JPH09277091A - ターニングローラ装置 - Google Patents

ターニングローラ装置

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JPH09277091A
JPH09277091A JP9232096A JP9232096A JPH09277091A JP H09277091 A JPH09277091 A JP H09277091A JP 9232096 A JP9232096 A JP 9232096A JP 9232096 A JP9232096 A JP 9232096A JP H09277091 A JPH09277091 A JP H09277091A
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JP
Japan
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rotating
worm
cylindrical body
roller device
rotary
Prior art date
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Pending
Application number
JP9232096A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzaburo Miyamoto
勇三郎 宮本
Yoshiyuki Hashimoto
致行 橋本
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
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Publication of JPH09277091A publication Critical patent/JPH09277091A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円筒体にバランスウエートを取付けることな
く、円筒体の回転時にノッキングが生じるのを防止する
こと。 【解決手段】 駆動モータ10の回転力が減速機12を
介してスクリューシャフト14に伝達されると、スクリ
ューシャフト14に固定されたウオームギア36がウオ
ームホイール16、18と噛み合いながら回転する。そ
してウオームホイール16、18とともに回転ローラ2
0、22が回転すると、回転ローラ20、22の回転に
伴って円筒体38が回転する。各回転ローラ20、22
の両側面にはシュー40、42が配置されており、各シ
ュー40、42には油圧ポンプ52からの油圧が油圧シ
ャッキ44、46を介して供給されている。回転ローラ
20、22は、シュー40、42から制動力を与えられ
た状態で回転する。このため円筒体38がアンバランス
状態であっても、円筒体38にバランスウエートを取付
けなくても円筒体38がバックラッシュ領域を急激に移
動するのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターニングローラ
装置に係り、特に、円筒体の底部側を回転ローラで支持
するとともに回転ローラで回転させながら円筒体の円周
面を溶接するときに、回転ローラのバックラッシュによ
り生じるノッキングを防止するに好適なターニングロー
ラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ターニングローラ装置として、円
筒体の底部側に回転自在に配置されて円筒体に回転力を
与える回転ローラと、回転ローラに連結されたウオーム
ホイールと、ウオームホイールに噛み合いながら回転す
るウオームギアと、ウオームギアに連結されたスクリュ
ーシャフトと、駆動モータからの駆動力を減速してスク
リューシャフトを回転させる減速機を備えたものがあ
る。この装置によれば、駆動モータの回転力が減速機を
介してスクリューシャフトに伝達されると、ウオームギ
アがウオームホイールに噛み合いながら回転し、ウオー
ムホイールとともに回転ローラが回転する。回転ローラ
が回転すると、回転ローラに支持された円筒体が回転ロ
ーラの回転に伴って順次回転する。そして回転ローラの
回転に伴って円筒体が回転するときに、円筒体の円周面
に溶接を行なうことができる。
【0003】円筒体の円周面を溶接する場合、図7に示
すように、円筒体100の外周面にノズル102が取付
けられたり、あるいは、円筒体100に形状のアンバラ
ンスが生じたりしたときには、円筒体100のアンバラ
ンス量を算出し、ノズル102の反対側の面などに、ア
ンバランス量に対応したバランスウエート104を固定
することが行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、円
筒体100がアンバランス状態にあるときには、円筒体
100のアンバランス量を算出し、算出値に従ったバラ
ンスウエート104を円筒体100の外周面に固定する
方法を採用しているが、算出値とバランスウエート10
4の重量との合いだに誤差が生じることがあり、ノッキ
ングの発生を確実に防止するには誤差を補正する必要が
ある。しかもアンバランス量の算出値に従ってバランス
ウエート104を作製しても、バランスウエート104
の取付け位置によっては円筒体100の回転時にバック
ラッシュが生じることがある。円筒体100の回転時に
ノッキングが生じると溶接が不可能になったり、あるい
はノッキングに起因して溶接欠陥を誘発したりする恐れ
がある。
【0005】本発明の目的は、円筒体にバランスウエー
トを取付けることなく、円筒体の回転時にノッキングが
生じるのを防止することができるターニングローラ装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、回転動力を発生する回転駆動部と、回転
駆動部の回転動力により回転する複数のウオームギヤ
と、各ウオームギヤと噛み合いながら回転する複数のウ
オームホイールと、各ウオームホイールに連結され且つ
回転体の底部側に回転自在に配置されて各ウオームホイ
ールからの回転力を回転体に伝える複数の回転ローラと
を備えているターニングローラ装置において、各回転ロ
ーラに制動力を与える制動手段を備えていることを特徴
とするターニングローラ装置を構成したものである。
【0007】ターニングローラ装置を構成するに際して
は、前記ターニングローラ装置の制動手段の代わりに、
以下の要素を備えたもので構成することもできる。
【0008】(1)回転体が特定の回転領域にあるとき
に各回転ローラに指定の制動力を与え回転体が特定の回
転領域から外れたときには各回転ローラに指定の制動力
よりも弱い制動力を与える制動手段を備えている。
【0009】(2)各回転ローラの両側面に接触可能に
配置された複数のシューと、各シューに対して各回転ロ
ーラの側面を一定の圧力で加圧するための加圧力を発生
する加圧手段とを備えている。
【0010】
【作用】前記した手段によれば、回転ローラが回転駆動
部からの回転動力を受けて回転するときに、回転体がア
ンバランス状態にあっても回転ローラには制動力が与え
られるため、回転体がバックラッシュ領域を急激に移動
するのを抑制することができ、円筒体にバランスウエー
トを設けなくてもバックラッシュが生じるのを防止する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0012】図1はターニングローラ装置の一実施の形
態を示す要部構成図、図2はターニングローラ装置の全
体構成を示す平面図、図3はターニングローラ装置の全
体構成を示す側面図、図4はターニングローラ装置の要
部側面図である。図1乃至図4において、ターニングロ
ーラ装置は、駆動モータ10、減速機12、スクリュー
シャフト14、複数のウオームホイール16、18、複
数の回転ローラ20、22、回転軸24、26、ブラケ
ット28、30、ベース32を備えて構成されている。
【0013】駆動モータ10は、回転動力を発生する回
転駆動部として、減速機12とともにベース32端部に
固定されており、駆動モータ10の回転動力が連結軸3
4を介して減速機12に伝達されている。減速機12は
駆動モータ10からの回転動力を減速し、減速した回転
動力をスクリューシャフト14ヘ伝達するようになって
いる。スクリューシャフト14の両端部には、図5に示
すように、ウオームギア36が設けられており、各ウオ
ームギア36がウオームホイール16、18と噛み合う
ようになっている。ウオームホイール16、18は回転
軸24、26に固定されており、回転軸24、26は、
ベース32に固定されたブラケット28、30に回転自
在に軸支されている。さらに回転軸24、26には、ウ
オームホイール16、18に隣接して回転ローラ20、
22が固定されている。すなわちスクリューシャフト1
4の回転に伴ってウオームギア36がウオームホイール
16、18と噛み合いながら回転すると、回転ローラ2
0、22がウオームホイール16、18とともに回転す
るようになっている。なお、回転軸24、26の他端側
には回転ローラ20、22と同一の回転ローラが固定さ
れている。そしてこれら回転ローラ20、22が円筒体
38の底部側に相対向して配置されて円筒体38の底部
外周面と接触するようになっている。円筒体38は回転
ローラ20、22に支持された状態で回転ローラ20、
22の回転に伴って順次回転するようになっている。
【0014】各回転ローラ20、22の両側面にはシュ
ー40、42が相対向して配置されており、各シュー4
0、42が油圧ジャッキ44、46によって支持されて
いる。各油圧ジャッキ44、46は配管48、コントロ
ーラ50を介して油圧ポンプ52に接続されており、配
管48の管路途中には圧力計54が設けられている。す
なわち各油圧ジャッキ44、46には、油圧ポンプ52
からの油圧がコントローラ50の制御に従って供給され
ており、油圧ジャッキ44、46によって各シュー4
0、42に指定の油圧が加えらたときに、各シュー4
0、42が回転ローラ20、22の側面側を互いに一定
の圧力で圧着して回転ローラ20、22に一定の制動力
を与えるようになっている。そして各油圧ジャッキ4
4、46に供給される油圧は圧力計54によって計測さ
れ、各シュー40、42が摩耗して圧着力が低下したと
きには、コントローラ50からの指令に従って油圧ポン
プ52が作動して設定圧力に復元されるようになってい
る。
【0015】上記構成において、駆動モータ10が駆動
されると、駆動モータ10の回転動力が減速機12、ス
クリューシャフト14を介してウオームギア36に伝達
される。ウオームギア36がスクリューシャフト14の
回転に伴って回転すると、ウオームホイール16、18
がウオームギア36と噛み合いながら回転する。さらに
ウオームホイール16、18の回転とともに回転ローラ
20、22が回転し、円筒体38が回転する。このと
き、シュー40、42が回転ローラ20、22の側面か
ら離れて配置されているときには、円筒体38のバラン
ス状態によって円筒体38が回転することになる。さら
に、円筒体38にノズル54が取り付けられているとき
には、円筒体38にアンバランス状態となるため、ノズ
ル54が円筒体38の上部と底部を通過するとき、例え
ば、0度と180度の領域を含むバックラッシュ領域を
通過するごとにノッキングが発生する。即ち、ノズル5
4が0度を含むバックラッシュ領域を通過するときに
は、図6(a)に示すように、ウオームホイール16、
18とウオームギア36との間にバックラッシュAが生
じ、ノズル54が180度を含む領域を通過するときに
は、図6(b)に示すように、ウオームホイール16、
18とウオームギア36との間にバックラッシュBが生
じる。
【0016】しかし、本実施の形態では、回転ローラ2
0、22の両側面にシュー40、42を圧着させて各回
転ローラ20、22に一定の制動力を与えているので、
円筒体38にノズル54が取り付けられて円筒体38が
アンバランス状態で回転し、ノズル54が0度あるいは
180度を含むバックラッシュ領域を通過するときで
も、ノズル54がバックラッシュ領域を急激に通過する
のを抑制することができる。このため、回転体38が回
転するときにウオームホイール16、18とウオームギ
ア36との間にバックラッシュが生じるのを抑制するこ
とができ、ノッキングの発生を防止することができる。
【0017】本実施の形態によれば、円筒体38にノズ
ル54が取り付けられた状態で円筒体38が回転すると
きにノッキングが発生するのを防止することができるた
め、円筒体38を回転させながら円筒体38の円周面に
溶接を施すときでも、ノッキングによって溶接が不可能
になるのを防止することができるとともに、ノッキング
に起因して溶接欠陥を誘発したりするのを防止すること
ができる。
【0018】前記実施の形態においては、回転ローラ2
0、22の両側面に、シュー40、42により一定の制
動力を与えるものについて述べたが、ノズル54がバッ
クラッシュ領域を通過するときにシュー40、42から
回転ローラ20、22に指定の制動力を与え、それ以外
の領域を通過するときには、指定の制動力よりも弱い制
動力を与えるようにすることもできる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転ローラに制動力を与えるようにしたため、円筒体が
アンバランス状態であっても円筒体にバランスウエート
を取り付けることなくノッキングの発生を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態を示すターニングローラ
装置の要部構成図である。
【図2】ターニングローラ装置の全体構成を示す平面図
である。
【図3】ターニングローラ装置の全体構成を示す側面図
である。
【図4】ターニングローラ装置の要部側面図である。
【図5】スクリューシャフトとウオームホイールとの関
係を示す構成図である。
【図6】バックラッシュの発生状態を説明するための図
である。
【図7】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
10 駆動モータ 12 減速機 14 スクリューシャフト 16、18 ウオームホイール 20、22 回転ローラ 36 ウオームギア 40、42 シュー 44、46 油圧ジャッキ 50 コントローラ 52 油圧ポンプ 54 圧力計

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転動力を発生する回転駆動部と、回転
    駆動部の回転動力により回転する複数のウオームギヤ
    と、各ウオームギヤと噛み合いながら回転する複数のウ
    オームホイールと、各ウオームホイールに連結され且つ
    回転体の底部側に回転自在に配置されて各ウオームホイ
    ールからの回転力を回転体に伝える複数の回転ローラと
    を備えているターニングローラ装置において、各回転ロ
    ーラに制動力を与える制動手段を備えていることを特徴
    とするターニングローラ装置。
  2. 【請求項2】 回転動力を発生する回転駆動部と、回転
    駆動部の回転動力により回転する複数のウオームギヤ
    と、各ウオームギヤと噛み合いながら回転する複数のウ
    オームホイールと、各ウオームホイールに連結され且つ
    回転体の底部側に回転自在に配置されて各ウオームホイ
    ールからの回転力を回転体に伝える複数の回転ローラと
    を備えているターニングローラ装置において、回転体が
    特定の回転領域にあるときに各回転ローラに指定の制動
    力を与え回転体が特定の回転領域から外れたときには各
    回転ローラに指定の制動力よりも弱い制動力を与える制
    動手段を備えていることを特徴とするターニングローラ
    装置。
  3. 【請求項3】 回転動力を発生する回転駆動部と、回転
    駆動部の回転動力により回転する複数のウオームギヤ
    と、各ウオームギヤと噛み合いながら回転する複数のウ
    オームホイールと、各ウオームホイールに連結され且つ
    回転体の底部側に回転自在に配置されて各ウオームホイ
    ールからの回転力を回転体に伝える複数の回転ローラと
    を備えているターニングローラ装置において、各回転ロ
    ーラの両側面に接触可能に配置された複数のシューと、
    各シューに対して各回転ローラの側面を一定の圧力で加
    圧するための加圧力を発生する加圧手段とを備えている
    ことを特徴とするターニングローラ装置。
JP9232096A 1996-04-15 1996-04-15 ターニングローラ装置 Pending JPH09277091A (ja)

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JP9232096A JPH09277091A (ja) 1996-04-15 1996-04-15 ターニングローラ装置

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JP9232096A JPH09277091A (ja) 1996-04-15 1996-04-15 ターニングローラ装置

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JPH09277091A true JPH09277091A (ja) 1997-10-28

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ID=14051108

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN112496794A (zh) * 2019-09-16 2021-03-16 Dcseng公司 用于管件机械加工的承托装置

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