JPH09275613A - 電気接続箱の防塵カバー - Google Patents

電気接続箱の防塵カバー

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Publication number
JPH09275613A
JPH09275613A JP8078966A JP7896696A JPH09275613A JP H09275613 A JPH09275613 A JP H09275613A JP 8078966 A JP8078966 A JP 8078966A JP 7896696 A JP7896696 A JP 7896696A JP H09275613 A JPH09275613 A JP H09275613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temporary fixing
nut
projection
connection box
electric connection
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8078966A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Furuya
義信 古屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JPH09275613A publication Critical patent/JPH09275613A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気接続箱を車両に組み付けるまでの間で防
塵のために仮装着しておく着脱の容易な防塵カバーを提
供する。 【解決手段】 電気接続箱1のナット11のねじ孔に係
合する仮止め突部18を有する。仮止め突部18が、軸
部19から径方向に突出した薄肉のリブ21を有し、リ
ブの先端21aがナット11のねじ山に引っ掛かり可能
である。仮止め突部18は薄肉中空に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続箱を車両
に組み付けるまでの間で防塵のために仮装着しておく電
気接続箱の防塵カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な電気接続箱は合成樹脂製
の接続箱本体とカバーとを備えている。カバーは可撓ロ
ック片等の係止手段で接続箱本体に固定され、カバーを
外す時はロック片をドライバでこじる等して係止を解除
しなければならない。
【0003】図3は、他の係止手段として、ねじ孔30
を利用して目隠しプラグ31を係止させる構造(実開昭
48−23861号)を示すものである。このプラグ3
1は一対以上の傘状の可撓片32を有し、該可撓片32
の先端方に形成した突起33をねじ山34に係合させて
係止固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4〜
5に示すような電気自動車36の電源用バッテリ12に
接続する電気接続箱1にあっては、バッテリカバー37
が電気接続箱1のカバー38を兼ねるために、専用のカ
バーが不要となり、車両の組付までの間において金属粉
等が接続箱内に侵入してリークやショートを起こさない
ように仮カバーを装着しておく必要があった。この仮カ
バーは簡単に脱着できなけられならず、そのためには上
記従来の係止構造では係止解除が面倒で不向きであっ
た。
【0005】本発明は、上記した点に鑑み、電気自動車
等の電気接続箱に容易に脱着できる防塵用の仮カバーを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電気接続箱のナットのねじ孔に係合する
仮止め突部を有する防塵カバーを基本とする。該仮止め
突部が、軸部から径方向に突出した薄肉のリブを有し、
該リブの先端がナットのねじ山に引っ掛かり可能である
構造も有効である。また、該仮止め突部が薄肉中空に形
成されている構造も有効である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の具体
例を図面を用いて詳細に説明する。図1〜2は電気自動
車用の電気接続箱における防塵カバーの一実施例を示す
ものである。
【0008】この電気接続箱1はトレイ状の合成樹脂製
の接続箱本体2内にリレー3やヒューズ4やバスバー5
といった電気部品を収納して成るものである。該接続箱
本体2の開口6側の上端面7には環状のシール部材8が
突出して配置され、該接続箱本体2の側壁9には複数
(本例で4つ)のブラケット10が水平方向に突出形成
されている。該ブラケット10のほぼ中央にはナット1
1がインサート成形されている。該ブラケット10は図
4,5の如くバッテリ12側のブラケット13にボルト
(図示せず)で固定される。
【0009】図1で該電気接続箱1には組立完了直後に
防塵カバー14が装着される。電気接続箱1は車両組立
工程で車両に組み付けられるまで防塵カバー14が装着
された状態で搬送及び輸送される。
【0010】該防塵カバー14はPP(ポリプロピレ
ン)等の合成樹脂を材料として真空成形やブロー成形で
薄肉に形成され、電気接続箱1の環状シール部材8に対
向するフランジ部15と、リレー3等の電気部品に対応
した膨出部16とを備える。該フランジ部15には、前
記ブラケット10のナット孔17(図2)に対応する複
数の中空の仮止め突部18が真空成形やブロー成形によ
りカバー14と一体に形成される。
【0011】該仮止め突部18は、フランジ部15から
垂下形成された薄肉筒状の軸部19と、該軸部19の先
端に一体に形成された薄肉の茸状の突起20と、該軸部
19の外周にリング状に突出形成された複数条(本例で
は2条)の薄肉の環状リブ21とで構成される。なお、
リブ21は必ずしも環状に連続していなくてもよい。
【0012】図2の如く該環状リブ21は水平方向に突
出し、茸状の突起20の最大径部(肩部)22と較べて
ほぼ同一径に、ないしは若干大径に形成される。該リブ
21の外径D1 はナット11のねじ山内径(ねじ孔内
径)D2 よりも若干大きく設定されている。すなわちリ
ブ21の先端部21aがナット11のねじ山23に軽く
引っ掛かる程度に設定されている。該環状リブ21は先
端に向かうに従ってテーパ状に序々に肉厚を減少し、リ
ブ先端部21aはバリ状に尖った形状を呈して、上下方
向(厚さ方向)に容易に撓み可能である。
【0013】また、中空の茸状突起20及び中空の軸部
19は径方向に撓み可能であり、突起20の肩部22や
リブ21を径方向に弾性的に支えている。茸状突起20
は略円錐状のテーパガイド面20aを有し、該テーパガ
イド面20aにより突起20をナット11のねじ孔17
に容易に挿入可能である。
【0014】該中空軸部19の基部19aはフランジ部
15に一体に続き、基部19a側の円形の開口24はフ
ランジ部15を貫通して外部に連通している。該仮止め
突部18の突出高さは図2の如く接続箱上端面7からの
環状シール8の突出高さとナット11の高さとを合わせ
た寸法とほぼ同等ないしはそれよりもやや小さく設定さ
れている。すなわちフランジ部15がシール部8に密着
した状態で茸状突起18がナット11内に位置して外部
との干渉等から保護される。
【0015】環状リブ21の先端21a及び突起20の
肩部22はナット11のねじ山23に引っ掛かって、仮
止め突部18を抜け出さないようにナット11に仮係止
させる。フランジ部15はシール部8に密着して電気接
続箱1内への塵等の侵入を確実に防止する。カバー14
を電気接続箱1にワンタッチ装着することで簡易防塵が
可能となる。
【0016】なお、該茸状突起20がねじ山内径D2
りも若干大径な肩部22を有していれば、リブ21がな
くとも仮止めは可能である。ただし係止力は弱いものと
なる。複数条のリブ21を設けることにより、複数条の
リブ21が仮止め突部18の突出方向全域に渡ってナッ
ト11のねじ山23と均一に接触するから、係止の安定
性が高まる。また、複数のリブ21及び突起肩部22の
各々が小さな引っ掛かり代でねじ山23に係合すること
で、仮止め突部全体として仮係止に十分な係止力が得ら
れると共に、ナット孔17への挿入力も小さくて済み、
挿入作業が容易となり、且つナット11からの仮止め突
部18の抜き出し、すなわちカバー14の取り外しも容
易となる。同時にねじ山23との摺接によるリブ21や
肩部22の痛みもなくなり、カバー14の繰り返し使用
が可能となる。
【0017】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、防塵カ
バーに仮止め突部が一体化されたことにより、ボルトや
クリップ等の係止部材を紛失する問題が起こらない。ま
た、仮止め突部をナットのねじ孔に挿入することで、薄
肉のリブがねじ山に係合して防塵カバーが電気接続箱に
簡単に仮止めされ、且つ防塵カバーの取り外しに際して
は、防塵カバーを引っ張ることで薄肉のリブが撓んでね
じ山から簡単に外れるから、カバーを容易に外すことが
できる。さらに、仮止め突部が薄肉中空であることによ
り、仮止め突部が径方向に弾性的に変形し易く、それに
より仮止め突部の挿入離脱が一層容易に行われる。そし
て仮止め突部が痛まないから、防塵カバーを繰り返して
使用することができ、省資源、省コスト化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱の防塵カバーの一実施
例を示す分解斜視図である。
【図2】カバーの仮止め突部を電気接続箱のナットのね
じ孔に係合させた状態を示す縦断面図である。
【図3】従来の係止構造の一例を示す縦断面図である。
【図4】車両組立時における電気接続箱のカバー構造を
示す概観説明図である。
【図5】同じくカバー構造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 電気接続箱 11 ナット 14 防塵カバー 17 ねじ孔 18 仮止め突部 19 軸部 21 リブ 23 ねじ山

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接続箱のナットのねじ孔に係合する
    仮止め突部を有することを特徴とする電気接続箱の防塵
    カバー。
  2. 【請求項2】 前記仮止め突部が、軸部から径方向に突
    出した薄肉のリブを有し、該リブの先端が前記ナットの
    ねじ山に引っ掛かり可能であることを特徴とする請求項
    1記載の電気接続箱の防塵カバー。
  3. 【請求項3】 前記仮止め突部が薄肉中空に形成されて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の電気接続箱
    の防塵カバー。
JP8078966A 1996-04-01 1996-04-01 電気接続箱の防塵カバー Withdrawn JPH09275613A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8078966A JPH09275613A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 電気接続箱の防塵カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8078966A JPH09275613A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 電気接続箱の防塵カバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09275613A true JPH09275613A (ja) 1997-10-21

Family

ID=13676653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8078966A Withdrawn JPH09275613A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 電気接続箱の防塵カバー

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JP (1) JPH09275613A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009071944A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Tempearl Ind Co Ltd 分電盤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009071944A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Tempearl Ind Co Ltd 分電盤

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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20030603