JPH09278725A - フタル酸誘導体の製造方法 - Google Patents

フタル酸誘導体の製造方法

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JPH09278725A
JPH09278725A JP9287796A JP9287796A JPH09278725A JP H09278725 A JPH09278725 A JP H09278725A JP 9287796 A JP9287796 A JP 9287796A JP 9287796 A JP9287796 A JP 9287796A JP H09278725 A JPH09278725 A JP H09278725A
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phthalic acid
formula
carbon atoms
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Withdrawn
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JP9287796A
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Sonoko Nishimura
園子 西村
Naoki Mizushima
直樹 水島
Junji Ono
淳二 小野
Shinichi Suzuki
紳一 鈴木
Yasuhiro Akaha
康宏 赤羽
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 下記一般式(IV)で表されるフタル酸誘導
体が高収率で得られる腐食性の問題がないフタル酸誘導
体の製造方法を提供する。 【化1】 (式中R3、R4、R5は炭素数1〜4のアルキル基であ
り、Yは炭素数1〜8のアルキレン基、Aはハロゲン、
メチル硫酸、エチル硫酸などのいずれかの陰イオンであ
る。X2は、水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、
炭素数1〜4のアルキル基またはアルケニル基、一般式
−Y−NR34基、もしくは一般式−Y−N+345
・A基(R3、R4、R5、AおよびYは前述の通り)で
ある。) 【解決手段】 フタル酸アルキルエステルとアミノアル
コールとのエステル交換反応において、エステル交換反
応触媒を徐々に添加してフタル酸アミノアルコールエス
テルを製造し、このフタル酸アミノアルコールエステル
を四級化して前記一般式(IV)で表されるフタル酸誘
導体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸素系漂白剤の過
酸化物などと併用して漂白効果を増強させる漂白活性化
剤として有用なフタル酸誘導体の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】本発明の最終目的物である下記一般式
(IV)で表される化合物(フタル酸誘導体)は、漂白
活性剤などとして用いられるもので、下記一般式(II
I)で表されるフタル酸とアミノアルコールのエステル
化合物(以下便宜上、フタル酸アミノアルコールエステ
ルと記す。)にアルキル化剤を作用させて四級化を行っ
て製造することができる(以下フタル酸とは、ベンゼン
環に結合する2個のカルボニル基の結合位置がパラ位:
テレフタル酸、メタ位:イソフタル酸、オルト位:フタ
ル酸のいずれも包含するものとする。)。
【0003】一般にフタル酸とアルコールとのエステル
化合物を合成するには、以下の3つの方法が考えられ
る。 (a法)フタル酸とアルコールとを加熱して合成する。 (b法)フタル酸の酸塩化物とアルコールを反応させて
合成する。 (c法)酸あるいはアルカリ触媒存在下、目的とするエ
ステル化合物を生成するアルコールと、別のフタル酸ジ
エステル(原料)とのエステル交換を行い合成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
a法ないしc法によってフタル酸アミノアルコールエス
テルを製造しようとすると以下のような問題がある。す
なわち、前記a法ではフタル酸とアミノアルコールが塩
を形成し、エステル化反応が進行せず目的とする化合物
が得られない。前記b法は、特開平7−224300号
公報に開示されているが、フタル酸アミノアルコールエ
ステルの塩酸塩が生成するため、抽出などの後処理が必
要となり、製造が煩雑になる。また、酸塩化物の腐食性
のため、耐腐食性の設備が必要となる。前記c法におい
て、酸触媒存在下の反応ではアミノアルコールの塩が生
成し、反応が進行しない。また、アルカリ触媒存在下の
エステル交換反応では、通常触媒は必要量予め一括して
仕込むが(特開昭58−47020号公報、特開平3−
14825号公報)、この方法ではフタル酸アミノアル
コールエステルの収率が低く問題がある。本発明は前記
事情に鑑みてなされたもので、腐食性の問題がなく、塩
酸塩を生成せず、高収率で前記フタル酸とアミノアルコ
ールとのエステル化合物を製造でき、さらに最終目的と
する上述の一般式(IV)で表されるフタル酸誘導体が
高収率で得られるフタル酸誘導体の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、下記一般
式(I)で表される化合物(以下便宜上、フタル酸アル
キルエステルと記す。)と下記一般式(II)で表され
るアミノアルコールのエステル交換反応によって、下記
一般式(III)で表されるフタル酸アミノアルコール
エステルを製造するにおいて、エステル交換反応触媒を
徐々に添加することによって、前記フタル酸アミノアル
コールエステルの収率が大幅に向上することを見いだ
し、本発明を完成させるに至った。
【0006】すなわち、下記一般式(I)で表される化
合物(フタル酸アルキルエステル)と、下記一般式(I
I)で表されるアミノアルコールとを、エステル交換反
応触媒(以下触媒と略記する。)を徐々に加えながらエ
ステル交換反応させ、下記一般式(III)で表される
化合物(フタル酸アミノアルコールエステル)を製造し
た後、アルキル化剤を作用させて四級化を行い、下記一
般式(IV)で表されるフタル酸誘導体を製造すること
を前記課題の解決手段とした。
【化5】 (式中R1およびR2は炭素数1〜4のアルキル基または
アルケニル基を示す。)
【化6】 (式中R3およびR4は炭素数1〜4のアルキル基、Yは
炭素数1〜8のアルキレン基を示す。)
【化7】 (式中R3、R4およびYは一般式(II)における同様
の意味を示す。X1は、水素、アルカリ金属、アルカリ
土類金属、炭素数1〜4のアルキル基またはアルケニル
基、もしくは一般式−Y−NR34 (R3、R4および
Yは前述の通り)で表されるアミノアルキル基を示
す。)
【化8】 (式中R3、R4およびYは一般式(II)における同様
の意味を示す。R5は炭素数1〜4のアルキル基であ
り、Aはハロゲン、メチル硫酸、エチル硫酸などのいず
れかの陰イオンである。X2は、水素、アルカリ金属、
アルカリ土類金属、炭素数1〜4のアルキル基またはア
ルケニル基、一般式−Y−NR34基、もしくは一般式
−Y−N+345・A基(R3、R4、R5、Aおよび
Yは前述の通り)である。) (前記一般式(I)ないし一般式(IV)において、R
1、R2、R3、R4、R5は同一でも異なってもよい。)
【0007】
【発明の実施の形態】前記一般式(I)において、R1
およびR2は炭素数1〜4のアルキル基またはアルケニ
ル基で、その例としては、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基などのアルキル基、またはビニル基、ア
リル基などのアルケニル基などが挙げられる。R1、R2
は互いに同一でも異なっていてもよい。
【0008】前記一般式(II)において、R3および
4は炭素数1〜4のアルキル基であり、その例として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基が挙げ
られ、R3、R4は互いに同一でも異なっていてもよい。
Yは炭素数1〜8のアルキレン基であり、その例として
は、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン
基、ペンチレン基、ヘキシレン基、ヘプチレン基、オク
チレン基などが挙げられる。
【0009】前記一般式(III)において、X1は、
水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、前記R1また
はR2と同一の炭素数1〜4のアルキル基またはアルケ
ニル基、もしくは一般式−Y−NR34 で表されるア
ミノアルキル基(R3、R4は前述の通り)である。この
アミノアルキル基としては、例えばジメチルアミノエチ
ル基、ジエチルアミノエチル基、ジメチルアミノプロピ
ル基、ジメチルアミノブチル基、メチルエチルアミノエ
チル基などが挙げられる。
【0010】前記一般式(IV)において、R5は炭素
数1〜4のアルキル基であり、その例としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基が挙げられる。A
はハロゲン、メチル硫酸、エチル硫酸の陰イオンであ
り、ハロゲンイオンの例としては、Cl-、Br-
-、などが挙げられる。X2は、水素、アルカリ金属、
アルカリ土類金属、前記R1またはR2と同一の炭素数1
〜4のアルキル基またはアルケニル基、あるいは一般式
−Y−NR34基(R3、R4およびYは前述の通り)で
表されるアミノアルキル基、もしくは一般式−Y−N+
345・A基(R3、R4、R5、AおよびYは前述の
通り)で表されるものである。ここで、R3、R4および
5は互いに同一でも異なっていてもよい。
【0011】さらに、前記一般式(I)、(III)、
(IV)において、ベンゼン環に結合する2個のカルボ
ニル基の結合位置については特に制限はなく、パラ位、
メタ位、オルト位のいずれであってもよいが、パラ位が
好ましい。
【0012】本発明における大きな特徴は、前記一般式
(I)で表されるフタル酸アルキルエステルと、前記一
般式(II)で表されるアミノアルコールとを、触媒を
徐々に加えながらエステル交換反応させることである。
このようにして行われるエステル交換反応によって、前
記一般式(III)で表されるフタル酸アミノアルコー
ルエステルを高収率で製造することができる。本発明に
おいて、前記一般式(IV)で表されるフタル酸誘導体
(最終目的物)は、例えば、以下のような操作を経て製
造できる。
【0013】すなわち、4っ口フラスコに前記一般式
(I)で表されるフタル酸アルキルエステルと前記一般
式(II)で表されるアミノアルコールを仕込み、攪拌
しつつ加熱する。このとき、前記アミノアルコールの反
応必要量のうち、所定量取り分けて触媒を溶解または分
散させておく。前記4っ口フラスコ内の温度が所定の反
応温度に達した後、減圧して前記アミノアルコールを還
流させ、前記触媒を溶解または分散したアミノアルコー
ルを徐々に添加しつつ、同時に前記フタル酸アルキルエ
ステルと前記アミノアルコールとのエステル交換反応に
よって副生する炭素数1〜4の低級アルコールを系外に
除去しながら反応を促進させる。
【0014】このエステル交換反応後、未反応の前記ア
ミノアルコールを減圧留去し、前記一般式(III)で
表されるフタル酸アミノアルコールエステルを収率96
〜99%で得る。ついで、ビーカーに、得られたこのフ
タル酸アミノアルコールエステルと溶媒を入れ、この反
応液を攪拌しながらさらにアルキル化剤を加えて四級化
を行う。反応終了後、析出した結晶をろ取し、乾燥後前
記一般式(IV)で表されるフタル酸誘導体(最終目的
物)を収率85〜99%で得る。
【0015】前記エステル交換反応に用いられる触媒と
しては特に制限はないが、アルカリ触媒が好ましく、収
率および取り扱い上の点より、アルカリ金属、アルカリ
土類金属の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩、アルコラー
トが好ましく、特にカリウム、ナトリウム、リチウムの
水酸化物またはアルコラートがより好ましい。触媒量
は、前記一般式(I)で表されるフタル酸アルキルエス
テルとのモル比が1:0.001〜1:0.2が好まし
く、1:0.005〜1:0.05がより好ましい。
【0016】前記触媒は、その添加速度を容易にコント
ロールし、操作性を向上させるために、エステル交換反
応の出発物質である前記一般式(II)で表されるアミ
ノアルコールに溶解または分散させて、この触媒溶液ま
たは触媒分散液を滴下する方法などによって加える。こ
の触媒を溶解または分散する溶媒として、この他にはC
8〜C10の脂肪族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素を使用することができる。し
かし、前記アミノアルコールを用いると、生成物に不純
物が混入する可能性が低く、また、未反応のアミノアル
コールの除去と同条件で取り除くことができ、さらに後
のリサイクルの点においても好ましい。
【0017】この触媒溶液または触媒分散液の添加時間
(エステル交換反応の反応時間)は3〜8時間が好まし
く、3.5〜6時間がより好ましい。この触媒添加速度
は、フタル酸アルキルエステル1molに対して0.0
1〜0.3mmol/minであると好ましい。したが
って、この触媒溶液または触媒分散液の濃度は、0.2
〜4重量%とされる。例えば、2−ジメチルアミノエタ
ノール1.5モル(151ミリリットル)で調製した場
合、0.31〜0.84ml/minの速度で添加しな
がら加えるのが好ましく、0.42〜0.72ml/m
inの速度がより好ましい。
【0018】また、前記一般式(I)で表されるフタル
酸アルキルエステルと一般式(II)で表されるアミノ
アルコールとのモル比は1:1〜1:10が好ましく、
1:2〜1:6がより好ましい。このうち、前記触媒を
溶解または分散する溶媒として用いる量は、1:1〜
1:1.5とする。エステル交換反応における反応温度
は30〜100℃が好ましく、50〜70℃がより好ま
しい。また、減圧度は10〜200mmHgが好まし
く、30〜60mmHgがより好ましい。
【0019】エステル交換反応によって副生する炭素数
1〜4の低級アルコールを反応中に系外に除去する方法
としては、減圧下留去する方法、窒素やヘリウムなど不
活性気体を流通させて留去する方法、共沸溶媒を用いて
除去する方法などを採用することができるが、減圧下留
去する方法が収率および効率の点より好ましい。
【0020】四級化のためのアルキル化剤としては、特
に制限はないが、ハロゲン化アルキル、例えばメチルク
ロライド、エチルクロライド、メチルブロマイド、エチ
ルブロマイド、メチルアイオダイド、エチルアイオダイ
ドやジメチル硫酸、ジエチル硫酸などが好ましい。この
アルキル化剤は、一般にフタル酸アミノアルコールエス
テル1molに対して0.9〜2.5mol用いる。
【0021】四級化の際に用いる溶媒としては、特に制
限はないが、水、メタノール、エタノール、イソプロピ
ルアルコール、アセトニトリル、メチルエチルケトン、
アセトン、ヘキサン、トルエン、キシレン、酢酸エチル
などが好ましい。この溶媒は一般にフタル酸アミノアル
コールエステルの重量に対して1〜7倍重量用いる。こ
の四級化反応の反応温度および反応時間は、例えば、ア
ルキル化剤としてジメチル硫酸を用いた場合には、それ
ぞれ10〜60℃、20〜60分間とされる。また、オ
ートクレーブを用いてこの四級化反応を行うこともで
き、この場合、アルキル化剤としてハロゲン化アルキル
を用いた際の反応温度および反応時間は、それぞれ90
〜100℃、3〜10時間とされる。
【0022】本発明においては、上述のようにエステル
交換反応の際に触媒(アルカリ触媒)を徐々に加えつ
つ、副生する低級アルコールを系外に除去することによ
り、このエステル交換反応が順調に進行し、高収率で前
記一般式(III)で表されるフタル酸アミノアルコー
ルエステルが得られる。これは、従来のアルカリ触媒を
はじめから一括して仕込む方法であると、最初から大量
のアルカリ触媒が存在するため、前記一般式(I)で表
されるフタル酸アルキルエステルが加水分解してフタル
酸となり、さらにアルカリ触媒を構成するアルカリ金属
や前記一般式(II)で表されるアミノアルコールと塩
を形成してまい、目的とするエステル交換反応が進行し
ないと推測されるのに対し、好ましい添加速度でコント
ロールしながら徐々に触媒を加えることによって、前記
フタル酸アルキルエステルの加水分解が抑制され、目的
とする前記アミノアルコールとのエステル交換反応を進
行させることができるものであると思われる。また、副
生する低級アルコールを系外に除去するのは、平衡を移
動させてエステル交換反応を促進させるためである。
【0023】このように上述のフタル酸誘導体の製造方
法においては、エステル交換反応の際に触媒を徐々に加
えることにより、高収率で前記一般式(III)で表さ
れるフタル酸アミノアルコールエステルを製造すること
ができる。また、このエステル交換反応においては、酸
塩化物を用いる従来の方法のように面倒な後処理を必要
とせず、腐食性の心配もないので、操作が簡便で効率の
よい方法であり、前記アミノアルコールのリサイクルの
点でも優れている。したがって、このエステル交換反応
を経て、最終的に、効率よく高収率で前記一般式(I
V)で表されるフタル酸誘導体(最終目的物)を製造す
ることができる。
【0024】本発明の実施の態様をまとめると以下のよ
うになる。 本発明を構成するエステル交換反応は、前記一般式
(I)で表される化合物(フタル酸アルキルエステル)
と、前記一般式(II)で表されるアミノアルコール
に、触媒を徐々に加えつつ、同時にエステル交換反応に
よって副生する炭素数1〜4の低級アルコールを系外に
除去することによって反応を促進させて、前記一般式
(III)で表される化合物(フタル酸アミノアルコー
ルエステル)を得る方法である。 前記エステル交換反応は、アルカリ触媒を溶媒に溶
解または分散し、この触媒溶液または分散液をフタル酸
アルキルエステル1molに対し、0.01〜0.3m
mol/minの添加速度でコントロールしながら徐々
に滴下することによって、前記一般式(I)で表される
フタルジエステル(原料)の加水分解を抑制し、前記一
般式(II)で表されるアミノアルコールとのエステル
交換反応を進行させることができる方法である。 エステル交換反応中に副生する炭素数1〜4の低級
アルコールの除去方法は、減圧下留去する方法が好まし
い。 エステル交換反応における触媒を溶解または分散す
る溶媒としては、前記エステル交換反応の出発物質と同
様の一般式(II)で表されるアミノアルコールを用い
ることが好ましい。
【0025】
【実施例】以下、実施例にて本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもので
はない。
【0026】(実施例1)2リットル4っ口フラスコに
テレフタル酸ジエチル222g(1モル)、2−ジメチ
ルアミノエタノール401g(4.5モル)を入れ攪拌
しつつ、60℃に加熱した。ついで40mmHgまで減
圧して、前記2−ジメチルアミノエタノールを還流さ
せ、予め水酸化ナトリウム0.6gを溶解させた別の2
−ジメチルアミノエタノール134g(1.5モル)を
0.56ml/min(水酸化ナトリウム0.056m
mol/min)の速度で添加しつつ、同時に副生した
エタノールを減圧下留去した。4.5時間反応後、過剰
な2−ジメチルアミノエタノールを減圧留去して除き、
テレフタル酸ジ(2−ジメチルアミノ)エチルエステル
298g《フタル酸アミノアルコールエステル》を得
た。ついで、5リットルビーカーに得られたこのテレフ
タル酸ジ(2−ジメチルアミノ)エチルエステル298
g、メチルエチルケトン2384ミリリットルを入れ、
攪拌しながらジメチル硫酸249g(2モル)を加え
た。反応後、析出した結晶をろ取し、乾燥して、ベンゼ
ン−1、4−ビス(カルボニルオキシ−N,N,N−ト
リメチルエタンアミニウム)ジメチルサルフェート51
0g《最終目的物》を得た。
【0027】(実施例2)2リットル4っ口フラスコに
テレフタル酸ジメチル196g(1モル)、2−ジメチ
ルアミノエタノール401g(4.5モル)を入れ攪拌
しつつ、60℃に加熱した。ついで40mmHgまで減
圧し、前記2−ジメチルアミノエタノールを還流させ、
予め水酸化カリウム0.6gを溶解させた別の2−ジメ
チルアミノエタノール134g(1.5モル)を0.4
2ml/min(水酸化カリウム0.03mmol/m
in)の速度で添加しながら、副生したメタノールを減
圧下留去した。6時間反応後、過剰な2−ジメチルアミ
ノエタノールを減圧留去して除き、テレフタル酸ジ(2
−ジメチルアミノ)エチルエステル296g《フタル酸
アミノアルコールエステル》を得た。ついで、3リット
ルビーカーに得られたテレフタル酸ジ(2−ジメチルア
ミノ)エチルエステル296g、イソプロピルアルコー
ル2368ミリリットルを入れ、攪拌しながらジメチル
硫酸249g(2モル)を加えた。反応後、析出した結
晶をろ取し、乾燥して、ベンゼン−1、4−ビス(カル
ボニルオキシ−N,N,N−トリメチルエタンアミニウ
ム)ジメチルサルフェート503g《最終目的物》を得
た。
【0028】(実施例3)2リットル4っ口フラスコに
テレフタル酸ジメチル196g(1モル)、2−ジメチ
ルアミノエタノール401g(4.5モル)を入れ攪拌
しつつ、60℃に加熱した。ついで40mmHgまで減
圧し、前記2−ジメチルアミノエタノールを還流させ、
予め水酸化カリウム0.6gを溶解させた別の2−ジメ
チルアミノエタノール134g(1.5モル)を0.5
6ml/min(水酸化カリウム0.04mmol/m
in)の速度で添加しながら、副生したメタノールを減
圧下留去した。4.5時間反応後、過剰な2−ジメチル
アミノエタノールを減圧留去して除き、テレフタル酸ジ
(2−ジメチルアミノ)エチルエステル300g《フタ
ル酸アミノアルコールエステル》を得た。ついで、3リ
ットルビーカーに水300ミリリットルを入れ、得られ
たテレフタル酸ジ(2−ジメチルアミノ)エチルエステ
ル300gを攪拌下、10℃に保ちながら徐々に加えて
水溶液とした。そこに、反応温度を10〜15℃に保
ち、pHが9以下にならないように5%炭酸カリウム水
溶液で調整しながら、ジメチル硫酸 252g(2モ
ル)を加えた。反応後、エタノール1.5リットルを加
え析出した結晶をろ取し、乾燥して、ベンゼン−1、4
−ビス(カルボニルオキシ−N,N,N−トリメチルエ
タンアミニウム)ジメチルサルフェート482g《最終
目的物》を得た。
【0029】(比較例1)500ミリリットルナスフラ
スコに2−ジメチルアミノエタノール134g(1.5
モル)を入れ、攪拌しながらテレフタル酸クロリド50
g(0.25モル)を少量ずつ加えた。反応後、未反応
の2−ジメチルアミノエタノールを留去させた後、10
%炭酸ナトリウム水溶液を加えアルカリ性にし、酢酸エ
チルで抽出した。この抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾
燥し溶媒を留去して、テレフタル酸ジ(2−ジメチルア
ミノ)エチルエステル40g《フタル酸アミノアルコー
ルエステル》を得た。ついで、1リットルビーカーに水
40ミリリットルを入れ、得られたテレフタル酸ジ(2
−ジメチルアミノ)エチルエステル40gを攪拌下、1
0℃に保ちながら徐々に加えて水溶液とした。そこに、
反応温度を10〜15℃に保ち、pHが9以下にならな
いように5%炭酸カリウム水溶液で調整しながらしなが
ら、ジメチル硫酸33g(0.26モル)を加えた。反
応後、エタノール380ミリリットルを加え析出した結
晶をろ取し、乾燥して、ベンゼン−1、4−ビス(カル
ボニルオキシ−N,N,N−トリメチルエタンアミニウ
ム)ジメチルサルフェート65g《最終目的物》を得
た。
【0030】(比較例2)2リットル4っ口フラスコ
に、テレフタル酸ジメチル196g(1モル)、2−ジ
メチルアミノエタノール401g(4.5モル)および
予め水酸化カリウム0.6gを溶解した別の2−ジメチ
ルアミノエタノール134g(1.5モル)をいっしょ
に入れて攪拌しつつ、60℃に加熱した。ついで40m
mHgまで減圧し、2−ジメチルアミノエタノールを還
流させ副生したメタノールを減圧下留去した。4.5時
間反応後、未反応の2−ジメチルアミノエタノールを減
圧留去して除き、テレフタル酸ジ(2−ジメチルアミ
ノ)エチルエステル(アミノアルコールエステル)10
8g《フタル酸アミノアルコールエステル》を得た。つ
いで、2リットルビーカーに得られたテレフタル酸ジ
(2−ジメチルアミノ)エチルエステル108g、アセ
トニトリル864ミリリットルを入れ、攪拌しながらジ
メチル硫酸88g(0.7モル)を加えた。反応後、析
出した結晶をろ取し、乾燥して、ベンゼン−1、4−ビ
ス(カルボニルオキシ−N,N,N−トリメチルエタン
アミニウム)ジメチルサルフェート151g《最終目的
物》を得た。
【0031】(比較例3)2リットル4っ口フラスコに
テレフタル酸ジメチル196g(1モル)、2−ジメチ
ルアミノエタノール401g(4.5モル)を入れ攪拌
しつつ、60℃に加熱した。ついで、予め水酸化カリウ
ム0.6gを溶解した別の2−ジメチルアミノエタノー
ル134g(1.5モル)を0.56ml/min(水
酸化カリウム0.04mmol/min)の速度で添加
し攪拌した。このとき、副生したメタノールを系外に留
去せずに還流下、4.5時間反応後、過剰な2−ジメチ
ルアミノエタノールを減圧留去して除き、テレフタル酸
ジ(2−ジメチルアミノ)エチルエステル(アミノアル
コールエステル)62g《フタル酸アミノアルコールエ
ステル》を得た。ついで、1リットルビーカーに得られ
たテレフタル酸ジ(2−ジメチルアミノ)エチルエステ
ル62g、イソプロピルアルコール496ミリリットル
を入れ、攪拌しながらジメチル硫酸51g(0.4モ
ル)を加えた。反応後、析出した結晶をろ取し、乾燥し
て、ベンゼン−1、4−ビス(カルボニルオキシ−N,
N,N−トリメチルエタンアミニウム)ジメチルサルフ
ェート106g《最終目的物》を得た。
【0032】実施例1〜3および比較例1〜3の結果を
表1にまとめて示す。表1より、触媒を徐々に添加し、
かつ副生するメタノールを除去しながらエステル交換反
応を行った実施例1〜3においては、96〜97%の良
好な収率でフタル酸アミノアルコールエステルが得ら
れ、この結果86〜91%の高収率で最終目的物(フタ
ル酸誘導体)が得られているのに対し、 触媒を最初に
仕込む時点で一括して加えた比較例2においてはフタル
酸アミノアルコールエステルと最終目的物(フタル酸誘
導体)の収率は、それぞれ35%、27%と非常に低く
なっている。また、メタノールの除去を行わなかった比
較例3においても、エステル交換反応が促進されず、フ
タル酸アミノアルコールエステルの収率は20%、最終
目的物(フタル酸誘導体)は19%の低収率である。ま
た、比較例1は、従来のフタル酸の酸塩化物とアルコー
ルを反応させて合成する方法であるが、やはり収率は実
施例1〜3と比較して非常に低い値(47%)となって
いる。さらにこの比較例1においては、出発物質として
酸塩化物を用いているので、塩酸塩が生成したり、酸塩
化物の腐食性の問題がある他、抽出などの操作が面倒で
あるなどの問題を抱えていることからも、本発明に係る
実施例1〜3が優位であることが明かである。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフタル酸誘
導体の製造方法を構成するエステル交換反応において、
エステル交換反応触媒を徐々に加えることにより、高収
率で前記一般式(III)で表される化合物(フタル酸
アミノアルコールエステル)を製造することができる。
さらに、酸塩化物を用いる従来の方法と比較して、抽出
などの処理を必要とせず、腐食性の問題がなく、製造操
作が簡便で効率がよく、前記一般式(II)で表される
アミノアルコールのリサイクルの点でも優れている。し
たがって、このエステル交換反応を経て、最終的に、効
率よく高収率で前記一般式(IV)で表されるフタル酸
誘導体(最終目的物)を製造することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 (式中R1およびR2は炭素数1〜4のアルキル基または
アルケニル基を示す。)
【化2】 (式中R3およびR4は炭素数1〜4のアルキル基、Yは
炭素数1〜8のアルキレン基を示す。)
【化3】 (式中R3、R4およびYは一般式(II)における同様
の意味を示す。X1は、水素、アルカリ金属、アルカリ
土類金属、炭素数1〜4のアルキル基またはアルケニル
基、もしくは一般式−Y−NR4 (R3、R4および
Yは前述の通り)で表されるアミノアルキル基を示
す。)
【化4】 (式中R3、R4およびYは一般式(II)における同様
の意味を示す。R5は炭素数1〜4のアルキル基であ
り、Aはハロゲン、メチル硫酸、エチル硫酸などのいず
れかの陰イオンである。X2は、水素、アルカリ金属、
アルカリ土類金属、炭素数1〜4のアルキル基またはア
ルケニル基、一般式−Y−NR34基、もしくは一般式
−Y−N+345・A基(R3、R4、R5、Aおよび
Yは前述の通り)である。) (前記一般式(I)ないし一般式(IV)において、R
1、R2、R3、R4、R5は同一でも異なってもよい。)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】すなわち、下記一般式(I)で表される化
合物(フタル酸アルキルエステル)と、下記一般式(I
I)で表されるアミノアルコールとを、エステル交換反
応触媒(以下触媒と略記する。)を徐々に加えながらエ
ステル交換反応させ、下記一般式(III)で表される
化合物(フタル酸アミノアルコールエステル)を製造し
た後、アルキル化剤を作用させて四級化を行い、下記一
般式(IV)で表されるフタル酸誘導体を製造すること
を前記課題の解決手段とした。
【化5】 (式中R1およびR2は炭素数1〜4のアルキル基または
アルケニル基を示す。)
【化6】 (式中R3およびR4は炭素数1〜4のアルキル基、Yは
炭素数1〜8のアルキレン基を示す。)
【化7】 (式中R3、R4およびYは一般式(II)における同様
の意味を示す。X1は、水素、アルカリ金属、アルカリ
土類金属、炭素数1〜4のアルキル基またはアルケニル
基、もしくは一般式−Y−NR4 (R3、R4および
Yは前述の通り)で表されるアミノアルキル基を示
す。)
【化8】 (式中R3、R4およびYは一般式(II)における同様
の意味を示す。R5は炭素数1〜4のアルキル基であ
り、Aはハロゲン、メチル硫酸、エチル硫酸などのいず
れかの陰イオンである。X2は、水素、アルカリ金属、
アルカリ土類金属、炭素数1〜4のアルキル基またはア
ルケニル基、一般式−Y−NR34基、もしくは一般式
−Y−N+345・A基(R3、R4、R5、Aおよび
Yは前述の通り)である。) (前記一般式(I)ないし一般式(IV)において、R
1、R2、R3、R4、R5は同一でも異なってもよい。)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 紳一 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 赤羽 康宏 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表される化合物と、
    下記一般式(II)で表されるアミノアルコールとを、
    エステル交換反応触媒を徐々に加えながらエステル交換
    反応させ、下記一般式(III)で表される化合物を製
    造した後、アルキル化剤を作用させて四級化を行い、下
    記一般式(IV)で表されるフタル酸誘導体を製造する
    ことを特徴とするフタル酸誘導体の製造方法。 【化1】 (式中R1およびR2は炭素数1〜4のアルキル基または
    アルケニル基を示す。) 【化2】 (式中R3およびR4は炭素数1〜4のアルキル基、Yは
    炭素数1〜8のアルキレン基を示す。) 【化3】 (式中R3、R4およびYは一般式(II)における同様
    の意味を示す。X1は、水素、アルカリ金属、アルカリ
    土類金属、炭素数1〜4のアルキル基またはアルケニル
    基、もしくは一般式−Y−NR34 (R3、R4および
    Yは前述の通り)で表されるアミノアルキル基を示
    す。) 【化4】 (式中R3、R4およびYは一般式(II)における同様
    の意味を示す。R5は炭素数1〜4のアルキル基であ
    り、Aはハロゲン、メチル硫酸、エチル硫酸などのいず
    れかの陰イオンである。X2は、水素、アルカリ金属、
    アルカリ土類金属、炭素数1〜4のアルキル基またはア
    ルケニル基、一般式−Y−NR34基、もしくは一般式
    −Y−N+345・A基(R3、R4、R5、Aおよび
    Yは前述の通り)である。) (前記一般式(I)ないし一般式(IV)において、R
    1、R2、R3、R4、R5は同一でも異なってもよい。)
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010018548A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Univ Of Tokyo カルボン酸エステルの製造方法
CN104525044A (zh) * 2014-12-25 2015-04-22 陕西师范大学 Gemini季铵盐类阳离子表面活性剂及其合成方法

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