JPH0624192Y2 - 接着加圧治具 - Google Patents

接着加圧治具

Info

Publication number
JPH0624192Y2
JPH0624192Y2 JP1988036304U JP3630488U JPH0624192Y2 JP H0624192 Y2 JPH0624192 Y2 JP H0624192Y2 JP 1988036304 U JP1988036304 U JP 1988036304U JP 3630488 U JP3630488 U JP 3630488U JP H0624192 Y2 JPH0624192 Y2 JP H0624192Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
pressing
spring
case
bonding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988036304U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01141022U (ja
Inventor
正 湊口
浩典 新田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP1988036304U priority Critical patent/JPH0624192Y2/ja
Publication of JPH01141022U publication Critical patent/JPH01141022U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0624192Y2 publication Critical patent/JPH0624192Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、分割された少なくとも2個1組のワーク、例
えば基板とケース等を接着する際に用いられる接着加圧
治具に関するものである。
[従来の技術] プラスチック等によってモールド成型されたケースを電
子部品が実装された基板に接着してパッケージを製造す
る場合、基板の電子部品が実装されている側に気密性を
保たせるため、基板とケースとの間に接着シートを挟
み、クリップ等の加圧治具によって保持した後に電気炉
へ入れ加熱接着をしていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来の接着方法では、ケースと
基板の1組づつを加圧治具で固定しなければならないの
で作業が煩雑であった。
また電気炉内にて加熱中、ケースが膨張変形すると、ク
リップのみの加圧治具では接着面に加わる加圧力を一定
に保つことができず、炉内の熱によってケースが反って
変形してしまったり、ケースの反りによって接着が完全
でなくなり気密性を保つことができなくなってしまうと
いう欠点があった。
そこで、本考案は上記問題点を解消するために、接着状
態に組合された少なくとも1組のパッケージを保持し、
常に一定の加圧力を加えることができる接着加圧治具を
提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 次に、上記の目的を達成するための手段を、実施例に対
応する第1図および第2図を参照して説明する。
この考案の接着加圧治具は、分割された少なくとも2個
1組のワークを接着させる際に用いられる接着加圧治具
において、 前記ワークの一方のワーク20と他方のワーク21とを
接合した状態で収容する本体2の押さえ板7に貫通して
螺着され、前記両ワーク20、21を一定方向へ加圧す
る加圧用ネジ8と; 前記加圧用ネジ8の先端が表面の中央に当接し、該加圧
用ネジ8の加圧方向に移動するバネ支持板11と; 該バネ支持板11にガイドボルト16を介して連結され
るとともに、該バネ支持板11と同方向に移動自在とさ
れ、前記両ワーク20、21に当接する加圧プレート1
2と; 前記バネ支持板11の裏面に前記加圧プレート12と対
向して突設されるとともに、該加圧プレート12との接
触時に縮退自在となるピン15aを有するスプリングプ
ランジャ15と; 前記バネ支持板11と加圧プレート12との間に介設さ
れ、前記バネ支持板11に対し、前記加圧プレート12
を介して前記両ワーク20、21に一定の加圧力を負荷
させる複数のバネ13と; が備えられたことを特徴としている。
[作用] 本体2内に収容され、接合した状態の基板21とケース
20は、押さえ板7に貫通して螺着された加圧用ネジ8
によって一定方向へ加圧される。
この際、ケース20及び基板21と加圧用ネジ8との間
に設けられ、この加圧用ネジ8に当接し加圧方向に移動
するバネ支持板11、および、このバネ支持板11にガ
イドボルト16を介して連結される加圧プレート12に
よって、ケース20及び基板21を加圧させるととも
に、これらバネ支持板11と加圧プレート12との間に
介設される複数のバネ13によって、基板21とケース
20に対して常に一定の加圧力を加え、これらを確実に
接着する。
[実施例] 第1図は本考案による接着加圧治具の一実施例を示す概
略斜視図、第2図は本考案による接着加圧治具と使用す
る対象となるケースと基板の斜視図である。
この接着加圧治具1は、本体2と加圧部3、クッション
部4とで大略構成されている。
まず本体2は、上方が開放されているコ字状に形成さ
れ、底板5とこの底板5の両側に取付けられた側板6、
6とで構成されている。これら側板6、6は、背面側に
折曲部6aが形成されており、本体全体の補強になって
いる。また、これら側板6、6の上端となる開方側に
は、それぞれ外方向に逆L字状に突出させた延出部6b
が備えられている。これら延出部6bには、後述する押
さえ板7を取付けるための取付け用穴が設けられてい
る。
次に加圧部3は本体2の上端となる開方側に設けられ、
押さえ板7と加圧用ネジ8とで構成されている。押さえ
板7は、前述した本体2の側板6に取付けられるように
なっており、側板6の取付け穴に対応する両端部に固定
穴が設けられ、ボルト9によって本体2に固定されるよ
うになっている。また、この押さえ板7の中央には、ネ
ジ穴7aが貫通して設けられており、加圧用ネジ8が螺
着されている。この加圧用ネジ8は、押さえ板7を貫通
して下方の先端を本体2内に突出させている。そして加
圧用ネジ8の上方の基端にはハンドル10が備えられて
いる。このハンドル10を回わすことで、加圧用ネジ8
を自在に上下動させることができ、下降した加圧用ネジ
8の先端によって、本体2内に設けられたワーク等を押
圧することができる。
また、クッション部4は、前記加圧部3の下方に位置
し、本体2内に収納されるようになっている。このクッ
ション部4は、矩形のバネ支持板11と、これとほぼ同
形の加圧プレート12、バネ13等によって構成されて
いる。
バネ支持板11は、上面中央に突出部14が設けられて
おり、この突出部14には、前述した加圧用ネジ8の先
端が当接するようになっている。またバネ支持板11の
四隅には貫通したガイド穴11aがそれぞれ備えられて
いる。このガイド穴11aにはガイドボルト16がそれ
ぞれ挿通しており、各ガイドボルト16は、バネ13を
巻装した状態で、加圧プレート12の四隅に設けられた
固定孔12aに固定されるようになっている。つまり、
バネ支持板11は、加圧プレート12との間にバネ13
を介在させた状態で、この加圧プレート12に対してガ
イドボルト16を案内として上下動できるようになって
いる。また、このバネ支持板11の裏面中央には、スプ
リングプランジャ15が設けられている。また、この加
圧プレート12の裏面には、両端に取付用孔12bが設
けられている。なお、バネ13はコイル状に形成されて
おり、所望の加圧力が発生するようバネ定数を定められ
ている。
一方、この接着加圧治具1の対象となるワークとしての
ケース20と基板21は、第2図に示すように一側部に
突出した端子部22が設けられ、電子部品等が実装され
た基板21と、この基板21の電子部品が実装された面
を覆うケース20とから構成されている。ケース20は
プラスチック等によってモールド成型され長手方向両端
に取付用孔部20aが貫通して設けられており、略中央
に基板21を接着させる凹部23が設けられている。こ
の凹部23には、基板と接着するための段部が形成され
接着面23aとなっている。また、このケース20の外
装面はテーパが形成されている。
さらに、このケース20と基板21とを接着するため
に、接着加圧治具1にセットする際、第3図に示すよう
なスペーサ24を用いる。このスペーサ24の一方の面
には、前述したケース20の一対の取付用孔部20a、
20aに対応する位置に突出ピン25、25が両面に突
出して設けられており、また前記ケース20の凹部23
に形成された接着面23aと同形状の突条27が設けら
れている。また、このスペーサ24の他方の面には、前
記ケース20のテーパに嵌合するように、テーパが形成
された凹部26が設けられている。
従ってこのように構成された接着加圧治具1での作用を
説明すると、まず第5図に示すように、基板21とケー
ス20とを接着シートを挟んで接合させ、さらにスペー
サ24を重ねたものを1組とし、これを複数組積層させ
る。このとき、ケース20の取付用孔部20aとスペー
サ24の突出ピン25を嵌合させることで一直線状に安
定して重合させることができる。そして積層させた状態
のケース20と基板21、スペーサ24を、接着加圧治
具1本体2に収容する。最上段にあるスペーサ24の突
出ピン25は加圧プレート12に設けられている取付用
孔12aに嵌合するようになっている。
次に加圧用ネジ8のハンドル10を回し、加圧用ネジ8
の先端を下げクッション部4を押下げる。このときに加
圧用ネジ8で直接押下げられるのはバネ支持板11であ
り、加圧プレート12はバネ13を介してスペーサ24
の方向に加圧力を伝えるようになっている。すなわち、
この加圧力はバネ13のバネ定数によって決められてい
る。また、この加圧力を一定に保たせるために、バネ支
持板11に取付けられたスプリングプランジャ15のピ
ン15aが加圧プレート12に接触したところで、加圧
用ネジ8の下方へのねじ込みを止めるようにする(第6
図参照)。
そして、以上説明した状態で接着加圧治具1を電気炉に
入れ加熱接着を行なう。加熱中、重合されているケース
20は、プラスチック製であるために膨張や変形が起こ
るが、スペーサ24を重合させてあるため反ってしまう
ことはなく、また、膨張による加圧力の変化は、クッシ
ョン部4に設けられているバネ13によって吸収されて
しまい、加圧力は一定のままである。このとき、スプリ
ングプランジャ15のピン15aは内蔵されたスプリン
グが縮むことによってバネ13の縮退の妨げにならない
ようになっている。また、スペーサ24に突条27が設
けられていることで、加圧力を接着面23aの全面に作
用させることができるので、ケース20と基板21とを
確実に接着することができる。
本実施例では、クッション部4のバネ13がコイル形状
のものについて述べたが、このバネは所望のバネ定数を
有しているものであれば、いかなる形状のものでもよ
い。
また、本実施例では、スペーサ24を用い接着を行なっ
ているが、これが必ずしも必要ではなく、特にケース2
0がそのままでは安定して重ねにくいテーパ形状に形成
されておらず、例えば方形状等であれば使用しなくても
よい。
さらに、この接着加圧治具1は電気炉内に入れて加熱接
着する場合に使用するだけでなく、一般の接着作業にお
いても利用できるものである。
[考案の効果] 以上説明したように本考案による接着加圧治具は、ワー
クが本体に収容された状態で加圧され接着させる構成と
なっているので、本体の押さえ板に貫通して螺着される
加圧用ネジによるワークへの加圧力が分散せず、常に一
定方向となり、ワークの接着が確実になるという効果が
ある。
また、ワークに対し加圧力を加える加圧用ネジとワーク
との間に、加圧用ネジに当接しこの加圧用ネジの加圧方
向に移動するバネ支持板と、このバネ支持板にガイドボ
ルトを介して連結される加圧プレートとが設けられると
ともに、これらバネ支持板と加圧プレートとの間に複数
のバネを介設させたので、常に一定の加圧力をワークに
加えることができ、電気炉内におけるワークの膨張変形
が起きてもこれに影響されず加圧力を一定に保つことが
でき、確実な接着が行えるという効果がある。
さらに、バネ支持板の裏面にスプリングプランジャを設
け、加圧用ネジによる加圧力の設定を、このスプリング
プランジャのピンが加圧プレートに接触する位置とさせ
ることにより、ワークをこの接着加圧治具にセットさせ
る際の加圧力の設定が毎回同等の値とさせることができ
るとともに、上記のようにワークの膨張変形が起きたと
きに、ピンが縮退して退避が行われ、バネによる一定の
加圧力の発生の妨げにならないという効果がある。
また、多数組のワークを重ねて加圧を行えるともに、そ
の加圧力の方向が一直線状となっているので、各ワーク
を同時にかつ確実に加圧し接着を行うことができ、これ
により作業能率を向上させることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による接着加圧治具の一実施例を示す概
略斜視図、第2図は本考案による接着加圧治具を使用す
る対象となるケースと基板の斜視図、第3図はケースと
基板の接着時に用いられるスペーサの斜視図、第4図は
同実施例による接着加圧治具の一部裁断正面図、第5図
は第4図におけるV−V線断面図、第6図は同実施例に
よる接着加圧治具の加圧時における断面図である。 1……接着加圧治具、2……本体、 4……クッション、8……加圧用ネジ、 20……一方のワーク(ケース)、 21……他方のワーク(基板)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】分割された少なくとも2個1組のワークを
    接着させる際に用いられる接着加圧治具において、 前記ワークの一方のワーク(20)と他方のワーク(2
    1)とを接合した状態で収容する本体(2)の押さえ板
    (7)に貫通して螺着され、前記両ワーク(20,2
    1)を一定方向へ加圧する加圧用ネジ(8)と; 前記加圧用ネジ(8)の先端が表面の中央に当接し、該
    加圧用ネジ(8)の加圧方向に移動するバネ支持板(1
    1)と; 該バネ支持板(11)にガイドボルト(16)を介して
    連結されるとともに、該バネ支持板(11)と同方向に
    移動自在とされ、前記両ワーク(20,21)に当接す
    る加圧プレート(12)と; 前記バネ支持板(11)の裏面に前記加圧プレート(1
    2)と対向して突設されるとともに、該加圧プレート
    (12)との接触時に縮退自在となるピン(15a)を
    有するスプリングプランジャ(15)と; 前記バネ支持板(11)と加圧プレート(12)との間
    に介設され、前記バネ支持板(11)に対し、前記加圧
    プレート(12)を介して前記両ワーク(20,21)
    に一定の加圧力を負荷させる複数のバネ(13)と; が備えられたことを特徴とする接着加圧治具(1)。
JP1988036304U 1988-03-22 1988-03-22 接着加圧治具 Expired - Lifetime JPH0624192Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988036304U JPH0624192Y2 (ja) 1988-03-22 1988-03-22 接着加圧治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988036304U JPH0624192Y2 (ja) 1988-03-22 1988-03-22 接着加圧治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01141022U JPH01141022U (ja) 1989-09-27
JPH0624192Y2 true JPH0624192Y2 (ja) 1994-06-29

Family

ID=31262915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988036304U Expired - Lifetime JPH0624192Y2 (ja) 1988-03-22 1988-03-22 接着加圧治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0624192Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3922066A1 (de) * 1989-07-05 1991-01-10 Bielomatik Leuze & Co Vorrichtung und vefahren zur haftbefestigung mindestens eines fuegeteiles

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS602976B2 (ja) * 1978-09-06 1985-01-25 ヤマハ発動機株式会社 接着用治具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01141022U (ja) 1989-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3996206B2 (ja) ダイアフラム・プレス機の改良
KR20010015408A (ko) 액정패널을 외부구동회로에 연결시키는 열압착장치
JPH0624192Y2 (ja) 接着加圧治具
JP2001251099A (ja) 電子部品実装装置用の基板の保持治具
JP7534964B2 (ja) 加圧装置
JP2003218593A (ja) 電子部品実装装置用の基板の保持治具および基板の保持方法
JPH07212036A (ja) 超音波溶着による回路接続方法
JP2653091B2 (ja) リードボンダ
CN217704790U (zh) 一种键盘铁板贴胶治具
JPH0637860Y2 (ja) ワーククランプ機構
CN221176200U (zh) 基板固定装置
JPH0433632Y2 (ja)
JPH075633Y2 (ja) ワイヤボンダーにおける基板の位置決め装置
JPH0117118Y2 (ja)
JPS61143120A (ja) 真空パツキング治具
JPS587558Y2 (ja) オシボタンスイツチ
JPH0417329Y2 (ja)
JPS62280004A (ja) 高周波加熱プレス装置用の極板パネル
KR200198416Y1 (ko) 엘오씨 타입 반도체 패키지의 본딩장치
JPS63111011A (ja) ラバ−パツドフオ−ミングプレス装置
CN117415548A (zh) 焊接夹具
JPH1131706A (ja) 半導体装置のモールド成型方法および半導体装置のモールド成型用金型
JP2976584B2 (ja) 半導体装置の製造方法およびその製造装置
JPS6169151A (ja) 気密封止用キヤツプ半田付装置
JPS63162580U (ja)