JPH09279196A - 高嵩密度粒状洗剤組成物の製造方法 - Google Patents

高嵩密度粒状洗剤組成物の製造方法

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JPH09279196A
JPH09279196A JP9536396A JP9536396A JPH09279196A JP H09279196 A JPH09279196 A JP H09279196A JP 9536396 A JP9536396 A JP 9536396A JP 9536396 A JP9536396 A JP 9536396A JP H09279196 A JPH09279196 A JP H09279196A
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crystalline silicate
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Yasuhiro Murakami
泰寛 村上
Hitoshi Tanimoto
均 谷本
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に、結晶性珪酸塩と結晶性アルミノ珪酸塩
とを含有する高嵩密度洗剤組成物において、更に洗浄力
を向上する。 【解決手段】 (a) 下記一般式(1) で表される結晶性珪
酸塩、(b) アニオン性界面活性剤及び(c) ノニオン性界
面活性剤とを含有し、且つ (b)/(c) が特定の重量比に
ある洗剤スラリーを乾燥して調製した洗剤生地を造粒し
て高嵩密度粒状洗剤組成物を製造する。 xM2O・ySiO2・zMemn・wH2O (1) (式中、Mは周期律表のIa族元素、MeはIIa、II
b、 IIIa、IVaもしくはVIII族元素から選ばれる1種
または2種以上の組合せを示し、y/x=1.0〜2.6 、
z/x=0.01〜1.0 、n/m=0.5 〜2.0 、w=0〜20
である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高嵩密度粒状洗剤
組成物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】衣料用洗剤は、1980年後半からその形態
において世界的に変貌を遂げ、嵩密度が大きく、使用時
の容量が少ない高密度洗剤が主流を占めるようになって
きた。また、組成面では環境水域の富栄養化の問題か
ら、縮合リン酸塩に代替する成分や更なる洗浄性の向上
を目指した、より高性能な成分が配合されるようになっ
てきた。リンの代替物として、特定の構造を有する結晶
性アルミノ珪酸塩(ゼオライト)をはじめEDTA(エ
チレンジアミンテトラアセテート)、HEDTA(ヒド
ロキシエチレンジアミントリアセテート)、NTA(ニ
トリロトリアセテート)並びに、アクリル酸−マレイン
酸コポリマー及びポリアセタールカルボキシレート等の
有機ビルダーが挙げられるが、現在では環境に対する影
響を懸念してゼオライトを中心とし補助的に有機ビルダ
ーが併用されている。結晶性珪酸塩は、その優れたビル
ダー能と、ゼオライトにはないアルカリ緩衝能を示すこ
とから、最近種々検討されており、例えば、特開平2−
178398号公報や特開平7−53992 号公報等では、結晶性
珪酸塩を配合した洗剤組成物が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら結晶性
珪酸塩はゼオライトと異なり、水分による影響を受ける
ことで結晶構造が崩れやすく、ゼオライトのように洗剤
スラリー中に直接添加すると結晶性珪酸塩の十分な効果
を引き出すことが阻害される。従って、特に成分が密に
詰まった高密度洗剤に配合する場合、別粒子としてドラ
イブレンドする、組成を調整する、洗剤中の水分量に注
意を払うなどの工夫をする必要があり、煩雑である上、
なお結晶性珪酸塩の効果の低下を十分に抑制することは
困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題を解決すべく鋭意研究の結果、アニオン性界面活性剤
とノニオン性界面活性剤とを特定重量比で用い、これと
特定の結晶性珪酸塩を用いることにより、洗剤スラリー
を乾燥して調製した洗剤生地を造粒する方法で得られる
高嵩密度粒状洗剤組成物が、優れた洗浄力を示すことを
見いだし、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち本発明は、(a) 下記の一般式(1)
で示される組成を有する結晶性珪酸塩、(b) アニオン性
界面活性剤及び(c) ノニオン性界面活性剤を含み、かつ
(b)/(c) =2〜11(重量比)である洗剤スラリーを乾
燥して調製した洗剤生地を造粒することを特徴とする高
嵩密度粒状洗剤組成物の製造方法を提供するものであ
る。 xM2O・ySiO2・zMemn・wH2O (1) (式中、Mは周期律表のIa族元素、MeはIIa、II
b、 IIIa、IVaもしくはVIII族元素から選ばれる1種
または2種以上の組合せを示し、y/x=1.0〜2.6 、
z/x=0.01〜1.0 、n/m=0.5 〜2.0 、w=0〜20
である。)。
【0006】本発明に用いられる上記一般式(1) で表さ
れる結晶性珪酸塩は、0.1重量%分散液において11
以上のpHを示し、優れたアルカリ能を示す。また、1
リットルのイオン交換水に結晶性珪酸塩0.1g添加し
た後、3分間攪拌を行い、珪酸塩を十分に溶解もしくは
分散させた後の溶液のpHが11以上であり、更にこの
溶液に0.1規定の塩酸を添加していきpHが10にな
るまでの量が少なくとも3ml以上であるようなアルカ
リ緩衝能を示すものである。
【0007】本発明に用いられる結晶性珪酸塩として
は、アルカリ金属珪酸塩が好ましく、特にSiO2/M2
O(但し、Mはアルカリ金属を表す。)が 1.0〜2.6 で
あるものが用いられる。一方、特開昭60−227895号公報
で用いられる結晶性珪酸塩は、SiO2/Na2O比(S
/N比)が 1.9〜4.0 であるが、本発明においてS/N
比が 2.6を越える珪酸塩は洗浄力が低下し、また1.0 以
下の場合は、粉末物性が低下する場合があり、注意を要
する。
【0008】一般式(1) において、Mは周期律表のIa
族元素から選ばれ、Ia族元素としてはNa、K等が挙
げられる。これらは単独であるいは例えばNa2OとK2
Oとが混合してM2O成分を構成していてもよい。Me
は周期律表のIIa,IIb,IIIa,IVaまたはVIII族元素から選
ばれ、例えばMg、Ca、Zn、Y、Ti、Zr、Fe
等が挙げられる。これらは特に限定されるものではない
が、資源及び安全上の点から好ましくはMg、Caであ
る。また、これらは単独であるいは2種以上混合してい
てもよく、例えばMgO、CaOなどが混合してMem
n成分を構成していてもよい。また、本発明における
結晶性珪酸塩においては、水和物であってもよく、この
場合の水和量はw=0〜20の範囲である。
【0009】また、一般式(1) においてy/xが1.0〜
2.6であり、好ましくは1.5〜2.2である。y/xが 1.0
未満では、ケーキング性などの洗剤組成物の粉末物性に
悪影響を及ぼす。y/xが 2.6を越えると、洗浄力が低
下する。z/xは0.01〜1.0 であり、好ましくは0.02〜
0.9 である。z/xが0.01未満では耐水溶性が不十分で
あり、1.0 を越えるとイオン交換能が低くなり、イオン
交換体として不十分である。x,y,zは前記のy/x
およびz/xに示されるような関係であれば、特に限定
されるものではない。なお、前記のようにxM2Oが例
えばx' Na2O・x”K2Oとなる場合は、xはx'+
x”となる。このような関係は、zMemn成分が2種
以上のものからなる場合におけるzにおいても同様であ
る。また、n/m=0.5 〜2.0 は、当該元素に配位する
酸素イオン数を示し、実質的には0.5、1.0 、1.5 、2.0
の値から選ばれる。
【0010】本発明における結晶性珪酸塩は、前記の一
般式(1) に示されるようにM2O、SiO2 、Memn
の三成分よりなっている。したがって、本発明における
結晶性珪酸塩を製造するには、その原料として各成分が
必要になるが、本発明においては特に限定されることな
く公知の化合物が、適宜用いられる。例えば、M2O成
分、Memn成分としては、各々の当該元素の単独ある
いは複合の酸化物、水酸化物、塩類、当該元素含有鉱物
が用いられる。具体的には例えば、M2O成分の原料と
しては、NaOH、KOH、Na2CO3、K2CO3、N
2SO4等が、Memn 成分の原料としては、CaC
3 、MgCO3、Ca(OH)2、Mg(OH)2、Mg
O、ZrO2、ドロマイト等が挙げられる。SiO2成分
としてはケイ石、カオリン、タルク、溶融シリカ、珪酸
ソーダ等が用いられる。
【0011】本発明における前記一般式(1) で表される
結晶性珪酸塩の調製方法は、目的とする結晶性珪酸塩の
x,y,zの値となるように所定の量比で上記の原料成
分を混合し、通常、 300〜1500℃、好ましくは 500〜10
00℃、さらに好ましくは 600〜 900℃の範囲で焼成して
結晶化させる方法が例示される。この場合、加熱温度が
300℃未満では結晶化が不十分で耐水溶性に劣り、1500
℃を越えると粗大粒子化しイオン交換能が低下する。加
熱時間は通常 0.1〜24時間である。このような焼成は、
通常、電気炉、ガス炉等の加熱炉で行う事ができる。
【0012】本発明における前記一般式(1) で表される
結晶性珪酸塩は、イオン交換容量として少なくとも100
CaCO3 mg/g以上、好ましくは 200〜600 CaCO
3 mg/gを有するものである。
【0013】また、水へのSi溶出量はSiO2 換算で
通常 110mg/g以下であり、実質的に水に不溶である。
なお、本発明において実質的に水に不溶であるとは、試
料2gをイオン交換水 100g中に加え、25℃で30分攪拌
した場合におけるSi溶出量がSiO2 換算で通常 110
mg/gより少ないものをいうが、本発明においては、10
0mg/g以下のものが、本効果を満たす上でより好まし
い。
【0014】本発明において、前記の組成の結晶性珪酸
塩は、それぞれ単独であるいは2種以上を併用して用い
ることができる。
【0015】本発明では上記した一般式(1) のような結
晶性珪酸塩を用いることで、洗剤スラリーに配合しても
好適な洗浄力を得ることができる。
【0016】本発明の製造方法では、結晶性珪酸塩をス
ラリーに配合するため、結晶性珪酸塩の平均粒径は、例
えば100 μmまで粉砕する必要はなく、500 μmのもの
でも配合が可能であるが、結晶性珪酸塩の平均粒径は5
〜100 μm が好ましく、特に10〜80μmが好ましい。ま
た、結晶性珪酸塩は、粒径125 μm 以上の粒子の割合が
10重量%以下、特に5重量%以下であることが望まし
い。上記一般式(1) で表される結晶性珪酸塩は、最終組
成物中の配合量が0.1 〜20重量%、好ましくは0.5 〜10
重量%となるようにスラリー中に添加される。
【0017】また、スラリーの水分量は、製造面からは
攪拌等の操作を行うのに適した粘性を有し、また、性能
面からは、スラリー中の水分による結晶性珪酸塩の結晶
構造の崩壊によって起こる洗浄性の低下を抑えられる量
として、35〜50重量%が好ましい。
【0018】更に、スラリーに配合されるアニオン性界
面活性剤(b) としては、通常洗剤に用いられるアルキル
ベンゼンスルホン酸、アルキル硫酸塩、α−オレフィン
スルホン酸塩、高級脂肪酸(石鹸)等が挙げられ、また
ノニオン性界面活性剤(c) としては、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、高級脂肪酸アルカノールアミド等
が挙げられる。
【0019】本発明においては、スラリー中に配合され
るアニオン性界面活性剤(b) とノニオン性界面活性剤
(c) の重量比は、(b) /(c) =2〜11である。この重量
比の範囲において、界面活性剤間の相互作用により洗浄
性が良好になり、しかもスラリー中の水分による結晶性
珪酸塩の結晶構造の崩壊を最小限に抑制できる。しか
し、この比率が2未満では、ノニオン性界面活性剤によ
るスラリーの増粘が起こり、また11を超えると、乾燥粒
子の接着性が上昇するため、製造性が悪くなり共に好ま
しくない。界面活性剤は、最終組成物中に20〜50重量%
配合される。
【0020】本発明の製造方法においては、上記(a) 〜
(c) の必須成分に加え、一般的なその他の洗剤ビルダー
を配合することができる。ビルダーとしては、ソーダ灰
等の炭酸塩、硫酸塩、亜硫酸塩、珪酸塩、トリポリリン
酸塩、ピロリン酸塩、オルソリン酸塩等の無機ビルダ
ー、クエン酸塩、オキシジコハク酸塩、ニトリロトリ酢
酸塩等の有機ビルダーが挙げられる。また、EDTA等
の有機キレート剤等を添加することができる。また、酵
素を配合することもでき、具体的にはプロテアーゼ、セ
ルラーゼ、アミラーゼ、リパーゼ等が挙げられ、一般に
市販されている造粒物を用いることができる。更に、粉
末物性を高めるために平均分子量5000〜15000 のポリエ
チレングリコールや色移り防止のためにポリビニルピロ
リドンを添加してもよい。その他の微量成分としては、
通常の香料、シリカやシリコーンのような抑泡剤、ビフ
ェニル型蛍光増白剤もしくはスチルベン型蛍光増白剤又
はそれらを併用した蛍光増白剤、ケーキング防止剤、す
すぎ助剤を配合できる。なお、冷水中での分散溶解性維
持のために、最終粒状洗剤中に含まれる炭酸ナトリウム
の量は20重量%以下が好ましく、硫酸ナトリウムの量は
10重量%以下とすることが好ましい。
【0021】また、本発明の製造方法においては、漂白
剤組成物を添加することができる。漂白剤組成物は、過
炭酸ソーダ、過ほう酸ソーダ、好ましくは過炭酸ソーダ
及び種々の漂白活性化剤等で構成され、それらは別途粒
子化され本高嵩密度粒状洗剤にドライブレンドされる。
また上記酵素や抑泡剤についても別途粒子化されたもの
がドライブレンドされる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の製造方法は、先ず上記
(a) 〜(c) 成分と必要に応じて配合される任意成分とを
含む水分量35〜50重量%の水性スラリーを調製し、公知
の方法、例えばドラム乾燥、気流乾燥、真空薄膜乾燥で
乾燥するか、好ましくは向流式噴霧乾燥装置等により噴
霧乾燥粒子として乾燥洗剤生地を調製する。噴霧乾燥粒
子の場合は平均粒径が 300〜1000μm 程度が好ましい。
【0023】次いで、得られた乾燥洗剤生地を破砕し、
造粒して、嵩密度0.65g/cm3 以上の高嵩密度粒状洗剤
組成物を製造する。その方法としては、乾燥洗剤生地と
他の洗剤原料と共に竪型或いは横型の攪拌造粒機(特開
昭61−69897 号公報、特開昭61−69900 号公報に例示)
に投入して、必要に応じて水、ノニオン活性剤等の液状
物質をバインダーとして添加して攪拌造粒する方法や、
乾燥洗剤生地と他の洗剤原料(例えば表面改質剤として
アルミノ珪酸塩や炭酸ナトリウム)をニーダーやリボン
ミキサー等で必要に応じて水、ノニオン活性剤等の液状
物質を固さ調整剤として添加して捏和するか或いは混合
した後に押し出し成形機で円柱状に圧密成形したり、2
本のローハの間を通してシート状に圧密成形してこれら
の圧密成形体をハンマーミル、カッターミル或いはスピ
ードミル等の粉砕(破砕)造粒機で粒状化する方法が挙
げられる。バインダーとしてはノニオン活性剤が好まし
く、水分は少ない方が望ましい。なお、粒状化後にアル
ミノ珪酸塩等で粒子を被覆することで流動性が向上す
る。
【0024】
【実施例】以下、実施例をもって本発明を更に詳述する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0025】実施例1 <洗剤の調製>表1の本発明品1は、次の方法で調製し
た。表1に示す成分のうち、ノニオン界面活性剤配合量
の50重量%相当分、結晶性アルミノ珪酸塩配合量の60重
量%相当分及び酵素の全配合量を除く成分から、含水率
45重量%のスラリーを調製し、それを噴霧乾燥して得ら
れた粉末をハイスピードミキサー(攪拌転動造粒機、深
江工業株式会社製)に投入し、結晶性アルミノ珪酸塩配
合量の20重量%相当分、ノニオン界面活性剤の残りの50
重量%相当分を加えて造粒し、更に結晶性アルミノ珪酸
塩配合量の30重量%相当分を加えて造粒し、得られた粒
子に残りの結晶性アルミノ珪酸塩と酵素の全配合量を乾
式混合することで高密度粒状洗剤組成物を調製した。そ
の他の本発明品及び比較品についても上記スキームに従
い、各配合割合をもって表1に示す高密度粒状洗剤組成
物を調製した。また、比較品10は全配合量のノニオン界
面活性剤をハイスピードミキサーで粉末を造粒する時に
添加した。
【0026】<洗浄力試験>上記で得られた洗剤組成物
を用いて以下の条件で洗浄試験を行った。その結果を表
1に示す。 (人工汚染布の調製)下記組成の人工汚染液を布に付着
して人工汚染布を調製した。人工汚染液の布への付着
は、グラビアロールコーターを用いて人工汚染液を布に
印刷することで行った。人工汚染液を布に付着させ人工
汚染布を作製する工程は、グラビアロールのセル容量58
cm3 /cm2 、塗布速度1.0 m/min 、乾燥温度100 ℃、
乾燥時間1分で行った。布は木綿金巾2003布(谷頭商店
製)を使用した。なおグラビロールコーターを用いた人
工汚染布の詳しくは特開平7−270395号公報を参考にす
ることができる。 〔人工汚染液の組成〕 ミリスチン酸 1.8重量% パルミチン酸 3.5重量% オレイン酸 9.6重量% リノール酸 1.1重量% トリオレイン 12.5重量% スクアレン 6.0重量% 卵白レシチン液晶物 2.0重量% 鹿沼赤土 7.98重量% カーボンブラック 0.02重量% 水道水 バランス。
【0027】(洗浄条件)ターゴトメーターを使用し
て、回転数100rpm、洗濯時間10分、温度20℃、使用水3.
5 °DHで、上記で調製した洗剤にて洗濯を行った。なお
通常、洗濯用水の硬度成分はCa2+、Mg2+に代表され、そ
の重量比はCa/Mg=(60〜85)/(4015)程度である
が、ここでは水道水を使用した。また、洗剤濃度は0.66
7 g/リットルとした。 (洗浄率の算出)原布及び洗浄前後の550 mμにおける
反射率を自記色彩計(島津製作所製)にて測定し、次式
によって洗浄率D(%)を算出した。 D=(L2−L1)/(L0−L1)×100(%) L0:原布の反射率 L1:洗浄前汚染布の反射率 L2 :洗浄後汚染布の反射率
【0028】
【表1】
【0029】注) ・結晶性珪酸塩A:xM2O・ySiO2・zMemOn・wH2O、x =
1,y =1.8,z =0.02,w =0,M =K 及びNa且つ K
/Na=0.03、Me=Mg及びCa且つMg/Ca=0.01、平均粒径
=50μm ・結晶性珪酸塩B:xM2O・ySiO2・zMemOn・wH2O、x =
1,y =1.8,z =0.02,w =0,M =K 及びNa且つ K
/Na=0.03、Me=Mg及びCa且つMg/Ca=0.01、平均粒径
=250μm ・結晶性珪酸塩C:xM2O・ySiO2・zMemOn・wH2O、x =
1,y =2,z =0,w=0,平均粒径=50μm ・結晶性珪酸塩はスラリーに配合した(比較品9は結晶
性珪酸塩を配合せず)。 ・酵素:API-21H (昭和電工(株)製)、リポラーゼ10
0T(ノボノルディスク社製)、セルザイム0.1T(ノボノ
ルディスク社製)、ターマミル60T (ノボノルディスク
社製)を2:1:1:1(重量比)で混合したもの ・蛍光染料:ホワイテックスSA(住友化学工業(株)
製)とチノパールCBS-X (チバガイギー社製)を1:1
(重量比)で混合したもの

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 下記の一般式(1) で示される組成を
    有する結晶性珪酸塩、(b) アニオン性界面活性剤及び
    (c) ノニオン性界面活性剤を含み、かつ (b)/(c) =2
    〜11(重量比)である洗剤スラリーを乾燥して調製した
    洗剤生地を造粒することを特徴とする高嵩密度粒状洗剤
    組成物の製造方法。 xM2O・ySiO2・zMemn・wH2O (1) (式中、Mは周期律表のIa族元素、MeはIIa、II
    b、 IIIa、IVaもしくはVIII族元素から選ばれる1種
    または2種以上の組合せを示し、y/x=1.0〜2.6 、
    z/x=0.01〜1.0 、n/m=0.5 〜2.0 、w=0〜20
    である。)
  2. 【請求項2】 最終洗剤組成物中の結晶性珪酸塩の配合
    量が 0.1〜20重量%である請求項1記載の高嵩密度粒状
    洗剤組成物の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記洗剤スラリーが水分を35〜50重量%
    含む請求項1又は2記載の高嵩密度粒状洗剤組成物の製
    造方法。
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WO1999063047A1 (fr) * 1998-06-04 1999-12-09 Kao Corporation Composition de tensioactif

Cited By (2)

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WO1999063047A1 (fr) * 1998-06-04 1999-12-09 Kao Corporation Composition de tensioactif
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