JPH09280238A - ボルト - Google Patents
ボルトInfo
- Publication number
- JPH09280238A JPH09280238A JP11328296A JP11328296A JPH09280238A JP H09280238 A JPH09280238 A JP H09280238A JP 11328296 A JP11328296 A JP 11328296A JP 11328296 A JP11328296 A JP 11328296A JP H09280238 A JPH09280238 A JP H09280238A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- present
- seat surface
- protrusion
- loosening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 何ら付加部材を使用することなく、ボルト座
面の一部を加工するだけで確実な緩み止め効果を発揮す
ることのできる緩み止めボルトを提供すること。 【解決手段】 ネジ軸部１の上端に大径の頭部２を備え
たボルトＡであって、前記頭部２の座面３の一部に小さ
な突起４が設けられている緩み止めボルト。
面の一部を加工するだけで確実な緩み止め効果を発揮す
ることのできる緩み止めボルトを提供すること。 【解決手段】 ネジ軸部１の上端に大径の頭部２を備え
たボルトＡであって、前記頭部２の座面３の一部に小さ
な突起４が設けられている緩み止めボルト。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は緩み止め機能を備えたボ
ルトに関するものである。
ルトに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、使用中に緩みの発生を防止するた
めの機能を備えた緩み止めボルトは種々のものが提案さ
れており、例えばボルトのネジ部外周面に窪みを設け
て、これにスプリングや合成樹脂製の弾性体を埋め込ん
だものが知られている。
めの機能を備えた緩み止めボルトは種々のものが提案さ
れており、例えばボルトのネジ部外周面に窪みを設け
て、これにスプリングや合成樹脂製の弾性体を埋め込ん
だものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
造のものはネジ部の２次加工やスプリング又は弾性体の
組み込み加工が面倒でコスト高になると共に、ネジ孔へ
のねじ込み当初から組み込まれた弾性体によって高トル
クが付加されて締め付け作業が面倒である。加えて使用
中に弾性体の径年変化によって緩み止め効果が劣化す
る、といった欠点がある。
造のものはネジ部の２次加工やスプリング又は弾性体の
組み込み加工が面倒でコスト高になると共に、ネジ孔へ
のねじ込み当初から組み込まれた弾性体によって高トル
クが付加されて締め付け作業が面倒である。加えて使用
中に弾性体の径年変化によって緩み止め効果が劣化す
る、といった欠点がある。
【０００４】そこで本発明は、かかる従来課題を解決す
べく発明されたものであって、何ら付加部材を使用する
ことなく、ボルト座面の一部を加工するだけで確実な緩
み止め効果を発揮することのできる緩み止めボルトを提
供することを提供することを主たる目的とするものであ
る。
べく発明されたものであって、何ら付加部材を使用する
ことなく、ボルト座面の一部を加工するだけで確実な緩
み止め効果を発揮することのできる緩み止めボルトを提
供することを提供することを主たる目的とするものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にかかる緩み止めボルトにあっては、ネジ軸部１の上
端に大径の頭部２を備えたボルトＡであって、前記頭部
２の座面３の一部に小さな突起４が設けられている構造
としたものである。
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にかかる緩み止めボルトにあっては、ネジ軸部１の上
端に大径の頭部２を備えたボルトＡであって、前記頭部
２の座面３の一部に小さな突起４が設けられている構造
としたものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図に示した
実施例に基ずき説明する。図において、符号Ａは、ネジ
軸部１の上端に大径の頭部２を備えた軸芯を貫通するネ
ジ孔１を備えた金属製ボルトであって、これの頭部２の
底面、即ち座面３の一部に小さな突起４が設けられてい
る。この突起は４は図に示すように先端を尖らせて形成
するのが好ましいが、少し丸みを持たせて形成してもよ
い。この突起４の形成手段はボルトのホーマーによる鍛
造加工と同時に成形するのが好ましいが、成形されたボ
ルトの頭部座面外端縁部分にタガネ等の工具の先端を打
ち込むことによって小さな盛り上がりを作る等の手段で
形成することも可能である。
実施例に基ずき説明する。図において、符号Ａは、ネジ
軸部１の上端に大径の頭部２を備えた軸芯を貫通するネ
ジ孔１を備えた金属製ボルトであって、これの頭部２の
底面、即ち座面３の一部に小さな突起４が設けられてい
る。この突起は４は図に示すように先端を尖らせて形成
するのが好ましいが、少し丸みを持たせて形成してもよ
い。この突起４の形成手段はボルトのホーマーによる鍛
造加工と同時に成形するのが好ましいが、成形されたボ
ルトの頭部座面外端縁部分にタガネ等の工具の先端を打
ち込むことによって小さな盛り上がりを作る等の手段で
形成することも可能である。
【０００７】上記のごとく構成されたボルトＡを、図３
に示すようにネジ孔Ｂに螺入して被締付け部材Ｃを締め
付けていくと、最初に座面３に設けた突起４の先端が被
締付け部材Ｃの上面に接当する。この状態から更にボル
トＡを所定トルクで強く締め付けると、図４に示すよう
に突起４の反対側にある座面が被締付け部材Ｃに接触
し、これによりボルトＡの座面が稍傾斜した姿勢に強制
された形で定着する。この状態にあっては、ボルトＡと
ネジ孔Ｂとのネジ噛み合い部分が傾斜方向に強く圧迫さ
れ、これによりボルトＡとネジ孔Ｂとの噛み合いを固く
ロックしてボルトＡの緩みの発生を防止することができ
る。加えて、突起４の先端が実施例のように尖って形成
した場合は、被締め付け部材Ｃの上面の一部に噛み込ん
で緩み止め効果を更に促進する。
に示すようにネジ孔Ｂに螺入して被締付け部材Ｃを締め
付けていくと、最初に座面３に設けた突起４の先端が被
締付け部材Ｃの上面に接当する。この状態から更にボル
トＡを所定トルクで強く締め付けると、図４に示すよう
に突起４の反対側にある座面が被締付け部材Ｃに接触
し、これによりボルトＡの座面が稍傾斜した姿勢に強制
された形で定着する。この状態にあっては、ボルトＡと
ネジ孔Ｂとのネジ噛み合い部分が傾斜方向に強く圧迫さ
れ、これによりボルトＡとネジ孔Ｂとの噛み合いを固く
ロックしてボルトＡの緩みの発生を防止することができ
る。加えて、突起４の先端が実施例のように尖って形成
した場合は、被締め付け部材Ｃの上面の一部に噛み込ん
で緩み止め効果を更に促進する。
【０００８】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明は必ずしもこれらの実施例構造のみに限定さ
れるものではない。例えば上記実施例では、突起４を一
つ設けたが、図５に示すように２つ又は複数個であって
もよい。またその形態も円錐形に限らず、図６に示すよ
うに接線方向に沿って少し細長くした形状であってもよ
い。その他本発明ではその構成要件を備え、かつ本発明
の目的を達成し、下記の効果を奏する範囲内において適
宜改変して実施できるものである。
が、本発明は必ずしもこれらの実施例構造のみに限定さ
れるものではない。例えば上記実施例では、突起４を一
つ設けたが、図５に示すように２つ又は複数個であって
もよい。またその形態も円錐形に限らず、図６に示すよ
うに接線方向に沿って少し細長くした形状であってもよ
い。その他本発明ではその構成要件を備え、かつ本発明
の目的を達成し、下記の効果を奏する範囲内において適
宜改変して実施できるものである。
【０００９】
【発明の効果】以上詳述したごとく本発明によれば、ボ
ルトの頭部座面の一部に小さな突起を設けた極めて簡単
な構造であるから、製作もボルトホーマーでボルトボデ
イ成形と同時に形成できて、従来のスタンダードボルト
と殆ど変わらない価格で提供することができると共に、
締め付け時におけるボルト座面の小さな傾斜応力によっ
て緩み止めを行うものであるから、確実な緩み止め効果
が発揮でき、更にはネジ孔えの螺入初期においてスタン
ダードボルトと同じように軽く螺入させることができる
から作業効率がよい、といった種々の優れた効果があ
る。
ルトの頭部座面の一部に小さな突起を設けた極めて簡単
な構造であるから、製作もボルトホーマーでボルトボデ
イ成形と同時に形成できて、従来のスタンダードボルト
と殆ど変わらない価格で提供することができると共に、
締め付け時におけるボルト座面の小さな傾斜応力によっ
て緩み止めを行うものであるから、確実な緩み止め効果
が発揮でき、更にはネジ孔えの螺入初期においてスタン
ダードボルトと同じように軽く螺入させることができる
から作業効率がよい、といった種々の優れた効果があ
る。
【図１】本発明に係る緩み止めボルトの一実施例を示す
一部断面正面図。
一部断面正面図。
【図２】上記ボルトの底面図。
【図３】上記ボルトの使用過程を示す断面図。
【図４】上記ボルトの使用状態を示す断面図。
【図５】本発明の他の実施例を示す底面図。
【図６】本発明の更に他の実施例を示す底面図。
１ ネジ軸 ２ 頭部 ３ 座面 ４ 突起 Ａ ボルト
Claims (1)
- 【請求項１】 ネジ軸部１の上端に大径の頭部２を備え
たボルトＡであって、前記頭部２の座面３の一部に小さ
な突起４が設けられている緩み止めボルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11328296A JPH09280238A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | ボルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11328296A JPH09280238A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | ボルト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09280238A true JPH09280238A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14608234
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11328296A Pending JPH09280238A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | ボルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09280238A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016217596A (ja) * | 2015-05-19 | 2016-12-22 | 株式会社ノーリツ | ねじ、配管カバーおよび給湯器セット |
-
1996
- 1996-04-09 JP JP11328296A patent/JPH09280238A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016217596A (ja) * | 2015-05-19 | 2016-12-22 | 株式会社ノーリツ | ねじ、配管カバーおよび給湯器セット |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4134438A (en) | Locking device for threaded fasteners | |
| US6758646B1 (en) | Structure for preventing loosening of threaded fasteners | |
| JP4276775B2 (ja) | ねじ部材 | |
| CA2537081A1 (en) | Lock nut | |
| CA2318550A1 (en) | Improved wheel nut assembly | |
| JPH05187428A (ja) | 弛み防止ナット、及びナットと被締結部材との締付け構造 | |
| JPH10131937A (ja) | 緩み止めボルト並びにボルトの緩み止め方法 | |
| JPH09280238A (ja) | ボルト | |
| JPH1037936A (ja) | 緩み止めボルト | |
| JP2700775B2 (ja) | ゆるみ止めナット | |
| JPH09184508A (ja) | 緩み止めナット | |
| JP2733193B2 (ja) | ジョイント金具 | |
| JPH10141349A (ja) | 緩み止めナット、並びに、その製造方法 | |
| JPH10153211A (ja) | ナットの緩み止め用ワッシャ並びにナットの緩み止め構造 | |
| JPH09303364A (ja) | ボルト締付け構造及びボルト | |
| JP3095134U (ja) | 戻り止めボルト | |
| JPH09257021A (ja) | ねじ部品 | |
| GB2335721A (en) | Improved wheel nut assembly | |
| JP2002372013A (ja) | 締結装置 | |
| JP3100027U (ja) | 多重緩み防止ナット装置 | |
| JPH10306819A (ja) | 緩み止め部材および緩み止めナット | |
| JPH09280235A (ja) | 螺子の緩み止め構造 | |
| JPH07103220A (ja) | 二重頭部を有するねじ | |
| KR200367407Y1 (ko) | 풀림 방지용 너트 | |
| KR200354212Y1 (ko) | 풀림 방지용 너트 |