JPH09279540A - 重力式港湾構造物の耐震補強構造 - Google Patents

重力式港湾構造物の耐震補強構造

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JPH09279540A
JPH09279540A JP8094199A JP9419996A JPH09279540A JP H09279540 A JPH09279540 A JP H09279540A JP 8094199 A JP8094199 A JP 8094199A JP 9419996 A JP9419996 A JP 9419996A JP H09279540 A JPH09279540 A JP H09279540A
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retaining wall
earth retaining
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gravity
caisson
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Masahiro Nomichi
正浩 野路
Yasutomo Yanagimoto
泰伴 柳本
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐震補強効果に加え、消波機能、大型船舶へ
の対応、経済性の面でも優れた合理的な重力式港湾構造
物の耐震補強構造を提供する。 【解決手段】 既設護岸としてのケーソン1の前面側に
桟橋2を構築する。桟橋2の沖側の杭列の杭5’間に、
鋼矢板3,3’を打設し、杭5’とともに土留め壁4を
構築する。土留め壁4とケーソン1間に間詰め材6を投
入する。間詰め材6の天端7は水中部cに位置し、土留
め壁4に長さの異なる鋼矢板3,3’を用いることで、
土留め壁4にスリット状の通水部8を形成する。間詰め
材6の天端7より上部は遊水部9を構成し、耐震補強効
果に加え構造物に消波機能を与えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、埋立て、護岸、
岸壁、防波堤等に用いられるケーソン等の重力式港湾構
造物の耐震補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ケーソン等に代表される重力式の港湾構
造物は、構造物底面と構造物直下のマウンド等の間に生
じる摩擦力により、構造物に作用する水平力に抵抗する
よう設計されている。この摩擦力は構造物の底面に作用
する鉛直力に比例するものであり、比例の度合いを示す
係数を摩擦係数と呼んでいる。
【0003】具体的には、比較的重量の大きいケーソ
ンを用いることで、鉛直力を増大させる、ケーソン直
下に摩擦係数を増大させるマットを敷く、等によりケー
ソン底面の摩擦力を大きくし、必要とされる水平抵抗力
を確保している。
【0004】しかし、実際の地震において、構造物に作
用する水平力が水平抵抗力を越えた場合には構造物は滑
動し、場合によっては地震後に供用できないほど大きく
移動することがある。
【0005】例えば、護岸構造物の場合には、主に地震
の水平動による慣性力と背後地盤の土圧を考慮して設計
されている。しかし、実際の地震による水平慣性力が設
計時に想定していた水平慣性力を上回った場合や、設計
において考慮されていない背後地盤の液状化による側方
流動力が構造物に作用した場合に、構造物が被災した例
が見られる。
【0006】また、地震の鉛直動が大きい場合には、上
向きの鉛直慣性力作用時に構造物底面の鉛直力が減少す
るため、摩擦による水平抵抗力が減少することも考えら
れる。
【0007】上記のような被災を未然に防ぐために、図
7や図8に示すような耐震補強構造が採用される場合が
ある。
【0008】図7の例では、ケーソン1の前面側に捨石
による押さえ盛土51を設けており、地震時のケーソン
1に作用する水平力に対しケーソン底面の摩擦力に加
え、押さえ盛土51の受動土圧により抵抗する構造とな
っている。
【0009】図8の例では、ケーソン1の前面側に鋼矢
板を打設することで土留め壁61を構築し、鋼矢板61
とケーソン1の間に間詰め材62を投入している。さら
に、土留め壁61はジャケット構造物63に固定されて
おり、地震時にはジャケット構造物63の剛性によって
ケーソン1の変位を抑える構造となっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示した耐震補強構造では押さえ盛土51によって前面水
深が減少するため、岸壁の場合には適用できない恐れが
ある。また、ケーソン等の既設構造物前面は、ほとんど
の場合、直立壁となっているため反射率が高く、港内の
静穏度確保のために消波機能を求める声が高いが、図7
の耐震補強方法には消波機能がなく、反射率の改善はな
されない。
【0011】このように、図7に示した耐震補強構造に
は、係船機能や消波機能といった港湾構造物として重要
な機能を有していないため、合理的な耐震補強構造とは
言い難い。
【0012】また、図8の耐震補強構造の場合、土留め
壁61とケーソン1間が非常に狭いため、間詰め材62
の受動土圧による水平抵抗力を期待できない。そのた
め、地震時のケーソン変位を抑えるためにはジャケット
構造物63の剛性のみに頼らざるを得ない。すなわち、
同図による耐震補強構造では、高い剛性を有するジャケ
ット構造物63が必要となるため、鋼重が大きくなり経
済性に劣る。
【0013】ここで、上記の問題の解決のために、ジャ
ケット構造物63の設置位置をもっと沖側とし、間詰め
幅を大きくすることも考えられる。しかし、その場合に
は、間詰め幅に加えジャケット構造物幅が必要となり、
耐震補強構造の専有面積が大きくなるため、航路幅や泊
地の面積が不足するという別の問題を生じさせる恐れが
ある。
【0014】また、図8に示した耐震補強構造物の場
合、設置後に前面地盤を浚渫して水深を増加させること
は非常に困難であるという問題を有している。これは、
ジャケット構造物63直下の地盤掘削ができないため、
前面地盤のみを浚渫しても直下地盤が前面へと崩壊して
しまうためである。
【0015】さらに、消波機能を有しておらず、港内の
静穏度確保に寄与することができないという問題もあ
る。
【0016】近年、船舶の大型化に対応した大水深岸
壁、係船岸や、港内の高い静穏度が確保できる港湾構造
物に対するニーズは高く、耐震補強の他にこれらの機能
を有する合理的かつ経済的な構造が求められている。
【0017】本願発明はこのようなニーズに応えるべ
く、耐震補強効果に加え、消波機能、大型船舶への対
応、経済性の面でも優れた合理的な重力式港湾構造物の
耐震補強構造を提供することを目的としたものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に係る重
力式港湾構造物の耐震補強構造は、護岸、岸壁等の重力
式港湾構造物の前面側に、複数の杭列を有する桟橋を構
築し、この複数の杭列のうちの1つの杭列に土留め壁を
一体化して構築し、さらに土留め壁に消波機能を付与す
るためのスリット状の通水部を形成するとともに、重力
式港湾構造物と土留め壁との間に間詰め材を充填してな
ることを特徴とする。
【0019】本願の請求項2に係る重力式港湾構造物の
耐震補強構造は、重力式港湾構造物の前面側に土留め壁
を構築し、この土留め壁に消波機能を付与するためのス
リット状の通水部を形成するとともに、重力式港湾構造
物と土留め壁との間にコンクリートを打設してなること
を特徴とする。
【0020】請求項3は、上記請求項1または2記載の
重力式港湾構造物の耐震補強構造について、土留め壁が
杭または矢板(これらの組合せを含む)によって構成さ
れており、スリット状の通水部がこれらの杭または矢板
として天端高さの異なる杭または矢板を土留め壁の壁方
向に接合することによって形成されている場合を限定し
たものである。
【0021】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本願の請求項
1に係る発明の代表的な実施形態として、土留め壁と一
体化される杭列が最も沖側の杭列である場合を示したも
のである。
【0022】図に示されるように、既設ケーソン護岸と
してのケーソン1の前面側に桟橋2を設置する。桟橋2
の最も沖側の杭列の杭5’間には、長さの異なる鋼矢板
3,3’が海底地盤aに根入れされ、杭5’とともに土
留め壁4を構成している。さらに、土留め壁4とケーソ
ン1間には間詰め材6が投入されている。
【0023】土留め壁4とケーソン1の間に投入される
間詰め材6の天端7は水中部bに位置し、土留め壁4に
長さの異なる鋼矢板3,3’を用いたのは、間詰め材6
の天端7より上部にスリット状の通水部8が得られるよ
うにするためである。
【0024】また、この例では、鋼矢板3’の上部端を
床版11と結合しているが、特に限定するものではな
く、耐震性や耐波浪性を考慮して決めることができる。
【0025】ただし、スリット状の通水部8の開孔率を
左右する長短それぞれの鋼矢板3,3’の配置や、土留
め壁4を一体化させる杭列の位置、つまり既設構造物と
土留め壁4の距離は、耐震性だけでなく必要とされる消
波性能を考慮した上で決定する必要がある。
【0026】このように、間詰め材6の天端7より上部
は遊水部9として確保され、構造物の耐震補強のみなら
ず消波機能も付与される。
【0027】また、図2に示すように、耐震補強構造物
設置後においても、その前面地盤を浚渫することは容易
であり(eが浚渫後の前面地盤、e’が浚渫前の前面地
盤)、大型船舶の係留に必要となる水深確保も可能であ
る。
【0028】さらに、この例では土留め壁4が最も沖側
の杭列に位置し、間詰め材6の受動土圧による水平抵抗
力を大きく見込むことができるため、使用鋼材量を減ら
すことができ、経済性に優れた耐震補強構造が得られ
る。
【0029】図3は、本発明において、水平抵抗として
見込む間詰め材6の受動土圧について、間詰め幅B0
受動崩壊幅Bp の大小関係を説明するための図であり、
従来例として図8に示した耐震補強構造と同じ間詰め幅
の場合でも、桟橋2直下に間詰め部を有するために専有
面積を小さくすることができる。
【0030】つまり、少ない専有面積でも十分な間詰め
幅を確保すること可能であり、間詰め材6の受動土圧に
よる水平抵抗力を十分期待することができる。
【0031】例えば、図3(a) に示すように、間詰め幅
0 を受動崩壊幅Bp より十分大きくとることができる
場合には、楔状の崩壊領域Aによる受動土圧は最大とな
り、大きな水平抵抗力が期待できるほか、桟橋杭と一体
化された土留め壁4への影響は非常に小さくなる。
【0032】逆に、図3(b) に示すように、間詰め幅B
0 が受動崩壊幅Bp より小さい場合でも、間詰め幅B0
が極端に小さい図8の構造に比べれば、間詰め材6の受
動土圧による水平抵抗力は十分期待でき、土留め壁4へ
の影響も少ない。
【0033】また、土留め壁4と構造物間の桟橋杭につ
いては、間詰め材6による地盤バネを見込むことができ
るほか、杭の地盤面からの突出長が短くなるために、杭
に生じる部材力は小さくなるという利点もある。
【0034】その結果として、使用鋼材量が比較的少な
くても十分な耐震補強効果を発揮することができ、経済
性に優れた耐震補強構造を提供することが可能となる。
【0035】図4は、本願の請求項1に係る発明の他の
実施形態として、土留め壁4を中間列杭5”と一体化さ
せた場合を示したものである。
【0036】間詰め材6の受動土圧による水平抵抗力が
十分得られる場合には、土留め壁4を中間杭列の杭5”
と一体化させることで間詰め材量を減らし、さらに経済
的な構造とすることが可能である。
【0037】本願の請求項1に係る発明では、間詰め材
6として捨石や砂等を用いることができるが、間詰め材
天端7より上部を遊水部9として利用するため、波によ
って洗掘や消散しないように、大きな捨石からなる間詰
め材を用いたり、水中コンクリートや被覆石により間詰
め材表面を覆い、洗掘・消散防止を図ることが望まし
い。
【0038】図5は、本願の請求項2に係る発明の一実
施形態を示したもので、(a) は耐震補強構造全体の岸沖
方向の断面を、(b) 、(c) はB、C断面位置での鋼管矢
板23,23’の断面を示している。
【0039】同図のように、土留め壁24と既設ケーソ
ン護岸としてのケーソン1の間に打設されるコンクリー
ト26の天端27は水中部bに位置するものとする。ま
た、土留め壁24は、コンクリートの天端27より上部
においてスリット状の通水部28が得られるように、長
さが異なる鋼管矢板23,23’を用いて構築してい
る。
【0040】このように、請求項2に係る発明では、地
震時に移動しようとするケーソン1をコンクリート26
を介して土留め壁24でくい止めることができ、またコ
ンクリート26の天端27より上部は遊水部29として
確保されているため、耐震補強のみならず消波機能も付
与される。
【0041】図5において、鋼管矢板23’の上端部は
コーピングコンクリート32で結合しているが、波浪耐
久性を考慮して任意に補強することができる。
【0042】図6は、他の実施形態として、図5に示し
たものに係船施設としての機能を加えた場合を示したも
のである。図6では土留め壁24の上端部とケーソン1
の間に床版31を渡すことで、荷役作業を配慮した構造
としたほか、大型船舶の係留に対応するために土留め壁
24の前面を浚渫している。
【0043】なお、床版31について、土留め壁24の
上部端またはケーソン1との結合方法、材質等について
は設計条件に応じて決定することができ、特に限定され
ない。
【0044】以上、図1〜図6に示した各実施形態は、
既設ケーソン式護岸に対する耐震補強構造例であるが、
本願発明の対象とする構造物はケーソンを代表とする重
力式港湾構造物全般であり、ブロック式護岸等に適用す
ることもできる。
【0045】また、本願発明において、土留め壁を構築
する際に用いられる矢板は、土留め壁として十分な強度
を有し、既設構造物の変位を拘束するのに十分な強度を
有するものであれば、U形鋼矢板、Z形鋼矢板、鋼管矢
板等、種類は特に限定されない。
【0046】
【発明の効果】 請求項1に係る発明では、間詰め材の受動土圧による
水平抵抗が期待できるため、少ない鋼材量でも十分な耐
震補強効果が得られ、経済性に優れた耐震補強構造とな
る。
【0047】土留め壁を一体化させる杭列を最も沖側
の杭列とした場合、さらに大きな間詰め材の受動土圧に
よる水平抵抗が期待できるほか、土留め壁に与える影響
も小さくすることができる。
【0048】請求項2に係る発明では、前方の土留め
壁と重力式港湾構造物との間にコンクリートを打設して
おり、コンクリートは十分に大きな耐荷力を有するとと
もに、破壊されない限り大きく変形しないため、地震時
における既設構造物の変位を確実に阻止することができ
る。
【0049】本願発明における土留め壁にはスリット
状の通水部が設けられており、既設構造物対し、耐震補
強のみならず消波機能を付与することができる。
【0050】さらに、本願発明の構造物設置後におい
ても、前面地盤の浚渫が容易であり、水深を増加させて
大型船舶の係留に対応させることができる。
【0051】以上のように、本願発明は重力式港湾構
造物の耐震補強と同時に大型船舶に対応した岸壁や港内
の静穏度向上に寄与することができるために、非常に合
理的かつ経済的な構造を提供することが可能となる。
【0052】請求項3に係る発明では、長さの異なる
矢板または杭の組合せによって、土留め壁にスリット状
の通水部を設けており、矢板をあらかじめ加工してスリ
ット状の通水部を造る必要はなく、施工性・経済性に優
れた構造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の請求項1に係る耐震補強構造の一実施
形態を上部構造の一部を省略して示した斜視図である。
【図2】 図1の実施形態において、前面地盤を掘削し
た場合を示す岸沖方向の断面図である。
【図3】 間詰め材の受動土圧の説明のための岸沖方向
の断面図である。
【図4】 本願の請求項1に係る耐震補強構造の他の実
施形態を示す岸沖方向の断面図である。
【図5】 本願の請求項2に係る耐震補強構造の一実施
形態を示したもので、(a) は岸沖方向の断面図、(b) は
そのB位置の水平断面図、(c) はC位置の水平断面図で
ある。
【図6】 本願の請求項2に係る耐震補強構造の他の実
施形態を示す斜視図である。
【図7】 従来の耐震補強構造の一例を示す岸沖方向の
断面図である。
【図8】 従来の耐震補強構造の他の例を示す岸沖方向
の断面図である。
【符号の説明】 a…海底地盤、b…水中部、c…捨石マウンド、d…背
後地盤、e…浚渫後の前面地盤、e’…浚渫前の前面地
盤、A…受動崩壊領域、Bp …受動崩壊幅、B0 …間詰
め幅、1…ケーソン、2…桟橋、3,3’…鋼矢板、4
…土留め壁、5…桟橋杭、5’…沖側列の杭、5”…中
間列の杭、6…間詰め材、7…間詰め材天端、8…通水
部、9…遊水部、11…床版、12…渡版 23,23’…鋼管矢板、24…土留め壁、26…コン
クリート、27…コンクリート天端、28…通水部、2
9…遊水部、31…床版、32…コーピングコンクリー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重力式港湾構造物の前面側に、複数の杭
    列を有する桟橋を構築し、前記複数の杭列のうちの1つ
    の杭列に一体化して構築した土留め壁に消波機能を付与
    するためのスリット状の通水部を形成するとともに、前
    記重力式港湾構造物と土留め壁との間に間詰め材を充填
    してなることを特徴とする重力式港湾構造物の耐震補強
    構造。
  2. 【請求項2】 重力式港湾構造物の前面側に土留め壁を
    構築し、該土留め壁に消波機能を付与するためのスリッ
    ト状の通水部を形成するとともに、前記重力式港湾構造
    物と土留め壁との間にコンクリートを打設してなること
    を特徴とする重力式港湾構造物の耐震補強構造。
  3. 【請求項3】 前記土留め壁は杭または矢板によって構
    成されており、前記スリット状の通水部は前記土留め壁
    を構成する杭または矢板として天端高さの異なる杭また
    は矢板を土留め壁の壁方向に接合して形成されている請
    求項1または2記載の重力式港湾構造物の耐震補強構
    造。
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