JPH09276254A - 作業疲労度観測システム - Google Patents

作業疲労度観測システム

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JPH09276254A
JPH09276254A JP8111238A JP11123896A JPH09276254A JP H09276254 A JPH09276254 A JP H09276254A JP 8111238 A JP8111238 A JP 8111238A JP 11123896 A JP11123896 A JP 11123896A JP H09276254 A JPH09276254 A JP H09276254A
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JP
Japan
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pulse
pulse rate
sensor
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predetermined
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Withdrawn
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JP8111238A
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English (en)
Inventor
Ken Nakajima
権 中島
Tsutomu Ochiai
勉 落合
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IKYO KK
Original Assignee
IKYO KK
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Publication date
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者の疲労度を測定可能とし、かつ必要な
休憩等を数値化し、作業者の健康の管理、作業環境の適
性化を行うことができるシステムの提供。 【構成】 作業疲労度観測システム1は、センサー3
と、脈拍計5と、データ処理装置7とからなる。センサ
ー3は、人体の所定の部位の脈拍による変動を電気信号
に変換する。脈拍計5は、このセンサー3からの検出信
号を所定のデジタル信号に変換する。また、データ処理
装置7は、この脈拍計5からのデジタル信号を基に、単
位時間当たりの脈拍数を算出して保存する。また、デー
タ処理装置7は、その算出した脈拍数が所定の基準値を
超えたとき、あるいは、当該脈拍数が特定の状態になっ
たときに、ディスプレイ上に表示し、あるいは音響装置
等を使用して音響により報知できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の作業をして
いる者の脈拍を検出して作業者の疲労度を計測できる作
業疲労度観測システムに係り、特に各種アプリケーショ
ンソフトを実行できるデータ処理装置に接続し、データ
処理装置を操作している作業者あるいはデータ処理装置
により提供されるゲームを遊技している者の脈拍を計測
して当該作業者の疲労度を得ることができる作業疲労度
観測システムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、電子機器の発展によりコンピ
ュータが小型化、高性能化、低廉化したため、あらゆる
分野でコンピュータの利用が図られてている。特に、オ
フィス作業環境では、コンピュータを利用したオフィス
オートメーション化が図られており、多くのオフィス作
業はコンピュータを利用して行われるようになってきて
いる。ところで、コンピュータを利用して各種作業を行
う場合において、一定時間以上ディスプレイ画面を見つ
める作業等に従事したときには、所定の休憩時間を与え
なければならない等、細かな規制が行われている。この
ような規制は、本来、コンピュータ作業者の健康を守る
という目的で設定されたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンピ
ュータを利用した作業においては、作業者が健康を害す
る蓋然性が強く休憩を必要とする程度と、このような規
制上に現れた休憩時間とは、必ずしも一致していなかっ
た。つまり、規制上の休息時間でもって休息しても、作
業者によっては、必要以上に長い休憩となったり、逆
に、本来、規制上の休息時間以上の休憩が必要であるの
にもかかわらず、短い休息時間に甘んじなければならな
いという不合理を生じさせていた。これは、個人差を考
慮し、かつ作業環境に合致した休憩等の処置を取ってい
なかったからである。
【0004】このような不合理が生じる主な理由は、従
来、コンピュータ作業を行っている者の疲労度を測定す
る有効な手段が提供されていなかったからである。そこ
で、本発明は、コンピュータ作業中の作業者の疲労度を
測定可能とし、必要な休憩等を数値化し、必要に応じて
コンピュータ作業中の作業者の疲労度等を表示し、作業
者の健康の管理、作業環境の適性化を行うことができる
作業疲労度観測システムを提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明に係る作業疲労度観測システム
は、人体の所定の部位の脈拍による変動を電気信号に変
換するセンサーと、このセンサーからの検出信号を所定
のデジタル信号に変換する脈拍計と、この脈拍計からの
デジタル信号を基に、単位時間当たりの脈拍数を算出す
るデータ処理装置とを備えたことを特徴とする。
【0006】したがって、請求項1記載の発明では、人
体の所定の部位の脈拍による変動をセンサーで検出でき
るようにしている。このセンサーで検出された信号は脈
拍計に与えられて、データ処理装置に入力できるデジタ
ル信号に変換している。データ処理装置では、単位時間
当たりの脈拍数を算出する。この算出された脈拍数は、
保存される。これにより、作業者の脈拍数のデータを長
期間連続して計測できる。したがって、この脈拍数のデ
ータからコンピュータ作業を行っている作業者の疲労度
を知ることができ、これらデータを基に必要な休憩等を
数値化し、作業者の健康の管理、作業環境の適性化を行
うことができる。
【0007】上記目的を達成するために、請求項2記載
の発明に係る作業疲労度観測システムは、人体の所定の
部位の脈拍による変動を電気信号に変換するセンサー
と、このセンサーからの検出信号を所定のデジタル信号
に変換する脈拍計と、この脈拍計からのデジタル信号を
基に単位時間当たりの脈拍数を算出し、この単位時間あ
たりの脈拍数があらかじめ設定された基準地を超えたと
きに報知できるデータ処理装置とを備えたことを特徴と
する。
【0008】したがって、請求項2記載の発明では、脈
拍数の変化が一定以上になったときに、コンピュータ作
業を行う作業者の疲労度が休息を必要とする状態にある
と判定し、コンピュータ作業中の作業者の疲労度等を表
示し、あるいは音響により知らせることができる。
【0009】上記目的を達成するために、請求項3記載
の発明に係る作業疲労度観測システムは、人体の所定の
部位の脈拍による変動を電気信号に変換するセンサー
と、このセンサーからの検出信号を所定のデジタル信号
に変換する脈拍計と、この脈拍計からの信号を基に一定
拍毎に瞬間の脈拍数を逐次求め、その脈拍数が一定数に
達する毎に、それらの脈拍数データの大きさの代表値と
パラツキの代表値を求め、それぞれを規準値と比較する
ことにより分別して点数化し、この点数を逐次加算し、
その加算結果が所定値以上であるときに作業疲労度が限
界値に達したとして報知できるデータ処理装置とを備え
たことを特徴とする。
【0010】したがって、請求項3記載の発明では、脈
拍数のパラツキの代表値と脈拍データの大きさの代表値
とで、その疲労内容を評価しているので、休息を必要と
する状態にあると判定が確実になる。請求項4記載の発
明では、上記センサーは、人体の所定の部位に光を照射
する発光素子と、その反射光により前記部位の脈拍によ
る変動を電気信号に変換する受光素子からなる光電サン
サーであり、前記脈拍計は、前記光電サンサーの発光素
子に電力を与えるとともに、前記受光素子からの電気信
号から所定のデジタル信号に変換する脈拍検出回路と、
この脈拍検出回路からの出力信号のレベルを上記データ
処理装置の入力レベルの整合させるレベルシフト回路と
からなることを特徴とする。
【0011】したがって、請求項4記載の発明では、セ
ンサーを光電サンサーで構成し、発光素子で発光した光
を人体の末梢の組織に照射し、また、その末梢の組織か
らの反射光を受光素子で検出することにより脈拍による
末梢血管の容積変動を電気信号に変換している。また、
脈拍計は、光電センサーの発光素子に電力を供給し、か
つ受光素子からの電気信号から所定のデジタル信号に変
換している。このデジタル信号は、レベルシフト回路で
レベルが変換されてデータ処理装置に与えられる。
【0012】請求項5記載の発明では、上記データ処理
装置は、前記脈拍計からのデジタル信号から単位時間当
たりの脈拍数に算出するとともに当該算出結果を保存
し、かつ他のアプリケーションソフトを実行できる演算
装置と、この演算装置で処理した結果のうち表示すべき
データを表示できるディスプレイと、前記アプリケーシ
ョンソフトに必要な情報を与える入力装置とから構成さ
れたことを特徴としている。
【0013】したがって、請求項5記載の発明では、演
算装置により単位時間当たりの脈拍数を算出し、その脈
拍数をディスプレイに表示し、あるいは保存する。ま
た、演算装置を使用中に脈拍数が所定の状態になったと
きに、作業者の疲労度が極限に達したとして、休息を促
す。請求項6記載の発明では、上記演算装置は、単位時
間当たりの脈拍数のデータを使用したアプリケーション
ソフトを処理できることを特徴とする。
【0014】したがって、請求項6記載の発明では、演
算装置で現に処理しているアプリケーションソフトに当
該脈拍数のデータを与えて所定の処理を実行させること
ができる。例えば、脈拍数に応じて処理速度を変化させ
て作業者に対する負担を軽減させたり、あるいはゲーム
の難易度を変化させたりできる。請求項7記載の発明で
は、上記脈拍計は、上記データ処理装置の所定の入出力
端子に接続可能であり、かつ当該入出力端子に接続され
るプラグのケース内に収納されたものであることを特徴
とする。
【0015】したがって、請求項7記載の発明では、脈
拍計は当該入出力端子に接続されるプラグのケース内に
収納される大きさとされ、小型に提供できる。請求項8
記載の発明では、上記センサーは、指の根元近くにはめ
る指輪状にしている。
【0016】したがって、請求項8記載の発明では、作
業をするときに邪魔にならない。請求項9記載の発明で
は、上記データ処理装置の所定の入出力端子はRS−2
32Cインターフェース端子であり、かつ上記データ処
理装置はRS−232Cインターフェース端子のデータ
端末レディ端子をオンに、送信要求端子をオフに設定す
るのであることを特徴とする。したがって、請求項9記
載の発明では、脈拍計はRS−232Cインターフェー
ス端子に接続されるものであり、しかも脈拍計はRS−
232Cインターフェース端子から電力の供給を受ける
ので、特別に電源を備える必要がない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、本発明の作業疲労度観測システム
の全体構成を示すブロック図である。この図において、
作業疲労度観測システム1は、コンピュータ作業中の作
業者の疲労度を測定可能とし、必要な休憩等を数値化
し、必要に応じてコンピュータ作業中の作業者の疲労度
等を表示し、作業者の健康の管理、作業環境の適性化を
行うことができる装置である。この作業疲労度観測シス
テム1は、作業者の脈拍を連続して計測し、その脈拍数
のデータを基に作業者の疲労度を測定する。
【0018】具体的には、この作業疲労度観測システム
1は、人体の所定の部位の脈拍による変動を電気信号に
変換するセンサー3と、このセンサー3からの検出信号
を所定のデジタル信号に変換する脈拍計5と、この脈拍
計5からのデジタル信号を基に単位時間当たりの脈拍数
を算出し、この単位時間あたりの脈拍数があらかじめ設
定された基準地を超えたときに報知できるデータ処理装
置7とから構成されている。また、脈拍計5は所定の筐
体内に設けられており、この筐体にはプラグが設けられ
ており、このプラグがデータ処理装置7の例えばRS−
232Cインターフェース端子70に接続可能となって
いる。この脈拍計5には、ケーブル4を介してセンサー
3に接続されている。
【0019】前記データ処理装置7は、演算装置である
パーソナルコンピュータ71と、ディスプレイ72と、
プリンタ73と、入力装置74とからなる。前記入力装
置74は、例えばキーボード75、マウス76、ゲーム
用操作盤77が考えられる。前記パーソナルコンピュー
タ71は、例えばウインドウズ(WINDOWS(マイクロソフ
ト社))等の基本ソフトの上でアプリケーションソフトを
実行できる。また、パーソナルコンピュータ71は、前
記脈拍計5からのデジタル信号から一拍毎に単位時間当
たりの脈拍数に算出するとともに当該算出結果を保存で
き、かつ他のアプリケーションソフトも平行に実行でき
る。
【0020】ディスプレイ72は、パーソナルコンピュ
ータ71で処理した結果、表示すべきデータを表示でき
る。また、キーボード75及びマウス76は、前記アプ
リケーションソフトに必要な情報を与える。ゲーム用操
作盤77は、ゲームソフトのキャラクタの移動等の情報
を与える。図2乃至図4は、センサーの具体例を示す構
成図である。図2はセンサーの正面図であって、同図
(a)は指輪状のセンサーを指に装着し始めた図であ
り、図2(b)は指輪形状のセンサーを完全に指の根元
まで装着し、測定をする場合の装着状態図である。図3
はセンサーの斜視図である。また、図4は、センサーの
断面図である。
【0021】これらの図において、上記センサー3は、
例えば光電センサー31と、この光電センサー31を人
体の所定の部位(例えば指や耳たぶ)41に装着するた
めの装着体32とから構成されている。なお、以下で
は、上記センサー3を、指に嵌める指輪形状のものとし
て説明する。また、前記光電センサー31は、例えば指
41の皮膚表面及び内部に光を照射する発光素子33
と、その指41の皮膚表面及び内部から反射された反射
光により前記指41部分の脈拍を電気信号に変換する受
光素子34とからなる。発光素子33及び受光素子34
は、電力供給用のラインと検出信号を伝達するラインを
含むケーブル4で脈拍計5に接続されている。
【0022】前記装着体32は次のように構成されてい
る。すなわち、この装着機構32は、その外形が指輪の
形状をしている。この指輪は、装飾部35と、リング部
36とで構成されている。装飾部35の内部には、光電
センサー31が設けられている。また、リング部36は
変形可能な材質で構成されている。また、このリング部
36は、そのリング部分の装飾部35とは反対側に切欠
き37を設けており、リング部36は全体として環状に
なっていない。
【0023】したがって、リング部36は、その材質が
変形可能であることと、リングの一部に切欠き37が設
けられていて環状になっていないことにより、中空部3
8の直径の大きさを変えることができる。これにより、
リング部36は指41の太さに合わせることが可能で、
図2(b)に示すように人によって太さの異なる指41
であっても、各人の指41の根元に確実に装着可能にな
るようにしてある。また、装着機構32の装飾部35の
内部に設けられた前記光電センサー31の光放射面及び
反射光採り入れ面となる部分39は、中空部38に開口
している。
【0024】図5は、脈拍計5の構成例を示すブロック
図である。この図において、上記脈拍計5は、上記デー
タ処理装置7のパーソナルコンピュータ71の所定の入
出力端子、例えばRS−232Cインターフェース端子
に接続可能となっている。また、脈拍計5は、当該RS
−232Cインターフェース端子に接続されるプラグの
ケース内に収納される程度の大きさとなっている。
【0025】ここで、RS−232Cインターフェース
端子は、図示しないが、保安用接地(FG)端子、送信
データ(SD)端子、受信データ(RD)端子、送信要
求(RS)端子、送信許可(CS)端子、データセット
レディ(DR)端子、信号用接地(SG)端子、受信キ
ャリア検出(CD)端子、データ端末レディ(ER)端
子等からなる。
【0026】また、前記脈拍計5は、脈拍検出回路51
と、レベルシフト回路52と、電源回路53と、プラグ
接続電極54と、センサー接続端子55とを備え、次の
ように構成されている。すなわち、脈拍検出回路51
は、前記電源回路53とグランドライン56との間に接
続されており、前記電源回路53から電力の供給を受け
られるようになっている。この脈拍検出回路51は、上
記光電センサー31の発光素子33(図2参照)にケー
ブル4を介して電力を供給できるとともに、前記光電セ
ンサー31の受光素子34(図2参照)で検出した電気
信号をケーブル4を介して取込み、この電気信号を所定
のデジタル信号に変換できるようになっている。この脈
拍検出回路51の電力供給端子はセンサー接続端子55
に電力供給用電極55aに接続されている。
【0027】また、脈拍検出回路51の信号入力端子は
センサー接続端子55の信号入力用接続電極55bに接
続されている。また、脈拍検出回路51の出力端子は、
レベルシフト回路52の入力端子に接続されている。な
お、符号55cは電力供給用ライン及びセンサー検出用
ラインに共通のコモンラインである。このレベルシフト
回路52は、前記脈拍検出回路51からの出力信号のレ
ベルを上記データ処理装置7のパーソナルコンピュータ
71のRS−232Cの信号レベルに整合させることか
できるようになっている。このレベルシフト回路52の
出力端子は、RS−232Cインターフェース端子用プ
ラグ接続電極54のDR端子、RI端子、CS端子、ま
たはCD端子のいずれかに接続すればよい。
【0028】また、RS−232Cインターフェース端
子用プラグ接続電極54のER端子は、電源ライン57
を介してレベルシフト回路52と電源回路53に接続さ
れている。また、このプラグ接続電極54のGND端子
は、グランドライン56に接続されている。このグラン
ドライン56には、脈拍検出回路51、レベルシフト回
路52及び電源回路53の各アース端子が接続されてい
る。また、プラグ接続電極54のRS端子は、レベルシ
フト回路52に接続されている。
【0029】なお、上記データ処理装置7のパーソナル
コンピュータ71は、RS−232Cインターフェース
端子のER端子をオンとし、同RS−232Cインター
フェース端子のRS端子をオフと設定することにより、
プラスマイナス約10〔V〕の電圧を脈拍計5に供給す
ることができる。このように構成された実施の形態の動
作について図1〜図5を基に、図6〜図8を参照して説
明する。まず、図6のフローチャートを参照して、第1
のデータ収集処理動作を説明する。なお、この第1のデ
ータ処理動作は、データ処理装置7において処理され
る。
【0030】まず、データ処理装置7を動作させるに当
たり、データ処理装置7を操作するオペレータの指にセ
ンサー3を装着する。すなわち、センサー3の装着機構
32の中空部38に指41を挿入する。なお、指41の
太さに合わないときには、リング部36を曲げて調整す
ることができる。そして、データ処理装置7の電源を投
入する。ついで、オペレータは、データ処理装置7のパ
ーソナルコンピュータ71に所望のアプリケーションソ
フトを実行させる。このとき、データ処理装置7のパー
ソナルコンピュータ71は、作業疲労度観測システム用
のプログラムを、当該アプリケーションソフトと平行に
実行する。
【0031】これにより、パーソナルコンピュータ71
は、RS−232Cインターフェース端子のER端子を
オンとし、同RS−232Cインターフェース端子のR
S端子をオフと設定する。その結果、脈拍計5には電力
が供給されることになり、光電センサー31の発光素子
33には、前記脈拍計5の脈拍検出回路51から電力が
供給される。すると、光電センサー31の受光素子34
は、脈拍に関する検出信号を出力することになる。
【0032】この光電センサー31の受光素子34から
の検出信号は、脈拍検出回路51に入力される。脈拍検
出回路51では、入力された検出信号を所定のレベルま
で増幅し、その増幅された信号を所定のレベルでスライ
スすることにより所定のパルス信号を得る。この場合、
増幅された信号を微分回路等で微分した後、一定レベル
でスライスすることにより、検出すべき脈波に直接関係
ない長周期の変動の影響を免れることができる。脈拍検
出回路51で得られたパルス信号は、レベルシフト回路
52に入力される。レベルシフト回路52では、当該パ
ルス信号のレベルをパーソナルコンピュータ71のRS
−232Cインターフェース端子用のレベルや信号形式
に変換する。このようにレベルや信号形式が変換された
パルス信号(デジタル信号)は、RS−232Cインタ
ーフェース端子を介してパーソナルコンピュータ71に
与えられる。
【0033】パーソナルコンピュータ71では、RS−
232Cインターフェース端子にパルス入力があるか判
定している(ステップ601)。ここで、パーソナルコ
ンピュータ71は、RS−232Cインターフェース端
子にパルス入力があるときには(ステップ601;YE
S)、RS−232Cインターフェース端子からパルス
信号の取り込みを行う(ステップ602)。なお、パー
ソナルコンピュータ71は、RS−232Cインターフ
ェース端子にパルス信号の入力がないときには(図6の
ステップ601;NO)、信号の取り込みは行わない。
【0034】ついで、パーソナルコンピュータ71は、
取り込んだパルス信号をカウントする(ステップ60
3)。そして、例えば15秒経過したか判定する(ステ
ップ604)。この時間の判定を行う理由は、1分間
(これを、「単位時間」とする)の脈拍数を算出するた
めである。したがって、前記15秒間にカウントしたカ
ンウト値を4倍することにより、1分間の脈拍数が得ら
れる。
【0035】ここで、パーソナルコンピュータ71は、
15秒経過しないときには(ステップ604;NO)、
再びRS−232Cインターフェース端子にパルス信号
の入力があるか否かの判定(ステップ601)に移行す
る。一方、15秒経過したとパーソナルコンピュータ7
1が判定したときには(ステップ604;YES)、前
記カンウト値を基に単位時間当たりの脈拍数を算出す
る。例えば、15秒間のカウント値を基に算出する場合
には、当該カウント値を4倍する。このようにして得ら
れた脈拍数のデータにそのときの時間データを付してバ
ッファに一時格納する(ステップ601)。
【0036】ついで、パーソナルコンピュータ71はバ
ッファ内のデータ量を判定する(ステップ606)。バ
ッファ内のデータ量が所定の値より小さいときには(ス
テップ606;NO)、再びステップ601に戻る。一
方、バッファ内のデータ量が所定の値を超えたとパーソ
ナルコンピュータ71が判定したときには(ステップ6
06;YES)、当該バッファ内のデータを記憶装置の
所定のエリアに格納し(ステップ607)、再びステッ
プ601に戻る。
【0037】この実施の形態によれば、上述したように
動作するため、コンピュータ作業をしている作業者の脈
拍数データを連続的に得ることができる。この脈拍数デ
ータを基に、コンピュータ作業者の疲労度の状態を把握
するたとができ、また、必要な休憩等を数値化すること
ができる。したがって、この実施例によれば、作業者の
健康の管理、作業環境の適性化を行うことができる。
【0038】次に、図7のフローチャートを参照して、
データ処理装置7で処理される表示処理について説明す
る。データ処理装置7を操作するオペレータの脈拍のデ
ータを得たいときには、例えばキーボード75の所定の
キーを所定の押下方法で押下する。すると、パーソナル
コンピュータ71では、所定のキーが所定の押下方法で
押下されたことを検出する(ステップ701)。する
と、パーソナルコンピュータ71では、表示の形式(例
えば時間に対して脈拍数を表に表示するのか、時間を横
軸に脈拍を縦軸にグラフ表示するのかを等)、表示デー
タの範囲(例えば現在から数分前、あるいは1時間前
等)を指定する旨のガイダンス画面をディスプレイ72
に表示させる(ステップ702)。
【0039】次に、脈拍データを得たい者は、ディスプ
レイ72に表示されたガイダンス画面を見ながら、必要
な情報を例えばキーボード75から入力する(ステップ
703)。これにより、パーソナルコンピュータ71
は、入力された情報に基づいて記憶装置やバッファに格
納されている脈拍数のデータを読出し、指定されて表示
形式でディスプレイ72に表示する(ステップ70
4)。また、表示画面のハードコピーが必要な場合に
は、プリンタ73に出力する指令を入力することによ
り、プリンタ73からハードコピーを得ることができ
る。
【0040】そして、処理を続けるのであればキーボー
ド75の所定のキーを押下することにより(ステップ7
05;YES)、ステップ702のガイダンス画面の処
理に移行する。また、処理を終了するのであればキーボ
ード75の所定の他のキーを押下することにより(ステ
ップ705;NO)、処理を終了する。
【0041】このように必要な脈拍数のデータをディス
プレイ72上に表示させて確認することができる。な
お、上記動作例では、脈拍数のデータを単独で表示した
が、ウインドウズの機能を利用して、アプリケーション
ソフト実行中の画面に脈拍数のデータの画面を重ねて表
示させることもできる。このようにコンピュータ作業者
の脈拍数データを連続的に得ることができ、その脈拍数
データを例えばグラフ等にして表示すれば、当該作業者
の疲労の状態を作業時間との関係で得ることができる。
したがって、この実施例によれば、作業者の健康の管
理、作業環境の適性化を行うことができる。
【0042】次に、図8のフローチャートを参照して、
第1の異常判定処理を説明する。この第1の異常判定処
理は、データ処理装置7で処理される。まず、データ処
理装置7の電源を投入した後に、脈拍異常(例えば瀕
脈)を判定するための基準値を設定しておく。
【0043】次に、一定期間毎に図8のフローチャート
をデータ処理装置7のパーソナルコンピュータ71は実
行する。パーソナルコンピュータ71は、まず、バッフ
ァに格納されている現在の脈拍数のデータを取り込み
(ステップ801)。次に、パーソナルコンピュータ7
1は、取り込んだ脈拍数のデータとあらかじめ設定され
た基準値とを比較する(ステップ802)。その比較し
た結果、脈拍数のデータが基準値に対してどうなってい
るか、例えば瀕脈の場合の上基準(上限値)より小さく
逆に徐脈の場合は下の基準値(下限値)より大きいとき
(ステップ803;NO)、この処理を抜けてゆく。
【0044】一方、脈拍数のデータが基準値より大きい
ときには(ステップ803;YES)、その脈拍データ
をバッファに格納する(ステップ804)。そして、パ
ーソナルコンピュータ71は、バッファに格納された脈
拍データの時間を基に、一定時間連続して脈拍数が高い
か否かを判定する(ステップ805)。脈拍数が一定時
間以上続いていたのではないときには(ステップ80
5;NO)、パーソナルコンピュータ71はこの処理を
抜ける。
【0045】また、脈拍数が一定以上続いたときには
(ステップ805;YES)、パーソナルコンピュータ
71は、オペレータに休息が必要だと判断し、「休息す
る必要がある」旨の表示をディスプレイ72にする(ス
テップ806)。あるいは、音響等によって休息の必要
があることを報知する。これにより、データ処理装置7
を操作するオペレータの健康管理を行うことができる。
なお、上記説明では、脈拍数が所定の基準値を超えたか
否かで異常を判定しているが、異常に限らず脈拍が特定
の状態になったときに、休息を要すると報知できるよう
にしてもよい。
【0046】次に、図9のフローチャートを用いて、第
2のデータ収集動作について説明する。この第2のデー
タ収集動作もデータ処理装置7において処理される。パ
ーソナルコンピュータ71では、RS−232Cインタ
ーフェース端子にパルス入力があるか判定している(ス
テップ901)。ここで、パーソナルコンピュータ71
が、RS−232Cインターフェース端子にパルス入力
があると判定したときに(ステップ901;YES)、
タイマー711からタイマー値Tiを読み込みその値T
iを一時記憶エリア712に一時記憶させておく(ステ
ップ602)。
【0047】なお、パーソナルコンピュータ71は、R
S−232Cインターフェース端子にパルス信号の入力
がないときには(図9のステップ901;NO)、タイ
マー711からのタイマー値の読み込みは行わず、パル
ス入力待ちとなる。次に、現在読み込んだタイマーの値
Tiと、一つ前のパルスのときのタイマー値Ti-1との
差演算を実行する(S903)。このようにした求めた
演算結果ΔTiの逆数を取り、これに60をかける演算
をすることにより、単位時間当たりの脈拍数に換算して
バッファに格納する(S904)。なお、バッファは例
えば100個のデータを得たいときには、この値で満杯
になるように設定する。
【0048】そして、バッファが満杯でないときには
(S905;NO)、スタートに戻る。また、バッファ
が満杯のときには(S905;YES)、そのバッファ
のデータを記憶処理する。このような方法によっても脈
拍数を収集することができる。次に、図10に示すフロ
ーチャートを用いて、第2の異常判定処理を説明する。
この第2の異常判定処理はデータ処理装置7で処理され
る。また、第2の異常判定処理では図9で収集した脈拍
数のデータを使用する。
【0049】図10において、コンピュータ71は記憶
装置から一定数の脈拍データ、例えば75個(1分間程
度)を取り込む(S951)。次に、コンピュータ71
は前記脈拍データ値の大きさの代表値と、そのバラツキ
の尺度の計算を実行する(S952)。そして、コンピ
ュータ71は基準値とバラツキとを比較する(S95
2)。このバラツキが基準値より小さいとコンピュータ
71が判定したときには(S953;YES)、大きさ
の代表値が基準値より大きいか否かを判定する(S95
4)。ここで、大きさの代表値が基準値より大きいとき
には(S954;YES)、「+3点」を与えて(S9
55)、その値を逐次加算する(S956)。そして、
その加算結果値が所定の基準値(例えば100)に達し
たか否かを判定する(S957)。加算結果が所定の基
準値に達していないときには(S957;NO)、再
び、ステップ951に戻る。
【0050】一方、コンピュータ71が大きさの代表値
が基準値より小さいと判定したときには(S954;N
O)、「+2点」を与えて(S958)、その値を逐次
加算する(S956)。そして、その加算結果値が所定
の基準値(例えば100)に達したか否かを判定する
(S957)。加算結果が所定の基準値に達していない
ときには(S957;NO)、再び、ステップ951に
戻る。
【0051】また、このバラツキが基準値より大きいと
コンピュータ71が判定したときには(S953;N
O)、大きさの代表値が基準値より大きいか否かを判定
する(S959)。ここで、大きさの代表値が基準値よ
り大きいときには(S959;YES)、「+1点」を
与えて(S960)、その値を逐次加算する(S95
6)。そして、その加算結果値が所定の基準値(例えば
100)に達したか否かを判定する(S957)。加算
結果が所定の基準値に達していないときには(S95
7;NO)、再び、ステップ951に戻る。
【0052】一方、コンピュータ71が大きさの代表値
が基準値より小さいと判定したときには(S959;N
O)、「0点」を与えて(S961)、その値を逐次加
算する(S956)。そして、その加算結果値が所定の
基準値(例えば100)に達したか否かを判定する(S
957)。加算結果が所定の基準値に達していないとき
には(S957;NO)、再び、ステップ951に戻
る。また、加算値の合計が所定の基準値を超えていると
コンピュータ71が判定したときには(S957;YE
S)、コンピュータ71は休息を促すコメントを出力す
る(S962)。以上のように第2の異常判定処理は動
作する。
【0053】以上図9及び図10のフローチャートによ
る処理を整理して説明すると、脈拍計5からのパルス信
号を基に、一定脈(一拍)毎に瞬間を脈拍数を求める。
そして、脈拍数データが一定数に達した毎に、それらの
脈拍数データ値の大きさの代表値を算出し、かつパラツ
キの代表値を求め、それぞれを基準値と比較することに
よって分別するとともに点数化する。これら点数を逐次
加算してゆき、その加算値の合計が所定の値以上のとき
に、休息を必要とする旨のガイダンスを出力するように
している。このような処理動作によっても、確実に作業
疲労度を測定できる。
【0054】次に、図11、図12、図13を用いてセ
ンサーの他の例を説明する。図11はセンサーの他の例
の正面図、図12はセンサーの他の例の裏面図、図13
はセンサーを使用例を示す斜視図である。これらの図に
示すセンサー3aは、光電センサー31aと、装着機構
32aとから構成されている。前記装着機構32aは、
布やプラスチックの帯体321と、その帯体321の一
端の表側(図11参照)に長手方向に所定の幅で設けた
マジックテープ凸面322と、その帯体321の他端の
裏面(図12参照)に長手方向に所定の幅で設けたマジ
ックテープ凹面323とからなる。
【0055】この帯体321の中央の裏面(図12参
照)には、光電センサー31aのユニットが取り付けら
れている。また、光電センサー31aの発光素子33の
発光面及び受光素子34の受光面は、図11に示すよう
に、帯体321の中央開口面324に位置している。な
お、符号4はケーブルである。このようなセンサー3a
は、例えば指41の根元において、帯体321の中央開
口面324が指41の側に位置するように巻付け、マジ
ックテープ凸面322をマジックテープ凹面323に嵌
着することにより指41に取り付ける。
【0056】このようなセンサー3aによれば、装着機
構32aが帯体321であり、かつマジックテープ凹凸
面322、323により固定されるため、指41の太さ
を問わずに、センサー3aを指41に確実に固定でき
る。また、前記センサー3aではマジックテープを利用
して指に固定していたが、ゴムを利用して指に固定して
もよいし、また、時計のパンドのように腕に固定しても
よい。
【0057】なお、脈拍数のデータを取り入れたアプリ
ケーションソフト作成すれば、アプリケーションソフト
を実行中に、そのアプリケーションソフトを操作してい
るオペレータの状態に対応してアプリケーションソフト
を処理内容を変動させることができ、作業者の疲労に応
じて作業環境を変化させることがてきる。また、この作
業疲労度観測システムのデータ処理装置7は、キーボー
ド75等の入力装置74から入力がなくても、脈拍数が
算出されているときには、パーソナルコンピュータ71
の前に人がいることなので、スクリーンセーバー画面へ
の移行を中止することもできる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、センサーからの検出信号を脈拍計で処理し
てデータ処理装置に与え、データ処理装置において脈拍
数データを得ることができるので、長期間連続しての脈
拍の計測ができ、データ処理装置を使用しているときの
脈拍数のデータを得ることができる。したがって、請求
項1記載の発明では、この脈拍数のデータを使用するこ
とにより、データ処理装置を使用しているときの、緊張
度や集中度の変化を検出でき、仕事の能率やゲームの成
績と自己の精神生理的な変化との関係を把握することが
できる。
【0059】また、請求項1記載の発明では、前記脈拍
数データを使用し、必要な休憩等を数値化し、必要に応
じてコンピュータ作業中の作業者の疲労度等を表示し、
作業者の健康の管理、作業環境の適性化を行うことがで
きる。また、請求項2記載の発明によれば、人体の所定
の部位の脈拍をセンサーで検出し、脈拍計で信号処理し
てデータ処理装置に与えて単位時間当たりの脈拍数を算
出し、かつこの脈拍数が所定の基準値を超えたとき、あ
るいは脈拍数が特定の状態になったときに、表示あるい
は音響により報知できるようにしたので、作業環境に応
じた休息等を取るように指示することができ、作業者の
健康管理を可能とすることがてきる。
【0060】請求項3記載の発明によれば、脈拍数のパ
ラツキの代表値と脈拍データの大きさの代表値とで、そ
の疲労内容を評価しているので、休息を必要とする状態
にあると判定が確実になる。
【0061】請求項4記載の発明によれば、光電センサ
ーの発光素子からの光を人体の皮膚に照射し、その皮膚
からの反射光を光電センサーの受光素子で検出すること
により脈拍による皮膚の変動を電気信号に変換し、脈拍
計から光電センサーの発光素子に電力を供給し、かつ受
光素子からの電気信号から所定のデジタル信号に変換し
ているので、簡単に脈拍を電気信号として検出でき、し
かもこの電気信号をデータ処理装置用のデジタル信号に
変換できる。
【0062】請求項5記載の発明によれば、演算装置に
より単位時間当たりの脈拍数を算出し、その脈拍数をデ
ィスプレイに表示し、あるいは保存し、演算装置を使用
中における脈拍数が所定の状態になったときに、報知す
ることができるため、データ処理装置を使用していると
きの、緊張度や集中度の変化を検出でき、仕事の能率や
ゲームの成績と自己の精神生理的な変化との関係を把握
することができ、かつ健康管理を確実に行うことができ
る。
【0063】請求項6記載の発明によれば、演算装置で
現に処理しているアプリケーションソフトに当該脈拍数
のデータを与えて所定の処理を実行させることができる
ので、脈拍数に応じて例えばゲームの難易度を変化させ
たり、あるいは脈拍数の低下を計測することにより瞑想
状態の深度を変化を知ることができる。請求項7記載の
発明よれば、脈拍計が当該入出力端子に接続されるプラ
グのケース内に収納される大きさであるため、設置空間
が小さくて済む。
【0064】請求項8記載の発明によれば、指の根元近
くにはめる指輪状であるため、作業をする上で邪魔にな
らずに脈拍を検出することができる。請求項9記載の発
明によれば、脈拍計をRS−232Cインターフェース
端子に接続されるように構成し、かつRS−232Cイ
ンターフェース端子のER端子をオンに、RS端子をオ
フに設定することよりRS−232Cインターフェース
端子から電力の供給を受けることができるようにしたの
で、特別に電源を設ける必要がなく、脈拍計の部品点数
を少なくするとこができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作業疲労度観測システムの実施の形態
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態で使用するセンサーの具体的構成
例を示す図である。
【図3】同実施の形態で使用するセンサーの具体的構成
例を示す斜視図である。
【図4】図3の断面図である。
【図5】同実施の形態で使用する脈拍計の具体的構成例
を示すブロック図である。
【図6】同実施の形態の第1の脈拍数データ収集動作を
説明するためのフローチャートである。
【図7】同実施の形態の脈拍数データ表示動作を説明す
るためのフローチャートである
【図8】同実施の形態における第1の脈拍数の異常を検
出する動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】同実施の形態における第2の脈拍数データ収集
動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】同実施の形態における第2の脈拍数の異常を
検出する動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】同実施の形態におけるセンサーの他の例を示
す正面図である。
【図12】同実施の形態におけるセンサーの他の例を示
す裏面図である。
【図13】同実施の形態におけるセンサーの他の例を指
に巻き付けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・作業疲労度観測システム 3、3a・・・センサー 5・・・脈拍計 7・・・データ処理装置 31、31a・・・光電センサー 32、32a・・・装着機構 33・・・発光素子 34・・・受光素子 35・・・装飾部 36・・・リング部 37・・・切欠き 38・・・中空部 51・・・脈拍検出回路 52・・・レベルシフト回路 53・・・電源回路 71・・・パーソナルコンピュータ(演算装置) 72・・・ディスプレイ 73・・・プリンタ 74・・・入力装置 75・・・キーボード 76・・・マウス 77・・・ゲーム用操作盤

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の所定の部位の脈拍による変動を電
    気信号に変換するセンサーと、 このセンサーからの検出信号を所定のデジタル信号に変
    換する脈拍計と、 この脈拍計からのデジタル信号を基に、脈拍間隔または
    単位時間当たりの脈拍数を算出して作業疲労度を計測す
    るデータ処理装置とを備えたことを特徴とする作業疲労
    度観測システム。
  2. 【請求項2】 人体の所定の部位の脈拍による変動を電
    気信号に変換するセンサーと、 このセンサーからの検出信号を所定のデジタル信号に変
    換する脈拍計と、 この脈拍計からのデジタル信号を基に単位時間当たりの
    脈拍数を算出し、この単位時間あたりの脈拍数があらか
    じめ設定された基準値を一定時間以上に渡って超えたと
    きに作業疲労度が限界値に達したとして報知できるデー
    タ処理装置とを備えたことを特徴とする作業疲労度観測
    システム。
  3. 【請求項3】 人体の所定の部位の脈拍による変動を電
    気信号に変換するセンサーと、 このセンサーからの検出信号を所定のデジタル信号に変
    換する脈拍計と、 この脈拍計からの信号を基に一定拍毎に瞬間の脈拍数を
    逐次求め、その脈拍数が一定数に達する毎に、それらの
    脈拍数データの大きさの代表値とパラツキの代表値を求
    め、それぞれを規準値と比較することにより分別して点
    数化し、この点数を逐次加算し、その加算結果が所定値
    以上であるときに作業疲労度が限界値に達したとして報
    知できるデータ処理装置とを備えたことを特徴とする作
    業疲労度観測システム。
  4. 【請求項4】 上記センサーは、人体の所定の部位に光
    を照射する発光素子と、その反射光により前記部位の脈
    拍による変動を電気信号に変換する受光素子からなる光
    電サンサーであり、前記脈拍計は、前記光電サンサーの
    発光素子に電力を与えるとともに、前記受光素子からの
    電気信号から所定のデジタル信号に変換する脈拍検出回
    路と、この脈拍検出回路からの出力信号のレベルを上記
    データ処理装置の入力レベルの整合させるレベルシフト
    回路とからなることを特徴とする請求項1、2または3
    記載の作業疲労度観測システム。
  5. 【請求項5】 上記データ処理装置は、前記脈拍計から
    のデジタル信号から単位時間当たりの脈拍数に算出して
    作業疲労度を計測保存し、かつ他のアプリケーションソ
    フトを実行できる演算装置と、この演算装置で処理した
    結果のうち表示すべきデータを表示するディスプレイ
    と、前記アプリケーションソフトに必要な情報を与える
    入力装置とから構成されたことを特徴とする請求項1、
    2または3記載の作業疲労度観測システム。
  6. 【請求項6】 上記演算装置は、単位時間当たりの脈拍
    数のデータを使用したアプリケーションソフトを処理で
    きることを特徴とする請求項5記載の作業疲労度観測シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 上記脈拍計は、上記データ処理装置の所
    定の入出力端子に接続可能であり、かつ当該入出力端子
    に接続されるプラグのケース内に収納されたものである
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の作業疲労
    度観測システム。
  8. 【請求項8】 上記センサーは、指の根元近くにはめる
    指輪状であることを特徴とする請求項1、2、3または
    4記載の作業疲労度観測システム。
  9. 【請求項9】 上記データ処理装置の所定の入出力端子
    はRS−232Cインターフェース端子であり、かつ上
    記データ処理装置はRS−232Cインターフェース端
    子のデータ端末レディ端子をオンに、送信要求端子をオ
    フに設定するものであることを特徴とする請求項7記載
    の作業疲労度観測システム。
JP8111238A 1996-04-08 1996-04-08 作業疲労度観測システム Withdrawn JPH09276254A (ja)

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