JP2004109770A - カメラ及びカメラの増灯撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】どのような撮影条件であっても、適正露出で撮影することができ、照明効果を自由に制御することができるカメラ及びカメラの増灯撮影システムを提供する。
【解決手段】被写界を複数の領域に分割した分割測光領域ごとに測光値を出力する測光センサー5と、撮影距離を検出する撮影距離検出装置3とを備え、制御装置6は、主モニター発光時に測光センサー5により得られた主予備測光値と、撮影距離検出装置3により検出された撮影距離とに基づいて、複数の分割測光領域の中から本発光時に調光を行なう調光領域を選択し、主予備測光値及び増灯予備測光値に基づいて、調光領域に対する主フラッシュライト10及び増灯フラッシュライト20の発光量を決定する
【選択図】        図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の増灯閃光発光装置を用いたカメラ及びカメラの増灯撮影システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、複数のフラッシュライト等の増灯照明光を用いて撮影を行うカメラの増灯撮影が行われている。従来の増灯撮影では、主閃光発光装置と増灯閃光発光装置を発光させながら、測光素子により閃光の測光を行い、適正値に達したら主閃光発光装置と増灯閃光発光装置の発光を停止することにより、適正露出で撮影できるように制御を行っていた(例えば、特許文献1,2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特公昭58−21798号公報
【特許文献2】
特開平11−212148号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のフラッシュライトによる増灯撮影では、主要被写体が被写界のどの位置にあっても、被写界全体を対象として調光を行うので、各フラッシュライトの最適な発光量をバランスよく決定するのは困難であった。特に、主要被写体と他の被写体との距離が離れていたり、反射率が極端に異なっていたりすると、適正露出が得られない場合があった。
また、主閃光発光装置と増灯閃光発光装置とから被写体に対して照射される光量は、各閃光発光装置の能力と被写体までの距離との関係により、照射される光量の比率が決まってしまい、照明効果の比率を自由に制御することができなかった。
【0005】
本発明の課題は、どのような撮影条件であっても、適正露出で撮影することができ、照明効果を自由に制御することができるカメラ及びカメラの増灯撮影システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、被写体を照明する装置であって本発光に先立って主予備発光を行う主閃光発光装置(10)と、前記主閃光発光装置とは別の位置から被写体を照明する装置であって本発光に先立って増灯予備発光を行う少なくとも1つの増灯閃光発光装置(20)と、を制御して増灯撮影可能なカメラであって、被写界を複数の領域に分割した分割測光領域ごとに測光値を出力する測光手段(5)と、撮影距離を検出する撮影距離検出手段(3)と、前記主予備発光時に前記測光手段により得られた主予備測光値及び/又は前記増灯予備発光時に前記測光手段により得られた増灯予備測光値と、前記撮影距離検出手段により検出された撮影距離とに基づいて、前記複数の分割測光領域の中から前記本発光時に調光を行なう調光領域を選択する領域選択手段(6)と、前記主予備測光値及び前記増灯予備測光値のうちの少なくとも前記調光領域に関する測光値に基づいて、前記調光領域に対する前記主閃光発光装置及び前記増灯閃光発光装置の発光量を決定する発光量決定手段(6)と、を備えるカメラである。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、前記領域選択手段(6)は、前記主予備測光値及び前記撮影距離に基づいて調光領域を選択すること、を特徴とするカメラである。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のカメラにおいて、前記主閃光発光装置(10)と前記増灯閃光発光装置(20)との前記調光領域に対する照明効果の比率を設定する照明比率設定部(6)を備え、前記発光量決定手段(6)は、前記照明比率設定部の設定条件に従い、前記主閃光発光装置及び前記増灯閃光発光装置の発光量を決定すること、を特徴とするカメラである。
【0009】
請求項4の発明は、被写体を照明する装置であって、本発光に先立って主予備発光を行う主閃光発光装置(10)と、前記主閃光発光装置とは別の位置から被写体を照明する装置であって、本発光に先立って増灯予備発光を行う少なくとも1つの増灯閃光発光装置(20)と、被写界を複数の領域に分割した分割測光領域ごとに測光値を出力する測光手段(5)と、撮影距離を検出する撮影距離検出手段(3)と、前記主予備発光時に前記測光手段により得られた主予備測光値及び/又は前記増灯予備発光時に前記測光手段により得られた増灯予備測光値と、前記撮影距離検出手段により検出された撮影距離とに基づいて、前記複数の分割測光領域の中から前記本発光時に調光を行なう調光領域を選択する領域選択手段(6)と、前記主予備測光値及び前記増灯予備測光値のうちの少なくとも前記調光領域に関する測光値に基づいて、前記調光領域に対する前記主閃光発光装置及び前記増灯閃光発光装置の発光量を決定する発光量決定手段(6)と、を備えるカメラの増灯撮影システムである。
【0010】
請求項5の発明は、請求項4に記載のカメラの増灯撮影システムにおいて、前記領域選択手段(6)は、前記主予備測光値及び前記撮影距離に基づいて調光領域を選択すること、を特徴とするカメラの増灯撮影システムである。
【0011】
請求項6の発明は、請求項4又は請求項5に記載のカメラの増灯撮影システムにおいて、前記主閃光発光装置(10)と前記増灯閃光発光装置(20)との前記調光領域に対する照明効果の比率を設定する照明比率設定部(6)を備え、前記発光量決定手段(6)は、前記照明比率設定部の設定条件に従い、前記主閃光発光装置及び前記増灯閃光発光装置の発光量を決定すること、を特徴とするカメラの増灯撮影システムである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。
図1は、本発明によるカメラの実施形態の構成を示す図である。
本実施形態におけるカメラは、絞り2及び距離検出装置3を含む撮影レンズ1、クイックリターンミラー4、測光センサー5、制御装置6等を備え、主フラッシュライト10及び増灯フラッシュライト20を制御可能なカメラである。
距離検出装置3は、エンコーダ等で構成された撮影距離検出手段であり、撮影レンズ1の合焦時のレンズ位置をエンコーダにより検出し、撮影距離を検出する装置である。
測光センサー5は、撮影レンズ1を通した被写界を複数の領域に分割した分割測光領域ごとに測光値を出力する測光手段である。
図2は、測光センサー5を用いた撮影画面の測光領域を示す図である。
測光センサー5は、被写界を領域51〜55に分割し、それぞれの領域毎の光量を測光し、制御装置6に伝える。
制御装置6は、マイクロプロセッサからなり、カメラの各種制御を行う部分であり、本実施形態では、領域選択手段、発光量決定手段、及び、照明比率設定部の役割を果たしている。
【0013】
主フラッシュライト10は、主発光管制御装置11と主発光管12とを有した主閃光発光装置であり、本実施形態では、カメラに直接接続されている。なお、本実施形態では、主フラッシュライト10は、カメラに対して着脱自在な別ユニットであるが、予めカメラに設けられているフラッシュライトでもよい。
増灯フラッシュライト20は、増灯発光管制御装置21と増灯発光管22とを有した増灯閃光発光装置であり、本実施形態では、増灯ケーブル11を介してカメラと接続されており、主フラッシュライト10とは別の位置から被写体を照明する。なお、増灯フラッシュライト20は、増灯ケーブル11を介してカメラと接続せずに、ワイヤレス制御とすることもできる。
【0014】
次に、本実施形態におけるカメラの動作について説明する。
図3は、本実施形態におけるカメラの動作を示すフローチャートである。なお、特に示さない限り、図3に示す動作は、制御装置6の制御により行われ、各種演算は、制御装置6が実行する。
不図示のシャッターレリーズボタンの押下により撮影動作が開始されると以下のステップ(以下、Sとする)が実行される。
S1では、測光センサー5の5つの領域51〜55における定常光成分a11〜a15の測定と保存、及び、撮影距離Dの取得を行う。
S2では、測光センサー5により主フラッシュライト10の主モニター発光の測光を開始する。
S3では、主フラッシュライト10の主モニター発光(主予備発光)を行う。この主フラッシュライト10の主モニター発光では、主発光管12を所定の小さな発光量のガイドナンバーp1で発光させる。このガイドナンバーp1は、カメラ側から指定するか、又は、主フラッシュライト10側であらかじめ設定された値をカメラ側に伝達するようにする。
【0015】
S4では、主モニター発光の測光完了とともに測光センサー5の5領域の一時的な測光値(主予備測光値)t11〜t15の取得を行う。
S5では、以下の数1に示すように、測光値t11〜t15から定常光成分a11〜a15を引くことにより、純粋な主フラッシュライト10の主モニター発光での5個の領域の反射光量b11〜b15を演算する。
【0016】
【数1】
Figure 2004109770
【0017】
S6では、主モニター発光のガイドナンバーp1と、被写体距離Dと、撮影レンズのF値と、測光した反射光量b11〜b15とから、以下の数2に示すようにして、各被写体領域の反射率r1〜r5の演算を行う。なお、k1〜k5は、各領域の調整値である。
【0018】
【数2】
Figure 2004109770
【0019】
S7では、S6で求めた反射率r1〜r5より調光対象領域を決定する。具体的には、各領域の反射率r1〜r5が標準反射被写体とする18%より外れた異常反射領域を除外した調光対象領域を決定する。本実施形態では、標準反射率18%の0.5倍の9%から2倍の36%までの反射率の領域を調光対象領域とする。
【0020】
S8では、S7で決定した調光対象領域に対する主フラッシュライト10の暫定発光ガイドナンバーtgn1の演算を行う。
例えば調光対象領域が領域51ならば、以下の数3により演算を行う。なお、ここで、bjは、目標測光値である。
【0021】
【数3】
Figure 2004109770
【0022】
また、調光対象領域が複数ある場合は、調光対象領域の平均値bmを採用し、以下の数4により演算を行う。
【0023】
【数4】
Figure 2004109770
【0024】
例えば、領域51、52、53が調光対象領域と判定されたら、以下に示す数5のようになる。
【0025】
【数5】
Figure 2004109770
【0026】
S9では、増灯フラッシュライト20の増灯モニター発光の測光を開始する。
S10では、増灯フラッシュライト20の増灯モニター発光(増灯予備発光)を行う。この増灯モニター発光では、増灯発光管22を所定の小さな発光量のガイドナンバーp2で発光させる。
S11では、増灯モニター発光の測光を完了すると共に、測光センサー5の5領域の一時的な測光値(増灯予備測光値)t21〜t25を取得する。
S12では、以下の数6に示すように、測光値t21〜t25から定常光成分a21〜a25を引くことにより純粋な増灯モニター発光での5個の領域の増灯フラッシュライト20の反射光量b21〜b25を得る。なお、主モニター発光を行うS3と増灯モニター発光を行うS9との間隔は、きわめて短い時間間隔で行われるので、本実施形態では、定常光成分a21〜a25を新たに測定せずに、既に測定している定常光成分a11〜a15を定常光成分a21〜a25とみなして演算を行う。
【0027】
【数6】
Figure 2004109770
【0028】
S13では、S7で決定した調光対象領域に対する増灯フラッシュライトの暫定発光ガイドナンバーtgn2の演算を行う。
例えば調光対象領域が領域51ならば、以下の数7により演算を行う。
【0029】
【数7】
Figure 2004109770
【0030】
また、調光対象領域が複数ある場合は、調光対象領域の平均値bmを採用し、以下の数8により演算を行う。
【0031】
【数8】
Figure 2004109770
【0032】
例えば領域51、52、53が調光対象領域と判定されたら、以下の数9のようになる。
【0033】
【数9】
Figure 2004109770
【0034】
S14では、撮影時の主フラッシュライト10の発光ガイドナンバーgn1と増灯フラッシュライトのガイドナンバーgn2の発光量演算を行う。本実施形態では、調光対象領域に対して主フラッシュライト10と増灯フラッシュライト20の照明効果が同程度となるように発光量を決定する。すなわち、暫定ガイドナンバーの光量をそれぞれ半分として発光を行う。暫定ガイドナンバーを√(0.5)倍=約0.7倍することで発光量が半分になるので、以下の数10により、gn1,gn2を演算する。
【0035】
【数10】
Figure 2004109770
【0036】
また、本実施形態では、不図示の操作部材などを用いて、撮影者が主フラッシュライト10と増灯フラッシュライト20の効果の比率を設定できるようになっている。この設定内容は、制御装置6に記憶され、その場合には、上述の数10によらずに、設定した比率により発光するように、gn1,gn2を演算する。
例えば、主フラッシュライト10を70%、増灯フラッシュライト20を30%の比率で発光させるように設定された場合は、以下に示す数11により、gn1,gn2を演算する。
【0037】
【数11】
Figure 2004109770
【0038】
S15では、シャッターを開く。
S16では、S14で求めたガイドナンバーに従い、本発光を行う。すなわち、主フラッシュライト10は、ガイドナンバーgn1で発光し、増灯フラッシュライト20は、ガイドナンバーgn2で発光を行う。
S17では、シャッターを閉じて増灯撮影を終了する。
【0039】
本実施形態によれば、主モニター発光により得られた測光値、距離検出装置3により得られた撮影距離から、調光対象領域を決定し、調光対象領域が適正露光されるように主フラッシュライト10及び主フラッシュライト20の発光量を制御するので、主要被写体と他の被写体との距離が離れていたり、反射率が極端に異なっていたりしても、常に適正露出で増灯撮影をすることができる。
また、主フラッシュライト10及び主フラッシュライト20の発光量を個別に制御するので設定手段により、照明効果の比率を自由に制御することができる。
【0040】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
例えば、本実施形態において、調光対象領域の決定は、主モニター発光により得られた測光値を用いて行う例を示したが、これに限らず、例えば、増灯モニター発光により得られた測光値も考慮して調光対象領域を決定してもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)主予備測光値及び/又は増灯予備測光値と、撮影距離とに基づいて、本発光時に調光を行なう調光領域を選択する領域選択手段と、少なくとも調光領域に関する測光値に基づいて、調光領域に対する主閃光発光装置及び増灯閃光発光装置の発光量を決定する発光量決定手段とを備えるので、被写界内において主要被写体のある調光領域に対して、主閃光発光装置及び増灯閃光発光装置のいずれも最適な発光量で閃光発光を行うことができ、自動的に適正露出で撮影することができる。
【0042】
(2)領域選択手段は、主予備測光値及び撮影距離に基づいて調光領域を選択するので、より正確に調光領域を選択することができる。
【0043】
(3)発光量決定手段は、照明比率設定部の設定条件に従い、主閃光発光装置及び増灯閃光発光装置の発光量を決定するので、照明効果を自由に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラの実施形態の構成を示す図である。
【図2】測光センサー5を用いた撮影画面の測光領域を示す図である。
【図3】本実施形態におけるカメラの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 撮影レンズ
2 絞り
3 距離検出装置
4 クイックリターンミラー
5 測光センサー
6 制御装置
10 主フラッシュライト
11 主発光管制御装置
12 主発光管
20 増灯フラッシュライト
21 増灯発光管制御装置
22 増灯発光管

Claims (6)

  1. 被写体を照明する装置であって本発光に先立って主予備発光を行う主閃光発光装置と、前記主閃光発光装置とは別の位置から被写体を照明する装置であって本発光に先立って増灯予備発光を行う少なくとも1つの増灯閃光発光装置と、
    を制御して増灯撮影可能なカメラであって、
    被写界を複数の領域に分割した分割測光領域ごとに測光値を出力する測光手段と、
    撮影距離を検出する撮影距離検出手段と、
    前記主予備発光時に前記測光手段により得られた主予備測光値及び/又は前記増灯予備発光時に前記測光手段により得られた増灯予備測光値と、前記撮影距離検出手段により検出された撮影距離とに基づいて、前記複数の分割測光領域の中から前記本発光時に調光を行なう調光領域を選択する領域選択手段と、
    前記主予備測光値及び前記増灯予備測光値のうちの少なくとも前記調光領域に関する測光値に基づいて、前記調光領域に対する前記主閃光発光装置及び前記増灯閃光発光装置の発光量を決定する発光量決定手段と、
    を備えるカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記領域選択手段は、前記主予備測光値及び前記撮影距離に基づいて調光領域を選択すること、
    を特徴とするカメラ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のカメラにおいて、
    前記主閃光発光装置と前記増灯閃光発光装置との前記調光領域に対する照明効果の比率を設定する照明比率設定部を備え、
    前記発光量決定手段は、前記照明比率設定部の設定条件に従い、前記主閃光発光装置及び前記増灯閃光発光装置の発光量を決定すること、
    を特徴とするカメラ。
  4. 被写体を照明する装置であって、本発光に先立って主予備発光を行う主閃光発光装置と、
    前記主閃光発光装置とは別の位置から被写体を照明する装置であって、本発光に先立って増灯予備発光を行う少なくとも1つの増灯閃光発光装置と、
    被写界を複数の領域に分割した分割測光領域ごとに測光値を出力する測光手段と、
    撮影距離を検出する撮影距離検出手段と、
    前記主予備発光時に前記測光手段により得られた主予備測光値及び/又は前記増灯予備発光時に前記測光手段により得られた増灯予備測光値と、前記撮影距離検出手段により検出された撮影距離とに基づいて、前記複数の分割測光領域の中から前記本発光時に調光を行なう調光領域を選択する領域選択手段と、
    前記主予備測光値及び前記増灯予備測光値のうちの少なくとも前記調光領域に関する測光値に基づいて、前記調光領域に対する前記主閃光発光装置及び前記増灯閃光発光装置の発光量を決定する発光量決定手段と、
    を備えるカメラの増灯撮影システム。
  5. 請求項4に記載のカメラの増灯撮影システムにおいて、
    前記領域選択手段は、前記主予備測光値及び前記撮影距離に基づいて調光領域を選択すること、
    を特徴とするカメラの増灯撮影システム。
  6. 請求項4又は請求項5に記載のカメラの増灯撮影システムにおいて、
    前記主閃光発光装置と前記増灯閃光発光装置との前記調光領域に対する照明効果の比率を設定する照明比率設定部を備え、
    前記発光量決定手段は、前記照明比率設定部の設定条件に従い、前記主閃光発光装置及び前記増灯閃光発光装置の発光量を決定すること、
    を特徴とするカメラの増灯撮影システム。
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