JPH09276967A - 段状回転体の製造方法 - Google Patents

段状回転体の製造方法

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JPH09276967A
JPH09276967A JP8098171A JP9817196A JPH09276967A JP H09276967 A JPH09276967 A JP H09276967A JP 8098171 A JP8098171 A JP 8098171A JP 9817196 A JP9817196 A JP 9817196A JP H09276967 A JPH09276967 A JP H09276967A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で、歪がなく同心度に優れ、均一な肉厚
を有し、回転バランスのよい段状回転体を製造する。 【解決手段】 ボス部と、このボス部と一体で、かつこ
のボス部より大径にした筒状部とからなる段状回転体の
製造方法において、薄肉の管状素材16を、これの両端
部を筒状部ダイ14a,14bに嵌合し、かつ拡径方向
に係合すると共に、軸方向に押圧して保持し、この管状
素材16の軸方向中間部を、上記両筒状部ダイ14a,
14bの対向間に設けたボス部ダイ15に沿うように、
成形ロールにて縮径成形し、ついで、この縮径部分の中
間にて軸方向に切断して、上記筒状部ダイに嵌合した部
分を筒状部に、またボス部ダイに嵌合した部分をボス部
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボス部と、このボ
ス部と一体で、かつこのボス部より大径にした筒状部と
からなる段状回転体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記した段状回転体の一例として、図1
(a),(b)に示す第1,第2のタイプのクラッチハ
ブA1 ,A2 がある。これらは自動車用オートマチック
トランスミッションのクラッチ装置の部品として用いら
れるもので、それぞれの筒状部1a,1bの外周面にク
ラッチ板が係合するスプライン溝2a,2bが設けてあ
る。筒状部1a,1bには油孔が半径方向に貫通して設
けてある。
【0003】そして第1のタイプのクラッチハブA1
ボス部3aは中空になっていて、その内周面に駆動軸と
係合する内歯セレーション4aが設けてあり、第2のタ
イプのクラッチハブA2 のボス部3bの外周面に駆動軸
と係合する外歯セレーション4bが設けてある。
【0004】従来のこのクラッチハブA1 ,A2 は軽量
化と、削り出し素材の小径化を図るために、例えば図2
に示すように、上記第2のタイプのクラッチハブA
2 は、鍛造素材よりフランジ部5及び外歯セレーション
4bを加工してなるボス部材6と、板材にて軸心部に穴
7aを有するフランジ部7と筒状部8とを一体状にプレ
ス成形すると共に、筒状部8の外周面にスプライン溝2
bをプレス成形してなる筒状部材9とをそれぞれ別々に
加工し、ついで、ボス部材6のフランジ部5と筒状部材
9の穴7aとを嵌合、芯出してこれらを電子ビーム等の
溶接にて一体化していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のクラッチハ
ブA1 ,A2 は別々に加工したボス部材6と筒状部材9
とを芯出しした状態で溶接結合しているため、溶接時の
歪等により、両者の芯合わせが難しく、ボス部に設けた
外歯あるいは内歯のセレシーションと筒状部に設けたス
プライン溝との芯出し精度に問題があった。
【0005】この両者の結合精度を高めるには、精度の
高い治具で固定して溶接しなければならず、コスト高と
なっていた。
【0006】またボス部材6は鍛造素材を切削加工して
いるため、材料歩留りが悪く、加工工程も長くかかり、
生産性が悪いという問題があった。
【0007】さらに、上記ボス部材6は鍛造素材を用い
ることにより、これを薄肉化することができず、軽量化
に問題があった。
【0008】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、軽量で、歪みがなく、回転部材の軸心とフランジ
部材の軸心の同心度に優れ、均一な肉厚を有してバラン
スが良く、さらに加工工程が少なく、材料歩留りが良い
段状回転体の製造方法を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る回転体は、ボス部と、このボス部と一
体で、かつこのボス部より大径にした筒状部とからなる
段状回転体の製造方法において、薄肉の管状素材を、こ
れの両端部を筒状部ダイに嵌合し、かつ拡径方向に係合
すると共に、軸方向に押圧して保持し、この管状素材の
軸方向中間部を、上記両筒状部ダイの対向間に設けたボ
ス部ダイに沿うように、成形ロールにて縮径し、つい
で、この縮径部分の中間にて軸方向に切断して、上記筒
状部ダイに嵌合した部分を筒状部に、またボス部ダイに
嵌合した部分をボス部にする。
【0009】また、ボス部と、このボス部と一体で、か
つこのボス部より大径にした筒状部とからなる段状回転
体の製造方法において、薄肉の管状素材を、これの一端
部を筒状部ダイに嵌合し、かつ拡径方向に係合すると共
に、軸方向に押圧して保持し、この管状素材の上記筒状
部ダイよりはずれた部分を、ボス部ダイに沿うように、
かつ筒状部ダイに嵌合する部分を外側から押圧しながら
ボス部ダイに沿うように成形ロールにて縮径成形し、上
記筒状部ダイに嵌合した部分を筒状部に、またボス部ダ
イに嵌合した部分をボス部とする。
【0010】また、上記のようにした製造方法にて製造
された段状回転体を、これの内側に芯金を沿わせてスピ
ニングローラあるいはプレス型等による均肉化手段にて
肉厚を均一にすることを特徴とする。
【0011】さらに、上記のようにした製造方法にて製
造された段状回転体において、筒状部外面にスプライン
溝を、またボス部の外面あるいは内面の一方にセレーシ
ョンをそれぞれロールスピニングにて設ける。
【0012】
【作 用】ボス部と、このボス部と一体で、かつこの
ボス部より大径にした筒状部とからなる段状回転体が、
薄肉の管状素材からスピニングロールにて一体状に製造
される。そしてその肉厚は均肉化手段にて均一にされ
る。さらに、上記ボス部と筒状部とからなる段状回転体
のボス部にセレーションが、筒状部にスプライン溝が成
形されてクラッチハブが得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図3以下に
基づいて説明する。図中10はスピニング加工機であ
り、このスピニング加工機10は同軸状で対向し、かつ
軸方向に進退可能にした回転ヘッド11a,11bを有
し、この両回転ヘッド11a,11bの対向部には挾持
ダイ12a,12bが、これの一方が回転ヘッド11a
に固着され、他方が回転ヘッド11bに対して軸方向に
移動自在に、かつばね13にて突出方向に付勢されて嵌
合されている。
【0014】両挾持ダイ12a,12bの対向部には筒
状部ダイ14a,14bが設けてあり、この両筒状部ダ
イ14a,14bは、成形しようとする段状回転体の筒
状部の内径及び軸方向の幅と略同一の外径と幅とを有し
ている。また両挾持ダイ12a,12bの軸心部に成形
しようとする段状回転体のボス部の内径と略同径のボス
部ダイ15が軸方向に自由状態で嵌合支持されている。
このボス部ダイ15は両挾持ダイ12a,12bの間に
位置される。
【0015】上記両挾持ダイ12a,12bの筒状部ダ
イ14a,14bの基部には内径が筒状部ダイ14a,
14bの外径と同径で、かつ後述する管状素材16の端
部が隙間なく嵌合する環状溝17a,17bが設けてあ
る。
【0016】上記構成のスピニング加工機10の両挾持
ダイ12a,12bの間に、成形しようとする段状回転
体の筒状部の径と略同径の管状素材16を挾持する。こ
のときの管状素材16の長さと挾持ダイ12a,12b
の対向間隔との関係は、可動側の挾持ダイ12bが管状
素材16に押されてばね13に抗して回転ヘッド11b
内に没入される状態とする。そしてこの状態での管状素
材16の両端部は各挾持ダイ12a,12bの環状溝1
7a,17bに嵌合される。
【0017】このときの管状素材16の長さは、両挾持
ダイ12a,12bの筒状部ダイ14a,14bの間の
寸法が1つの段状回転体のボス部の長さの2倍より長く
なるようにした長さのものを用いる。そして両回転ヘッ
ド11a,11bを可動側の挾持ダイ12bが管状素材
16に押されてばね13が十分撓む程度に対向方向に押
圧した状態でセットする。
【0018】上記状態において、回転ヘッド11a,1
1bを回転させてこれと一体状に管状素材16を回転す
る。そして両挾持ダイ12a,12bの間のボス部ダイ
15に対向する部分に外周面の断面形状が半円形になっ
ている第1成形ロール18aを押しつけて図3において
第1の鎖線aで示すようにボス部を粗成形する。
【0019】ついで、外周面が両角部を円弧状にした断
面距離状になっている第2成形ロール18bを同一の位
置に押しつけて第2の鎖線bで示すように成形され、こ
れにより図4に示すように、内径がボス部ダイ15に沿
う連結ボス部19が成形され、また側面部が挾持ダイ1
2a,12bの筒状部ダイ14a,14bの端面に沿う
形状に筒状部20,20が成形される。
【0020】このとき、管状素材16はこれの中間部が
縮径されることにより、この成形作用の進行に従ってそ
の長さが短くなるが、図4に示すように、この縮長分は
可動側の挾持ダイ12bがばね13にて突出動すること
により吸収され、管状素材16の両端部は両挾持ダイ1
2a,12bの環状溝17a,17bから外れることが
なく拡径方向に保持される。
【0021】従って管状素材16の両側端部は挾持ダイ
12a,12bの筒状部ダイ14a,14bに沿う形状
の筒状部20,20に成形される。このとき、上記環状
溝17a,17bは浅いと上記管状素材16の縮長時に
ここから抜けだしてしまってこの端部がラッパ状に拡径
してしまうことがあるので図5に示すように環状溝17
a′,17b′を必要に応じて十分深くする。
【0022】上記作用により図6に示すように、連結ボ
ス部19の軸方向両側に筒状部20,20が形成された
成形体Bが成形される。そしてこの成形体Bを連結ボス
部19で切断することにより、図7に示すようにボス部
19aと筒状部20とからなる2個の同一形状の段状回
転体B1 ,B2 が得られる。
【0023】図8から図11は段状回転体の製造方法の
他の実施の形態を示すもので、1づつの段状回転体を製
造する例を示す。
【0024】筒状部ダイ21と押圧ダイ22とが軸方向
に対向して設けてあり、押圧ダイ22は皿ばね23にて
筒状部ダイ21方向へ付勢されている。そして筒状部ダ
イ21の角部と押圧ダイ22には管状素材24の端部が
嵌合する環状溝25a,25bが設けてある、筒状部ダ
イ21と押圧ダイ22の間にはボス部ダイ26が設けて
ある。
【0025】上記成形ロールは粗成形用ロール27a、
仕上げ成形用ロール27bの2種類の成形ロールを用い
る。いずれの成形ロール27a,27bも、筒状部ダイ
21に沿う形状の段部28とボス部ダイ26に沿う形状
の筒部29とを有しており、この筒部29は仕上げ成形
ロール27bでは、段部28に対して大径に、かつ成形
品に沿う形状になっている。
【0026】上記装置を用いての段状回転体の製造工程
を説明する。1つの段状回転体の長さより長い管状素材
24を筒状部ダイ21と押圧ダイ22の間に、それぞれ
の環状溝25a,25bに両端部を嵌合し、かつ皿ばね
23を十分撓ませた状態で装着する。そしてこれを回転
しながら順次異なる成形ロール27a,27bを管状素
材24の外側から押し付けて粗成形(図9)し、ついで
仕上げ成形(図10)して図11に示すような段状回転
体B3 を得る。
【0027】上記のようにして得られた段状回転体
1 ,B2 ,B3 はクラッチハブの素材(ブランク)と
なるもので、各段状回転体B1 〜B3 のボス部19a,
19b,30の外面(あるいは内面)に駆動軸と係合す
るセレーション4a,4bが、また筒状部20,31の
外周にクラッチ板が係合するスプライン溝2a,2bを
後加工により成形される。
【0028】上記ブランクとなる段状回転体B1 〜B3
はその成形方法によって図12に示すように、ボス部1
9a,19b,30の角部が他の部分より薄肉になって
全長にわたって均等の肉厚とはならない。
【0029】このことから、上記後加工に先立って、こ
のブランクとなる段状回転体B1 〜B3 を均肉化する。
この均肉化は図13に示すようにスピニングロール32
にて行う。このとき、ボス部30の内面にセレーション
を設ける場合に、ボス部19a,19b,30の内側に
内歯セレーション型33を挿入して、この部分の外側か
ら上記スピニングロール32で押圧縮径することにより
ボス部19a,19b,30の内面に内歯セレーション
4aが成形される。ボス部19a,19b,30の外面
に外歯セレーション4aを設けるものの場合は、このス
ピニング工程時には、このボス部19a,19b,30
内に筒状の芯金を挿入する。
【0030】なお、この段状回転体B1 〜B3 の均肉化
は図14に示すように、ボス部19a,19b,30の
内外に嵌合する芯金34とスリーブ35及び筒状部2
0,31の内外に嵌合する芯金36と円筒ダイ37にて
上記段状回転体B1 〜B3 を軸方向にプレスして行うよ
うにしてもよい。
【0031】ついで図15に示すように、上記均肉化工
程が終了した、例えば、ボス部19a,19b,30の
外面に外歯セレーション4bを設けようとする段状回転
体を、歯形成形ダイ38に嵌合して外歯セレーション歯
形ロール39をボス部19a,19b,30の外面に押
し付け回転することにより外歯セレーション4bを成形
し、筒状部20,31の外面にスプライン歯形ロール4
0を押し付け回転することによりこの筒状部20,31
の外面にスプライン溝2bを成形する。
【0032】このとき、歯形成形ダイ38の筒状部2
0,31が嵌合する筒状部ダイ38aには上記スプライ
ン歯形ローラ40の歯形に対応する歯形38bが設けて
あり、歯形成形ダイ38とスプライン歯形ローラ40と
は同期回転して上記スプライン溝2bが成形される。
【0033】ボス部19a,19b,30の内面に内歯
セレーション4aを上記スピニング工程で設けた段状回
転体の場合は、この筒状部20,31のみの成形加工と
なり、これによりスプライン溝2a,2bが成形され
る。
【0034】なお、上記段状回転体B1 〜B3 の内歯セ
レーション4a,4b及びスプライン溝2a,2bは上
記各歯形ローラ39,40によることなく、図16に示
すように、支持ダイ41で支持される段状回転体B1
3 をセレーション成形ダイ42とスプライン成形ダイ
43にて軸方向にプレス作動して、上記セレーション4
a,4bとスプライン溝2a,2bを成形するようにし
てもよい。
【0035】上記の各工程にて図17(a),(b)に
示すように、ボス部19a,19b,30に内歯セレー
ション4aを有するクラッチハブA1 ′と外歯セレーシ
ョン4bを有するクラッチハブA2 ′が得られる。
【0036】上記のようにして成形されるクラッチハブ
1 ′,A2 ′は、これに設けるスプライン溝2a,2
b及びセレーション4a,4bが必要強度を有するため
に、これらの成型後、高周波焼入れ、あるいは浸炭焼入
れが施される。従って、この段状回転体B1 〜B3 の成
形素材となる管状素子16,24は上記熱処理に適した
材料で、かつ一連の塑性加工工程で割れのない伸びの良
い材料、例えばS35C以下の焼鈍した炭素鋼管、また
は、フェライト、セメンタイト、黒鉛の複合組織を有す
る鋼管、さらに、成形性に優れた、0.38%C−Si
<0.2%−Mn<0.8%−0.002Bのボロンを
含有する炭素鋼管が用いられる。
【0037】
【発明の効果】本発明の請求項1及び2に記載の製造方
法によれば、ボス部と、このボス部と一体で、かつこの
ボス部より大径にした筒状部とからなる段状回転体を、
上記ボス部と筒状部とを同心状に、しかも薄肉にして得
ることができ、精度がよく回転バランスのよい薄肉の段
状回転体を生産性よく製造することができる。
【0038】また上記請求項1記載の製造方法によれ
ば、1回の製造工程により2個の上記段状回転体を得る
ことができ、製造コストを低くすることができる。
【0039】そして請求項3に記載の製造方法によれ
ば、上記各段状回転体はスピニングローラにて肉厚が均
一にされることにより、薄肉の管状素材から歩留りよく
成形することができる。
【0040】さらに、請求項4に記載の製造方法では、
上記各請求項に記載された製造方法で製造された段状回
転体のボス部にセレーションを、及び筒状部にスプライ
ン溝をこれらの軸心を維持した状態で簡単な方法で設け
ることができ、ボス部にセレーションを有し、筒状部に
スプライン構成を有するクラッチハブとして用いられる
段状回転体を軽量で、かつ低いコストで得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は従来のクラッチハブを示す斜
視図である。
【図2】従来の製造方法を示す分解斜視図である。
【図3】本発明方法の初期工程を示す断面図である。
【図4】本発明方法の成形終了状態を示す断面図であ
る。
【図5】管状素材の端部が係合する環状溝の他例を示す
断面図である。
【図6】図3,図4の工程にて得られる成形体を示す斜
視図である。
【図7】図6にて示した成形体を2つに分離した状態を
示す斜視図である。
【図8】本発明の他の実施の形態の作用説明図である。
【図9】本発明の他の実施の形態の作用説明図である。
【図10】本発明の他の実施の形態の作用説明図であ
る。
【図11】本発明の第2の実施の形態で得られる成形体
を示す断面図である。
【図12】肉厚が不均一である様子を示す断面図であ
る。
【図13】肉厚を均一にするための作用説明図である。
【図14】肉厚を均一にするための作用説明図である。
【図15】外歯セレーションとスプライン溝の成形状態
を示す説明図である。
【図16】セレーションとスプライン溝の他の成形状態
を示す説明図である。
【図17】(a),(b)は本発明の実施の形態で示さ
れるクラッチハブを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ,A2 ,A1 ′,A2 ′…クラッチハブ、B1 ,B
2 ,B3 …成形体、1a,1b,8,20,31…筒状
部、2a,2b…スプライン溝、3a,3b,19a,
19b,30…ボス部、4a…内歯セレーション、4b
…外歯セレーション、5,7…フランジ部、6…ボス部
材、7a…穴、9…筒状部材、10…スピニング加工
機、11a,11b…回転ヘッド、12a,12b…挾
持ダイ、13…ばね、14a,14b,21…筒状部ダ
イ、15,26…ボス部ダイ、16,24…管状素材、
17a,17b,17a′,17b′,25a,25b
…環状溝、18a,18b,27a,27b…成形ロー
ル、19…連結ボス部、22…押圧ダイ、23…皿ば
ね、28…段部、29…筒部、32…スピニングロー
ル、33…内歯セレーション型、34,36…芯金、3
7…円筒ダイ、38…歯形成形ダイ、39…外歯セレー
ション歯形ロール、40…スプライン歯形ロール、41
…支持ダイ、42…セレーション成形ダイ、43…スプ
ライン成形ダイ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボス部と、このボス部と一体で、かつこ
    のボス部より大径にした筒状部とからなる段状回転体の
    製造方法において、 薄肉の管状素材を、これの両端部を筒状部ダイに嵌合
    し、かつ拡径方向に係合すると共に、軸方向に押圧して
    保持し、 この管状素材の軸方向中間部を、上記両筒状部ダイの対
    向間に設けたボス部ダイに沿うように、成形ロールにて
    縮径し、 ついで、この縮径部分の中間にて軸方向に切断して、上
    記筒状部ダイに嵌合した部分を筒状部に、またボス部ダ
    イに嵌合した部分をボス部にすることを特徴とする段状
    回転体の製造方法。
  2. 【請求項2】 ボス部と、このボス部と一体で、かつこ
    のボス部より大径にした筒状部とからなる段状回転体の
    製造方法において、 薄肉の管状素材を、これの一端部を筒状部ダイに嵌合
    し、かつ拡径方向に係合すると共に、軸方向に押圧して
    保持し、 この管状素材の上記筒状部ダイよりはずれた部分を、ボ
    ス部ダイに沿うように、かつ筒状部ダイに嵌合する部分
    を外側から押圧しながらボス部ダイに沿うように成形ロ
    ールにて縮径成形し、上記筒状部ダイに嵌合した部分を
    筒状部に、またボス部ダイに嵌合した部分をボス部とす
    ることを特徴とする段状回転体の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載された製造方法
    にて製造された段状回転体を、これの内側に芯金を沿わ
    せてスピニングローラあるいはプレス型等による均肉化
    手段にて肉厚を均一にすることを特徴とする段状回転体
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 筒状部外面にスプライン溝を、またボス
    部の外面あるいは内面の一方にセレーションをそれぞれ
    ロールスピニングにて設けることを特徴とする請求項
    1,2または3記載の段状回転体の製造方法。
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