JPH09278496A - 発光性ガラスタイルとその製造法 - Google Patents
発光性ガラスタイルとその製造法Info
- Publication number
- JPH09278496A JPH09278496A JP12622396A JP12622396A JPH09278496A JP H09278496 A JPH09278496 A JP H09278496A JP 12622396 A JP12622396 A JP 12622396A JP 12622396 A JP12622396 A JP 12622396A JP H09278496 A JPH09278496 A JP H09278496A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light emitting
- glass tile
- frit
- glass
- fluorescent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09F—DISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
- G09F13/00—Illuminated signs; Luminous advertising
- G09F13/20—Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts
- G09F13/22—Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts electroluminescent
Abstract
(57)【要約】
【課題】 路面等に使用しても発光材の摩滅の心配が全
くなく、更に従来のものよりも視認性や意匠的効果の高
い発光性ガラスタイルを提案する。 【解決手段】 積層すべき複数枚の板状ガラスの互いに
接する面の一方又は双方に蛍光又は蓄光性能を有する発
光材と粉体状フリットとの混合物を塗布した後、積層し
た板状ガラスを加熱して上記フリットを溶解することに
より互いに接着させてなる発光性ガラスタイル。
くなく、更に従来のものよりも視認性や意匠的効果の高
い発光性ガラスタイルを提案する。 【解決手段】 積層すべき複数枚の板状ガラスの互いに
接する面の一方又は双方に蛍光又は蓄光性能を有する発
光材と粉体状フリットとの混合物を塗布した後、積層し
た板状ガラスを加熱して上記フリットを溶解することに
より互いに接着させてなる発光性ガラスタイル。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路,歩道,広場
やバスレーン等の路面、あるいは建築物の床,壁,塀等
の表面装飾に用いる視認性や意匠的効果の高い発光性ガ
ラスタイルに関するものである。
やバスレーン等の路面、あるいは建築物の床,壁,塀等
の表面装飾に用いる視認性や意匠的効果の高い発光性ガ
ラスタイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の発光性ガラスタイルは、1枚のガ
ラス板を用いて、その表面に発光材と粉体状フリットの
混合物を吹き付け塗布し、該フリットを加熱溶解してガ
ラス板表面に発光材を固着させることにより製造されて
いる。
ラス板を用いて、その表面に発光材と粉体状フリットの
混合物を吹き付け塗布し、該フリットを加熱溶解してガ
ラス板表面に発光材を固着させることにより製造されて
いる。
【0003】しかしながら、このような方法で得られる
ガラスタイルは、タイル表面に発光材が塗付されている
ため、これを路面等に使用すると、表面の発光材が摩滅
して発光性能を喪失してしまう欠点があった。
ガラスタイルは、タイル表面に発光材が塗付されている
ため、これを路面等に使用すると、表面の発光材が摩滅
して発光性能を喪失してしまう欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の発光性ガラスタイルの問題点に鑑み、これを路面
等に使用しても発光材の摩滅の心配が全くなく、更に従
来のものよりも視認性や意匠性の高い発光性ガラスタイ
ルを提案するものである。
従来の発光性ガラスタイルの問題点に鑑み、これを路面
等に使用しても発光材の摩滅の心配が全くなく、更に従
来のものよりも視認性や意匠性の高い発光性ガラスタイ
ルを提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は積層すべ
き複数枚の板状ガラスの互いに接する面の一方又は双方
に蛍光又は蓄光性能を有する発光材と粉体状フリットと
の混合物を塗布した後、積層した板状ガラスを加熱して
上記フリットを溶解することにより互いに接着させてな
る発光性ガラスタイルに関するものである。
き複数枚の板状ガラスの互いに接する面の一方又は双方
に蛍光又は蓄光性能を有する発光材と粉体状フリットと
の混合物を塗布した後、積層した板状ガラスを加熱して
上記フリットを溶解することにより互いに接着させてな
る発光性ガラスタイルに関するものである。
【0006】ここにいう蛍光性能を有する発光材とは、
外部からの紫外線等の剌激によって発光する成分を含む
ものをいい、例えば(株)クリエテック製の「CT−
F」(商品名)を使用することができる。
外部からの紫外線等の剌激によって発光する成分を含む
ものをいい、例えば(株)クリエテック製の「CT−
F」(商品名)を使用することができる。
【0007】また、蓄光性能を有する発光材とは、外部
からの太陽光や蛍光灯等の剌激によってそのエネルギー
を吸収し、吸収したエネルギーをその剌激停止後も徐々
に放出して、所定時間発光する成分を含むものをいい、
例えば(株)クリエテックク製の「CT−P」 (商品
名)を使用することができる。
からの太陽光や蛍光灯等の剌激によってそのエネルギー
を吸収し、吸収したエネルギーをその剌激停止後も徐々
に放出して、所定時間発光する成分を含むものをいい、
例えば(株)クリエテックク製の「CT−P」 (商品
名)を使用することができる。
【0008】また、粉体状のフリットとは、陶磁器やホ
ウロウ等に用いられるウワグスリの成分を溶融してガラ
ス状にした後に粉砕して粉体状にしたものである。
ウロウ等に用いられるウワグスリの成分を溶融してガラ
ス状にした後に粉砕して粉体状にしたものである。
【0009】
実施例1 15cm×15cmの大きさの2mm厚の2枚の透明板
ガラスを用い、一方の板ガラスの片面に(株)クリエテ
ック製の蛍光顔料「CT−Fグリーン」(商品名)80
部と日陶産業(株)製の粉体状フリット「T−20無鉛
フリット」20部とを混合してスプレーガンで吹き付
け、その上に該混合物を吹き付けしない他方の板ガラス
を重ねて温度700℃の電気炉中で10分間加熱し、フ
リットを2校の板ガラスの接触面に溶着させた後、電気
炉から取り出して放冷し、ガラスタイルを得た。
ガラスを用い、一方の板ガラスの片面に(株)クリエテ
ック製の蛍光顔料「CT−Fグリーン」(商品名)80
部と日陶産業(株)製の粉体状フリット「T−20無鉛
フリット」20部とを混合してスプレーガンで吹き付
け、その上に該混合物を吹き付けしない他方の板ガラス
を重ねて温度700℃の電気炉中で10分間加熱し、フ
リットを2校の板ガラスの接触面に溶着させた後、電気
炉から取り出して放冷し、ガラスタイルを得た。
【0010】このガラスタイルに暗室でブラックライト
(40W)を照射したところ、緑色に発光しているのを
目視で確認した。
(40W)を照射したところ、緑色に発光しているのを
目視で確認した。
【0011】実施例2 上記実施例1における蛍光顔料の代りに蓄光顔料「CT
−P」((株)クリエテック製の商品名)を用いた以外
は、実施例1と同様にして、2枚積層したガラスタイル
を得た。
−P」((株)クリエテック製の商品名)を用いた以外
は、実施例1と同様にして、2枚積層したガラスタイル
を得た。
【0012】このガラスタイルに暗室で40Wの蛍光灯
を2m上方から5分間照射した後、蛍光灯を消灯したと
ころ、蓄光の発光を目視で確認した。
を2m上方から5分間照射した後、蛍光灯を消灯したと
ころ、蓄光の発光を目視で確認した。
【0013】実施例3 実施例1と同じ大きさ,厚さの4枚の板ガラスを積層
し、接触面となる3個所の界面(接合面)の1個所は蛍
光顔料「CT−Fグリーン」、1個所は蛍光顔料「CT
−Fレッド」、他の1個所は蛍光顔料「CT−Fブル
ー」をそれぞれ80部と粉体状フリット「T−20無鉛
フリット」20部との組合せによる混合物を用いること
以外は実施例1と全く同様にして4層のガラスタイルを
得た。
し、接触面となる3個所の界面(接合面)の1個所は蛍
光顔料「CT−Fグリーン」、1個所は蛍光顔料「CT
−Fレッド」、他の1個所は蛍光顔料「CT−Fブル
ー」をそれぞれ80部と粉体状フリット「T−20無鉛
フリット」20部との組合せによる混合物を用いること
以外は実施例1と全く同様にして4層のガラスタイルを
得た。
【0014】このガラスタイルに暗室で40Wのブラッ
クライトを照射したところ、3個所の界面が緑色,赤
色,青色に発光しているのを目視で確認した。
クライトを照射したところ、3個所の界面が緑色,赤
色,青色に発光しているのを目視で確認した。
【0015】
【発明の効果】本発明の発光性ガラスタイルは上述のよ
うにしてなり、発光材は積層した板ガラスの界面(接合
面)に塗布されていて、タイル表面には露出していない
ので、これを路面等に使用しても発光材が摩滅して発光
性能が喪失してしまうようなことがなく、また界面に塗
布する発光材は粉体状フリットとの混合物であり、該フ
リットを加熱溶融させるので板ガラスどうしの接合強度
も強く、更に板ガラスを3枚以上接合して各界面に異な
る色彩の蛍光又は蓄光顔料を用いると夜間極めて美麗で
視認性の高いガラスタイルとなる。
うにしてなり、発光材は積層した板ガラスの界面(接合
面)に塗布されていて、タイル表面には露出していない
ので、これを路面等に使用しても発光材が摩滅して発光
性能が喪失してしまうようなことがなく、また界面に塗
布する発光材は粉体状フリットとの混合物であり、該フ
リットを加熱溶融させるので板ガラスどうしの接合強度
も強く、更に板ガラスを3枚以上接合して各界面に異な
る色彩の蛍光又は蓄光顔料を用いると夜間極めて美麗で
視認性の高いガラスタイルとなる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09F 13/20 G09F 13/20 D (72)発明者 肥田 仁嗣 岐阜県可児市下切1431番地 高木工業株式 会社岐阜工場内 (72)発明者 加藤 東吾 岐阜県土岐市泉仲森町2の1 株式会社丸 東窯材社内
Claims (2)
- 【請求項1】 積層した複数枚の板状ガラスの互いに接
する面に蛍光又は蓄光性能を有する発光材と加熱溶解し
た粉体状スリットを介在させてなることを特徴とする発
光性ガラスタイル。 - 【請求項2】 積層すべき複数枚の板状ガラスの互いに
接する面の一方又は双方に蛍光又は蓄光性能を有する発
光材と粉体状フリットとの混合物を塗布した後、積層し
た板状ガラスを加熱して上記フリットを溶解することに
より互いに接着させることを特徴とする発光性ガラスタ
イルの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12622396A JPH09278496A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 発光性ガラスタイルとその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12622396A JPH09278496A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 発光性ガラスタイルとその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09278496A true JPH09278496A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14929807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12622396A Pending JPH09278496A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 発光性ガラスタイルとその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09278496A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010000190A (ko) * | 2000-08-07 | 2001-01-05 | 엄광섭 | 유리 타일의 제조방법 및 그 타일 |
GB2404379A (en) * | 2003-07-12 | 2005-02-02 | Andrew David Curtis | Method of producing a photoluminescent mosaic glass tile |
WO2006123206A1 (en) * | 2005-05-19 | 2006-11-23 | Ceramica Nuova Due S.R.L. | A process for making tiles and a tile obtained from the process |
JP2007001832A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Toyo Glass Co Ltd | 蓄光性ガラス製品及び蓄光性ガラス製品の製造方法 |
JP2007021819A (ja) * | 2005-07-14 | 2007-02-01 | Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd | 蓄光性合成樹脂シート |
JP2007031513A (ja) * | 2005-07-25 | 2007-02-08 | Mkk:Kk | 蓄光性発光体の製造方法 |
KR100702158B1 (ko) * | 2005-03-14 | 2007-04-02 | 주식회사 환경과 유리 | 난연성 축광 유리타일 및 그 제조방법 |
JP2012106918A (ja) * | 2010-10-22 | 2012-06-07 | Taisuke Iwamoto | 蓄光体の製造方法及びこれにより製造された蓄光体並びに蓄光体を用いたネイル用ストーン |
-
1996
- 1996-04-12 JP JP12622396A patent/JPH09278496A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010000190A (ko) * | 2000-08-07 | 2001-01-05 | 엄광섭 | 유리 타일의 제조방법 및 그 타일 |
GB2404379A (en) * | 2003-07-12 | 2005-02-02 | Andrew David Curtis | Method of producing a photoluminescent mosaic glass tile |
KR100702158B1 (ko) * | 2005-03-14 | 2007-04-02 | 주식회사 환경과 유리 | 난연성 축광 유리타일 및 그 제조방법 |
WO2006123206A1 (en) * | 2005-05-19 | 2006-11-23 | Ceramica Nuova Due S.R.L. | A process for making tiles and a tile obtained from the process |
JP2007001832A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Toyo Glass Co Ltd | 蓄光性ガラス製品及び蓄光性ガラス製品の製造方法 |
JP2007021819A (ja) * | 2005-07-14 | 2007-02-01 | Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd | 蓄光性合成樹脂シート |
JP2007031513A (ja) * | 2005-07-25 | 2007-02-08 | Mkk:Kk | 蓄光性発光体の製造方法 |
JP2012106918A (ja) * | 2010-10-22 | 2012-06-07 | Taisuke Iwamoto | 蓄光体の製造方法及びこれにより製造された蓄光体並びに蓄光体を用いたネイル用ストーン |
US9005760B2 (en) | 2010-10-22 | 2015-04-14 | Yasunori Iwamoto | Process for producing phosphorescent body and phosphorescent body produced by the process, and nail stone including phosphorescent body |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0522785A2 (en) | Phosphorescent panel | |
JPH09278496A (ja) | 発光性ガラスタイルとその製造法 | |
JP2835846B2 (ja) | 発光パネル | |
US7166369B2 (en) | Luminous panel | |
JP2007112685A (ja) | 蓄光性発光体の製造方法 | |
JP2001003046A (ja) | 蓄光性蛍光体とカラー夜間発光体及びその応用製品 | |
KR20060122398A (ko) | 축광물질을 이용한 유도표시판 및 그 제조방법 | |
JPH10102436A (ja) | 無機質セラミックス発光体による視線誘導シート | |
JP2000204270A (ja) | 反射性蓄光剤組成物 | |
CN2486316Y (zh) | 能发出长余辉夜光的板块状材料 | |
JP4589774B2 (ja) | 再帰反射性物品の製造方法ならびに転写シート | |
KR100268605B1 (ko) | 야광성 타일 및 그 제조방법 | |
JP2000346024A (ja) | 発光性ボルト及び発光性製品 | |
CN204869905U (zh) | 一种立体环保彩光防水卷材 | |
JP3163251B2 (ja) | 熱転写用積層体 | |
KR100702158B1 (ko) | 난연성 축광 유리타일 및 그 제조방법 | |
JPH09278491A (ja) | 有色樹脂被覆ガラス骨材とその製造法 | |
KR100467477B1 (ko) | 축광성 유리 타일 및 이의 제조방법 | |
JPH0954562A (ja) | 透明な波長変換型発光パネル | |
KR200385948Y1 (ko) | 방향 유도용 매립형 축광 세라믹스 | |
JPH02158091A (ja) | 電場発光による表示機能の改良 | |
US20050271897A1 (en) | Non-powered luminous panels and devices and method of manufacture | |
US20060012972A1 (en) | Non-powered elongate luminous devices and non-powered elongate luminous devices with mating connectors | |
JP3055229U (ja) | 発光内外装材 | |
JPS6126634A (ja) | 夜光シ−ト |