JPH09184508A - 緩み止めナット - Google Patents
緩み止めナットInfo
- Publication number
- JPH09184508A JPH09184508A JP35332195A JP35332195A JPH09184508A JP H09184508 A JPH09184508 A JP H09184508A JP 35332195 A JP35332195 A JP 35332195A JP 35332195 A JP35332195 A JP 35332195A JP H09184508 A JPH09184508 A JP H09184508A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- protrusion
- bolt
- seat surface
- fastened
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 何ら付加部材を使用することなく、ナットボ
デイの一部を加工するだけで確実な緩み止め効果を発揮
することのできる緩み止めナットを提供する 【解決手段】 軸芯を貫通するネジ孔１を備えたナット
ボデイ２の座面３の一部に小さな突起４が設けられてい
る構造。
デイの一部を加工するだけで確実な緩み止め効果を発揮
することのできる緩み止めナットを提供する 【解決手段】 軸芯を貫通するネジ孔１を備えたナット
ボデイ２の座面３の一部に小さな突起４が設けられてい
る構造。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は緩み止め機能を備えたナ
ットに関するものである。
ットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、使用中に緩みの発生を防止するた
めの機能を備えた緩み止めナットは種々のものが提案さ
れており、ナットボデイが一つのものとして、ナットボ
デイに金属ワッシャーやナイロンワッシャー或いはスプ
リング等の弾性体を組み込んだものが一般に知られてい
る。
めの機能を備えた緩み止めナットは種々のものが提案さ
れており、ナットボデイが一つのものとして、ナットボ
デイに金属ワッシャーやナイロンワッシャー或いはスプ
リング等の弾性体を組み込んだものが一般に知られてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
造のものはナットボデイに弾性体を組み込んだものであ
るから製作が面倒でコスト高になると共に、ボルトへの
ねじ込み当初から組み込まれた弾性体によって高トルク
が付加されて締め付け作業が面倒である。加えて使用中
に弾性体の径年変化によって緩み止め効果が劣化する、
といった欠点がある。
造のものはナットボデイに弾性体を組み込んだものであ
るから製作が面倒でコスト高になると共に、ボルトへの
ねじ込み当初から組み込まれた弾性体によって高トルク
が付加されて締め付け作業が面倒である。加えて使用中
に弾性体の径年変化によって緩み止め効果が劣化する、
といった欠点がある。
【０００４】そこで本発明は、かかる従来課題を解決す
べく発明されたものであって、何ら付加部材を使用する
ことなく、ナットボデイの一部を加工するだけで確実な
緩み止め効果を発揮することのできる緩み止めナットを
提供することを提供することを主たる目的とするもので
ある。
べく発明されたものであって、何ら付加部材を使用する
ことなく、ナットボデイの一部を加工するだけで確実な
緩み止め効果を発揮することのできる緩み止めナットを
提供することを提供することを主たる目的とするもので
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にかかる緩み止めナットにあっては、軸芯を貫通する
ネジ孔１を備えたナットボデイ２の座面３の一部に小さ
な突起４が設けられている構造としたものである。
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にかかる緩み止めナットにあっては、軸芯を貫通する
ネジ孔１を備えたナットボデイ２の座面３の一部に小さ
な突起４が設けられている構造としたものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図に示した
実施例に基ずき説明する。図において、符号Ａは本発明
に係る緩み止めナットであって、軸芯を貫通するネジ孔
１を備えた金属製ナットボデイ２の底面、即ち座面３の
一部に小さな突起４が設けられている。この突起は４は
図に示すように先端を尖らせて形成するのが好ましい
が、少し丸みを持たせて形成してもよい。この突起４の
形成手段はナットボデイ２のホーマーによる鍛造加工と
同時に成形するのが好ましいが、成形されたナットボデ
イ２座面外端縁部分にタガネ等の工具の先端を打ち込む
ことによって小さな盛り上がりを作る等の手段で形成す
ることも可能である。
実施例に基ずき説明する。図において、符号Ａは本発明
に係る緩み止めナットであって、軸芯を貫通するネジ孔
１を備えた金属製ナットボデイ２の底面、即ち座面３の
一部に小さな突起４が設けられている。この突起は４は
図に示すように先端を尖らせて形成するのが好ましい
が、少し丸みを持たせて形成してもよい。この突起４の
形成手段はナットボデイ２のホーマーによる鍛造加工と
同時に成形するのが好ましいが、成形されたナットボデ
イ２座面外端縁部分にタガネ等の工具の先端を打ち込む
ことによって小さな盛り上がりを作る等の手段で形成す
ることも可能である。
【０００７】上記のごとく構成されたナットＡを、図３
に示すようにボルトＢに螺入して被締付け部材Ｃに向か
って螺進してゆくと、最初に座面３に設けた突起４の先
端が被締付け部材Ｃの上面に接当する。この状態から更
にナットＡを所定トルクで強く締め付けると、図４に示
すように突起４の反対側にある座面が被締付け部材Ｃに
接触し、これによりナットＡが稍傾斜した姿勢に強制さ
れた形で定着する。この状態にあっては、ナットＡの傾
斜上位側にあるネジ孔と傾斜下位側にあるネジ孔がボル
ト側面を裁断方向に圧迫し、これによりナットＡとボル
トＢのネジの噛み合いを固くロックしてナットＡの緩み
の発生を防止することができる。加えて、突起４の先端
が実施例のように尖って形成した場合は、被締め付け部
材Ｃの上面の一部に噛み込んで緩み止め効果を更に促進
する。
に示すようにボルトＢに螺入して被締付け部材Ｃに向か
って螺進してゆくと、最初に座面３に設けた突起４の先
端が被締付け部材Ｃの上面に接当する。この状態から更
にナットＡを所定トルクで強く締め付けると、図４に示
すように突起４の反対側にある座面が被締付け部材Ｃに
接触し、これによりナットＡが稍傾斜した姿勢に強制さ
れた形で定着する。この状態にあっては、ナットＡの傾
斜上位側にあるネジ孔と傾斜下位側にあるネジ孔がボル
ト側面を裁断方向に圧迫し、これによりナットＡとボル
トＢのネジの噛み合いを固くロックしてナットＡの緩み
の発生を防止することができる。加えて、突起４の先端
が実施例のように尖って形成した場合は、被締め付け部
材Ｃの上面の一部に噛み込んで緩み止め効果を更に促進
する。
【０００８】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明は必ずしもこれらの実施例構造のみに限定さ
れるものではない。例えば上記実施例では、突起４を一
つ設けたが、図５に示すように２つ又は複数個であって
もよい。またその形態も円錐形に限らず、図６に示すよ
うに接線方向に沿って少し細長くした形状であってもよ
い。その他本発明ではその構成要件を備え、かつ本発明
の目的を達成し、下記の効果を奏する範囲内において適
宜改変して実施できるものである。
が、本発明は必ずしもこれらの実施例構造のみに限定さ
れるものではない。例えば上記実施例では、突起４を一
つ設けたが、図５に示すように２つ又は複数個であって
もよい。またその形態も円錐形に限らず、図６に示すよ
うに接線方向に沿って少し細長くした形状であってもよ
い。その他本発明ではその構成要件を備え、かつ本発明
の目的を達成し、下記の効果を奏する範囲内において適
宜改変して実施できるものである。
【０００９】
【発明の効果】以上詳述したごとく本発明によれば、ナ
ットボデイの座面の一部に小さな突起を設けた極めて簡
単な構造であるから、製作もナットホーマーでナットボ
デイ成形と同時に形成できて、従来のスタンダードナッ
トと殆ど変わらない価格で提供することができると共
に、締め付け時におけるナットボデイの小さな傾斜によ
る裁断力によって緩み止めを行うものであるから、確実
な緩み止め効果が発揮でき、更にはボルトえの螺入初期
においてスタンダードナットと同じように軽く螺入させ
ることができるから作業効率がよい、といった種々の優
れた効果がある。
ットボデイの座面の一部に小さな突起を設けた極めて簡
単な構造であるから、製作もナットホーマーでナットボ
デイ成形と同時に形成できて、従来のスタンダードナッ
トと殆ど変わらない価格で提供することができると共
に、締め付け時におけるナットボデイの小さな傾斜によ
る裁断力によって緩み止めを行うものであるから、確実
な緩み止め効果が発揮でき、更にはボルトえの螺入初期
においてスタンダードナットと同じように軽く螺入させ
ることができるから作業効率がよい、といった種々の優
れた効果がある。
【図１】本発明に係る緩み止めナットの一実施例を示す
一部断面正面図。
一部断面正面図。
【図２】上記ナットの底面図。
【図３】上記ナットの使用過程を示す断面図。
【図４】上記ナットの使用状態を示す断面図。
【図５】本発明の他の実施例を示す底面図。
【図６】本発明の更に他の実施例を示す底面図。
１ ネジ孔 ２ ナットボデイ ３ 座面 ４ 突起
Claims (1)
- 【請求項１】 軸芯を貫通するネジ孔１を備えたナット
ボデイ２の座面３の一部に小さな突起４が設けられてい
る緩み止めナット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35332195A JPH09184508A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 緩み止めナット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35332195A JPH09184508A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 緩み止めナット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09184508A true JPH09184508A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=18430063
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35332195A Pending JPH09184508A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 緩み止めナット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09184508A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109441935A (zh) * | 2018-12-20 | 2019-03-08 | 海盐华通金属制品有限公司 | 一种集成吊顶用防松螺母 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP35332195A patent/JPH09184508A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109441935A (zh) * | 2018-12-20 | 2019-03-08 | 海盐华通金属制品有限公司 | 一种集成吊顶用防松螺母 |
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