JPH09277463A - 抗菌化粧シート - Google Patents
抗菌化粧シートInfo
- Publication number
- JPH09277463A JPH09277463A JP8086103A JP8610396A JPH09277463A JP H09277463 A JPH09277463 A JP H09277463A JP 8086103 A JP8086103 A JP 8086103A JP 8610396 A JP8610396 A JP 8610396A JP H09277463 A JPH09277463 A JP H09277463A
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- Japan
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- decorative sheet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安全で即効性があり、さらに耐汚染性の良好
な抗菌化粧シートを提供する。 【解決手段】 基材１１の上に抗菌コート層１４が形成
されており、当該抗菌コート層１４中の抗菌剤が光触媒
機能を有する粉体材料からなると共に、ベヒクルがフッ
素樹脂又はシロキサン樹脂からなる。さらに、基材１１
と抗菌コート層１４の間にフッ素樹脂又はシロキサン樹
脂からなる層間樹脂層１３を設けることが好ましい。抗
菌剤に光触媒機能を有する粉体材料を使用したので、安
全で即効性のある抗菌化粧シート１０となる。また、抗
菌コート層１４のベヒクルにフッ素樹脂又はシロキサン
樹脂を使用したので、長時間の使用に耐え、耐汚染性の
良好なものとなる。
な抗菌化粧シートを提供する。 【解決手段】 基材１１の上に抗菌コート層１４が形成
されており、当該抗菌コート層１４中の抗菌剤が光触媒
機能を有する粉体材料からなると共に、ベヒクルがフッ
素樹脂又はシロキサン樹脂からなる。さらに、基材１１
と抗菌コート層１４の間にフッ素樹脂又はシロキサン樹
脂からなる層間樹脂層１３を設けることが好ましい。抗
菌剤に光触媒機能を有する粉体材料を使用したので、安
全で即効性のある抗菌化粧シート１０となる。また、抗
菌コート層１４のベヒクルにフッ素樹脂又はシロキサン
樹脂を使用したので、長時間の使用に耐え、耐汚染性の
良好なものとなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院内での細菌の
感染を防止したり、或いはキッチン、浴室等での細菌や
カビの発生を防止したりするのに好適な内装又は外装用
としての抗菌化粧シートに関するものである。
感染を防止したり、或いはキッチン、浴室等での細菌や
カビの発生を防止したりするのに好適な内装又は外装用
としての抗菌化粧シートに関するものである。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の抗菌化
粧シートとして、基材の上に有機系抗菌剤や銀系抗菌剤
を含む抗菌コート層を設けたものが使用されている。こ
のうち、有機系抗菌剤を用いたものは、安全性が低く、
時間が経つと性能が低下するという欠点がある。一方、
銀系抗菌剤を用いたものは、安全性は高いが、銀イオン
の溶出で変色が発生するという欠点がある。また、いず
れも即効性がなく、殺菌作用を発揮するには２４時間程
度必要である上、水を多量に使用する場所では抗力の低
下が大きいという問題点がある。
粧シートとして、基材の上に有機系抗菌剤や銀系抗菌剤
を含む抗菌コート層を設けたものが使用されている。こ
のうち、有機系抗菌剤を用いたものは、安全性が低く、
時間が経つと性能が低下するという欠点がある。一方、
銀系抗菌剤を用いたものは、安全性は高いが、銀イオン
の溶出で変色が発生するという欠点がある。また、いず
れも即効性がなく、殺菌作用を発揮するには２４時間程
度必要である上、水を多量に使用する場所では抗力の低
下が大きいという問題点がある。
【０００３】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、安全で即
効性があり、耐汚染性の良好な抗菌化粧シートを提供す
ることにある。
されたものであり、その目的とするところは、安全で即
効性があり、耐汚染性の良好な抗菌化粧シートを提供す
ることにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る抗菌化粧シートは、基材の上に抗菌コ
ート層が形成されており、当該抗菌コート層中の抗菌剤
が光触媒機能を有する粉体材料からなると共に、ベヒク
ルがフッ素樹脂又はシロキサン樹脂であることを特徴と
する。そして、下地基材への影響を少なくするため、基
材と抗菌コート層の間にフッ素樹脂又はシロキサン樹脂
からなる層間樹脂層を設けることが好ましいものであ
る。
め、本発明に係る抗菌化粧シートは、基材の上に抗菌コ
ート層が形成されており、当該抗菌コート層中の抗菌剤
が光触媒機能を有する粉体材料からなると共に、ベヒク
ルがフッ素樹脂又はシロキサン樹脂であることを特徴と
する。そして、下地基材への影響を少なくするため、基
材と抗菌コート層の間にフッ素樹脂又はシロキサン樹脂
からなる層間樹脂層を設けることが好ましいものであ
る。
【０００５】
【発明の実施の形態】抗菌コート層を形成する基材とし
ては、紙（薄紙、紙間強化紙、含浸紙等）、合成紙、プ
ラスチックフィルム（塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン
樹脂、ポリエチレン樹脂及びそれらのエラストマー、ポ
リエステル樹脂、ＡＢＳ樹脂）、金属、木質基材、無機
ボード等が適宜使用される。そして、この基材の上に絵
柄を設けてもよい。絵柄を形成するインキには有機顔
料、無機顔料の何れもが使用でき、そのベヒクルとして
は熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂の有機樹脂及びシロキサ
ン樹脂も使用できる。また、絵付け方法はグラビア印
刷、オフセット印刷、シルク印刷、フレキソ印刷等が使
用できる。さらに絵柄と基材の間にコート層を設けても
よい。また、絵柄の上に、フッ素樹脂又はシロキサン樹
脂との密着性のよいプライマー層を設けてもよい。
ては、紙（薄紙、紙間強化紙、含浸紙等）、合成紙、プ
ラスチックフィルム（塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン
樹脂、ポリエチレン樹脂及びそれらのエラストマー、ポ
リエステル樹脂、ＡＢＳ樹脂）、金属、木質基材、無機
ボード等が適宜使用される。そして、この基材の上に絵
柄を設けてもよい。絵柄を形成するインキには有機顔
料、無機顔料の何れもが使用でき、そのベヒクルとして
は熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂の有機樹脂及びシロキサ
ン樹脂も使用できる。また、絵付け方法はグラビア印
刷、オフセット印刷、シルク印刷、フレキソ印刷等が使
用できる。さらに絵柄と基材の間にコート層を設けても
よい。また、絵柄の上に、フッ素樹脂又はシロキサン樹
脂との密着性のよいプライマー層を設けてもよい。
【０００６】抗菌剤に使用する光触媒機能を有する粉体
材料としては、酸化チタン等の金属酸化物が挙げられ
る。具体的には、酸化チタン、酸化鉄、酸化タングステ
ン、酸化亜鉛、チタン酸ストロンチウム等の固体光触媒
と呼ばれる半導体、及びルテニウムビピリジル錯体、ポ
ルフィリン等の分子光触媒と呼ばれる化合物がある。本
発明の抗菌化粧シートに使用する半導体はこれらのうち
の何れでもよいが、殺菌効果及び入手の容易さから、特
に酸化チタンが好ましく、ベヒクルに対して５〜５０％
添加するとよい。酸化チタン等の光触媒機能を向上させ
るために前記金属酸化物を修飾する金属又は他の金属酸
化物も好適に用いられる。例えば、白金、金、パラジウ
ム、銀、銅、ニッケル、コバルト、ロジウム、ニオブ、
スズ等の金属の併用も可能である。
材料としては、酸化チタン等の金属酸化物が挙げられ
る。具体的には、酸化チタン、酸化鉄、酸化タングステ
ン、酸化亜鉛、チタン酸ストロンチウム等の固体光触媒
と呼ばれる半導体、及びルテニウムビピリジル錯体、ポ
ルフィリン等の分子光触媒と呼ばれる化合物がある。本
発明の抗菌化粧シートに使用する半導体はこれらのうち
の何れでもよいが、殺菌効果及び入手の容易さから、特
に酸化チタンが好ましく、ベヒクルに対して５〜５０％
添加するとよい。酸化チタン等の光触媒機能を向上させ
るために前記金属酸化物を修飾する金属又は他の金属酸
化物も好適に用いられる。例えば、白金、金、パラジウ
ム、銀、銅、ニッケル、コバルト、ロジウム、ニオブ、
スズ等の金属の併用も可能である。
【０００７】抗菌コート層のベヒクルに用いられるフッ
素樹脂は、特に限定されるものではなく公知のものを各
種使用できる。代表的なものとして、２フッ化ビニリデ
ン、ポリフッ化ビニリデン、ＰＶＦ等があり、それぞれ
溶液型とディスパージョン型がある。また、抗菌コート
層のベヒクルに用いられるシロキサン樹脂は、アルコシ
ランからの反応型が好適である。抗菌コート層のベヒク
ルに一般樹脂を使用すると、光触媒機能を有する粉体材
料を簡単に分解してしまうが、本発明のようにフッ素樹
脂又はシロキサン樹脂を使用すると安定である。
素樹脂は、特に限定されるものではなく公知のものを各
種使用できる。代表的なものとして、２フッ化ビニリデ
ン、ポリフッ化ビニリデン、ＰＶＦ等があり、それぞれ
溶液型とディスパージョン型がある。また、抗菌コート
層のベヒクルに用いられるシロキサン樹脂は、アルコシ
ランからの反応型が好適である。抗菌コート層のベヒク
ルに一般樹脂を使用すると、光触媒機能を有する粉体材
料を簡単に分解してしまうが、本発明のようにフッ素樹
脂又はシロキサン樹脂を使用すると安定である。
【０００８】抗菌コート層は１〜２０μｍの厚みでコー
ティングされる。望ましくは５μｍ程度である。抗菌コ
ート層を形成する際には、グラビアコーティング法、ロ
ールコーティング法、ナイフコーティング法、カーテン
コーティング法、吹き付け等のコーティング方法がいず
れも利用可能である。
ティングされる。望ましくは５μｍ程度である。抗菌コ
ート層を形成する際には、グラビアコーティング法、ロ
ールコーティング法、ナイフコーティング法、カーテン
コーティング法、吹き付け等のコーティング方法がいず
れも利用可能である。
【０００９】層間樹脂層を設ける場合、フッ素樹脂から
なる層間樹脂層は、コーティングによるコート樹脂層で
もよいし、フッ素フィルムをラミネートしたものでもよ
い。このフッ素フィルムとしては特に限定されるもので
はなく、公知のものを各種使用できる。例えば、ＰＦＡ
（テトラフルオロエチレン−ペルフルオロエチレンコポ
リマー）、ＥＴＦＥ（テトラフルオロエチレン−エチレ
ンコポリマー）、ＰＴＦＥ（ポリテトラフルオロエチレ
ン）、ＦＥＰ（テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオ
ロプロピレンコポリマー）、ＰＣＴＦＥ（クロロトリフ
ルオロエチレン）、ＰＶＤＦ（ポリフッ化ビニリデ
ン）、ＰＶＦ（ポリフッ化ビニル）等が挙げられる。ま
た、層間樹脂層に用いられるシロキサン樹脂はベヒクル
に用いるものと同様である。コート樹脂層の場合、安定
剤（ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤、ラジカル吸収
剤等）を入れてもよい。
なる層間樹脂層は、コーティングによるコート樹脂層で
もよいし、フッ素フィルムをラミネートしたものでもよ
い。このフッ素フィルムとしては特に限定されるもので
はなく、公知のものを各種使用できる。例えば、ＰＦＡ
（テトラフルオロエチレン−ペルフルオロエチレンコポ
リマー）、ＥＴＦＥ（テトラフルオロエチレン−エチレ
ンコポリマー）、ＰＴＦＥ（ポリテトラフルオロエチレ
ン）、ＦＥＰ（テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオ
ロプロピレンコポリマー）、ＰＣＴＦＥ（クロロトリフ
ルオロエチレン）、ＰＶＤＦ（ポリフッ化ビニリデ
ン）、ＰＶＦ（ポリフッ化ビニル）等が挙げられる。ま
た、層間樹脂層に用いられるシロキサン樹脂はベヒクル
に用いるものと同様である。コート樹脂層の場合、安定
剤（ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤、ラジカル吸収
剤等）を入れてもよい。
【００１０】
【実施例】以下、実施例を示して本発明をさらに具体的
に説明する。
に説明する。
【００１１】（実施例１）図１の下側に示すように、Ｐ
ＶＣの着色原反（バンドー化学製「Ｓ−１０００」）を
基材１１として使用し、この基材１１上に塩酢ビ・アク
リル系のグラビアインキ（昭和インク工業所製「化Ｘイ
ンキ」）を用いてグラビア印刷により絵柄を印刷して印
刷層１２を形成した。
ＶＣの着色原反（バンドー化学製「Ｓ−１０００」）を
基材１１として使用し、この基材１１上に塩酢ビ・アク
リル系のグラビアインキ（昭和インク工業所製「化Ｘイ
ンキ」）を用いてグラビア印刷により絵柄を印刷して印
刷層１２を形成した。
【００１２】一方、図１の上側に示すように、両面にコ
ロナ処理を施したＥＴＦＥの原反（東洋ポリマー製「２
０ＭＷ−Ｄ」）を層間樹脂層１３に使用し、この片面に
下記配合Ａの光触媒含有フッ素インキを５μｍの厚さで
コーティング（グラビアリバース）して抗菌コート層１
４を形成した。
ロナ処理を施したＥＴＦＥの原反（東洋ポリマー製「２
０ＭＷ−Ｄ」）を層間樹脂層１３に使用し、この片面に
下記配合Ａの光触媒含有フッ素インキを５μｍの厚さで
コーティング（グラビアリバース）して抗菌コート層１
４を形成した。
【００１３】 ＜配合Ａ＞ 抗菌剤：酸化チタン、石原産業製「ＳＴ−０１」 ５部 フッ素樹脂：ＰＶＤＦ、ダイケン工業製「ネオフロンＶＤＦ」 ２０部 溶剤：ジメチルホルムアミド、メチルエチルケトン、トルエン ７５部
【００１４】さらに、上記ＥＴＦＥの原反のもう一方の
面にポリエステル系のヒートシール剤（旭硝子製「９０
１４Ａ」）を５μｍの厚さでコーティングして接着層１
５を形成した。
面にポリエステル系のヒートシール剤（旭硝子製「９０
１４Ａ」）を５μｍの厚さでコーティングして接着層１
５を形成した。
【００１５】このようにして作成した印刷原反の印刷層
１２側とＥＴＦＥ原反の接着層１５側が向かい合うよう
にしてダブリングエンボス機により熱ラミすると同時に
エンボスを施して抗菌化粧シート１０を作成した。
１２側とＥＴＦＥ原反の接着層１５側が向かい合うよう
にしてダブリングエンボス機により熱ラミすると同時に
エンボスを施して抗菌化粧シート１０を作成した。
【００１６】比較例として、上記で用いたＰＶＣの印刷
原反の上にクリアーＰＶＣをダブリングしてなる化粧シ
ートを作成した。そして、実施例１で作成した抗菌化粧
シートと比較例として作成したダブリング塩ビシートに
それぞれ黄色ブドウ状球菌及び大腸菌を１ｍｌ滴下し
て、３７℃で６時間放置した後、洗い出した液中の生存
菌数を測定した。その結果を表１に示す。なお、菌液を
そのまま３７℃で６時間放置した後の菌数を対照とし
た。
原反の上にクリアーＰＶＣをダブリングしてなる化粧シ
ートを作成した。そして、実施例１で作成した抗菌化粧
シートと比較例として作成したダブリング塩ビシートに
それぞれ黄色ブドウ状球菌及び大腸菌を１ｍｌ滴下し
て、３７℃で６時間放置した後、洗い出した液中の生存
菌数を測定した。その結果を表１に示す。なお、菌液を
そのまま３７℃で６時間放置した後の菌数を対照とし
た。
【００１７】
【表１】
【００１８】表１を見れば分かるように、実施例１で作
成した抗菌化粧シートでは生存菌が検出されず、抗菌効
果のあることが確認された。
成した抗菌化粧シートでは生存菌が検出されず、抗菌効
果のあることが確認された。
【００１９】（実施例２）図２（ａ）に示すように、ポ
リプロピレンの着色原反（理研ビニール工業製のＯＷＤ
原反、０．１０ｍｍ厚）を基材２１に使用し、この基材
２１上にウレタン系のグラビアインキ（昭和インク工業
所「ＡＦＳメジューム」）を用いてベタ版５４ｌ４０の
ヘリオ版でのグラビア印刷によりプライマー層２２を形
成し、その上に塩酢ビ・アクリル系のグラビアインキ
（昭和インク工業所製「化Ｘインキ」）を用いてグラビ
ア印刷により絵柄を印刷して印刷層２３を形成した。
リプロピレンの着色原反（理研ビニール工業製のＯＷＤ
原反、０．１０ｍｍ厚）を基材２１に使用し、この基材
２１上にウレタン系のグラビアインキ（昭和インク工業
所「ＡＦＳメジューム」）を用いてベタ版５４ｌ４０の
ヘリオ版でのグラビア印刷によりプライマー層２２を形
成し、その上に塩酢ビ・アクリル系のグラビアインキ
（昭和インク工業所製「化Ｘインキ」）を用いてグラビ
ア印刷により絵柄を印刷して印刷層２３を形成した。
【００２０】次いで、図２（ｂ）に示すように、この印
刷原反の上にシロキサン樹脂（ダイセル化学工業製「セ
ルトップ３１１」）を用いてグラビアリバースコーティ
ングで５μｍ厚のプライマー層２４を設け、その上から
光触媒性能を内添した光触媒コート剤、具体的にはシロ
キサン樹脂（ダイセル化学工業製「セルトップ３１
１」）に光触媒性能を有する酸化チタン（石原産業製
「ＳＴ−０１」）を３部添加した塗料を用い、これを５
μｍの厚さでコーティング（グラビアリバース）して抗
菌コート層２５を形成することにより抗菌化粧シート２
０を作成した。そして、この抗菌化粧シート２０につい
ても実施例１と同様の方法で殺菌効果を確認したとこ
ろ、良好な結果が得られた。
刷原反の上にシロキサン樹脂（ダイセル化学工業製「セ
ルトップ３１１」）を用いてグラビアリバースコーティ
ングで５μｍ厚のプライマー層２４を設け、その上から
光触媒性能を内添した光触媒コート剤、具体的にはシロ
キサン樹脂（ダイセル化学工業製「セルトップ３１
１」）に光触媒性能を有する酸化チタン（石原産業製
「ＳＴ−０１」）を３部添加した塗料を用い、これを５
μｍの厚さでコーティング（グラビアリバース）して抗
菌コート層２５を形成することにより抗菌化粧シート２
０を作成した。そして、この抗菌化粧シート２０につい
ても実施例１と同様の方法で殺菌効果を確認したとこ
ろ、良好な結果が得られた。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の抗菌化粧
シートは、抗菌コート層中の抗菌剤として光触媒機能を
有する粉体材料を使用したことにより、安全性が高い上
に即効性を発揮することができる。また、抗菌コート層
のベヒクルとして光触媒機能を有する粉体材料に対して
安定なフッ素樹脂又はシロキサン樹脂を使用したことに
より、長時間の使用に耐え、耐汚染性の良好なものとな
る。
シートは、抗菌コート層中の抗菌剤として光触媒機能を
有する粉体材料を使用したことにより、安全性が高い上
に即効性を発揮することができる。また、抗菌コート層
のベヒクルとして光触媒機能を有する粉体材料に対して
安定なフッ素樹脂又はシロキサン樹脂を使用したことに
より、長時間の使用に耐え、耐汚染性の良好なものとな
る。
【図１】本発明に係る抗菌化粧シートの作成手順を説明
するための断面図である。
するための断面図である。
【図２】本発明に係る抗菌化粧シートの作製手順を説明
するための工程図である。
するための工程図である。
１０ 抗菌化粧シート １１ 基材 １２ 印刷層 １３ 層間樹脂層 １４ 抗菌コート層 １５ 接着層 ２０ 抗菌化粧シート ２１ 基材 ２２ プライマー層 ２３ 印刷層 ２４ プライマー層 ２５ 抗菌コート層
Claims (2)
- 【請求項１】 基材の上に抗菌コート層が形成されてお
り、当該抗菌コート層中の抗菌剤が光触媒機能を有する
粉体材料からなると共に、ベヒクルがフッ素樹脂又はシ
ロキサン樹脂であることを特徴とする抗菌化粧シート。 - 【請求項２】 前記基材と前記抗菌コート層の間にフッ
素樹脂又はシロキサン樹脂からなる層間樹脂層を設けて
なる請求項１に記載の抗菌化粧シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8086103A JPH09277463A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 抗菌化粧シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8086103A JPH09277463A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 抗菌化粧シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09277463A true JPH09277463A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=13877380
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8086103A Pending JPH09277463A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 抗菌化粧シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09277463A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09314750A (ja) * | 1996-05-31 | 1997-12-09 | Toto Ltd | 親水性弾性部材 |
| JPH1044346A (ja) * | 1996-05-27 | 1998-02-17 | Nitto Denko Corp | 防汚フィルムおよびその製造方法 |
| JP2000317393A (ja) * | 1999-05-13 | 2000-11-21 | Nisshin Steel Co Ltd | 加工性，耐候性及び光触媒活性に優れたプレコート鋼板及びその製造方法 |
| JP2003071967A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Takiron Co Ltd | 光触媒層を最外層に形成した化粧板 |
| JP2006192906A (ja) * | 1996-05-27 | 2006-07-27 | Nitto Denko Corp | 防汚フィルムおよびその製造方法 |
| JP6962481B1 (ja) * | 2020-09-28 | 2021-11-05 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート |
| KR102448601B1 (ko) * | 2022-03-04 | 2022-09-29 | 주식회사 쉴드원 | 항균성, 항바이러스성이 우수한 가구 표면재, 그 제조 방법 및 이를 이용한 가구 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07171408A (ja) * | 1993-06-28 | 1995-07-11 | Ishihara Sangyo Kaisha Ltd | 光触媒体およびその製造方法 |
-
1996
- 1996-04-09 JP JP8086103A patent/JPH09277463A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07171408A (ja) * | 1993-06-28 | 1995-07-11 | Ishihara Sangyo Kaisha Ltd | 光触媒体およびその製造方法 |
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Legal Events
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