JPH09277685A - 通帳類発行装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印鑑台紙および印鑑シールの貼付業務を自動
化していない。 【解決手段】 証書を含む通帳類の発行を自動的に行な
う通帳類発行装置において、発行する通帳１に押印する
印鑑２４を、この通帳１に貼付る印鑑台紙１７上まで搬
送する手段（印鑑ホルダ２５、印鑑台紙搬送機構２９、
モータ３４，３５、ベルト３６）と、通帳１のページを
めくり印鑑台紙１７を貼付るページを表出させる手段
（ページ替え機構８）と、印鑑２４に朱肉を塗布する手
段（朱肉ホルダ２５ａ）と、朱肉が塗布された印鑑２４
を印鑑台紙１７上に押し付ける手段（ソレノイド２６）
と、印鑑台紙１７を被う印鑑シール１２を貼付る手段
（台紙１２ａ、印鑑シールリール１２ｂ、巻取りリール
１３、印鑑シール押し付け機構１４、検知センサ１５、
ソレノイド１６）とを少なくとも有し、通帳１の自動発
行時、通帳１に対する印鑑２４の押印と印鑑シール１２
の貼付を自動的に行なう。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、銀行等で使用され
る通帳類発行装置に関し、特に、通帳類の発行に係る銀
行業務の負荷を軽減するのに好適な通帳類発行装置に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、銀行等における通帳や証書等の発
行業務においては、例えば、特開昭６０−７７２６２号
公報等に記載の通帳類発行装置の実現により、自動化が
図られている。すなわち、通帳類発行装置では、複数種
類の通帳や証書（通帳類）を収納部に収納し、通帳や証
書を繰り出し、印字、ページ替え、磁気情報の書き込み
／読み取り等の各処理を行ない、通帳や証書を自動的に
発行することができる。

【０００３】銀行等のオペレータは、このような通帳類
発行装置に接続された端末により、通帳等を、管理簿へ
の手記での記入や役席等の印鑑なしで自動的に発行する
ことができる。しかし、この通帳の状態では、未だ、エ
ンドユーザが押印した印鑑台紙、あるいはエンドユーザ
から借用した印鑑で押印した印鑑台紙が貼付されておら
ず、通帳類発行装置から自動的に発行された通帳を、そ
のままエンドユーザに渡すことはできない。

【０００４】すなわち、エンドユーザに通帳を渡すため
には、オペレータは、手動で、ユーザを特定するための
印鑑を印鑑台紙に押印し、この印鑑台紙、およびこの印
鑑台紙上の押印を保護するための印鑑シール等を貼付な
ければならない。このように、通帳類発行装置から発行
された帳票には、最終的に、手動で印鑑台紙および印鑑
シールを貼付ないと業務は完了しない。この印鑑シール
の貼付作業は、キチンと貼付なければならず、多大な時
間と神経を要し、オペレータの負荷となっている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、印鑑の押印や印鑑台紙および印
鑑シールの貼付を自動的に短時間で行なうことができな
い点である。本発明の目的は、これら従来技術の課題を
解決し、通帳類の発行に係る人手による作業を不要にで
き、銀行業務等の短時間化および合理化を図ることが可
能な通帳類発行装置を提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の通帳類発行装置は、（１）証書を含む通帳
類の発行を自動的に行なう通帳類発行装置において、発
行する通帳に押印する印鑑を、通帳に対応する所定の位
置まで搬送する印鑑ホルダ２５や、印鑑台紙搬送機構２
９、モータ３４，３５、ベルト３６等からなる手段と、
通帳１のページをめくり印鑑が押印されるページを表出
させるページ替え機構８と、印鑑２４に朱肉を塗布する
朱肉ホルダ２５ａと、朱肉を塗布した印鑑２４を通帳類
の押印位置（印鑑台紙１７）に押し付けるソレノイド２
６と、通帳１の印鑑２４を押印した部分（印鑑台紙１
７）を被う印鑑シール１２を貼付る手段（台紙１２ａ、
印鑑シールリール１２ｂ、巻取りリール１３、印鑑シー
ル押し付け機構１４、検知センサ１５、ソレノイド１
６）とを少なくとも有し、通帳１の自動発行時、この通
帳１に対する印鑑２４の押印と印鑑シール１２の貼付を
自動的に行なうことを特徴とする。また、（２）発行す
る通帳１に押印する印鑑２４を、通帳１に貼付る印鑑台
紙１７上まで搬送する手段（印鑑ホルダ２５、印鑑台紙
搬送機構２９、モータ３４，３５、ベルト３６）と、印
鑑２４に朱肉を塗布する朱肉ホルダ２５ａと、朱肉を塗
布した印鑑２４を印鑑台紙１７に押し付けるソレノイド
２６と、通帳１のページをめくり印鑑台紙１７を貼付る
ページを表出させるページ替え機構８と、印鑑台紙１７
を通帳１の貼付位置に貼付る（印鑑台紙仮貼付機構１
８、バキューム機構１９、ソレノイド２０、リニアベア
リング２１、回転ギア２２、モータ２３）手段と、通帳
１に貼付た印鑑台紙１７を被う印鑑シール１２を貼付る
手段（台紙１２ａ、印鑑シールリール１２ｂ、巻取りリ
ール１３、印鑑シール押し付け機構１４、検知センサ１
５、ソレノイド１６）とを少なくとも有し、通帳１等の
自動発行時、この通帳１に対する印鑑台紙１７への押印
およびこの印鑑台紙１７と印鑑シール１２の貼付を自動
的に行なうことを特徴とする。また、（３）発行する通
帳１に対応する印鑑の押印がなされた印鑑台紙１７を、
通帳１に対応する所定の位置まで搬送する手段（印鑑台
紙仮貼付機構１８、バキューム機構１９、ソレノイド２
０、リニアベアリング２１、回転ギア２２、モータ２
３）と、通帳１のページをめくり印鑑台紙を貼付るペー
ジを表出させるページ替え機構８と、印鑑台紙１７を通
帳１の貼付位置に貼付る（印鑑台紙仮貼付機構１８、バ
キューム機構１９、ソレノイド２０、リニアベアリング
２１、回転ギア２２、モータ２３）手段と、通帳１に貼
付た印鑑台紙１７を被う印鑑シール１２を貼付る手段
（台紙１２ａ、印鑑シールリール１２ｂ、巻取りリール
１３、印鑑シール押し付け機構１４、検知センサ１５、
ソレノイド１６）とを少なくとも有し、通帳１の自動発
行時、この通帳１に対する印鑑台紙１７と印鑑シール１
２の貼付を自動的に行なうことを特徴とする。また、
（４）上記（１）から（３）のいずれかに記載の通帳類
発行装置において、押印した印鑑２４の印影データを読
み取り記憶する印影画像処理機構４１と、通帳１の追加
発行時、追加発行する通帳１に押印した印鑑２４の印影
データを読み取り記憶した印影データと照合して一致不
一致を判別する手段（手段印影画像処理機構４１）とを
設け、照合結果が一致の場合に通帳１を追加発行するこ
とを特徴とする。

【０００７】

【発明の実施の形態】本発明においては、通帳類発行装
置に、印鑑を固持するホルダや、朱肉を収納したスタン
プ、また、印鑑を印鑑台紙や通帳裏表紙に押印する押印
機構、押印の印鑑台紙を収納する印鑑台紙ホッパー、あ
るいは押印済みの印鑑台紙をセットする印鑑台紙インサ
ータ、印鑑台紙を通帳の所定の位置に貼付する印鑑台紙
貼付機構、印鑑シールを収納する印鑑シール収納機構、
印鑑シールを通帳の所定の位置に貼付る印鑑シール貼付
機構、そして、押印された印鑑が正しいか否かを判定す
る印影画像処理機構などを設けた構成とする。

【０００８】この構成により、例えば、エンドユーザよ
り借用した印鑑が、印鑑ホルダーにセットされた場合に
は、未押印の印鑑台紙ホッパーから繰り出された印鑑台
紙に、朱肉スタンプに一旦押し付けられた印鑑を押印す
る。そして、この印鑑台紙を通帳に貼付る。また、予め
エンドユーザにより押印された印鑑台紙が、印鑑台紙イ
ンサータにセットされた場合には、セットされた印鑑台
紙を、そのまま通帳の所定の位置に貼付る。また、印鑑
台紙を用いない銀行等においては、印鑑ホルダにセット
された印鑑を、朱肉スタンプに一旦押し付けた後、通帳
の所定の印鑑押印位置に直接押し付けて押印する。

【０００９】このような手順により印鑑台紙を介して、
もしくは直接、通帳の所定位置に押印した後、その上か
ら、印鑑シール収納機構から取り出した印鑑シールを、
通帳の所定の位置（印鑑シール貼付位置）に、印鑑シー
ル貼付機構により貼付る。このようにして、通帳への印
鑑シール貼付業務を自動化することができる。さらに、
この印鑑が正しいか否かを判定する印影画像処理機構に
より、記載できるページが無くなった場合の通帳の繰越
時の印鑑照合も半自動化することができる。

【００１０】以下、本発明の実施の形態例を、図面によ
り詳細に説明する。図１は、本発明に係る印鑑シール貼
付機構の構成の一実施例を示す斜視実体図であり、図２
は図１における印鑑シール貼付機構を具備した本発明の
通帳類発行装置の構成例を示す横断面図である。図２に
おいて、１ａ〜１ｊは予め新規に発行するための通帳を
収納している通帳ホッパー、２は予め新規に発行するた
めの証書を収納しておく証書ホッパー、３ａ〜３ｄ，４
は通帳ホッパー１ａ〜１ｊや証書ホッパー２から繰り出
された通帳や証書を搬送するベルトやローラ等からなる
搬送機構、５は通帳等に貼られた磁気ストライプの情報
を読み書きする磁気ストライプリードライト機構、６は
通帳に予め印刷された「頁マーク」等のバーコードおよ
び「印字済行」などを検知する光学検知機構、７は通帳
や証書への印字を行なう印字機構、８は通帳の表紙や中
紙のページ替えを行なうページ替え機構、９は本発明に
係る印鑑の自動押印や印鑑シールの自動貼付を行なう印
鑑シール貼付機構、１０は所定の処理が全て終了した通
帳あるいは証書を発行口まで搬送するベルトやローラ等
からなる搬送機構、１１は処理の済んだ通帳や証書を発
行する発行口、４１は通帳に押印された印鑑の照合を行
なう印影画像処理機構である。

【００１１】以下、このような構成の通帳類発行装置の
動作を説明する。各ホッパー１ａ〜１ｊには、普通貯金
や定期貯金、あるいは総合口座といった各種通帳が各々
収納されており、上位装置から発行の指令が来ると、当
該種類の通帳が、当該ホッパー１ａ〜１ｊより繰り出さ
れる。繰り出された通帳は、搬送機構３ａ〜３ｄによ
り、図中の上部にある搬送機構４へ送りこまれる。搬送
機構４は、通帳を所定の各停止位置まで順次に搬送す
る。

【００１２】印字機構７は、搬送されてきた通帳の表紙
に、店番や口座番号等、所定の印字を行なう。その後、
搬送機構４は、通帳を、ページ替え機構８に搬送し、ペ
ージ替え機構８は、通帳の表紙からのページ替えを行な
う。このページ替えが正常に行なわれたことを確認する
ため、搬送機構４は、通帳を、光学検知機構６まで搬送
し、光学検知機構６は、通帳の各ページにプレ印刷され
たページバーコードを読み、ページ替えが正しく行なわ
れたかを確認する。ページ替えが正しく行なわれていれ
ば、搬送機構４により、通帳を、印字機構７側に搬送
し、印字機構７により、通帳の見返しページに支店名等
を印字する。その後、通帳は、搬送機構４により、本発
明に係る印鑑シール貼付機構９へ搬送され、本発明に係
る処理が施される。

【００１３】以下、図１を用いて、印鑑シール貼付機構
９の詳細構成、及び、印鑑シール貼付機構９による通帳
に対する本発明に係る処理動作を説明する。図１におい
て、１は通帳、１２は印鑑シール、１２ａは印鑑シール
１２が貼付られた台紙、１２ｂは台紙１２ａと共に印鑑
シール１２をリール状に巻きつけた印鑑シールリール、
１３は印鑑シール１２が剥がされた台紙１２ａを巻き取
る巻取りリール、１４は印鑑シール１２を通帳１に押し
付ける印鑑シール押し付け機構、１５は印鑑シール１２
を台紙１２ａから予め決められた長さだけ剥がした状態
にするための印鑑シール位置決め検知センサ、１６は印
鑑シール押し付け機構１４を通帳１に押し付けるための
ソレノイド、１７は印鑑台紙、１８は印鑑台紙１７を所
定の位置へ仮貼付する印鑑台紙仮貼付機構、１９は印鑑
台紙１７を印鑑台紙仮貼付機構１８へ吸引するためのバ
キューム機構、２０は印鑑台紙仮貼付機構１８を上下に
駆動するソレノイド、２１は印鑑台紙仮貼付機構１８を
上下に駆動するためのリニアベアリング、２２は印鑑台
紙仮貼付機構１８を通帳の仮貼付位置と印鑑台紙１７が
用意される所定位置との間を回転移動させる回転ギア、
２３は回転ギア２２を回転させるためのモータ、２４は
印鑑、２５は印鑑２４がセットされると共に底部に設け
た朱肉ホルダ２５ａ内でセットされた印鑑２４に朱肉を
塗布する印鑑ホルダ、２６は印鑑２４を印鑑台紙１７へ
押印するためのソレノイド、２７は未押印の印鑑台紙１
７をセットしておく印鑑台紙ホッパー、２８は予めエン
ドユーザによって押印された印鑑台紙１７をセットする
印鑑台紙インサータ、２９は印鑑台紙１７を所定の位置
まで搬送する印鑑台紙搬送機構、３０は印鑑台紙１７を
搬送する搬送ローラ、３１は印鑑台紙１７を搬送する搬
送ベルト、３２は印鑑台紙１７に押印を行なう際に印鑑
台紙１７を所定の位置に停止させるための位置決めセン
サ、３３は印鑑台紙１７を印鑑シール仮貼付機構１８に
吸引させる時の所定の位置へ停止させるための停止位置
検知センサ、３４は印鑑台紙搬送機構２９を駆動するモ
ータ、３５は印鑑ホルダ２５を回転させるモータ、３６
は印鑑ホルダ２５とモータ３５を連結するベルト、３７
は未押印の印鑑台紙１７を印鑑台紙ホッパー２７から繰
り出すためのピックアップローラ、３８は未押印の印鑑
台紙１７を印鑑台紙ホッパー２７から一枚ずつ繰り出す
ためのゲート機構、３９は未押印の印鑑台紙１７が印鑑
台紙ホッパー２７から繰り出されたことを検知するため
の検知センサ、４０は通帳１の位置を検出する検知セン
サ、４１は通帳１に押印された印鑑の照合を行なう印影
画像処理機構である。

【００１４】まず、通帳１が、通帳停止位置センサ４０
で規定される所定の位置まで搬送される。この状態にお
いて、オペレータは、予めエンドユーザに押印された印
鑑台紙１７を印鑑台紙インサータ２８に、あるいは、エ
ンドユーザから受け取った印鑑２４を印鑑ホルダ２５に
セットする。印鑑２４は印鑑ホルダ２５と共にモータ３
６とベルト３７により回転させられ、ソレノイド２６に
より、印鑑台紙ホッパー２７から繰り出された未押印の
印鑑台紙１７上に押し付けられる。印鑑ホルダ２５の底
部には、朱肉ホルダ２５ａが設けられており、印鑑２４
がセットされた際に、印鑑２４に朱肉が塗布される。ま
た、この朱肉ホルダ２５ａは、印鑑２４の重さに耐え得
る張力のバネ２５ｂを介して印鑑ホルダ２５に取付けら
れており、ソレノイド２６により押された印鑑２４によ
り下方向に開けられ、ソレノイド２６による押下が解除
された時点でバネ２５ｂにより上方向に戻り閉じる。

【００１５】ここで、印鑑台紙１７への押印済みか未押
印かは、銀行により異なり、本実施例においては、どち
らの場合にも対応可能である。いずれにせよ、押印がな
された印鑑台紙１７を、印鑑台紙搬送ベルト３１および
搬送ローラ３０により、停止位置検知センサ３３で規定
される所定の位置まで搬送する。所定位置まで搬送した
印鑑台紙１７を、印鑑台紙仮貼付機構１８へ、印鑑台紙
バキューム機構１９により吸引する。印鑑台紙仮貼付機
構１８を、モータ２３とギア２２により所定位置まで回
転させ、印鑑台紙仮貼付機構１８に吸引した印鑑台紙１
７を、ソレノイド２０により、通帳１の所定位置に仮貼
付る。

【００１６】その後、通帳１を、印鑑シール１２を貼付
る位置まで搬送して停止する。印鑑シール１２はリール
状の台紙１２ａに巻かれており、台紙１２ａはリール１
３側で巻き取られるようになっている。台紙１２ａが屈
曲する部分にセンサ１５が設けられ、このセンサ１５の
検知動作に伴い第１１２ａの巻取りを停止することによ
り、その屈曲部で、印鑑シール１２の先端を少し剥がれ
た状態とする。この状態で、ソレノイド１６を引くこと
により、通帳１に仮貼付された印鑑台紙１７の上に、印
鑑シール１２の先端を貼付ることができる。この状態
で、さらに通帳１を図中のＡ方向に搬送することによ
り、印鑑シール１２を通帳１に完全に貼付ることができ
る。その後、通帳１を図中のＢ方向に、すなわち印影画
像処理機構４１側に搬送する。印影画像処理機構４１で
は、この通帳１が繰越発行であれば、この印鑑２４によ
る押印が正しいか否かを判定する。

【００１７】このようにして、印鑑シール１２の貼付動
作が終了した後、図２におけるページ替え機構８による
ページ替えやページバーコードチェック、および印字機
構７による印字を必要に応じて行ない、最後に、図２に
おける磁気記録書き込み読み込み機構５により、所定の
情報を通帳１の裏面の磁気ストライプに書き込み、オペ
レータ等に渡すために、図２における搬送機構１０を通
して発行口１１へ送り出す。

【００１８】以上、図１および図２を用いて説明したよ
うに、本実施例の通帳類発行装置では、印鑑の押印や印
鑑シール貼りの処理を含め、通帳や証書の自動発行処理
を行なうので、オペレータは、印鑑の押印や印鑑シール
貼りの手間をかけることなく直ちにエンドユーザに通帳
を渡すことができる。このように、銀行等で行なわれる
通帳発行業務の中の、従来技術により自動化がなされて
きた中で唯一オペレータ等の手動で行なわれていた通帳
への印鑑台紙シールの貼付業務を自動化することがで
き、銀行業務の合理化、および、通帳発行時間の短縮等
を図ることができる。尚、本発明は、図１および図２を
用いて説明した実施例に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例
えば、本実施例では、印鑑台紙を用いているが、通帳に
直接、押印する場合にも容易に適用できる。

【００１９】

【発明の効果】本発明によれば、印鑑の押印や印鑑台紙
および印鑑シールの貼付を自動的に短時間で行なうこと
ができ、通帳類の発行に係る人手による作業が不要とな
り、銀行業務等の短時間化および合理化を図ることが可
能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る印鑑シール貼付機構の構成の一実
施例を示す斜視実体図である。

【図２】図１における印鑑シール貼付機構を具備した本
発明の通帳類発行装置の構成例を示す横断面図である。

【符号の説明】

１：通帳、１ａ〜１ｊ：通帳ホッパー、２：証書ホッパ
ー、３ａ〜３ｄ，４：搬送機構、５：磁気ストライプリ
ードライト機構、６：光学検知機構、７：印字機構、
８：ページ替え機構、９：印鑑シール貼付機構、１０：
搬送機構、１１：発行口、１２：印鑑シール、１２ａ：
台紙、１２ｂ：印鑑シールリール、１３：巻取りリー
ル、１４：印鑑シール押し付け機構、１５：印鑑シール
位置決め検知センサ、１６：ソレノイド、１７：印鑑台
紙、１８：印鑑台紙仮貼付機構、１９：バキューム機
構、２０：ソレノイド、２１：リニアベアリング、２
２：回転ギア、２３：モータ、２４：印鑑、２５：印鑑
ホルダ、２５ａ：朱肉ホルダ、２５ｂ：バネ、２６：ソ
レノイド、２７：印鑑台紙ホッパー、２８：印鑑台紙イ
ンサータ、２９：印鑑台紙搬送機構、３０：搬送ロー
ラ、３１：搬送ベルト、３２：位置決めセンサ、３３：
停止位置検知センサ、３４：モータ、３５：モータ、３
６：ベルト、３７：ピックアップローラ、３８：ゲート
機構、３９，４０：検知センサ、４１：印影画像処理機
構。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 証書を含む通帳類の発行を自動的に行な
   う通帳類発行装置において、発行する上記通帳類に押印
   する印鑑を、該通帳類に対応する所定の位置まで搬送す
   る手段と、上記通帳類のページをめくり上記印鑑が押印
   されるページを表出させる手段と、上記印鑑に朱肉を塗
   布する手段と、上記朱肉を塗布した印鑑を上記通帳類の
   押印位置に押し付ける手段と、上記通帳類の上記印鑑を
   押印した部分を被うシールを貼付る手段とを少なくとも
   有し、上記通帳類の自動発行時、該通帳類に対する上記
   印鑑の押印と上記シールの貼付を自動的に行なうことを
   特徴とする通帳類発行装置。
2. 【請求項２】 証書を含む通帳類の発行を自動的に行な
   う通帳類発行装置において、発行する上記通帳類に押印
   する印鑑を、該通帳に貼付る印鑑台紙上まで搬送する手
   段と、上記印鑑に朱肉を塗布する手段と、上記朱肉を塗
   布した印鑑を上記印鑑台紙に押し付ける手段と、上記通
   帳類のページをめくり上記印鑑台紙を貼付るページを表
   出させる手段と、上記印鑑台紙を上記通帳類の貼付位置
   に貼付る手段と、上記通帳類に貼付た上記印鑑台紙を被
   うシールを貼付る手段とを少なくとも有し、上記通帳類
   の自動発行時、該通帳類に対する上記印鑑台紙への押印
   および該印鑑台紙と上記シールの貼付を自動的に行なう
   ことを特徴とする通帳類発行装置。
3. 【請求項３】 証書を含む通帳類の発行を自動的に行な
   う通帳類発行装置において、発行する上記通帳類に対応
   する印鑑の押印がなされた印鑑台紙を、上記通帳類に対
   応する所定の位置まで搬送する手段と、上記通帳類のペ
   ージをめくり上記印鑑台紙を貼付るページを表出させる
   手段と、上記印鑑台紙を上記通帳類の貼付位置に貼付る
   手段と、上記通帳類に貼付た上記印鑑台紙を被うシール
   を貼付る手段とを少なくとも有し、上記通帳類の自動発
   行時、該通帳類に対する上記印鑑台紙と上記シールの貼
   付を自動的に行なうことを特徴とする通帳類発行装置。
4. 【請求項４】 請求項１から請求項３のいずれかに記載
   の通帳類発行装置において、上記押印した印鑑の印影デ
   ータを読み取り記憶する手段と、上記通帳類の追加発行
   時、追加発行する通帳類に押印した印鑑の印影データを
   読み取り上記記憶した印影データと照合して一致不一致
   を判別する手段とを設け、上記照合結果が一致の場合に
   上記通帳類を追加発行することを特徴とする通帳類発行
   装置。