JP2548860Y2 - チョック付き竪ロール研削における竪ロール回転駆動装置 - Google Patents
チョック付き竪ロール研削における竪ロール回転駆動装置Info
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- JP2548860Y2 JP2548860Y2 JP1992075241U JP7524192U JP2548860Y2 JP 2548860 Y2 JP2548860 Y2 JP 2548860Y2 JP 1992075241 U JP1992075241 U JP 1992075241U JP 7524192 U JP7524192 U JP 7524192U JP 2548860 Y2 JP2548860 Y2 JP 2548860Y2
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- Japan
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- roll
- pressing
- vertical
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- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は条鋼圧延などに用いられ
るユニバーサル圧延機の竪ロールをチョック(軸受内蔵
軸受箱)付のままロール研削可能としたチョック付き竪
ロール研削における竪ロールの回転駆動装置に関するも
のである。
るユニバーサル圧延機の竪ロールをチョック(軸受内蔵
軸受箱)付のままロール研削可能としたチョック付き竪
ロール研削における竪ロールの回転駆動装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】条鋼圧延用ユニバーサル圧延機に使用さ
れる竪ロールは無駆動であり、駆動軸なしのフリーロー
ルである。このため、従来は竪ロールを研削するに当っ
て、竪ロールをチョックから分解して抜出し、竪ロール
にアーバを取付けて研削盤に載せ、前記アーバをチャッ
クさせて竪ロールを回転し、研削装置によって竪ロール
を研削加工していた。
れる竪ロールは無駆動であり、駆動軸なしのフリーロー
ルである。このため、従来は竪ロールを研削するに当っ
て、竪ロールをチョックから分解して抜出し、竪ロール
にアーバを取付けて研削盤に載せ、前記アーバをチャッ
クさせて竪ロールを回転し、研削装置によって竪ロール
を研削加工していた。
【0003】しかし、前記従来技術においてはチョック
から竪ロールを出し入れする作業や、チョック内部の整
備作業に手間がかかり、大きな作業面積と作業員を要す
る等の欠点があった。このような欠点を解決すべく、チ
ョック付のまま竪ロールを研削するものとして特公昭51
-24755号公報および特公昭51-24756号公報が開示されて
いる。
から竪ロールを出し入れする作業や、チョック内部の整
備作業に手間がかかり、大きな作業面積と作業員を要す
る等の欠点があった。このような欠点を解決すべく、チ
ョック付のまま竪ロールを研削するものとして特公昭51
-24755号公報および特公昭51-24756号公報が開示されて
いる。
【0004】前記特公昭51-24755号公報に開示されてい
るものは、チョック付き竪ロールの端に環状歯車を設
け、この環状歯車と出力軸に取付けた歯車とを噛合わ
せ、駆動装置によって出力軸の歯車に所要の回転数とト
ルクを与え、竪ロールを回転させながら研削装置によっ
て竪ロール外周面を研削するようにするものである。ま
た前記特公昭51-24756号公報に開示されているものは、
チョック付き竪ロールに接したゴムロールに駆動装置に
よって所定の回転数とトルクとを与えて竪ロールを回転
させながら研削装置によって竪ロール外周面を研削する
ものである。この場合、ゴムロールに対する竪ロールの
押付けは、チョック付き竪ロール全体を水平移動させて
押付けるようになっており、またチョック付き竪ロール
の上面または下面を利用して基準ベースに芯出しするよ
うになっている。
るものは、チョック付き竪ロールの端に環状歯車を設
け、この環状歯車と出力軸に取付けた歯車とを噛合わ
せ、駆動装置によって出力軸の歯車に所要の回転数とト
ルクを与え、竪ロールを回転させながら研削装置によっ
て竪ロール外周面を研削するようにするものである。ま
た前記特公昭51-24756号公報に開示されているものは、
チョック付き竪ロールに接したゴムロールに駆動装置に
よって所定の回転数とトルクとを与えて竪ロールを回転
させながら研削装置によって竪ロール外周面を研削する
ものである。この場合、ゴムロールに対する竪ロールの
押付けは、チョック付き竪ロール全体を水平移動させて
押付けるようになっており、またチョック付き竪ロール
の上面または下面を利用して基準ベースに芯出しするよ
うになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかるに前記従来技術
のうち特公昭51-24755号公報に開示したものは竪ロール
に環状歯車を取付けねばならず環状歯車と竪ロールとを
同芯に取付けることが困難でずれ易いという欠点があ
り、また歯車のバックラッシュにより騒音が発生する等
の問題点がある。
のうち特公昭51-24755号公報に開示したものは竪ロール
に環状歯車を取付けねばならず環状歯車と竪ロールとを
同芯に取付けることが困難でずれ易いという欠点があ
り、また歯車のバックラッシュにより騒音が発生する等
の問題点がある。
【0006】また特公昭51-24756号公報に開示されてい
るものは、ゴムロールに対する竪ロールの押付けを行う
ため、大重量のチョック付き竪ロール全体を水平移動さ
せねばならず合理的でなく、またチョックの上、下面は
スライド面となる左右両側面のように精度よく加工され
ていないので基準面にするには不向きであり、したがっ
て研削加工前の芯出しに時間を要するという問題点があ
る。
るものは、ゴムロールに対する竪ロールの押付けを行う
ため、大重量のチョック付き竪ロール全体を水平移動さ
せねばならず合理的でなく、またチョックの上、下面は
スライド面となる左右両側面のように精度よく加工され
ていないので基準面にするには不向きであり、したがっ
て研削加工前の芯出しに時間を要するという問題点があ
る。
【0007】前述のように前記公報に開示された両者の
従来技術にも使用上の問題点があるため、これを解決す
るためその後、本出願人は実開平3-71845号公報に開示
されたものを提案した。前記実開平3-71845号公報のチ
ョック付きの竪ロール研削における竪ロールの回転駆動
装置は、図3乃至図6に示すようにチョック1b付きの
竪ロール1aを載置する上面を基準レベル面3とする架
台2と、この架台2上に取付けられチョック1b付きの
竪ロール1aの左右の位置決めをする基準ブロック4
と、前記架台2上に載置されたチョック1b付きの竪ロ
ール1aを前記基準ブロック4の方向に移動させる押付
け駆動装置5と、前記チョック1b付きの竪ロール1a
に接して回転力を伝達する複数の角度を段階的に付与し
た中凹み面を有する押えゴムロール6と、前記押付けゴ
ムロール6を支持するレバー7を揺動させる揺動駆動装
置8と、前記押えゴムロール6をスプロケット9、10お
よびチェン12を介して回転させる回転駆動装置11とから
なるものである。
従来技術にも使用上の問題点があるため、これを解決す
るためその後、本出願人は実開平3-71845号公報に開示
されたものを提案した。前記実開平3-71845号公報のチ
ョック付きの竪ロール研削における竪ロールの回転駆動
装置は、図3乃至図6に示すようにチョック1b付きの
竪ロール1aを載置する上面を基準レベル面3とする架
台2と、この架台2上に取付けられチョック1b付きの
竪ロール1aの左右の位置決めをする基準ブロック4
と、前記架台2上に載置されたチョック1b付きの竪ロ
ール1aを前記基準ブロック4の方向に移動させる押付
け駆動装置5と、前記チョック1b付きの竪ロール1a
に接して回転力を伝達する複数の角度を段階的に付与し
た中凹み面を有する押えゴムロール6と、前記押付けゴ
ムロール6を支持するレバー7を揺動させる揺動駆動装
置8と、前記押えゴムロール6をスプロケット9、10お
よびチェン12を介して回転させる回転駆動装置11とから
なるものである。
【0008】チョック付き竪ロール1aを研削するに当
っては、条鋼圧延用ユニバーサル圧延機のハウジングか
らチョック付き竪ロール1を取外したのち、転回装置
(図示せず)により別の場所で竪ロール1aのロール軸
が垂直から水平になるように90°転回させてチョック1
bの両側面を上下面に位置させる。引続きチョック付き
竪ロール1はクレーンによって吊上げられ、架台2の基
準レベル面3上に下ろされる。
っては、条鋼圧延用ユニバーサル圧延機のハウジングか
らチョック付き竪ロール1を取外したのち、転回装置
(図示せず)により別の場所で竪ロール1aのロール軸
が垂直から水平になるように90°転回させてチョック1
bの両側面を上下面に位置させる。引続きチョック付き
竪ロール1はクレーンによって吊上げられ、架台2の基
準レベル面3上に下ろされる。
【0009】このようにして、架台2の基準レベル面3
上に載置されたチョック付き竪ロール1は回転砥石13の
図4における前後方向は回転砥石13の移動範囲に竪ロー
ル1aのロール外周面が位置すればよいので余り精度の
よい芯出しは必要がない。またチョック付き竪ロール1
の高さ方向のレベルは架台2の上面に基準レベル面3を
有するので、チョック付き竪ロール1を基準レベル面3
に載置するだけで芯出しが完了する。
上に載置されたチョック付き竪ロール1は回転砥石13の
図4における前後方向は回転砥石13の移動範囲に竪ロー
ル1aのロール外周面が位置すればよいので余り精度の
よい芯出しは必要がない。またチョック付き竪ロール1
の高さ方向のレベルは架台2の上面に基準レベル面3を
有するので、チョック付き竪ロール1を基準レベル面3
に載置するだけで芯出しが完了する。
【0010】次に揺動駆動装置である油圧シリンダ8を
作動して収縮し支持部材15にピン14を介して取り付けた
揺動レバー7を二点鎖線で示す退避から実線に示す位置
に揺動させ押えゴムロール6を竪ロール1aに押し付け
る。それと共に回転駆動装置11を駆動し、主軸11aを介
してスプロケット10aを回転させる。スプロケット10a
の回転力はチェン12bを介してスプロケット10bおよび
9bに伝えられ、さらにチェン12aを介してスプロケッ
ト9aに伝えられ、これによって押えゴムロール6が回
転され、竪ロール1aの回転が開始される。
作動して収縮し支持部材15にピン14を介して取り付けた
揺動レバー7を二点鎖線で示す退避から実線に示す位置
に揺動させ押えゴムロール6を竪ロール1aに押し付け
る。それと共に回転駆動装置11を駆動し、主軸11aを介
してスプロケット10aを回転させる。スプロケット10a
の回転力はチェン12bを介してスプロケット10bおよび
9bに伝えられ、さらにチェン12aを介してスプロケッ
ト9aに伝えられ、これによって押えゴムロール6が回
転され、竪ロール1aの回転が開始される。
【0011】かくして竪ロール1aが所定の回転数にな
ったところで、研削砥石13を回転させながら図3におい
て二点鎖線で示す退避位置から前進させて実線で示すよ
うに竪ロール1aに圧接して研削を開始する。竪ロール
1aの外周面の研削は、常法に従い回転砥石13を回転し
ている竪ロール1aの軸方向への移動および軸心方向へ
の送りによって行うことができる。
ったところで、研削砥石13を回転させながら図3におい
て二点鎖線で示す退避位置から前進させて実線で示すよ
うに竪ロール1aに圧接して研削を開始する。竪ロール
1aの外周面の研削は、常法に従い回転砥石13を回転し
ている竪ロール1aの軸方向への移動および軸心方向へ
の送りによって行うことができる。
【0012】なお、押えゴムロール6の形状は図6に示
すように複数の角度(図面では角度を1°および5°)
を段階的に付与して中凹み面を有する形状にして、複数
種の竪ロール1aの外周面角度に対応させるようになっ
ており、接触面積の増加により押えゴムロール6の回転
力を竪ロール1aに効率よく伝達することができる。図
3乃至図6に示す前記従来技術では、1ヶの押えゴムロ
ール6を竪ロール1aに押し当て押えゴムロール6を回
転駆動さることにより、チョック1b付のまま研削して
いる。しかし、竪ロール1aの主軸部のギャップ及び軸
受部(ベアリング)のギャップ等があり、かつ長時間使
用によるギャップの増大もある。このため図2の(A)
に示すように、回転砥石13による研削状態ではチョック
1b付の竪ロール1aは軸1cに対し、重力の関係でギ
ャップは下方側に位置するようになる。押えゴムロール
6を図2の(B)の如く斜め下方から竪ロール1aに押
し当てた状態で押えゴムロール6を回転させ回転砥石13
で研削すると竪ロール1aの回転時に回転ムラによるビ
ビリ等による研削ムラが発生することがある。
すように複数の角度(図面では角度を1°および5°)
を段階的に付与して中凹み面を有する形状にして、複数
種の竪ロール1aの外周面角度に対応させるようになっ
ており、接触面積の増加により押えゴムロール6の回転
力を竪ロール1aに効率よく伝達することができる。図
3乃至図6に示す前記従来技術では、1ヶの押えゴムロ
ール6を竪ロール1aに押し当て押えゴムロール6を回
転駆動さることにより、チョック1b付のまま研削して
いる。しかし、竪ロール1aの主軸部のギャップ及び軸
受部(ベアリング)のギャップ等があり、かつ長時間使
用によるギャップの増大もある。このため図2の(A)
に示すように、回転砥石13による研削状態ではチョック
1b付の竪ロール1aは軸1cに対し、重力の関係でギ
ャップは下方側に位置するようになる。押えゴムロール
6を図2の(B)の如く斜め下方から竪ロール1aに押
し当てた状態で押えゴムロール6を回転させ回転砥石13
で研削すると竪ロール1aの回転時に回転ムラによるビ
ビリ等による研削ムラが発生することがある。
【0013】本考案は、前記従来技術の問題点を解消し
得るチョック付き竪ロール研削における竪ロールの回転
駆動装置を提供することを目的とするものである。
得るチョック付き竪ロール研削における竪ロールの回転
駆動装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本考案は、チョックに組み込んだままの竪ロールを水
平に転回して、上面を基準レベル面とする架台上に載置
し、前記竪ロールの前方から回転砥石を水平に押付けて
研削する装置における竪ロールの回転駆動装置におい
て、前記竪ロールの研削側でかつ回転砥石の上方および
下方近傍に位置させてほぼ対称に配設した一対の押えゴ
ムロールをそれぞれ竪ロールに押付け、離脱自在に設置
した押付駆動装置と、前記一対の押えゴムロールのうち
回転砥石の下方に位置する押えゴムロールを回転させる
回転駆動装置とを備え、前記押付駆動装置を用いて一対
の押えゴムロールを、前記回転砥石の竪ロールへの押付
け方向と同一方向に作用するように押付けると共に、前
記回転駆動装置を用いて回転砥石の下方に位置する押え
ゴムロールを回転させ、竪ロールの軸および軸受の部分
に形成されるギャップを解消し、回転砥石による竪ロー
ルの研削ムラを防止するように構成したことを特徴とす
るチョック付き竪ロール研削における竪ロール回転駆動
装置である。
の本考案は、チョックに組み込んだままの竪ロールを水
平に転回して、上面を基準レベル面とする架台上に載置
し、前記竪ロールの前方から回転砥石を水平に押付けて
研削する装置における竪ロールの回転駆動装置におい
て、前記竪ロールの研削側でかつ回転砥石の上方および
下方近傍に位置させてほぼ対称に配設した一対の押えゴ
ムロールをそれぞれ竪ロールに押付け、離脱自在に設置
した押付駆動装置と、前記一対の押えゴムロールのうち
回転砥石の下方に位置する押えゴムロールを回転させる
回転駆動装置とを備え、前記押付駆動装置を用いて一対
の押えゴムロールを、前記回転砥石の竪ロールへの押付
け方向と同一方向に作用するように押付けると共に、前
記回転駆動装置を用いて回転砥石の下方に位置する押え
ゴムロールを回転させ、竪ロールの軸および軸受の部分
に形成されるギャップを解消し、回転砥石による竪ロー
ルの研削ムラを防止するように構成したことを特徴とす
るチョック付き竪ロール研削における竪ロール回転駆動
装置である。
【0015】
【実施例】以下、本考案の構成および作用を一実施例を
示す図1に基づいて説明する。なお、図中、前記図3乃
至図6と同じものは図面の同一箇所に同一符号を付して
説明の簡略化を図ることにする。本考案では、図1に示
すように油圧シリンダ8の作動により収縮レバー7を介
して揺動される押えゴムロール6の他に、竪ロール1a
の研削側でかつ回転砥石13の上方近傍に押えゴムロール
6aを配設してあり、この押えゴムロール6aは前記の
押えゴムロールと対をなし、上下でほぼ対称位置に配置
してある。
示す図1に基づいて説明する。なお、図中、前記図3乃
至図6と同じものは図面の同一箇所に同一符号を付して
説明の簡略化を図ることにする。本考案では、図1に示
すように油圧シリンダ8の作動により収縮レバー7を介
して揺動される押えゴムロール6の他に、竪ロール1a
の研削側でかつ回転砥石13の上方近傍に押えゴムロール
6aを配設してあり、この押えゴムロール6aは前記の
押えゴムロールと対をなし、上下でほぼ対称位置に配置
してある。
【0016】そして、押えゴムロール6aはピン14aを
介して軸受7bに一端部を揺動自在に支持されたL字型
のレバー7aの他端部に取り付けてある。レバー7aの
途中にはピン16を介して油圧シリンダ8aに連結してあ
り押付け駆動装置を構成している。油圧シリンダ8aを
伸縮作動するとピン14aを支点としてL字型のレバー7
aが揺動され、押えゴムロール6aを竪ロール1aに押
付けたり、離脱したりすることができる。なお、押えゴ
ムロール6aには回転駆動装置は不要である。
介して軸受7bに一端部を揺動自在に支持されたL字型
のレバー7aの他端部に取り付けてある。レバー7aの
途中にはピン16を介して油圧シリンダ8aに連結してあ
り押付け駆動装置を構成している。油圧シリンダ8aを
伸縮作動するとピン14aを支点としてL字型のレバー7
aが揺動され、押えゴムロール6aを竪ロール1aに押
付けたり、離脱したりすることができる。なお、押えゴ
ムロール6aには回転駆動装置は不要である。
【0017】次に本考案の作動について説明する。揺動
駆動装置として上下に配設された油圧シリンダ8、8a
を作動してレバー7、7aを二点鎖線で示す退避位置か
ら実線で示す位置に揺動させ、押えゴムロール6、6a
を竪ロール1aに押付ける。図2の(c)に示すように
上下一対の押えゴムロール6、6aの押付けにより、竪
ロール1aと軸1cとのなすギャップ△Gを回転砥石13
の反対側に生じるようにする。
駆動装置として上下に配設された油圧シリンダ8、8a
を作動してレバー7、7aを二点鎖線で示す退避位置か
ら実線で示す位置に揺動させ、押えゴムロール6、6a
を竪ロール1aに押付ける。図2の(c)に示すように
上下一対の押えゴムロール6、6aの押付けにより、竪
ロール1aと軸1cとのなすギャップ△Gを回転砥石13
の反対側に生じるようにする。
【0018】このような状態にして回転駆動装置11を駆
動し、主軸11a を介してスプロケット10a を回転させ
る。スプロケット10a の回転力はチェン12b を介してス
プロケット10b および9bに伝えられ、さらにチェン12
a を介してスプロケット9aに伝えられ、これによって
回転砥石13の下方に位置する押えゴムロール6が回転さ
れ、竪ロール1aの回転が開始される。
動し、主軸11a を介してスプロケット10a を回転させ
る。スプロケット10a の回転力はチェン12b を介してス
プロケット10b および9bに伝えられ、さらにチェン12
a を介してスプロケット9aに伝えられ、これによって
回転砥石13の下方に位置する押えゴムロール6が回転さ
れ、竪ロール1aの回転が開始される。
【0019】かくして竪ロール1aが所定の回転数にな
ったところで、回転砥石13を回転させながら図1におい
て二点鎖線で示す退避位置から前進させて実線で示すよ
うに竪ロール1aに圧接して研削を開始する。この場
合、竪ロール1aと軸1cとのなすギャップΔGは回転
砥石13の反対側に押しやられ研削側は密着した状態で竪
ロール1aの回転を安定して回転できるので、ビビリの
発生を伴うことなく回転砥石13による研削を行うことが
できる。
ったところで、回転砥石13を回転させながら図1におい
て二点鎖線で示す退避位置から前進させて実線で示すよ
うに竪ロール1aに圧接して研削を開始する。この場
合、竪ロール1aと軸1cとのなすギャップΔGは回転
砥石13の反対側に押しやられ研削側は密着した状態で竪
ロール1aの回転を安定して回転できるので、ビビリの
発生を伴うことなく回転砥石13による研削を行うことが
できる。
【0020】なお、竪ロール1aの外周面の研削は、常
法に従い研削砥石13を回転している竪ロール1aの軸方
向への移動および軸心方向への送りにより行う。
法に従い研削砥石13を回転している竪ロール1aの軸方
向への移動および軸心方向への送りにより行う。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、竪
ロールをチョック付きのまま研削時に竪ロールの回転を
ムラなく行うことができ、びびりの発生を防ぐことによ
って回転砥石による研削精度の向上が達成される。
ロールをチョック付きのまま研削時に竪ロールの回転を
ムラなく行うことができ、びびりの発生を防ぐことによ
って回転砥石による研削精度の向上が達成される。
【図1】本考案の装置を示す正面図である。
【図2】竪ロールと軸とがなすギャップΔGとの関係を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図3】従来例の装置を示す正面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】押えゴムロールを示す説明図である。
【図6】押付けゴムロールを示す説明図である。
1 チョック付き竪ロール 1a 竪ロール 1b チョック 1c 軸 2 架台 3 基準レベル面 4 基準ブロック 5 押付け駆動装置(油圧シリンダ) 6 押えゴムロール 6a 押えゴムロール 7 レバー 8 揺動駆動装置(油圧シリンダ) 9a スプロケット 9b スプロケット 10a スプロケット 10b スプロケット 11 回転駆動装置 12a チェン 12b チェン 13 回転砥石
Claims (1)
- 【請求項1】 チョックに組み込んだままの竪ロールを
水平に転回して、上面を基準レベル面とする架台上に載
置し、前記竪ロールの前方から回転砥石を水平に押付け
て研削する装置における竪ロールの回転駆動装置におい
て、前記竪ロールの研削側でかつ回転砥石の上方および
下方近傍に位置させてほぼ対称に配設した一対の押えゴ
ムロールをそれぞれ竪ロールに押付け、離脱自在に設置
した押付駆動装置と、前記一対の押えゴムロールのうち
回転砥石の下方に位置する押えゴムロールを回転させる
回転駆動装置とを備え、前記押付駆動装置を用いて一対
の押えゴムロールを、前記回転砥石の竪ロールへの押付
け方向と同一方向に作用するように押付けると共に、前
記回転駆動装置を用いて回転砥石の下方に位置する押え
ゴムロールを回転させ、竪ロールの軸および軸受の部分
に形成されるギャップを解消し、回転砥石による竪ロー
ルの研削ムラを防止するように構成したことを特徴とす
るチョック付き竪ロール研削における竪ロール回転駆動
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992075241U JP2548860Y2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | チョック付き竪ロール研削における竪ロール回転駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992075241U JP2548860Y2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | チョック付き竪ロール研削における竪ロール回転駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0639350U JPH0639350U (ja) | 1994-05-24 |
JP2548860Y2 true JP2548860Y2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=13570533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992075241U Expired - Fee Related JP2548860Y2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | チョック付き竪ロール研削における竪ロール回転駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548860Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3071845U (ja) * | 2000-03-17 | 2000-09-22 | かをり 中田 | クッション |
-
1992
- 1992-10-29 JP JP1992075241U patent/JP2548860Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0639350U (ja) | 1994-05-24 |
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