果
が得られる。
【0049】なお、この第2の実施形態においても、先
の第1の実施形態と同様、光学系に調整手段を設けるこ
とにより、1画素以下のコンバーゼンス調整や回転によ
るコンバーゼンス調整も可能となる。
【0050】また、この第2の実施形態によると、例え
ば映像信号の入力しようが640×480画素のVGA
であって、各液晶パネルの表示部で644×484画素
である場合、表示映像の上下左右方向の位置調整は最大
±4画素分あればよい。この場合、上記各水平及び垂直
タイミング信号遅延回路の遅延量は少なくてすみ、この
ため、これら水平及び垂直タイミング信号遅延回路の回
路規模は小さくすることができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液晶パネルやダイクロイックミラーなどの液晶表示装置
の機構系などを機械的に移動させる機械的調整を行なわ
なくとも、電気的にコンバーゼンスのずれを1画素単位
で調整することができるので、精度の良いコンバーゼン
ス調整を容易にかつ短時間で行なうことができる。
【0052】また、本発明によれば、機械的調整を併用
することにより、1画素以下のより精度の高いコンバー
ゼンス調整や回転方向のコンバーゼンス調整が可能とな
り、しかも、粗調を電気的に行ない、微調を機械的に行
なうことことにより、液晶パネルやダイクロイックミラ
ーなどの機構系の調整手段の規模を最小限に押さえるこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶駆動装置の第1の実施形態を
示すブロック図である。
【図2】図1におけるパネル駆動回路の一具体例を示す
ブロック図である。
【図3】本発明による液晶駆動装置の第2の実施形態を
示すブロック図である。
【図4】投写型液晶表示装置の光学系の一例を示す構成
図である。
【符号の説明】
1,2 入力端子 3 PLL回路 4 パネル駆動回路 4R1 R水平タイミング信号発生回路 4R1a R水平シフトレジスタクロック信号発生回路 4R1b R水平シフトレジスタスタート信号発生回路 4R2 R垂直タイミング信号発生回路 4R2a R垂直シフトレジスタクロック信号発生回路 4R2b R垂直シフトレジスタスタート信号発生回路 4G1 G水平タイミング信号発生回路 4G2 G垂直タイミング信号発生回路 4B1 B水平タイミング信号発生回路 4B2 B垂直タイミング信号発生回路 5R R液晶パネル 5Ra 水平シフトレジスタ 5Rb サンプルホールド回路 5Rc 垂直シフトレジスタ 5G G液晶パネル 5B B液晶パネル 6 マイコン 7 EEPROM 8 メインパネル駆動回路 8H 水平タイミング信号発生回路 8V 垂直タイミング信号発生回路 9 サブパネル駆動回路 9R1 R水平タイミング信号遅延回路 9R2 R垂直タイミング信号遅延回路 9G1 G水平タイミング信号遅延回路 9G2 G垂直タイミング信号遅延回路 9B1 B水平タイミング信号遅延回路 9B2 B垂直タイミング信号遅延回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 健児 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 綿貫 清司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1,第2,第3の液晶パネルによって
    輝度変調された夫々の光を合成し、その合成光で映像表
    示するようにした液晶表示装置において、 水平同期信号から該第1の液晶パネルの水平タイミング
    信号を生成する第1の水平タイミング信号発生装置と、 該水平同期信号と垂直同期信号とから該第1の液晶パネ
    ルの垂直タイミング信号を生成する第1の垂直タイミン
    グ信号発生装置と、 該水平同期信号から該第2の液晶パネルの水平タイミン
    グ信号を生成する第2の水平タイミング信号発生装置
    と、 該水平同期信号と該垂直同期信号とから該第2の液晶パ
    ネルの垂直タイミング信号を生成する第2の垂直タイミ
    ング信号発生装置と、 該水平同期信号から該第3の液晶パネルの水平タイミン
    グ信号を生成する第3の水平タイミング信号発生装置
    と、 該水平同期信号と該垂直同期信号とから該第3の液晶パ
    ネルの垂直タイミング信号を生成する第3の垂直タイミ
    ング信号発生装置とを設けたことを特徴とする液晶駆動
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1の液晶パネルの前記水平タイミング信号,前記
    第1の液晶パネルの前記垂直タイミング信号,前記第2
    の液晶パネルの前記水平タイミング信号,前記第2の液
    晶パネルの前記垂直タイミング信号,前記第3の液晶パ
    ネルの前記水平タイミング信号及び前記第3の液晶パネ
    ルの前記垂直タイミング信号の位相を互いに独立に可変
    とする手段を設けたことを液晶駆動装置。
  3. 【請求項3】 第1,第2,第3の液晶パネルによって
    輝度変調された夫々の光を合成し、その合成光で映像表
    示するようにした液晶表示装置において、 水平同期信号から基準水平タイミング信号を生成する基
    準水平タイミング信号発生装置と、 該水平同期信号と垂直同期信号とから基準垂直タイミン
    グ信号を生成する基準垂直タイミング信号発生装置と、 該基準水平タイミング信号を遅延して該第1の液晶パネ
    ルの水平タイミング信号を生成する第1の水平タイミン
    グ信号遅延装置と、 該基準垂直タイミング信号を遅延して該第1の液晶パネ
    ルの垂直タイミング信号を生成する第1の垂直タイミン
    グ信号遅延装置と、 該基準水平タイミング信号を遅延して該第2の液晶パネ
    ルの水平タイミング信号を生成する第2の水平タイミン
    グ信号遅延装置と、 該基準垂直タイミング信号を遅延して該第2の液晶パネ
    ルの垂直タイミング信号を生成する第2の垂直タイミン
    グ信号遅延装置と、 該基準水平タイミング信号を遅延して該第3の液晶パネ
    ルの水平タイミング信号を生成する第3の水平タイミン
    グ信号遅延装置と、 該基準垂直タイミング信号を遅延して該第3の液晶パネ
    ルの垂直タイミング信号を生成する第3の垂直タイミン
    グ信号遅延装置とを設けたことを特徴とする液晶駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記第1の水平タイミング信号遅延装置,前記第1の垂
    直タイミング信号遅延装置,前記第2の水平タイミング
    信号遅延装置,前記第2の垂直タイミング信号遅延装
    置,前記第3の水平タイミング信号遅延装置及び前記第
    3の垂直タイミング信号遅延装置の遅延量を互いに独立
    に可変とする手段を設けたことを液晶駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005195831A (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Sony Corp 表示装置及び表示装置の駆動方法

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