JPH09276560A - 調理玩具 - Google Patents

調理玩具

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JPH09276560A
JPH09276560A JP11852696A JP11852696A JPH09276560A JP H09276560 A JPH09276560 A JP H09276560A JP 11852696 A JP11852696 A JP 11852696A JP 11852696 A JP11852696 A JP 11852696A JP H09276560 A JPH09276560 A JP H09276560A
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JP
Japan
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food
temperature
color
simulated food
seasoning
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JP11852696A
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Tadashi Aoki
忠司 青木
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Pilot Ink Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 模擬食品を変色させる調理玩具について、様
々な模擬食品に適用することができる応用範囲の広い調
理玩具を提供する。 【解決手段】 加温又は冷却することにより変色する模
擬食品2と、調味料容器3内に充填した温水又は冷水を
前記模擬食品2に付着させることにより、調味料が付着
する前後の状態が可逆的且つ択一的に視覚される調理玩
具1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は調理玩具に関する。
更に詳細には、模擬食品に調味料が付着する前後の様相
を色変化により可逆的且つ択一的に視覚可能に構成した
調理玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、調理前の材料又は加工材料に相当
する外観を有する成形体表面に、温度変化により変色す
る可逆熱変色性材料を設けてなる模擬食品玩具が開示さ
れている(実公平1−22720号公報)。前記した従
来の模擬食品玩具は、加温又は冷却することにより、前
記調理前の材料又は加工材料が調理後の状態、例えば、
エビフライを油で揚げる際、衣が黄白色から黄褐色に変
色する状態を示し、再び加温又は冷却する前の温度に戻
すと、調理前の材料又は加工材料に復するものである。
しかしながら、前記模擬食品玩具は、調理前の材料又は
加工材料を焼く、煮る、揚げる等の調理方法、即ち熱処
理後の食品の様相を示すことができるとしても、熱処理
を要さない食品、又は熱処理前後或いは熱処理中の食品
に調味料を付着させた状態を示す調理玩具は開示されて
いない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した熱
処理を要さない食品、又は熱処理前後或いは熱処理中の
食品に温水又は冷水を適用することによって、調味料が
付着する前後の様相を可逆的に視覚させ、変化性に富
み、多様な模擬食品に適用することができる応用範囲の
広い調理玩具を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、模擬食品と、
該模擬食品を調味する調味料容器よりなる調理玩具であ
って、前記模擬食品は可逆熱変色性材料を造形材料に一
体的にブレンドした食品、或いは可逆熱変色層を表面に
設けた食品であり、前記調味料容器内に充填した温水又
は冷水を前記模擬食品に付着させることによる熱又は冷
熱変色により、調味料が付着する前後の様相を可逆的且
つ択一的に視覚させるよう構成した調理玩具を要件とす
る。
【0005】前記模擬食品は、粘土や合成紙等、種々の
材料を食品形態に造形したものが用いられるが、好適に
はゴム或いはプラスチック成形体が耐久性の面で好適で
ある。又、前記食品形態としては、熱処理を要さない、
きゅうり、キャベツ、レタス等の野菜類、熱処理後の、
米等の穀物類、野菜類、肉類、魚貝類、きのこ類、更に
は豆腐、オムレツ、パスタ、ハンバーグ等の加工食品等
の形態が挙げられる。尚、前記模擬食品を実物に近似さ
せるためには、従来より汎用されている着色手段により
予め加飾されたものが好適である。
【0006】前記模擬食品に調味料が付着した様相を表
すために用いられる可逆熱変色性材料は、電子供与性呈
色性有機化合物と電子受容性化合物と呈色反応を可逆的
に生起させる有機化合物媒体の三成分を含む熱変色性材
料が好適に用いられる。具体的には、特公昭51−35
414号公報、特公昭51−44706号公報、特公平
1−17154号公報等に記載されている熱変色性材
料、即ち、 (1)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)鎖式脂肪族1価
アルコールの三成分を必須成分とした熱変色性材料。ま
たは、 (2)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)脂肪族1価アル
コールと脂肪族モノカルボン酸から得たエステルより選
んだ化合物の三成分を必須成分とした熱変色性材料。ま
たは、 (3)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)高級脂肪族1価
アルコールと、脂肪族モノカルボン酸と鎖式脂肪族1価
アルコールから得たエステルのいずれかより選んだ化合
物の三成分を必須成分とし、これを微小カプセルに内包
した熱変色性材料。又は、 (4)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)高級脂肪族1価
アルコールと、脂肪族モノカルボン酸と鎖式脂肪族1価
アルコールとから得たエステルより選んだ化合物の三成
分を必須成分とし、これをビヒクル中に溶解又は分散し
てなる熱変色性材料。或いは、特開平7−186546
号公報に記載されている、発色時には蛍光性を有する黄
色、黄橙色、橙色、赤橙色、赤色等の高発色濃度且つ明
るさに富む色を呈し、消色時には、色残りがなく無色を
呈する、(イ)ピリジン系、キナゾリン系、及びビスキ
ナゾリン系から選ばれる電子供与性呈色性有機化合物、
(ロ前記電子供与性呈色性有機化合物に対して電子受容
性である化合物、(ハ)前記(イ)、(ロ)成分による
電子授受反応を特定温度域において可逆的に生起させる
反応媒体である化合物の3成分を必須成分とする相溶体
からなる熱変色性材料。又、本出願人が提案した特公平
1−29398号公報に記載した如き、温度変化による
色濃度−温度曲線に関し、3℃以下のヒステリシス幅を
もつ、高感度の熱変色性材料が挙げられる。前記は所定
の温度(変色点)を境としてその前後で変色し、変化前
後の両状態のうち常温域では特定の一方の状態しか存在
しえない。即ち、もう一方の状態は、その状態が発現す
るのに要する熱又は冷熱が適用されている間は維持され
るが、前記熱又は冷熱の適用がなくなれば常温域で呈す
る状態に戻る、所謂、温度変化による温度−色濃度につ
いて小さいヒステリシス幅(ΔH)を示して変色するタ
イプである。
【0007】又、本出願人が提案した特公平4−171
54号公報に記載されている、大きなヒステリシス特性
を示して変色する感温変色性色彩記憶性熱変色性材料、
即ち、温度変化による着色濃度の変化をプロットした曲
線の形状が、温度を変色温度域より低温側から温度を上
昇させていく場合と逆に変色温度より高温側から下降さ
せていく場合とで大きく異なる経路を辿って変色するタ
イプの変色材であり、低温側変色点と高温側変色点の間
の常温域において、前記低温側変色点以下又は高温側変
色点以上の温度で変化させた状態を記憶保持できる特徴
を有する熱変色性材料も有効である。
【0008】更に、電子供与性呈色性有機化合物、フェ
ノール性水酸基を有する化合物及び前記両者の呈色反応
の生起温度を決める反応媒体の三者の均質相溶体を塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂等に微粒子状に分散させ
て得られる、特開平6−135144号公報に記載の熱
変色性材料も有効である。
【0009】前記した可逆熱変色性材料は、そのままの
適用でも有効であるが、微小カプセルに内包して使用す
るのが好ましい。それは、種々の使用条件において可逆
熱変色性材料は同一の組成に保たれ、同一の作用効果を
奏することができるからである。前記微小カプセルに内
包させることにより、化学的、物理的に安定な顔料を構
成でき、粒子径0.1〜100μm、好ましくは3〜3
0μmの範囲が実用性を満たす。尚、微小カプセル化
は、従来より公知の界面重合法、in Situ重合
法、液中硬化被覆法、水溶液からの相分離法、有機溶媒
からの相分離法、融解分散冷却法、気中懸濁被覆法、ス
プレードライング法等があり、用途に応じて適宜選択さ
れる。更に微小カプセルの表面には、目的に応じて更に
二次的な樹脂皮膜を設けて耐久性を付与させたり、表面
特性を改質させて実用に供することもできる。
【0010】前記した可逆熱変色性材料は、成形材料に
ブレンドして模擬食品を得ることができる。例えば、温
度変化により褐色から無色に変色する可逆熱変色性材料
をブレンドした白色プラスチック樹脂を成形して得た模
擬豆腐は、部分的に温水又は冷水を付着させることよ
り、前記可逆熱変色性材料が発色して、あたかも豆腐に
醤油を垂らしたような様相を与えることができる。尚、
前記模擬食品は、色彩や変色温度の異なる複数種の可逆
熱変色性材料をブレンドすることもできる。
【0011】又、前記可逆熱変色性材料を固着剤を含む
媒体中に分散した熱変色性インキにより、模擬食品表面
に可逆熱変色層を形成してもよい。前記における可逆熱
変色性材料は、媒体中に0.5〜40重量%、好ましく
は1〜30重量%含有させることができる。0.5重量
%未満の配合量では鮮明な熱変色効果を視覚させ難い
し、40重量%を越えると、過剰であり、消色状態にあ
って残色を生じることもある。
【0012】前記可逆熱変色層は、従来より公知の方
法、例えば、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビ
ヤ印刷、コーター、タンポ印刷、転写等の印刷手段、刷
毛塗り、スプレー塗装、静電塗装、電着塗装、流し塗
り、ローラー塗り、浸漬塗装等の手段により模擬食品表
面に形成することができる。
【0013】前記した可逆熱変色層には、非熱変色性有
色染顔料の適宜量を混在させて熱変色層の色変化を多様
に構成することもできる。又、可逆熱変色層の下層に
は、前記非熱変色性有色染顔料により、図柄等の像を配
し、これらの像を隠顕させる構成となしてもよい。
【0014】尚、前記可逆熱変色層の厚みは5乃至20
0μm、好ましくは10乃至50μmの厚みであること
により、前記した熱変色効果を十分に機能させる。厚み
が200μmを越えると伝熱性の面で変色温度設定の自
由度に欠け、5μm以下の層では繰り返しの使用による
持久性を満足させ難い。
【0015】前記した模擬食品の構成において、模擬食
品を形成する成形材料、或いは模擬食品表面に設けた可
逆熱変色層に光安定剤を添加したり、或いはその上層に
光安定剤層を設けることもできる。具体的には、前記光
安定剤層は紫外線吸収剤、酸化防止剤、老化防止剤、一
重項酸素消光剤、スーパーオキシドアニオン消光剤、オ
ゾン消光剤、可視光線吸収剤、赤外線吸収剤から選ばれ
る光安定剤を分散状態に固着した層である。更には老化
防止剤、帯電防止剤、極性付与剤、揺変性付与剤、消泡
剤等を必要に応じて添加して耐久性等の機能を向上させ
ることができる。
【0016】尚、前記可逆熱変色層は、二層以上を積層
してもよく、各層が同一温度で変色する層、或いは互い
に異なる変色温度の層でもよい。ここで、前記可逆熱変
色性材料が、所定の温度(変色点)を境としてその前後
で変色し、変化前後の両状態のうち常温域では特定の一
方の状態しか存在しえない材料の場合、変色温度は環境
温度によって任意に設定されるが、温水を適用する系で
は少なくとも環境温度を越える温度、好適には3℃以
上、又、冷水を適用する系では少なくとも環境温度未満
の温度、好適には3℃以下に設定することが好ましい。
前記好適な設定温度を満たさない系では、室温などの変
動に対し変色作用を効果的に発現させ、視覚させること
ができ難い。
【0017】前記調味料容器としては、実際に使用され
る醤油、ソース等が充填される容器、或いは、ステーキ
ソースやカレーソース等を入れる容器、或いはその形状
を模したものであって、特に形状が限定されるものでは
ない。前記調味料容器に充填される温水又は冷水と可逆
熱変色材料の変色温度との好適な組み合わせは、前記し
た温水又は冷水の温度及び可逆熱変色材料の変色温度と
の相関において目的に応じて設定される。例えば、温水
を適用する系では、環境温度を越える温度で変色するよ
う設定した可逆熱変色材料の変色温度よりも高い温度、
例えば20℃の室温下で、可逆熱変色材料の変色温度が
30℃、温水の温度が40℃の組み合わせが挙げられ
る。又、冷水を適用する系では、環境温度未満の温度で
変色するよう設定した可逆熱変色材料の変色温度よりも
低い温度、例えば、前記20℃の室温下で可逆熱変色材
料の変色温度が17℃、冷水の温度が10℃の組み合わ
せ等が例示できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施例1(図1、2参照) 黄色プラスチック成形体により形成したオムレツ表面
に、感温変色性色彩記憶性熱変色性材料〔赤色←→無色
(着色温度15℃、消色温度30℃)〕をエチレン−酢
酸ビニル系共重合樹脂エマルジョンに分散させた熱変色
性インキを塗装して可逆熱変色層21を形成して模擬食
品2を得た。
【0019】前記模擬食品2と、温水又は冷水を充填す
ることのできる、有底円筒形状で先端の細口部が内部と
挿通する注ぎ口を有する調味料容器3により調理玩具1
を得た。
【0020】前記調理玩具1は、模擬食品2を皿に載せ
た状態で30℃以上に加温すると全面が黄色を呈し、ケ
チャップ等の調味料が付着していない状態(図1)とな
り、前記模擬食品の様相は15℃を越える温度で保持さ
れる。
【0021】前記模擬食品2に、調味料容器3内に充填
した10℃の冷水を付着させると、前記可逆熱変色層2
1が無色から赤色に発色して、オムレツにケチャップが
付着した様相(図2)を視覚することができ、前記模擬
食品の様相は30℃未満の温度で保持される。
【0022】前記模擬食品は再び30℃以上に加温する
と全面が黄色を呈し、調味料が付着していない状態とな
り、繰り返し使用できる。
【0023】実施例2(図3、4参照) 模擬食品2として白色に着色したプラスチック樹脂とマ
イクロカプセルに内包した感温変色性色彩記憶性熱変色
性材料〔橙色←→無色(着色温度17℃、消色温度35
℃)〕をブレンドした後、成形して、パスタを得た。
【0024】前記模擬食品2と、温水又は冷水を充填す
ることのできる、有底円筒形状で上部側面に内部と挿通
する注ぎ口を有する調味料容器3により調理玩具1を得
た。
【0025】前記調理玩具1は、模擬食品2をフライパ
ンに載せた状態で35℃以上に加温すると全面が白色を
呈し、調味料が付着していない状態(図3)となり、前
記模擬食品の様相は17℃を越える温度で保持される。
【0026】前記模擬食品に、調味料容器3内に充填し
た13℃の冷水を付着させると、前記模擬食品2は無色
から橙色に変色して、パスタにトマトソースが付着した
様相(図4)を視覚することができ、前記模擬食品の様
相は35℃未満の温度で保持される。
【0027】前記模擬食品は再び35℃以上に加温する
と全面が白色を呈し、調味料が付着していない状態とな
り、繰り返し使用できる。
【0028】実施例3 赤褐色プラスチック成形体により形成したレタス表面
に、可逆熱変色性材料〔35℃未満で緑色、35℃以上
で無色)をエチレン−酢酸ビニル系共重合樹脂エマルジ
ョンに分散させた熱変色性インキを全面的に塗装して可
逆熱変色層を形成して模擬食品を得た。
【0029】前記模擬食品と、実施例1で得た調味料容
器により調理玩具を得た。
【0030】前記調理玩具は、模擬食品を35℃未満の
温度では、全面が緑色を呈するレタスが視覚される。
【0031】前記模擬食品を皿に載せ、調味料容器内に
充填した40℃の温水を付着させると、前記可逆熱変色
層が緑色から無色に変色して、レタスにドレッシングが
付着した様相を視覚することができ、前記模擬食品の様
相は35℃未満の温度になると、再び可逆熱変色層が緑
色に発色してドレッシングが付着していないレタスが視
覚される。
【0032】前記模擬食品は、再び温水を付着させると
ドレッシングが付着した様相が視覚され、繰り返し使用
できる。
【0033】実施例4 白色プラスチック成形体により形成したハンバーグ表面
に、可逆熱変色性材料〔30℃未満で黒褐色、30℃以
上で赤色)をエチレン−酢酸ビニル系共重合樹脂エマル
ジョンに分散させた熱変色性インキを全面的に塗装して
可逆熱変色層を形成して模擬食品を得た。
【0034】前記模擬食品と、実施例2で得た調味料容
器により調理玩具を得た。
【0035】前記調理玩具は、模擬食品が30℃未満の
温度では、全面が黒褐色を呈するハンバーグが視覚され
る。
【0036】前記模擬食品を皿に載せ、調味料容器内に
充填した38℃の温水を付着させると、前記可逆熱変色
層が黒褐色から赤色に変色して、ハンバーグにケチャッ
プが付着した様相を視覚することができ、前記模擬食品
の様相は30℃未満の温度になると、再び可逆熱変色層
が黒褐色に変色して、ケチャップが付着していないハン
バーグが視覚される。
【0037】前記模擬食品は、再び温水を付着させると
ケチャップが付着した様相が視覚され、繰り返し使用で
きる。
【0038】実施例5 黄白色プラスチック成形体によりエビに衣を付けた加工
食品を形成し、前記加工食品表面に、感温変色性色彩記
憶性熱変色性材料〔褐色←→無色(着色温度15℃、消
色温度30℃)〕をエチレン−酢酸ビニル系共重合樹脂
エマルジョンに分散させた熱変色性インキを塗装して可
逆熱変色層を形成し、更にその上面に感温変色性色彩記
憶性熱変色性材料〔黒色←→無色(着色温度10℃、消
色温度30℃)〕をエチレン−酢酸ビニル系共重合樹脂
エマルジョンに分散させた熱変色性インキを全面的に塗
装して模擬食品を得た。
【0039】前記模擬食品と、実施例2で得た調味料容
器により調理玩具を得た。
【0040】前記調理玩具は、模擬食品を30℃以上に
加温すると全面が黄白色を呈し、熱処理前のエビの加工
食品となり、前記模擬食品の様相は15℃を越える温度
で保持される。
【0041】前記模擬食品を13℃の冷水を満たしたフ
ライパンに入れると、下層の可逆熱変色層が無色から褐
色に変色して、エビを揚げた様相を視覚することがで
き、前記模擬食品の様相は30℃未満の温度で保持され
る。
【0042】前記模擬食品を皿に移し、調味料容器内に
充填した7℃の冷水を付着させると上層の可逆熱変色層
が無色から黒色に変色して、エビフライにソースを付着
させた様相が視覚され、前記模擬食品の様相は30℃未
満の温度で保持される。
【0043】前記模擬食品は再び30℃以上に加温する
と全面が黄白色を呈し、熱処理前の状態となり、繰り返
し使用できる。
【0044】
【発明の効果】本発明は、熱変色模擬食品と調味料容器
がセットになっており、調味料容器に充填した温水又は
冷水を模擬食品に付着させて、調味料が付着する前後の
様相を色変化により視覚させ、繰り返しそれらの様相変
化を楽しむことができ、比較的低コスト且つ安全性を満
たす幼児向けの玩具として好適な調理玩具を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明調理玩具の一実施例の、模擬食品に調味
料が付着する前の状態を示す斜視図である。
【図2】本発明調理玩具の一実施例の、模擬食品に調味
料が付着した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明調理玩具の他の実施例の、模擬食品に調
味料が付着する前の状態を示す斜視図である。
【図4】本発明調理玩具の他の実施例の、模擬食品に調
味料が付着した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 調理玩具 2 模擬食品 21 可逆熱変色層 3 調味料容器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 模擬食品と、該模擬食品を調味する調味
    料容器よりなる調理玩具であって、前記模擬食品は可逆
    熱変色性材料を造形材料に一体的にブレンドした食品、
    或いは可逆熱変色層を表面に設けた食品であり、前記調
    味料容器内に充填した温水又は冷水を前記模擬食品に付
    着させることによる熱又は冷熱変色により、調味料が付
    着する前後の様相を可逆的且つ択一的に視覚させるよう
    構成した調理玩具。
JP11852696A 1996-04-15 1996-04-15 調理玩具 Pending JPH09276560A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9364765B2 (en) 2010-08-18 2016-06-14 Mattel, Inc. Toy assembly with blower and color changing features
CN109011650A (zh) * 2018-08-16 2018-12-18 临沂市博士爱文具有限公司 一种轻质夜光彩泥

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US9364765B2 (en) 2010-08-18 2016-06-14 Mattel, Inc. Toy assembly with blower and color changing features
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