JPH072423U - 介護用衣服のスライドファスナー取付構造 - Google Patents
介護用衣服のスライドファスナー取付構造Info
- Publication number
- JPH072423U JPH072423U JP3806193U JP3806193U JPH072423U JP H072423 U JPH072423 U JP H072423U JP 3806193 U JP3806193 U JP 3806193U JP 3806193 U JP3806193 U JP 3806193U JP H072423 U JPH072423 U JP H072423U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide fastener
- slider
- tack
- closed
- held
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 とくに痴呆症の患者が安易にスライダー部分
を動かすことを防止できる介護用衣服のスライドファス
ナー取付構造を提供することを目的としている。 【構成】 スライドファスナーの閉時にスライドファス
ナーのスライダー部分が保持される部分には、衣服をス
ライドファスナーに沿って所要幅折り返してタックを形
成し、このタックの側縁をさらにスライドファスナーに
沿って縫着脱自在し、貫通する空隙を設け、この空隙内
にスライダーが閉時に保持されかつタック部分によって
スライダーが覆われ表面より見えないよう形成してなる
ものである。
を動かすことを防止できる介護用衣服のスライドファス
ナー取付構造を提供することを目的としている。 【構成】 スライドファスナーの閉時にスライドファス
ナーのスライダー部分が保持される部分には、衣服をス
ライドファスナーに沿って所要幅折り返してタックを形
成し、このタックの側縁をさらにスライドファスナーに
沿って縫着脱自在し、貫通する空隙を設け、この空隙内
にスライダーが閉時に保持されかつタック部分によって
スライダーが覆われ表面より見えないよう形成してなる
ものである。
Description
【0001】
この考案は病院、介護施設家庭(在宅)において、とくに痴呆症の患者が着用 する介護用衣服のスライドファスナー取付構造に関するものである。
【0002】
従来、病院、介護施設家庭(在宅)では痴呆症の患者におむつを着用してもら う例が一般的であり、したがって患者が着用するパジャマはおむつ交換に便利な ように両足から内股にかけて連続するスライドファスナーを取付け開閉自在にし 、おむつ交換に便利なようになっている。しかしながら痴呆症患者の場合、スラ イドファスナーのスライダー部分をいたずらして自分で動かしスライドファスナ ーを開け、自分でおむつを取ってしまう例が多かった。そこで患者の衣服に取付 けるスライドファスナーのスライダー部分には錠前を一体的に形成したものが採 用されていた(図1参照)。
【0003】
ところで前記スライドファスナーのスライダーと錠前を一体的に形成したもの では、精神的に感じの良いものはなく、通常のものに比べて大きいため患者にと っては冷たさを感じさせ、別個に鍵を必要とするために、他の鍵を多数保管して いる介護者にとっては非常に煩わしいものであった。
【0004】 この考案は前記事情に鑑み開発されたもので、患者が安易にスライダー部分を 動かすことを防止できる介護用衣服のスライドファスナー取付構造を提供するこ とを目的としている。
【0005】
前記目的を達成するために、この考案では、スライドファスナーの閉時にスラ イドファスナーのスライダーが保持される部分には、衣服をスライドファスナー に沿って所要幅折り返しタックを形成し、このタックの側縁をさらにスライドフ ァスナーに沿って縫着して貫通する空隙を設け、この空隙内にスライダーが閉時 に保持されかつタック部分によってスライダーが覆われ表面より見えないように 形成したものである。
【0006】
以下図示した実施例に基づいて説明する。1は介護用衣服(通常ワンピース) を示し、2はその2本の脚部を示し、2aは脚部2の裾部分を示してある。
【0007】 脚部2には一側裾部分2aの内側端部から内股部分2eを通り他側裾部分2a の内側端部に至る個所に連続する通常のファスナー3が取付けてあり、衣服1の 両裾部分2aから内股部分にかけて開閉自在となっており、スライドファスナー 3のスライダー4は閉じた状態の時には一側裾部分2aに保持されるようになっ ている。
【0008】 閉時にスライダー4が保持される一側裾部分2aの先端部は図2に示すように スライドファスナー3に沿って所要の幅寸法折り返され、折り返し部分はタック 2bを形成しており、このタック2b部分はその側縁においてスライドファスナ ー3の取付け方向に沿って略平行に縫着され、縫着部分2cと折り返し線2d間 には、折り返し部分がスライドファスナー3の端部を被覆しかつ上下に貫通する トンネル状の空隙5が形成されている。そしてスライドファスナー3の閉時には スライダー4は空隙5内に保持され、スライダー4はタック2b部分に覆われて 表面より見えないようになっている(図3参照)。
【0009】 スライドファスナー3の開閉時には空隙5内に指を入れ、スライダー4部分を 押し上げてファスナー3を開き、あるいは押し下げてスライドファスナー3を閉 じるようになしたものである。 なおこの考案は衣服の脚部分のみならず、他の部分、例えば上身頃開閉部等に も採用し得る(図示せず)。
【0010】
以上この考案は着用時にスライダー部分が衣服の表面から表れないために、痴 呆症の患者が安易にスライドファスナー部分を押し開く恐れがない。しかも従来 のスライダーのように錠前のついたものではなく、通常のスライダーを使用する ので着用時の冷たさを感じることがなく、介護者にとっては精神的負担がなく、 また錠前を開けるための鍵を管理する煩わしさから開放される。
【図1】介護用衣服に取付けたスライドファスナーのス
ライダーの従来例を示す斜視図である。
ライダーの従来例を示す斜視図である。
【図2】この考案においてタックを形成した状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】この考案においてタックを縫着し空隙を形成し
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
【図4】この考案のスライドファスナー取付構造を具備
した介護用衣服全体を示す斜視図である。
した介護用衣服全体を示す斜視図である。
1 衣服 2 脚部 2b タック 3 スライドファスナー 4 スライダー 5 空隙
Claims (1)
- 【請求項1】 衣服にスライドファスナーを取付け、ス
ライドファスナー取付部を開閉自在に形成した介護用衣
服のスライドファスナー取付構造において、スライドフ
ァスナーの閉時にスライドファスナーのスライダー部分
が保持される部分には、衣服をスライドファスナーに沿
って所要幅折り返しタックを形成し、このタックの側縁
をさらにスライドファスナーに沿って縫着して貫通する
空隙を設け、この空隙内にスライダーが閉時に保持され
かつタック部分によってスライダーが覆われ表面より見
えないよう形成してなる介護用ファスナーのスライドフ
ァスナーの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3806193U JPH072423U (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 介護用衣服のスライドファスナー取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3806193U JPH072423U (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 介護用衣服のスライドファスナー取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072423U true JPH072423U (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=12514988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3806193U Pending JPH072423U (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 介護用衣服のスライドファスナー取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072423U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48113035U (ja) * | 1972-03-27 | 1973-12-25 |
-
1993
- 1993-06-04 JP JP3806193U patent/JPH072423U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48113035U (ja) * | 1972-03-27 | 1973-12-25 |
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