JPH09274803A - 車輌用灯具 - Google Patents

車輌用灯具

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JPH09274803A
JPH09274803A JP29734596A JP29734596A JPH09274803A JP H09274803 A JPH09274803 A JP H09274803A JP 29734596 A JP29734596 A JP 29734596A JP 29734596 A JP29734596 A JP 29734596A JP H09274803 A JPH09274803 A JP H09274803A
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進 増田
Kunihiko Yamada
邦彦 山田
Takeyuki Fujino
雄之 藤野
Akio Nakanishi
昭夫 中西
Shoichi Fukazawa
捷一 深沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 灯具前方からのドライバ挿入でエイミングを
行うように構成された車輌用灯具において、簡易な構成
で正確なエイミングができるようにする。 【解決手段】 エイミングスクリュウ18の後端部に、
灯具前方から挿入されるドライバ100と噛合可能な外
歯車24を設け、この外歯車24の近傍に、該外歯車2
4にドライバ100を噛み合わせたときにこれを噛合状
態で保持するドライバ保持部材38を設ける。灯具前方
からドライバ100を外歯車24と噛み合う位置まで挿
入した後ドライバ100を回せば、エイミングスクリュ
ウ18が回転して反射鏡16が傾動する。これにより、
従来のようにギヤトレイン等の複雑な機構を設けること
を必要とせずに灯具前方からのドライバ操作で所要のエ
イミング作業を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、車輌用灯具、特
にそのエイミング機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ヘッドランプ、フォグランプ等
の車輌用灯具においては、その照射方向を調整するため
のエイミング機構が設けられている。
【0003】このエイミング機構の一形態として、従来
より、いわゆる反射鏡可動型のエイミング機構、すなわ
ち、レンズがボディに取り付けられるタイプの灯具にお
いて、レンズとボディとで形成される空間内に収容され
た反射鏡を傾動させるエイミング機構が知られている。
【0004】このような反射鏡可動型のエイミング機構
を備えた灯具においては、一般に、エイミングスクリュ
ウを用いてエイミングが行われるようになっている。こ
のエイミングスクリュウは、反射鏡と係合するとともに
ボディを貫通して前後方向に延びる軸部材であって、そ
の回転により反射鏡を傾動させるようになっている。
【0005】上記エイミングスクリュウの回転は、ドラ
イバ(スクリュウドライバ)により行われるが、例えば
実開平7−27004号公報に開示されているように、
ドライバの挿入は灯具上方から行われることが多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、灯具周
辺の構造上の制約から、灯具上方からのドライバ挿入を
行えない場合があり、また、このような灯具上方からの
ドライバ挿入では、前後方向に延びるエイミングスクリ
ュウに対して直交する方向からドライバを押し当ててエ
イミング作業を行うこととなるため、エイミングの際に
ドライバ押圧力によりエイミングスクリュウが偏軸して
しまい、これにより灯具の配光パターンがブレて正確な
エイミングを行うことが困難となる、という問題があ
る。特に、車輌製造ライン等でのエイミング作業はイン
パクトレンチ等を用いて行われることが多く、このよう
な場合にはドライバ挿入時の押圧衝撃力が非常に大きく
なるため、正確なエイミングが一層困難となる。
【0007】これに対し、灯具前方からドライバを挿入
してエイミングを行うようにすれば、エイミングスクリ
ュウに無理な力がかからないのでその偏軸発生を防止す
ることが可能となるが、このようにした場合には、ボデ
ィ裏側のエイミングスクリュウ後端部までドライバの回
転力を伝達することができるエイミング機構が必要とな
る。従来このようなエイミング機構も採用されてはいる
が、上記回転力伝達のためにギヤトレインおよびこれら
を収容するギヤボックスを設けることを余儀なくされて
いる。このような複雑なエイミング機構では、灯具の部
品点数が多くなりしかも組付工数が掛かるため、これら
が灯具のコストアップ要因となっており、また灯具の重
量を増大させる要因ともなっている。
【0008】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、簡易な構成で正確なエイミングを行
うことができるエイミング機構を備えた車輌用灯具を提
供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明は、灯具前方か
らのドライバ挿入でエイミングを行うエイミング機構を
前提とした上で、エイミングのための回転力伝達機構の
構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るよう
にしたものである。
【0010】すなわち、本願発明は、請求項1に記載し
たように、反射鏡と、この反射鏡を収容するボディと、
上記反射鏡と係合するとともに上記ボディを貫通して前
後方向に延びる軸部材であって該軸部材の回転により上
記反射鏡を傾動させるエイミングスクリュウとを備えて
なり、灯具前方から挿入されたドライバにより上記エイ
ミングスクリュウを回転させるように構成された車輌用
灯具において、上記エイミングスクリュウの後端部に上
記ドライバと噛合可能な外歯車が設けられており、この
外歯車の近傍に、該外歯車に上記ドライバを噛み合わせ
たときに該ドライバをこの噛合状態で保持するドライバ
保持部材が設けられている、ことを特徴とするものであ
る。
【0011】上記「外歯車」は、エイミングスクリュウ
と一体形成されたものであってもよいし、これとは別体
で形成されたものであってもよい。
【0012】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
おいては、エイミングスクリュウの後端部に、灯具前方
から挿入されるドライバと噛合可能な外歯車が設けられ
ており、また、この外歯車の近傍には、該外歯車にドラ
イバを噛み合わせたときに該ドライバをこの噛合状態で
保持するドライバ保持部材が設けられているので、灯具
前方からドライバを外歯車と噛み合う位置まで挿入した
後ドライバを回すことにより、エイミングスクリュウが
回転して反射鏡が傾動することとなる。すなわち、従来
のようにギヤトレイン等の複雑な機構を設けることを必
要とせずに灯具前方からのドライバ操作で所要のエイミ
ング作業を行うことができる。
【0013】このように、本願発明によれば、簡易な構
成で正確なエイミングを行うことができるエイミング機
構を備えた車輌用灯具を得ることができる。
【0014】上記「ドライバ保持部材」は、外歯車にド
ライバを噛み合わせたときにこれを噛合状態で保持する
ことができるものであれば、その具体的構成は特に限定
されるものではないが、請求項2に記載したように、外
歯車の外周面と対向する外歯車対向面と、ドライバの先
端部に当接してその挿入方向の位置規制を行うストッパ
面とを備えた構成とすれば、ドライバ保持を確実に行う
ことができる。
【0015】また、上記「ドライバ保持部材」は、独立
した部材としてこれを設定してよいことはもちろんであ
るが、請求項3に記載したように、ボディと一体で形成
するようにすれば、エイミング機構の一層の簡素化を図
ることができる。あるいは、請求項4に記載したよう
に、上記「ドライバ保持部材」を、上記エイミングスク
リュウの後端部に該エイミングスクリュウと相対回転可
能に支持された構成とすれば、該ドライバ保持部材を簡
単な金具等により容易に構成することができ、かつ、ボ
ディにドライバ保持部材取付構造を設ける必要がないの
で、安価な構成でドライバ保持を行うことができる。
【0016】その際、請求項5に記載したように、上記
「ドライバ保持部材」を、上記噛合状態において上記ド
ライバの先端部近傍の外周面を囲むガイド孔と、このガ
イド孔に挿入された上記ドライバの先端部に当接して該
ドライバの挿入方向の位置規制を行うストッパ部とを備
えた構成とするとともに、上記エイミングスクリュウの
後端部に該エイミングスクリュウと相対回転可能に支持
せしめるようにすれば、板状部材に簡単な打抜きおよび
曲げ加工を施すことによりドライバ保持部材を形成する
ことができるので、より安価な構成でドライバ保持を行
うことができる。さらに、この場合において、請求項6
に記載したように、上記「ドライバ保持部材」を、外歯
車とボディとの間に嵌入固定せしめる構成とすれば、ド
ライバ保持部材の組付けを、エイミングスクリュウのボ
ディおよび反射鏡に対する組付けとは独立させてその組
付け後に行うことができるので、エイミング機構の組付
作業性を高めることができる。
【0017】上記「外歯車」は、平歯車であってもよい
が、請求項7に記載したように、これを傘歯車で構成す
れば、上記ドライバとしてプラスドライバ等を用いた場
合に、外歯車とドライバとの噛み合いが確実に行われる
とともに、外歯車がドライバ挿入時のストッパとしての
機能を果たすことともなり、より好ましい。
【0018】上記構成において、請求項8に記載したよ
うに、ボディの側壁部に、ドライバ挿入時にドライバを
外歯車と噛み合う位置へ向けてガイドするガイド部を形
成するようにすれば、エイミング作業を効率よく行うこ
とができる。また、請求項9に記載したように、ドライ
バ保持部材に、ドライバ挿入時にドライバを外歯車と噛
み合う位置へ向けてガイドするガイド部を形成するよう
にしても、エイミング作業を効率よく行うことができ
る。ボディおよびドライバ保持部材の双方にガイド部を
形成するようにすれば、エイミング作業を一層効率よく
行うことができることはもちろんである。
【0019】さらに、上記構成において、請求項10に
記載したように、エイミングスクリュウの最後端部に、
該エイミングスクリュウを灯具後方からのドライバ操作
により回転させるためのドライバ係合用頭部を形成して
おけば、上記ドライバ係合用頭部にドライバを係合させ
てドライバを回すことによってもエイミングスクリュウ
を回転させることができるので、灯具組付作業時等に極
めて便利である。この「ドライバ係合用頭部」の具体的
構成は、特に限定されるものではなく、例えば、ボック
スドライバとの係合を想定して六角形の外形形状を有す
るものとしてもよいし、プラスドライバとの係合を想定
して十字溝を形成したものとしてもよいし、あるいは、
これらを共に備えたものとしてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0021】まず、本願発明の第1実施形態について説
明する。
【0022】図1は、本実施形態に係る車輌用灯具を示
す平断面図であり、図2はそのII方向矢視図であり、図
3は、図2のIII-III 線断面図である。
【0023】図1に示すように、この灯具10は、車輌
の前端部左側に設けられるフォグランプであり、右側フ
ォグランプはこれと左右対称の構造となっている。
【0024】上記灯具10は、反射鏡可動型のエイミン
グ機構を備えた灯具であって、レンズ12とボディ14
とで形成される空間内に、バルブ52およびシェード5
4が取り付けられた反射鏡16が上下方向に傾動可能に
収容されている。 上記上下方向の傾動は、図2に示す
点A、Bを支点に、点Cを作用点にして行われるように
なっている。図3に示すように、上記反射鏡16は、支
点A、Bにおいて、ラバースペーサ56を介してねじ5
8でボディ14に固定されるとともに、作用点Cにおい
て、セルフロッキングナット20を介してエイミングス
クリュウ18でボディ14に連結されている。そして、
この反射鏡16の上下方向の傾動は、エイミングスクリ
ュウ18の回転により行われるようになっている。
【0025】図2に示すように、上記レンズ12の周囲
には、該レンズ12の全周を囲むようにしてモール36
が設けられている。このモール36は、図3に示すよう
に、その下部2箇所に形成された係止片36bをボディ
14の係止孔14eに係止するとともに、その上部をね
じ60でボディ14に固定することにより、ボディ14
への取付けがなされている。
【0026】図4は、上記灯具10の要部を示す平断面
図であり、図5はそのV 方向矢視図であり、図6は、
(a)が図4のVIa-VIa 線、(b)が図4のVIb-VIb
線、(c)が図4のVIc-VIc 線の各断面図である。
【0027】図4に示すように、上記エイミングスクリ
ュウ18は、前後方向に延びる軸部材であって、反射鏡
16のブラケット16aとセルフロッキングナット20
を介して係合するとともにボディ14を貫通するように
して設けられている。このエイミングスクリュウ18
は、最後端部側から、頭部22、外歯車24、円筒部2
6、小径部28およびねじ部30が一体形成されてなっ
ている。上記頭部22は、六角形の外周形状を有してお
り、その後面には図5に示すように十字溝22aが形成
されている。また、上記外歯車24は、円板の外周面に
インボリュート歯形の傘歯24aが形成された傘歯車で
あって、その傘歯24aがボディ14の側壁部14bか
ら側方へ突出するようにして設けられている。
【0028】図4に示すように、上記エイミングスクリ
ュウ18のセルフロッキングナット20との係合は、そ
のねじ部30においてねじペアで行われている。一方、
上記エイミングスクリュウ18のボディ14との貫通部
は、回転ペアで該ボディ14と連結されている。すなわ
ち、上記エイミングスクリュウ18を、ボディ14のエ
イミングスクリュウ支持部14aの孔に、その後方側か
らOリング32を介して完全に挿入した後、エイミング
スクリュウ18にその前方側からリング状のプッシュオ
ンフィックス34をその小径部28まで圧入してエイミ
ングスクリュウ支持部14bに当接させることにより、
エイミングスクリュウ18を回転のみ許容する態様でボ
ディ14に連結するようになっている。
【0029】上記エイミングスクリュウ18の回転は、
レンズ12に隣接するモール36に形成されたドライバ
挿通孔36aを通して、灯具10の前方からドライバ
(プラスドライバ)100を挿入し、その先端部を外歯
車24の傘歯24aと噛み合わせるようにした後、ドラ
イバ100を回すことにより行われるようになってい
る。
【0030】上記ボディ14の側壁部14bの後端部に
は、上記ドライバ100を外歯車24との噛合状態で保
持するためのドライバ保持部38が、外歯車24の近傍
まで延びるようにしてボディ14と一体で形成されてい
る。このドライバ保持部38は、外歯車24の外周面と
対向する外歯車対向面38aと、この外歯車対向面38
aから後方側に続くストッパ面38bとを備えている。
【0031】図6(a)に示すように、上記ドライバ保
持部38の外歯車対向面38aは、半円弧状に形成さ
れ、ボディ14の側壁部14bとで閉断面を構成してお
り、外歯車24との噛合状態にあるドライバ100がそ
の径方向へ外れるのを防止するようになっている。ま
た、図4に示すように、上記ドライバ保持部38のスト
ッパ面38bは、ドライバ100の先端形状に沿ってテ
ーパ状に形成されるとともにその後端部がドライバ10
0の先端点を押さえるように平面状に形成されており、
これにより、ドライバ100が灯具10の前方から外歯
車24との噛合位置まで挿入されたときドライバ100
の先端部に当接して、ドライバ100のそれ以上の挿入
を規制するようになっている。
【0032】上記ドライバ保持部38における外歯車対
向面38aの前方側には、ドライバ100の挿入時にド
ライバ100を外歯車24と噛み合う位置へ向けてガイ
ドするガイド部38cが延長形成されている。このガイ
ド部38cは、前方へ向けて側方側に広がるテーパ状に
形成されており、図6(b)に示すように、上記外歯車
対向面38aにおけるよりも横幅の大きな閉断面をボデ
ィ14の側壁部14bとで構成している。そして、これ
により、ドライバ100が図4において2点鎖線で示す
方向よりも多少右向きに挿入された場合においても、ド
ライバ100の先端部をガイド部38cに当接させてこ
れに沿って滑らせ、該ドライバ100を外歯車24との
噛合位置まで導くようになっている。
【0033】また、上記ボディ14の側壁部14bに
は、ドライバ保持部38のガイド部38cから前方に連
続するようにして1対のガイド部14cが形成されてい
る。これらガイド部14cは、図6(c)に示すよう
に、ボディ14の補強を兼ねた上下1対のリブで構成さ
れており、ドライバ100が図示2点鎖線の位置よりも
多少上下に傾いて挿入された場合においても、ドライバ
100の先端部を上下いずれかのガイド部14cに当接
させて該ドライバ100をドライバ保持部38のガイド
部38bまで導くようになっている。
【0034】以上詳述したように、本実施形態において
は、エイミングスクリュウ18の後端部に、灯具前方か
ら挿入されるドライバ100と噛合可能な外歯車24が
設けられており、また、この外歯車24の近傍には、該
外歯車24にドライバ100を噛み合わせたときに該ド
ライバ100をこの噛合状態で保持するドライバ保持部
材38が設けられているので、灯具前方からドライバ1
00を外歯車24と噛み合う位置まで挿入した後ドライ
バ100を回すことにより、エイミングスクリュウ18
が回転して反射鏡16が傾動することとなる。すなわ
ち、従来のようにギヤトレイン等の複雑な機構を設ける
ことを必要とせずに灯具前方からのドライバ操作で所要
のエイミング作業を行うことができる。
【0035】このように、本実施形態によれば、簡易な
構成で正確なエイミングを行うことができるエイミング
機構を備えた車輌用灯具を得ることができる。
【0036】しかも、本実施形態においては、ドライバ
保持部材38が、外歯車24の外周面と対向する外歯車
対向面38aと、ドライバ100の先端部に当接してそ
の挿入方向の位置規制を行うストッパ面38bとを備え
ており、かつ、上記外歯車対向面38aはボディ14の
側壁部14bとで閉断面を構成しているので、ドライバ
100を外歯車24との噛合状態で確実に保持すること
ができる。さらに、ドライバ保持部材38はボディ14
と一体で形成されているので、エイミング機構の一層の
簡素化を図ることができる。
【0037】また、本実施形態においては、外歯車24
が傘歯車で構成されているので、外歯車24とドライバ
100との噛み合いを確実に行わせることができ、しか
も、外歯車24にもドライバ挿入時のストッパとしての
機能を持たせることができる。
【0038】さらに、本実施形態においては、ドライバ
保持部材38に、ドライバ挿入時にドライバ100を外
歯車24と噛み合う位置へ向けてガイドするガイド部3
8cが形成されており、ボディ14の側壁部14bにも
該ガイド部38cと連続するようにして1対のガイド部
14cが形成されているので、ドライバ100の挿入方
向にあまり神経を使わずにドライバ挿入を行うことが可
能となり、これによりエイミング作業の効率を向上させ
ることができる。
【0039】また、本実施形態においては、エイミング
スクリュウ18の最後端部に、十字溝22aが形成され
た頭部22が設けられているので、この十字溝22aに
ドライバ100の先端部を係合させて回すことによって
もエイミングスクリュウ18を回転させることができ
る。したがって、灯具組付作業時等、灯具10が図4に
示す位置に装着される前の段階において、灯具後方から
のドライバ操作によりエイミングスクリュウ18を回転
させることができるので極めて便利である。しかも、上
記頭部22は六角形の外形形状を有しているので、ドラ
イバ100のようなプラスドライバだけでなく、ボック
スドライバを用いることもできるので一層便利である。
【0040】次に、本願発明の第2実施形態について説
明する。
【0041】図7は、本実施形態に係る車輌用灯具を示
す要部平断面図であり、図8はその要部分解斜視図であ
る。
【0042】これらの図に示すように、本実施形態にお
いても、エイミングスクリュウ18の後端部に、灯具前
方から挿入されるドライバ100と噛合可能な外歯車2
4が設けられている点、および、この外歯車24の近傍
に、該外歯車24にドライバ100を噛み合わせたとき
に該ドライバ100をこの噛合状態で保持するドライバ
保持部材40が設けられている点は第1実施形態と同様
であるが、ドライバ保持部材40がボディ14と別体で
形成されている点、および、ボディ14の側壁部14b
にガイド部14c′が凹状に形成されている点で、第1
実施形態とは異なっている。なお、本実施形態において
も、ボディ14の側壁部14bに1対のリブ状のガイド
部14cが形成されている。
【0043】上記ガイド部14c′は、外歯車24と噛
合状態にあるドライバ100の側面に沿って延びるよう
に、その中心の平断面形状が設定されている。また、こ
のガイド部14c′の鉛直断面形状は、後方へ向けて徐
々に曲率が大きくかつ径が小さくなるように設定されて
いる。そして、これにより、ドライバ100の先端部を
スムーズに外歯車24との噛合位置へ導くようになって
いる。
【0044】一方、上記ドライバ保持部材40は、外歯
車対向面40a、ストッパ面40bおよびガイド部40
cが形成されるとともに、これらの上下に1対のL字形
フランジ部40dが形成されており、さらに、これら各
L字形フランジ部40dにはねじ挿通孔40eが形成さ
れている。これら各ねじ挿通孔40eにねじ(図示せ
ず)を挿通させ、ボディ14に形成された1対のタップ
孔14dに上記ねじを締め付けることにより、ドライバ
保持部材40をボディ14に取り付けるようになってい
る。
【0045】本実施形態においても、ボディ14の側壁
部14bに形成されたガイド部14c′とドライバ保持
部材38に形成されたガイド部40cとにより、ドライ
バ挿入時にドライバ100を外歯車24と噛み合う位置
へ向けてガイドするようになっているので、ドライバ1
00の挿入方向にあまり神経を使わずにドライバ挿入を
行うことが可能となり、これによりエイミング作業の効
率を向上させることができる。
【0046】特に、本実施形態の構成を採用することに
より、灯具構成上、外歯車24の傘歯24aをボディ1
4の側壁部14bから側方へ突出して設けることができ
ないような場合においても、灯具前方からのドライバ操
作で所要のエイミング作業を行うことができる。
【0047】次に、本願発明の第3実施形態について説
明する。
【0048】図9は、本実施形態に係る車輌用灯具を示
す要部平面図であり、図10および11は、そのX 方向
およびXI方向矢視図である。
【0049】これらの図に示すように、本実施形態にお
いても、エイミングスクリュウ18の後端部に、灯具前
方から挿入されるドライバ100と噛合可能な外歯車2
4′が設けられている点、および、この外歯車24′の
近傍に、該外歯車24′にドライバ100を噛み合わせ
たときに該ドライバ100をこの噛合状態で保持するド
ライバ保持部材42が設けられている点は第1実施形態
と同様であるが、外歯車24′が平歯車で構成されてい
る点、ドライバ保持部材42がボディ14と別体で形成
されてエイミングスクリュウ18の後端部に支持されて
いる点で、第1実施形態とは異なっている。また、本実
施形態においても、ボディ14の側壁部14bに1対の
リブ状のガイド部14c″が形成されているが、これら
ガイド部14c″は、ボディ14の後端面よりもやや後
方の位置まで延びるように形成されている。
【0050】本実施形態におけるエイミングスクリュウ
18は、その後端部の外歯車24′と頭部22との間に
円形のディスク部44が形成されており、また、ドライ
バ保持部材42は、リング部42Aおよびアーム部42
Bからなる金属製の板状部材で構成されて、そのリング
部42Aが上記ディスク部44に遊嵌された状態で該デ
ィスク部44に弱くカシメられている。これにより、ド
ライバ保持部材42は、エイミングスクリュウ18から
抜けないようにされた状態で該エイミングスクリュウ1
8に相対回転可能に支持されるようになっている。ドラ
イバ保持部材42のアーム部42Bは、図9に示すよう
に、一旦後方へ折り曲げられた後ドライバ100の挿入
角度に沿うようにして前方側へ折り曲げられており、こ
れにより、アーム部42Bの内面に外歯車24′の外周
面と対向する外歯車対向面42aと、ドライバ100の
先端部に当接してその挿入方向の位置規制を行うストッ
パ面42bとが形成されるようになっている。さらに、
ボディ14の側壁部14bの1対のガイド部14c″
は、ドライバ保持部材42のアーム部42Bの幅と略等
しい上下間隔で形成されており、アーム部42Bの先端
部を上下から挟み込んで該アーム部42Bが回転するの
を防止するようになっている。
【0051】本実施形態においては、ドライバ保持部材
42が金属製の板材で構成されているので、簡単な板金
加工によりこれを形成することができ、しかもボディ1
4に取付孔等を形成しておく必要がないので、安価な構
成でドライバ保持を行うことができる。また、ドライバ
保持部材42のストッパ面42bがドライバ100の先
端部を覆うように形成されているので、ドライバ100
の先端部の挿入方向の位置規制を確実に行うことができ
る。このため、このような位置規制機能が期待できない
平歯車を外歯車24′として採用することが可能とな
り、これによりエイミングスクリュウ18の製造コスト
低減を図ることができる。次に、本願発明の第4実施形
態について説明する。
【0052】図12は、本実施形態に係る車輌用灯具を
示す要部平面図であり、図13および14は、そのXIII
-XIII 線断面図および斜視図である。
【0053】これらの図に示すように、本実施形態にお
いても、エイミングスクリュウ18の後端部に、灯具前
方から挿入されるドライバ100と噛合可能な外歯車2
4″が設けられている点、および、この外歯車24″の
近傍に、該外歯車24″にドライバ100を噛み合わせ
たときに該ドライバ100をこの噛合状態で保持するド
ライバ保持部材62が設けられている点は第1実施形態
と同様であるが、外歯車24″が下に広がる傘歯車で構
成されている点、ドライバ保持部材62がボディ14と
別体で形成されてエイミングスクリュウ18の外歯車2
4″と上記ボディ14との間に嵌入固定されている点
で、第1実施形態とは異なっている。また、本実施形態
においても、ボディ14の側壁部14bに1対のリブ状
のガイド部14fが形成されているが、これらガイド部
14fは、その全長にわたって同一高さで形成されてい
る。
【0054】上記ドライバ保持部材62は、金属製の板
材を、前方側が長く後方側が短い角張ったJ字状の平断
面形状に折り曲げることにより形成されており、その前
方側先端部には、U字状切欠部62aが形成されている
とともに、このU字状切欠部62aの両側には、各々切
り起こし片62bが形成されている。また、このドライ
バ保持部材62の前方側基端部には、比較的大きな円形
のガイド孔62cが形成されており、後方側基端部に
は、比較的小さな円形のストッパ孔62dが形成されて
いる。このストッパ孔62dは、その中心位置が上記ガ
イド孔62cの中心位置に対して灯具中心側にオフセッ
トして形成されている。
【0055】一方、上記ボディ14の後端面には、径の
比較的大きな略円錐台状の座部14gが形成されてお
り、その上面には、上記ドライバ保持部材62のU字状
切欠部62aと同じ曲率の外径を有するボス部14hが
形成されている。このボス部14hの高さは、上記ドラ
イバ保持部材62の板厚と同じ寸法に設定されている。
上記ボディ14の座部14gの上面には、斜面部14j
が形成されている。さらに、上記ボディ14の後端面に
は、上記ドライバ保持部材62の上下幅と略同じ上下間
隔をおいて、前後方向に延びる1対の回転防止リブ14
nが形成されている。
【0056】図12および13に示すように、上記ドラ
イバ保持部材62の嵌入固定は、ドライバ保持部材62
を矢印方向に移動させることにより行われるようになっ
ている。すなわち、上記ドライバ保持部材62は、その
切り起こし片62bを押さえられるようにして外歯車2
4″とボディ14との間に挿入され、そのU字状切欠部
62aがボディ14のボス部14hに当接する位置まで
挿入されたとき、切り起こし片62bがその弾性で斜面
部14jに入り込み、これにより上記嵌入固定が行われ
るようになっている。その際、上記U字状切欠部62a
の両側において、切り起こし片62bが斜面部14jに
入り込むので、上記ドライバ保持部材62の回転防止が
図られることとなる。さらにその際、上記ドライバ保持
部材62は、上記1対の回転防止リブ14nにより上下
両側から挟持されて、その回転防止が図られるようにな
っている。
【0057】このようにして、上記ドライバ保持部材6
2が嵌入固定された状態で、ドライバ100を、ボディ
14の側壁部14bあるいはガイド部14fに沿って後
方へ移動させると、その先端部は、ガイド孔62cに挿
入された後、さらに、このガイド孔62cに沿ってスト
ッパ孔62dの内周縁に当接し、このときドライバ10
0と外歯車24″とが噛み合うようになっている。そし
て、この噛合状態において、上記ドライバ100は、上
記ガイド孔62cによってその先端部近傍の外周面が囲
まれるとともに、上記ストッパ孔62dによって挿入方
向の位置規制がなされるようになっている。
【0058】本実施形態においても、ドライバ保持部材
62が金属製の板材で構成されているので、簡単な板金
加工によりこれを形成することができ、しかもボディ1
4に取付孔等を形成しておく必要がないので、安価な構
成でドライバ保持を行うことができる。さらに、ボディ
14にエイミングスクリュウ18を取り付けた後に、側
方からドライバ保持部材42を嵌入固定することができ
るので、組付作業性を高めることができる。
【0059】また、上記ドライバ保持部材62は、その
ストッパ孔62dによってドライバ100の先端部の挿
入方向の位置規制を行うとともに、そのガイド孔62c
によってドライバ100の先端部近傍の外周面を囲むよ
うになっているので、ドライバ100を上記外歯車2
4″との噛合状態に確実に保持することができる。特
に、この噛合状態において、ドライバ100は、ストッ
パ孔62とガイド孔62cとの軸方向2箇所でその軸直
交方向変位が規制されるので、ドライバ100の振れ発
生を効果的に防止することができ、これによりエイミン
グを一層容易に行うことが可能となる。
【0060】さらに、上記ストッパ孔62dは、その中
心位置が上記ガイド孔62cの中心位置に対して灯具中
心側にオフセットしていることから、前方やや斜め外側
から挿入される上記ドライバ100の先端部を該ストッ
パ孔62dで確実に受け止めることができる。
【0061】また、上記ガイド孔62cは、これに挿入
されるドライバ100の先端部を該ガイド孔62cの内
周縁に沿ってその中心側へ付勢するガイド機能を有して
いるので、上記ドライバ100の先端部を該ストッパ孔
62dに確実に導くことができ、ドライバ100と外歯
車24″との噛合を一層容易に行うことができる。
【0062】本実施形態においては、上記U字状切欠部
62aの両側において切り起こし片62bが斜面部14
jに入り込んでいるので、これにより上記ドライバ保持
部材62の回転防止が図られるのであるが、上記1対の
回転防止リブ14nは、予期しない大きな外力がドライ
バ保持部材62に作用したような場合を考慮して、念の
ために設けるようにしたものである。
【0063】なお、本実施形態においては、ドライバ1
00の挿入角度が前後方向から15°程度外側に傾斜し
ていることから、ドライバ100と外歯車24″との噛
合を確実に行わしめるべく、上記外歯車24″として傘
歯車を用いたが、ドライバ100の挿入角度が前後方向
に近い場合には、外歯車24″として平歯車を用いるこ
とが好ましく、このようにした場合には、エイミングス
クリュウ18の製造コスト低減を図ることができる。図
15は、第4実施形態の第1変形例に係る車輌用灯具を
示す要部斜視図である。
【0064】本変形例は、第4実施形態に対して、1対
の回転防止リブ14nが存在しない代わりに、ボディ1
4の側壁部14bにおける上記1対のガイド部14fの
上下に、1対の回り止めリブ14kが形成されている点
が異なっている。これら1対の回り止めリブ14kは、
ドライバ保持部材62の上下幅よりも僅かに広い間隔を
おいて、ボディ14の後壁部よりも少し後方まで延びて
おり、これによりドライバ保持部材62を上下から挟ん
で該ドライバ保持部材62の回転防止を図るようになっ
ている。
【0065】なお、上記ドライバ保持部材62は、その
U字状切欠部62aの両側において切り起こし片62b
が斜面部14jに入り込んだ構成となっていることか
ら、すでにその回転防止が図られているが、本変形例に
おいては、予期しない大きな外力がドライバ保持部材6
2に作用したような場合を考慮して、上記1対の回り止
めリブ14kを念のために設けるようにしたものであ
る。
【0066】図16は、上記第4本実施形態の第2変形
例に係る車輌用灯具を示す要部平断面図であり、図17
および18は、そのXVII-XVII 線断面図および斜視図で
ある。
【0067】本変形例は、第4実施形態に対して、1対
の回転防止リブ14nが存在しない代わりに、ドライバ
保持部材62の基端部近傍両側部に1対の切り起こし片
62eが形成されている点が異なっている。これら1対
の切り起こし片62eは、ドライバ保持部材62の上下
幅よりも僅かに広い間隔をおいて前方側へ略直角に切り
起こされており、かつ、その灯具内側の端面がボディ1
4の側壁部14bに当接するように、その寸法が設定さ
れている。そして、これら1対の切り起こし片62eの
側壁部14bへの当接作用により、上記ドライバ保持部
材62の回転防止を図るようになっている。
【0068】なお、上記U字状切欠部62aの両側にお
いて切り起こし片62bが斜面部14jに入り込んでい
るので、これにより上記ドライバ保持部材62の回転防
止が図られるのであるが、上記1対の切り起こし片62
eは、予期しない大きな外力がドライバ保持部材62に
作用したような場合を考慮して、念のために設けるよう
にしたものである。
【0069】次に、本願発明の第5実施形態について説
明する。
【0070】図19は、本実施形態に係る車輌用灯具を
示す要部平面図であり、図20は、そのXX-XX 線断面図
である。
【0071】これらの図に示すように、本実施形態にお
いても、エイミングスクリュウ18の後端部に、灯具前
方から挿入されるドライバ100と噛合可能な外歯車2
4″が設けられている点、および、この外歯車24″の
近傍に、該外歯車24″にドライバ100を噛み合わせ
たときに該ドライバ100をこの噛合状態で保持するド
ライバ保持部材72が設けられている点は第4実施形態
と同様であるが、ドライバ保持部材72がエイミングス
クリュウ18の組付時に外歯車24″と上記ボディ14
とで挟み込むようにして固定されている点で、第4実施
形態とは異なっている。
【0072】図21に示すように、上記ドライバ保持部
材72は、上記第4実施形態のドライバ保持部材62と
同様、前方側が長く後方側が短い角張ったJ字状の平断
面形状を有しており、かつ、その前方側基端部にはガイ
ド孔72c、後方側基端部にはストッパ孔72dが形成
されているが、その前方側先端部には、小判型の長孔7
2aが形成されている。
【0073】一方、上記ボディ14の後端面には、径の
比較的大きな略円錐台状の座部14gが形成されてお
り、その上面には、上記長孔72aと略同じ大きさの小
判型のボス部14mが形成されている。このボス部14
mの高さは、上記ドライバ保持部材72の板厚と同じ寸
法に設定されている。
【0074】本実施形態においては、上記ドライバ保持
部材72をエイミングスクリュウ18と共にボディ14
に取り付ける必要があるが、それ以外の点では第4実施
形態と同様の作用効果を得ることができる。しかも、本
実施形態においては、小判型の長孔72aとボス部14
mとの係合によって、上記ドライバ保持部材72の回転
防止を確実に図ることができる。
【0075】次に、本願発明の第6実施形態について説
明する。
【0076】図22は、本実施形態に係る車輌用灯具を
示す要部平面図である。
【0077】図示のように、本実施形態におけるエイミ
ングスクリュウ78は、ボディ14内の部分について
は、第1実施形態のエイミングスクリュウ18と同様で
あるが、その円筒部80の後端部近傍に形成されたフラ
ンジ部80aに板歯車82およびピット受け板84を嵌
め込んだ状態で、該円筒部26を後端部からカシメるこ
とにより形成されている点で異なっている。
【0078】上記板歯車82は、円盤状の金属製の板材
からなり、その外周縁部がやや後方側へ折り曲げるよう
にして形成されているとともに該外周縁部には歯形82
aが形成されている。
【0079】上記ピット受け板84も、金属製の板材を
後方側へ折り曲げるようにして形成されており、その外
周縁部には断面円弧状の円環溝84aが形成されてい
る。
【0080】本実施形態においても、第4実施形態と同
様、ボディ14の側壁部14bに1対のリブ状のガイド
部14fが形成されている。
【0081】本実施形態においては、上記ピット受け板
84がドライバ保持部材として機能するようになってい
る。すなわち、ドライバ100の先端部をピット受け板
84の円環溝84aに突き当てることにより、ドライバ
100と板歯車82とを噛合状態にするとともに、ドラ
イバ100が板歯車82から離れる方向へ変位するのも
防止するようになっている。なお、ドライバ100の上
下方向の振れは、1対のガイド部14fによって阻止さ
れるようになっている。
【0082】本実施形態においては、板歯車82および
ピット受け板84がカシメにより一体化されたエイミン
グスクリュウ78をボディ14に組み付けるだけの構成
で、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができ
る。すなわち、灯具前方からのドライバ操作で正確なエ
イミングが可能なエイミング機構を、極めて簡易な構成
でかつ組付容易な構成で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態に係る車輌用灯具を示
す平断面図
【図2】図1のII方向矢視図
【図3】図2のIII-III 線断面図
【図4】第1実施形態に係る車輌用灯具の要部を示す平
断面図
【図5】図4のV 方向矢視図
【図6】図4のVIa-VIa 線断面図(a)、図4のVIb-VI
b 線I断面図(b)およびVIc-VIc 線断面図(c)
【図7】本願発明の第2実施形態に係る車輌用灯具を示
す要部平断面図
【図8】第2実施形態に係る車輌用灯具を示す要部分解
斜視図
【図9】本願発明の第3実施形態に係る車輌用灯具を示
す要部平面図
【図10】図9のX 方向矢視図
【図11】図9のXI方向矢視図
【図12】本願発明の第4実施形態に係る車輌用灯具を
示す要部平面図
【図13】図12のXIII-XIII 線断面図
【図14】第4実施形態に係る車輌用灯具を示す要部斜
視図
【図15】第4実施形態の第1変形例に係る車輌用灯具
を示す要部斜視図
【図16】第4実施形態の第2変形例に係る車輌用灯具
を示す要部平面図
【図17】図16のXVII-XVII 線断面図
【図18】第2変形例に係る車輌用灯具を示す要部斜視
【図19】本願発明の第5実施形態に係る車輌用灯具を
示す要部平面図
【図20】図19のXX-XX 線断面図
【図21】第5実施形態に係る車輌用灯具のドライバ保
持部材を示す斜視図
【図22】本願発明の第6実施形態に係る車輌用灯具を
示す要部平面図
【符号の説明】
10 灯具 12 レンズ 14 ボディ 14b 側壁部 14c、14c′、14c″、14f ガイド部 14d タップ孔 14g 座部 14h、14m ボス部 14j 斜面部 14k リブ 14n 回転防止リブ 16 反射鏡 16a ブラケット 18、78 エイミングスクリュウ 20 セルフロッキングナット 22 頭部(ドライバ係合用頭部) 22a 十字溝 24、24′、24″ 外歯車 24a 傘歯 26 円筒部 36 モール 36a ドライバ挿通孔 38、40 ドライバ保持部材 38a、40a、42a 外歯車対向面 38b、40b、42b ストッパ面 38c、40c ガイド部 40d L字形フランジ部 40e ねじ挿通孔 42A リング部 42B アーム部 44 ディスク部 62 ドライバ保持部材 62a U字状切欠部 62b 切り起こし片 62c ガイド孔 62d ストッパ孔 62e 切り起こし片 72 ドライバ保持部材 72a 長孔 72c ガイド孔 72d ストッパ孔(ストッパ部) 78 エイミングスクリュウ 80 円筒部 80a フランジ部 82 板歯車 82a 歯形 84 ピット受け板(ドライバ保持部材) 84a 円環溝 100 ドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 昭夫 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 (72)発明者 深沢 捷一 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射鏡と、この反射鏡を収容するボディ
    と、上記反射鏡と係合するとともに上記ボディを貫通し
    て前後方向に延びる軸部材であって該軸部材の回転によ
    り上記反射鏡を傾動させるエイミングスクリュウとを備
    えてなり、灯具前方から挿入されたドライバにより上記
    エイミングスクリュウを回転させるように構成された車
    輌用灯具において、 上記エイミングスクリュウの後端部に上記ドライバと噛
    合可能な外歯車が設けられており、 この外歯車の近傍に、該外歯車に上記ドライバを噛み合
    わせたときに該ドライバをこの噛合状態で保持するドラ
    イバ保持部材が設けられている、ことを特徴とする車輌
    用灯具。
  2. 【請求項2】 上記ドライバ保持部材が、上記外歯車の
    外周面と対向する外歯車対向面と、上記ドライバの先端
    部に当接して該ドライバの挿入方向の位置規制を行うス
    トッパ面とを備えている、ことを特徴とする請求項1記
    載の車輌用灯具。
  3. 【請求項3】 上記ドライバ保持部材が、上記ボディと
    一体で形成されている、ことを特徴とする請求項1また
    は2記載の車輌用灯具。
  4. 【請求項4】 上記ドライバ保持部材が、上記エイミン
    グスクリュウの後端部に該エイミングスクリュウと相対
    回転可能に支持されている、ことを特徴とする請求項1
    または2記載の車輌用灯具。
  5. 【請求項5】 上記ドライバ保持部材が、上記噛合状態
    において上記ドライバの先端部近傍の外周面を囲むガイ
    ド孔と、このガイド孔に挿入された上記ドライバの先端
    部に当接して該ドライバの挿入方向の位置規制を行うス
    トッパ部とを備えているとともに、上記エイミングスク
    リュウの後端部に該エイミングスクリュウと相対回転可
    能に支持されている、ことを特徴とする請求項1記載の
    車輌用灯具。
  6. 【請求項6】 上記ドライバ保持部材が、上記外歯車と
    上記ボディとの間に嵌入固定されている、ことを特徴と
    する請求項5記載の車輌用灯具。
  7. 【請求項7】 上記外歯車が傘歯車である、ことを特徴
    とする請求項1〜6いずれか記載の車輌用灯具。
  8. 【請求項8】 上記ボディの側壁部に、上記ドライバの
    挿入時に該ドライバを上記外歯車と噛み合う位置へ向け
    てガイドするガイド部が形成されている、ことを特徴と
    する請求項1〜7いずれか記載の車輌用灯具。
  9. 【請求項9】 上記ドライバ保持部材に、上記ドライバ
    の挿入時に該ドライバを上記外歯車と噛み合う位置へ向
    けてガイドするガイド部が形成されている、ことを特徴
    とする請求項1〜8いずれか記載の車輌用灯具。
  10. 【請求項10】 上記エイミングスクリュウの最後端部
    に、該エイミングスクリュウを灯具後方からのドライバ
    操作により回転させるためのドライバ係合用頭部が形成
    されている、ことを特徴とする請求項1〜9いずれか記
    載の車輌用灯具。
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JP2022031330A (ja) * 2016-04-06 2022-02-18 株式会社オンダ製作所 継手

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