JPH09278602A - 水懸濁状農薬製剤 - Google Patents

水懸濁状農薬製剤

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JPH09278602A
JPH09278602A JP8373496A JP8373496A JPH09278602A JP H09278602 A JPH09278602 A JP H09278602A JP 8373496 A JP8373496 A JP 8373496A JP 8373496 A JP8373496 A JP 8373496A JP H09278602 A JPH09278602 A JP H09278602A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明が解決しようとする課題は、水中での
分散性がよく、粘性が低く、長期間保存しても沈降分離
を殆ど生ぜず、長期にわたり良好な粘度特性及び保存安
定性を有する、水難溶性農薬原体を含む水懸濁状農薬製
剤を提供することにある。 【解決手段】 1種又は2種以上の水難溶性農薬原体
と、ホモポリサッカライドと、スメクタイト系粘土鉱物
質とを含有することを特徴とする水懸濁状農薬製剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水に難溶性の農薬
原体を有効成分とし、低粘度で、且つ長期にわたって安
定な性状を保持する水懸濁状農薬製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水難溶性の農薬原体は、液剤化又
は乳剤化が困難であることから、粉剤、水和剤等の製剤
形態で使用されてきた。しかし粉剤は散布に際して周囲
への飛散が多く、水和剤は水に希釈する際に粉立つとい
う、使用者に対する安全衛生面で好ましくない面を有し
ていた。
【0003】このため、近年微粒子化された農薬原体を
水等に分散懸濁化した水懸濁状農薬製剤、即ちゾル剤又
はフロアブル剤と呼ばれる液状の製剤品(以下、これら
をゾル剤と称する場合がある。)が多く用いられるよう
になってきた。ゾル剤は、水和剤と同様に水に希釈し
て、又は原液の状態で散布されるため、水希釈時の粉立
ちがないこと、計量が水和剤に比べて容易であることな
ど優れた製剤形態であり、種々の組成が検討されてき
た。
【0004】例えば、(a)水難溶性の農薬活性成分に
水、溶剤、界面活性剤及びカルボキシメチルセルロース
等の水溶性高分子を加えて水中に懸濁化した製剤(特公
昭58−24401号公報)、(b)ヘテロポリサッカ
ライドガムを加えて水中に懸濁化した製剤(特開昭49
−133531号公報)、(c)ノニオン界面活性剤と
ヘテロ多糖類ガムを加えて水中に懸濁化した製剤(特開
昭52−128226号公報)、(d)界面活性剤及び
コロイド状含水ケイ酸アルミニウムを加えて水中に懸濁
化した製剤(特公昭54−11368号公報)、
【0005】(e)ヘテロポリサッカライドガムと酸化
アルミニウムを加えて水中に懸濁化した製剤(特開平1
−268604号公報)、(f)ベントナイト鉱物質と
ヘテロポリサッカライドガムを加えて水中に懸濁した製
剤(特公平7−86081号公報)、(g)ベントナイ
ト鉱物質とコロイド性酸化ケイ素を加えて水中に懸濁化
した製剤(特公平7−116001号公報)等が知られ
ている。
【0006】しかしながら、従来の(a)〜(e)のゾ
ル剤は、ゾル剤に要求される物理性状の諸条件を満たす
ことは困難であり、製剤品の保存安定性を良好にし、懸
濁均一性を長期にわたって保持させるためには、高い粘
性が必要であり、そのため保存容器への充填が容易では
なく、容器から製剤品を取りだした際の容器内残量が多
くなり、また容器内残量の確認が容易でないとともに、
計量が不正確となり、空中散布時等における原液散布に
支障が生じる。
【0007】一方、実用上問題がなくなるまで粘性を低
下させると、保存安定性が悪くなり、沈降した粒子はや
がて再分散不可能なハードケーキング層を形成するなど
の問題点がある。また(f)及び(g)のゾル剤につい
ても、ベントナイト鉱物質の経時的増粘性等を改善する
ため、ヘテロポリサッカライドガム又はコロイド性酸化
ケイ素を併用し、保存安定性を改善しているが、実質的
な低粘度領域、即ち、100mPa.s以下の粘度で
は、長期において粘度変化等の物理性状を安定に保ち、
かつ保存安定性の良好なゾル剤を得ることは困難であっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、水中での分散性がよく、粘性が低く、長期
間保存しても沈降分離を殆ど生ぜず、長期にわたり良好
な粘度特性及び保存安定性を有する、水難溶性農薬原体
を含む水懸濁状農薬製剤を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、これらの
課題を解決するため種々研究した結果、100mPa.
s以下の低粘度領域においてさえ粘度変化等の物理性状
を安定に保ち、且つ実用上問題のない保存安定性を示す
水懸濁状農薬製剤を見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0010】即ち、本発明は、1種又は2種以上の水難
溶性農薬原体と、ホモポリサッカライドと、スメクタイ
ト系粘土鉱物質とを含有することを特徴とする水懸濁状
農薬製剤である。また、本発明は、該水懸濁状農薬製剤
に更にヘテロポリサッカライドガムを併用することを特
徴とする水懸濁状農薬製剤や、カルボキシメチルセルロ
ースを併用することを特徴とする水懸濁状農薬製剤を含
むものである。
【0011】また本発明の水懸濁状農薬製剤は、用いる
ホモポリサッカライドが特にプルランであることを特徴
とする水懸濁状農薬製剤や、水懸濁状農薬製剤の粘度が
室温で10〜200mPa.sであることを特徴とする水
懸濁状農薬製剤をも含むものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に使用可能な水難溶性農薬
原体は、水に難溶性であれば特に制限はなく、その配合
量は、本水懸濁状農薬製剤中、通常1〜60重量%が好
ましい。このような農薬原体としては、例えば、O−3
−tert−ブチルフェニル−6−メトキシ−2−ピリ
ジル(メチル)チオカルバマート(ピリブチカルブ)、
5−(2,4−ジクロロフェノキシ)−2−ニトロメチ
ルベンゾアート(ビフェノックス)、2−ブロモ−N−
(α,α−ジメチルベンジル)−3,3−ジメチルブタ
ナミド(ブロモブチド)、[2−クロロ−N−(3−メ
トキシ−2−テニル)−2’,6’−ジメチルアセトア
ニリド](テニルクロール)、
【0013】[メチル−α−(4,6−ジメトキシピリ
ミジン−2−イル)カルバモイルスルファモイル]−O
−トルアート(ベンスルフロンメチル)、1−(2−ク
ロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルスルホ
ニル)−3−(4,6−ジメトキシピリジン−2−イ
ル)尿素(イマゾスルフロン)、1−(α,α−ジメチ
ルベンジル)−3−(パラトリル)尿素(ダイムロ
ン)、1−{[O−(シクロプロピルカルボニル)フェ
ニル]スルファモイル}−3(4,6−ジメトキシ−2
−ピリミジニル)−尿素(AC 322,140)等の
除草剤;
【0014】2−メチル−3’−イソプロポキシベンズ
アニリド(メプロニル)、4,5,6,7−テトラクロ
ロイソフタロニトリル(TPN)、マンガニーズエチレ
ンビス(ジチオカルバマート)(マンネブ)、ジメチル
−4,4’−O−フェニレンビス(3−チオアロファナ
ート)(チオファネートメチル)、8−オキシキノリン
銅、水酸化第二銅、硫黄等の殺菌剤;ジメチル−2−ク
ロロ−1−(2,4−ジクロロフェニル)ビニルホスフ
ァート(ジメチルビンホス)、1−ナフチルカルバマー
ト(NAC)、m−トリルメチルカルバマート(MTM
C)、
【0015】3,4−キシリルメチルカルバマート(M
PMC)、0,S−ジメチル−N−アセチルホスホロア
ミドチオアート(アセフェート)、2−sec−ブチル
−4,6−ジニトロフェニル−3−メチルクロトナート
(ビナパクリル)、トリシクロヘキシルチンヒドロオキ
シド(プリクトラン)、S−4−フェノキシブチル−
N,N−ジメチルチオカルバマート(フェノチオカル
ブ)、
【0016】2−sec−ブチルフェニル−N−メチル
カルバマート(BPMC)、2−(4−エトキシフェニ
ル)−2−メチルプロピル−3−フェノキシベンジルエ
ーテル(エトフェンプロックス)等の殺虫剤又は殺ダニ
剤等が挙げられる。本発明の水懸濁状農薬製剤には、こ
れらの農薬原体を1種以上用いることができ、除草剤、
殺菌剤、殺虫剤等を複数種混合することも可能である。
【0017】本発明で使用されるホモポリサッカライド
は、1種の単糖より構成される多糖類を表わし、例えば
プルラン、カードラン等が挙げられる。プルランは、微
生物の発酵作用により生産される直鎖状高分子量の多糖
類で、構成単糖類はグルコースからなる。
【0018】本発明で使用されるスメクタイト系粘土鉱
物質には、天然及び合成のスメクタイト粘土鉱物が含ま
れる。スメクタイトとは、通常葉ろう石及び滑石の粘土
構造において、種々の金属原子の置換によって得られる
膨張性粘土鉱物の一群を示し、例えばモンモリロナイ
ト、サポナイト、ヘクトライト、ベントナイト、ベイデ
ライト、ノントロナイト、サウコライト、ステペンサイ
ト等を例示することができ、好ましくはモンモリロナイ
ト、ベントナイトが良い。
【0019】これらのスメクタイト系粘土鉱物質は、例
えば、ビーガムT、ビーガムB、バンゲルB(バンダー
ビルド社製、登録商標)、ラポナイトB、ラポナイトR
D、ラポナイトS(日本シリカ工業株式会社製、登録商
標)、クニゲルVA、クニゲルV1、クニピアF(クニ
ミネ工業株式会社製、登録商標)、サンベントナイトK
A−1、サンベントナイトKG−1(サンベントナイト
工業株式会社製、登録商標)、オスモスN(白石工業株
式会社製、登録商標)等の商品名で市販されている。
【0020】本発明で使用されるホモポリサッカライド
及びスメクタイト系粘土鉱物質の配合量は、本剤中、通
常それぞれ0.5〜3重量%程度であり、製剤品の粘度
が10〜200mPa.sとなるようにそれぞれの配合
量を調整すれば良い。更に、ホモポリサッカライド及び
スメクタイト系粘土鉱物質の配合比は、重量比で、スメ
クタイト系粘土鉱物質1に対し、ホモポリサッカライド
0.5〜5の範囲において使用するのが好ましく、特に
好ましくは1〜3である。
【0021】本発明の水ゾル剤は、上述の農薬原体、ホ
モポリサッカライド及びスメクタイト系粘土鉱物質を水
性溶媒に懸濁又は一部溶解させたものである。水性溶媒
としては、水又は水に他の有機溶媒を加えたものが使用
される。水性溶媒の配合量は、本ゾル剤中、30〜95
重量%である。
【0022】本発明の水懸濁状農薬製剤は、上記組成に
更にヘテロポリサッカライドガム及び/又はカルボキシ
メチルセルロースを併用することにより、その保存安定
性が更に改善される。本発明に使用されるヘテロポリサ
ッカライドガムとは、2種以上の単糖より構成される多
糖類を表し、例えばキサンタンガム、ウエランガム、グ
アーガム、ローカストビーンガム、ラムザンガム等が挙
げられる。
【0023】キサンタンガムとは、微生物の発酵作用に
より生産される直鎖状高分子量の多糖類で、分子量は約
200万、構成単糖類はグルコース、マンノース、グル
クロン酸からなる。
【0024】本発明に使用されるカルボキシメチルセル
ロースとは、カルボキシメチル基を含有するホモポリサ
ッカライド誘導体で、構成する無水グルコースのカルボ
キシメチル基の置換度が0.6〜1.5の範囲のものが
好ましい。本発明で使用されるヘテロポリサッカライド
ガム及びカルボキシメチルセルロースの配合量は、本ゾ
ル剤中、通常それぞれ0.01〜3重量%程度であり、
好ましくは0.05〜1重量%である。
【0025】また本発明の水懸濁状農薬製剤には、界面
活性剤を併用しても良い。用いられる界面活性剤として
は、公知慣用のノニオン界面活性剤、アニオン界面活性
剤がいずれも制限なく使用できる。
【0026】ノニオン界面活性剤の具体例としては、ポ
リオキシエチレンアリールフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルアリールエーテル、ショ糖脂肪酸エ
ステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタンアルキラート、ポリオキシエチレンア
ルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
等を挙げることができる。
【0027】アニオン界面活性剤の具体例としては、リ
グニンスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、
ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテルリン酸エ
ステル化塩、ポリオキシエチレンアリールフェニルエー
テル硫酸エステル化塩、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテルリン酸エステル化塩、ジオクチルスルホ
コハク酸塩、ポリカルボン酸塩等を挙げることができ
る。
【0028】これらの界面活性剤は単独で使用しても、
異種又は同種の界面活性剤の2種以上を任意の割合で併
用してもよい。特にノニオン界面活性剤とアニオン界面
活性剤を併用して用いるのが懸濁安定性及び水中での分
散性の点から好ましい。その配合量は、通常、水懸濁状
農薬製剤の1〜10重量%が良い。
【0029】本発明においては、本発明の効果を阻害し
ない範囲で、上述のホモポリサッカライド、スメクタイ
ト系粘土鉱物質、ヘテロポリサッカライドガム及びメチ
ルセルロース以外の、通常使用される公知慣用の増粘剤
を添加し得る。該増粘剤としては、メチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、
酸化ケイ素、酸化アルミニウム等が挙げられる。
【0030】本発明の水懸濁状農薬製剤は、上記成分以
外に、更に必要に応じて消泡剤、凍結防止剤等の添加剤
を含んでもよい。消泡剤としては、例えばシリコン系の
ものが、また凍結防止剤としては、例えばエチレングリ
コール、ジエチレングリコール等のジオール類や、グリ
コールエーテル類、尿素等が好適に使用される。
【0031】本発明の水懸濁状農薬製剤は、取扱い及び
使用を容易にするために、粘度は20℃において10〜
200mPa.sとするのが良く、この範囲の粘度であ
れば、製剤品を取り出した際の容器内残量が少なく薬剤
を無駄なく使用することができ、正確な計量が可能とな
り、また水中での分散性に優れると共に、空中散布時等
における原液散布の際ノズル部分の通過性が良くて、一
定量の薬剤散布が可能となるような低粘度な製剤にする
ことができる。
【0032】尚、ここで言う粘度は、B型回転粘度計
(BM型、東京計器株式会社製)を用いて、ローターN
o.3、ローター回転数60rpm、製剤品温度20±
0.4℃の測定条件での測定粘度である。
【0033】水懸濁製剤にホモポリサッカライドを単独
で使用した場合には、保存安定性の良好な製剤は得られ
ず、またスメクタイト系粘土鉱物質を単独で使用した場
合には、経時的に粘性が高くなり、好ましい結果は得ら
れない。また、スメクタイト系粘土鉱物質とカルボキシ
メチルセルロースの併用では、経時的に粘性が高くな
り、これに伴い水分散性が悪くなる。
【0034】本発明ではホモポリサッカイドとスメクタ
イト系粘土鉱物質とを併用することにより、あるいは更
にヘテロポリサッカライドガム及び/又はカルボキシル
メチルセルロースを併用することにより保存安定性に優
れ、粘性が低いという良好な物理性状が得られる。
【0035】次に、本発明のゾル剤の製造法の概略を示
す。まず、ホモポリサッカライド及びスメクタイト系粘
土鉱物質を所定量の水性溶媒に加え、撹拌機にて分散さ
せた後、界面活性剤、農薬原体を加える。更に必要に応
じて凍結防止剤、消泡剤等を加え、撹拌機により混合分
散させる。
【0036】次に、この混合物を湿式粉砕機、例えばダ
イノミルKDL型(WAB社製)、システムゼータLM
Z型(アシザワ株式会社製)、パールミルTEX型(ア
シザワ株式会社製)等を用いて農薬原体の大部分が10
μm以下、好ましくは0.1〜7μmの範囲の平均粒子
径となるように湿式粉砕を行い、目的の水懸濁状農薬製
剤(ゾル剤)を得る。
【0037】農薬原体及び界面活性剤等の副原料を加え
る順序は、泡立ち等の工程上の都合により適宣変更して
も良いが、ホモポリサッカライド及びスメクタイト系粘
土鉱物質は、予め水性溶媒に十分分散又は溶解しておく
ことが好ましく、農薬原体については界面活性剤を分散
又は溶解後に加えることが好ましい。
【0038】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳しく説明
するが、本発明は当該実施例のみに限定されるものでは
ない。尚、以下の「部」は「重量部」を表わす。
【0039】[実施例1]プルラン1部とクニピアF1部
とを、水78.3部に混合分散させ、これにポリオキシ
エチレンアリールフェニルエーテル(竹本油脂株式会社
製)0.6部及びポリオキシエチレンアリールフェニル
エーテル硫酸エステル化塩(東邦化学工業株式会社製)
1.0部を加えて混合溶解させた後、次にピリブチカル
ブ原体12部、変性シリコーンエマルジョン0.1部及
びエチレングリコール6部を加え、湿式粉砕機にて粉砕
し均質な水懸濁状農薬製剤(ゾル剤)を得た。
【0040】[実施例2]プルラン2部とクニピアF1部
とを水77.1部に混合分散させ、これにショ糖脂肪酸
エステル(竹本油脂株式会社製)0.8部、ポリオキシ
エチレンアリールフェニルエーテルリン酸エステル化塩
(東邦化学工業株式会社製)1.0部及びポリカルボン
酸塩1部を加えて混合溶解させた後、ピリブチカルブ原
体12部、変性シリコーンエマルジョン0.1部及びエ
チレングリコール6部を加え、湿式粉砕機にて粉砕し均
質なゾル剤を得た。
【0041】[実施例3]プルラン3部及びクニピアF
1部を水76.1部に混合分散させ、これにポリオキシ
エチレン・ポリオキシプロピレントリスチリルフェニル
エーテル(ローヌプーラン株式会社製)0.8部、ポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテルリン酸エステル
化塩(松本油脂株式会社製)1.0部を加えて混合溶解
させた後、ピリブチカルブ原体12部、変性シリコーン
エマルジョン0.1部及びエチレングリコール6部を加
え、湿式粉砕機にて粉砕し均質なゾル剤を得た。
【0042】[実施例4]プルラン2部、クニピアF1
部及びキサンタンガム0.05部を水77.25部に混
合分散させ、これにポリオキシエチレン・ポリオキシプ
ロピレンブロックポリマー(竹本油脂株式会社製)0.
6部、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテルリ
ン酸エステル化塩(同上)1.0部を加えて混合溶解さ
せた後、ピリブチカルブ原体12部、変性シリコーンエ
マルジョン0.1部及びエチレングリコール6部を加
え、湿式粉砕機にて粉砕し均質なゾル剤を得た。
【0043】[実施例5]プルラン2部、クニピアF1
部及びカルボキシメチルセルロース0.1部を水77.
2部に混合分散させ、これにポリオキシエチレンノニル
フェニルエーテル(松本油脂株式会社製)0.6部、ポ
リオキシエチレンアリールフェニルエーテルリン酸エス
テル化塩(同上)1.0部を加えて混合溶解させた後、
ピリブチカルブ原体12部、変性シリコーンエマルジョ
ン0.1部及びエチレングリコール6部を加え、湿式粉
砕機にて粉砕し均質なゾル剤を得た。
【0044】[実施例6]プルラン2部、クニピアF1
部及びカルボキシメチルセルロース0.2部を水77.
1部に混合分散させ、これにポリオキシエチレンアリー
ルフェニルエーテル(ローヌプーラン株式会社製)0.
6部、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテルリ
ン酸エステル化塩(同上)1.0部を加えて混合溶解さ
せた後、ピリブチカルブ原体12部、変性シリコーンエ
マルジョン0.1部及びエチレングリコール6部を加
え、湿式粉砕機にて粉砕し均質なゾル剤を得た。
【0045】[実施例7]カードラン1.5部、クニピ
アF1部を水77.8部に混合分散させ、これにポリオ
キシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー
モノオレアート(松本油脂株式会社製)0.6部、ポリ
オキシエチレンアリールフェニルエーテルリン酸エステ
ル化塩(同上)1.0部を加えて混合溶解させた後、ピ
リブチカルブ原体12部、変性シリコーンエマルジョン
0.1部及びエチレングリコール6部を加え、湿式粉砕
機にて粉砕し均質なゾル剤を得た。
【0046】[実施例8]プルラン2部、クニピアF1部
及びカルボキシメチルセルロース0.1部を水66.2
部に混合分散させ、これにポリオキシエチレンアリール
フェニルエーテル(同上)0.6部、ポリオキシエチレ
ンアリールフェニルエーテル硫酸エステル化塩(同上)
1.0部及びアルキルアリールスルホン酸ナトリウム共
重合物1部を加えて混合溶解させた後、ピリブチカルブ
原体10部、ビフェノックス1部、ブロモブチド12
部、変性シリコーンエマルジョン0.1部及びエチレン
グリコール6部を加え、湿式粉砕機にて粉砕し均質なゾ
ル剤を得た。
【0047】[実施例9]プルラン2部、クニピアF1部
及びカルボキシメチルセルロース0.2部を水73.5
部に混合分散させ、これにショ糖脂肪酸エステル(同
上)0.8部、ポリオキシエチレンアリールフェニルエ
ーテル硫酸エステル化塩(同上)1.0部を加えて混合
溶解させた後、ピリブチカルブ原体10部、テニルクロ
ール原体4部、ベンスルフロンメチル1.4部、変性シ
リコーンエマルジョン0.1部及びエチレングリコール
6部を加え、湿式粉砕機にて粉砕し均質なゾル剤を得
た。
【0048】[比較例1]実施例1のプルラン1部及び
クニピアF1部を、プルラン3部に置き換えるととも
に、水78.3部を77.3部に変えた以外は、実施例
1と同様にしてピリブチカルブの均質なゾル剤を得た。
【0049】[比較例2]実施例1のプルラン1部及び
クニピアF1部を、クニピアF1部に置き換えるととも
に、水78.3部を79.3部に変えた以外は、実施例
1と同様にしてピリブチカルブの均質なゾル剤を得た。
【0050】[比較例3]実施例1のプルラン1部及び
クニピアF1部をクニピアF2部に置き換えた以外は、
実施例1と同様にしてピリブチカルブの均質なゾル剤を
得た。
【0051】[比較例4]実施例1のプルラン1部及び
クニピアF1部をクニピアF3部に置き換えるととも
に、水78.3部を77.3部に変えた以外は、実施例
1と同様にしてピリブチカルブの均質なゾル剤を得た。
【0052】[比較例5]実施例1のプルラン1部及び
クニピアF1部をキサンタンガム0.1部に置き換える
とともに、水78.3部を80.2部に変えた以外は、
実施例1と同様にしてピリブチカルブの均質なゾル剤を
得た。
【0053】[比較例6]実施例1のプルラン1部をキ
サンタンガム0.05部に置き換えるとともに、水7
8.3部を79.25部に変えた以外は、実施例1と同
様にしてピリブチカルブの均質なゾル剤を得た。
【0054】[比較例7]実施例1のプルラン1部及び
クニピアF1部をキサンタンガム0.05部及びクニピ
アF2部に置き換えるとともに、水78.3部を78.
25部に変えた以外は、実施例1と同様にしてピリブチ
カルブの均質なゾル剤を得た。
【0055】[比較例8]実施例1のプルラン1部及び
クニピアF1部をコロイド性酸化ケイ素1部及びクニピ
アF2部に置き換えるとともに、水78.3部を77.
3部に変えた以外は、実施例1と同様にしてピリブチカ
ルブの均質なゾル剤を得た。
【0056】[比較例9]実施例1のプルラン1部及び
クニピアF1部をコロイド性酸化アルミニウム3部に置
き換えるとともに、水78.3部を77.3部に変えた
以外は、実施例1と同様にしてピリブチカルブの均質な
ゾル剤を得た。
【0057】[比較例10]実施例1のプルラン1部及
びクニピアF1部をコロイド性酸化ケイ素3部に置き換
えるとともに、水78.3部を77.3部に変えた以外
は、実施例1と同様にしてピリブチカルブの均質なゾル
剤を得た。
【0058】[比較例11]実施例1のプルラン1部及
びクニピアF1部をカルボキシメチルセルロース0.3
部に置き換えるとともに、水78.3部を80.0部に
変えた以外は、実施例1と同様にしてピリブチカルブの
均質なゾル剤を得た。
【0059】次に、前記実施例1〜9及び比較例1〜1
1で調製したゾル剤について行った試験例1〜4を以下
に示す。また各試験結果を表1及び表2に示す。表2中
に付した*は凝集の発生を示す。表1及び表2に示す結
果より、実施例のゾル剤は比較例のものより優れた保存
安定性及び分散性を示し、粘度が低く、取扱性が良いこ
とがわかる。
【0060】(試験例1) 保存安定性の測定 調製したゾル剤を500mlのガラス瓶に入れ、40℃
の恒温器に3カ月間静置保存し、ゾル剤の分離沈降性を
測定した。測定は、液全体の高さに対する上澄液部の高
さの割合(%)で算出した。また測定終了後、光学顕微
鏡(×400)及び粒度分布測定装置(LS230:コ
ールター社製)を用いて、凝集物の形成の有無を確認し
た。保存安定性は上澄液部の割合が小さいほど良好であ
り、また凝集物の形成はゾル剤として不適である。
【0061】(試験例2) 粘度測定 試験例1で用いたゾル剤のガラス瓶の倒立を10回繰り
返し行った後、粘度を測定した。測定にはB型粘度計
(BM型、東京計器株式会社製)を用い、測定条件はロ
ーターNo.3、ローター回転数60rpm、製剤温度
20±0.4℃で行った。粘度は経時的変化が少ないも
のほど良好である。
【0062】(試験例3) 水中における分散性 250mlメスシリンダーに水250mlを入れ、ピペ
ットにてゾル剤を滴下して分散状態を観察し、次の4段
階での評価を行った。分散状態は良好なものほど好まし
い。
【0063】 ◎:分散状態が極めて良好。薬剤は水の中で拡散するよ
うに分散する。 ○:分散状態が良好。薬剤は水の中で一部拡散しながら
液滴の形で水中を落ちていくが、底に着くまでには分散
してしまう。 △:分散状態がやや悪い。薬剤の大部分が液滴の形で底
まで落ちるが、メスシリンダーを振れば分散する。 ×:分散状態が悪い。薬剤は液滴の形で底まで落ち、メ
スシリンダーを振っても容易に分散しない。
【0064】(試験例4) 容器残量の測定 ゾル剤100gを一般的な液状農薬保存用の100ml
ポリエチレン容器に入れ、容器残量の割合(%)を測定
した。その方法はポリエチレン容器の倒立を10回繰り
返し行った後、容器を10秒間倒立してゾル剤を取り出
し、ポリエチレン容器の自重を引いた容器残量からその
割合を算出した。容器残量は少ないほど好ましい。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】
【発明の効果】本発明は、長期間保存しても沈降分離
を殆ど生じることがなく、ハードケーキング及び凝集物
を形成することがない。粘性が低く、使用時の湿式粉
砕効率が向上することにより生産性が向上し、保存容器
への充填包装が容易である。更に、使用時の正確に計量
できることにより、安定した防除効果が得られること
や、容器中の薬液残量の確認が容易であること、水中で
の分散性がよく、散布液調製が容易に行えること、また
空中又は直播き散布における原液散布において散布装置
内の目づまり等がなく、安定した薬剤散布が可能である
こと、使用後、容器中の薬液残量が少ないこと等の効果
に加え、低粘度領域、即ち100mPa.s以下の粘
度においても、長期にわたって良好な粘度特性及び保存
安定性を有する、優れた水懸濁状農薬製剤を提供でき
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1種又は2種以上の水難溶性農薬原体
    と、ホモポリサッカライドと、スメクタイト系粘土鉱物
    質とを含有することを特徴とする水懸濁状農薬製剤。
  2. 【請求項2】 ヘテロポリサッカライドガムを併用する
    ことを特徴とする請求項1に記載の水懸濁状農薬製剤。
  3. 【請求項3】 カルボキシメチルセルロースを併用する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の水懸濁状農薬
    製剤。
  4. 【請求項4】 ホモポリサッカライドがプルランである
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の水懸濁状
    農薬製剤。
  5. 【請求項5】 水懸濁状農薬製剤の粘度が室温で10〜
    200mPa.sであることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか一つに記載の水懸濁状農薬製剤。
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