JPH09279475A - タオル生地裁断装置 - Google Patents
タオル生地裁断装置Info
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- JPH09279475A JPH09279475A JP32342396A JP32342396A JPH09279475A JP H09279475 A JPH09279475 A JP H09279475A JP 32342396 A JP32342396 A JP 32342396A JP 32342396 A JP32342396 A JP 32342396A JP H09279475 A JPH09279475 A JP H09279475A
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- Japan
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- towel cloth
- long towel
- long
- cutting
- cutting device
- Prior art date
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- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06H—MARKING, INSPECTING, SEAMING OR SEVERING TEXTILE MATERIALS
- D06H7/00—Apparatus or processes for cutting, or otherwise severing, specially adapted for the cutting, or otherwise severing, of textile materials
- D06H7/02—Apparatus or processes for cutting, or otherwise severing, specially adapted for the cutting, or otherwise severing, of textile materials transversely
- D06H7/025—Apparatus or processes for cutting, or otherwise severing, specially adapted for the cutting, or otherwise severing, of textile materials transversely in line with an embossed or a raised pattern on the fabric; Cutting pile fabric along a loopless or napless zone, e.g. the plain woven portion of towel cloth
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 タオル生地の位置決めの為に停止機構を作動
させる場合、長尺タオル生地の両側に耳があっても、停
止機構における係止片は、その耳に当接する部分を除い
て位置決めするタオル生地裁断装置 【解決手段】 長尺タオル生地の移動通路に沿って順に
長尺タオル生地の貯留場所と、平織部とパイル織部との
段部に対して係止片を係合させて長尺タオル生地の移動
を停止させる停止機構と、切断装置と、大寸法引出装置
とを備え、長尺タオル生地の両端の耳に対向する部分
を、別体で個々に上下動自在にしてある複数並設の係止
片で構成したタオル生地裁断装置。
させる場合、長尺タオル生地の両側に耳があっても、停
止機構における係止片は、その耳に当接する部分を除い
て位置決めするタオル生地裁断装置 【解決手段】 長尺タオル生地の移動通路に沿って順に
長尺タオル生地の貯留場所と、平織部とパイル織部との
段部に対して係止片を係合させて長尺タオル生地の移動
を停止させる停止機構と、切断装置と、大寸法引出装置
とを備え、長尺タオル生地の両端の耳に対向する部分
を、別体で個々に上下動自在にしてある複数並設の係止
片で構成したタオル生地裁断装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は長尺タオル生地を
予め定められた切断予定部で次々と切断して多数のタオ
ル生地片とするようにしたタオル生地裁断装置に関する
ものである。
予め定められた切断予定部で次々と切断して多数のタオ
ル生地片とするようにしたタオル生地裁断装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種のタオル生地裁断装置と
しては、パイル織部と平織部とを交互に有する長尺タオ
ル生地を移動させる為の移動通路を備え、その移動通路
に沿って順に長尺タオル生地の貯留場所と、その貯留場
所から引き出された長尺タオル生地を切断する為の切断
装置と、長尺タオル生地における切断装置のところに位
置する先端部を掴んで、長尺タオル生地における次の切
断予定部が切断装置に到達するまでの大寸法の長尺タオ
ル生地を引き出すようにした大寸法引出装置を設けたも
のが知られている。このようなものにおいては、上記長
尺タオル生地の両側に嵩高い耳が存在する場合は、停止
機構における係止片は上記の耳に当り、下降は阻止さ
れ、係止片は平織部とパイル織部との段部に正しく当る
ことができなくなり、停止機能を失う問題点があった。
しては、パイル織部と平織部とを交互に有する長尺タオ
ル生地を移動させる為の移動通路を備え、その移動通路
に沿って順に長尺タオル生地の貯留場所と、その貯留場
所から引き出された長尺タオル生地を切断する為の切断
装置と、長尺タオル生地における切断装置のところに位
置する先端部を掴んで、長尺タオル生地における次の切
断予定部が切断装置に到達するまでの大寸法の長尺タオ
ル生地を引き出すようにした大寸法引出装置を設けたも
のが知られている。このようなものにおいては、上記長
尺タオル生地の両側に嵩高い耳が存在する場合は、停止
機構における係止片は上記の耳に当り、下降は阻止さ
れ、係止片は平織部とパイル織部との段部に正しく当る
ことができなくなり、停止機能を失う問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記従来の
問題点を除き、大寸法引出装置によるタオルの引き出し
をスムーズに行うことができ、更にその上、タオル生地
の位置決めの為に停止機構を作動させる場合、長尺タオ
ル生地の両側に耳があっても、停止機構における係止片
は、その耳に当接する部分を除いて正確に機能して正確
な位置決めをして正しい切断を可能にするタオル生地裁
断装置を提供しようとするものである。
問題点を除き、大寸法引出装置によるタオルの引き出し
をスムーズに行うことができ、更にその上、タオル生地
の位置決めの為に停止機構を作動させる場合、長尺タオ
ル生地の両側に耳があっても、停止機構における係止片
は、その耳に当接する部分を除いて正確に機能して正確
な位置決めをして正しい切断を可能にするタオル生地裁
断装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明は、パイル織部
と平織部とを交互に有する長尺タオル生地を移動させる
為の移動通路を備え、その移動通路に沿って順に長尺タ
オル生地の貯留場所と、その貯留場所から引き出された
長尺タオル生地を切断する為の切断装置と、長尺タオル
生地における切断装置のところに位置する先端部を掴ん
で、長尺タオル生地における次の切断予定部が切断装置
に到達するまでの大寸法の長尺タオル生地を引き出すよ
うにした大寸法引出装置を設け、上記切断装置における
上記貯留場所の側には、長尺タオル生地の横幅に対応す
る横幅を有し、かつ上記切断装置の切断刃と平行状態で
上下動自在に配置され、上記次の切断予定部が上記切断
装置における切断部の位置に到達したときに平織部とパ
イル織部との段部に対して係止片を係合させて長尺タオ
ル生地の移動を停止させるようにした停止機構を設けて
いるタオル生地裁断装置において、上記係止片のうち、
長尺タオル生地の両端における耳に対向する部分は、横
幅方向に相互に別体で個々に上下動自在にしてある複数
並設の係止片で構成し、上記耳に接した係止片の下降が
阻止された場合でも隣接の係止片が下降して上記段部に
係合することを許容するようにしてある。
と平織部とを交互に有する長尺タオル生地を移動させる
為の移動通路を備え、その移動通路に沿って順に長尺タ
オル生地の貯留場所と、その貯留場所から引き出された
長尺タオル生地を切断する為の切断装置と、長尺タオル
生地における切断装置のところに位置する先端部を掴ん
で、長尺タオル生地における次の切断予定部が切断装置
に到達するまでの大寸法の長尺タオル生地を引き出すよ
うにした大寸法引出装置を設け、上記切断装置における
上記貯留場所の側には、長尺タオル生地の横幅に対応す
る横幅を有し、かつ上記切断装置の切断刃と平行状態で
上下動自在に配置され、上記次の切断予定部が上記切断
装置における切断部の位置に到達したときに平織部とパ
イル織部との段部に対して係止片を係合させて長尺タオ
ル生地の移動を停止させるようにした停止機構を設けて
いるタオル生地裁断装置において、上記係止片のうち、
長尺タオル生地の両端における耳に対向する部分は、横
幅方向に相互に別体で個々に上下動自在にしてある複数
並設の係止片で構成し、上記耳に接した係止片の下降が
阻止された場合でも隣接の係止片が下降して上記段部に
係合することを許容するようにしてある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本願の実施例に関連する図面
について説明する。図1、2において、1は長尺タオル
生地を示し、パイル織部1aと平織部1bとを交互に織成し
て形成されている。1cは長尺タオル生地1における切断
予定部を示し、一例として各平織部1bにおける長尺タオ
ル生地1の長手方向の中間部に定めてある。2はタオル
生地切断装置を示す。このタオル生地切断装置2は基枠
3に以下に述べる種々の装置4,6〜10を設けると共
に、貯留場所5を定めることによって構成してある。上
記長尺タオル生地1は貯留場所5から大寸法引出装置6
に向けて移動させる。
について説明する。図1、2において、1は長尺タオル
生地を示し、パイル織部1aと平織部1bとを交互に織成し
て形成されている。1cは長尺タオル生地1における切断
予定部を示し、一例として各平織部1bにおける長尺タオ
ル生地1の長手方向の中間部に定めてある。2はタオル
生地切断装置を示す。このタオル生地切断装置2は基枠
3に以下に述べる種々の装置4,6〜10を設けると共
に、貯留場所5を定めることによって構成してある。上
記長尺タオル生地1は貯留場所5から大寸法引出装置6
に向けて移動させる。
【0006】基枠3に設けられた各装置及び上記設定さ
れた貯留場所5において、4はタオル生地1を切断する
為の切断装置を示す。上記貯留場所5は上記切断装置4
の側方に設けられる。この場所5は例えば基枠3に長尺
タオル生地1を乗せる場所を形成したり、あるいは作業
場の床面をもって構成される。6は大寸法引出装置で、
上記切断装置4に対し上記貯留場所5とは反対の側に設
けてある。7は微少寸法引出装置で、上記切断装置4に
おける上記大寸法引出装置6の側に設けてある。8は停
止機構で、上記切断装置4における上記貯留場所5の側
に設けてある。9は繰出装置、10は中間送り装置で、こ
れらは貯留場所5と停止機構8との間に介在させてあ
る。
れた貯留場所5において、4はタオル生地1を切断する
為の切断装置を示す。上記貯留場所5は上記切断装置4
の側方に設けられる。この場所5は例えば基枠3に長尺
タオル生地1を乗せる場所を形成したり、あるいは作業
場の床面をもって構成される。6は大寸法引出装置で、
上記切断装置4に対し上記貯留場所5とは反対の側に設
けてある。7は微少寸法引出装置で、上記切断装置4に
おける上記大寸法引出装置6の側に設けてある。8は停
止機構で、上記切断装置4における上記貯留場所5の側
に設けてある。9は繰出装置、10は中間送り装置で、こ
れらは貯留場所5と停止機構8との間に介在させてあ
る。
【0007】上記切断装置4は裁断装置本体11とタオル
生地1を切断の為にクランプするようにしたクランプ装
置12とからなる。裁断装置本体11は基枠3に固定した固
定刃13とそれに対して上下動自在の可動刃14を有する。
可動刃14は基枠3における切断装置枠3aに取付けた昇降
用のシリンダ15によって昇降されるようになっている。
4aは切断装置における切断部を示し、固定刃13の刃先上
の位置が該切断部となっている。次にクランプ装置12に
おいて、16はタオル生地の通過予定軌跡の下側において
基枠3に取付けた支持及び持上用のシリンダで、そのピ
ストンロッドには受片17が取付けてある。18は上記軌跡
の上側において基枠3に取付けた挟着用のシリンダで、
そのピストンロッドに押え片19が取付けてある。
生地1を切断の為にクランプするようにしたクランプ装
置12とからなる。裁断装置本体11は基枠3に固定した固
定刃13とそれに対して上下動自在の可動刃14を有する。
可動刃14は基枠3における切断装置枠3aに取付けた昇降
用のシリンダ15によって昇降されるようになっている。
4aは切断装置における切断部を示し、固定刃13の刃先上
の位置が該切断部となっている。次にクランプ装置12に
おいて、16はタオル生地の通過予定軌跡の下側において
基枠3に取付けた支持及び持上用のシリンダで、そのピ
ストンロッドには受片17が取付けてある。18は上記軌跡
の上側において基枠3に取付けた挟着用のシリンダで、
そのピストンロッドに押え片19が取付けてある。
【0008】次に上記大寸法引出装置6は、図6
(A)、(B)に示される如く、貯留場所5から繰り出
された長尺タオル生地1における切断装置4のところに
位置する先端部を掴んで、長尺タオル生地1における次
の切断予定部1cが切断装置に到達するまでの大寸法の長
尺タオル生地を引き出すようにした装置であり、以下の
ように構成してある。即ち、該装置6は、基枠3に固定
したレール21と該レール21に進退自在に装着した進退枠
22と進退22に取付けた挟持装置23と進退枠22の駆動装置
24とからなる。上記挟持装置23において上記進退枠22と
一体形成の基板25には把持片26が開閉自在に枢着されて
いる。この把持片26の先端部は基板25の先端部と共に掴
み部27を構成している。上記掴み部27の開閉は開閉用シ
リンダ28で周知の如く行なわれるようになっている。上
記駆動装置24は、基枠3に枢着したプーリー29, 30と、
それらに掛け渡したタイミングベルト31と、プーリー29
を回転駆動する為のモータ32とからなる。上記タイミン
グベルト31は進退枠22に連結してあり、モータ32の回動
によりタイミングベルト31が移動すると進退枠22がレー
ル21に沿って進退するようにしてある。
(A)、(B)に示される如く、貯留場所5から繰り出
された長尺タオル生地1における切断装置4のところに
位置する先端部を掴んで、長尺タオル生地1における次
の切断予定部1cが切断装置に到達するまでの大寸法の長
尺タオル生地を引き出すようにした装置であり、以下の
ように構成してある。即ち、該装置6は、基枠3に固定
したレール21と該レール21に進退自在に装着した進退枠
22と進退22に取付けた挟持装置23と進退枠22の駆動装置
24とからなる。上記挟持装置23において上記進退枠22と
一体形成の基板25には把持片26が開閉自在に枢着されて
いる。この把持片26の先端部は基板25の先端部と共に掴
み部27を構成している。上記掴み部27の開閉は開閉用シ
リンダ28で周知の如く行なわれるようになっている。上
記駆動装置24は、基枠3に枢着したプーリー29, 30と、
それらに掛け渡したタイミングベルト31と、プーリー29
を回転駆動する為のモータ32とからなる。上記タイミン
グベルト31は進退枠22に連結してあり、モータ32の回動
によりタイミングベルト31が移動すると進退枠22がレー
ル21に沿って進退するようにしてある。
【0009】次に上記微少寸法引出装置7は、大寸法引
出装置6で引き出された長尺タオル生地1を更に微少寸
法だけ引き出すようにした装置であり、以下のように構
成してある(図1、2、3参照)。即ち該装置は、長尺
タオル生地の移動予定軌跡の下側において基枠3に枢着
した送りローラ装置33と、それを駆動する為の駆動装置
34と、上記長尺タオル生地の移動予定軌跡の上側に設け
られた押えローラ装置35と、その押えローラ装置35を支
える為の支持機構36とからなる。上記送りローラ装置33
において、37は基枠3に設ける軸受によって支承された
駆動軸、38は送りローラ群を示し、複数の個別回動可能
でかつ相互に並設された送りローラ39,39・・・でもっ
て構成されている。各送りローラ39と上記駆動軸37との
間には図4に示されるように夫々スリップ機構40が介設
してある。このスリップ機構40は、駆動軸37の駆動力に
対し送りローラ39に一定値以上の負荷が加わると、駆動
軸37の回動に対して送りローラ39がスリップするよう設
けられたものであり、周知の過負荷防止型のクラッチが
用いられる。次に上記駆動装置34としては電気或いは油
圧モータが用いられ、その回転軸が上記駆動軸37に連結
される。次に上記押えローラ装置35において、41は支承
軸、42はその軸41に回動自在に装着した押えローラ群
で、上記支承軸41に対し夫々個別回動可能に装着した多
数の押えローラ43, 43・・・からなる。次に上記支持機
構36は昇降装置44と、その昇降装置44に取付けた支持フ
レーム45からなる。昇降装置44は一例としてシリンダを
もって構成されており、その本体は前記切断装置枠3aに
設けられた支持片46に取付けてあり、又昇降装置44にお
ける可動部、即ち上記シリンダにおけるピストンロッド
に前記支持フレーム45の基フレーム47が取付けてある。
上記支持フレーム45は、基フレーム47とそのフレーム47
に連結部材48を介して上下動可能に連結した可動フレー
ム49とからなり、上記可動フレーム49に前記押えローラ
装置35における支承軸41が取付けてある。上記連結部材
48は基フレーム47に固定した案内杆50を有しており、該
案内杆50に可動フレーム49の元部が上下動可能に装着し
てある。51は下向き付勢用のばねで、案内杆50に取付け
たばね受52と可動フレーム49との間に介在させてある。
53は抜止用のストッパである。
出装置6で引き出された長尺タオル生地1を更に微少寸
法だけ引き出すようにした装置であり、以下のように構
成してある(図1、2、3参照)。即ち該装置は、長尺
タオル生地の移動予定軌跡の下側において基枠3に枢着
した送りローラ装置33と、それを駆動する為の駆動装置
34と、上記長尺タオル生地の移動予定軌跡の上側に設け
られた押えローラ装置35と、その押えローラ装置35を支
える為の支持機構36とからなる。上記送りローラ装置33
において、37は基枠3に設ける軸受によって支承された
駆動軸、38は送りローラ群を示し、複数の個別回動可能
でかつ相互に並設された送りローラ39,39・・・でもっ
て構成されている。各送りローラ39と上記駆動軸37との
間には図4に示されるように夫々スリップ機構40が介設
してある。このスリップ機構40は、駆動軸37の駆動力に
対し送りローラ39に一定値以上の負荷が加わると、駆動
軸37の回動に対して送りローラ39がスリップするよう設
けられたものであり、周知の過負荷防止型のクラッチが
用いられる。次に上記駆動装置34としては電気或いは油
圧モータが用いられ、その回転軸が上記駆動軸37に連結
される。次に上記押えローラ装置35において、41は支承
軸、42はその軸41に回動自在に装着した押えローラ群
で、上記支承軸41に対し夫々個別回動可能に装着した多
数の押えローラ43, 43・・・からなる。次に上記支持機
構36は昇降装置44と、その昇降装置44に取付けた支持フ
レーム45からなる。昇降装置44は一例としてシリンダを
もって構成されており、その本体は前記切断装置枠3aに
設けられた支持片46に取付けてあり、又昇降装置44にお
ける可動部、即ち上記シリンダにおけるピストンロッド
に前記支持フレーム45の基フレーム47が取付けてある。
上記支持フレーム45は、基フレーム47とそのフレーム47
に連結部材48を介して上下動可能に連結した可動フレー
ム49とからなり、上記可動フレーム49に前記押えローラ
装置35における支承軸41が取付けてある。上記連結部材
48は基フレーム47に固定した案内杆50を有しており、該
案内杆50に可動フレーム49の元部が上下動可能に装着し
てある。51は下向き付勢用のばねで、案内杆50に取付け
たばね受52と可動フレーム49との間に介在させてある。
53は抜止用のストッパである。
【0010】次に上記停止機構8は、図6(D)の如く
長尺タオル生地1における切断予定部1cが上記切断装置
4における切断部4aの位置に到達したときに長尺タオル
生地1の移動を停止させるようにした機構であり、以下
のように構成されている。即ち、該機構8は、基枠3に
設けた支持機構56と、支持機構56に取付けた下側係止片
57と、支持機構56に取付けた昇降機構58と、上記昇降機
構58に取付けた上側係止体59とを備える。上記支持機構
56は、基枠3に固定的に設けられた支持部材60と、その
支持部材60に対しタオル生地の移送方向(図2の左右方
向)と平行な方向に移動可能に取付けた可動枠61とを備
える。上記支持部材60は上記基枠3における切断装置枠
3a及び基枠3に固定的に設けられた支持片62に対して取
付けた案内杆63を有し、その案内杆63に上記可動枠61が
位置替え可能でかつその位置替えした状態を固定できる
ように装着されている。次に上記下側係止体57は長尺タ
オル生地1の幅寸法よりも十分大きく形成されている。
この係止体57は、長尺タオル生地における平織部1bとそ
れに続くパイル織部1aとの境界部1dに係合して長尺タオ
ル生地1の移動を停止させる為の係止片66を有してお
り、該係止片66が長尺タオル生地の移動方向と直角とな
る状態でもって、取付片67を用いて可動枠61に取付けて
ある。次に上記昇降機構58は一例としてシリンダを用い
て構成されており、その本体58aは取付片68を用いて上
記可動枠61に取付けてある。58bは昇降機構58における
昇降部を示し、昇降杆(一例としてピストンロッド)を
もって構成されている。次に上記上側係止体59は上記長
尺タオル生地1の幅寸法よりも十分大きく形成してあ
り、又下側には長尺タオル生地における上記境界部1dに
係合して長尺タオル生地1の移動を停止させる為の係止
片69を有している。該係止体59は上記係止片69が長尺タ
オル生地1の移動方向と直角となる状態に設けられてお
り、6つ上記下側係止体57に固定した案内杆70に対し上
下動自在に装着してある。更に又上記係止体59は取付片
71を用いて上記昇降機構58におけるピストンロッド58b
に連結されている。その連結状態は、ピストンロッド58
bに対し係止体59が上下動可能で、かつピストンロッド
58bに取付けた抜止片72によってピストンロッド58bか
らの脱落が防止されるようになっている。このような構
成により、係止体59は昇降機構58における昇降杆58bが
下降した場合に、自体の自重でもって係止片69が長尺タ
オル生地の上面に乗載するようになっている。尚前記切
断部4cから上記係止片66, 69までの距離は、本例では平
織部1bの長さ寸法の半分に定めてある。
長尺タオル生地1における切断予定部1cが上記切断装置
4における切断部4aの位置に到達したときに長尺タオル
生地1の移動を停止させるようにした機構であり、以下
のように構成されている。即ち、該機構8は、基枠3に
設けた支持機構56と、支持機構56に取付けた下側係止片
57と、支持機構56に取付けた昇降機構58と、上記昇降機
構58に取付けた上側係止体59とを備える。上記支持機構
56は、基枠3に固定的に設けられた支持部材60と、その
支持部材60に対しタオル生地の移送方向(図2の左右方
向)と平行な方向に移動可能に取付けた可動枠61とを備
える。上記支持部材60は上記基枠3における切断装置枠
3a及び基枠3に固定的に設けられた支持片62に対して取
付けた案内杆63を有し、その案内杆63に上記可動枠61が
位置替え可能でかつその位置替えした状態を固定できる
ように装着されている。次に上記下側係止体57は長尺タ
オル生地1の幅寸法よりも十分大きく形成されている。
この係止体57は、長尺タオル生地における平織部1bとそ
れに続くパイル織部1aとの境界部1dに係合して長尺タオ
ル生地1の移動を停止させる為の係止片66を有してお
り、該係止片66が長尺タオル生地の移動方向と直角とな
る状態でもって、取付片67を用いて可動枠61に取付けて
ある。次に上記昇降機構58は一例としてシリンダを用い
て構成されており、その本体58aは取付片68を用いて上
記可動枠61に取付けてある。58bは昇降機構58における
昇降部を示し、昇降杆(一例としてピストンロッド)を
もって構成されている。次に上記上側係止体59は上記長
尺タオル生地1の幅寸法よりも十分大きく形成してあ
り、又下側には長尺タオル生地における上記境界部1dに
係合して長尺タオル生地1の移動を停止させる為の係止
片69を有している。該係止体59は上記係止片69が長尺タ
オル生地1の移動方向と直角となる状態に設けられてお
り、6つ上記下側係止体57に固定した案内杆70に対し上
下動自在に装着してある。更に又上記係止体59は取付片
71を用いて上記昇降機構58におけるピストンロッド58b
に連結されている。その連結状態は、ピストンロッド58
bに対し係止体59が上下動可能で、かつピストンロッド
58bに取付けた抜止片72によってピストンロッド58bか
らの脱落が防止されるようになっている。このような構
成により、係止体59は昇降機構58における昇降杆58bが
下降した場合に、自体の自重でもって係止片69が長尺タ
オル生地の上面に乗載するようになっている。尚前記切
断部4cから上記係止片66, 69までの距離は、本例では平
織部1bの長さ寸法の半分に定めてある。
【0011】次に上記繰出装置9は、貯留場所5の長尺
タオル生地1を繰り出して、長尺タオル生地1における
一つの切断予定部1cからその次の切断予定部1cまでの寸
法以上の寸法の大きいたるみを自体9よりも上記停止機
構の側に形成させるようにした装置であり、以下のよう
に構成してある。即ち該装置9は、基枠3に取付けた一
対の支持枠75,75と、それに枢着した繰出ローラ76と、
繰出ローラ76に対しそれを駆動するように連結した駆動
装置77(例えば電気或いは油圧モータ)と、長尺タオル
生地のたるみ寸法が上記のような寸法となっているか否
かを検知する為のたるみ量検知手段78(例えば光電セン
サ)を備える。尚79は案内片を示す。次に上記中間送り
装置10は、上記大きいたるみとなっている長尺タオル生
地の一部を上記停止機構8の側に向けて送って、上記切
断装置4に到達した切断予定部1cを更に上記切断部4aに
まで到達させるに足る寸法の小さいたるみを自体10より
も上記停止機構8の側に形成させるようにした装置であ
り、以下のように構成してある。即ち図1、5におい
て、81は支持枠で、上記繰出装置9における支持枠75の
元部部分をもって構成されている。82は支持枠81に枢着
した送りローラ、83は送りローラ82を回転駆動するよう
それに連結した駆動体、84, 85は夫々長尺タオル生地を
案内する為の案内ローラ及び案内片を示す。上記送りロ
ーラ82において、86はローラ軸で、上記支持枠81に取付
けた軸受87によって回動自在に支持されている。88はロ
ーラ本体、89はローラ軸86とローラ本体88との間に介設
した一方向クラッチで、図5の矢印89a方向への軸86の
回動力をローラ本体88に伝えるようになっている。上記
ローラ本体88は筒状の主体部材91と、その両端部を塞ぐ
ようにした端部ハウジング92, 92とから構成してあり、
主体部材91の周囲には滑止部材93(例えばウレタンゴム
等、タオル生地との間においてスリップを生じ難い材料
をもって構成される)を周設してある。次に上記駆動体
83としては揺動角度が 180度のロータリーアクチュエー
タが用いてあり、取付片95でもって支持枠81に取付けて
ある。上記駆動体83の回転軸96は軸継手97でもってロー
ラ軸86に連結してある。尚上記駆動体83としては電気モ
ータの利用も可能である。
タオル生地1を繰り出して、長尺タオル生地1における
一つの切断予定部1cからその次の切断予定部1cまでの寸
法以上の寸法の大きいたるみを自体9よりも上記停止機
構の側に形成させるようにした装置であり、以下のよう
に構成してある。即ち該装置9は、基枠3に取付けた一
対の支持枠75,75と、それに枢着した繰出ローラ76と、
繰出ローラ76に対しそれを駆動するように連結した駆動
装置77(例えば電気或いは油圧モータ)と、長尺タオル
生地のたるみ寸法が上記のような寸法となっているか否
かを検知する為のたるみ量検知手段78(例えば光電セン
サ)を備える。尚79は案内片を示す。次に上記中間送り
装置10は、上記大きいたるみとなっている長尺タオル生
地の一部を上記停止機構8の側に向けて送って、上記切
断装置4に到達した切断予定部1cを更に上記切断部4aに
まで到達させるに足る寸法の小さいたるみを自体10より
も上記停止機構8の側に形成させるようにした装置であ
り、以下のように構成してある。即ち図1、5におい
て、81は支持枠で、上記繰出装置9における支持枠75の
元部部分をもって構成されている。82は支持枠81に枢着
した送りローラ、83は送りローラ82を回転駆動するよう
それに連結した駆動体、84, 85は夫々長尺タオル生地を
案内する為の案内ローラ及び案内片を示す。上記送りロ
ーラ82において、86はローラ軸で、上記支持枠81に取付
けた軸受87によって回動自在に支持されている。88はロ
ーラ本体、89はローラ軸86とローラ本体88との間に介設
した一方向クラッチで、図5の矢印89a方向への軸86の
回動力をローラ本体88に伝えるようになっている。上記
ローラ本体88は筒状の主体部材91と、その両端部を塞ぐ
ようにした端部ハウジング92, 92とから構成してあり、
主体部材91の周囲には滑止部材93(例えばウレタンゴム
等、タオル生地との間においてスリップを生じ難い材料
をもって構成される)を周設してある。次に上記駆動体
83としては揺動角度が 180度のロータリーアクチュエー
タが用いてあり、取付片95でもって支持枠81に取付けて
ある。上記駆動体83の回転軸96は軸継手97でもってロー
ラ軸86に連結してある。尚上記駆動体83としては電気モ
ータの利用も可能である。
【0012】次に上記構成のものの動作を図8のタイム
チャート及び図6、7の動作説明図に従って説明する。
先ず図6(A)に示されるように、貯留場所5にある長
尺タオル生地1の先端部が繰出装置9、中間送り装置10
及び停止機構8を通して切断装置4における切断部4aま
で引き出される。この状態においては、繰出装置9にお
ける繰出ローラ76よりも停止機構8側の長尺タオル生地
1のたるみ量がたるみ量検知手段78によって検知され、
そこに所定寸法即ち、長尺タオル生地における一つの切
断予定部1cからその次の切断予定部1cまでの寸法以上の
寸法の大きなたるみ1Aが形成される。たるみ量が上記寸
法以下となるとそれを検知手段78が検知して、駆動装置
77に作動指令を与え、それが作動する。その結果繰出ロ
ーラ76が回動して長尺タオル生地1が繰り出される。こ
のような作用の結果、繰出ローラ76の前側には常に上記
寸法以上の大きなたるみ1Aが形成される。この状態にお
いて、図8(a)に示されるように掴み部27が開いた状態
で挟持装置23が把持位置まで前進し、次に掴み部27が閉
じて上記長尺タオル生地1の先端部を掴む。
チャート及び図6、7の動作説明図に従って説明する。
先ず図6(A)に示されるように、貯留場所5にある長
尺タオル生地1の先端部が繰出装置9、中間送り装置10
及び停止機構8を通して切断装置4における切断部4aま
で引き出される。この状態においては、繰出装置9にお
ける繰出ローラ76よりも停止機構8側の長尺タオル生地
1のたるみ量がたるみ量検知手段78によって検知され、
そこに所定寸法即ち、長尺タオル生地における一つの切
断予定部1cからその次の切断予定部1cまでの寸法以上の
寸法の大きなたるみ1Aが形成される。たるみ量が上記寸
法以下となるとそれを検知手段78が検知して、駆動装置
77に作動指令を与え、それが作動する。その結果繰出ロ
ーラ76が回動して長尺タオル生地1が繰り出される。こ
のような作用の結果、繰出ローラ76の前側には常に上記
寸法以上の大きなたるみ1Aが形成される。この状態にお
いて、図8(a)に示されるように掴み部27が開いた状態
で挟持装置23が把持位置まで前進し、次に掴み部27が閉
じて上記長尺タオル生地1の先端部を掴む。
【0013】次に図8(b)及び図6(B)に示されるよ
うに挟持装置23が復帰位置へ後退する。その動きにより
大きいたるみ1Aとなっている長尺タオル生地1は大寸法
の引出が行われ、長尺タオル生地における切断予定部1c
は切断装置4まで到達する。尚上記大きなたるみ1Aの形
成は、上記大寸法引出装置6による大寸法の引出を行お
うとする都度その引出に先立って行うようにしてもよ
い。
うに挟持装置23が復帰位置へ後退する。その動きにより
大きいたるみ1Aとなっている長尺タオル生地1は大寸法
の引出が行われ、長尺タオル生地における切断予定部1c
は切断装置4まで到達する。尚上記大きなたるみ1Aの形
成は、上記大寸法引出装置6による大寸法の引出を行お
うとする都度その引出に先立って行うようにしてもよ
い。
【0014】上記の如く大寸法の引き出しが終わると、
次に図8に(c)で示される時点において係止体59が下降
操作されて、その係止片69が長尺タオル生地1における
平織部1bの上に乗る。又微少寸法引出装置7における送
りローラ装置33に作動指令が与えられて、それが回動を
開始すると共に、支持機構36における昇降装置44に作動
指令が与えられ、押えローラ装置35が下降を開始する。
又中間送り装置10における駆動体83に作動指令が与えら
れ、それが回動を行う。上記のように駆動体83が回動す
ることにより送りローラ82が回動され、大きなたるみ1A
における長尺タオル生地1の一部が停止機構8の側へ向
けて送られ、図6(C)に示される如く送りローラ82の
前方側に小さなたるみ1Bが形成される。この小さなたる
みにおける長尺タオル生地の長さ寸法は、上記図6
(B)の状態において切断装置4に到達した切断予定部
1cを更に切断装置における切断部4aにまで到達させるに
足る寸法に設定されている。本例では、長尺タオル生地
1における平織部1bの長さ寸法を越える長さに設定され
ている。その設定は送りローラ82の直径とその回動角度
を定めることによって行うことができる。本例において
は、送りローラ82が他の機構と干渉せず、かつ長尺タオ
ル生地1を確実に送ることができるようその直径が先ず
定められる。そして長尺タオル生地の必要送り寸法と送
りローラ82の直径寸法とから送りローラ82の必要な回動
角度が決められる。そしてその回動角度を満足する駆動
体83が選定される。
次に図8に(c)で示される時点において係止体59が下降
操作されて、その係止片69が長尺タオル生地1における
平織部1bの上に乗る。又微少寸法引出装置7における送
りローラ装置33に作動指令が与えられて、それが回動を
開始すると共に、支持機構36における昇降装置44に作動
指令が与えられ、押えローラ装置35が下降を開始する。
又中間送り装置10における駆動体83に作動指令が与えら
れ、それが回動を行う。上記のように駆動体83が回動す
ることにより送りローラ82が回動され、大きなたるみ1A
における長尺タオル生地1の一部が停止機構8の側へ向
けて送られ、図6(C)に示される如く送りローラ82の
前方側に小さなたるみ1Bが形成される。この小さなたる
みにおける長尺タオル生地の長さ寸法は、上記図6
(B)の状態において切断装置4に到達した切断予定部
1cを更に切断装置における切断部4aにまで到達させるに
足る寸法に設定されている。本例では、長尺タオル生地
1における平織部1bの長さ寸法を越える長さに設定され
ている。その設定は送りローラ82の直径とその回動角度
を定めることによって行うことができる。本例において
は、送りローラ82が他の機構と干渉せず、かつ長尺タオ
ル生地1を確実に送ることができるようその直径が先ず
定められる。そして長尺タオル生地の必要送り寸法と送
りローラ82の直径寸法とから送りローラ82の必要な回動
角度が決められる。そしてその回動角度を満足する駆動
体83が選定される。
【0015】上記のように駆動体83が作動し、送りロー
ラ82が回動して小さなたるみ1Bが形成されてしまうと、
やがて図8に(d)で示される時点において押えローラ装
置35が送りローラ装置33上の長尺タオル生地1に当接す
る。その結果、長尺タオル生地1は送りローラ群38と押
えローラ群42との間に挟まれて送りローラ群38からの駆
動力を受け、大寸法引出装置6の側に向けて順次送られ
る。この送りにより、やがて図6(D)に示されるよう
に平織部1bとそれに続くパイル織部1aとの境界部が停止
機構8における下側の係止体57及び上側の係止体59にお
ける各係止片66, 69に係合すると、それらの係止片66,
69によって長尺タオル生地1の移動が停止される。この
停止状態においては、長尺タオル生地における切断予定
部1cは切断装置4における切断部4aに位置した状態とな
っている(このような状態となるように、長尺タオル生
地に合わせて切断部4aから係止片66, 69までの距離が予
め定めておかれる。その設定操作は、停止機構8におけ
る可動枠61を案内杆63に沿って変位させ、上記切断部4a
から係止片66, 69までの寸法が上記のような寸法となっ
たところで可動枠61を案内杆63に固定することによって
行われる)。上記のように係止片66, 69によって長尺タ
オル生地1の移動が停止される場合、図7(A)に示さ
れるように長尺タオル生地の移動方向に対し平織部1bと
それに続くパイル織部1aとの境界部1dが斜めになってい
ると、長尺タオル生地1における幅方向の一部において
は上記境界部1dが先に上記係止片66, 69に当接し、他の
部分においては未だ当接しない状態となる。この場合、
長尺タオル生地1の幅方向の各部において上記境界部1d
が係止片66, 69に当接した部分においては最早長尺タオ
ル生地1の移動ができない為、送りローラ群38において
その部分に対応する送りローラ39は停止する(スリップ
機構40においてスリップが行われる)。そして未だ境界
部1dが係止片66, 69に到達していない他の部分において
は長尺タオル生地1の移動が継続して行われ、やがて図
7(B)に示されるように長尺タオル生地1の全幅にお
いて上記境界部1dが係止片に当接する。これにより上記
境界部1dは長尺タオル生地1の移動方向に対して正しく
直交する状態となり、長尺タオル生地1における切断予
定部1cもその幅方向の全域が切断装置4の切断部4aに対
して正しく位置決めされる。
ラ82が回動して小さなたるみ1Bが形成されてしまうと、
やがて図8に(d)で示される時点において押えローラ装
置35が送りローラ装置33上の長尺タオル生地1に当接す
る。その結果、長尺タオル生地1は送りローラ群38と押
えローラ群42との間に挟まれて送りローラ群38からの駆
動力を受け、大寸法引出装置6の側に向けて順次送られ
る。この送りにより、やがて図6(D)に示されるよう
に平織部1bとそれに続くパイル織部1aとの境界部が停止
機構8における下側の係止体57及び上側の係止体59にお
ける各係止片66, 69に係合すると、それらの係止片66,
69によって長尺タオル生地1の移動が停止される。この
停止状態においては、長尺タオル生地における切断予定
部1cは切断装置4における切断部4aに位置した状態とな
っている(このような状態となるように、長尺タオル生
地に合わせて切断部4aから係止片66, 69までの距離が予
め定めておかれる。その設定操作は、停止機構8におけ
る可動枠61を案内杆63に沿って変位させ、上記切断部4a
から係止片66, 69までの寸法が上記のような寸法となっ
たところで可動枠61を案内杆63に固定することによって
行われる)。上記のように係止片66, 69によって長尺タ
オル生地1の移動が停止される場合、図7(A)に示さ
れるように長尺タオル生地の移動方向に対し平織部1bと
それに続くパイル織部1aとの境界部1dが斜めになってい
ると、長尺タオル生地1における幅方向の一部において
は上記境界部1dが先に上記係止片66, 69に当接し、他の
部分においては未だ当接しない状態となる。この場合、
長尺タオル生地1の幅方向の各部において上記境界部1d
が係止片66, 69に当接した部分においては最早長尺タオ
ル生地1の移動ができない為、送りローラ群38において
その部分に対応する送りローラ39は停止する(スリップ
機構40においてスリップが行われる)。そして未だ境界
部1dが係止片66, 69に到達していない他の部分において
は長尺タオル生地1の移動が継続して行われ、やがて図
7(B)に示されるように長尺タオル生地1の全幅にお
いて上記境界部1dが係止片に当接する。これにより上記
境界部1dは長尺タオル生地1の移動方向に対して正しく
直交する状態となり、長尺タオル生地1における切断予
定部1cもその幅方向の全域が切断装置4の切断部4aに対
して正しく位置決めされる。
【0016】上記のようにして位置決めが完了すると図
8に(e)で示される時点において押え片19が下降され、
受片17との間に長尺タオル生地1がクランプされる。又
これと同時に送りローラ装置33の作動が停止され、又押
えローラ装置35も上昇状態に復帰される。又中間送り装
置10における駆動体83の回転軸96も元の状態に復帰され
る(この場合、送りローラ82においては一方向クラッチ
89の作動によりローラ本体88が逆転することは無い)。
上記のようにして長尺タオル生地1がクランプされる
と、図8(f)の時点において可動刃14が下降され、上記
長尺タオル生地1の切断予定部1cが固定刃13と可動刃14
とによって切断される。以上のような動作が繰り返し行
われ、長尺タオル生地1は各切断予定部において次々と
切断される。尚上記のような一連の作動は、例えば図示
外の制御装置から各装置あるいは機構に与えられる周知
のシーケンス制御指令によって行われる。
8に(e)で示される時点において押え片19が下降され、
受片17との間に長尺タオル生地1がクランプされる。又
これと同時に送りローラ装置33の作動が停止され、又押
えローラ装置35も上昇状態に復帰される。又中間送り装
置10における駆動体83の回転軸96も元の状態に復帰され
る(この場合、送りローラ82においては一方向クラッチ
89の作動によりローラ本体88が逆転することは無い)。
上記のようにして長尺タオル生地1がクランプされる
と、図8(f)の時点において可動刃14が下降され、上記
長尺タオル生地1の切断予定部1cが固定刃13と可動刃14
とによって切断される。以上のような動作が繰り返し行
われ、長尺タオル生地1は各切断予定部において次々と
切断される。尚上記のような一連の作動は、例えば図示
外の制御装置から各装置あるいは機構に与えられる周知
のシーケンス制御指令によって行われる。
【0017】次に図9、10は中間送り装置の異なる実
施例を示すもので、駆動体83eと送りローラ82eとの間
にスリップ手段101 を介在させた例を示すものである。
このスリップ手段101 は周知の過負荷防止型のクラッチ
をもって構成されている。即ち、図において、102 は第
1要素で、軸継手97eを介して駆動体83eの回転軸96e
に連結されている。103 は第2要素で、ローラ軸86eに
連結されている。第1要素102 に形成された凹部104 に
は係合部材105 が第2要素103 の側に出没自在に備わっ
ており、常時は押えばね106 によって突出方向に付勢さ
れている。一方、第2要素103 には係合凹部107 が形成
されている。
施例を示すもので、駆動体83eと送りローラ82eとの間
にスリップ手段101 を介在させた例を示すものである。
このスリップ手段101 は周知の過負荷防止型のクラッチ
をもって構成されている。即ち、図において、102 は第
1要素で、軸継手97eを介して駆動体83eの回転軸96e
に連結されている。103 は第2要素で、ローラ軸86eに
連結されている。第1要素102 に形成された凹部104 に
は係合部材105 が第2要素103 の側に出没自在に備わっ
ており、常時は押えばね106 によって突出方向に付勢さ
れている。一方、第2要素103 には係合凹部107 が形成
されている。
【0018】このような構造のものにおいては、第1要
素102 と第2要素103 との間に加わる回動方向の力が一
定値以下の場合には、係合部材105 が係合凹部107 に係
合して第1要素102 と第2要素103 とは一体回動する。
しかし上記の力が一定値以上になると係合部材105 が係
合凹部107 から外れ、第1要素102 と第2要素103 との
相対回動が可能となる。
素102 と第2要素103 との間に加わる回動方向の力が一
定値以下の場合には、係合部材105 が係合凹部107 に係
合して第1要素102 と第2要素103 とは一体回動する。
しかし上記の力が一定値以上になると係合部材105 が係
合凹部107 から外れ、第1要素102 と第2要素103 との
相対回動が可能となる。
【0019】このようなスリップ手段101 を設けると、
前記切断装置の切断部に対する長尺タオル生地の切断予
定部の位置決め不良が生じた場合等のように、長尺タオ
ル生地を前記大きなたるみの側に戻したい場合に、手操
作によって長尺タオル生地を前記大きなたるみ側に引き
戻すことが可能となる。即ち、長尺タオル生地を前記大
きなたるみ側に引き操作して送りローラ82eに逆転方向
の大きな力が加わると、上記スリップ手段101 において
スリップが生じ、送りローラ82eを逆転させることが可
能となる。
前記切断装置の切断部に対する長尺タオル生地の切断予
定部の位置決め不良が生じた場合等のように、長尺タオ
ル生地を前記大きなたるみの側に戻したい場合に、手操
作によって長尺タオル生地を前記大きなたるみ側に引き
戻すことが可能となる。即ち、長尺タオル生地を前記大
きなたるみ側に引き操作して送りローラ82eに逆転方向
の大きな力が加わると、上記スリップ手段101 において
スリップが生じ、送りローラ82eを逆転させることが可
能となる。
【0020】なお、機能上前図のものと同一又は均等構
成と考えられる部分には、前図と同一の符号にアルファ
ベットのeを付して重複する説明を省略した。(また次
図以降のものにおいても順次同様の考えでアルファベッ
トのf,g,hを順に付して重複する説明を省略す
る。)
成と考えられる部分には、前図と同一の符号にアルファ
ベットのeを付して重複する説明を省略した。(また次
図以降のものにおいても順次同様の考えでアルファベッ
トのf,g,hを順に付して重複する説明を省略す
る。)
【0021】次に図11、12は中間送り装置の更に異
なる実施例を示すものである。この中間送り装置10f
は、基枠3fに取付けた受板110 と押動手段111 とを備え
る。押動手段111 において、112 は伸縮体で、一例とし
てエアーシリンダをもって構成してあり、その本体112a
は取付フレーム113 を介して支持枠81fに矢印方向の揺
動を自在に取付けてある。112bは伸縮体112 における進
退杆で、ピストンロッドをもって構成してある。114 は
押部材で、取付部材115 を介して上記進退杆112bに取付
けてある。押部材114 はアルミ製のローラでもって構成
してあり、周面は長尺タオル生地に対しスリップし難い
ようローレット加工がしてある。取付部材115 は中間部
を上記進退杆112bに固着した二又片116 と、それに取付
けたシャフト117 から成り、該シャフト117 に上記押部
材114 が一方向クラッチ118 を介して取付けてある。尚
119 は押部材114 を長尺タオル生地に対し圧接させるよ
うにした引張ばね、120 は伸縮体112 の下方向きの傾動
を受け止める為のストッパ、121 は正逆方向に自由回動
可能な案内ローラである。
なる実施例を示すものである。この中間送り装置10f
は、基枠3fに取付けた受板110 と押動手段111 とを備え
る。押動手段111 において、112 は伸縮体で、一例とし
てエアーシリンダをもって構成してあり、その本体112a
は取付フレーム113 を介して支持枠81fに矢印方向の揺
動を自在に取付けてある。112bは伸縮体112 における進
退杆で、ピストンロッドをもって構成してある。114 は
押部材で、取付部材115 を介して上記進退杆112bに取付
けてある。押部材114 はアルミ製のローラでもって構成
してあり、周面は長尺タオル生地に対しスリップし難い
ようローレット加工がしてある。取付部材115 は中間部
を上記進退杆112bに固着した二又片116 と、それに取付
けたシャフト117 から成り、該シャフト117 に上記押部
材114 が一方向クラッチ118 を介して取付けてある。尚
119 は押部材114 を長尺タオル生地に対し圧接させるよ
うにした引張ばね、120 は伸縮体112 の下方向きの傾動
を受け止める為のストッパ、121 は正逆方向に自由回動
可能な案内ローラである。
【0022】このような構成のものにあっては、伸縮体
112 の進退杆112bが前進すると、先ず押部材114 は図1
1に符号114'で示される位置へ移動し長尺タオル生地1f
に接触する。更に進退杆112bが前進すると、押部材114
は長尺タオル生地1fを受板110に沿って押しながら符号1
14"で示される位置まで移動する(この場合、押部材114
は一方向クラッチ118 の為に非回転)。その結果、押
部材114 の前方側の長尺タオル生地1fには小さなたるみ
が形成される。上記の状態から次に進退杆112bが後退す
ると押部材114 は符号114'の位置まで後退し(この場
合、一方向クラッチ118 の為に押部材114 は回動しなが
ら後退する為、長尺タオル生地の連れ戻りはない)、更
に進退杆112bの後退により押部材114 は元の位置に復帰
する。
112 の進退杆112bが前進すると、先ず押部材114 は図1
1に符号114'で示される位置へ移動し長尺タオル生地1f
に接触する。更に進退杆112bが前進すると、押部材114
は長尺タオル生地1fを受板110に沿って押しながら符号1
14"で示される位置まで移動する(この場合、押部材114
は一方向クラッチ118 の為に非回転)。その結果、押
部材114 の前方側の長尺タオル生地1fには小さなたるみ
が形成される。上記の状態から次に進退杆112bが後退す
ると押部材114 は符号114'の位置まで後退し(この場
合、一方向クラッチ118 の為に押部材114 は回動しなが
ら後退する為、長尺タオル生地の連れ戻りはない)、更
に進退杆112bの後退により押部材114 は元の位置に復帰
する。
【0023】次に本願発明の実施例を示す図13〜15
は上側係止体の例を示すもので、長尺タオル生地1gの横
幅に対応する横幅にしてある上側係止体59gにおける左
右の端部(図では一方のみを示した)近くの部分では、
前例の係止体59gに固定的に設けられた係止片69gの代
りに横幅方向に夫々細幅にして、独立して上下動できる
多数の係止片としての係止要素124 を並列状に備えた例
を示すものである。尚図において125 は支持枠で、多数
のガイドピン126 を支承している。各係止要素124 には
ブッシュ127 が固着してあり、そのブッシュ127 がガイ
ドピン126 に対し上下動自在に装着してある。128 は係
止要素124 を下向きに付勢する為のばねである。
は上側係止体の例を示すもので、長尺タオル生地1gの横
幅に対応する横幅にしてある上側係止体59gにおける左
右の端部(図では一方のみを示した)近くの部分では、
前例の係止体59gに固定的に設けられた係止片69gの代
りに横幅方向に夫々細幅にして、独立して上下動できる
多数の係止片としての係止要素124 を並列状に備えた例
を示すものである。尚図において125 は支持枠で、多数
のガイドピン126 を支承している。各係止要素124 には
ブッシュ127 が固着してあり、そのブッシュ127 がガイ
ドピン126 に対し上下動自在に装着してある。128 は係
止要素124 を下向きに付勢する為のばねである。
【0024】このような構成のものにあっては、長尺タ
オル生地1gの耳123 の部分ではその耳123 の高さに応じ
て係止片69gとしての係止要素124 が上昇した位置で止
まることができる。この為、他の係止片69gは上記耳12
3 によって上昇位置で止まってしまうことはなく、長尺
タオル生地の上面に正しく下降乗載して平織部とそれに
続くパイル織部との境界部の段部1cに係止を確実に行な
うことができる。
オル生地1gの耳123 の部分ではその耳123 の高さに応じ
て係止片69gとしての係止要素124 が上昇した位置で止
まることができる。この為、他の係止片69gは上記耳12
3 によって上昇位置で止まってしまうことはなく、長尺
タオル生地の上面に正しく下降乗載して平織部とそれに
続くパイル織部との境界部の段部1cに係止を確実に行な
うことができる。
【0025】次に図16〜20は上下の係止体59h, 57
h間に間隔調整機構130 を備えさせた例を示すものであ
る。図において、該機構130 は間隔変更部材131 と、間
隔変更部材131 の取付装置132 と、微調整部材133 とを
有する。間隔変更部材131 において、134 は間隔保持部
で、取付用の凹部135 が形成してある。136 は摘み片で
ある。この間隔変更部材131 は間隔保持部134 の厚み寸
法137 が相互に異なる多数のものが準備されている。次
に取付装置132 において、138 は進退杆で、係止体59h
に穿設された透孔に上下動自在に挿通してある。該進退
杆138 は上端には太径の押え部139 を有し、下端には、
上記間隔変更部材131 の凹部135 にはまるよう細径に形
成した頸部140 とその先の止付片141 とを有している。
142 は進退杆138 を上向きに付勢するばねである。次に
微調整部材133 は下側の係止体57hに穿設したねじ孔に
螺合させたボルトをもって構成してあり、ダブルナット
をもって構成したロック部材143 が付設してある。
h間に間隔調整機構130 を備えさせた例を示すものであ
る。図において、該機構130 は間隔変更部材131 と、間
隔変更部材131 の取付装置132 と、微調整部材133 とを
有する。間隔変更部材131 において、134 は間隔保持部
で、取付用の凹部135 が形成してある。136 は摘み片で
ある。この間隔変更部材131 は間隔保持部134 の厚み寸
法137 が相互に異なる多数のものが準備されている。次
に取付装置132 において、138 は進退杆で、係止体59h
に穿設された透孔に上下動自在に挿通してある。該進退
杆138 は上端には太径の押え部139 を有し、下端には、
上記間隔変更部材131 の凹部135 にはまるよう細径に形
成した頸部140 とその先の止付片141 とを有している。
142 は進退杆138 を上向きに付勢するばねである。次に
微調整部材133 は下側の係止体57hに穿設したねじ孔に
螺合させたボルトをもって構成してあり、ダブルナット
をもって構成したロック部材143 が付設してある。
【0026】このような構成のものにあっては、図17
に示されるように上側の係止体59hが下降する際にその
下降を係止片69hと長尺タオル生地1hにおける平織部1b
h との間にわずかなすきまが形成される状態で停止させ
ることができる(この場合、間隔保持部134 と止付片14
1 と微調整部材133 の先端部とが間隔保持部材として作
用する)。これにより、長尺タオル生地1hの移動に対す
る負荷(長尺タオル生地1hに対する係止片69hの接触に
よる負荷)を軽減させることができる。尚上記間隔変更
部材131 は、上記すきまが適切な大きさとなって、係止
部69hが長尺タオル生地1hにおける平織部とパイル織部
の境界部を係止する作用に支障を生じないように、長尺
タオル生地1hの厚み寸法に適合した寸法の間隔保持部13
4 を有するものを適切に選定して用いるとよい。また間
隔変更部材131 の交換は、図19に示されるように押え
部139 を押えて進退杆138 を下降させ、その状態におい
て摘み片136 を指先で摘んで間隔変更部材131 の交換を
行ない、然る後、進退杆138 を復帰させればよい。
に示されるように上側の係止体59hが下降する際にその
下降を係止片69hと長尺タオル生地1hにおける平織部1b
h との間にわずかなすきまが形成される状態で停止させ
ることができる(この場合、間隔保持部134 と止付片14
1 と微調整部材133 の先端部とが間隔保持部材として作
用する)。これにより、長尺タオル生地1hの移動に対す
る負荷(長尺タオル生地1hに対する係止片69hの接触に
よる負荷)を軽減させることができる。尚上記間隔変更
部材131 は、上記すきまが適切な大きさとなって、係止
部69hが長尺タオル生地1hにおける平織部とパイル織部
の境界部を係止する作用に支障を生じないように、長尺
タオル生地1hの厚み寸法に適合した寸法の間隔保持部13
4 を有するものを適切に選定して用いるとよい。また間
隔変更部材131 の交換は、図19に示されるように押え
部139 を押えて進退杆138 を下降させ、その状態におい
て摘み片136 を指先で摘んで間隔変更部材131 の交換を
行ない、然る後、進退杆138 を復帰させればよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、貯留場
所に積重ね状に折り畳まれている長尺タオル生地1を、
切断の為に大寸法引出装置6でもって大きく引き出し、
かつ停止機構8により平織部1bとパイル織部1aの段部1c
を定位置に止めるので、切断装置により毎回所定寸法を
正確に切断することができる効果がある。
所に積重ね状に折り畳まれている長尺タオル生地1を、
切断の為に大寸法引出装置6でもって大きく引き出し、
かつ停止機構8により平織部1bとパイル織部1aの段部1c
を定位置に止めるので、切断装置により毎回所定寸法を
正確に切断することができる効果がある。
【0028】しかも本願発明にあっては、平織部1bとパ
イル織部1aの段部1cを止める場合、長尺タオル生地1の
両側に耳123があって停止機構8の係止片69が充分に下
降しない条件下になっても、停止機構8における係止片
69の両側は耳123に対向した係止片69を除き隣接の係止
片69は個別に上下動するので耳123の存在に関係なく下
降して上記段部1cに接してストップの役割を果たす効果
がある。
イル織部1aの段部1cを止める場合、長尺タオル生地1の
両側に耳123があって停止機構8の係止片69が充分に下
降しない条件下になっても、停止機構8における係止片
69の両側は耳123に対向した係止片69を除き隣接の係止
片69は個別に上下動するので耳123の存在に関係なく下
降して上記段部1cに接してストップの役割を果たす効果
がある。
【図1】タオル生地裁断装置における各装置及び機構の
配列を示す斜視図。
配列を示す斜視図。
【図2】タオル生地裁断装置の一部破断側面図。
【図3】微少寸法引出装置の一部省略正面図。
【図4】図3におけるIV−IV線断面図
【図5】中間送り装置の一部破断平面図。
【図6】(A)、(B)、(C)、(D)は順に動作順説明図。
【図7】(A)、(B)は共に位置決作用の説明図。
【図8】タイムチャート。
【図9】中間送り装置の異なる実施例を示す一部破断平
面図。
面図。
【図10】図9におけるX−X線断面図。
【図11】中間送り装置の更に異なる実施例を示す側面
図。
図。
【図12】同一部破断平面図。
【図13】係止体の異なる実施例を示す正面部分図。
【図14】図13におけるXIV−XIV線断面図。
【図15】図13におけるXV−XV線断面図。
【図16】上下の係止体間に間隔調整機構を例えさせた
例を示す正面部分図。
例を示す正面部分図。
【図17】図16におけるXVII−XVII線断面図。
【図18】上側係止体が上昇した状態における図16の
右側面図。
右側面図。
【図19】間隔変更部材の交換作業の説明図。
【図20】間隔変更部材の斜視図。
1 長尺タオル生地 4 切断装置 5 貯留場所 6 大寸法引出装置 7 微少寸法引出装置 8 停止機構 9 繰出装置 10 中間送り装置 1A 大きなたるみ 1B 小さなたるみ 69 係止片 123 耳
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 タオル生地裁断装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は長尺タオル生地を
予め定められた切断予定部で次々と切断して多数のタオ
ル生地片とするようにしたタオル生地裁断装置に関する
ものである。
予め定められた切断予定部で次々と切断して多数のタオ
ル生地片とするようにしたタオル生地裁断装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種のタオル生地裁断装置と
しては、パイル織部と平織部とを交互に有する長尺タオ
ル生地を移動させる為の移動通路を備え、その移動通路
に沿って順に長尺タオル生地の貯留場所と、その貯留場
所から引き出された長尺タオル生地を切断する為の切断
装置と、長尺タオル生地における切断装置のところに位
置する先端部を掴んで、長尺タオル生地における次の切
断予定部が切断装置に到達するまでの大寸法の長尺タオ
ル生地を引き出すようにした大寸法引出装置を設けたも
のが知られている。このようなものにおいては、上記長
尺タオル生地の両側に嵩高い耳が存在する場合は、停止
機構における係止片は上記の耳に当り、下降は阻止さ
れ、係止片は平織部とパイル織部との段部に正しく当る
ことができなくなり、停止機能を失う問題点があった。
しては、パイル織部と平織部とを交互に有する長尺タオ
ル生地を移動させる為の移動通路を備え、その移動通路
に沿って順に長尺タオル生地の貯留場所と、その貯留場
所から引き出された長尺タオル生地を切断する為の切断
装置と、長尺タオル生地における切断装置のところに位
置する先端部を掴んで、長尺タオル生地における次の切
断予定部が切断装置に到達するまでの大寸法の長尺タオ
ル生地を引き出すようにした大寸法引出装置を設けたも
のが知られている。このようなものにおいては、上記長
尺タオル生地の両側に嵩高い耳が存在する場合は、停止
機構における係止片は上記の耳に当り、下降は阻止さ
れ、係止片は平織部とパイル織部との段部に正しく当る
ことができなくなり、停止機能を失う問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記従来の
問題点を除き、大寸法引出装置によるタオルの引き出し
をスムーズに行うことができ、更にその上、タオル生地
の位置決めの為に停止機構を作動させる場合、長尺タオ
ル生地の両側に耳があっても、停止機構における係止片
は、その耳に当接する部分を除いて正確に機能して正確
な位置決めをして正しい切断を可能にするタオル生地裁
断装置を提供しようとするものである。
問題点を除き、大寸法引出装置によるタオルの引き出し
をスムーズに行うことができ、更にその上、タオル生地
の位置決めの為に停止機構を作動させる場合、長尺タオ
ル生地の両側に耳があっても、停止機構における係止片
は、その耳に当接する部分を除いて正確に機能して正確
な位置決めをして正しい切断を可能にするタオル生地裁
断装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明は、パイル織部
と平織部とを交互に有する長尺タオル生地を移動させる
為の移動通路を備え、その移動通路に沿って順に長尺タ
オル生地の貯留場所と、その貯留場所から引き出された
長尺タオル生地を切断する為の切断装置と、長尺タオル
生地における切断装置のところに位置する先端部を掴ん
で、長尺タオル生地における次の切断予定部が切断装置
に到達するまでの大寸法の長尺タオル生地を引き出すよ
うにした大寸法引出装置を設け、上記切断装置における
上記貯留場所の側には、長尺タオル生地の横幅に対応す
る横幅を有し、かつ上記切断装置の切断刃と平行状態で
上下動自在に配置され、上記次の切断予定部が上記切断
装置における切断部の位置に到達したときに平織部とパ
イル織部との段部に対して係止片を係合させて長尺タオ
ル生地の移動を停止させるようにした停止機構を設けて
いるタオル生地裁断装置において、上記係止片のうち、
長尺タオル生地の両端における耳に対向する部分は、横
幅方向に相互に別体で個々に上下動自在にしてある複数
並設の係止片で構成し、上記耳に接した係止片の下降が
阻止された場合でも隣接の係止片が下降して上記段部に
係合することを許容するようにしてある。
と平織部とを交互に有する長尺タオル生地を移動させる
為の移動通路を備え、その移動通路に沿って順に長尺タ
オル生地の貯留場所と、その貯留場所から引き出された
長尺タオル生地を切断する為の切断装置と、長尺タオル
生地における切断装置のところに位置する先端部を掴ん
で、長尺タオル生地における次の切断予定部が切断装置
に到達するまでの大寸法の長尺タオル生地を引き出すよ
うにした大寸法引出装置を設け、上記切断装置における
上記貯留場所の側には、長尺タオル生地の横幅に対応す
る横幅を有し、かつ上記切断装置の切断刃と平行状態で
上下動自在に配置され、上記次の切断予定部が上記切断
装置における切断部の位置に到達したときに平織部とパ
イル織部との段部に対して係止片を係合させて長尺タオ
ル生地の移動を停止させるようにした停止機構を設けて
いるタオル生地裁断装置において、上記係止片のうち、
長尺タオル生地の両端における耳に対向する部分は、横
幅方向に相互に別体で個々に上下動自在にしてある複数
並設の係止片で構成し、上記耳に接した係止片の下降が
阻止された場合でも隣接の係止片が下降して上記段部に
係合することを許容するようにしてある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本願の実施例に関連する図面
について説明する。図1、2において、1は長尺タオル
生地を示し、パイル織部1aと平織部1bとを交互に織
成して形成されている。1cは長尺タオル生地1におけ
る切断予定部を示し、一例として各平織部1bにおける
長尺タオル生地1の長手方向の中間部に定めてある。2
はタオル生地切断装置を示す。このタオル生地切断装置
2は基枠3に以下に述べる種々の装置4,6〜10を設
けると共に、貯留場所5を定めることによって構成して
ある。上記長尺タオル生地1は貯留場所5から大寸法引
出装置6に向けて移動させる。
について説明する。図1、2において、1は長尺タオル
生地を示し、パイル織部1aと平織部1bとを交互に織
成して形成されている。1cは長尺タオル生地1におけ
る切断予定部を示し、一例として各平織部1bにおける
長尺タオル生地1の長手方向の中間部に定めてある。2
はタオル生地切断装置を示す。このタオル生地切断装置
2は基枠3に以下に述べる種々の装置4,6〜10を設
けると共に、貯留場所5を定めることによって構成して
ある。上記長尺タオル生地1は貯留場所5から大寸法引
出装置6に向けて移動させる。
【0006】基枠3に設けられた各装置及び上記設定さ
れた貯留場所5において、4はタオル生地1を切断する
為の切断装置を示す。上記貯留場所5は上記切断装置4
の側方に設けられる。この場所5は例えば基枠3に長尺
タオル生地1を乗せる場所を形成したり、あるいは作業
場の床面をもって構成される。6は大寸法引出装置で、
上記切断装置4に対し上記貯留場所5とは反対の側に設
けてある。7は微少寸法引出装置で、上記切断装置4に
おける上記大寸法引出装置6の側に設けてある。8は停
止機構で、上記切断装置4における上記貯留場所5の側
に設けてある。9は繰出装置、10は中間送り装置で、
これらは貯留場所5と停止機構8との間に介在させてあ
る。
れた貯留場所5において、4はタオル生地1を切断する
為の切断装置を示す。上記貯留場所5は上記切断装置4
の側方に設けられる。この場所5は例えば基枠3に長尺
タオル生地1を乗せる場所を形成したり、あるいは作業
場の床面をもって構成される。6は大寸法引出装置で、
上記切断装置4に対し上記貯留場所5とは反対の側に設
けてある。7は微少寸法引出装置で、上記切断装置4に
おける上記大寸法引出装置6の側に設けてある。8は停
止機構で、上記切断装置4における上記貯留場所5の側
に設けてある。9は繰出装置、10は中間送り装置で、
これらは貯留場所5と停止機構8との間に介在させてあ
る。
【0007】上記切断装置4は裁断装置本体11とタオ
ル生地1を切断の為にクランプするようにしたクランプ
装置12とからなる。裁断装置本体11は基枠3に固定
した固定刃13とそれに対して上下動自在の可動刃14
を有する。可動刃14は基枠3における切断装置枠3a
に取付けた昇降用のシリンダ15によって昇降されるよ
うになっている。4aは切断装置における切断部を示
し、固定刃13の刃先上の位置が該切断部となってい
る。次にクランプ装置12において、16はタオル生地
の通過予定軌跡の下側において基枠3に取付けた支持及
び持上用のシリンダで、そのピストンロッドには受片1
7が取付けてある。18は上記軌跡の上側において基枠
3に取付けた挟着用のシリンダで、そのピストンロッド
に押え片19が取付けてある。
ル生地1を切断の為にクランプするようにしたクランプ
装置12とからなる。裁断装置本体11は基枠3に固定
した固定刃13とそれに対して上下動自在の可動刃14
を有する。可動刃14は基枠3における切断装置枠3a
に取付けた昇降用のシリンダ15によって昇降されるよ
うになっている。4aは切断装置における切断部を示
し、固定刃13の刃先上の位置が該切断部となってい
る。次にクランプ装置12において、16はタオル生地
の通過予定軌跡の下側において基枠3に取付けた支持及
び持上用のシリンダで、そのピストンロッドには受片1
7が取付けてある。18は上記軌跡の上側において基枠
3に取付けた挟着用のシリンダで、そのピストンロッド
に押え片19が取付けてある。
【0008】次に上記大寸法引出装置6は、図6
(A)、(B)に示される如く、貯留場所5から繰り出
された長尺タオル生地1における切断装置4のところに
位置する先端部を掴んで、長尺タオル生地1における次
の切断予定部1cが切断装置に到達するまでの大寸法の
長尺タオル生地を引き出すようにした装置であり、以下
のように構成してある。即ち、該装置6は、基枠3に固
定したレール21と該レール21に進退自在に装着した
進退枠22と進退22に取付けた挟持装置23と進退枠
22の駆動装置24とからなる。上記挟持装置23にお
いて上記進退枠22と一体形成の基板25には把持片2
6が開閉自在に枢着されている。この把持片26の先端
部は基板25の先端部と共に掴み部27を構成してい
る。上記掴み部27の開閉は開閉用シリンダ28で周知
の如く行なわれるようになっている。上記駆動装置24
は、基枠3に枢着したプーリー29,30と、それらに
掛け渡したタイミングベルト31と、プーリー29を回
転駆動する為のモータ32とからなる。上記タイミング
ベルト31は進退枠22に連結してあり、モータ32の
回動によりタイミングベルト31が移動すると進退枠2
2がレール21に沿って進退するようにしてある。
(A)、(B)に示される如く、貯留場所5から繰り出
された長尺タオル生地1における切断装置4のところに
位置する先端部を掴んで、長尺タオル生地1における次
の切断予定部1cが切断装置に到達するまでの大寸法の
長尺タオル生地を引き出すようにした装置であり、以下
のように構成してある。即ち、該装置6は、基枠3に固
定したレール21と該レール21に進退自在に装着した
進退枠22と進退22に取付けた挟持装置23と進退枠
22の駆動装置24とからなる。上記挟持装置23にお
いて上記進退枠22と一体形成の基板25には把持片2
6が開閉自在に枢着されている。この把持片26の先端
部は基板25の先端部と共に掴み部27を構成してい
る。上記掴み部27の開閉は開閉用シリンダ28で周知
の如く行なわれるようになっている。上記駆動装置24
は、基枠3に枢着したプーリー29,30と、それらに
掛け渡したタイミングベルト31と、プーリー29を回
転駆動する為のモータ32とからなる。上記タイミング
ベルト31は進退枠22に連結してあり、モータ32の
回動によりタイミングベルト31が移動すると進退枠2
2がレール21に沿って進退するようにしてある。
【0009】次に上記微少寸法引出装置7は、大寸法引
出装置6で引き出された長尺タオル生地1を更に微少寸
法だけ引き出すようにした装置であり、以下のように構
成してある(図1、2、3参照)。即ち該装置は、長尺
タオル生地の移動予定軌跡の下側において基枠3に枢着
した送りローラ装置33と、それを駆動する為の駆動装
置34と、上記長尺タオル生地の移動予定軌跡の上側に
設けられた押えローラ装置35と、その押えローラ装置
35を支える為の支持機構36とからなる。上記送りロ
ーラ装置33において、37は基枠3に設ける軸受によ
って支承された駆動軸、38は送りローラ群を示し、複
数の個別回動可能でかつ相互に並設された送りローラ3
9,39・・・でもって構成されている。各送りローラ
39と上記駆動軸37との間には図4に示されるように
夫々スリップ機構40が介設してある。このスリップ機
構40は、駆動軸37の駆動力に対し送りローラ39に
一定値以上の負荷が加わると、駆動軸37の回動に対し
て送りローラ39がスリップするよう設けられたもので
あり、周知の過負荷防止型のクラッチが用いられる。次
に上記駆動装置34としては電気或いは油圧モータが用
いられ、その回転軸が上記駆動軸37に連結される。次
に上記押えローラ装置35において、41は支承軸、4
2はその軸41に回動自在に装着した押えローラ群で、
上記支承軸41に対し夫々個別回動可能に装着した多数
の押えローラ43,43・・・からなる。次に上記支持
機構36は昇降装置44と、その昇降装置44に取付け
た支持フレーム45からなる。昇降装置44は一例とし
てシリンダをもって構成されており、その本体は前記切
断装置枠3aに設けられた支持片46に取付けてあり、
又昇降装置44における可動部、即ち上記シリンダにお
けるピストンロッドに前記支持フレーム45の基フレー
ム47が取付けてある。上記支持フレーム45は、基フ
レーム47とそのフレーム47に連結部材48を介して
上下動可能に連結した可動フレーム49とからなり、上
記可動フレーム49に前記押えローラ装置35における
支承軸41が取付けてある。上記連結部材48は基フレ
ーム47に固定した案内杆50を有しており、該案内杆
50に可動フレーム49の元部が上下動可能に装着して
ある。51は下向き付勢用のばねで、案内杆50に取付
けたばね受52と可動フレーム49との間に介在させて
ある。53は抜止用のストッパである。
出装置6で引き出された長尺タオル生地1を更に微少寸
法だけ引き出すようにした装置であり、以下のように構
成してある(図1、2、3参照)。即ち該装置は、長尺
タオル生地の移動予定軌跡の下側において基枠3に枢着
した送りローラ装置33と、それを駆動する為の駆動装
置34と、上記長尺タオル生地の移動予定軌跡の上側に
設けられた押えローラ装置35と、その押えローラ装置
35を支える為の支持機構36とからなる。上記送りロ
ーラ装置33において、37は基枠3に設ける軸受によ
って支承された駆動軸、38は送りローラ群を示し、複
数の個別回動可能でかつ相互に並設された送りローラ3
9,39・・・でもって構成されている。各送りローラ
39と上記駆動軸37との間には図4に示されるように
夫々スリップ機構40が介設してある。このスリップ機
構40は、駆動軸37の駆動力に対し送りローラ39に
一定値以上の負荷が加わると、駆動軸37の回動に対し
て送りローラ39がスリップするよう設けられたもので
あり、周知の過負荷防止型のクラッチが用いられる。次
に上記駆動装置34としては電気或いは油圧モータが用
いられ、その回転軸が上記駆動軸37に連結される。次
に上記押えローラ装置35において、41は支承軸、4
2はその軸41に回動自在に装着した押えローラ群で、
上記支承軸41に対し夫々個別回動可能に装着した多数
の押えローラ43,43・・・からなる。次に上記支持
機構36は昇降装置44と、その昇降装置44に取付け
た支持フレーム45からなる。昇降装置44は一例とし
てシリンダをもって構成されており、その本体は前記切
断装置枠3aに設けられた支持片46に取付けてあり、
又昇降装置44における可動部、即ち上記シリンダにお
けるピストンロッドに前記支持フレーム45の基フレー
ム47が取付けてある。上記支持フレーム45は、基フ
レーム47とそのフレーム47に連結部材48を介して
上下動可能に連結した可動フレーム49とからなり、上
記可動フレーム49に前記押えローラ装置35における
支承軸41が取付けてある。上記連結部材48は基フレ
ーム47に固定した案内杆50を有しており、該案内杆
50に可動フレーム49の元部が上下動可能に装着して
ある。51は下向き付勢用のばねで、案内杆50に取付
けたばね受52と可動フレーム49との間に介在させて
ある。53は抜止用のストッパである。
【0010】次に上記停止機構8は、図7(D)の如く
長尺タオル生地1における切断予定部1cが上記切断装
置4における切断部4aの位置に到達したときに長尺タ
オル生地1の移動を停止させるようにした機構であり、
以下のように構成されている。即ち、該機構8は、基枠
3に設けた支持機構56と、支持機構56に取付けた下
側係止片57と、支持機構56に取付けた昇降機構58
と、上記昇降機構58に取付けた上側係止体59とを備
える。上記支持機構56は、基枠3に固定的に設けられ
た支持部材60と、その支持部材60に対しタオル生地
の移送方向(図2の左右方向)と平行な方向に移動可能
に取付けた可動枠61とを備える。上記支持部材60は
上記基枠3における切断装置枠3a及び基枠3に固定的
に設けられた支持片62に対して取付けた案内杆63を
有し、その案内杆63に上記可動枠61が位置替え可能
でかつその位置替えした状態を固定できるように装着さ
れている。次に上記下側係止体57は長尺タオル生地1
の幅寸法よりも十分大きく形成されている。この係止体
57は、長尺タオル生地における平織部1bとそれに続
くパイル織部1aとの境界部1dに係合して長尺タオル
生地1の移動を停止させる為の係止片66を有してお
り、該係止片66が長尺タオル生地の移動方向と直角と
なる状態でもって、取付片67を用いて可動枠61に取
付けてある。次に上記昇降機構58は一例としてシリン
ダを用いて構成されており、その本体58aは取付片6
8を用いて上記可動枠61に取付けてある。58bは昇
降機構58における昇降部を示し、昇降杆(一例として
ピストンロッド)をもって構成されている。次に上記上
側係止体59は上記長尺タオル生地1の幅寸法よりも十
分大きく形成してあり、又下側には長尺タオル生地にお
ける上記境界部1dに係合して長尺タオル生地1の移動
を停止させる為の係止片69を有している。該係止体5
9は上記係止片69が長尺タオル生地1の移動方向と直
角となる状態に設けられており、6つ上記下側係止体5
7に固定した案内杆70に対し上下動自在に装着してあ
る。更に又上記係止体59は取付片71を用いて上記昇
降機構58におけるピストンロッド58bに連結されて
いる。その連結状態は、ピストンロッド58bに対し係
止体59が上下動可能で、かつピストンロッド58bに
取付けた抜止片72によってピストンロッド58bから
の脱落が防止されるようになっている。このような構成
により、係止体59は昇降機構58における昇降杆58
bが下降した場合に、自体の自重でもって係止片69が
長尺タオル生地の上面に乗載するようになっている。尚
前記切断部4cから上記係止片66,69までの距離
は、本例では平織部1bの長さ寸法の半分に定めてあ
る。
長尺タオル生地1における切断予定部1cが上記切断装
置4における切断部4aの位置に到達したときに長尺タ
オル生地1の移動を停止させるようにした機構であり、
以下のように構成されている。即ち、該機構8は、基枠
3に設けた支持機構56と、支持機構56に取付けた下
側係止片57と、支持機構56に取付けた昇降機構58
と、上記昇降機構58に取付けた上側係止体59とを備
える。上記支持機構56は、基枠3に固定的に設けられ
た支持部材60と、その支持部材60に対しタオル生地
の移送方向(図2の左右方向)と平行な方向に移動可能
に取付けた可動枠61とを備える。上記支持部材60は
上記基枠3における切断装置枠3a及び基枠3に固定的
に設けられた支持片62に対して取付けた案内杆63を
有し、その案内杆63に上記可動枠61が位置替え可能
でかつその位置替えした状態を固定できるように装着さ
れている。次に上記下側係止体57は長尺タオル生地1
の幅寸法よりも十分大きく形成されている。この係止体
57は、長尺タオル生地における平織部1bとそれに続
くパイル織部1aとの境界部1dに係合して長尺タオル
生地1の移動を停止させる為の係止片66を有してお
り、該係止片66が長尺タオル生地の移動方向と直角と
なる状態でもって、取付片67を用いて可動枠61に取
付けてある。次に上記昇降機構58は一例としてシリン
ダを用いて構成されており、その本体58aは取付片6
8を用いて上記可動枠61に取付けてある。58bは昇
降機構58における昇降部を示し、昇降杆(一例として
ピストンロッド)をもって構成されている。次に上記上
側係止体59は上記長尺タオル生地1の幅寸法よりも十
分大きく形成してあり、又下側には長尺タオル生地にお
ける上記境界部1dに係合して長尺タオル生地1の移動
を停止させる為の係止片69を有している。該係止体5
9は上記係止片69が長尺タオル生地1の移動方向と直
角となる状態に設けられており、6つ上記下側係止体5
7に固定した案内杆70に対し上下動自在に装着してあ
る。更に又上記係止体59は取付片71を用いて上記昇
降機構58におけるピストンロッド58bに連結されて
いる。その連結状態は、ピストンロッド58bに対し係
止体59が上下動可能で、かつピストンロッド58bに
取付けた抜止片72によってピストンロッド58bから
の脱落が防止されるようになっている。このような構成
により、係止体59は昇降機構58における昇降杆58
bが下降した場合に、自体の自重でもって係止片69が
長尺タオル生地の上面に乗載するようになっている。尚
前記切断部4cから上記係止片66,69までの距離
は、本例では平織部1bの長さ寸法の半分に定めてあ
る。
【0011】次に上記繰出装置9は、貯留場所5の長尺
タオル生地1を繰り出して、長尺タオル生地1における
一つの切断予定部1cからその次の切断予定部1cまで
の寸法以上の寸法の大きいたるみを自体9よりも上記停
止機構の側に形成させるようにした装置であり、以下の
ように構成してある。即ち該装置9は、基枠3に取付け
た一対の支持枠75,75と、それに枢着した繰出ロー
ラ76と、繰出ローラ76に対しそれを駆動するように
連結した駆動装置77(例えば電気或いは油圧モータ)
と、長尺タオル生地のたるみ寸法が上記のような寸法と
なっているか否かを検知する為のたるみ量検知手段78
(例えば光電センサ)を備える。尚79は案内片を示
す。次に上記中間送り装置10は、上記大きいたるみと
なっている長尺タオル生地の一部を上記停止機構8の側
に向けて送って、上記切断装置4に到達した切断予定部
1cを更に上記切断部4aにまで到達させるに足る寸法
の小さいたるみを自体10よりも上記停止機構8の側に
形成させるようにした装置であり、以下のように構成し
てある。即ち図1、5において、81は支持枠で、上記
繰出装置9における支持枠75の元部部分をもって構成
されている。82は支持枠81に枢着した送りローラ、
83は送りローラ82を回転駆動するようそれに連結し
た駆動体、84,85は夫々長尺タオル生地を案内する
為の案内ローラ及び案内片を示す。上記送りローラ82
において、86はローラ軸で、上記支持枠81に取付け
た軸受87によって回動自在に支持されている。88は
ローラ本体、89はローラ軸86とローラ本体88との
間に介設した一方向クラッチで、図5の矢印89a方向
への軸86の回動力をローラ本体88に伝えるようにな
っている。上記ローラ本体88は筒状の主体部材91
と、その両端部を塞ぐようにした端部ハウジング92,
92とから構成してあり、主体部材91の周囲には滑止
部材93(例えばウレタンゴム等、タオル生地との間に
おいてスリップを生じ難い材料をもって構成される)を
周設してある。次に上記駆動体83としては揺動角度が
180度のロータリーアクチュエータが用いてあり、取
付片95でもって支持枠81に取付けてある。上記駆動
体83の回転軸96は軸継手97でもってローラ軸86
に連結してある。尚上記駆動体83としては電気モータ
の利用も可能である。
タオル生地1を繰り出して、長尺タオル生地1における
一つの切断予定部1cからその次の切断予定部1cまで
の寸法以上の寸法の大きいたるみを自体9よりも上記停
止機構の側に形成させるようにした装置であり、以下の
ように構成してある。即ち該装置9は、基枠3に取付け
た一対の支持枠75,75と、それに枢着した繰出ロー
ラ76と、繰出ローラ76に対しそれを駆動するように
連結した駆動装置77(例えば電気或いは油圧モータ)
と、長尺タオル生地のたるみ寸法が上記のような寸法と
なっているか否かを検知する為のたるみ量検知手段78
(例えば光電センサ)を備える。尚79は案内片を示
す。次に上記中間送り装置10は、上記大きいたるみと
なっている長尺タオル生地の一部を上記停止機構8の側
に向けて送って、上記切断装置4に到達した切断予定部
1cを更に上記切断部4aにまで到達させるに足る寸法
の小さいたるみを自体10よりも上記停止機構8の側に
形成させるようにした装置であり、以下のように構成し
てある。即ち図1、5において、81は支持枠で、上記
繰出装置9における支持枠75の元部部分をもって構成
されている。82は支持枠81に枢着した送りローラ、
83は送りローラ82を回転駆動するようそれに連結し
た駆動体、84,85は夫々長尺タオル生地を案内する
為の案内ローラ及び案内片を示す。上記送りローラ82
において、86はローラ軸で、上記支持枠81に取付け
た軸受87によって回動自在に支持されている。88は
ローラ本体、89はローラ軸86とローラ本体88との
間に介設した一方向クラッチで、図5の矢印89a方向
への軸86の回動力をローラ本体88に伝えるようにな
っている。上記ローラ本体88は筒状の主体部材91
と、その両端部を塞ぐようにした端部ハウジング92,
92とから構成してあり、主体部材91の周囲には滑止
部材93(例えばウレタンゴム等、タオル生地との間に
おいてスリップを生じ難い材料をもって構成される)を
周設してある。次に上記駆動体83としては揺動角度が
180度のロータリーアクチュエータが用いてあり、取
付片95でもって支持枠81に取付けてある。上記駆動
体83の回転軸96は軸継手97でもってローラ軸86
に連結してある。尚上記駆動体83としては電気モータ
の利用も可能である。
【0012】次に上記構成のものの動作を図8の(C)
のタイムチャート及び図6、8の動作説明図、位置決作
用の説明図に従って説明する。先ず図6(A)に示され
るように、貯留場所5にある長尺タオル生地1の先端部
が繰出装置9、中間送り装置10及び停止機構8を通し
て切断装置4における切断部4aまで引き出される。こ
の状態においては、繰出装置9における繰出ローラ76
よりも停止機構8側の長尺タオル生地1のたるみ量がた
るみ量検知手段78によって検知され、そこに所定寸法
即ち、長尺タオル生地における一つの切断予定部1cか
らその次の切断予定部1cまでの寸法以上の寸法の大き
なたるみ1Aが形成される。たるみ量が上記寸法以下と
なるとそれを検知手段78が検知して、駆動装置77に
作動指令を与え、それが作動する。その結果繰出ローラ
76が回動して長尺タオル生地1が繰り出される。この
ような作用の結果、繰出ローラ76の前側には常に上記
寸法以上の大きなたるみ1Aが形成される。この状態に
おいて、図8の(C)図(a)に示されるように掴み部
27が開いた状態で挟持装置23が把持位置まで前進
し、次に掴み部27が閉じて上記長尺タオル生地1の先
端部を掴む。
のタイムチャート及び図6、8の動作説明図、位置決作
用の説明図に従って説明する。先ず図6(A)に示され
るように、貯留場所5にある長尺タオル生地1の先端部
が繰出装置9、中間送り装置10及び停止機構8を通し
て切断装置4における切断部4aまで引き出される。こ
の状態においては、繰出装置9における繰出ローラ76
よりも停止機構8側の長尺タオル生地1のたるみ量がた
るみ量検知手段78によって検知され、そこに所定寸法
即ち、長尺タオル生地における一つの切断予定部1cか
らその次の切断予定部1cまでの寸法以上の寸法の大き
なたるみ1Aが形成される。たるみ量が上記寸法以下と
なるとそれを検知手段78が検知して、駆動装置77に
作動指令を与え、それが作動する。その結果繰出ローラ
76が回動して長尺タオル生地1が繰り出される。この
ような作用の結果、繰出ローラ76の前側には常に上記
寸法以上の大きなたるみ1Aが形成される。この状態に
おいて、図8の(C)図(a)に示されるように掴み部
27が開いた状態で挟持装置23が把持位置まで前進
し、次に掴み部27が閉じて上記長尺タオル生地1の先
端部を掴む。
【0013】次に図8の(C)図(b)及び図6(B)
に示されるように挟持装置23が復帰位置へ後退する。
その動きにより大きいたるみ1Aとなっている長尺タオ
ル生地1は大寸法の引出が行われ、長尺タオル生地にお
ける切断予定部1cは切断装置4まで到達する。尚上記
大きなたるみ1Aの形成は、上記大寸法引出装置6によ
る大寸法の引出を行おうとする都度その引出に先立って
行うようにしてもよい。
に示されるように挟持装置23が復帰位置へ後退する。
その動きにより大きいたるみ1Aとなっている長尺タオ
ル生地1は大寸法の引出が行われ、長尺タオル生地にお
ける切断予定部1cは切断装置4まで到達する。尚上記
大きなたるみ1Aの形成は、上記大寸法引出装置6によ
る大寸法の引出を行おうとする都度その引出に先立って
行うようにしてもよい。
【0014】上記の如く大寸法の引き出しが終わると、
次に図8の(C)図に(c)で示される時点において係
止体59が下降操作されて、その係止片69が長尺タオ
ル生地1における平織部1bの上に乗る。又微少寸法引
出装置7における送りローラ装置33に作動指令が与え
られて、それが回動を開始すると共に、支持機構36に
おける昇降装置44に作動指令が与えられ、押えローラ
装置35が下降を開始する。又中間送り装置10におけ
る駆動体83に作動指令が与えられ、それが回動を行
う。上記のように駆動体83が回動することにより送り
ローラ82が回動され、大きなたるみ1Aにおける長尺
タオル生地1の一部が停止機構8の側へ向けて送られ、
図7(C)に示される如く送りローラ82の前方側に小
さなたるみ1Bが形成される。この小さなたるみにおけ
る長尺タオル生地の長さ寸法は、上記図6(B)の状態
において切断装置4に到達した切断予定部1cを更に切
断装置における切断部4aにまで到達させるに足る寸法
に設定されている。本例では、長尺タオル生地1におけ
る平織部1bの長さ寸法を越える長さに設定されてい
る。その設定は送りローラ82の直径とその回動角度を
定めることによって行うことができる。本例において
は、送りローラ82が他の機構と干渉せず、かつ長尺タ
オル生地1を確実に送ることができるようその直径が先
ず定められる。そして長尺タオル生地の必要送り寸法と
送りローラ82の直径寸法とから送りローラ82の必要
な回動角度が決められる。そしてその回動角度を満足す
る駆動体83が選定される。
次に図8の(C)図に(c)で示される時点において係
止体59が下降操作されて、その係止片69が長尺タオ
ル生地1における平織部1bの上に乗る。又微少寸法引
出装置7における送りローラ装置33に作動指令が与え
られて、それが回動を開始すると共に、支持機構36に
おける昇降装置44に作動指令が与えられ、押えローラ
装置35が下降を開始する。又中間送り装置10におけ
る駆動体83に作動指令が与えられ、それが回動を行
う。上記のように駆動体83が回動することにより送り
ローラ82が回動され、大きなたるみ1Aにおける長尺
タオル生地1の一部が停止機構8の側へ向けて送られ、
図7(C)に示される如く送りローラ82の前方側に小
さなたるみ1Bが形成される。この小さなたるみにおけ
る長尺タオル生地の長さ寸法は、上記図6(B)の状態
において切断装置4に到達した切断予定部1cを更に切
断装置における切断部4aにまで到達させるに足る寸法
に設定されている。本例では、長尺タオル生地1におけ
る平織部1bの長さ寸法を越える長さに設定されてい
る。その設定は送りローラ82の直径とその回動角度を
定めることによって行うことができる。本例において
は、送りローラ82が他の機構と干渉せず、かつ長尺タ
オル生地1を確実に送ることができるようその直径が先
ず定められる。そして長尺タオル生地の必要送り寸法と
送りローラ82の直径寸法とから送りローラ82の必要
な回動角度が決められる。そしてその回動角度を満足す
る駆動体83が選定される。
【0015】上記のように駆動体83が作動し、送りロ
ーラ82が回動して小さなたるみ1Bが形成されてしま
うと、やがて図8の(C)図に(d)で示される時点に
おいて押えローラ装置35が送りローラ装置33上の長
尺タオル生地1に当接する。その結果、長尺タオル生地
1は送りローラ群38と押えローラ群42との間に挟ま
れて送りローラ群38からの駆動力を受け、大寸法引出
装置6の側に向けて順次送られる。この送りにより、や
がて図7(D)に示されるように平織部1bとそれに続
くパイル織部1aとの境界部が停止機構8における下側
の係止体57及び上側の係止体59における各係止片6
6,69に係合すると、それらの係止片66,69によ
って長尺タオル生地1の移動が停止される。この停止状
態においては、長尺タオル生地における切断予定部1c
は切断装置4における切断部4aに位置した状態となっ
ている(このような状態となるように、長尺タオル生地
に合わせて切断部4aから係止片66,69までの距離
が予め定めておかれる。その設定操作は、停止機構8に
おける可動枠61を案内杆63に沿って変位させ、上記
切断部4aから係止片66,69までの寸法が上記のよ
うな寸法となったところで可動枠61を案内杆63に固
定することによって行われる)。上記のように係止片6
6,69によって長尺タオル生地1の移動が停止される
場合、図8の(C)図(A)に示されるように長尺タオ
ル生地の移動方向に対し平織部1bとそれに続くパイル
織部1aとの境界部1dが斜めになっていると、長尺タ
オル生地1における幅方向の一部においては上記境界部
1dが先に上記係止片66,69に当接し、他の部分に
おいては未だ当接しない状態となる。この場合、長尺タ
オル生地1の幅方向の各部において上記境界部1dが係
止片66,69に当接した部分においては最早長尺タオ
ル生地1の移動ができない為、送りローラ群38におい
てその部分に対応する送りローラ39は停止する(スリ
ップ機構40においてスリップが行われる)。そして未
だ境界部1dが係止片66,69に到達していない他の
部分においては長尺タオル生地1の移動が継続して行わ
れ、やがて図8の(C)図(B)に示されるように長尺
タオル生地1の全幅において上記境界部1dが係止片に
当接する。これにより上記境界部1dは長尺タオル生地
1の移動方向に対して正しく直交する状態となり、長尺
タオル生地1における切断予定部1cもその幅方向の全
域が切断装置4の切断部4aに対して正しく位置決めさ
れる。
ーラ82が回動して小さなたるみ1Bが形成されてしま
うと、やがて図8の(C)図に(d)で示される時点に
おいて押えローラ装置35が送りローラ装置33上の長
尺タオル生地1に当接する。その結果、長尺タオル生地
1は送りローラ群38と押えローラ群42との間に挟ま
れて送りローラ群38からの駆動力を受け、大寸法引出
装置6の側に向けて順次送られる。この送りにより、や
がて図7(D)に示されるように平織部1bとそれに続
くパイル織部1aとの境界部が停止機構8における下側
の係止体57及び上側の係止体59における各係止片6
6,69に係合すると、それらの係止片66,69によ
って長尺タオル生地1の移動が停止される。この停止状
態においては、長尺タオル生地における切断予定部1c
は切断装置4における切断部4aに位置した状態となっ
ている(このような状態となるように、長尺タオル生地
に合わせて切断部4aから係止片66,69までの距離
が予め定めておかれる。その設定操作は、停止機構8に
おける可動枠61を案内杆63に沿って変位させ、上記
切断部4aから係止片66,69までの寸法が上記のよ
うな寸法となったところで可動枠61を案内杆63に固
定することによって行われる)。上記のように係止片6
6,69によって長尺タオル生地1の移動が停止される
場合、図8の(C)図(A)に示されるように長尺タオ
ル生地の移動方向に対し平織部1bとそれに続くパイル
織部1aとの境界部1dが斜めになっていると、長尺タ
オル生地1における幅方向の一部においては上記境界部
1dが先に上記係止片66,69に当接し、他の部分に
おいては未だ当接しない状態となる。この場合、長尺タ
オル生地1の幅方向の各部において上記境界部1dが係
止片66,69に当接した部分においては最早長尺タオ
ル生地1の移動ができない為、送りローラ群38におい
てその部分に対応する送りローラ39は停止する(スリ
ップ機構40においてスリップが行われる)。そして未
だ境界部1dが係止片66,69に到達していない他の
部分においては長尺タオル生地1の移動が継続して行わ
れ、やがて図8の(C)図(B)に示されるように長尺
タオル生地1の全幅において上記境界部1dが係止片に
当接する。これにより上記境界部1dは長尺タオル生地
1の移動方向に対して正しく直交する状態となり、長尺
タオル生地1における切断予定部1cもその幅方向の全
域が切断装置4の切断部4aに対して正しく位置決めさ
れる。
【0016】上記のようにして位置決めが完了すると図
8の(C)図に(e)で示される時点において押え片1
9が下降され、受片17との間に長尺タオル生地1がク
ランプされる。又これと同時に送りローラ装置33の作
動が停止され、又押えローラ装置35も上昇状態に復帰
される。又中間送り装置10における駆動体83の回転
軸96も元の状態に復帰される(この場合、送りローラ
82においては一方向クラッチ89の作動によりローラ
本体88が逆転することは無い)。上記のようにして長
尺タオル生地1がクランプされると、図8の(C)図
(f)の時点において可動刃14が下降され、上記長尺
タオル生地1の切断予定部1cが固定刃13と可動刃1
4とによって切断される。以上のような動作が繰り返し
行われ、長尺タオル生地1は各切断予定部において次々
と切断される。尚上記のような一連の作動は、例えば図
示外の制御装置から各装置あるいは機構に与えられる周
知のシーケンス制御指令によって行われる。
8の(C)図に(e)で示される時点において押え片1
9が下降され、受片17との間に長尺タオル生地1がク
ランプされる。又これと同時に送りローラ装置33の作
動が停止され、又押えローラ装置35も上昇状態に復帰
される。又中間送り装置10における駆動体83の回転
軸96も元の状態に復帰される(この場合、送りローラ
82においては一方向クラッチ89の作動によりローラ
本体88が逆転することは無い)。上記のようにして長
尺タオル生地1がクランプされると、図8の(C)図
(f)の時点において可動刃14が下降され、上記長尺
タオル生地1の切断予定部1cが固定刃13と可動刃1
4とによって切断される。以上のような動作が繰り返し
行われ、長尺タオル生地1は各切断予定部において次々
と切断される。尚上記のような一連の作動は、例えば図
示外の制御装置から各装置あるいは機構に与えられる周
知のシーケンス制御指令によって行われる。
【0017】次に図9、10は中間送り装置の異なる実
施例を示すもので、駆動体83eと送りローラ82eと
の間にスリップ手段101を介在させた例を示すもので
ある。このスリップ手段101は周知の過負荷防止型の
クラッチをもって構成されている。即ち、図において、
102は第1要素で、軸継手97eを介して駆動体83
eの回転軸96eに連結されている。103は第2要素
で、ローラ軸86eに連結されている。第1要素102
に形成された凹部104には係合部材105が第2要素
103の側に出没自在に備わっており、常時は押えばね
106によって突出方向に付勢されている。一方、第2
要素103には係合凹部107が形成されている。
施例を示すもので、駆動体83eと送りローラ82eと
の間にスリップ手段101を介在させた例を示すもので
ある。このスリップ手段101は周知の過負荷防止型の
クラッチをもって構成されている。即ち、図において、
102は第1要素で、軸継手97eを介して駆動体83
eの回転軸96eに連結されている。103は第2要素
で、ローラ軸86eに連結されている。第1要素102
に形成された凹部104には係合部材105が第2要素
103の側に出没自在に備わっており、常時は押えばね
106によって突出方向に付勢されている。一方、第2
要素103には係合凹部107が形成されている。
【0018】このような構造のものにおいては、第1要
素102と第2要素103との間に加わる回動方向の力
が一定値以下の場合には、係合部材105が係合凹部1
07に係合して第1要素102と第2要素103とは一
体回動する。しかし上記の力が一定値以上になると係合
部材105が係合凹部107から外れ、第1要素102
と第2要素103との相対回動が可能となる。
素102と第2要素103との間に加わる回動方向の力
が一定値以下の場合には、係合部材105が係合凹部1
07に係合して第1要素102と第2要素103とは一
体回動する。しかし上記の力が一定値以上になると係合
部材105が係合凹部107から外れ、第1要素102
と第2要素103との相対回動が可能となる。
【0019】このようなスリップ手段101を設ける
と、前記切断装置の切断部に対する長尺タオル生地の切
断予定部の位置決め不良が生じた場合等のように、長尺
タオル生地を前記大きなたるみの側に戻したい場合に、
手操作によって長尺タオル生地を前記大きなたるみ側に
引き戻すことが可能となる。即ち、長尺タオル生地を前
記大きなたるみ側に引き操作して送りローラ82eに逆
転方向の大きな力が加わると、上記スリップ手段101
においてスリップが生じ、送りローラ82eを逆転させ
ることが可能となる。
と、前記切断装置の切断部に対する長尺タオル生地の切
断予定部の位置決め不良が生じた場合等のように、長尺
タオル生地を前記大きなたるみの側に戻したい場合に、
手操作によって長尺タオル生地を前記大きなたるみ側に
引き戻すことが可能となる。即ち、長尺タオル生地を前
記大きなたるみ側に引き操作して送りローラ82eに逆
転方向の大きな力が加わると、上記スリップ手段101
においてスリップが生じ、送りローラ82eを逆転させ
ることが可能となる。
【0020】なお、機能上前図のものと同一又は均等構
成と考えられる部分には、前図と同一の符号にアルファ
ベットのeを付して重複する説明を省略した。(また次
図以降のものにおいても順次同様の考えでアルファベッ
トのf,g,hを順に付して重複する説明を省略す
る。)
成と考えられる部分には、前図と同一の符号にアルファ
ベットのeを付して重複する説明を省略した。(また次
図以降のものにおいても順次同様の考えでアルファベッ
トのf,g,hを順に付して重複する説明を省略す
る。)
【0021】次に図11、12は中間送り装置の更に異
なる実施例を示すものである。この中間送り装置10f
は、基枠3fに取付けた受板110と押動手段111と
を備える。押動手段111において、112は伸縮体
で、一例としてエアーシリンダをもって構成してあり、
その本体112aは取付フレーム113を介して支持枠
81fに矢印方向の揺動を自在に取付けてある。112
bは伸縮体112における進退杆で、ピストンロッドを
もって構成してある。114は押部材で、取付部材11
5を介して上記進退杆112bに取付けてある。押部材
114はアルミ製のローラでもって構成してあり、周面
は長尺タオル生地に対しスリップし難いようローレット
加工がしてある。取付部材115は中間部を上記進退杆
112bに固着した二又片116と、それに取付けたシ
ャフト117から成り、該シャフト117に上記押部材
114が一方向クラッチ118を介して取付けてある。
尚119は押部材114を長尺タオル生地に対し圧接さ
せるようにした引張ばね、120は伸縮体112の下方
向きの傾動を受け止める為のストッパ、121は正逆方
向に自由回動可能な案内ローラである。
なる実施例を示すものである。この中間送り装置10f
は、基枠3fに取付けた受板110と押動手段111と
を備える。押動手段111において、112は伸縮体
で、一例としてエアーシリンダをもって構成してあり、
その本体112aは取付フレーム113を介して支持枠
81fに矢印方向の揺動を自在に取付けてある。112
bは伸縮体112における進退杆で、ピストンロッドを
もって構成してある。114は押部材で、取付部材11
5を介して上記進退杆112bに取付けてある。押部材
114はアルミ製のローラでもって構成してあり、周面
は長尺タオル生地に対しスリップし難いようローレット
加工がしてある。取付部材115は中間部を上記進退杆
112bに固着した二又片116と、それに取付けたシ
ャフト117から成り、該シャフト117に上記押部材
114が一方向クラッチ118を介して取付けてある。
尚119は押部材114を長尺タオル生地に対し圧接さ
せるようにした引張ばね、120は伸縮体112の下方
向きの傾動を受け止める為のストッパ、121は正逆方
向に自由回動可能な案内ローラである。
【0022】このような構成のものにあっては、伸縮体
112の進退杆112bが前進すると、先ず押部材11
4は図11に符号114’で示される位置へ移動し長尺
タオル生地1fに接触する。更に進退杆112bが前進
すると、押部材114は長尺タオル生地1fを受板11
0に沿って押しながら符号114”で示される位置まで
移動する(この場合、押部材114は一方向クラッチ1
18の為に非回転)。その結果、押部材114の前方側
の長尺タオル生地1fには小さなたるみが形成される。
上記の状態から次に進退杆112bが後退すると押部材
114は符号114’の位置まで後退し(この場合、一
方向クラッチ118の為に押部材114は回動しながら
後退する為、長尺タオル生地の連れ戻りはない)、更に
進退杆112bの後退により押部材114は元の位置に
復帰する。
112の進退杆112bが前進すると、先ず押部材11
4は図11に符号114’で示される位置へ移動し長尺
タオル生地1fに接触する。更に進退杆112bが前進
すると、押部材114は長尺タオル生地1fを受板11
0に沿って押しながら符号114”で示される位置まで
移動する(この場合、押部材114は一方向クラッチ1
18の為に非回転)。その結果、押部材114の前方側
の長尺タオル生地1fには小さなたるみが形成される。
上記の状態から次に進退杆112bが後退すると押部材
114は符号114’の位置まで後退し(この場合、一
方向クラッチ118の為に押部材114は回動しながら
後退する為、長尺タオル生地の連れ戻りはない)、更に
進退杆112bの後退により押部材114は元の位置に
復帰する。
【0023】次に本願発明の実施例を示す図13〜15
は上側係止体の例を示すもので、長尺タオル生地1gの
横幅に対応する横幅にしてある上側係止体59gにおけ
る左右の端部(図では一方のみを示した)近くの部分で
は、前例の係止体59gに固定的に設けられた係止片6
9gの代りに横幅方向に夫々細幅にして、独立して上下
動できる多数の係止片としての係止要素124を並列状
に備えた例を示すものである。尚図において125は支
持枠で、多数のガイドピン126を支承している。各係
止要素124にはブッシュ127が固着してあり、その
ブッシュ127がガイドピン126に対し上下動自在に
装着してある。128は係止要素124を下向きに付勢
する為のばねである。
は上側係止体の例を示すもので、長尺タオル生地1gの
横幅に対応する横幅にしてある上側係止体59gにおけ
る左右の端部(図では一方のみを示した)近くの部分で
は、前例の係止体59gに固定的に設けられた係止片6
9gの代りに横幅方向に夫々細幅にして、独立して上下
動できる多数の係止片としての係止要素124を並列状
に備えた例を示すものである。尚図において125は支
持枠で、多数のガイドピン126を支承している。各係
止要素124にはブッシュ127が固着してあり、その
ブッシュ127がガイドピン126に対し上下動自在に
装着してある。128は係止要素124を下向きに付勢
する為のばねである。
【0024】このような構成のものにあっては、長尺タ
オル生地1gの耳123の部分ではその耳123の高さ
に応じて係止片69gとしての係止要素124が上昇し
た位置で止まることができる。この為、他の係止片69
gは上記耳123によって上昇位置で止まってしまうこ
とはなく、長尺タオル生地の上面に正しく下降乗載して
平織部とそれに続くパイル織部との境界部の段部1cに
係止を確実に行なうことができる。
オル生地1gの耳123の部分ではその耳123の高さ
に応じて係止片69gとしての係止要素124が上昇し
た位置で止まることができる。この為、他の係止片69
gは上記耳123によって上昇位置で止まってしまうこ
とはなく、長尺タオル生地の上面に正しく下降乗載して
平織部とそれに続くパイル織部との境界部の段部1cに
係止を確実に行なうことができる。
【0025】次に図16〜20は上下の係止体59h,
57h間に間隔調整機構130を備えさせた例を示すも
のである。図において、該機構130は間隔変更部材1
31と、間隔変更部材131の取付装置132と、微調
整部材133とを有する。間隔変更部材131におい
て、134は間隔保持部で、取付用の凹部135が形成
してある。136は摘み片である。この間隔変更部材1
31は間隔保持部134の厚み寸法137が相互に異な
る多数のものが準備されている。次に取付装置132に
おいて、138は進退杆で、係止体59hに穿設された
透孔に上下動自在に挿通してある。該進退杆138は上
端には太径の押え部139を有し、下端には、上記間隔
変更部材131の凹部135にはまるよう細径に形成し
た頚部140とその先の止付片141とを有している。
142は進退杆138を上向きに付勢するばねである。
次に微調整部材133は下側の係止体57hに穿設した
ねじ孔に螺合させたボルトをもって構成してあり、ダブ
ルナットをもって構成したロック部材143が付設して
ある。
57h間に間隔調整機構130を備えさせた例を示すも
のである。図において、該機構130は間隔変更部材1
31と、間隔変更部材131の取付装置132と、微調
整部材133とを有する。間隔変更部材131におい
て、134は間隔保持部で、取付用の凹部135が形成
してある。136は摘み片である。この間隔変更部材1
31は間隔保持部134の厚み寸法137が相互に異な
る多数のものが準備されている。次に取付装置132に
おいて、138は進退杆で、係止体59hに穿設された
透孔に上下動自在に挿通してある。該進退杆138は上
端には太径の押え部139を有し、下端には、上記間隔
変更部材131の凹部135にはまるよう細径に形成し
た頚部140とその先の止付片141とを有している。
142は進退杆138を上向きに付勢するばねである。
次に微調整部材133は下側の係止体57hに穿設した
ねじ孔に螺合させたボルトをもって構成してあり、ダブ
ルナットをもって構成したロック部材143が付設して
ある。
【0026】このような構成のものにあっては、図17
に示されるように上側の係止体59hが下降する際にそ
の下降を係止片69hと長尺タオル生地1hにおける平
織部1bhとの間にわずかなすきまが形成される状態で
停止させることができる(この場合、間隔保持部134
と止付片141と微調整部材133の先端部とが間隔保
持部材として作用する)。これにより、長尺タオル生地
1hの移動に対する負荷(長尺タオル生地1hに対する
係止片69hの接触による負荷)を軽減させることがで
きる。尚上記間隔変更部材131は、上記すきまが適切
な大きさとなって、係止部69hが長尺タオル生地1h
における平織部とパイル織部の境界部を係止する作用に
支障を生じないように、長尺タオル生地1hの厚み寸法
に適合した寸法の間隔保持部134を有するものを適切
に選定して用いるとよい。また間隔変更部材131の交
換は、図19に示されるように押え部139を押えて進
退杆138を下降させ、その状態において摘み片136
を指先で摘んで間隔変更部材131の交換を行ない、然
る後、進退杆138を復帰させればよい。
に示されるように上側の係止体59hが下降する際にそ
の下降を係止片69hと長尺タオル生地1hにおける平
織部1bhとの間にわずかなすきまが形成される状態で
停止させることができる(この場合、間隔保持部134
と止付片141と微調整部材133の先端部とが間隔保
持部材として作用する)。これにより、長尺タオル生地
1hの移動に対する負荷(長尺タオル生地1hに対する
係止片69hの接触による負荷)を軽減させることがで
きる。尚上記間隔変更部材131は、上記すきまが適切
な大きさとなって、係止部69hが長尺タオル生地1h
における平織部とパイル織部の境界部を係止する作用に
支障を生じないように、長尺タオル生地1hの厚み寸法
に適合した寸法の間隔保持部134を有するものを適切
に選定して用いるとよい。また間隔変更部材131の交
換は、図19に示されるように押え部139を押えて進
退杆138を下降させ、その状態において摘み片136
を指先で摘んで間隔変更部材131の交換を行ない、然
る後、進退杆138を復帰させればよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、貯留場
所に積重ね状に折り畳まれている長尺タオル生地1を、
切断の為に大寸法引出装置6でもって大きく引き出し、
かつ停止機構8により平織部1bとパイル織部1aの段
部1cを定位置に止めるので、切断装置により毎回所定
寸法を正確に切断することができる効果がある。
所に積重ね状に折り畳まれている長尺タオル生地1を、
切断の為に大寸法引出装置6でもって大きく引き出し、
かつ停止機構8により平織部1bとパイル織部1aの段
部1cを定位置に止めるので、切断装置により毎回所定
寸法を正確に切断することができる効果がある。
【0028】しかも本願発明にあっては、平織部1bと
パイル織部1aの段部1cを止める場合、長尺タオル生
地1の両側に耳123があって停止機構8の係止片69
が充分に下降しない条件下になっても、停止機構8にお
ける係止片69の両側は耳123に対向した係止片69
を除き隣接の係止片69は個別に上下動するので耳12
3の存在に関係なく下降して上記段部1cに接してスト
ップの役割を果たす効果がある。
パイル織部1aの段部1cを止める場合、長尺タオル生
地1の両側に耳123があって停止機構8の係止片69
が充分に下降しない条件下になっても、停止機構8にお
ける係止片69の両側は耳123に対向した係止片69
を除き隣接の係止片69は個別に上下動するので耳12
3の存在に関係なく下降して上記段部1cに接してスト
ップの役割を果たす効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】タオル生地裁断装置における各装置及び機構の
配列を示す斜視図。
配列を示す斜視図。
【図2】タオル生地裁断装置の一部破断側面図。
【図3】微少寸法引出装置の一部省略正面図。
【図4】図3におけるIV−IV線断面図
【図5】中間送り装置の一部破断平面図。
【図6】(A)、(B)は順に動作順説明図。
【図7】(C)、(D)は順に動作順説明図。
【図8】(A)、(B)は共に位置決作用の説明図、
(C)はタイムチャート。
(C)はタイムチャート。
【図9】中間送り装置の異なる実施例を示す一部破断平
面図。
面図。
【図10】図9におけるX−X線断面図。
【図11】中間送り装置の更に異なる実施例を示す側面
図。
図。
【図12】同一部破断平面図。
【図13】係止体の異なる実施例を示す正面部分図。
【図14】図13におけるXIV−XIV線断面図。
【図15】図13におけるXV−XV線断面図。
【図16】上下の係止体間に間隔調整機構を例えさせた
例を示す正面部分図。
例を示す正面部分図。
【図17】図16におけるXVII−XVII線断面
図。
図。
【図18】上側係止体が上昇した状態における図16の
右側面図。
右側面図。
【図19】間隔変更部材の交換作業の説明図。
【図20】間隔変更部材の斜視図。
【符号の説明】 1 長尺タオル生地 4 切断装置 5 貯留場所 6 大寸法引出装置 7 微少寸法引出装置 8 停止機構 9 繰出装置 10 中間送り装置 1A 大きなたるみ 1B 小さなたるみ 69 係止片 123 耳
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【図10】
【図14】
【図15】
【図20】
【図1】
【図2】
【図9】
【図17】
【図18】
【図3】
【図5】
【図6】
【図11】
【図7】
【図12】
【図13】
【図16】
【図19】
【図8】
Claims (1)
- 【請求項1】パイル織部と平織部とを交互に有する長尺
タオル生地を移動させる為の移動通路を備え、その移動
通路に沿って順に長尺タオル生地の貯留場所と、その貯
留場所から引き出された長尺タオル生地を切断する為の
切断装置と、長尺タオル生地における切断装置のところ
に位置する先端部を掴んで、長尺タオル生地における次
の切断予定部が切断装置に到達するまでの大寸法の長尺
タオル生地を引き出すようにした大寸法引出装置を設
け、上記切断装置における上記貯留場所の側には、長尺
タオル生地の横幅に対応する横幅を有し、かつ上記切断
装置の切断刃と平行状態で上下動自在に配置され、上記
次の切断予定部が上記切断装置における切断部の位置に
到達したときに平織部とパイル織部との段部に対して係
止片を係合させて長尺タオル生地の移動を停止させるよ
うにした停止機構を設けているタオル生地裁断装置にお
いて、上記係止片のうち、長尺タオル生地の両端におけ
る耳に対向する部分は、横幅方向に相互に別体で個々に
上下動自在にしてある複数並設の係止片で構成し、上記
耳に接した係止片の下降が阻止された場合でも隣接の係
止片が下降して上記段部に係合することを許容するよう
にしてあることを特徴とするタオル生地裁断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8323423A JP2753702B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | タオル生地裁断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8323423A JP2753702B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | タオル生地裁断装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62263410A Division JP2729793B2 (ja) | 1987-10-19 | 1987-10-19 | タオル生地裁断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09279475A true JPH09279475A (ja) | 1997-10-28 |
JP2753702B2 JP2753702B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=18154527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8323423A Expired - Fee Related JP2753702B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | タオル生地裁断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2753702B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102051800A (zh) * | 2011-01-16 | 2011-05-11 | 铜陵华源汽车内饰材料有限公司 | 一种复合纤维毡切断装置 |
CN107130420A (zh) * | 2017-06-05 | 2017-09-05 | 苏州巨康缝制机器人有限公司 | 一种全自动布料机用捋毛边机构 |
CN107217438A (zh) * | 2017-06-05 | 2017-09-29 | 苏州琼派瑞特电子科技有限公司 | 一种全自动布料机 |
CN110405847A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-11-05 | 昆山特力佳机电设备有限公司 | 一种无纺棉布自动裁切设备 |
CN111926554A (zh) * | 2020-08-25 | 2020-11-13 | 美盛文化创意股份有限公司 | 一种服装裁剪设备 |
CN112391830A (zh) * | 2020-11-13 | 2021-02-23 | 淮安嘉德纺织有限公司 | 一种堆叠毛巾的快速切断装置及其切断方法 |
-
1996
- 1996-11-18 JP JP8323423A patent/JP2753702B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102051800A (zh) * | 2011-01-16 | 2011-05-11 | 铜陵华源汽车内饰材料有限公司 | 一种复合纤维毡切断装置 |
CN107130420A (zh) * | 2017-06-05 | 2017-09-05 | 苏州巨康缝制机器人有限公司 | 一种全自动布料机用捋毛边机构 |
CN107217438A (zh) * | 2017-06-05 | 2017-09-29 | 苏州琼派瑞特电子科技有限公司 | 一种全自动布料机 |
CN110405847A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-11-05 | 昆山特力佳机电设备有限公司 | 一种无纺棉布自动裁切设备 |
CN111926554A (zh) * | 2020-08-25 | 2020-11-13 | 美盛文化创意股份有限公司 | 一种服装裁剪设备 |
CN112391830A (zh) * | 2020-11-13 | 2021-02-23 | 淮安嘉德纺织有限公司 | 一种堆叠毛巾的快速切断装置及其切断方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2753702B2 (ja) | 1998-05-20 |
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