JPH09278420A - 過酸化水素製造に使用される作動溶液の再生方法 - Google Patents
過酸化水素製造に使用される作動溶液の再生方法Info
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- JPH09278420A JPH09278420A JP9123996A JP9123996A JPH09278420A JP H09278420 A JPH09278420 A JP H09278420A JP 9123996 A JP9123996 A JP 9123996A JP 9123996 A JP9123996 A JP 9123996A JP H09278420 A JPH09278420 A JP H09278420A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アントラキノン法の過酸化水素の製造におけ
る作動溶液の再生に於いて、アルキルテトラヒドロオキ
シアンスロンをアルキルテトラヒドロアントラヒドロキ
ノンに再生することを課題とする。 【解決手段】 アントラキノン類としてアルキルテトラ
ヒドロアントラキノンを含む作動溶液を、交互に還元・
酸化する事により過酸化水素を製造する方法において、
作動溶液をγ−アルミナを主成分とする触媒存在下で処
理し、該処理条件が(1)処理温度t(℃)が20〜1
50℃であり、かつ(2)処理前の作動溶液中のアルキ
ルテトラヒドロアントラヒドロキノンの濃度h(mol
/l)が下記式 (0.0018×t−0.0285)×h≦0.05 を満足する濃度で処理することを特徴とするアルキルテ
トラヒドロオキシアンスロンをアルキルテトラヒドロア
ントラヒドロキノンに再生する方法。
る作動溶液の再生に於いて、アルキルテトラヒドロオキ
シアンスロンをアルキルテトラヒドロアントラヒドロキ
ノンに再生することを課題とする。 【解決手段】 アントラキノン類としてアルキルテトラ
ヒドロアントラキノンを含む作動溶液を、交互に還元・
酸化する事により過酸化水素を製造する方法において、
作動溶液をγ−アルミナを主成分とする触媒存在下で処
理し、該処理条件が(1)処理温度t(℃)が20〜1
50℃であり、かつ(2)処理前の作動溶液中のアルキ
ルテトラヒドロアントラヒドロキノンの濃度h(mol
/l)が下記式 (0.0018×t−0.0285)×h≦0.05 を満足する濃度で処理することを特徴とするアルキルテ
トラヒドロオキシアンスロンをアルキルテトラヒドロア
ントラヒドロキノンに再生する方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は作動溶液に含まれる
アントラキノン類として、アルキル置換基を有するアン
トラキノン(以下単にアルキルアントラキノン)とアル
キル置換基を有するテトラヒドロアントラキノン(以下
単にアルキルテトラヒドロアントラキノン)、もしくは
アルキルテトラヒドロアントラキノンを含む作動溶液を
繰り返し還元、酸化することにより過酸化水素を製造す
る方法に於いて、アルキルテトラヒドロオキシアンスロ
ンをアルキルテトラヒドロアントラヒドロキノンに再生
する、作動溶液の再生方法に関するものである。
アントラキノン類として、アルキル置換基を有するアン
トラキノン(以下単にアルキルアントラキノン)とアル
キル置換基を有するテトラヒドロアントラキノン(以下
単にアルキルテトラヒドロアントラキノン)、もしくは
アルキルテトラヒドロアントラキノンを含む作動溶液を
繰り返し還元、酸化することにより過酸化水素を製造す
る方法に於いて、アルキルテトラヒドロオキシアンスロ
ンをアルキルテトラヒドロアントラヒドロキノンに再生
する、作動溶液の再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】過酸化水素製造のために作動溶液に含ま
れるアントラキノン類を還元してアントラヒドロキノン
類とし、更に酸化してアントラキノン類として過酸化水
素を製造する操作を繰り返すうちにアルキルオキシアン
スロンが生じる。特にアルキルテトラヒドロアントラキ
ノンを還元してアルキルテトラヒドロアントラヒドロキ
ノンとし、ついで酸化してアルキルテトラヒドロアント
ラキノンとして過酸化水素を製造する操作を繰り返す場
合にはアルキルテトラヒドロアントラキノンエポキシド
生成する。これらのアルキルオキシアンスロン及びアル
キルテトラヒドロアントラキノンエポキシドは、還元・
酸化を繰り返しても過酸化水素を生成しない化合物であ
る。これら有効でない化合物の生成は1パス当たり非常
に少量であるが、循環を繰り返すうちに作動溶液中に蓄
積し、種々の障害を起こす原因となる。
れるアントラキノン類を還元してアントラヒドロキノン
類とし、更に酸化してアントラキノン類として過酸化水
素を製造する操作を繰り返すうちにアルキルオキシアン
スロンが生じる。特にアルキルテトラヒドロアントラキ
ノンを還元してアルキルテトラヒドロアントラヒドロキ
ノンとし、ついで酸化してアルキルテトラヒドロアント
ラキノンとして過酸化水素を製造する操作を繰り返す場
合にはアルキルテトラヒドロアントラキノンエポキシド
生成する。これらのアルキルオキシアンスロン及びアル
キルテトラヒドロアントラキノンエポキシドは、還元・
酸化を繰り返しても過酸化水素を生成しない化合物であ
る。これら有効でない化合物の生成は1パス当たり非常
に少量であるが、循環を繰り返すうちに作動溶液中に蓄
積し、種々の障害を起こす原因となる。
【0003】アントラキノン類として、少なくともアル
キルテトラヒドロアントラキノンを含む作動溶液を、繰
り返し還元・酸化して過酸化水素を製造する場合には、
更にアルキルテトラヒドロオキシアンスロンが作動溶液
中に蓄積することを本発明者は見いだした。該アルキル
テトラヒドロオキシアンスロンは、還元・酸化を繰り返
しても過酸化水素を生成しない化合物であるため、循環
を繰り返すうちに作動溶液中に蓄積すると種々の障害を
起こす原因となり好ましくなく、更には過酸化水素を製
造できる有効なアントラキノン類の損失にもなり、経済
的な問題を生じる。本発明者等は特にアルキルテトラヒ
ドロアントラキノンエポキシドを再生する為に、還元さ
れた作動溶液をアルミナ等の触媒で処理する際に、アル
キルテトラヒドロオキシアンスロン濃度が高くなる事を
見いだした。以上のような問題から、アントラキノン法
による過酸化水素製造プロセスに於いては、アルキルテ
トラヒドロオキシアンスロンをアルキルテトラヒドロア
ントラキノンに再生する必要がある。
キルテトラヒドロアントラキノンを含む作動溶液を、繰
り返し還元・酸化して過酸化水素を製造する場合には、
更にアルキルテトラヒドロオキシアンスロンが作動溶液
中に蓄積することを本発明者は見いだした。該アルキル
テトラヒドロオキシアンスロンは、還元・酸化を繰り返
しても過酸化水素を生成しない化合物であるため、循環
を繰り返すうちに作動溶液中に蓄積すると種々の障害を
起こす原因となり好ましくなく、更には過酸化水素を製
造できる有効なアントラキノン類の損失にもなり、経済
的な問題を生じる。本発明者等は特にアルキルテトラヒ
ドロアントラキノンエポキシドを再生する為に、還元さ
れた作動溶液をアルミナ等の触媒で処理する際に、アル
キルテトラヒドロオキシアンスロン濃度が高くなる事を
見いだした。以上のような問題から、アントラキノン法
による過酸化水素製造プロセスに於いては、アルキルテ
トラヒドロオキシアンスロンをアルキルテトラヒドロア
ントラキノンに再生する必要がある。
【0004】アントラキノン類を繰り返し還元・酸化す
ることにより過酸化水素を製造する方法における、従来
の作動溶液の再生方法を列記する。例えば特公昭43−
11658及び特公昭57−30801では、アルキル
テトラヒドロアントラキノンエポキシドを再生する方法
を報告しており、例えば特公昭49−41040では作
動溶アルキルオキシアンスロンを再生する方法を提案し
ており、例えば特公昭39−4473及びStudies in S
urface Science and Catalysis 635 VOL.88(1994) で
は、アルキルテトラヒドロアントラキノンをアルキルア
ントラキノンへの再生を論じている。
ることにより過酸化水素を製造する方法における、従来
の作動溶液の再生方法を列記する。例えば特公昭43−
11658及び特公昭57−30801では、アルキル
テトラヒドロアントラキノンエポキシドを再生する方法
を報告しており、例えば特公昭49−41040では作
動溶アルキルオキシアンスロンを再生する方法を提案し
ており、例えば特公昭39−4473及びStudies in S
urface Science and Catalysis 635 VOL.88(1994) で
は、アルキルテトラヒドロアントラキノンをアルキルア
ントラキノンへの再生を論じている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術を総括する
と、アントラキノン法の循環溶液の再生法に於いては、
アルキルオキシアンスロン及びアルキルテトラヒドロア
ントラキノンエポキシド及びアルキルテトラヒドロアン
トラキノンの再生プロセスについては幾つかの提案がな
されているが、アルキルテトラヒドロオキシアンスロン
の再生について明記したものは無い。
と、アントラキノン法の循環溶液の再生法に於いては、
アルキルオキシアンスロン及びアルキルテトラヒドロア
ントラキノンエポキシド及びアルキルテトラヒドロアン
トラキノンの再生プロセスについては幾つかの提案がな
されているが、アルキルテトラヒドロオキシアンスロン
の再生について明記したものは無い。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記の問
題点を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、γ−アルミナ
もしくはγ−アルミナを主成分とする触媒を用い、更に
該処理条件が(1)処理温度t(℃)が20〜150℃
であり、かつ(2)処理前の作動溶液中のアルキルテト
ラヒドロアントラヒドロキノンの濃度h(mol/l)
が下記式 (0.0018×t−0.0285)×h≦0.05 を満足する濃度で処理するとアルキルテトラヒドロオキ
シアンスロンをアルキルテトラヒドロアントラヒドロキ
ノンに再生できる事を見出し本発明に至った。更に好ま
しくは処理条件が(1)処理温度t(℃)が20〜15
0℃であり、かつ(2)処理前の作動溶液中のアルキル
テトラヒドロアントラヒドロキノンの濃度h(mol/
l)が0.15mol/l以下であり、かつ下記式 (0.0018×t−0.0285)×h≦0.02 を満足する濃度である。上記触媒を用いてアルキルテト
ラヒドロオキシアンスロンの再生を行う場合、作動溶液
中のアルキルテトラヒドロアントラヒドロキノンの濃度
は低い方が再生後の作動溶液中のアルキルテトラヒドロ
オキシアンスロンの濃度を低くでき、温度は低い方が再
生後のアルキルテトラヒドロオキシアンスロンの濃度を
低くできる。但し温度が低すぎると反応速度が小さくな
ってしまい好ましくない。かつ上記式の範囲の温度及び
アルキルテトラヒドロアントラヒドロキノン濃度で処理
を行うと、アルキルテトラヒドロオキシアンスロンを効
率良くアルキルテトラヒドロアントラヒドロキノンに再
生できる。すなわち本発明は少なくともアルキルテトラ
ヒドロアントラキノンを含む作動溶液を、交互に還元・
酸化する事により過酸化水素を製造する方法において、
アルキルテトラヒドロオキシアンスロンを再生できるプ
ロセスを提供するものである。
題点を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、γ−アルミナ
もしくはγ−アルミナを主成分とする触媒を用い、更に
該処理条件が(1)処理温度t(℃)が20〜150℃
であり、かつ(2)処理前の作動溶液中のアルキルテト
ラヒドロアントラヒドロキノンの濃度h(mol/l)
が下記式 (0.0018×t−0.0285)×h≦0.05 を満足する濃度で処理するとアルキルテトラヒドロオキ
シアンスロンをアルキルテトラヒドロアントラヒドロキ
ノンに再生できる事を見出し本発明に至った。更に好ま
しくは処理条件が(1)処理温度t(℃)が20〜15
0℃であり、かつ(2)処理前の作動溶液中のアルキル
テトラヒドロアントラヒドロキノンの濃度h(mol/
l)が0.15mol/l以下であり、かつ下記式 (0.0018×t−0.0285)×h≦0.02 を満足する濃度である。上記触媒を用いてアルキルテト
ラヒドロオキシアンスロンの再生を行う場合、作動溶液
中のアルキルテトラヒドロアントラヒドロキノンの濃度
は低い方が再生後の作動溶液中のアルキルテトラヒドロ
オキシアンスロンの濃度を低くでき、温度は低い方が再
生後のアルキルテトラヒドロオキシアンスロンの濃度を
低くできる。但し温度が低すぎると反応速度が小さくな
ってしまい好ましくない。かつ上記式の範囲の温度及び
アルキルテトラヒドロアントラヒドロキノン濃度で処理
を行うと、アルキルテトラヒドロオキシアンスロンを効
率良くアルキルテトラヒドロアントラヒドロキノンに再
生できる。すなわち本発明は少なくともアルキルテトラ
ヒドロアントラキノンを含む作動溶液を、交互に還元・
酸化する事により過酸化水素を製造する方法において、
アルキルテトラヒドロオキシアンスロンを再生できるプ
ロセスを提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で使用する触媒としては安
価で経済的に有利であるγ−アルミナを主成分とする触
媒が好ましい。使用するγ−アルミナの種類には特に制
限はなく、一般に市販されているものを広く用いること
ができる。又本発明に於いてはγ−アルミナに酸化カル
シウム、酸化マグネシウム、酸化銅及びこれらを主体と
する物質、例えばCaO・Al2 O3 、MgO・Al2
O3 等を適量含有して用いることもできる。本発明の実
施に於いては、作動溶液の再生反応を、攪拌式反応器で
も固定床式反応器でも行うことができる。
価で経済的に有利であるγ−アルミナを主成分とする触
媒が好ましい。使用するγ−アルミナの種類には特に制
限はなく、一般に市販されているものを広く用いること
ができる。又本発明に於いてはγ−アルミナに酸化カル
シウム、酸化マグネシウム、酸化銅及びこれらを主体と
する物質、例えばCaO・Al2 O3 、MgO・Al2
O3 等を適量含有して用いることもできる。本発明の実
施に於いては、作動溶液の再生反応を、攪拌式反応器で
も固定床式反応器でも行うことができる。
【0008】本発明で使用する作動溶液について説明す
る。本発明において作動溶液を調製するために用いられ
る溶媒は、特に限定されるものではないが、好ましい溶
媒としては、芳香族炭化水素と高級アルコールとの組み
合わせ、芳香族炭化水素とシクロヘキサノールもしくは
アルキルシクロヘキサノールのカルボン酸エステルとの
組み合わせ、及び四置換尿素等が例示され、特にトリメ
チルベンゼンとジイソブチルカルビノ−ルの組み合わせ
が好ましい。本発明で使用するアントラキノン類として
は、アルキルアントラキノンとアルキルテトラヒドロア
ントラキノンの混合物を用いる事が好ましく、アルキル
テトラヒドロアントラキノンとしては、アミルテトラヒ
ドロアントラキノン、エチルテトラヒドロアントラキノ
ン、t−ブチルテトラヒドロアントラキノン、及びこれ
らの混合物を挙げることができる。又アルキルアントラ
キノンとしてはアミルアントラキノン、エチルアントラ
キノン、t−ブチルアントラキノン、及びこれらの混合
物を挙げることができる。複数のアルキルアントラキノ
ンと複数のアルキルテトラヒドロアントラキノンの混合
物も使用に際しては問題ない。作動溶液のアルキルテト
ラヒドロアントラヒドロキノン濃度の調整は、適宜作動
溶液を酸化する事により行うことができる。
る。本発明において作動溶液を調製するために用いられ
る溶媒は、特に限定されるものではないが、好ましい溶
媒としては、芳香族炭化水素と高級アルコールとの組み
合わせ、芳香族炭化水素とシクロヘキサノールもしくは
アルキルシクロヘキサノールのカルボン酸エステルとの
組み合わせ、及び四置換尿素等が例示され、特にトリメ
チルベンゼンとジイソブチルカルビノ−ルの組み合わせ
が好ましい。本発明で使用するアントラキノン類として
は、アルキルアントラキノンとアルキルテトラヒドロア
ントラキノンの混合物を用いる事が好ましく、アルキル
テトラヒドロアントラキノンとしては、アミルテトラヒ
ドロアントラキノン、エチルテトラヒドロアントラキノ
ン、t−ブチルテトラヒドロアントラキノン、及びこれ
らの混合物を挙げることができる。又アルキルアントラ
キノンとしてはアミルアントラキノン、エチルアントラ
キノン、t−ブチルアントラキノン、及びこれらの混合
物を挙げることができる。複数のアルキルアントラキノ
ンと複数のアルキルテトラヒドロアントラキノンの混合
物も使用に際しては問題ない。作動溶液のアルキルテト
ラヒドロアントラヒドロキノン濃度の調整は、適宜作動
溶液を酸化する事により行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、実施例及び比較例によって本発明を更
に詳細に説明する。本発明の実施例では、作動溶液の再
生反応は、ガラス製のフラスコで窒素雰囲気のもと、撹
拌しながら2時間行った。反応終了後の作動溶液を十分
に酸化して水洗した後、脱水・濾過を行い、液体クロマ
トグラフにより各種組成分の濃度を測定した。さらに、
本発明で使用した作動用液としては、1、2、4−トリ
メチルベンゼン60容量%と、ジイソブチルカルビノー
ル40容量%の混合溶媒に適宜アルキルテトラヒドロア
ントラキノンを溶かして用いた。反応開始時の作動溶液
中のアルキルテトラヒドロアントラキノンは全て還元し
てアルキルテトラヒドロアントラヒドロキノンとした。
作動溶液中のアントラヒドロキノン類の濃度は、作動溶
液単位体積当たりの酸素吸収量で算出した。
に詳細に説明する。本発明の実施例では、作動溶液の再
生反応は、ガラス製のフラスコで窒素雰囲気のもと、撹
拌しながら2時間行った。反応終了後の作動溶液を十分
に酸化して水洗した後、脱水・濾過を行い、液体クロマ
トグラフにより各種組成分の濃度を測定した。さらに、
本発明で使用した作動用液としては、1、2、4−トリ
メチルベンゼン60容量%と、ジイソブチルカルビノー
ル40容量%の混合溶媒に適宜アルキルテトラヒドロア
ントラキノンを溶かして用いた。反応開始時の作動溶液
中のアルキルテトラヒドロアントラキノンは全て還元し
てアルキルテトラヒドロアントラヒドロキノンとした。
作動溶液中のアントラヒドロキノン類の濃度は、作動溶
液単位体積当たりの酸素吸収量で算出した。
【0010】
実施例1 アミルテトラヒドロアントラヒドロキノンの濃度が0.
337mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.000mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を準備した。本施例ではγ−アルミナとしてAl
can Chemicals社AA400G(14〜4
8メッシュ)を用いた。200mlのフラスコに上記作
動溶液を100ml入れたら、窒素を流し始め、撹拌し
ながら60℃迄昇温した。60℃になったらγ−アルミ
ナ10.0gを仕込み2時間反応を行い、十分に酸化し
て水洗した後、脱水・濾過を行い、液体クロマトグラフ
により各種組成分の濃度を測定したところ、アミルテト
ラヒドロアントラキノンの濃度は0.371mol/
l、アミルテトラヒドロオキシアンスロンの濃度は0.
029mol/lであった。
337mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.000mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を準備した。本施例ではγ−アルミナとしてAl
can Chemicals社AA400G(14〜4
8メッシュ)を用いた。200mlのフラスコに上記作
動溶液を100ml入れたら、窒素を流し始め、撹拌し
ながら60℃迄昇温した。60℃になったらγ−アルミ
ナ10.0gを仕込み2時間反応を行い、十分に酸化し
て水洗した後、脱水・濾過を行い、液体クロマトグラフ
により各種組成分の濃度を測定したところ、アミルテト
ラヒドロアントラキノンの濃度は0.371mol/
l、アミルテトラヒドロオキシアンスロンの濃度は0.
029mol/lであった。
【0011】実施例2 アミルテトラヒドロアントラヒドロキノンの濃度が0.
000mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.337mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いること以外は実施例1と同様の方法で行っ
た。反応終了後の各種組成分の濃度を測定したところ、
アミルテトラヒドロアントラキノンの濃度は0.390
mol/l、アミルテトラヒドロオキシアンスロンの濃
度は0.005mol/l、アミルアントラキノンの濃
度は0.003mol/lであった。
000mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.337mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いること以外は実施例1と同様の方法で行っ
た。反応終了後の各種組成分の濃度を測定したところ、
アミルテトラヒドロアントラキノンの濃度は0.390
mol/l、アミルテトラヒドロオキシアンスロンの濃
度は0.005mol/l、アミルアントラキノンの濃
度は0.003mol/lであった。
【0012】実施例3 アミルテトラヒドロアントラヒドロキノンの濃度が0.
169mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.168mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いること以外は実施例1と同様の方法で行っ
た。反応終了後の各種組成分の濃度を測定したところ、
アミルテトラヒドロアントラキノンの濃度は0.382
mol/l、アミルテトラヒドロオキシアンスロンの濃
度は0.017mol/l、であった。
169mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.168mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いること以外は実施例1と同様の方法で行っ
た。反応終了後の各種組成分の濃度を測定したところ、
アミルテトラヒドロアントラキノンの濃度は0.382
mol/l、アミルテトラヒドロオキシアンスロンの濃
度は0.017mol/l、であった。
【0013】実施例4 アミルテトラヒドロアントラヒドロキノンの濃度が0.
000mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.337mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いることと反応温度が80℃であること以外
は実施例1と同様の方法で行った。反応終了後の各種組
成分の濃度を測定したところ、アミルテトラヒドロアン
トラキノンの濃度は0.386mol/l、アミルテト
ラヒドロオキシアンスロンの濃度は0.007mol/
l、アミルアントラキノンの濃度は0.002mol/
lであった。
000mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.337mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いることと反応温度が80℃であること以外
は実施例1と同様の方法で行った。反応終了後の各種組
成分の濃度を測定したところ、アミルテトラヒドロアン
トラキノンの濃度は0.386mol/l、アミルテト
ラヒドロオキシアンスロンの濃度は0.007mol/
l、アミルアントラキノンの濃度は0.002mol/
lであった。
【0014】実施例5 アミルテトラヒドロアントラヒドロキノンの濃度が0.
051mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.286mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いること反応温度が80℃であること以外は
実施例1と同様の方法で行った。反応終了後の各種組成
分の濃度を測定したところ、アミルテトラヒドロアント
ラキノンの濃度は0.383mol/l、アミルテトラ
ヒドロオキシアンスロンの濃度は0.013mol/
l、アミルアントラキノンの濃度は0.002mol/
lであった。
051mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.286mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いること反応温度が80℃であること以外は
実施例1と同様の方法で行った。反応終了後の各種組成
分の濃度を測定したところ、アミルテトラヒドロアント
ラキノンの濃度は0.383mol/l、アミルテトラ
ヒドロオキシアンスロンの濃度は0.013mol/
l、アミルアントラキノンの濃度は0.002mol/
lであった。
【0015】実施例6 アミルテトラヒドロアントラヒドロキノンの濃度が0.
337mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.000mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いることと反応温度が80℃であること以外
は実施例1と同様の方法で行った。反応終了後の各種組
成分の濃度を測定したところ、アミルテトラヒドロアン
トラキノンの濃度は0.362mol/l、アミルテト
ラヒドロオキシアンスロンの濃度は0.041mol/
l、アミルアントラキノンの濃度は0.000mol/
lであった。
337mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.000mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いることと反応温度が80℃であること以外
は実施例1と同様の方法で行った。反応終了後の各種組
成分の濃度を測定したところ、アミルテトラヒドロアン
トラキノンの濃度は0.362mol/l、アミルテト
ラヒドロオキシアンスロンの濃度は0.041mol/
l、アミルアントラキノンの濃度は0.000mol/
lであった。
【0016】実施例7 アミルテトラヒドロアントラヒドロキノンの濃度が0.
000mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.337mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いることと反応温度が100℃であること以
外は実施例1と同様の方法で行った。反応終了後の各種
組成分の濃度を測定したところ、アミルテトラヒドロア
ントラキノンの濃度は0.373mol/l、アミルテ
トラヒドロオキシアンスロンの濃度は0.011mol
/l、アミルアントラキノン0.014mol/lであ
った。
000mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.337mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いることと反応温度が100℃であること以
外は実施例1と同様の方法で行った。反応終了後の各種
組成分の濃度を測定したところ、アミルテトラヒドロア
ントラキノンの濃度は0.373mol/l、アミルテ
トラヒドロオキシアンスロンの濃度は0.011mol
/l、アミルアントラキノン0.014mol/lであ
った。
【0017】実施例8 アミルテトラヒドロアントラヒドロキノンの濃度が0.
182mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.155mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いることと反応温度が100℃であること以
外は実施例1と同様の方法で行った。反応終了後の各種
組成分の濃度を測定したところ、アミルテトラヒドロア
ントラキノンの濃度は0.363mol/l、アミルテ
トラヒドロオキシアンスロンの濃度は0.033mol
/l、アミルアントラキノンの濃度は0.004mol
/lであった。
182mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.155mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いることと反応温度が100℃であること以
外は実施例1と同様の方法で行った。反応終了後の各種
組成分の濃度を測定したところ、アミルテトラヒドロア
ントラキノンの濃度は0.363mol/l、アミルテ
トラヒドロオキシアンスロンの濃度は0.033mol
/l、アミルアントラキノンの濃度は0.004mol
/lであった。
【0018】実施例9 アミルテトラヒドロアントラヒドロキノンの濃度が0.
000mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.337mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いることと反応温度が120℃であること以
外は実施例1と同様の方法で行った。反応終了後の各種
組成分の濃度を測定したところ、アミルテトラヒドロア
ントラキノンの濃度は0.339mol/l、アミルテ
トラヒドロオキシアンスロンの濃度は0.023mol
/l、アミルアントラキノンの濃度は0.039mol
/lであった。
000mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.337mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いることと反応温度が120℃であること以
外は実施例1と同様の方法で行った。反応終了後の各種
組成分の濃度を測定したところ、アミルテトラヒドロア
ントラキノンの濃度は0.339mol/l、アミルテ
トラヒドロオキシアンスロンの濃度は0.023mol
/l、アミルアントラキノンの濃度は0.039mol
/lであった。
【0019】実施例10 アミルテトラヒドロアントラヒドロキノンの濃度が0.
167mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.170mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いることと反応温度が120℃であること以
外は実施例1と同様の方法で行った。反応終了後の各種
組成分の濃度を測定したところ、アミルテトラヒドロア
ントラキノンの濃度は0.339mol/l、アミルテ
トラヒドロオキシアンスロンの濃度は0.043mol
/l、アミルアントラキノンの濃度は0.020mol
/lであった。
167mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.170mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いることと反応温度が120℃であること以
外は実施例1と同様の方法で行った。反応終了後の各種
組成分の濃度を測定したところ、アミルテトラヒドロア
ントラキノンの濃度は0.339mol/l、アミルテ
トラヒドロオキシアンスロンの濃度は0.043mol
/l、アミルアントラキノンの濃度は0.020mol
/lであった。
【0020】比較例1 アミルテトラヒドロアントラヒドロキノンの濃度が0.
337mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.000mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いることと反応温度が120℃であること以
外は実施例1と同様の方法で行った。反応終了後の各種
組成分の濃度を測定したところ、アミルテトラヒドロア
ントラキノンの濃度は0.327mol/l、アミルテ
トラヒドロオキシアンスロンの濃度は0.063mol
/lであった。
337mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.000mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いることと反応温度が120℃であること以
外は実施例1と同様の方法で行った。反応終了後の各種
組成分の濃度を測定したところ、アミルテトラヒドロア
ントラキノンの濃度は0.327mol/l、アミルテ
トラヒドロオキシアンスロンの濃度は0.063mol
/lであった。
【0021】比較例2 反応温度が140℃であること以外は比較例1と同様の
方法で行った。反応終了後の各種組成分の濃度を測定し
たところ、アミルテトラヒドロアントラキノンの濃度は
0.327mol/l、アミルテトラヒドロオキシアン
スロンの濃度は0.074mol/lであった。
方法で行った。反応終了後の各種組成分の濃度を測定し
たところ、アミルテトラヒドロアントラキノンの濃度は
0.327mol/l、アミルテトラヒドロオキシアン
スロンの濃度は0.074mol/lであった。
【0022】比較例3 アミルテトラヒドロアントラヒドロキノンの濃度が0.
237mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.100mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いることと反応温度が150℃であること以
外は実施例1と同様の方法で行った。反応終了後の各種
組成分の濃度を測定したところ、アミルテトラヒドロア
ントラキノンの濃度は0.320mol/l、アミルテ
トラヒドロオキシアンスロンの濃度は0.064mol
/l、アミルアントラキノンの濃度は0.014mol
/lであった。
237mol/l、アミルテトラヒドロアントラキノン
の濃度が0.100mol/l、アミルテトラヒドロオ
キシアンスロンの濃度が0.063mol/lである作
動溶液を用いることと反応温度が150℃であること以
外は実施例1と同様の方法で行った。反応終了後の各種
組成分の濃度を測定したところ、アミルテトラヒドロア
ントラキノンの濃度は0.320mol/l、アミルテ
トラヒドロオキシアンスロンの濃度は0.064mol
/l、アミルアントラキノンの濃度は0.014mol
/lであった。
【0023】比較例4 反応温度が100℃であること以外は比較例1と同様の
方法で行った。反応終了後の各種組成分の濃度を測定し
たところ、アミルテトラヒドロアントラキノンの濃度は
0.347mol/l、アミルテトラヒドロオキシアン
スロンの濃度は0.053mol/lであった。
方法で行った。反応終了後の各種組成分の濃度を測定し
たところ、アミルテトラヒドロアントラキノンの濃度は
0.347mol/l、アミルテトラヒドロオキシアン
スロンの濃度は0.053mol/lであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 住谷 眞 東京都葛飾区新宿6丁目1番1号 三菱瓦 斯化学株式会社東京研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 アントラキノン類としてアルキルテトラ
ヒドロアントラキノンを含む作動溶液を、繰り返し還元
・酸化を行い過酸化水素を製造する方法において、作動
溶液をγ−アルミナを主成分とする触媒存在下で処理
し、該処理条件が(1)処理温度t(℃)が20〜15
0℃であり、かつ(2)処理前の作動溶液中のアルキル
テトラヒドロアントラヒドロキノンの濃度h(mol/
l)が下記式 (0.0018×t−0.0285)×h≦0.05 を満足する濃度で処理することを特徴とするアルキルテ
トラヒドロオキシアンスロンをアルキルテトラヒドロア
ントラヒドロキノンに再生する方法。 - 【請求項2】 アントラキノン類としてアルキルテトラ
ヒドロアントラキノンを含む作動溶液を、繰り返し還元
・酸化を行う過酸化水素を製造する方法において、作動
溶液をγ−アルミナを主成分とする触媒存在下で処理
し、該処理条件が(1)処理温度t(℃)が20〜15
0℃であり、かつ(2)処理前の作動溶液中のアルキル
テトラヒドロアントラヒドロキノンの濃度h(mol/
l)が0.15mol/l以下であり、かつ下記式 (0.0018×t−0.0285)×h≦0.02 を満足する濃度で処理することを特徴とするアルキルテ
トラヒドロオキシアンスロンをアルキルテトラヒドロア
ントラヒドロキノンに再生する方法。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9123996A JPH09278420A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 過酸化水素製造に使用される作動溶液の再生方法 |
US08/829,696 USH1787H (en) | 1996-04-12 | 1997-03-26 | Regeneration method of working solution |
KR1019970012801A KR100474503B1 (ko) | 1996-04-12 | 1997-04-08 | 작동용액의재생방법 |
TW086104444A TW432009B (en) | 1996-04-12 | 1997-04-08 | Regeneration method of working solution |
CN97110726A CN1108984C (zh) | 1996-04-12 | 1997-04-11 | 工作溶液的再生方法 |
DE19715034A DE19715034A1 (de) | 1996-04-12 | 1997-04-11 | Verfahren zur Regeneration einer Arbeitslösung |
CA002202435A CA2202435C (en) | 1996-04-12 | 1997-04-11 | Regeneration method of working solution |
IDP971222A ID16589A (id) | 1996-04-12 | 1997-04-14 | Metode regenerasi dari larutan kerja |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9123996A JPH09278420A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 過酸化水素製造に使用される作動溶液の再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09278420A true JPH09278420A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14020878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9123996A Pending JPH09278420A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 過酸化水素製造に使用される作動溶液の再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09278420A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007129769A1 (ja) * | 2006-05-09 | 2007-11-15 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | 作動溶液の再生工程を含む過酸化水素の製造方法 |
EP2042235A1 (en) * | 2007-07-11 | 2009-04-01 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Method for producing regeneration catalyst for working solution usable for hydrogen peroxide production |
WO2020105500A1 (ja) * | 2018-11-20 | 2020-05-28 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 作動溶液の処理方法 |
-
1996
- 1996-04-12 JP JP9123996A patent/JPH09278420A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007129769A1 (ja) * | 2006-05-09 | 2007-11-15 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | 作動溶液の再生工程を含む過酸化水素の製造方法 |
JP5233668B2 (ja) * | 2006-05-09 | 2013-07-10 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 作動溶液の再生工程を含む過酸化水素の製造方法 |
EP2042235A1 (en) * | 2007-07-11 | 2009-04-01 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Method for producing regeneration catalyst for working solution usable for hydrogen peroxide production |
WO2020105500A1 (ja) * | 2018-11-20 | 2020-05-28 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 作動溶液の処理方法 |
JPWO2020105500A1 (ja) * | 2018-11-20 | 2021-09-30 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 作動溶液の処理方法 |
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