JPH09279406A - 介護用寝巻 - Google Patents

介護用寝巻

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Publication number
JPH09279406A
JPH09279406A JP8111111A JP11111196A JPH09279406A JP H09279406 A JPH09279406 A JP H09279406A JP 8111111 A JP8111111 A JP 8111111A JP 11111196 A JP11111196 A JP 11111196A JP H09279406 A JPH09279406 A JP H09279406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fastener
slider
sleepwear
pajama
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP8111111A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Aoki
修一 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cape Co Ltd
Original Assignee
Cape Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Cape Co Ltd filed Critical Cape Co Ltd
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Publication of JPH09279406A publication Critical patent/JPH09279406A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストの増加を最小限に抑えることができ、
かつ痴呆症患者が脱着することのできない介護用寝巻を
提供することにある。 【解決手段】 ズボン状の下衣部とシャツ状の上衣部と
が一体として形成された寝巻本体と、寝巻本体の所定位
置に設けられスライダーを摺動することでその部分を開
閉するファスナーとを備えた介護用寝巻において、前記
スライダー15にロック15e片を設けて、ロック片1
5eを操作するとスライダー15の中央部から内側に突
起15eeが突出してファスナーの歯の隙間に嵌り込
み、スライダー15を摺動できないようにして、患者自
身では寝巻を脱着できないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ズボン状の下衣部
とシャツ状の上衣部とが一体として形成された、例えば
老人性痴呆症患者等が使用する介護用寝巻に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】介護用寝巻は、患者に着せたり脱がせた
りする際に、患者の身体に苦痛を与えないようにするこ
とが必要であり、また介護者にとっては過度の手間と負
担とをかけずに看護を行なうことができ、さらに着衣し
易くかつ脱がせ易い等の作業性が良くなければならな
い。
【0003】これらの要請に適応する介護用寝巻の一例
として、ズボン状の下衣部と、シャツ状の上衣部とが一
体に形成された、いわゆる、つなぎ状のものがある。こ
の介護用寝巻は、寝巻本体の所定位置にファスナーが取
り付けられていて、ファスナーのスライダーを摺動する
ことによりその部分を開閉可能にしている。そして、介
護用寝巻の着脱は、スライダーを摺動操作させて所定位
置を開閉することにより行われている。
【0004】ところで、老人性痴呆症の場合で、かつ、
おむつを履かなければならない患者の場合に、ファスナ
ーのスライダーを自ら摺動して係合を解いて介護用寝巻
を脱いでしまったり、或いは手をおむつ内に差し入れて
汚物に触れるという不潔な行為を生ずることがある。
【0005】これらの行為を防止するため、ファスナー
の両側からスライダーを摺動させて、最終部分でスライ
ダー同士を小さな南京錠で止めて患者自身での介護用寝
巻の開閉や脱着を封じる工夫がなされてきた。
【0006】しかし南京錠を付けるということは、非人
道的な印象を与えるのみならず、その錠を開けるための
キーを別に用意しなければならず、その管理も患者数が
増えれば大変である。また、小さい錠とはいえ、錠の本
体自体で患者の皮膚を痛める可能性もある。
【0007】そこで、本出願人は、特願平6−9173
0号にて、上記の問題点の解決を図った介護用寝巻を提
案している。その介護用寝巻は、ファスナーの終端部の
ところの寝巻本体に、両側から重ね合わせのできる布片
を設けて、そこに雌雄からなるタッチホックを取り付け
るとともに、ファスナーのスライダーの取っ手の中心部
にタッチホックが入る穴を設けて、スライダーをファス
ナーの終端まで摺動させ、取っ手を挟む格好でタッチホ
ックを止めるようにしたものである。このタッチホック
は、雌側の外面中心部を指で押さないと係合が解かれな
い構造になっていて、患者が布片を引っ張っても取り外
すことができない。一方、管理者にとってはワンタッチ
で施錠解錠ができる利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような利点がある
反面、タッチホックを付けるために別の布を取り付ける
工夫が必要であり、そのぶんコストもかかり、またタッ
チホックの部分に力が集中するので破れやすく、補強材
の使用など一層の対策が不可欠である。また、タッチホ
ック構造が複雑なので故障と言うことも考慮に入れる必
要がある。
【0009】本発明の課題は、コストの増加を最小限に
抑えることができ、かつ痴呆症患者が脱着することので
きない介護用寝巻を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述課題を解決するため
に、本発明は、次のような手段を採用した。すなわち、
請求項1に記載の発明は、ズボン状の下衣部とシャツ状
の上衣部とが一体として形成された寝巻本体と、寝巻本
体の所定位置に設けられスライダーを摺動することでそ
の部分を開閉するファスナーとを備えた介護用寝巻にお
いて、前記スライダーにロック片を設けて、ロック片を
操作するとスライダーの中央部から内側に突起が突出し
てファスナーの歯の隙間に嵌り込み、スライダーを摺動
できないようにしたことを特徴としている。
【0011】この構成によれば、患者の着ている介護用
寝巻のファスナーを開ける際には、介護人あるいは管理
者はスライダーロック片を操作して、スライダーの中央
部から内側に突出してファスナーの歯の隙間に嵌り込ん
でいる突起を待避させ、スライダーを摺動させてファス
ナーを開く。一方、ファスナーを閉じて、ロック片を操
作するとスライダーの中央部から内側に突起が突出して
ファスナーの歯の隙間に嵌り込み、スライダーを摺動す
ることができなくなる。このようにしておくと、患者は
ロック片の操作には気がつかないので、ファスナーを開
けることができず、寝巻の中に手を入れたりあるいは脱
いだりすることができない。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1の発明
において、突起は三角形状で、ファスナーを閉める側の
傾斜が、ファスナーを開ける側の傾斜よりなだらかで、
ロック状態でもファスナーを閉める方向にスライダーを
摺動可能にしたことを特徴としている。
【0013】この構成によれば、患者に介護用寝巻を着
せるときに、ロック片を操作してロック状態にしてお
き、そのまま体をファスナーを閉めるとよいので、ロッ
ク操作を患者に気づかれる恐れは全くなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明の介護用寝巻の一実施形態
を示す正面図である。介護用寝巻は、図1に示すよう
に、寝巻本体1を有しており、この寝巻本体1はズボン
状の下衣部1Aと、シャツ状の上衣部1Bとが一体に形
成された、いわゆるつなぎ状に構成されている。寝巻本
体1には、図に示すように、前記下衣部1Aの左右の1
対の裾口2,2から股下3を介して第1の開閉部2が設
けられており、該第1の開閉部2にはファスナー5が取
り付けられている。
【0016】また、前記上衣部1Bの胸口から下衣部1
Aの下腹部にかけての略中央には第2の開閉部6が設け
られており、該第2の開閉部6にもファスナー7が取り
付けられている。
【0017】そして、これらファスナー5、7にはそれ
ぞれスライダー15、17(図2参照)がそれぞれ摺動
自在に設けられており、患者にこの介護用寝巻を身に着
けさせる場合、あるいは脱がせる場合には、スライダー
15を摺動操作することにより、下衣部1Aの左右の裾
口2,2から股下3を介して設けたファスナー5の係合
を解き、その部分を開いておく。次いで、下衣部1Aの
下方から上衣部1Bを患者の頭に被せるようにして上半
身および下半身に装着する。その後スライダー15を元
の方向に摺動操作することによりファスナー5を閉じて
装着を完了する。このようにして、介護用寝巻を着せた
り、またおむつを交換する。
【0018】また、このとき、上衣部1Bの前面中央の
ファスナー7を開けておけば、さらに被りやすくなる
し、上衣部1Bから下衣部1Aへ足を差し入れることに
より、足の方から介護用寝巻を装着することもできる。
【0019】次に、図2を参照しながらファスナー5の
スライダー15について説明する。ファスナー5は、通
常、左と右からなる2枚の布5A、5Bを有し、それぞ
れの布には櫛の歯状に歯5a、5bが設けられている。
そして、スライダー15は、これら左右の歯を係合させ
たり、係合を解いたりしてファスナー5を開閉させるよ
うになっている。
【0020】スライダー15は、図2(a)、(b)、
(c)で示すように、矢尻状の本体15aを有してお
り、この本体15aは先端部が閉鎖され、左右両面と後
部が解放された形状となっている。また、本体15aの
上面には、先端部を上面に固定され後端部が浮いた状態
でアーチ状形成された支持金具15bが取り付けられて
おり、この支持金具15bには、一端が輪状に形成され
た取っ手15cが嵌め込まれている。
【0021】また、支持金具15bの後端部15bbを
左右から挟むように、本体15aの上面から支持板15
d,15dが立設されている。そして、本体15aの上
面と、これら支持板15d,15dと、支持金具15b
の後端部15bbとによって、略L字状のロック片15
eの一方の断面四角形のアーム部分が挟まれていて、こ
の挟まれたアーム部分は支持金具15bの弾性力によっ
て本体15a上面に付勢押圧されている。
【0022】ロック片15eの挟まれたアーム部分の先
端には、横方向に突起15eeが形成されており、一
方、本体15aの上面の該突起15eeの部分には穴が
開けられていて、ロック片15eの他方のアーム部分
を、図2(d)、(e)に示すように、左に倒すと、突
起15eeはスライダー15の本体5aの中央部から内
側に突出する。突出した突起15eeは、ファスナー5
の歯5aの隙間に嵌り込みスライダー15の摺動操作を
規制する。
【0023】なお、突起15eeは、三角形状で、ファ
スナー5を閉じる方向の傾斜が、ファスナー5を開ける
方向の傾斜よりもなだらかとなっている。従って、突起
15eeが突出した状態で、ファスナー5を閉める方向
にスライダー15を摺動することはできるが、逆にファ
スナー5を開ける方向にスライダー15を摺動しようと
しても摺動することができない。
【0024】このように、患者はスライダー15のロッ
ク片15eの操作には気がつかないので、ファスナー5
を開けることができず、介護用寝巻の中に手を入れたり
あるいは脱いだりすることができない。なお、上衣部1
Bの胸口から下衣部1Aの下腹部にかけての第2の開閉
部6に設けられているファスナー7のスライダー17に
ついても、スライダー15と同じロック片が設けられて
おり、全く同様な働きをしている。また、本実施形態例
では、ファスナー5、7の位置上述のようにしたが、こ
の形に限定されず、例えば寝巻本体の背中側に設けても
よい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の介護用寝
巻は、簡易な構造のロック片によってファスナーのスラ
イダーの摺動をロックするようにしたので、コストの上
昇を抑制することができる。また、ロック片の操作を患
者に察知されにくいので、患者自身での寝巻の脱着を防
ぐことができる。また、従来の南京錠を用いたものなど
と異なり、好ましくない印象を与えてしまうこともな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る介護用寝巻の一実施形態例であ
る。
【図2】(a)はファスナーのスライダーがロックされ
ない状態の平面図で、(b)はその正面図、(c)はそ
の側面図であり、(d)はロックされた状態の正面図、
(e)はその側面図である。
【符号の説明】
1 寝巻本体 2 裾口 3 股下 4 第1の開閉部 5 ファスナー 6 第2の開閉部 7 ファスナー 15 スライダー 15e ロック片 15ee 突起 17 スライダー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズボン状の下衣部とシャツ状の上衣部と
    が一体として形成された寝巻本体と、寝巻本体の所定位
    置に設けられスライダーを摺動することでその部分を開
    閉するファスナーとを備えた介護用寝巻において、 前記スライダーにロック片を設けて、ロック片を操作す
    るとスライダーの中央部から内側に突起が突出してファ
    スナーの歯の隙間に嵌り込み、スライダーを摺動できな
    いようにしたことを特徴とする介護用寝巻。
  2. 【請求項2】 前記突起は三角形状で、ファスナーを閉
    める側の傾斜が、ファスナーを開ける側の傾斜よりなだ
    らかで、ロック状態でもファスナーを閉める方向にスラ
    イダーを摺動可能にしたことを特徴とする請求項1に記
    載の介護用寝巻。
JP8111111A 1996-04-09 1996-04-09 介護用寝巻 Pending JPH09279406A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8111111A JPH09279406A (ja) 1996-04-09 1996-04-09 介護用寝巻

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8111111A JPH09279406A (ja) 1996-04-09 1996-04-09 介護用寝巻

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Publication Number Publication Date
JPH09279406A true JPH09279406A (ja) 1997-10-28

Family

ID=14552697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8111111A Pending JPH09279406A (ja) 1996-04-09 1996-04-09 介護用寝巻

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JP (1) JPH09279406A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011084840A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Onyone Kk ファスナーの開閉により着脱可能となる衣服

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011084840A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Onyone Kk ファスナーの開閉により着脱可能となる衣服

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