JPH09274224A - ストロボ装置 - Google Patents

ストロボ装置

Info

Publication number
JPH09274224A
JPH09274224A JP8082725A JP8272596A JPH09274224A JP H09274224 A JPH09274224 A JP H09274224A JP 8082725 A JP8082725 A JP 8082725A JP 8272596 A JP8272596 A JP 8272596A JP H09274224 A JPH09274224 A JP H09274224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emission
preliminary
amount
main
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8082725A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Nakajima
幸夫 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP8082725A priority Critical patent/JPH09274224A/ja
Publication of JPH09274224A publication Critical patent/JPH09274224A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のストロボ装置は、本発光の光量設定のた
めに専用の受光素子を含む制御回路を別途に必要とし、
また予備発光と本発光との発光間隔が原因となってちら
つき、使用者に違和感を与えていた。 【解決手段】 本発明は、電子カメラに適用され、本発
光の光量を設定するため予備発光を撮像素子1で受光
し、該撮像素子1からの信号に基づき本発光の光量を設
定し、且つ、予備発光と本発光との時間的間隔を撮影者
等へ輝度の変動が認識不能となる時間に設定し、その時
間を超える場合には、予備発光と本発光との間に、本発
光の光量の設定と無関係な発光を1回以上行うことによ
り、使用者に違和感となる発光のちらつきを防止したス
トロボ装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCD等の撮像装
置を使用し、補助光手段としてストロボ装置を有する電
子スチルカメラに係り、特にストロボ発光制御用回路を
使用せずに高精度の制御を行うストロボ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カメラ等の撮像装置で撮影を行
う際に、自然光だけでは光量が不足した場合、不足分を
例えば、ストロボ装置で補っている。このストロボ装置
においては、撮影の際の発光量を適正にするために先だ
って予備発光を行い、実際の露光時の本発光の発光量を
設定している。この様に本発光の発光量を制御する場合
には、例えば、特開平3−126383号公報に開示さ
れるようなストロボ装置内に発光量を制御するための専
用の受光素子を含む制御回路を設けている。
【0003】また、特開平5−44654号公報には、
専用の受光素子や制御回路を設けずに、撮像素子を利用
し、積分された出力に基づいて本発光の発光量を設定す
る電子カメラシステムが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した特開
平3−126383号公報に記載される従来技術におい
ては、ストロボ装置の発光量制御を行うための専用の受
光素子を含む制御回路を別途に必要とし、カメラの製造
コストを高くするものである。
【0005】また、特開平5−44654号公報に記載
された装置は、ストロボ装置の発光量の制御を行うため
の専用の回路等を必要としないが、本発光の発光量を設
定するための予備発光と、実際の露光時に発光する本発
光との発光間隔があいた場合には、肉眼には、露光時の
発光とは別の発光として認識され、使用者に違和感を与
えていた。特に、被写体が人物であった場合には、予備
発光を本発光と誤認識させて、撮影が終了したものと勘
違いを起こさせて、シャッターチャンスを逃す場合もあ
る。
【0006】そこで本発明は、発光量を制御する受光素
子を含む専用の制御回路を不要とし、且つ予備発光のち
らつきを防止した高い精度の発光量制御を可能とするス
トロボ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、撮影時に被写体に向かって補助光として照
射する閃光から成る本発光の光量を設定するために予備
発光を行う予備発光照射手段と、前記予備発光により得
れた前記被写体の像情報を光電変換する2次元撮像素子
と、前記2次元撮像素子の出力より被写体に投射される
本発光の光量を得るための演算処理を行う発光量演算手
段と、前記発光量演算手段により得られた演算結果か
ら、前記本発光の光量を設定する発光制御手段とを有
し、前記予備発光と本発光との間隔を、前記予備発光と
本発光との間に存在する輝度の変動が認識不能な時間に
設定するストロボ装置を提供する。
【0008】また、前記予備発光照射手段は、前記予備
発光と前記本発光との時間的間隔が前記輝度の変動を認
識不能にする時間を越えた際に、発光間隔が前記輝度の
変動を認識不能する時間的間隔以内になるように、予備
発光と本発光との間に、本発光の光量の設定と無関係な
発光を1回以上行う。
【0009】さらに、撮影時に被写体に向かって補助光
として照射する閃光から成る本発光の光量を設定するた
めに予備発光を行う予備発光照射手段と、前記予備発光
照射手段の予備発光により得れた被写体の像情報を光電
変換する2次元撮像素子と、予備発光した時に前記2次
元撮像素子から出力される第1の出力と、予備発光させ
なかった時に前記2次元撮像素子から出力される前記第
1の出力に接近する第2の出力との差に基づき、被写体
に照射すべき本発光の光量を得るための演算処理を行う
発光量演算手段と、前記発光量演算手段により得られた
演算結果から本発光の光量を設定する発光制御手段とを
有するストロボ装置を提供する。
【0010】以上のような構成のストロボ装置は、予備
発光と本発光との時間的間隔が輝度の変動が認識不能な
時間に設定されることにより、予備発光と本発光との時
間的間隔が原因となった発光のちらつきが撮影者や被写
体となる人物の肉眼には感じられなくなる。
【0011】また、予備発光を行った後、撮像素子の積
分結果から本発光の光量を設定するまでに時間を要し
て、前記予備発光と前記本発光との時間的間隔が前記輝
度の変動を認識不能にする時間を越えた場合に、輝度の
変動を認識不能する時間的間隔以内になるように、予備
発光と本発光との間に、本発光の光量の設定と無関係な
発光を1回以上行うことにより、発光のちらつきを与え
ない。さらに、撮影時の本発光の光量を設定するのに必
要な情報を得るための予備発光の受光素子に、通常、撮
影に使用される2次元撮像素子が用いられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1には、本発明によ
る第1の実施形態としての電子カメラに適用されるスト
ロボ装置の概略的な構成を示し、説明する。
【0013】この実施形態において、被写体を撮影する
ための例えば、CCD等の固体撮像素子1と、前記撮像
素子1で撮影された画像信号を増幅やサンプリングホー
ルドする信号処理回路2と、信号処理回路2からの信号
をアナログ/デジタル変換するA/D回路3と、A/D
回路3からの出力信号を記憶するメモリ5と、前記A/
D回路3若しくはメモリ5からの出力信号に基づきスト
ロボ部7の発光量を算出する演算処理回路4と、本実施
形態の各構成部位の駆動制御を行う中央処理装置(CP
U)6と、前記CCD1の駆動を行うためのタイミング
信号を生成するタイミングジェネレータ(TG)8とで
構成される。
【0014】前記ストロボ部7は、例えば、Xe管から
なるストロボ発光管11と、ストロボ発光管11のトリ
ガー電極12と、前記CPU6の制御によりストロボ発
光管11の発光の制御を行う発光制御回路10とで構成
される。
【0015】一般に、光が点滅すると「ちらつき」を感
じるが、点滅の繰り返し周期(点滅の周波数)を速くし
ていくと、やがてちらつきを感じなくなる。この限界の
周波数は、CFF(Critical Fusion Frequency )と称
されている。このCFFは、刺激の明るさの対数に比例
する(Ferry-Porterの法則)が、ある程度以上に輝度が
明るくなると、CFFは、それほど上昇しなくなる。周
知なように、テレビジョンの画面(フレーム)の交代
は、このCFF以上の値でなければならず、日本のテレ
ビジョンは、60Hzに設定されており、ちらつき度の
周波数がこれ以上であれば、ちらつきとして、知覚され
ないことが知られている。
【0016】上記のように構成されたストロボ装置の動
作について図2に示すタイミングチャート及び図3に示
すフローチャートを参照して説明する。まず、カメラの
電源がオンされると(ステップS1)、撮影動作に先立
って、CPU6からの指示でTG8がCCD1に対して
駆動のためのタイミング信号を送出する。予め定められ
た積分時間[t1]を設定し(ステップS2)、その積
分時間[t1]だけ、CCD1が光電流の積分を行い、
TG8からの転送クロック信号により、CCD1からの
出力信号が信号処理回路2に送出される(ステップS
3)。
【0017】そして、信号処理回路2でCCD1の各画
素毎に同期してサンプリングした後、A/D回路3でデ
ジタル信号に変換して(ステップS4)、メモリ5に記
憶し(ステップS5)、さらに、演算処理回路4におい
て露出レベルの検出が行われる(ステップS6)。この
検出結果に基き、CPU6により露出判断がおこなわ
れ、CCD1の次の積分時間[t2]が決定される(ス
テップS7)。
【0018】この様な処理のサイクルが繰り返しおこな
われ、決定された積分時間に基づくCCD1の出力結果
の画素に対応したA/D変換値による露出判断と、メモ
リ5の記憶値は、CCDサイクル毎に更新され、メモリ
5には常に、最新の情報が記憶される。
【0019】このような処理を繰り返した後、図示しな
いレリーズスイッチが撮影者により押下されると(ステ
ップS8)、その時点でストロボの発光が必要な被写界
輝度か否か、若しくは、ストロボ発光を許可するカメラ
モードか否かの判断がCPU6により行われる(ステッ
プS9)。ストロボの発光が不必要若しくは、不許可で
あった場合には(NO)、CCD1からの出力信号を上
記で求めた最新の積分時間だけ露光して(ステップS2
2)、ステップS20に移行し、A/D変換して、その
値をメモリ5に記憶して終了する。しかし、この判断で
ストロボ発光が必要であれば(YES)、CPU6は、
以下のシーケンス処理に移行する。
【0020】まず、ストロボ発光に必要なCCD1の積
分時間[t3]の積分処理が開始される(ステップS1
0)と共に、CCD1の積分時間中に、ストロボ装置に
対して、比較的短めの予め定められた時間[t11]の
発光信号が送出され、発光制御回路10は、発光管11
に対して、発光トリガ信号をトリガ電極12に印加し、
前記時間[t11]に相当する時間だけ発光させる(ス
テップS11)。
【0021】この発光に基づく、放射光と自然光を被写
体で反射した光によって生じる光電流がCCD1のサイ
クル[4]で積分され(ステップS12)、サイクル
[d1]で転送され(ステップS13)、タイミング
[D1]でA/D変換される(ステップS14)。
【0022】ここで、演算処理回路4は、直前のCCD
1の出力のメモリ5の記憶された値と前記タイミングD
1でのA/D変換出力とを画素毎に比較し、その差を演
算によって求める(ステップS15)。
【0023】尚、この場合、画面全体にわたって均一に
差を求めても良いし、部分的に差を求めてもよく、ま
た、いくつかの部分に画面を分割し、各々の部分領域毎
に差を求め、前記部分領域毎に差分の重み付けを変える
にこと等より、被写体の態様に応じた様々な演算処理が
考えられる。
【0024】前記CPU6は、この差の値と、ストロボ
光の反射を含まない定常光によるA/D変換値の情報を
基に本発光の時間[t14]を演算、若しくは、テーブ
ル参照等の方法により決定し(ステップS16)、露出
シーケンスのサイクル[6]に同期して、ストロボの発
光制御回路10に時間[t14]で発光動作を行わせる
(ステップS17,S18,S19)。
【0025】この発光が被写体に反射してCCD1の出
力信号となってA/D変換回路3で変換され(ステップ
S20)、メモリ5に画像ファイルとして記憶される
(ステップS21)。
【0026】この様にして動作が行われるが、予備発光
と本発光は、肉眼のちらつきを感じない時間(CFF)
の範囲内に行われる様に設定すれば、被写体となる者に
も違和感なく、自然の発光として感じられる。尚、積分
サイクル[5]と読出し動作は、仕方によって省略する
こともできる。
【0027】次に図4を参照して、第2の実施形態とし
ての電子カメラに適用されるストロボ装置について説明
する。ここで、第2の実施形態の構成は、前述した第1
の実施形態と同等であり、動作が異なっている。
【0028】通常のCCD1の積分と転送・読出しのサ
イクルは、数10msec程度かかるので前述した第1の実
施形態での動作を行ったとき、通常のCCDの転送・読
出しのサイクルでは、予備発光と本発光の間は、ちらつ
きを感じさせるまで長くなってしまう。この第2の実施
形態では、この予備発光と本発光との間にちらつき感を
防止するためのダミー発光を設けたことが特徴である。
【0029】本実施形態においても、図示しないレリー
ズスイッチが押下された後、ストロボの予備発光が行わ
れるまでは、第1の実施形態と同様なシーケンスが行わ
れるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0030】まず、CCD1のサイクル[14]に同期
して予備発光が行われると、次にサイクル[15]でC
CD1の読出しが行われ、第1の実施形態と同様な演算
処理が行われ、本発光の発光時間(発光量)が決定され
る。その間に、サイクル[15]でCCD1が行う積分
動作[16]には、影響しないが、この読出しと、演算
処理が行われる間に肉眼のちらつきが発生しないような
周期で少なくとも1回以上のダミー発光が行われる。そ
して、演算処理の終了と次のCCD1のサイクルに同期
して、本発光が求められた時間[t34]だけ発光が行
われ、補助光として被写体を照射する。
【0031】次に、第3の実施形態としての電子カメラ
に適用されるストロボ装置について説明する。ここで、
第3の実施形態の構成は、前述した第1の実施形態と同
等であり、動作が異なっている。この第3の実施形態は
前述した第2の実施形態おいて行ったダミー発光に対し
て、予備発光を複数回行うことにより、本発光のための
露出精度を向上させたものである。
【0032】従来では、予備発光の反射光量を検出し
て、本発光の光量を決定するストロボ制御方式には、以
下の問題があった。例えば、30cmから3mまでの間の
被写体をストロボ光を補助光として照明することを考え
ると、被写体上での照度は、光源と被写体との距離の二
乗に反比例するため、100倍の光量調節範囲を必要と
する。被写体がどの距離にあるか不明な場合に、発光量
がオーバーの場合にはCCD出力が飽和してしまい、レ
ベルの検出が不可能となり本発光の発光量を決定できな
い。そのため、必ず1回は、被写体が最短距離にあるこ
とを想定して、最低光量の予備発光を行う必要がある。
しかし他方で、被写体が最短距離の10倍の距離にあっ
たとすると最低光量では、必要な光量の約1/100に
しかならず、最低光量の反射光量によってCCDに生ず
る出力は、約1%にしかならない。しかもこの出力に
は、定常光による光電流が重畳するため、検出の精度が
非常に悪くなって結果として、必要な本発光の制御精度
が得られないという問題がある。
【0033】そこで、本実施形態では、この問題に着目
し、至近距離から遠距離まで精度の良い本発光の光量制
御を行うことを可能にしたものである。この様な第3の
実施形態について、図5に示すタイミングチャートを参
照して説明する。
【0034】まず、レリーズスイッチが押下され、第1
の予備発光が行われた後、続けて、CCDサイクルのサ
イクル[25]に同期して、第2の予備発光が行われ
る。例えば、それぞれの発光時間は、第1の予備発光が
ストロボの総発光量の1/128相当、第2の予備発光
が総発光量の1/8程度の発光量に相当する発光時間を
設定しておく。さらに、精度を必要としたり、ストロボ
撮影の距離範囲を広げる場合には、予備発光を3回以上
にして例えば、1/256,1/32,1/4のように
各予備発光量を設定することも可能である。この様にす
ることにより、DとEで読出し・A/D変換が行われる
データに基づいて本発光の発光量(発光時間[t5
4])が正確に求められる。
【0035】この本実施形態においても、第2の予備発
光と本発光とにちらつきを感じさせないような間隔でダ
ミー発光が挿入される。次に、図6を参照し、第4の実
施形態としての電子カメラに適用されるストロボ装置に
ついて説明する。
【0036】この第4の実施形態の構成は、前述した第
3の実施形態と同等であり、動作が異なっている。例え
ば、被写体の輝度が低く、その結果、1回のCCDサイ
クルが肉眼のちらつきを感じさせることよりも長い時間
であった場合に、各CCDサイクル間にダミー発光を挿
入することによりちらつき感を感じさせないようにした
ものである。ここで、レリーズボタンが押下されるまで
のシーケンスは、前述した第3の実施形態と同様である
ため詳細な説明は省略する。
【0037】まず、レリーズボタンが押されて、レリー
ズが行われ、撮影にストロボ発光が必要な条件である
と、CPUが判断した場合は、その後の最初のCCDサ
イクルに同期して比較的小光量の第1の予備発光が発光
時間[t71]で行われ、その際のCCD受光素子上の
電荷が転送された後、該CCDサイクルの積分に影響し
ないタイミングで、同様に、小光量のダミー発光が発光
時間[t72]で行われる。
【0038】ダミー発光が終了した後、CPUは次のC
CDサイクルを開始し、このCCDサイクルの積分期間
中に第1の予備発光よりも発光量が多い次の第2の予備
発光が発光時間t73で行われる。前記ダミー発光及び
第2の予備発光と相前後して第1の予備発光の光量を含
むCCDの出力信号がA/D変換され、メモリに記憶さ
れる。
【0039】そして第2の予備発光が行われた後、この
CCDの積分サイクルが終了した後で、且つ画像撮影の
ための露出シーケンスまでの間にちらつきを防止する目
的で、必要な回数のダミー発光が行われる。このダミー
発光と相前後して第2の予備発光の光量を含むCCDの
積分出力がA/D変換され、メモリに記憶される。
【0040】CPU又は、演算処理装置は、予備発光が
行われる以前の定常光のみによる積分の出力値に基づく
メモリデータと、各予備発光の情報を含む積分の出力値
に基づくメモリデータを比較処理して、適正露出のため
に必要な本発光の発光時間を決定して、画像撮影のため
の露出シーケンスに同期して、本発光を発光制御装置に
行わせる。この様して、ストロボの発光動作が行われ、
より正確な露出を与えるための発光光量を得る本発光の
発光時間が複数回の予備発光に基づいて決定される。
【0041】以上の実施形態について説明したが、本明
細書には以下のような発明も含まれている。 (1) 被写体に対する閃光照射光量を得るための予備
発光照射手段と、前記予備発光照射手段により得れた被
写体の像情報を光電変換する2次元撮像素子と該2次元
撮像素子の出力より被写体に投射される閃光発光量を得
るための演算処理を行う発光量演算手段と、被写体に対
する本発光量を設定する発光制御手段とを具備し、前記
予備発光と本発光との間隔を、前記予備発光と本発光と
の間に存在する輝度の変動を認識不能に設定することを
特徴とするストロボ装置。
【0042】従って、予備発光の発光が撮影者や被写体
が人物の場合に、肉眼にちらつきとして感じさせること
がなくなる。 (2) 前記予備発光と本発光との間隔が、CFF以内
であることを特徴とする前記(1)項記載のストロボ装
置。
【0043】従って、予備発光の発光が撮影者や被写体
が人物の場合に、肉眼にちらつきとして感じさせること
がなくなる。 (3) 前記予備発光と本発光との間に、本発光量の設
定と無関係な、前記予備発光と本発光との間に存在する
輝度の変動を認識不能に設定するための発光を1回以上
行うことを特徴とする前記(1)項記載のストロボ装
置。
【0044】従って、撮像素子の積分結果から本発光の
発光を決定するために時間を要してもダミー発光のため
にちらつきを与えない。 (4) 前記予備発光と本発光との間に存在する輝度変
動を認識不能に設定するための発光は、前記2次元撮像
素子から光電変換した信号を読み出すための周期に対応
して成されることを特徴とする前記(1)項記載のスト
ロボ装置。
【0045】従って、肉眼にちらつきを与えない。 (5) 前記予備発光と本発光との間に存在する輝度の
変動を認識不能に設定するための発光に、複数回の予備
発光が含まれることを特徴とする前記(1),(3)項
記載のストロボ装置。
【0046】従って、撮像素子の積分結果から本発光の
発光を決定するために時間を要しても発光のためにちら
つきを与えない。 (6) 前記予備発光の発光量がそれぞれに異なってい
ることを特徴とする前記(5)項記載のストロボ装置。
【0047】従って、被写体距離の遠近等により、被写
体からの反射光量が極端に違っていた場合でも対応でき
る。 (7) 前記予備発光において、次回の予備発光毎に発
光量が増加していくことを特徴とする前記(5)項記載
のストロボ装置。
【0048】従って、予備発光の光量を少なくすること
ができ、節電等の効果がある。 (8) 前記発光量の増加は、2の整数乗倍づつ増加さ
せることを特徴とする前記(7)項記載のストロボ装
置。
【0049】従って、予備発光の光量を少なくすること
ができ、節電等の効果がある。 (9) 前記予備発光のうち、適正な撮像信号を得るた
めに適合する予備発光を本発光のために選択する特徴と
する前記(5)項記載のストロボ装置。
【0050】従って、被写体距離の遠近等により、被写
体からの反射光量が極端に異なっていた場合であっても
対応することができる。 (10) 前記予備発光と本発光との間に存在する輝度
の変動を認識不能にするための発光は、前記予備発光よ
りも発光量を少なくすることを特徴とする前記(3)項
記載のストロボ装置。
【0051】従って、節電することができる。 (11) 撮影時に、被写体に対する閃光照射光量を得
るために予備発光を行う予備発光照射手段と、前記予備
発光により得られた被写体の像情報を光電変換する2次
元撮像素子と、前記予備発光したときの2次元撮像素子
から出力される第1の出力と、前記予備発光させなかっ
たときの前記第1の出力に接近した2次元撮像素子の第
2の出力との差に基づき、被写体に照射すべき閃光照射
光量を得るための演算処理を行う発光量演算手段と、前
記発光量演算手段により得られた演算結果から、撮影時
の被写体に照射する発光量を設定する発光制御手段とを
有することを特徴とするストロボ装置。
【0052】従って、撮影時のストロボの発光量を設定
するのに必要な情報を得るために、CCD等の2次元撮
像素子とは、別個に予備発光を受光するための受光素子
を設ける必要がない。
【0053】(12) 定常光の不足分を補う補助光と
してストロボ光を用いる撮影方法において、撮影の際の
ストロボ光の本発光に先立ち、肉眼の残像現象によるち
らつき感を与えない期間内に、本発光の発光量を決定す
るための少なくとも1回以上の予備発光を行い、画像を
撮像するための撮像素子で該予備発光を含む期間の光量
を積分して出力し、その出力結果から本発光の発光量を
決定することを特徴とする電子カメラのストロボ発光方
法。
【0054】従って、予備発光を不自然なちらつきとし
て撮影者や被写体の人物に与えなくなる。 (13) 前記(12)項のストロボ発光方法におい
て、前記定常光のみを積分した第1の積分結果と少なく
とも前記予備発光を含む期間の光量を積分した第2の積
分結果の相対的関係から本発光の発光量を決定すること
を特徴とする電子カメラのストロボ発光方法。
【0055】(14) 前記(12)項のストロボ発光
方法において、前記予備発光と前記本発光の間の時間が
CFFより長い場合には、その間に少なくとも1回のダ
ミー発光を行い、各発光の間がCFF以下に設定するこ
とを特徴とする電子カメラのストロボ発光方法。
【0056】従って、撮像素子等の構成部位の性能に起
因して、撮像素子の積分結果から本発光の発光量を決定
するための要する時間がCFFを越えた場合であって
も、ダミー発光を間に行うことにより、肉眼にちらつき
感を与えない。
【0057】(15) 前記(12)項のストロボ発光
方法において、前記予備発光を光量を変えて複数回行
い、それそれの発光に対応した撮像素子の複数の出力結
果と、定常光のみの出力結果との相対的な関係から本発
光の発光光量を与える発光時間を設定することを特徴と
する電子カメラのストロボ発光方法。従って、より広い
範囲の条件で精度の高いストロボ光の制御が可能にな
る。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、発
光量を制御する受光素子を含む専用の制御回路を不要と
し、且つ予備発光のちらつきを防止した高い精度の発光
制御を可能とするストロボ装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施形態としての電子カメ
ラに適用されるストロボ装置の概略的な構成を示す図で
ある。
【図2】図1に示した構成のストロボ装置の動作につい
て説明するためのタイミングチャートである。
【図3】図1に示した構成のストロボ装置の動作につい
て説明するためのフローチャートである。
【図4】第2の実施形態としての電子カメラに適用され
るストロボ装置の動作について説明するためのタイミン
グチャートである。
【図5】第3の実施形態としての電子カメラに適用され
るストロボ装置の動作について説明するためのタイミン
グチャートである。
【図6】第4の実施形態としての電子カメラに適用され
るストロボ装置の動作について説明するためのタイミン
グチャートである。
【符号の説明】
1…撮像素子 2…信号処理回路 3…A/D回路 4…演算処理回路 5…メモリ 6…中央処理装置(CPU) 7…ストロボ部 8…タイミングジェネレータ(TG) 11…ストロボ発光管 12…トリガー電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影時に被写体に向かって補助光として
    照射する閃光から成る本発光の光量を設定するために予
    備発光を行う予備発光照射手段と、 前記予備発光により得れた前記被写体の像情報を光電変
    換する2次元撮像素子と、 前記2次元撮像素子の出力より被写体に投射される本発
    光の光量を得るための演算処理を行う発光量演算手段
    と、 前記発光量演算手段により得られた演算結果から、前記
    本発光の光量を設定する発光制御手段と、を具備し、 前記予備発光と本発光との間隔を、前記予備発光と本発
    光との間に存在する輝度の変動が認識不能な時間に設定
    することを特徴とするストロボ装置。
  2. 【請求項2】 前記予備発光照射手段は、 前記予備発光と前記本発光との時間的間隔が前記輝度の
    変動を認識不能にする時間を越えた際に、 発光間隔が前記輝度の変動を認識不能する時間的間隔以
    内になるように、予備発光と本発光との間に、本発光の
    光量の設定と無関係な発光を1回以上行うことを特徴と
    する請求項1記載のストロボ装置。
  3. 【請求項3】 撮影時に被写体に向かって補助光として
    照射する閃光から成る本発光の光量を設定するために予
    備発光を行う予備発光照射手段と、 前記予備発光照射手段の予備発光により得れた被写体の
    像情報を光電変換する2次元撮像素子と、 予備発光した時に前記2次元撮像素子から出力される第
    1の出力と、予備発光させなかった時に前記2次元撮像
    素子から出力される前記第1の出力に接近する第2の出
    力との差に基づき、被写体に照射すべき本発光の光量を
    得るための演算処理を行う発光量演算手段と、 前記発光量演算手段により得られた演算結果から本発光
    の光量を設定する発光制御手段と、 を具備することを特徴とするストロボ装置。
JP8082725A 1996-04-04 1996-04-04 ストロボ装置 Pending JPH09274224A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8082725A JPH09274224A (ja) 1996-04-04 1996-04-04 ストロボ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8082725A JPH09274224A (ja) 1996-04-04 1996-04-04 ストロボ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09274224A true JPH09274224A (ja) 1997-10-21

Family

ID=13782401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8082725A Pending JPH09274224A (ja) 1996-04-04 1996-04-04 ストロボ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09274224A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10319468A (ja) * 1997-05-23 1998-12-04 Nikon Corp カメラ
JPH11133476A (ja) * 1997-10-29 1999-05-21 Ricoh Co Ltd 撮像装置
JP2001051316A (ja) * 1999-06-15 2001-02-23 Hewlett Packard Co <Hp> 写真用ストロボフラッシュ照明
JP2001292371A (ja) * 2000-04-05 2001-10-19 Furoobell:Kk 撮像制御装置および方法、並びに記録媒体
JP2001339635A (ja) * 2000-05-25 2001-12-07 Canon Inc 撮像装置及び該撮像装置の制御方法
JP2003060946A (ja) * 2001-08-15 2003-02-28 Jai Corporation:Kk 間欠照明付き駒撮りビデオカメラ装置
JP2004109770A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Nikon Corp カメラ及びカメラの増灯撮影システム
JP2006243381A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Fuji Photo Film Co Ltd 撮影装置
JP2006337275A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Mitsutoyo Corp 画像測定システム並びに非停止画像測定プログラムの作成方法及び実行方法
JP2020030429A (ja) * 2013-06-27 2020-02-27 株式会社半導体エネルギー研究所 電子機器

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10319468A (ja) * 1997-05-23 1998-12-04 Nikon Corp カメラ
JPH11133476A (ja) * 1997-10-29 1999-05-21 Ricoh Co Ltd 撮像装置
JP2001051316A (ja) * 1999-06-15 2001-02-23 Hewlett Packard Co <Hp> 写真用ストロボフラッシュ照明
JP2001292371A (ja) * 2000-04-05 2001-10-19 Furoobell:Kk 撮像制御装置および方法、並びに記録媒体
JP2001339635A (ja) * 2000-05-25 2001-12-07 Canon Inc 撮像装置及び該撮像装置の制御方法
JP2003060946A (ja) * 2001-08-15 2003-02-28 Jai Corporation:Kk 間欠照明付き駒撮りビデオカメラ装置
JP4557120B2 (ja) * 2001-08-15 2010-10-06 株式会社ジェイエイアイコーポレーション 間欠照明付き駒撮りビデオカメラ装置
JP2004109770A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Nikon Corp カメラ及びカメラの増灯撮影システム
JP2006243381A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Fuji Photo Film Co Ltd 撮影装置
JP2006337275A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Mitsutoyo Corp 画像測定システム並びに非停止画像測定プログラムの作成方法及び実行方法
JP2020030429A (ja) * 2013-06-27 2020-02-27 株式会社半導体エネルギー研究所 電子機器
US11172109B2 (en) 2013-06-27 2021-11-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device and camera

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3420405B2 (ja) 撮像装置
US7630015B2 (en) Light emission control method of flash device, light emission control program, and image sensing apparatus
US7974529B2 (en) Digital camera
US7362370B2 (en) Image capturing apparatus, image capturing method, and computer-readable medium storing program using a distance measure for image correction
US6441856B1 (en) Digital camera, having a flash unit, which determines proper flash duration through an assessment of image luminance and, where needed, a preliminary flash emission
US6069659A (en) Strobe device that prevents the flicker of flashlight and flashing method thereof
JP2000078462A (ja) 電子カメラ
JP2007135140A (ja) 撮像装置
US20070212054A1 (en) Exposure control method and imaging apparatus
US5229856A (en) Method for the control of stroboscopic light used in electronic still cameras
JPH1184489A (ja) ストロボ装置
JP2007318708A (ja) 撮像装置
JPH09274224A (ja) ストロボ装置
US6714734B2 (en) Camera
JP4416272B2 (ja) 撮像装置と該撮像装置の制御方法
JP3684030B2 (ja) 撮像装置
JP4003657B2 (ja) 電子カメラ
JP2006243371A (ja) ストロボ装置,及びその制御方法、並びにデジタルスチルカメラ
JP4592892B2 (ja) 電子カメラ
JP3510063B2 (ja) スチルビデオカメラの露光量制御装置
JP4488274B2 (ja) 電子カメラ
JP4154042B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2000310801A (ja) 電子カメラ装置およびストロボ色補正方法
JP3926897B2 (ja) ストロボ装置
JP2002268133A (ja) 銀塩撮影及び電子撮影兼用カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050614

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051018