JPH09281814A - 電子写真式記録装置 - Google Patents

電子写真式記録装置

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Publication number
JPH09281814A
JPH09281814A JP8089633A JP8963396A JPH09281814A JP H09281814 A JPH09281814 A JP H09281814A JP 8089633 A JP8089633 A JP 8089633A JP 8963396 A JP8963396 A JP 8963396A JP H09281814 A JPH09281814 A JP H09281814A
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JP
Japan
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voltage
current
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surface resistance
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Application number
JP8089633A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Ishijima
裕康 石島
Kunihiko Sato
邦彦 佐藤
Hiroyuki Inoue
博之 井上
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 中間転写体の表面抵抗の経時変化に伴う転写
効率の低下を抑さえ、転写効率が比較的高い範囲内で中
間転写体を使用する場合でも中間転写体の寿命を比較的
長くする。 【解決手段】 感光体に形成された静電潜像を少なくと
も1色のトナーにより現像する現像手段と、少なくとも
1つのトナー像を転写される中間転写体6と、記録媒体
に転写する転写器8と、前記中間転写体に電流又は電圧
を供給する供給手段21と、前記中間転写体の表面抵抗
に依存する情報を検出して検出結果を出力する検出手段
22と、複数の表面抵抗値に対して前記中間転写体の転
写効率が夫々最大となる前記中間転写体の電流値又は電
圧値を予め格納している格納手段と、各表面抵抗値に対
して前記転写効率が最大となるように中間転写体に供給
する電流又は電圧を制御する制御手段23とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真式記録装置
に係り、特に感光体に形成された静電潜像をトナー像に
現像し、現像されたトナー像を一旦中間転写体に転写し
てからこの中間転写体から紙等の記録媒体にトナー像を
転写する方式の電子写真式記録装置に関する。
【0002】電子写真式記録装置には、例えばプリン
タ、ファクシミリ装置、複写機等の装置が含まれ、近年
ではカラー画像を記録できるプリンタ、ファクシミリ装
置、複写機等も開発されている。周知のように、電子写
真式記録装置には画像形成プロセスと記録紙搬送プロセ
スとがあり、画像形成プロセスは静電潜像形成プロセ
ス、現像プロセス、転写プロセス及び定着プロセスから
なる。静電潜像プロセスでは、予め帯電された感光体に
画像を光学的に投影することにより静電潜像を形成す
る。現像プロセスでは、静電潜像にトナーを静電的に付
着させて静電潜像を現像してトナー像に可視化する。現
像されたトナー像は、転写プロセスで記録紙に転写さ
れ、記録紙に転写されたトナー像は、定着プロセスで定
着される。
【0003】カラー電子写真式記録装置は、大別して単
一の感光体を用いるタイプと複数の感光体を用いるタイ
プとに分けられ、感光体としては例えば感光ベルトや感
光ドラムが用いられる。前者のタイプの装置では、単一
の感光体を複数回回転させることにより、中間転写体上
で複数色のカラートナー像を重ね合わせてフルカラー画
像を得る。このため、前者の場合は電子写真式記録装置
の部品点数が少なく、装置の小型化及び低コスト化が可
能となる。他方、後者のタイプの装置では、各トナー色
毎に別々の感光体を用いて画像形成プロセスを行うの
で、各色のトナー像を対応する感光体上に同時に形成す
ることができる。このため、後者の場合には、パイプラ
イン式に記録を行うことができ、高速記録が可能とな
る。
【0004】本発明になる電子写真式記録装置は、上記
2タイプのうち、中間転写体を用いる前者のタイプの装
置に関する。
【0005】
【従来の技術】中間転写体を用いるタイプの電子写真式
記録装置には、感光体上に形成されたトナー像を中間転
写体に転写する一次転写プロセスと、中間転写体上のト
ナー像を記録媒体に転写する二次転写プロセスとがあ
る。一次転写プロセスでは、感光体上に形成されたトナ
ー像を忠実に、且つ、安定して中間転写体に転写するこ
とが要求される。又、二次転写プロセスでも、同様に、
中間転写体上に形成されたトナー像を忠実に、且つ、安
定して記録媒体に転写することが要求される。つまり、
一次転写プロセス及び二次転写プロセスに求められる性
能を実現するには、安定した転写を高い転写効率で行う
必要がある。
【0006】転写効率は、第1の部材から第2の部材に
転写されるトナー像のトナー転写量(又は、第2の部材
に付着するトナー付着量)と、転写されずに第1の部材
に残留するトナー像のトナー転写残量(又は、第1の部
材に付着するトナー付着量)とを測定し、次式から求め
ることができる。尚、一次転写プロセスの場合、第1の
部材及び第2の部材は夫々感光体及び中間転写体であ
り、二次転写プロセスの場合、第1の部材及び第2の部
材は夫々中間転写体及び記録媒体である。
【0007】転写効率=トナー転写量/(トナー転写量
+トナー転写残量)×100(%) 上記の如きタイプの装置で用いられる中間転写体は、例
えば金属製芯金に半導電性を有する比較的柔らかいゴム
をライニングとして設け、ゴムライニングの上に比較的
高抵抗の高分子フィルムを巻き付けた構成を有する。ゴ
ムライニングの抵抗は例えば1010Ωcm以下であり、
高分子フィルムの抵抗は例えば1010Ω/□以上であ
る。従来は、中間転写体で最適な転写効率が得られると
思われる所定の電気的条件で、即ち、所定の定電流又は
所定の定電圧を中間転写体に供給することで、高画質の
記録を実現しようとしていた。
【0008】しかし、中間転写体の表面抵抗は、温度変
化によって変化することが例えば特開平2−21287
2号公報にて報告されている。そこで、特開平2−21
2872号公報には、画像形成プロセス前に中間転写体
に流れる電流を計測し、この計測値に基づいて画像形成
プロセス中に所定電流が流れるように転写ローラへの印
加電圧を設定する方法が提案されている。つまり、中間
転写体の表面抵抗値に拘らず、中間転写体に常に所定の
固定電流が流れるように制御を行うことが提案されてい
る。これにより、温度変化による中間転写体及び転写ロ
ーラ等の抵抗の変化に応じて転写ローラへの印加電圧を
可変設定することで、画像形成プロセス中には常に転写
効率を最適化する所定の固定電流が中間転写体に流れる
と考えられていた。
【0009】ところが、本発明者らは、中間転写体の表
面抵抗は、温度変化のみならず、中間転写体の使用時間
によっても変化することを見い出した。本発明者らによ
る実験結果によると、例えば1万枚から2万枚程度の記
録媒体に対して記録を行うと、中間転写体の高分子フィ
ルムに用いる特に比較的安価な材料によっては、抵抗値
が低下していく現象が見られた。この現象が起こると、
中間転写体の表面抵抗が初期状態の抵抗値より低くなっ
てしまい、初期状態と同じ所定の電気的条件では最適な
転写効率が得られないことがわかった。具体的には、転
写効率の低下に伴い、転写不良による印字抜け等の記録
画質の低下が見られた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、特開平
2−212872号公報に提案されている方法と同様の
手法を用いて、中間転写体の表面抵抗の経時変化に応じ
て中間転写体に供給する電流又は電圧を制御して、中間
転写体の電流値又は電圧値が常に所定の固定値となる構
成の装置の性能を評価したところ、上記の如き制御を行
わない場合と比較して転写効率が多少向上するものの、
中間転写体の表面抵抗の経時変化、即ち、使用時間に伴
う転写効率の低下は避けられなかった。つまり、中間転
写体の電流値又は電圧値が常に所定の固定値となるよう
に中間転写体に供給する電流又は電圧を制御したので
は、中間転写体の表面抵抗の経時変化に拘らず長期間最
適な転写効率を持続することはできなかった。このた
め、転写効率が比較的高い範囲内で中間転写体を使用し
ようとすると、中間転写体の寿命が比較的短くなってし
まうという問題があった。
【0011】そこで、本発明は、中間転写体の表面抵抗
の経時変化に伴う転写効率の低下を抑さえ、転写効率が
比較的高い範囲内で中間転写体を使用する場合でも中間
転写体の寿命を比較的長くすることができる電子写真式
記録装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、請求項1
記載の、感光体に形成された静電潜像を少なくとも1色
のトナーにより現像する現像手段と、該現像手段により
現像された少なくとも1つのトナー像を転写される中間
転写体と、該中間転写体に転写された少なくとも1つの
トナー像を記録媒体に転写する転写器と、該中間転写体
に電流又は電圧を供給する供給手段と、該中間転写体の
表面抵抗に依存する情報を検出して検出結果を出力する
検出手段と、複数の表面抵抗値に対して該中間転写体の
転写効率が夫々最大となる該中間転写体の電流値又は電
圧値を予め格納している格納手段と、該検出手段の検出
結果に基づいて該格納手段に格納された電流値又は電圧
値を参照することにより、各表面抵抗値に対して該転写
効率が最大となるように該供給手段が該中間転写体に供
給する電流又は電圧を制御する制御手段とを備えた電子
写真式記録装置によって達成できる。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1の発明
において、前記現像手段は、前記感光体に形成された静
電潜像を順次異なる色のトナーにより現像し、前記中間
転写体は、該現像手段により現像された複数色のトナー
像を順次転写され、前記転写器は、該中間転写体に転写
された複数色のトナー像を一括して記録媒体に転写する
構成となっている。
【0014】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
の発明において、前記検出手段は、前記中間転写体に供
給される電圧を検出して前記検出結果を出力する電圧検
出器を有する。請求項4記載の発明では、請求項3の発
明において、前記中間転写体に供給される電圧が所定の
範囲外になると警告を発生する警告手段を更に備えてい
る。
【0015】請求項5記載の発明では、請求項1又は2
の発明において、前記検出手段は、前記中間転写体に供
給される電流を検出して前記検出結果を出力する電流検
出器を有する。請求項6記載の発明では、請求項5の発
明において、前記中間転写体に供給される電流が所定の
範囲外になると警告を発生する警告手段を更に備えてい
る。
【0016】請求項7記載の発明では、請求項1又は2
の発明において、前記検出手段は、前記中間転写体の表
面抵抗値を直接検出して前記検出結果を出力する抵抗値
検出器を有する。請求項8記載の発明では、請求項7の
発明において、前記中間転写体の表面抵抗値が所定の範
囲外となると警告を発生する警告手段を更に備えてい
る。
【0017】請求項9記載の発明では、請求項1〜8の
いずれかの発明において、前記制御手段は、温度変化及
び/又は湿度変化による前記中間転写体の表面抵抗値の
変動分をマスクして無視する手段を含む。請求項1記載
の発明によれば、中間転写体の表面抵抗の経時変化に伴
う転写効率の低下を抑さえ、転写効率が比較的高い範囲
内で中間転写体を使用する場合でも中間転写体の寿命を
比較的長くすることができる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、高画質のフ
ルカラー記録を、中間転写体の寿命を延ばして行うこと
ができる。請求項3及び5記載の発明によれば、中間転
写体の表面抵抗値を比較的簡単な構成で間接的に検出す
ることができる。
【0019】請求項4、6及び8記載の発明によれば、
警告手段が発生する警告により中間転写体の寿命を使用
者に確実に知らせることができる。請求項7記載の発明
によれば、中間転写体の表面抵抗値を比較的簡単な構成
で直接的に検出することができる。
【0020】請求項9記載の発明によれば、温度変化及
び/又は湿度変化による前記中間転写体の表面抵抗値の
変動分を無視することにより、中間転写体の寿命を更に
延ばすことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明者らは、中間転写体の表面
抵抗値によって、転写効率を最適化するための中間転写
体の電流値又は電圧値が変化することを見い出した。そ
こで、本発明になる電子写真式記録装置は、中間転写体
の複数の表面抵抗値に対して中間転写体の記録媒体に対
する転写効率が夫々最大となる中間転写体の電流値又は
電圧値を予め格納しておき、間接的に又は直接的に検出
された中間転写体の表面抵抗値に基づいて格納された電
流値又は電圧値を参照することにより、各表面抵抗値に
対して転写効率が最大となるように中間転写体に供給す
る電流又は電圧を制御するように構成されている。
【0022】これにより、中間転写体の表面抵抗の経時
変化、即ち、使用時間に伴う転写効率の低下を抑さえ、
転写効率が比較的高い範囲内で中間転写体を使用する場
合でも中間転写体の寿命を比較的長くすることができ
る。図1及び図2は、特開平2−212872号公報に
提案されている方法と本発明との違いを説明する図であ
る。これらの図において、縦軸は中間転写体の転写効率
を任意単位で示し、横軸は中間転写体の電流値を任意単
位で示す。
【0023】図1に示すように、特開平2−21287
2号公報に提案されている方法では、中間転写体の表面
抵抗値に拘らず中間転写体の電流値がI1に固定される
ように制御が行われる。しかし、中間転写体の表面抵抗
がR1である場合の転写効率と中間転写体の電流値との
関係は同図中C1で示す如くであるが、表面抵抗がR2
へ変化すると、転写効率と中間転写体の電流値との関係
はC2に示すように変化する。従って、表面抵抗がR1
の場合には中間転写体の電流値をI1に固定することで
C1のピーク、即ち、R1に対する最適な転写効率で記
録を行うことができるが、表面抵抗がR2に変化すると
中間転写体の電流値をI1に固定してもC2のピーク、
即ち、R2に対する最適な転写効率で記録を行うことは
できない。このため、中間転写体の表面抵抗値の低下に
伴う転写効率の低下は避けられず、転写効率が比較的高
い範囲内で中間転写体を使用しようとすると、中間転写
体の寿命が比較的短くなってしまう。
【0024】他方、本発明では、図2に示すように、中
間転写体の表面抵抗値に応じて中間転写体の電流値が制
御される。中間転写体の表面抵抗がR1である場合の転
写効率と中間転写体の電流値との関係は同図中C1で示
す如くであるが、表面抵抗がR2へ変化すると、転写効
率と中間転写体の電流値との関係はC2に示すように変
化する。そこで、本発明では、表面抵抗がR1の場合に
は中間転写体の電流値をI1に制御することでC1のピ
ーク、即ち、R1に対する最適な転写効率で記録を行う
ことができる。又、表面抵抗がR2に変化すると中間転
写体の電流値をI2に制御してC2のピーク、即ち、R
2に対する最適な転写効率で記録を行うことができる。
このため、中間転写体の表面抵抗値の低下に伴う転写効
率の低下を最小限に抑さえることができる。従って、転
写効率が比較的高い範囲内で中間転写体を使用する場合
でも、中間転写体の寿命を比較的長くすることができ
る。
【0025】尚、図1及び図2では、中間転写体の表面
抵抗値に対する中間転写体の電流値と転写効率との関係
について説明したが、本発明者らは、中間転写体の電圧
値と転写効率との間にも上記と同様の関係があることを
見い出した。
【0026】
【実施例】図3は、本発明になる電子写真式記録装置の
第1実施例の基本構成を示す断面図である。同図中、電
子写真式記録装置の各部のうち、本発明と直接関係が無
く周知である部分については、その図示及び説明を省略
する。
【0027】図3において、カラー電子写真式記録装置
は、大略感光ドラム1と、感光ドラム1の表面を予め定
められた極性に帯電させる帯電器2と、感光ドラム1に
対して記録するべき画像、即ち、この画像を表す入力画
像信号に応じた露光を行う露光器3と、感光ドラム1の
表面に形成された静電潜像を現像して各色のトナー像に
可視化する現像器4a〜4dと、一次転写プロセス後に
感光ドラム1上に残った残留トナーを感光ドラム1上か
ら除去するクリーナ5と、一次転写プロセスにより感光
ドラム1上のトナー像を転写される中間転写ドラム6
と、中間転写ドラム6上のトナー像を記録媒体7に転写
する二次転写ローラ8と、二次転写プロセス後に中間転
写ドラム6上に残った残留トナーを除去するクリーナ9
と、記録媒体7を搬送するローラ10a,10bと、記
録媒体7上に転写されたトナー像を定着させる定着器1
1とからなる。記録媒体7は、特に紙に限定されるもの
ではなく、トナー像を転写できる媒体であれば良い。
【0028】現像器4a〜4dには、減法混色によりフ
ルカラー画像を記録するのに必要な色の3原色、即ち、
イエロー(以下Yと言う),マゼンタ(以下Mと言
う),シアン(以下Cと言う)のカラートナーと、文字
部分等の記録に用いられる黒(Bk)のトナーとが夫々
投入されており、夫々の色の現像を行う。現像器4a〜
4dは、夫々非動作時には感光ドラム1から十分離れた
位置にあり、現像する色のトナーが投入されており動作
状態とされた現像器のみが現像可能な位置まで移動する
ように、周知の現像器駆動機構(図示せず)により制御
される。
【0029】記録時には、先ず帯電器2により感光ドラ
ム1の表面を均一に帯電させ、例えばYの画像信号に応
じた露光を露光器3により行い、感光ドラム1上に静電
潜像を形成した後、Yトナーが投入された現像器4aの
みが上記現像器駆動機構により現像可能な位置まで移動
されてYの現像を行い、感光ドラム1上にYトナー像を
形成する。次に、Yトナー像は、一次転写プロセスによ
り中間転写ドラム6上に転写される。この時、記録装置
の定電流源又は定電圧源(いずれも図示せず)により、
中間転写ドラム6側がトナーとは逆極性となるように逆
極性のバイアスがかけられた状態で一次転写プロセスが
行われる。
【0030】一次転写プロセスの後、感光ドラム1上の
残留トナーはクリーナ5により取り除かれ、感光ドラム
1は今度は帯電器4bにより帯電されて上記と同様の一
次転写プロセスによりMトナー像が中間転写ドラム6上
に転写される。以下同様にして、一次転写プロセスを順
次行うことにより、中間転写ドラム6上にCトナー像及
びBkトナー像が順次転写される。この結果、中間転写
ドラム6上には4種類のトナー像、即ち、Y,M,C,
Bkのトナー像が重ね合わせて転写され、カラートナー
像が形成される。
【0031】次に、記録媒体7がローラ10a,10b
により中間転写ドラム6と対抗する位置まで搬送され
る。又、4種類のトナー像全てに対する一次転写プロセ
スが終了するまでは中間転写ドラム6から離れていた二
次転写ローラ8が、周知のローラ駆動機構(図示せず)
により駆動されて記録媒体7を中間転写ドラム6に対し
て押しつける。これにより、記録媒体7の搬送と中間転
写ドラム6の回転に伴い、中間転写ドラム6上のカラー
トナー像が二次転写プロセスにより記録媒体7上に転写
される。この時、一次転写プロセスの場合と同様に、記
録装置の定電流源又は定電圧源により、二次転写ローラ
8側がトナーとは逆極性となるように逆極性のバイアス
がかけられた状態で二次転写プロセスが行われる。
【0032】二次転写プロセスの後、記録媒体7は定着
器11まで搬送され、カラートナー像は定着器11によ
り記録媒体7上に定着される。又、二次転写プロセス後
に中間転写ドラム6上に残った残留トナーは、クリーナ
9により取り除かれる。クリーナ9は、4種類のトナー
像全てに対する一次転写プロセスが終了するまでは中間
転写ドラム6から離れており、終了後は中間転写ドラム
6に押し付けられてクリーニングを行うように周知のク
リーナ駆動機構(図示せず)により制御される。これに
より、中間転写ドラム6は次の一連の一次転写プロセス
に備えることができる。
【0033】以上のように、フルカラー画像を1枚の記
録媒体7に記録するには、各色のトナーについての現像
及び一次転写プロセスと、その後にカラートナー像を記
録媒体7へ転写する二次転写プロセスと、カラートナー
像の記録媒体7への定着とが必要である。
【0034】尚、感光ドラム1の代わりに感光ベルト等
の感光体を用いたり、中間転写ドラム6の代わりに中間
転写ベルト等の中間転写体を用いても良いことは、言う
までもない。図4は、本実施例の要部を示す図であり、
図3と同一部分には同一符号を付す。本実施例では、中
間転写ドラム6は、ステンレス製の芯金に、JISのA
硬度30°、厚さ5mm及び体積抵抗率109 Ωcmの
導電性NBRゴムを巻き付け、更に厚さ80μm及び表
面抵抗値1010Ω/□のフッ素樹脂系のエチレン−テト
ラフルオロエチレン共重合体(ETFE)フィルムを巻
き付けられ、外径が160mmである。二次転写ローラ
8は、外径が30mmのステンレスローラからなり、抵
抗が1010Ω/□となるように表面がフッ素系樹脂でコ
ーティングされている。フッ素系樹脂としては、例えば
テフロン(登録商標)を用い得る。感光ドラム1と中間
転写ドラム6とは、線圧にして50gf/cmで接触す
る。
【0035】二次転写用の定電流源21は二次転写ロー
ラ8に接続されている。二次転写プロセスの際には、二
次転写ローラ8が記録媒体7を中間転写ドラム6に10
0gf/cmの線圧で圧接し、定電流源21が二次転写
ローラ8を介して中間転写ドラム6に電流を流す。電圧
検出器22は、中間転写ドラム6に印加される電圧値を
検出するように接続されている。定電流源21及び電圧
検出器22には、周知の構成のものを使用し得る。電流
制御装置23は、電圧検出器22により検出され出力さ
れる電圧値に基づいて、その電圧値に対して中間転写ド
ラム6の記録媒体7に対する最適な転写効率が得られる
ように定電流源21の出力する定電流を制御する。
【0036】図4中、電圧検出器22は、定電流源21
の出力に基づいて中間転写ドラム6に印加される電圧を
検出しているが、直接中間転写ドラム6に印加される電
圧を検出する構成としても良いことは言うまでもない。
図5は、二次転写ローラ8に流される二次転写電流と中
間転写ドラム6の記録媒体7に対する転写効率との関係
を示す図であり、同図中、二次転写電流は二次転写ロー
ラ8の面電荷密度で示す。本発明者らの実験によると、
初期状態では中間転写ドラム6の表面抵抗値が約1010
Ω/□であり、この場合の転写効率は、二次転写ローラ
8の面電荷密度が600μC/m2 、即ち、二次転写電
流が21.6μAであると約90%のピーク値を示すこ
とがわかった。又、1万枚の記録媒体7に対して記録を
行った後は、中間転写ドラム6の表面抵抗値が約109
Ω/□まで低下することもわかった。その結果、中間転
写ドラム6の表面抵抗値が約109 Ω/□となると、転
写効率は、二次転写ローラ8の面電荷密度が400μC
/m2 、即ち、二次転写電流が14.4μAであると約
85%のピーク値を示すことがわかった。
【0037】図6は、本発明者らによる実験結果を示す
図である。同図中、説明の便宜上、3種類の抵抗低下判
定基準範囲に対する電流制御電圧及び最適な目標電流値
を示す。電流制御装置23に供給される電圧検出器22
の出力検出電圧が0.6kV以上で1.2kV未満の場
合、中間転写ドラム6の記録媒体7に対する最適な転写
効率は二次転写電流が400μC/m2 の時にピーク値
を示すので、最適な目標電流値は400μC/m2 であ
る。この400μC/m2 という最適な目標電流値を得
るために定電流源21に供給する電流制御電圧は、1.
0kVであった。同様に、電流制御装置23に供給され
る電圧検出器22の出力検出電圧が1.2kV以上で
1.8kV未満の場合、中間転写ドラム6の記録媒体7
に対する最適な転写効率は二次転写電流が500μC/
2 の時にピーク値を示すので、最適な目標電流値は5
00μC/m2 である。この500μC/m2 という最
適な目標電流値を得るために定電流源21に供給する電
流制御電圧は、1.6kVであった。更に、電流制御装
置23に供給される電圧検出器22の出力検出電圧が
1.8kV以上で2.4kV未満の場合、中間転写ドラ
ム6の記録媒体7に対する最適な転写効率は二次転写電
流が600μC/m2 の時にピーク値を示すので、最適
な目標電流値は600μC/m2 である。この600μ
C/m2 という最適な目標電流値を得るために定電流源
21に供給する電流制御電圧は、2.2kVであった。
【0038】このように、本実施例では、中間転写ドラ
ム6に印加される電圧値が電圧検出器22により検出さ
れるので、電流制御装置23は電圧検出器22の出力検
出電圧から中間転写ドラム6の表面抵抗値を知ることが
できる。そこで、電流制御装置23は、中間転写ドラム
6の各種表面抵抗値に対して、中間転写ドラム6の記録
媒体7に対する転写効率が最大となる二次転写電流及び
その二次転写電流を得るための定電流源21に対する制
御電圧を予めテーブルの形式で格納しており、電圧検出
器22の出力検出電圧に基づいてこのテーブルを参照す
ることにより、転写効率が最大となる最適な目標電流値
が二次転写ローラ8に流れるような制御電圧を定電流源
21に供給する。この結果、中間転写ドラム6の表面抵
抗値の低下に伴う転写効率の低下を最小限に抑さえるこ
とができ、転写効率が比較的高い範囲内で中間転写ドラ
ム6を使用する場合でも、中間転写ドラム6の寿命を比
較的長くすることができる。
【0039】尚、図4に示すように、電流制御装置23
と接続された警告装置24を設けても良い。この警告装
置は、電流制御装置23で検出された中間転写ドラム6
の表面抵抗が許容範囲外になると、電流制御装置23の
出力信号に基づいて表示又は音声で警告を発生する。図
6に示すテーブルの場合、上記許容範囲は、電圧検出器
22の出力検出電圧が0.6kV未満となり二次転写電
流が3.6μA以下となった場合に相当する。
【0040】図7は、電流制御装置23の一実施例を示
すブロック図である。同図中、中央制御装置(CPU)
23−1は、図8に示す如きテーブルが予め格納されて
いるメモリ23−2を参照することにより、図9に示す
如き制御動作を行う。尚、図8に示すテーブルでは、抵
抗低下判定基準の下限VL及び上限VHが、図6の抵抗
低下判定基準範囲と多少異なるが、これは記録装置の個
々の特性等が異なることに起因するものである。
【0041】図9において、二次転写プロセスが開始さ
れると、ステップS1は電圧検出器22からの出力検出
電圧Vrを測定する。ステップS2は、電圧Vrが1.
8kV未満であるか否かを判定し、判定結果がNOであ
ると、ステップS3でメモリ23−2を参照することに
より定電流源21の供給電流値Itを600μC/m 2
に設定する。即ち、ステップS3は、二次転写ドラム8
に流される電流値Itが600μC/m2 になるような
制御電圧を定電流源21に供給して定電流源21の出力
電流を制御する。
【0042】他方、ステップS2の判定結果がYESの
場合、ステップS4は電圧Vrが1.4kV未満である
か否かを判定し、判定結果がNOであると、ステップS
5でメモリ23−2を参照することにより定電流源21
の供給電流値Itを500μC/m2 に設定する。即
ち、ステップS5は、二次転写ドラム8に流される電流
値Itが500μC/m2 になるような制御電圧を定電
流源21に供給して定電流源21の出力電流を制御す
る。
【0043】更に、ステップS4の判定結果がYESの
場合、ステップS6は電圧Vrが1.0kV未満である
か否かを判定し、判定結果がNOであると、ステップS
7でメモリ23−2を参照することにより定電流源21
の供給電流値Itを400μC/m2 に設定する。即
ち、ステップS7は、二次転写ドラム8に流される電流
値Itが400μC/m2 になるような制御電圧を定電
流源21に供給して定電流源21の出力電流を制御す
る。
【0044】ステップS6の判定結果がYESの場合に
は、ステップS8でメモリ23−2を参照することによ
り定電流源21の供給電流値Itを400μC/m2
設定する。即ち、ステップS8は、二次転写ドラム8に
流される電流値Itが400μC/m2 になるような制
御電圧を定電流源21に供給して定電流源21の出力電
流を制御する。これと同時に、ステップS9は、中間転
写ドラム6の表面抵抗値が許容範囲外となり、中間転写
ドラム6の交換が必要であることを示す警告を出力す
る。警告は、警告装置24の周知の手段により、記録装
置の操作パネル等に警告を表示したり、警告音や警告音
声メッセージを出力することで行われる。図8に示すテ
ーブルの場合、中間転写ドラム6の表面抵抗値が許容範
囲外となるのは、抵抗低下判定基準の下限VLが1.0
kV未満となり二次転写電流が3.6μA以下となった
場合である。尚、ステップS9は省略しても良い。
【0045】次に、本発明になる電子写真式記録装置の
第2実施例を説明する。第2実施例の基本構成は、図3
に示す第1実施例の基本構成と同じで良いので、その図
示及び説明は省略する。図10は、第2実施例の要部を
示す図であり、図4と同一部分には同一符号を付す。本
実施例では、二次転写用の定電圧源31は二次転写ロー
ラ8に接続されている。二次転写プロセスの際には、二
次転写ローラ8が記録媒体7を中間転写ドラム6に10
0gf/cmの線圧で圧接し、定電圧源31が二次転写
ローラ8を介して中間転写ドラム6に電圧を印加する。
電流検出器32は、中間転写ドラム6に流される電流値
を検出するように接続されている。定電圧源31及び電
流検出器32には、周知の構成のものを使用し得る。電
圧制御装置33は、電流検出器22により検出され出力
される電流値に基づいて、その電流値に対して中間転写
ドラム6の記録媒体7に対する最適な転写効率が得られ
るように定電圧源21の出力する定電圧を制御する。
【0046】図10中、電流検出器32は、定電圧源3
1の出力に基づいて中間転写ドラム6に流される電流を
検出しているが、直接中間転写ドラム6に流される電流
を検出する構成としても良いことは言うまでもない。本
実施例では、中間転写ドラム6に流される電流値が電流
検出器32により検出されるので、電圧制御装置33は
電流検出器32の出力検出電流から中間転写ドラム6の
表面抵抗値を知ることができる。そこで、電圧制御装置
33は、中間転写ドラム6の各種表面抵抗値に対して、
中間転写ドラム6の記録媒体7に対する転写効率が最大
となる中間転写ドラム6への印加電圧及びその印加電圧
を得るための定電圧源31に対する制御電圧を予めテー
ブルの形式で格納しており、電流検出器32の出力検出
電流に基づいてこのテーブルを参照することにより、転
写効率が最大となる最適な電圧が二次転写ローラ8に印
加されるような制御電圧を定電圧源31に供給する。こ
の結果、中間転写ドラム6の表面抵抗値の低下に伴う転
写効率の低下を最小限に抑さえることができ、転写効率
が比較的高い範囲内で中間転写ドラム6を使用する場合
でも、中間転写ドラム6の寿命を比較的長くすることが
できる。
【0047】尚、図10に示すように、電圧制御装置3
3と接続された警告装置34を設けても良い。この警告
装置34は、電圧制御装置33で検出された中間転写ド
ラム6の表面抵抗が許容範囲外になると、電圧制御装置
33の出力信号に基づいて表示又は音声で警告を発生す
る。
【0048】電圧制御装置33の一実施例は、図7に示
す電流制御装置23と同じ構成を有するので、その図示
及び説明は省略する。電圧制御装置33を構成するCP
U23−1は、図11に示す如きテーブルが予め格納さ
れており電圧制御装置33を構成するメモリ23−2を
参照することにより、図12に示す如き制御動作を行
う。
【0049】図12において、二次転写プロセスが開始
されると、ステップS11は電流検出器32からの出力
検出電流Irを測定する。ステップS12は、電流Ir
が800μC/m2 より大きいか否かを判定し、判定結
果がNOであると、ステップS13でメモリ23−2を
参照することにより定電圧源31の供給電圧値Vtを
2.4kVに設定する。即ち、ステップS13は、二次
転写ドラム8に印加される電圧値Vtが2.4kVにな
るような制御電圧を定電圧源31に供給して定電圧源3
1の出力電圧を制御する。
【0050】他方、ステップS12の判定結果がYES
の場合、ステップS14は電流Irが600μC/m2
より大きいか否かを判定し、判定結果がNOであると、
ステップS15でメモリ23−2を参照することにより
定電圧源31の供給電圧値Vtを1.8kVに設定す
る。即ち、ステップS15は、二次転写ドラム8に印加
される電圧値Vtが1.8kVになるような制御電圧を
定電圧源31に供給して定電圧源31の出力電圧を制御
する。
【0051】更に、ステップS14の判定結果がYES
の場合、ステップS16は電流Irが500μC/m2
より大きいか否かを判定し、判定結果がNOであると、
ステップS17でメモリ23−2を参照することにより
定電圧源31の供給電圧値Vtを1.4kVに設定す
る。即ち、ステップS17は、二次転写ドラム8に印加
される電圧値Vtが1.4kVになるような制御電圧を
定電圧源31に供給して定電圧源31の出力電圧を制御
する。
【0052】ステップS16の判定結果がYESの場合
には、ステップS18でメモリ23−2を参照すること
により定電圧源31の供給電圧値Vtを1.4kVに設
定する。即ち、ステップS18は、二次転写ドラム8に
印加される電圧値Vtが1.4kVになるような制御電
圧を定電圧源31に供給して定電圧源31の出力電圧を
制御する。これと同時に、ステップS19は、中間転写
ドラム6の表面抵抗値が許容範囲外となり、中間転写ド
ラム6の交換が必要であることを示す警告を出力する。
警告は、警告装置34の周知の手段により、記録装置の
操作パネル等に警告を表示したり、警告音や警告音声メ
ッセージを出力することで行われる。図11に示すテー
ブルの場合、中間転写ドラム6の表面抵抗値が許容範囲
外となるのは、抵抗低下判定基準の下限ILが400μ
C/m2 未満となり中間転写ドラム6に対する印加電圧
が1.0kV以下となった場合である。尚、ステップS
19は省略しても良い。
【0053】次に、本発明になる電子写真式記録装置の
第3実施例を説明する。第3実施例の基本構成は、図3
に示す第1実施例の基本構成と同じで良いので、その図
示及び説明は省略する。図13は、第3実施例の要部を
示す図であり、図4と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。本実施例では、抵抗値検出器25が
直接中間転写ドラム6の表面抵抗値を検出する。この抵
抗値検出器25には、例えば三菱油化製のハイレスタI
P等の周知の抵抗率計を用いることができる。
【0054】本実施例では、中間転写ドラム6の表面抵
抗値が直接抵抗値検出器25により検出されて電流制御
装置23に供給される。電流制御装置23は、中間転写
ドラム6の各種表面抵抗値に対して、中間転写ドラム6
の記録媒体7に対する転写効率が最大となる二次転写電
流及びその二次転写電流を得るための定電流源21に対
する制御電圧を予めテーブルの形式で格納しており、抵
抗値検出器25の出力検出抵抗値に基づいてこのテーブ
ルを参照することにより、転写効率が最大となる最適な
目標電流値が二次転写ローラ8に流れるような制御電圧
を定電流源21に供給する。この結果、中間転写ドラム
6の表面抵抗値の低下に伴う転写効率の低下を最小限に
抑さえることができ、転写効率が比較的高い範囲内で中
間転写ドラム6を使用する場合でも、中間転写ドラム6
の寿命を比較的長くすることができる。
【0055】電流制御装置33のCPU23−1は、図
14に示す如きテーブルが予め格納されているメモリ2
3−2を参照することにより、図15に示す如き制御動
作を行う。図15において、二次転写プロセスが開始さ
れると、ステップS21は抵抗値検出器25からの出力
検出抵抗値Rrを測定する。ステップS22は、抵抗値
Rrが1.0×109 Ω/□未満であるか否かを判定
し、判定結果がNOであると、ステップS23でメモリ
23−2を参照することにより定電流源21の供給電流
値Itを600μC/m2 に設定する。即ち、ステップ
S23は、二次転写ドラム8に流される電流値Itが6
00μC/m2 になるような制御電圧を定電流源21に
供給して定電流源21の出力電流を制御する。
【0056】他方、ステップS22の判定結果がYES
の場合、ステップS24は抵抗値Rrが3.0×108
Ω/□未満であるか否かを判定し、判定結果がNOであ
ると、ステップS25でメモリ23−2を参照すること
により定電流源21の供給電流値Itを500μC/m
2 に設定する。即ち、ステップS25は、二次転写ドラ
ム8に流される電流値Itが500μC/m2 になるよ
うな制御電圧を定電流源21に供給して定電流源21の
出力電流を制御する。
【0057】更に、ステップS24の判定結果がYES
の場合、ステップS26は抵抗値Rrが1.0×108
Ω/□電圧未満であるか否かを判定し、判定結果がNO
であると、ステップS27でメモリ23−2を参照する
ことにより定電流源21の供給電流値Itを400μC
/m2 に設定する。即ち、ステップS27は、二次転写
ドラム8に流される電流値Itが400μC/m2 にな
るような制御電圧を定電流源21に供給して定電流源2
1の出力電流を制御する。
【0058】ステップS26の判定結果がYESの場合
には、ステップS28でメモリ23−2を参照すること
により定電流源21の供給電流値Itを400μC/m
2 に設定する。即ち、ステップS28は、二次転写ドラ
ム8に流される電流値Itが400μC/m2 になるよ
うな制御電圧を定電流源21に供給して定電流源21の
出力電流を制御する。これと同時に、ステップS29
は、中間転写ドラム6の表面抵抗値が許容範囲外とな
り、中間転写ドラム6の交換が必要であることを示す警
告を出力する。警告は、警告装置24の周知の手段によ
り、記録装置の操作パネル等に警告を表示したり、警告
音や警告音声メッセージを出力することで行われる。図
14に示すテーブルの場合、中間転写ドラム6の表面抵
抗値が許容範囲外となるのは、表面抵抗値下限RLが1
8 Ω/□以下となった場合である。尚、ステップS2
9は省略しても良い。
【0059】次に、本発明になる電子写真式記録装置の
第4実施例を説明する。第4実施例の基本構成は、図3
に示す第1実施例の基本構成と同じで良いので、その図
示及び説明は省略する。図16は、第4実施例の要部を
示す図であり、図10と同一部分には同一符号を付し、
その説明は省略する。本実施例では、抵抗値検出器35
が直接中間転写ドラム6の表面抵抗値を検出する。この
抵抗値検出器35には、例えば三菱油化製のハイレスタ
IP等の周知の抵抗率計を用いることができる。
【0060】本実施例では、中間転写ドラム6の表面抵
抗値が直接抵抗値検出器35により検出されて電圧制御
装置33に供給される。電圧制御装置33は、中間転写
ドラム6の各種表面抵抗値に対して、中間転写ドラム6
の記録媒体7に対する転写効率が最大となる中間転写ド
ラム6への印加電圧及びその印加電圧を得るための定電
圧源31に対する制御電圧を予めテーブルの形式で格納
しており、抵抗値検出器35の出力検出抵抗値に基づい
てこのテーブルを参照することにより、転写効率が最大
となる最適な電圧が二次転写ローラ8に印加されるよう
な制御電圧を定電圧源21に供給する。この結果、中間
転写ドラム6の表面抵抗値の低下に伴う転写効率の低下
を最小限に抑さえることができ、転写効率が比較的高い
範囲内で中間転写ドラム6を使用する場合でも、中間転
写ドラム6の寿命を比較的長くすることができる。
【0061】電流制御装置33のCPU23−1は、図
17に示す如きテーブルが予め格納されているメモリ2
3−2を参照することにより、図18に示す如き制御動
作を行う。図18において、二次転写プロセスが開始さ
れると、ステップS31は抵抗値検出器25からの出力
検出抵抗値Rrを測定する。ステップS32は、抵抗値
Rrが1.0×109 Ω/□未満であるか否かを判定
し、判定結果がNOであると、ステップS33でメモリ
23−2を参照することにより定電圧源31の供給電圧
値Vtを2.4kVに設定する。即ち、ステップS33
は、二次転写ドラム8に印加される電圧値Vtが2.4
kVになるような制御電圧を定電圧源31に供給して定
電圧源31の出力電圧を制御する。
【0062】他方、ステップS32の判定結果がYES
の場合、ステップS34は抵抗値Rrが3.0×108
Ω/□未満であるか否かを判定し、判定結果がNOであ
ると、ステップS35でメモリ23−2を参照すること
により定電圧源31の供給電圧値Vtを1.8kVに設
定する。即ち、ステップS35は、二次転写ドラム8に
印加される電圧値Vtが1.8kVになるような制御電
圧を定電圧源31に供給して定電圧源31の出力電圧を
制御する。
【0063】更に、ステップS34の判定結果がYES
の場合、ステップS36は抵抗値Rrが1.0×108
Ω/□電圧未満であるか否かを判定し、判定結果がNO
であると、ステップS37でメモリ23−2を参照する
ことにより定電圧源31の供給電圧値Vtを1.4kV
に設定する。即ち、ステップS37は、二次転写ドラム
8に印加される電圧値Vtが1.4kVになるような制
御電圧を定電圧源31に供給して定電圧源31の出力電
圧を制御する。
【0064】ステップS36の判定結果がYESの場合
には、ステップS38でメモリ23−2を参照すること
により定電圧源31の供給電圧値Vtを1.4kVに設
定する。即ち、ステップS38は、二次転写ドラム8に
印加される電圧値Vtが1.4kVになるような制御電
圧を定電圧源31に供給して定電圧源31の出力電圧を
制御する。これと同時に、ステップS39は、中間転写
ドラム6の表面抵抗値が許容範囲外となり、中間転写ド
ラム6の交換が必要であることを示す警告を出力する。
警告は、警告装置34の周知の手段により、記録装置の
操作パネル等に警告を表示したり、警告音や警告音声メ
ッセージを出力することで行われる。図17に示すテー
ブルの場合、中間転写ドラム6の表面抵抗値が許容範囲
外となるのは、表面抵抗値下限RLが108 Ω/□以下
となった場合である。尚、ステップS39は省略しても
良い。
【0065】ところで、上記第1〜第4実施例では、間
接的又は直接に中間転写ドラム6の表面抵抗値を検出す
ると、検出された抵抗値の変化には、中間転写ドラム6
の使用時間に応じた経時変化による変動分の他に、記録
を行う際の記録装置内の温度変化及び湿度変化による変
動分も含む。しかし、本発明者らの実験によると、記録
を行う際の温度変化及び湿度変化による変動分は、中間
転写ドラム6の経時変化による表面抵抗値の変動分と比
較すると非常に小さいことが確認された。例えば、上記
実施例の如き構成及び材質の中間転写ドラム6の場合に
は、記録装置内の環境が常温常湿(20℃50%RH)
から高温高湿(40℃80%RH)に変化しても、中間
転写ドラム6の表面抵抗値の変化は0.3桁程度であ
り、中間転写ドラム6の経時変化による表面抵抗値の変
動分と比較すると無視し得る程度であることもわかっ
た。
【0066】そこで、記録を行う際の記録装置内の温度
変化及び/又は湿度変化による中間転写ドラム6の表面
抵抗値の変動分を無視することにより、中間転写ドラム
6の経時変化により表面抵抗値が低下しても、表面抵抗
値の低下に伴う転写効率の低下を最小限に抑さえること
ができ、転写効率が比較的高い範囲内で中間転写ドラム
6を使用する場合でも、中間転写ドラム6の寿命を更に
長くすることができる実施例を以下に説明する。
【0067】先ず、本発明になる電子写真式記録装置の
第5実施例を説明する。第5実施例の基本構成は、図3
に示す第1実施例の基本構成と同じで良いので、その図
示及び説明は省略する。図19は、第5実施例の要部を
示す図であり、図4と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。本実施例では、記録装置内の温度を
検出するセンサ51が設けられている。センサ51が検
出した温度に関する信号は、電流制御装置23に供給さ
れる。電流制御装置23は、センサ51からの検出信号
に基づき、記録装置内の温度が図20中、ハッチングで
示す範囲内の場合には、電圧検出器22からの出力検出
電圧値の変動が温度変化によるものであると判断して、
この温度変化による中間転写ドラム6の表面抵抗値の変
動分をマスクして無視する。図20中、(a)は定電流
源21の供給電流値Itが600μC/m2 の場合にマ
スクする範囲をハッチングで示し、(b)は定電流源2
1の供給電流値Itが500μC/m2 の場合にマスク
する範囲をハッチングで示し、(c)は定電流源21の
供給電流値Itが400μC/m2 の場合にマスクする
範囲をハッチングで示す。
【0068】電流制御装置23のCPU23−1は、図
21に示す如きテーブルが予め格納されているメモリ2
3−2を参照することにより、図22に示す如き制御動
作を行う。図22中、図9と同一ステップには同一符号
を付し、その説明は省略する。
【0069】図9において、二次転写プロセスが開始さ
れると、ステップS1は電圧検出器22からの出力検出
電圧Vrを測定する。ステップS51は、センサ51か
らの検出信号に基づいて記録装置内の温度を測定する。
ステップS52は、現在の定電流源21の供給電流値I
tと、ステップS1で測定された電圧Vrと、ステップ
S51で検出された温度とに基づいて、図20中ハッチ
ングで示す範囲内の変動はマスクして無視することで、
温度補正処理を行う。以下、図9の場合と同様に、ステ
ップS2以下の動作が行われる。
【0070】次に、本発明になる電子写真式記録装置の
第6実施例を説明する。第6実施例の基本構成は、図3
に示す第1実施例の基本構成と同じで良いので、その図
示及び説明は省略する。図23は、第6実施例の要部を
示す図であり、図10と同一部分には同一符号を付し、
その説明は省略する。本実施例では、記録装置内の温度
を検出するセンサ61が設けられている。センサ61が
検出した温度に関する信号は、電圧制御装置33に供給
される。電圧制御装置33は、センサ61からの検出信
号に基づき、記録装置内の温度が図20にハッチングで
示す範囲と同様な範囲内の場合には、電流検出器32か
らの出力検出電流値の変動が温度変化によるものである
と判断して、この温度変化による中間転写ドラム6の表
面抵抗値の変動分をマスクして無視する。
【0071】電圧制御装置33のCPU23−1は、図
24に示す如きテーブルが予め格納されているメモリ2
3−2を参照することにより、図25に示す如き制御動
作を行う。図25中、図12と同一ステップには同一符
号を付し、その説明は省略する。
【0072】図25において、二次転写プロセスが開始
されると、ステップS11は電流検出器32からの出力
検出電流Irを測定する。ステップS61は、センサ6
1からの検出信号に基づいて記録装置内の温度を測定す
る。ステップS62は、現在の定電圧源31の供給電圧
値Vtと、ステップS11で測定された電圧Irと、ス
テップS61で検出された温度とに基づいて、図20中
ハッチングで示す範囲と同様な範囲内の変動はマスクし
て無視することで、温度補正処理を行う。以下、図12
の場合と同様に、ステップS12以下の動作が行われ
る。
【0073】次に、本発明になる電子写真式記録装置の
第7実施例を説明する。第7実施例の基本構成は、図3
に示す第1実施例の基本構成と同じで良いので、その図
示及び説明は省略する。第7実施例の要部は、図13に
示す構成に図19に示すセンサ51を接続すれば良いの
で、その図示及び説明は省略する。本実施例では、セン
サ51が検出した温度に関する信号は、電流制御装置2
3に供給される。電流制御装置23は、センサ51から
の検出信号に基づき、記録装置内の温度が図20にハッ
チングで示す範囲と同様な範囲内の場合には、電圧検出
器22からの出力検出電圧値の変動が温度変化によるも
のであると判断して、この温度変化による中間転写ドラ
ム6の表面抵抗値の変動分をマスクして無視する。
【0074】電流制御装置23のCPU23−1は、図
26に示す如きテーブルが予め格納されているメモリ2
3−2を参照することにより、図27に示す如き制御動
作を行う。図27中、図15と同一ステップには同一符
号を付し、その説明は省略する。
【0075】図27において、二次転写プロセスが開始
されると、ステップS21は抵抗値検出器25からの出
力検出抵抗値Rrを測定する。ステップS51は、セン
サ51からの検出信号に基づいて記録装置内の温度を測
定する。ステップS52は、現在の定電流源21の供給
電流値Itと、ステップS21で測定された抵抗値Rr
と、ステップS51で検出された温度とに基づいて、図
20中ハッチングで示す範囲と同様な範囲内の変動はマ
スクして無視することで、温度補正処理を行う。以下、
図15の場合と同様に、ステップS22以下の動作が行
われる。
【0076】次に、本発明になる電子写真式記録装置の
第8実施例を説明する。第8実施例の基本構成は、図3
に示す第1実施例の基本構成と同じで良いので、その図
示及び説明は省略する。第8実施例の要部は、図16に
示す構成に図23に示すセンサ61を接続すれば良いの
で、その図示及び説明は省略する。本実施例では、セン
サ61が検出した温度に関する信号は、電圧制御装置3
3に供給される。電圧制御装置33は、センサ61から
の検出信号に基づき、記録装置内の温度が図20にハッ
チングで示す範囲と同様な範囲内の場合には、電流検出
器32からの出力検出電流値の変動が温度変化によるも
のであると判断して、この温度変化による中間転写ドラ
ム6の表面抵抗値の変動分をマスクして無視する。
【0077】電圧制御装置33のCPU23−1は、図
28に示す如きテーブルが予め格納されているメモリ2
3−2を参照することにより、図29に示す如き制御動
作を行う。図29中、図18と同一ステップには同一符
号を付し、その説明は省略する。
【0078】図29において、二次転写プロセスが開始
されると、ステップS31は抵抗値検出器35からの出
力検出抵抗値Rrを測定する。ステップS61は、セン
サ61からの検出信号に基づいて記録装置内の温度を測
定する。ステップS62は、現在の定電圧源31の供給
電圧値Vtと、ステップS31で測定された抵抗値Rr
と、ステップS61で検出された温度とに基づいて、図
20中ハッチングで示す範囲と同様な範囲内の変動はマ
スクして無視することで、温度補正処理を行う。以下、
図18の場合と同様に、ステップS32以下の動作が行
われる。
【0079】上記第5〜第8実施例では、温度補正処理
を行っているが、湿度補正処理も同様に行えることは言
うまでもない。この場合、湿度補正処理のみを行って
も、温度補正処理と湿度補正処理との両方を行っても良
い。以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内
で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもな
い。
【0080】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、中間転写
体の表面抵抗の経時変化に伴う転写効率の低下を抑さ
え、転写効率が比較的高い範囲内で中間転写体を使用す
る場合でも中間転写体の寿命を比較的長くすることがで
きる。
【0081】請求項2記載の発明によれば、高画質のフ
ルカラー記録を、中間転写体の寿命を延ばして行うこと
ができる。請求項3及び5記載の発明によれば、中間転
写体の表面抵抗値を比較的簡単な構成で間接的に検出す
ることができる。
【0082】請求項4、6及び8記載の発明によれば、
警告手段が発生する警告により中間転写体の寿命を使用
者に確実に知らせることができる。請求項7記載の発明
によれば、中間転写体の表面抵抗値を比較的簡単な構成
で直接的に検出することができる。
【0083】請求項9記載の発明によれば、温度変化及
び/又は湿度変化による前記中間転写体の表面抵抗値の
変動分を無視することにより、中間転写体の寿命を更に
延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例における電流制御を説明する図である。
【図2】本発明における電流制御を説明する図である。
【図3】本発明になる電子写真式記録装置の第1実施例
の基本構成を示す断面図である。
【図4】第1実施例の要部を示す図である。
【図5】二次転写ローラに流される二次転写電流と中間
転写ドラムの記録媒体に対する転写効率との関係を示す
図である。
【図6】本発明者らによる実験結果を示す図である。
【図7】電流制御装置の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図8】第1実施例で用いるテーブルを示す図である。
【図9】第1実施例の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図10】第2実施例の要部を示す図である。
【図11】第2実施例で用いるテーブルを示す図であ
る。
【図12】第2実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図13】第3実施例の要部を示す図である。
【図14】第3実施例で用いるテーブルを示す図であ
る。
【図15】第3実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図16】第4実施例の要部を示す図である。
【図17】第4実施例で用いるテーブルを示す図であ
る。
【図18】第4実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図19】第5実施例の要部を示す図である。
【図20】マスクする温度範囲を示す図である。
【図21】第5実施例で用いるテーブルを示す図であ
る。
【図22】第5実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図23】第6実施例の要部を示す図である。
【図24】第6実施例で用いるテーブルを示す図であ
る。
【図25】第6実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図26】第7実施例で用いるテーブルを示す図であ
る。
【図27】第7実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図28】第8実施例で用いるテーブルを示す図であ
る。
【図29】第8実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【符号の説明】
6 中間転写ドラム 8 二次転写ドラム 21 定電流源 22 電圧検出器 23 電流制御装置 24 警告装置 25 抵抗値検出器 31 定電圧源 32 電流検出器 33 電圧制御装置 34 警告装置 35 抵抗値検出器 51,61 センサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体に形成された静電潜像を少なくと
    も1色のトナーにより現像する現像手段と、 該現像手段により現像された少なくとも1つのトナー像
    を転写される中間転写体と、 該中間転写体に転写された少なくとも1つのトナー像を
    記録媒体に転写する転写器と、 該中間転写体に電流又は電圧を供給する供給手段と、 該中間転写体の表面抵抗に依存する情報を検出して検出
    結果を出力する検出手段と、 複数の表面抵抗値に対して該中間転写体の転写効率が夫
    々最大となる該中間転写体の電流値又は電圧値を予め格
    納している格納手段と、 該検出手段の検出結果に基づいて該格納手段に格納され
    た電流値又は電圧値を参照することにより、各表面抵抗
    値に対して該転写効率が最大となるように該供給手段が
    該中間転写体に供給する電流又は電圧を制御する制御手
    段とを備えた、電子写真式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記現像手段は、前記感光体に形成され
    た静電潜像を順次異なる色のトナーにより現像し、 前記中間転写体は、該現像手段により現像された複数色
    のトナー像を順次転写され、 前記転写器は、該中間転写体に転写された複数色のトナ
    ー像を一括して記録媒体に転写する、請求項1記載の電
    子写真式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記中間転写体に供給
    される電圧を検出して前記検出結果を出力する電圧検出
    器を有する、請求項1又は2記載の電子写真式記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記中間転写体に供給される電圧が所定
    の範囲外になると警告を発生する警告手段を更に備え
    た、請求項3記載の電子写真式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、前記中間転写体に供給
    される電流を検出して前記検出結果を出力する電流検出
    器を有する、請求項1又は2記載の電子写真式記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記中間転写体に供給される電流が所定
    の範囲外になると警告を発生する警告手段を更に備え
    た、請求項5記載の電子写真式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記検出手段は、前記中間転写体の表面
    抵抗値を直接検出して前記検出結果を出力する抵抗値検
    出器を有する、請求項1又は2記載の電子写真式記録装
    置。
  8. 【請求項8】 前記中間転写体の表面抵抗値が所定の範
    囲外となると警告を発生する警告手段を更に備えた、請
    求項7記載の電子写真式記録装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、温度変化及び/又は湿
    度変化による前記中間転写体の表面抵抗値の変動分をマ
    スクして無視する手段を含む、請求項1〜8のうちいず
    れか1項記載の電子写真式記録装置。
JP8089633A 1996-04-11 1996-04-11 電子写真式記録装置 Pending JPH09281814A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006293265A (ja) * 2005-03-18 2006-10-26 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
CN1324414C (zh) * 2003-03-26 2007-07-04 三星电子株式会社 电子照相图像形成装置及其充电电压控制方法
JP2014013268A (ja) * 2012-07-03 2014-01-23 Konica Minolta Inc 画像形成装置

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