JPH09277617A - プリンタのデータ処理方法及びその装置 - Google Patents

プリンタのデータ処理方法及びその装置

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JPH09277617A
JPH09277617A JP8088580A JP8858096A JPH09277617A JP H09277617 A JPH09277617 A JP H09277617A JP 8088580 A JP8088580 A JP 8088580A JP 8858096 A JP8858096 A JP 8858096A JP H09277617 A JPH09277617 A JP H09277617A
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JP8088580A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Nishimura
宏光 西村
Takuya Sakata
拓也 坂田
Fumiko Fujimoto
富美子 藤本
Takae Takara
崇江 多嘉良
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のプリンタにおいては各フェーズ(通信
制御フェーズ,印刷オーダ制御フェーズ,描画制御フェ
ーズ)での処理のためにそれぞれ専用のバッファ(受信
バッファ,印刷バッファ,中間バッファ)を使用してい
るため、各フェーズでデータ処理が行なわれる都度、バ
ッファ間でデータのコピーが行なわれて順次的に各バッ
ファ間をデータが受け渡されていくため、大量の印刷デ
ータを処理する場合には、各バッファ間でのデータコピ
ーに要する時間のために印刷速度が遅くなるという問題
があった。 【解決手段】 印刷データがプリンタ1に入力されてか
らプリンタヘッド60へ出力されるまでの間の各フェーズ
P1, P2, P3での専用のバッファ間での印刷データのコピ
ーをせずに済むようにして、データ処理を高速化した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタにより印
刷データを高速処理するためのデータ処理方法及びその
装置に関し、特にプリンタが印刷データをホストコンピ
ュータから受信し、プリンタヘッドへ出力するまでの間
のデータの解析及び管理の際のデータの取り扱いの手法
を改善したプリンタのデータ処理方法及びその装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタにおいては、データの印
刷のための処理の各フェーズにそれぞれ専用のデータバ
ッファを有し、各フェーズでの処理のためにそれらの間
でデータのコピーを行なっていた。このため、イメージ
データのような大量のデータを印刷する場合には特に印
刷速度が低下するという問題が生じていた。
【0003】プリンタは、端的には、ワードプロセッ
サ,パーソナルコンピュータ等のホストコンピュータか
ら受け取った印刷データをページ単位でビットマップデ
ータに変換してプリンタヘッドで用紙に印刷する装置で
ある。従って、ホストコンピュータから印刷データを受
信してからプリンタヘッドへビットマップデータを出力
する間に、ホストコンピュータから与えられた印刷デー
タをビットマップデータに変換する処理が必要である。
【0004】図12は従来のプリンタにおける上述のよう
なデータ処理の手順を示す模式図である。図12におい
て、参照符号P1は通信制御フェーズを、P2は印刷オーダ
制御フェーズを、P3は描画制御フェーズをそれぞれ示し
ている。
【0005】通信制御フェーズP1は、プリンタが外部の
ホストコンピュータから印刷データを受信するためのフ
ェーズであり、受信した印刷データは受信バッファB1に
格納される。この受信バッファB1はたとえば4.5Kbyteの
容量を有する。印刷オーダ制御フェーズP2は、印刷デー
タを実際に印刷可能なデータに変換するためにオーダ解
析するためのフェーズであり、受信バッファB1に格納さ
れているデータが印刷バッファB2にコピーされてオーダ
解析が行なわれる。この印刷バッファB2はたとえば 32K
byteの容量を有する。描画制御フェーズP3は印刷オーダ
制御フェーズP2によるオーダ解析後のデータをビットマ
ップデータとして描画するためのフェーズであり、印刷
バッファB2からデータを中間バッファB3にコピーし、そ
のデータに従ってページメモリPMにビットマップデータ
を描画することにより、最終的にプリンタヘッドへ出力
されるデータが得られる。
【0006】図13は上述のような従来のプリンタにおけ
るデータ処理の手順を実現するための機能構成例を示す
ブロック図である。図13において、参照符号1はプリン
タを、参照符号2はホストコンピュータを、参照符号3
はプリンタ1とホストコンピュータ2との間のインタフ
ェイス(I/O) をそれぞれ示している。
【0007】プリンタ1内には、通信制御フェーズP1の
処理を司るインタフェイス制御部10, 印刷オーダ制御フ
ェーズP2の処理を司るオーダ解析部20, 描画制御フェー
ズP3の処理を司るデータ描画部30, バッファメモリ50,
プリンタヘッド60及びページメモリ61等が備えられてい
る。バッファメモリ50は、インタフェイス制御部10,オ
ーダ解析部20及びデータ描画部30それぞれの処理に専用
に使用されるインタフェイス用領域51(図12のB1に相
当),オーダ解析用領域52(図12のB2に相当),データ描画
用領域53(図12のB3に相当) の各領域が固定的に割り付
けられている。
【0008】ホストコンピュータ2からは制御信号と印
刷データとがプリンタ1へ出力され、制御信号はインタ
フェイス制御部10に、印刷データはインタフェイス3に
それぞれ入力される。インタフェイス制御部10は、ホス
トコンピュータ2から与えられた制御信号に従って、イ
ンタフェイス3へ入力されるデータをバッファメモリ50
の専用のインタフェイス用領域51に格納させる。
【0009】インタフェイス用領域51にデータが格納さ
れると、オーダ解析部20はそのデータを自身の専用のオ
ーダ解析用領域52にコピーしてオーダ解析を行なう。更
に、データ描画部30がオーダ解析用領域52から自身の専
用のデータ描画用領域53へデータをコピーし、そのデー
タをページメモリ61に描画処理する。そして、ページメ
モリ61に描画されたビットマップデータはプリンタヘッ
ド60へ出力されて用紙に印刷される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
プリンタにおいては各フェーズ(通信制御フェーズ,印
刷オーダ制御フェーズ,描画制御フェーズ)での処理の
ためにそれぞれ専用のバッファ(受信バッファ,印刷バ
ッファ,中間バッファ)を使用しているため、各フェー
ズでデータ処理が行なわれる都度、バッファ間でデータ
のコピーが行なわれて順次的に各バッファ間をデータが
受け渡されていく。従って、大量の印刷データを処理す
る場合には、各バッファ間でのデータコピーに要する時
間のために印刷速度が遅くなるという問題があった。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、印刷データがプリンタのインタフェイスに
入力されてからプリンタヘッドへ出力されるまでの間の
各フェーズでの専用のバッファ間での印刷データのコピ
ーをせずに済むようにして、データ処理を高速化したプ
リンタのデータ処理方法及びその装置の提供を目的とと
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明のプリンタ
のデータ処理装置におけるデータ処理の手順の原理を示
す模式図である。図1において、参照符号P1は第1のフ
ェーズである通信制御フェーズを、P2は第2のフェーズ
である印刷オーダ制御フェーズを、P3は第3のフェーズ
である描画制御フェーズをそれぞれ示している。
【0013】通信制御フェーズP1は、プリンタが外部の
ホストコンピュータから印刷データを受信するためのフ
ェーズであり、受信した印刷データは受信バッファB1に
格納される。この受信バッファB1は従来のそれが4.5Kby
teの容量の一つのバッファ領域で構成されていたのとは
異なり、一例として4.5Kbyteの容量のバッファ領域が8
個 (B1-1〜B1-8) 用意されており、次のフェーズである
印刷オーダ制御フェーズP2と共用される。
【0014】印刷オーダ制御フェーズP2は、印刷データ
を実際に印刷可能なデータに変換するためにオーダ解析
するためのフェーズであり、上述の通信制御フェーズP1
と共用している受信バッファB1の8個のバッファ領域B1
-1〜B1-8の内の通信制御フェーズP1によりデータが書き
込まれているいずれかの領域のデータを対象としてオー
ダ解析が行なわれる。従って、通信制御フェーズP1が使
用する受信バッファB1のバッファ領域と印刷オーダ制御
フェーズP2が使用する受信バッファB1のバッファ領域と
の間には固定的な区別は無く、同一のバッファ領域が通
信制御フェーズP1の制御下に置かれて通信制御の処理が
行なわれた後に印刷オーダ制御フェーズP2の制御下に置
かれて印刷オーダ制御の処理が行なわれ、その後は再度
通信制御フェーズP1の制御下に置かれるというように、
循環的に通信制御フェーズP1と印刷オーダ制御フェーズ
P2との制御下に置かれる。
【0015】描画制御フェーズP3は印刷オーダ制御フェ
ーズP2によるオーダ解析後のデータをビットマップデー
タとして描画するためのフェーズであり、受信バッファ
B1の印刷オーダ制御フェーズP2による処理が終了したバ
ッファ領域のデータを中間バッファB3にコピーし、その
データに従ってページメモリPMにビットマップデータを
描画することにより、最終的にプリンタヘッドへ出力さ
れるデータが得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。図2は上述のような本発
明のプリンタのデータ処理の手順の原理を実現するため
の機能構成例、換言すれば本発明のプリンタのデータ処
理装置の一構成例を示すブロック図である。
【0017】図2において、参照符号1はプリンタを、
参照符号2はホストコンピュータを、参照符号3はプリ
ンタ1とホストコンピュータ2との間のインタフェイス
(I/O) をそれぞれ示している。
【0018】プリンタ1内には、通信制御フェーズP1の
処理を司る第1の制御部として機能するインタフェイス
制御部10, 印刷オーダ制御フェーズP2の処理を司る第2
の制御部として機能するオーダ解析部20, 描画制御フェ
ーズP3の処理を司る第3の制御部として機能するデータ
描画部30, バッファメモリ50, プリンタヘッド60及びペ
ージメモリ61等が備えられていることは前述の図12に示
されている従来例と同様である。しかし、本発明のプリ
ンタのデータ処理装置においては、バッファ領域の第1
の管理手段としてのデータ受信待ちターミナル41, 同じ
く第2の管理手段としてのデータ解析ターミナル42,同
じく第3の管理手段としてのデータ描画ターミナル43を
有する受信バッファ管理部40が備えられている他、バッ
ファメモリ50は、この例では便宜上50-1乃至50-8の8区
画のバッファ領域に分割されている。
【0019】図3はバッファメモリ50の各バッファ領域
50-1〜50-8の構成を示す模式図である。各バッファ領域
50-1〜50-8は受信バッファリンク領域501,各処理フェー
ズ間のデータの受け渡しに必要な情報を格納する環境情
報領域502,受信したデータそのものを格納するデータ領
域503 にて構成される。受信バッファリンク領域501
は、他のバッファ領域とのリンクのための情報 (他のバ
ッファ領域の先頭アドレス) を格納し、環境情報領域50
2 はそのバッファ領域のデータ領域503 に格納されてい
るデータのデータ長, データ領域503 の開始アドレスま
たはオフセット等の情報が含まれる。
【0020】受信バッファ管理部40には、各処理フェー
ズでのデータ処理のためにバッファ領域50-1〜50-8とリ
ンクされるデータ受信待ちターミナル41, データ解析タ
ーミナル42, データ描画ターミナル43が設けられてい
る。これらの各ターミナル41,42, 43はそれぞれ、リン
クの先頭アドレスTOP 及び末尾のアドレスEND を記憶す
る機能を有するが、一つのバッファ領域とリンクされて
いる場合はリンクの先頭アドレスTOP とリンクの末尾ア
ドレスEND とが同一になり、複数のバッファ領域とリン
クされている場合はリンクの先頭アドレスTOP とリンク
の末尾アドレスEND とが異なる。
【0021】たとえば、データ受信待ちターミナル41の
リンクの先頭アドレスTOP がバッファ領域50-1の開始ア
ドレスを指示し、リンクの末尾アドレスEND が同じくバ
ッファ領域50-1の開始アドレスを指示している場合に
は、データ受信待ちターミナル41はバッファ領域50-1と
のみリンクされている。また、データ受信待ちターミナ
ル41のリンクの先頭アドレスTOP がバッファ領域50-1の
開始アドレスを指示し、リンクの末尾アドレスEND がバ
ッファ領域50-3の開始アドレスを指示しており、更にバ
ッファ領域50-1の受信バッファリンク領域501 がバッフ
ァ領域50-2の開始アドレスを指示し、バッファ領域50-2
の受信バッファリンク領域501 がバッファ領域50-3の開
始アドレスを指示している場合は、データ受信待ちター
ミナル41はバッファ領域50-1, 50-2, 50-3とリンクされ
ていることになる。
【0022】従って、図2に示されている例では、バッ
ファ領域50-3, 50-4, 50-5がデータ受信待ちキューを構
成し、このキューがデータ受信待ちターミナル41にリン
クされる。また、データ解析ターミナル42はバッファ領
域50-2と、データ描画ターミナル43はバッファ領域50-1
とそれぞれリンクされていることになる。
【0023】次に、上述のような構成の本発明のプリン
タのデータ処理装置の動作、換言すれば本発明のプリン
タのデータ処理方法の手順について、図4乃至図10のフ
ローチャート及び模式図を参照して説明する。
【0024】ホストコンピュータ2からは制御信号と印
刷データとがプリンタ1へ出力され、制御信号はインタ
フェイス制御部10に、印刷データはインタフェイス3に
それぞれ入力される。インタフェイス制御部10は、ホス
トコンピュータ2から与えられた制御信号に従って、イ
ンタフェイス3へ入力されるデータをバッファメモリ50
のいずれかのインタフェイス用領域51に格納させる。こ
の通信制御フェーズP1で行なわれるインタフェイス制御
部10の処理を図4のフローチャート及び図5乃至図8の
模式図を参照して具体的に説明する。
【0025】ホストコンピュータ2から最初に受信した
データはバッファメモリ50のいずれかの空いているバッ
ファ領域、たとえばバッファ領域50-1のデータ領域503
に格納される (ステップS11)。この際、バッファ領域50
-1の受信バッファリンク領域501 には他にデータ受信待
ちターミナル41にリンクされているバッファ領域が無い
ので”0”が記憶され、環境情報領域502 にはデータ領
域503 に格納されたデータのデータ長とそのバッファ領
域50-1内での先頭アドレスまたはバッファ領域50-1の開
始アドレスからのオフセットが記憶される。なお、デー
タ受信待ちターミナル41のリンクの末尾アドレスEND に
はバッファ領域50-1の開始アドレスが記憶される。
【0026】次にもう一度ホストコンピュータ2からデ
ータを受信した場合、そのデータは次のバッファ領域50
-2に格納されるが、バッファ領域50-1の受信バッファリ
ンク領域501 にはバッファ領域50-2の開始アドレスが記
憶されることにより、バッファ領域50-1とバッファ領域
50-2とがリンクされ、更にデータ受信待ちターミナル41
のリンクの末尾アドレスEND にはバッファ領域50-2の開
始アドレスが記憶される。以上により、図5の模式図に
示されているように、バッファ領域50-1と50-2とはデー
タ受信待ちキューを構成し、このキューがデータ受信待
ちターミナル41にリンクされる。
【0027】そして、このデータ受信待ちターミナル41
にリンクされたバッファ領域のデータ領域503 に格納さ
れたデータに対してインタフェイス制御部10がインタフ
ェイス制御処理を行なう (ステップS12)。
【0028】このステップS12 の処理において、オーダ
解析の必要が生じた場合には、当該バッファ領域50-1が
データ受信待ちターミナル41から外される (ステップS1
3)。具体的には、図5に示されている状態において、デ
ータ受信待ちターミナル41のリンクの先頭アドレスTOP
には、バッファ領域50-1に格納されているデータの受信
バッファリンク領域501 で指示されている次のバッファ
領域であるバッファ領域50-2の開始アドレスを保持させ
ることにより、図6に示されているように、データ受信
待ちターミナル41のリンクの先頭アドレスTOP はバッフ
ァ領域50-2の開始アドレスを指示するようになるため、
バッファ領域50-1がデータ受信待ちターミナル41のリン
クから、換言すればデータ受信待ちキューから外され
る。
【0029】このステップS13 の処理でデータ受信待ち
ターミナル41から外されたバッファ領域はデータ解析タ
ーミナル42にリンクされ (ステップS14)、通信制御フェ
ーズP1の処理は再度ステップS11 へ戻る。
【0030】具体的な例として、バッファ領域50-7がデ
ータ解析ターミナル42にリンクされる場合を図7に示
す。既にデータ解析ターミナル42にリンクされているバ
ッファ領域50-6がある場合は、データ解析ターミナル42
のリンクの末尾アドレスEND が指示するバッファ領域50
-6の受信バッファリンク領域501 に、データが受け渡さ
れるバッファ領域50-7の開始アドレスが格納される。そ
の後、データ解析ターミナル42のリンクの末尾アドレス
END に、データが受け渡されるバッファ領域50-7の開始
アドレスが格納されることにより、図8に示されている
ように、バッファ領域50-7がデータ解析ターミナル42に
リンクされる。この結果、データ解析ターミナル42に
は、バッファ領域50-6, 50-7の順にバッファ領域がリン
クされたことになる。
【0031】同様に、印刷オーダ制御フェーズP2でのオ
ーダ解析部20による処理においても、図9のフローチャ
ートに示されているように、データ解析ターミナル42に
リンクされているバッファ領域があれば (ステップS2
1)、オーダ解析処理が行なわれる (ステップS22)。
【0032】そして、オーダ解析処理が終了すると、当
該バッファ領域がデータ解析ターミナル42から外される
(ステップS23)。このステップS23 の処理でデータ解析
ターミナル42から外されたバッファ領域はデータ描画タ
ーミナル43にリンクされ (ステップS24)、印刷オーダ制
御フェーズP2の処理は再度ステップS21 へ戻る。
【0033】なお、この印刷オーダ制御フェーズP2での
オーダ解析部20による各バッファ領域50-1〜50-8のデー
タ解析ターミナル42のリンクから外す処理及びデータ描
画ターミナル43にリンクする処理は、上述の通信制御フ
ェーズP1でのインタフェイス制御部10による各バッファ
領域50-1〜50-8をデータ受信待ちターミナル41のリンク
から外す処理及びデータ解析ターミナル42にリンクする
処理と同様である。
【0034】更に同様に、描画制御フェーズP3でのデー
タ描画部30による処理においても、図10のフローチャー
トに示されているように、データ描画ターミナル43にリ
ンクされているバッファ領域があれば (ステップS31)、
ページメモリ61へのデータの描画処理が行なわれる (ス
テップS32)。
【0035】そして、データの描画処理が終了すると、
当該バッファ領域がデータ描画ターミナル43から外され
る (ステップS33)。このステップS33 の処理でデータ描
画ターミナル43から外されたバッファ領域はデータ受信
待ちターミナル41にリンクされ (ステップS34)、描画制
御フェーズP3の処理は再度ステップS31 へ戻る。
【0036】なお、この描画制御フェーズP3でのデータ
描画部30による各バッファ領域50-1〜50-8をデータ描画
ターミナル43のリンクから外す処理及びデータ受信待ち
ターミナル41にリンクする処理は、上述の通信制御フェ
ーズP1及び印刷オーダ制御フェーズP2でのインタフェイ
ス制御部10及びオーダ解析部20による各バッファ領域50
-1〜50-8をデータ受信待ちターミナル41及びデータ解析
ターミナル42のリンクから外す処理及びデータ解析ター
ミナル42データ描画ターミナル43にリンクする処理と同
様である。
【0037】そして、描画制御フェーズP3でのデータ描
画部30の処理によりページメモリ61に描画されたビット
マップデータはプリンタヘッド60へ出力されて用紙に印
刷される。
【0038】このように本発明のプリンタのデータ処理
装置により実現されるプリンタのデータ処理方法では、
バッファメモリ50の各バッファ領域50-1〜50-8間でデー
タを実際に転送してコピーするのではなく、データその
ものはホストコンピュータ2から受信された時点以降同
一のバッファ領域に格納されたままであるが、受信バッ
ファ管理部40のデータ受信待ちターミナル41, データ解
析ターミナル42, データ描画ターミナル43により、イン
タフェイス制御部10, オーダ解析部20, データ描画部30
それぞれの処理対象のバッファ領域を指示することによ
り、通信制御フェーズP1, 印刷オーダ制御フェーズP2,
描画制御フェーズP3間でデータが順次受け渡されて処理
される。
【0039】図11は本発明のプリンタのデータ処理装置
の他の構成例を示すブロック図である。この図11に示さ
れている構成例では、前述の図2に示されている構成例
に加えて、参照符号4にて示されているプリンタ1外部
の外部記憶手段としてのハードディスクユニットが備え
られている。このハードディスクユニット4はバッファ
メモリ50から出力された印刷データが格納可能に構成さ
れている。従って、ホストコンピュータ2から出力され
てプリンタ1へ入力された印刷データが一旦スプールさ
れた後に再度プリンタ1に入力して印刷することが可能
になる。
【0040】このようなハードディスクユニット4を利
用してのスプール処理を行なうためには、通信制御フェ
ーズP1と印刷オーダ制御フェーズP2との間にスプール制
御フェーズが必要であり、そのためのスプール制御部35
と、受信バッファ管理部40にもう一つのターミナル、即
ち図11に参照符号44にて示されている第4のターミナル
としてのスプールターミナル44とが必要になる。
【0041】そして、通信制御フェーズP1でのインタフ
ェイス制御部10の処理によりデータ受信待ちターミナル
41にリンクされているバッファ領域50-1〜50-8に格納さ
れたデータをデータ受信待ちターミナル41のリンクから
外してスプールターミナル44にリンクした上でハードデ
ィスクユニット4へ出力して記憶させておけばよい。但
しこの場合、ハードディスクユニット4に記憶させたデ
ータを特定する情報をプリンタ1側、たとえばスプール
制御部35に記憶しておく必要がある。
【0042】このスプールターミナル44により、データ
受信待ちターミナル41のリンクから外されたバッファメ
モリ50のバッファ領域のデータはハードディスクユニッ
ト4に転送されて記憶されるので、ホストコンピュータ
2から高速に印刷データを出力し終えた後にハードディ
スクユニット4からプリンタ1へデータを読み込んで印
刷するいわゆるスプール処理が可能になる。
【0043】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明のプリン
タのデータ処理方法及びその装置によれば、従来例にお
いて必要であったバッファ間のデータのコピーが不要に
なる。従って、それに要していた時間が削減されるた
め、その分だけプリンタ内でのデータ処理時間が短縮さ
れ、高速な印刷処理が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタにおけるデータ処理の手順の
原理を示す模式図である。
【図2】本発明のプリンタのデータ処理装置の一構成例
を示すブロック図である。
【図3】バッファメモリの各バッファ領域の構成を示す
模式図である。
【図4】本発明のプリンタのデータ処理装置の動作手順
を示すフローチャートである。
【図5】本発明のプリンタのデータ処理装置の動作手順
を説明するための模式図である。
【図6】本発明のプリンタのデータ処理装置の動作手順
を説明するための模式図である。
【図7】本発明のプリンタのデータ処理装置の動作手順
を説明するための模式図である。
【図8】本発明のプリンタのデータ処理装置の動作手順
を説明するための模式図である。
【図9】本発明のプリンタのデータ処理装置の動作手順
を示すフローチャートである。
【図10】本発明のプリンタのデータ処理装置の動作手
順を示すフローチャートである。
【図11】本発明のプリンタのデータ処理装置の他の構
成例を示すブロック図である。
【図12】従来のプリンタにおけるデータ処理の手順を
示す模式図である。
【図13】従来のプリンタの機能構成例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
P1 通信制御フェーズ P2 印刷オーダ制御フェーズ P3 描画制御フェーズ B1 受信バッファ 1 プリンタ 2 ホストコンピュータ 4 ハードディスクユニット 10 インタフェイス制御部 20 オーダ解析部 30 データ描画部 40 受信バッファ管理部 41 データ受信待ちターミナル 42 データ解析ターミナル 43 データ描画ターミナル 44 スプールターミナル 50 バッファメモリ 50-1〜50-8 バッファ領域 61 ページメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 拓也 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 (72)発明者 藤本 富美子 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 (72)発明者 多嘉良 崇江 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から受信した印刷データを複数の受
    信バッファのいずれかに格納する第1のフェーズと、 前記第1のフェーズにおいて選択された受信バッファを
    処理対象としてそれに格納されている印刷データをビッ
    トマップデータに変換するために解析する第2のフェー
    ズと、 前記第1のフェーズにおいて選択された受信バッファを
    処理対象としてそれに格納されている印刷データをペー
    ジメモリに描画する第3のフェーズとを含むことを特徴
    とするプリンタのデータ処理方法。
  2. 【請求項2】 更に、前記第1のフェーズと第2のフェ
    ーズとの間に、前記第1のフェーズにおいて選択された
    受信バッファを処理対象としてそれに格納されている印
    刷データを外部記憶手段に一時的に記憶させる第4のフ
    ェーズを含むことを特徴とする請求項1に記載のプリン
    タのデータ処理方法。
  3. 【請求項3】 外部から入力された印刷データを受信す
    る第1のフェーズを制御する第1の制御部と、受信した
    データをビットマップデータに変換するために解析する
    第2のフェーズを制御する第2の制御部と、解析したデ
    ータをページメモリに描画する第3のフェーズを制御す
    る第3の制御部とを備えたプリンタのデータ処理装置に
    おいて、 外部から受信した印刷データをそれぞれ格納する複数の
    受信バッファと、 前記第1のフェーズにおいて、外部から受信した印刷デ
    ータを前記複数の受信バッファのいずれかに格納させる
    べく、前記複数の受信バッファのいずれかを選択して前
    記第1の制御部の処理対象とする第1の管理手段と、 前記第2のフェーズにおいて、前記第1のフェーズにお
    いて受信された印刷データを解析すべく、前記第1のフ
    ェーズにおいて選択された受信バッファを前記第2の制
    御部の処理対象とする第2の管理手段と、 前記第3のフェーズにおいて、前記第2のフェーズにお
    いて解析された印刷データを前記ページメモリに描画さ
    せるべく、前記第1のフェーズにおいて選択された受信
    バッファを前記第3の制御部の処理対象とする第3の管
    理手段とを有する受信バッファ管理部とを備えたことを
    特徴とするプリンタのデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 更に、外部から受信したデータを前記第
    1のフェーズと第2のフェーズとの間に、外部記憶手段
    に一時的に記憶させる第4のフェーズを有し、 前記受信バッファ管理部は、前記第4のフェーズにおい
    て、前記第1のフェーズにおいて受信された印刷データ
    を前記外部記憶手段に格納すべく、前記第1のフェーズ
    において選択された受信バッファのデータを前記外部記
    憶手段へ出力して前記第1の制御部の処理対象から外す
    第4の管理手段を有することを特徴とする請求項3に記
    載のプリンタのデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の受信バッファそれぞれは、そ
    れぞれに格納されている印刷データの長さを示す情報
    と、印刷データの先頭位置を示す情報またはそれぞれの
    開始位置と印刷データの先頭位置との間の長さを示す情
    報とを記憶する領域を有し、 前記各フェーズの処理に際して対応する制御部による処
    理対象の受信バッファ中における印刷データの先頭位置
    の検出を可能ならしめてあることを特徴とする請求項3
    に記載のプリンタのデータ処理装置。
JP8088580A 1996-04-10 1996-04-10 プリンタのデータ処理方法及びその装置 Pending JPH09277617A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013069056A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Toshiba Corp 情報処理装置及びメモリ管理方法

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