JPH09278020A - 簡易食品容器の組立て方法とそれに使用する治具 - Google Patents
簡易食品容器の組立て方法とそれに使用する治具Info
- Publication number
- JPH09278020A JPH09278020A JP9157496A JP9157496A JPH09278020A JP H09278020 A JPH09278020 A JP H09278020A JP 9157496 A JP9157496 A JP 9157496A JP 9157496 A JP9157496 A JP 9157496A JP H09278020 A JPH09278020 A JP H09278020A
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- JP
- Japan
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- frame
- food container
- jig
- frame member
- container
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- Pending
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- Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)
- Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低枠の簡易食品容器を熱板による溶着によっ
て組み立てるに当たって、枠との底板との当接箇所を簡
単に固定保持すること。 【解決手段】 発泡樹脂からなる枠部材(a)内に薄い
緻密樹脂からなる底部材(b)を挿入した状態で、固定
治具(10)に懸架支持し、この接合箇所に、加熱され
た熱板を押圧する。この治具(10)の使用によって、
枠部材(a)が治具(10)の枠上に載置され、また、
底部材(b)は、その上縁を前記枠部材(a)の上面と
当接状態で懸架された状態で固定されるので、各部材に
は機械的な強圧が加わることがなく、低枠の簡易食品容
器を組み立てに際しての溶着が円滑に行われる。
て組み立てるに当たって、枠との底板との当接箇所を簡
単に固定保持すること。 【解決手段】 発泡樹脂からなる枠部材(a)内に薄い
緻密樹脂からなる底部材(b)を挿入した状態で、固定
治具(10)に懸架支持し、この接合箇所に、加熱され
た熱板を押圧する。この治具(10)の使用によって、
枠部材(a)が治具(10)の枠上に載置され、また、
底部材(b)は、その上縁を前記枠部材(a)の上面と
当接状態で懸架された状態で固定されるので、各部材に
は機械的な強圧が加わることがなく、低枠の簡易食品容
器を組み立てに際しての溶着が円滑に行われる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡樹脂製の枠
に、薄い樹脂製の底板を熱溶着した食品用の簡易容器の
組立てに使用する治具に関する。
に、薄い樹脂製の底板を熱溶着した食品用の簡易容器の
組立てに使用する治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなプラスチックス製の簡
易食品容器の組立ては、図3に示すように、発泡樹脂製
の枠部材aの下に底板部材bを配置し、この下方から、
表面に細かい凹凸模様を形成した熱板cを押し当て、枠
部材aの下面と底板部材bの縁の上面を融着して容器を
組み立てる方式が採られている。
易食品容器の組立ては、図3に示すように、発泡樹脂製
の枠部材aの下に底板部材bを配置し、この下方から、
表面に細かい凹凸模様を形成した熱板cを押し当て、枠
部材aの下面と底板部材bの縁の上面を融着して容器を
組み立てる方式が採られている。
【0003】本願の出願人は、この組立て容器の搬送に
際しての嵩容量を小さくして、物流の効率を高めるため
に、容器の枠の高さを低くした簡易食品容器を先に開示
した。
際しての嵩容量を小さくして、物流の効率を高めるため
に、容器の枠の高さを低くした簡易食品容器を先に開示
した。
【0004】この低枠簡易食品容器Aは、図4、図5に
示すように、枠部材aは内容器となる底板部材bの底面
dより上方に位置しており、しかも、枠部材aと底板部
材bとの溶着面は、枠部材aの上面にあって、そこに、
図3に示す熱板cの表面の凹凸模様eは転写形成される
ことになる。
示すように、枠部材aは内容器となる底板部材bの底面
dより上方に位置しており、しかも、枠部材aと底板部
材bとの溶着面は、枠部材aの上面にあって、そこに、
図3に示す熱板cの表面の凹凸模様eは転写形成される
ことになる。
【0005】この低枠の簡易食品容器は、枠部材aの中
に内容器状に一体成形した底板部材bを上方から挿入し
て、枠部材aの上面fと底板部材bの上縁部gの下面と
を当接し、その状態で、図3に示す熱板cを当接箇所に
押し当てて組み立てられる。
に内容器状に一体成形した底板部材bを上方から挿入し
て、枠部材aの上面fと底板部材bの上縁部gの下面と
を当接し、その状態で、図3に示す熱板cを当接箇所に
押し当てて組み立てられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
して、この低枠の簡易食品容器を組み立てるに当たっ
て、図5に示すように、枠aの中に内容器状に一体成形
した底板bを上方から挿入した状態で平らな作業面に載
置したのでは、図4に示すように、底板bの底面dは、
枠aの下端から下方に位置するために、枠aの上面fと
底板bの上縁gの下面との当接は外れてしまい、熱板の
押し付けによる溶着は不可能である。
して、この低枠の簡易食品容器を組み立てるに当たっ
て、図5に示すように、枠aの中に内容器状に一体成形
した底板bを上方から挿入した状態で平らな作業面に載
置したのでは、図4に示すように、底板bの底面dは、
枠aの下端から下方に位置するために、枠aの上面fと
底板bの上縁gの下面との当接は外れてしまい、熱板の
押し付けによる溶着は不可能である。
【0007】したがって、その溶着に当たっては、底板
と枠との固定に加えて、枠の上面fと底板bの上縁gの
下面との当接状態の維持のための何らかの手段が必要と
なる。
と枠との固定に加えて、枠の上面fと底板bの上縁gの
下面との当接状態の維持のための何らかの手段が必要と
なる。
【0008】このための手段として、ロボット腕のよう
な機械的なグリップ手段の採用も考えられるが、枠材を
底板から浮かして支持しなければならず、簡易食品容器
の組立材が、機械部材によるグリップ圧に極めて弱く、
そのグリップ圧の調整のための機構が複雑になるという
問題がある。
な機械的なグリップ手段の採用も考えられるが、枠材を
底板から浮かして支持しなければならず、簡易食品容器
の組立材が、機械部材によるグリップ圧に極めて弱く、
そのグリップ圧の調整のための機構が複雑になるという
問題がある。
【0009】この発明において解決すべき課題は、この
ような簡易食品容器を組み立てるに当たって、とくに、
低枠の簡易食品容器を熱板による溶着によって組み立て
るに当たって、枠との底板との当接箇所を簡単に固定保
持するための簡単な手段を見いだすことにある。
ような簡易食品容器を組み立てるに当たって、とくに、
低枠の簡易食品容器を熱板による溶着によって組み立て
るに当たって、枠との底板との当接箇所を簡単に固定保
持するための簡単な手段を見いだすことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の課題は、発泡
樹脂からなる枠部材と薄い緻密樹脂からなる底部材とを
接着した簡易食品容器の製造法であって、枠部材内に底
部材を挿入して枠部材上端面に底部材の接着部分を載置
し、且つ、両部材を組立て支持した状態で、加熱された
熱板をその接着部分に押圧することによって解決した。
樹脂からなる枠部材と薄い緻密樹脂からなる底部材とを
接着した簡易食品容器の製造法であって、枠部材内に底
部材を挿入して枠部材上端面に底部材の接着部分を載置
し、且つ、両部材を組立て支持した状態で、加熱された
熱板をその接着部分に押圧することによって解決した。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明を低枠の簡易食品容器を
組み立てに適用するには、簡易食品容器の枠材の平面外
形よりも小さく、内容器を形成する底部材の内容器部分
の外形より大きく形成し、その治具の枠部分の高さを、
組立て容器の枠材の下端と底部材の底面までの高さ以上
の高さに形成している枠状の治具を使用する。
組み立てに適用するには、簡易食品容器の枠材の平面外
形よりも小さく、内容器を形成する底部材の内容器部分
の外形より大きく形成し、その治具の枠部分の高さを、
組立て容器の枠材の下端と底部材の底面までの高さ以上
の高さに形成している枠状の治具を使用する。
【0012】この治具の使用によって、枠部材が治具の
枠上に載置され、また、底部材は、その上縁を前記枠部
材の上面と当接状態で懸架された状態で固定されるの
で、各部材には機械的な強圧が加わることがなく、低枠
の簡易食品容器を組み立てに際しての溶着が円滑に行わ
れる。
枠上に載置され、また、底部材は、その上縁を前記枠部
材の上面と当接状態で懸架された状態で固定されるの
で、各部材には機械的な強圧が加わることがなく、低枠
の簡易食品容器を組み立てに際しての溶着が円滑に行わ
れる。
【0013】
【実施例】この発明を図4に示す低枠の簡易食品容器を
組み立てるのに適用した例について説明する。
組み立てるのに適用した例について説明する。
【0014】図1は、低枠の簡易食品容器を組み立てる
のに使用する枠状の治具10を示す。この治具10は、
4つの縁面1を有する枠部分2からなり、その縁面1に
は枠部材bを固定するためのストッパー3が設けられて
いる。治具の枠部分2の内部空間4の左右の長さL1と
L2の長さは、図5に示す簡易食品容器Aを構成する枠
部材aの左右の長さl1とl2の長さよりも小さく、しか
も、底部材bの内容器部分の左右の長さl3とl4外形よ
り大きく形成されている。また、それぞれのストッパー
3は、組み立てられる枠部材bの外形の左右の長さl1
とl2よりも僅かに大きく、しかし、枠部材bが動かな
い位置に配置されている。さらに、その治具の枠部分の
高さHは、枠部材aの高さhaと底部材bの高さhbの差
(hb−ha)以上の高さにしているもので、その使用状
態を示す図2のように、枠部材aの中に底板部材bを上
方から挿入し、枠部材aの上面fに底板部材bの上縁部
gの下面が当接した状態のまま保持する。
のに使用する枠状の治具10を示す。この治具10は、
4つの縁面1を有する枠部分2からなり、その縁面1に
は枠部材bを固定するためのストッパー3が設けられて
いる。治具の枠部分2の内部空間4の左右の長さL1と
L2の長さは、図5に示す簡易食品容器Aを構成する枠
部材aの左右の長さl1とl2の長さよりも小さく、しか
も、底部材bの内容器部分の左右の長さl3とl4外形よ
り大きく形成されている。また、それぞれのストッパー
3は、組み立てられる枠部材bの外形の左右の長さl1
とl2よりも僅かに大きく、しかし、枠部材bが動かな
い位置に配置されている。さらに、その治具の枠部分の
高さHは、枠部材aの高さhaと底部材bの高さhbの差
(hb−ha)以上の高さにしているもので、その使用状
態を示す図2のように、枠部材aの中に底板部材bを上
方から挿入し、枠部材aの上面fに底板部材bの上縁部
gの下面が当接した状態のまま保持する。
【0015】図2は、図4に示す低枠の簡易食品容器の
形成部材である図5に示す枠部材aと底部材bを、この
治具10にセットした場合の状態を断面によってに示
す。同図に示すように、治具10の枠部分の縁面1上に
載置された簡易食品容器の枠部材aはストッパー3によ
ってその左右の動きが止められ、また、底部材bは、そ
の上縁gが枠部材aの上面fに乗って懸架されて、底部
材上縁gの下面と枠部材上面fが当接した状態で治具1
0に安定して維持される。
形成部材である図5に示す枠部材aと底部材bを、この
治具10にセットした場合の状態を断面によってに示
す。同図に示すように、治具10の枠部分の縁面1上に
載置された簡易食品容器の枠部材aはストッパー3によ
ってその左右の動きが止められ、また、底部材bは、そ
の上縁gが枠部材aの上面fに乗って懸架されて、底部
材上縁gの下面と枠部材上面fが当接した状態で治具1
0に安定して維持される。
【0016】この図2に示す状態で、矢印に示す方向か
ら、図3にcとして示す熱板を押し当てることによっ
て、底部材上縁gの下面と枠部材上面fとの当接面を融
着接合して、図4に示す低枠の簡易食品容器Aを効率良
く製造できる。
ら、図3にcとして示す熱板を押し当てることによっ
て、底部材上縁gの下面と枠部材上面fとの当接面を融
着接合して、図4に示す低枠の簡易食品容器Aを効率良
く製造できる。
【0017】
(1) 脆弱な樹脂材料からなる簡易容器の枠部材と底
部材との接合に際して、各部材を傷めることなく簡単に
仮組立てできる。
部材との接合に際して、各部材を傷めることなく簡単に
仮組立てできる。
【0018】(2) この仮組立てされた枠部材と底部
材の接合に際しての熱板による押圧にも、充分に耐える
ことができ、自動作業、手作業の何れにも対応できる。
材の接合に際しての熱板による押圧にも、充分に耐える
ことができ、自動作業、手作業の何れにも対応できる。
【0019】(3) 治具構造としても簡単であるの
で、格別の金型仕様を必要とせず安価である。
で、格別の金型仕様を必要とせず安価である。
【0020】(4) 仮組立てと接合を同一場所で行な
うことができるので、搬送工程が省略でき工数が低減で
きる。
うことができるので、搬送工程が省略でき工数が低減で
きる。
【図1】 本発明の簡易食品容器の組立てに使用する治
具の外観を示す。
具の外観を示す。
【図2】 図1に示す治具に、簡易食品容器の組立ての
ための枠部材と底部材を装着した状態を示す。
ための枠部材と底部材を装着した状態を示す。
【図3】 従来の簡易食品容器の組立て状態を示す。
【図4】 低枠の簡易食品容器の外観を示す。
【図5】 図4に示す低枠の簡易食品容器の組立て部材
を示す。
を示す。
10 本発明の治具 1 治具の縁面 2 治
具の枠部分 3 ストッパー 4 治具枠の内部空間 A 低枠の簡易食品容器 a 枠部材 b 底
板部材 c 融着用熱板 f 枠の上面 g 底板の上
縁 H 治具の枠部材の高さ L 治具枠の内部空間の
長さ
具の枠部分 3 ストッパー 4 治具枠の内部空間 A 低枠の簡易食品容器 a 枠部材 b 底
板部材 c 融着用熱板 f 枠の上面 g 底板の上
縁 H 治具の枠部材の高さ L 治具枠の内部空間の
長さ
Claims (3)
- 【請求項1】 発泡樹脂からなる枠部材と薄い緻密樹脂
からなる底部材とを接着した簡易食品容器の製造法であ
って、前記枠部材と底部材との接着に際して、両部材を
組立て状態で枠状の治具に固定することを特徴とする。 - 【請求項2】 請求項1に記載の簡易食品容器が、枠部
材が底板部材の底面より上方に位置し、接着箇所が枠部
材の上面に位置する低枠の簡易容器であり、しかも、前
記枠部材と底部材との接着に際しての枠状の治具による
固定が、前記枠部材が治具の枠上に載置され、前記底部
材は、その上縁を前記枠部材の上面と当接状態で懸架さ
れることを特徴とする簡易食品容器の製造法。 - 【請求項3】 組み立てられる容器の枠部材と底部材を
固定する簡易食品容器の組立てのための治具であって、
枠部分を有し、且つ、この枠部分が、容器の枠材の平面
外形よりも小さく、底部材の内容器部分の外形より大き
く形成し、容器の枠材の下端と底部材の底面までの高さ
以上の高さに形成されていることを特徴とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9157496A JPH09278020A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 簡易食品容器の組立て方法とそれに使用する治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9157496A JPH09278020A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 簡易食品容器の組立て方法とそれに使用する治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09278020A true JPH09278020A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14030314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9157496A Pending JPH09278020A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 簡易食品容器の組立て方法とそれに使用する治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09278020A (ja) |
-
1996
- 1996-04-12 JP JP9157496A patent/JPH09278020A/ja active Pending
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